JPH06200165A - 付着力の向上した硬化性フッ素化オルガノシロキサン組成物 - Google Patents

付着力の向上した硬化性フッ素化オルガノシロキサン組成物

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JPH06200165A
JPH06200165A JP5239480A JP23948093A JPH06200165A JP H06200165 A JPH06200165 A JP H06200165A JP 5239480 A JP5239480 A JP 5239480A JP 23948093 A JP23948093 A JP 23948093A JP H06200165 A JPH06200165 A JP H06200165A
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silicon
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JP5239480A
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English (en)
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Michael J Watson
ジョン ワトソン マイケル
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Dow Silicones Corp
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Dow Corning Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/42Introducing metal atoms or metal-containing groups

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケイ素に結合したアルケニル基及びフッ素化
アルキル基を有するポリオルガノシロキサン、少なくと
も1種のオルガノ水素シロキサン硬化剤、白金含有ヒド
ロシリル化触媒、並びに通常のオルガノシロキサン付着
促進剤を含んでなるオルガノシロキサン組成物が硬化す
る際に発現される付着力を、実質的に向上させる。 【構成】 ポリオルガノシロキサンとして、アルケニル
置換されたシロキサン単位が一番近いフッ素含有シロキ
サン単位から少なくとも二つのジメチルシロキサン単位
により隔てられているものを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白金に触媒されるヒド
ロシリル化反応により硬化するオルガノシロキサン組成
物に関する。特許請求の範囲に記載された組成物の成分
のうちの一つは、ケイ素と結合したフッ素化された炭化
水素基を有し、且つ1分子当たりにケイ素と結合したア
ルケニル基を少なくとも二つ有するポリオルガノシロキ
サンである。本発明の硬化性オルガノシロキサン組成物
は、硬化の際にこの組成物と接触している種々の基材に
対する優れた付着力をもたらす。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】当該技
術分野におけるオルガノシロキサン組成物の欠点は、金
属類や合成有機ポリマー類に対する付着力が比較的乏し
いことである。これらの組成物の付着力を高めるための
一つの方法は、組成物を塗る前の基材表面にプライマー
を適用することである。炭素によってケイ素に結合され
る、アルケニル基、エポキシ基、アミノ基、アクリロキ
シ基あるいはメタクリロキシ基といったような有機官能
基を含有しているアルコキシシランは、これらのプライ
マー組成物の活性成分としてしばしば使用されている。
このシランに存在する有機官能基の種類は、少なくとも
一部分は基材の種類により定められる。
【0003】別のアプローチとして、この有機官能性シ
ラン成分を付着促進剤として硬化性オルガノシロキサン
組成物に単に直接加えることにより、プライマー組成物
を調製しそしてそれを基材に適用するという追加の工程
をなくすことができる。好ましい種類の付着促進剤は、
1分子当たりにケイ素と結合したアルコキシ基を1又は
