JPH06200124A - 封止用エポキシ樹脂成形材料 - Google Patents
封止用エポキシ樹脂成形材料Info
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- JPH06200124A JPH06200124A JP133993A JP133993A JPH06200124A JP H06200124 A JPH06200124 A JP H06200124A JP 133993 A JP133993 A JP 133993A JP 133993 A JP133993 A JP 133993A JP H06200124 A JPH06200124 A JP H06200124A
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- Japan
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- epoxy resin
- sealing
- molding material
- resin molding
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- Pending
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高熱伝導性、高耐湿性、成形性に優れた封止
用エポキシ樹脂成形材料を提供することを目的とする。 【構成】 純度99.5重量%以上、Na2 Oが0.3
重量%以下、抽出水のナトリゥムイオンが10ppm以
下、塩素イオンが3ppm以下で平均粒径5〜60ミク
ロンのαアルミナとシリカとを含有したことを特徴とす
る封止用エポキシ樹脂成形材料。
用エポキシ樹脂成形材料を提供することを目的とする。 【構成】 純度99.5重量%以上、Na2 Oが0.3
重量%以下、抽出水のナトリゥムイオンが10ppm以
下、塩素イオンが3ppm以下で平均粒径5〜60ミク
ロンのαアルミナとシリカとを含有したことを特徴とす
る封止用エポキシ樹脂成形材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気部品、電子部品、半
導体素子等を封止するための、封止用エポキシ樹脂成形
材料に関するものである。
導体素子等を封止するための、封止用エポキシ樹脂成形
材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気、電子機器の高性能化、高信
頼性、生産性向上のため、プラスチックによる封止が行
われているが、充填剤として広く用いられている結晶シ
リカを用いると高熱伝導性は向上するといっても、熱伝
導率は60Kcal/cm.sec.℃で頭打ちとな
り、成形性が低下するという問題があった。
頼性、生産性向上のため、プラスチックによる封止が行
われているが、充填剤として広く用いられている結晶シ
リカを用いると高熱伝導性は向上するといっても、熱伝
導率は60Kcal/cm.sec.℃で頭打ちとな
り、成形性が低下するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、従来材料の高熱伝導性は限界がある。本発明は従
来の技術における上述の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは高熱伝導性、高耐湿性、成
形性に優れた封止用エポキシ樹脂成形材料を提供するこ
とにある。
うに、従来材料の高熱伝導性は限界がある。本発明は従
来の技術における上述の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは高熱伝導性、高耐湿性、成
形性に優れた封止用エポキシ樹脂成形材料を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は純度99.5重
量%(以下単に%と記す)以上、Na2 Oが0.3%以
下、抽出水のナトリゥムイオンが10ppm以下、塩素
イオンが3ppm以下で平均粒径が5〜60ミクロンの
αアルミナと、シリカとを含有したことを特徴とする封
止用エポキシ樹脂成形材料のため、上記目的を達成する
ことが出来たもので、以下本発明を詳細に説明する。
量%(以下単に%と記す)以上、Na2 Oが0.3%以
下、抽出水のナトリゥムイオンが10ppm以下、塩素
イオンが3ppm以下で平均粒径が5〜60ミクロンの
αアルミナと、シリカとを含有したことを特徴とする封
止用エポキシ樹脂成形材料のため、上記目的を達成する
ことが出来たもので、以下本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明に用いるエポキシ樹脂は、ビスフェ
ノ−ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノ−ルF型エポキシ
樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、可撓性エポキシ樹
脂、ハロゲン化エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エ
ポキシ樹脂、高分子型エポキシ樹脂等のようにエポキシ
樹脂全般を用いることができる。無機質充填剤としては