2以上有し、且つ接着することを所望される基材と反応
性である官能基を少なくとも一つ有するシラン類又はオ
ルガノシロキサン類である。これらの官能基には、典型
的に、アルケニル基や、エチレン列不飽和基、例えば3
−メタクリオキシプロピル基のようなものや、エポキシ
基、例えばグリシドキシプロピル基のようなものが含め
られる。白金に触媒されるヒドロシリル化反応により硬
化するオルガノシロキサン組成物に対して使用するため
の付着促進剤の代表的な種類には、米国特許第4087
585号、第4082726号、第4311739号、
第4677161号、第4701503号、第4732
932号及び第4786701号各明細書に記載された
ものが含められる。これらの特許明細書の硬化性組成物
は、アルケニル基を少なくとも二つ有するポリオルガノ
シロキサン、オルガノ水素シロキサン、及び、典型的に
周期表の白金族の金属又はそのような金属の化合物であ
るヒドロシリル化触媒を含有してなる。
【0004】付着促進剤についてのこれらの特許明細書
に記載されている、アルケニル置換されたポリオルガノ
シロキサン及びオルガノ水素シロキサンのケイ素原子に
結合する炭化水素基は、1〜10の炭素原子を有し、そ
してこれらの炭化水素基はハロゲンで置換することがで
きる。しかしながらそれらの実例は、典型的に、ケイ素
と結合する炭化水素基としてメチル基を有するポリオル
ガノシロキサンとオルガノ水素シロキサンに限られてい
る。
【0005】本発明の発明者らは、ビニル基あるいは他
のアルケニル基を有するケイ素原子に隣合うケイ素原子
が例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基のような
フッ素化された炭化水素基と結合している場合、知られ
ている付着促進剤のうちのあるものを使用すると追加の
付着力が、たとえあるにしても、ほとんど得られないと
いうことを、思いも寄らぬことに見いだした。
【0006】そのような硬化性オルガノシロキサン組成
物は米国特許第4988758号明細書に記載されてい
る。これらの組成物の特徴は、ビニル置換されたケイ素
原子と、フッ素化された炭化水素基を有する一番近いケ
イ素原子との間に、平均して少なくとも二つのジメチル
シロキサン単位が存在することである。これらの組成物
は、ポリオルガノシロキサンと、白金含有ヒドロシリル
化触媒の存在下でのオルガノ水素シロキサンとの反応、
又は有機過酸化物との反応によって、硬化物質に変えら
れる。
【0007】米国特許第4988758号明細書に主張
されている利点には、アルケニル基を有するケイ素原子
がフッ素化された炭化水素基を有するケイ素原子と隣合
うポリオルガノシロキサンを含有している組成物に比べ
て硬化速度がより早いことが含まれている。この特許明
細書は、付着の問題を検討しておらず、あるいは、硬化
の際に当該オルガノシロキサン組成物と接触する基材に
対する付着力を向上させるために何らかの成分を使用す
ることを推奨していない。
【0008】本発明の目的は、アルケニル官能性ポリオ
ルガノシロキサンのケイ素原子の少なくとも20モル%
がフッ素化された炭化水素と結合しているオルガノシロ
キサン組成物が白金に触媒されるヒドロシリル化反応に
よって硬化する際に発現する、有機及び無機の基材に対
する付着力を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】この目的
は、オルガノシロキサン組成物のための通常の付着促進
剤を、アルケニル置換されたシロキサン単位がフッ素化
された炭化水素基を有する最も接近したシロキサン単位
から平均して少なくとも二つのジメチルシロキサン単位
により隔てられているフッ素化されたポリオルガノシロ
キサンを含有する硬化性組成物と組み合わせて使用する
ことによって達成される、ということが見いだされた。
【0010】本発明は、次に掲げる成分A〜Dを含んで
なる硬化性オルガノシロキサン組成物を提供する。 A.ケイ素に結合したアルケニル基を1分子当たりに少
なくとも二つ有するポリオルガノシロキサンであって、
シロキサン単位のうちの少なくとも20モル%がケイ素
と結合したペルフルオロアルキルエチル基を有し、そし
て上記のアルケニル基を有するケイ素原子が上記のペル
フルオロアルキルエチル基を有する最も接近したケイ素
原子から少なくとも二つのジメチルシロキサン単位によ
り隔てられているポリオルガノシロキサン。 B.ケイ素と結合した水素原子を1分子当たりに平均し
て少なくとも二つ有するオルガノ水素シロキサン。 C.周期表の白金族の金属とこれらの金属の化合物とか
ら選ばれる、当該組成物の硬化を促進するのに十分な量
のヒドロシリル化触媒。 D.炭素を介してケイ素に結合する有機官能性置換基を
少なくとも一つ有し、当該置換基がエポキシ、アミノ、
アルケニル基から選ばれるアルコキシ置換された有機ケ
イ素化合物、エチレン列不飽和カルボン酸のアルキルエ
ステル、又はこれらの酸から誘導されたポリマー。この
成分Dの濃度は、当該組成物と硬化の際に当該組成物と
接触する基材との付着を達成するのに十分な濃度であ
る。
【0011】本発明のオルガノシロキサン組成物の特徴
は、同じ付着促進剤を含有し、且つペルフルオロアルキ
ルエチル基を有するオルガノシロキサン単位がアルケニ
ル基に結合したケイ素原子と隣合っているポリオルガノ
シロキサンを含有してなる組成物と比較して、硬化の際
に発現される種々の基材に対する付着力が実質的に向上
することである。
【0012】本発明の付着促進剤は、ケイ素と結合した
アルコキシ基を少なくとも一つ有し、且つ、炭素を介し
てケイ素と結合し、エポキシ基、アミノ基、又は例えば
アルケニル、アクリロキシもしくはメタクリロキシ基の
ようなエチレン列不飽和基を有する、付着を促進する有
機官能性置換基を少なくとも一つ有する有機ケイ素化合
物である。
【0013】成分Aは、本発明の組成物によって発現さ
れる向上した付着力のもとになると考えられる特徴的な
ものである。もっと具体的に言えば、アルケニル基及び
フッ素化された炭化水素基を有するポリオルガノシロキ
サンの、当該アルケニル基を有する、式R1 2 SiO
又はR1 (R2 2 SiO1/2 で表すことができるケイ
素原子と、ペルフルオロアルキルエチル基を有する最も
接近したケイ素原子との間に、平均して少なくとも二つ
のジメチルシロキサン単位−(CH3 2 SiO−の存
在することが、本発明の本質である。これらの式におい
て、R1 は炭素原子数2〜8のアルケニル基を表し、R
2 は炭素原子数1又は2のアルキル基を表す。好ましく
は、R1 はビニル基又は5−ヘキセニル基、R2 はメチ
ル基である。
【0014】成分Aの好ましい態様は、ジオルガノシロ
キサン単位のうちの20〜95モル%がメチル−3,
3,3−トリフルオロプロピルシロキサン単位であり、
残りのジオルガノシロキサン単位はジメチルシロキサン
単位であって、末端単位はジメチルビニルシロキシ単位
であり、これらの末端単位が最も接近したフッ素含有シ
ロキサン単位から少なくとも二つのジメチルシロキサン
単位により隔てられているポリジオルガノシロキサンで
ある。好ましくは、単位のうちの少なくとも40モル%
はメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサ
ン単位である。
【0015】成分Aは、アルカリ金属化合物と、1分子
当たりに平均して6〜20のジメチルシロキサン単位を
有する、ジメチルビニルシロキシ単位を末端にもつポリ
ジメチルシロキサンである連鎖停止剤との存在下におい
て、対応するオリゴマーの環式ジシロキサンを重合させ
て調製することができる。もっと具体的な方法は米国特
許第4988758号明細書に記載されている。
【0016】成分Aの粘度は、自由に流動する液体の粘
度から半固体ガムの粘度までの範囲にわたることができ
る。0.1〜100,000Pa・s の範囲内の粘度が、
通常の加工装置により有用な物理的性質を示す硬化オル
ガノシロキサン物質を得るのに好ましい粘度である。
【0017】本発明のオルガノシロキサン組成物は、周
期表の白金族の金属又はそのような金属の化合物により
触媒されるヒドロシリル化反応によって硬化させられ
る。成分Bは、ケイ素と結合した水素原子を1分子当た
り平均して2個より多く有するオルガノ水素シロキサン
である。このオルガノ水素シロキサンは、1分子当たり
に4個程度から平均して20個までのケイ素原子を含有
し、そしてその粘度は25℃において10Pa・s までで
よく、あるいはもっと高くてもよい。この成分の繰返し
単位は、1又は2以上のモノオルガノシロキシ単位、ジ
オルガノシロキサン単位、トリオルガノシロキシ単位及
びSiO4/2 単位のほかに、HSiO1.5、R3 HSi
O、及び/又は(R3 2 HSiO0.5 単位を含むこと
ができる。これらの式において、各R3 は未置換の一価
の炭化水素基あるいはペルフルオロアルキルエチル基を
表す。
【0018】好ましい種類のオルガノ水素シロキサン
は、繰返し単位R3 HSiO及び(R 3 2 SiO単位
を有するコポリマーであって、R3 基がエチレン列不飽
和のないもので、且つ一価の炭化水素基とペルフルオロ
アルキルエチル基から個々に選ばれ、そして(R3 2
SiO単位がコポリマーの0.5〜50モル%を構成し
ているものである。この種類のコポリマーは、対応する
有機ケイ素ハロゲン化物、例えば塩化物の如きもの、あ
るいは対応するアルコキシドを含んでなる混合物、又は
対応する環式オルガノシロキサンと適当な連鎖停止剤と
の混合物の、制御された加水分解により調製することが
できる。本発明の好ましいオルガノ水素シロキサンを調
製するためのこれら及びそのほかの方法は、十分よく知
られており、この明細書で詳しく説明する必要はない。
好ましくは、フッ素化されていない炭化水素基はメチル
基であり、フッ素化された炭化水素基は3,3,3−ト
リフルオロプロピル基である。
【0019】本発明の組成物が適切に硬化するには、成
分AとBとが互いに混和性であることも必要である。
【0020】オルガノ水素シロキサンに存在しているケ
イ素と結合した水素原子のビニル基又は他のアルケニル
基に対するモル比、すなわちSiH/アルケニル比と称
されるものは、本発明の組成物から調製される硬化物質
の物理的性質を含めた、多数の考慮すべきことにより決
定される。SiH/アルケニル比は典型的には0.4〜
3.5である。特定の組成物にとって最適な比は、少な
くとも部分的には、成分A及びBの分子量により決めら
れる。この比の最適な範囲は、当業者が容易に決めるこ
とができる。
【0021】ケイ素と結合した水素原子を1分子当たり
に平均して2個より多く有するオルガノ水素シロキサン
のほかに、本発明の組成物は、ケイ素と結合する水素原
子を末端の位置にのみ有するポリオルガノシロキサン、
好ましくはポリジオルガノシロキサンを含有することも
できる。この種のオルガノ水素シロキサンは連鎖延長剤
と称され、成分Aの隣接分子間の架橋をもたらさない。
この連鎖延長剤は、硬化物質の硬さを低下させること及
び/又は伸びを増大させることが所望される場合に典型
的に存在する。
【0022】ヒドロシリル化反応は、周期表の白金族の
金属又はそのような金属の化合物である触媒の存在下に
おいて典型的に行われる。白金、ロジウム、及びこれら
の金属の化合物は、ヒドロシリル化反応を触媒すること
が示されている。
【0023】ヘキサクロロ白金酸のような白金化合物
や、特にこれらの化合物と比較的低分子量のビニル基含
有オルガノシロキサン化合物との錯体は、それらの活性
が高く、オルガノシロキサン反応物との相溶性があるた
め、好ましい触媒である。これらの錯体は、米国特許第
3419593号明細書に記載されている。
【0024】ケイ素と結合した炭化水素基がビニル基
と、メチル基かあるいは3,3,3−トリフルオロプロ
ピル基のどちらかとである、低分子量のオルガノシロキ
サンとの錯体は、少なくとも70℃の温度でエラストマ
ーが急速に硬化するのを触媒する能力があるため特に好
ましいものである。
【0025】触媒は、硬化性組成物100万部当たりの
白金族金属が1重量部ほどの少量に相当する量で存在す
ることができる。実用的な硬化速度を達成するために
は、硬化性組成物100万部当たり5〜50部の白金族
金属に相当する触媒濃度が好ましい。より高い濃度は硬
化速度をわずかに向上させるに過ぎず、従って、好まし
い触媒を使用する場合には特に、経済的に魅力があるも
のではない。
【0026】前述のビニル含有反応物、硬化剤及びヒド
ロシリル化触媒の混合物は、周囲温度で硬化を開始する
ことがある。より長い使用時間又は「ポットライフ」を
得るために、適当な抑制剤を添加して周囲条件下での触
媒の活性を阻止しあるいは抑えることができる。
【0027】知られている触媒抑制剤には、米国特許第
3445420号明細書に開示されたアセチレン列化合
物が含められる。2−メチル−3−ブチン−2−オール
のようなアセチレン列化合物が、白金族金属触媒の25
℃での活性を抑える抑制剤の好ましい種類を構成する。
これらの触媒を含有している組成物は、実用的な速度で
硬化するのに70℃以上の温度で加熱することを典型的
に必要とする。
【0028】周囲条件下での硬化性組成物の使用時間又
はポットライフを増加させることが所望される場合に
は、米国特許第3989667号明細書に記載されたタ
イプのオレフィン置換されたシロキサンを1又は2種以
上添加してこれを達成することができる。環式メチルビ
ニルシロキサンがより好ましいものである。
【0029】場合によっては、白金族金属1モル当たり
の抑制剤が1モル程度の低い抑制剤濃度が申し分のない
貯蔵安定性と硬化速度を与える。そのほかの場合には、
白金族金属1モル当たりの抑制剤が最高で500モルま
での抑制剤濃度が必要とされる。所定の組成物での所定
の抑制剤について最適な濃度は、日常的実験によってた
やすく決めることができ、本発明の一部分を構成するも
のではない。
【0030】抑制剤で所望される長期の貯蔵安定性が得
られない場合には、オルガノ水素シロキサン(成分B)
をヒドロシリル化触媒(成分C)から切離すことが必要
になろう。これは、硬化性組成物を、2又は3以上の容
器に詰め、成分Bと成分Cとを別々の容器に入れること
で果たすことができる。あるいはまた、触媒を、熱可塑
性又は熱硬化性有機ポリマーの層でもってマイクロカプ
セル化することができる。マイクロカプセル化された白
金含有ヒドロシリル化触媒を含有してなる硬化性組成物
は、米国特許第4766176号明細書に記載されてい
る。
【0031】成分Dは、本発明の組成物が硬化する際に
発現される付着力に寄与する。成分Dは、少なくとも一
つのアルコキシ基を含有し、且つ、エポキシ基、アミノ
基、アルケニル基から選ばれた有機官能基を少なくとも
一つ有する有機ケイ素化合物、エチレン列不飽和カルボ
ン酸のアルキルエステル、及びエチレン列不飽和カルボ
ン酸の単独重合又は共重合から得られるポリマーであ
る。これらの有機官能基は、全てが炭素を介してケイ素
に結合する。
【0032】適当な有機ケイ素化合物には、1分子当た
りに少なくとも一つの有機官能基と少なくとも二つのア
ルコキシ基を含むシラン類、これらのシラン類の加水分
解生成物及びポリオルガノシロキサン類が含められる。
好ましい有機ケイ素化合物はシラン類、及びこれらのシ
ラン類から得られる加水分解−縮合生成物又はポリマー
である。シラン類は、次の一般式で表すことができる。 (R4 a XSi(OR5 3-a この式で、R4 及びR5 は炭素原子数1〜4のアルキル
基を表し、Xはエポキシ基とエチレン列不飽和基とから
選択される。X基は炭素原子を介してケイ素と結合す
る。
【0033】有機官能性の有機ケイ素化合物は単独で使
用してもよく、あるいは付着促進剤に存在することがで
きる同じタイプの有機官能基を有するポリオルガノシロ
キサンと組み合わせて使用してもよい。特に好ましい組
み合わせは、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランのようなエポキシ置換されたシランと、1分子当た
りにケイ素と結合したビニル基を少なくとも1個そして
シラノール基を少なくとも1個有するポリオルガノシロ
キサンとの組み合わせである。このタイプの好ましい化
合物は末端にヒドロキシル基をもつ液体のポリメチルビ
ニルシロキサンである。この種の付着促進剤は米国特許
第4087585号明細書に記載されている。
【0034】本発明の組成物中に存在することができる
第二の種類の付着促進剤は、メタクリロキシ官能性アル
コキシシラン、例えばメタクリロキシプロピルトリメト
キシシランのようなものと、エチレン列の不飽和酸のエ
ステル、例えばメチルメタクリレートのようなものから
少なくとも部分的に得られたコポリマーである。これら
のコポリマーは、エチレン列不飽和化合物の遊離基重合
のための通常の方法を使って調製することができる。
【0035】成分Dは、本発明の組成物の成分のうちの
一つとして存在することができ、この場合それは組成物
の0.1〜10重量%を構成しよう。あるいはまた、こ
の成分は、成分A、B、Cと何らかの追加の任意的成分
を含有してなる本発明の硬化性組成物を適用するのに先
立ち基材上に塗布されるプライマー組成物に混入するこ
とができる。プライマー組成物は、典型的には、有機官
能性シラン、このシランのための加水分解−縮合触媒、
及び適当な揮発性溶媒を含有する。
【0036】本発明の組成物は、当該組成物又はその組
成物を硬化させて得られる物質の性質を改変するための
種々の追加成分を含有することができる。高レベルの引
張強さ並びにエラストマーに望ましい他の物理的性質を
得るために、硬化性組成物は補強用シリカ充填剤を含有
してもよい。この種の充填剤は典型的に、硬化性組成物
の加工処理を行う際の「クレーピング」又は「クレープ
硬化」と呼ばれる現象を防ぐため、1又は2以上の知ら
れているシリカ処理剤で処理される。
【0037】微細に分割された形態のいずれのシリカも
補強用充填剤として使用することができる。表面積が比
較的大きく、典型的に少なくとも50m2/gであることか
ら、コロイダルシリカがより好ましいものである。本発
明の方法で使用するためには、表面積が少なくとも20
0m2/gである充填剤が好ましい。コロイダルシリカは沈
降法又は煙霧(ヒューム)法で調製することができる。
シリカのこれらの好ましい種類は両方とも商業的に入手
可能である。
【0038】本発明の組成物で使用される微細に分割さ
れたシリカの量は、少なくとも部分的には、硬化したエ
ラストマーで所望される物理的性質により決定される。
液体である又はポンプで送ることのできるポリオルガノ
シロキサン組成物は典型的に、ポリジオルガノシロキサ
ンの重量を基準として5〜60重量%のシリカを含有す
る。この値は好ましくは20〜40%である。
【0039】シリカ処理剤は、典型的には、ケイ素に結
合したヒドロキシル基又は水の存在下で加水分解してヒ
ドロキシル基にすることのできる基を有する低分子量の
有機ケイ素化合物である。代表的な加水分解可能基に
は、塩素のようなハロゲン原子や、アミノ基、及びケイ
素と結合する窒素原子を有するそのほかの基が含まれ
る。
【0040】本発明の組成物は、R3 SiO1/2 単位、
R’R2 SiO1/2 単位、及びSiO4/2 単位から本質
的になる樹脂状オルガノシロキサンコポリマーを含有し
てもよい。ここで、Rは低級アルキル基を表し、R’は
アルケニル基を表す。これらのコポリマーは当該技術分
野でよく知られており、米国特許第2676182号明
細書に記載されている。
【0041】存在することができる追加の任意的成分に
は、石英、炭酸カルシウム及びケイソウ土といったよう
な増量用充填剤や、カーボンブラック、酸化チタン及び
酸化亜鉛といったような顔料や、紫外線吸収剤や、水和
した酸化アルミニウムのような難燃材料が含められる。
【0042】
【実施例】以下に掲げる例は本発明の硬化性オルガノシ
ロキサン組成物の態様を説明するものである。特に指定
がない限りは、これらの例における部数及び百分率は重
量によるものであり、また粘度は25℃で測定したもの
である。
【0043】例 1 次に掲げる成分を使用して本発明の硬化性組成物を調製
した。
【0044】・成分A1として、58モル%のメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサン単位、4
1モル%のジメチルシロキサン単位、1モル%のビニル
基を含有していて、12.1Pa・s の粘度を示す、ジメ
チルシロキサン/メチル−3,3,3−トリフルオロプ
ロピルシロキサンコポリマー63.6部。このポリマー
の末端原子団は式ViMe2 SiO(Me2 SiO)n
を示し、この式のViはビニル基を表し、Meはメチル
基を表し、nの値は2〜4である。成分A1は、連鎖停
止剤として1分子当たりに平均して8.8のジメチルシ
ロキサン単位を有する、ジメチルビニルシロキシ原子団
を末端にもつポリジメチルシロキサンの存在下での、対
応する環式シロキサンの塩基に触媒される重合により調
製した。
【0045】・成分A2として、成分A1と同じモル比
のシロキサン単位を含有していて、0.55Pa・s の粘
度を示す、ジメチルビニルシロキシ原子団を末端にもつ
ジメチルシロキサン/メチル−3,3,3−トリフルオ
ロプロピルシロキサンコポリマー7.0部。成分A1と
A2は同じ反応物を使用して調製された。
【0046】・成分Bとして、1分子当たりに平均して
5個のメチル水素シロキサン単位と3個のジメチルシロ
キサン単位を有し、ケイ素と結合した水素原子の含有量
が0.7〜0.8重量%である、トリメチルシロキシ原
子団を末端にもつジメチルシロキサン/メチル水素シロ
キサンコポリマー1.4部。
【0047】・白金含有ヒドロシリル化触媒(成分C)
として、ヘキサクロロ白金酸と sym−テトラメチルジビ
ニルジシロキサンとの反応生成物を、白金含有量を0.
62重量%とするのに十分な量の、ジメチルビニルシロ
キシ原子団を末端にもつポリジメチルシロキサンで希釈
したもの0.2部。
【0048】・補強用充填剤として、トリメチルシロキ
シ原子団とジメチルビニルシロキシ原子団を含むよう処
理されたヒュームドシリカ22.2部。
【0049】・顔料として、0.74部の酸化亜鉛、
1.83部の酸化チタン、及び0.74部のカーボンブ
ラック。
【0050】・白金触媒抑制剤として、0.24部の環
式ジメチルシロキサンテトラマー、及び0.06部の1
−エチニルシクロヘキサノール。
【0051】・第一の付着促進剤として、2部の3−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン。この付着促進
剤を含有している組成物を組成物Aと呼ぶことにする。
そして第二の付着促進剤として、1分子当たりに平均し
て95個のメチルメタクリレート単位、5個の3−トリ
メトキシシリルプロピルメタクリレート単位、及び1個
の3−メトキシシリルメルカプト末端単位を有するコポ
リマーの15重量%酢酸エチル溶液。このコポリマーは
0.3重量%の濃度で存在していた。この付着促進剤を
含有している組成物を組成物Bと呼ぶことにする。
【0052】本発明の硬化性組成物Aをアルミニウムパ
ネルの上に厚さ0.06インチ(0.15cm)の層とし
て塗布し、また組成物Bを同じようにしてガラスパネル
の上に塗布した。硬化性組成物の層を、パネルよりも長
くて幅が0.5インチ(1.3cm)の、120メッシュ
(0.125mm)のステンレス鋼の金網で覆った。この
金網に、厚さ0.06インチ(0.15cm)の硬化性組
成物の層を塗布した。得られた複合体を100℃の温度
で16時間加熱してオルガノシロキサン組成物を硬化さ
せ、次いで周囲条件下に少なくとも24時間とどめた。
【0053】硬化した組成物の剥離強さを、ステンレス
鋼の金網の露出された未被覆の部分を180度の角度に
曲げ、金網の未被覆の端部及びこの金網の未被覆部分に
隣接するアルミニウムパネル又はガラスパネルの端部を
引張試験機のあごに固定し、パネルから金網を剥がすの
に十分な力をかけて測定した。パネルから金網を剥がす
のに要した力と破壊のタイプ(接着破壊又は凝集破壊)
を表1に示す。
【0054】比較のために、付着促進剤(成分D)を省
いたことを除いて組成物A及びBと同じ種類及び量の成
分を含有してなる硬化性組成物(以下において組成物C
と呼ぶ)を調製し、アルミニウムパネル上に塗布し、硬
化させて、この例の前の部分で説明したように剥離強さ
についての試験を行った。この付着力試験の結果も表1
に示される。
【0055】 表 1 組 成 物 剥離強さ( ppi // kN/m) 破壊のタイプ A(アルミニウム) 21.4 // 3.7 凝集破壊 B(ガラス) 19.4 // 3.4 凝集破棄 C(アルミニウム) 6.1 // 1.1 接着破壊
【0056】例 2 この例は、本発明の硬化した組成物が、ビニル含有ポリ
ジオルガノシロキサンが末端単位と第一のフッ素含有オ
ルガノシロキサン単位との間に少なくとも二つのジメチ
ルシロキサン単位を含まないものである組成物と比較し
て優れた付着力を示すことを証明する。
【0057】先の例1で説明した組成物Aの成分を均質
に混ぜ合わせて、本発明の組成物(組成物D)を調製し
た。但し、付着促進剤は、グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン1部と、ケイ素に結合したヒドロキシル基
を4重量%含有する、ヒドロキシル基を末端基とするポ
リメチルビニルシロキサン1部から本質的になるもので
あった。
【0058】次に掲げる成分を均質に混ぜ合わせて、比
較の目的で使用する硬化性オルガノシロキサン組成物
(組成物E)を調製した。
【0059】・約67,800cps(67.8Pa・s)の粘
度を示す、末端にジメチルビニルシロキシ原子団をもつ
ポリメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキ
サン72.11部。
【0060】・約1,145cps(1.145Pa・s)の粘
度を示す、末端にジメチルビニルシロキシ原子団をもつ
ポリメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキ
サン5.86部。
【0061】・ヒドロシリル化触媒として、ヘキサクロ
ロ白金酸と、末端にジメチルビニルシロキシ原子団をも
つ液体ポリ(メチル−3,3,3−トリフルオロプロピ
ル)シロキサンとの反応で調製された、0.67%の白
金を含有する錯体0.12部。
【0062】・酸化亜鉛0.62部。 ・二酸化チタン1.95部。 ・ジメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキ
シ原子団及びジメチルビニルシロキシ原子団を含むヒュ
ームドシリカ14.84部。 ・下記の平均式で表されるオルガノ水素シロキサン架橋
反応物1.86部。
【0063】
【化1】
【0064】・白金触媒抑制剤として、メチルブチノー
ル0.02部。 ・カーボンブラック0.63部。 ・付着促進剤として、グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン1部、及びケイ素に結合したヒドロキシル基を
4重量%含有する、ヒドロキシル基を末端基とするポリ
メチルビニルシロキサン1部。
【0065】得られた硬化性組成物D及びEを、例1で
説明したように塗布し、硬化させ、そして付着力につい
ての試験を行った。この評価の結果は表2のとおりであ
った。
【0066】 表 2 組成物 剥離強さ( ppi // kN/m) 破壊のタイプ D 17.4 // 3.045 35%凝集破壊、65%接着破壊(パネル からでなく、金網から) E 8.3 // 1.45 100 %接着破壊(パネルから)
【0067】ここで、接着破壊というのは、硬化した組
成物が基材−組成物界面で基材から分離することであ
る。凝集破壊というのは、基材のところではなく硬化し
た組成物の範囲内で分離することである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次に掲げる成分A〜Dを含んでなる硬化
    性オルガノシロキサン組成物。 A.ケイ素に結合したアルケニル基を1分子当たりに少
    なくとも二つ有するポリオルガノシロキサンであって、
    シロキサン単位のうちの少なくとも20モル%がケイ素
    と結合したペルフルオロアルキルエチル基を有し、そし
    て上記のアルケニル基を有するケイ素原子が上記のペル
    フルオロアルキルエチル基を有する最も接近したケイ素
    原子から少なくとも二つのジメチルシロキサン単位によ
    り隔てられているポリオルガノシロキサン B.ケイ素と結合した水素原子を1分子当たりに平均し
    て少なくとも二つ有し、成分Aのアルケニル基に対する
    成分Bの水素原子のモル比が0.4〜3.5の範囲内で
    あるオルガノ水素シロキサン C.周期表の白金族の金属とこれらの金属の化合物とか
    ら選ばれ、当該硬化性オルガノシロキサン組成物100
    万部当たりの白金族金属が1〜50部に相当する範囲内
    の量の、白金含有ヒドロシリル化触媒 D.炭素を介してケイ素に結合する有機官能性置換基を
    少なくとも一つ有し、当該置換基がエポキシ、アミノ、
    アルケニル基から選ばれるアルコキシ置換された有機ケ
    イ素化合物、エチレン列不飽和カルボン酸のアルキルエ
    ステル、又はこれらの酸から誘導されたポリマーであっ
    て、当該硬化性組成物の総重量を基準にして0.1〜1
    0重量%の量の付着促進剤
  2. 【請求項2】 前記付着促進剤が1分子当たりに少なく
    とも3個のアルコキシ基を含み、前記ポリオルガノシロ
    キサンが、ジオルガノシロキサン単位のうちの40〜9
    5モル%がメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル
    シロキサンであり、残りのジオルガノシロキサン単位は
    ジメチルシロキサンであって、末端単位がジメチルビニ
    ルシロキシであるポリジオルガノシロキサンであり、そ
    して前記オルガノ水素シロキサンに存在しているケイ素
    と結合した有機基がメチル基と3,3,3−トリフルオ
    ロプロピル基から選ばれる、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記付着促進剤に存在する有機官能性置
    換基が3−グリシドキシプロピル基、エポキシシクロヘ
    キシル基、ビニル基、3−アクリロキシプロピル基及び
    3−メタクリロキシプロピル基から選ばれる、請求項2
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】 3−グリシドキシプロピル又はエポキシ
    シクロヘキシル置換基を有する付着促進剤が、ケイ素と
    結合したビニル基を1分子当たりに少なくとも一つ有す
    る、シラノール原子団を末端にもつ液体ポリジメチルシ
    ロキサンと一緒に存在している、請求項3記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記付着促進剤がメタクリロキシ官能性
    アルコキシシランとエチレン列の不飽和酸のエステルと
    から少なくとも部分的に得られたコポリマーである、請
    求項2記載の組成物。
JP5239480A 1992-09-25 1993-09-27 付着力の向上した硬化性フッ素化オルガノシロキサン組成物 Pending JPH06200165A (ja)

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