純度99.5%以上、Na2 Oが0.3%以下、抽出水
のナトリゥムイオンが10ppm以下、塩素イオンが3
ppm以下で平均粒径が5〜60ミクロンのαアルミナ
と、シリカとを用いることが必要で結晶シリカを用いる
ことが好ましい。αアルミナと、シリカの添加量は全量
の60〜90%が好ましい。即ち60%未満では高熱伝
導性が低下し、90%をこえると成形性が低下する傾向
にあるからである。αアルミナ量は無機質充填剤量の5
0%以上であることが好ましい。架橋剤及び又は硬化剤
としてはフェノ−ル樹脂、イソシアネート、アミン系硬
化剤、酸無水物、ルイス酸錯化合物等が用いられ特に限
定しない。必要に応じて用いられる硬化促進剤として
は、リン系及び又は3級アミン系硬化促進剤等を用いる
ことが出来る。離型剤は特に限定しない。かくして上記
材料を配合、混合、混練、粉砕し更に必要に応じて造粒
して封止用エポキシ樹脂成形材料を得るものである。更
に該封止用成形材料の成形については、圧縮成形、トラ
ンスフアー成形、射出成形等で封止成形するものであ
る。
ノ−ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノ−ルF型エポキシ
樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、可撓性エポキシ樹
脂、ハロゲン化エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エ
ポキシ樹脂、高分子型エポキシ樹脂等のようにエポキシ
樹脂全般を用いることができる。無機質充填剤としては
純度99.5%以上、Na2 Oが0.3%以下、抽出水
のナトリゥムイオンが10ppm以下、塩素イオンが3
ppm以下で平均粒径が5〜60ミクロンのαアルミナ
と、シリカとを用いることが必要で結晶シリカを用いる
ことが好ましい。αアルミナと、シリカの添加量は全量
の60〜90%が好ましい。即ち60%未満では高熱伝
導性が低下し、90%をこえると成形性が低下する傾向
にあるからである。αアルミナ量は無機質充填剤量の5
0%以上であることが好ましい。架橋剤及び又は硬化剤
としてはフェノ−ル樹脂、イソシアネート、アミン系硬
化剤、酸無水物、ルイス酸錯化合物等が用いられ特に限
定しない。必要に応じて用いられる硬化促進剤として
は、リン系及び又は3級アミン系硬化促進剤等を用いる
ことが出来る。離型剤は特に限定しない。かくして上記
材料を配合、混合、混練、粉砕し更に必要に応じて造粒
して封止用エポキシ樹脂成形材料を得るものである。更
に該封止用成形材料の成形については、圧縮成形、トラ
ンスフアー成形、射出成形等で封止成形するものであ
る。
【0006】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】
【実施例1と2及び比較例1と2】表1の配合表に従っ
て材料を配合、混合、混練、粉砕して封止用エポキシ樹
脂成形材料を得たが、エポキシ樹脂としてはビスフェノ
−ルA型エポキシ樹脂を、αアルミナとしては純度9
9.8%、Na2 Oが0.1%、抽出水のナトリゥムイ
オンが5ppm、塩素イオンが2ppmで平均粒径が1
5〜20ミクロンのものを、フェノ−ル樹脂としてはノ
ボラック型フエノール樹脂を用いた。次に該封止用成形
材料をトランスファー成形機を用いて金型温度175
℃、成形圧力50Kg/cm2 、硬化時間3分間で素子
を封止成形した。
て材料を配合、混合、混練、粉砕して封止用エポキシ樹
脂成形材料を得たが、エポキシ樹脂としてはビスフェノ
−ルA型エポキシ樹脂を、αアルミナとしては純度9
9.8%、Na2 Oが0.1%、抽出水のナトリゥムイ
オンが5ppm、塩素イオンが2ppmで平均粒径が1
5〜20ミクロンのものを、フェノ−ル樹脂としてはノ
ボラック型フエノール樹脂を用いた。次に該封止用成形
材料をトランスファー成形機を用いて金型温度175
℃、成形圧力50Kg/cm2 、硬化時間3分間で素子
を封止成形した。
【0008】
【表1】
(重量部) 実施例1と2及び比較例1と2の性能は、表2のようで
ある。高熱伝導性は熱伝導率cal/cm.sec.
℃.×10-4で、高耐湿性はリード材質42アロイ、評
価用リード鍍金材質クロムのリード密着性でKg単位
で、成形性は金型離型力でKg単位である。
(重量部) 実施例1と2及び比較例1と2の性能は、表2のようで
ある。高熱伝導性は熱伝導率cal/cm.sec.
℃.×10-4で、高耐湿性はリード材質42アロイ、評
価用リード鍍金材質クロムのリード密着性でKg単位
で、成形性は金型離型力でKg単位である。
【0009】
【表2】
【0010】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されている。
特許請求の範囲に記載した構成を有する封止用エポキシ
樹脂成形材料においては、成形性を維持したうえで熱伝
導性、耐湿性が向上する効果を有し本発明の優れている
ことを確認した。
特許請求の範囲に記載した構成を有する封止用エポキシ
樹脂成形材料においては、成形性を維持したうえで熱伝
導性、耐湿性が向上する効果を有し本発明の優れている
ことを確認した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 3/36 H01L 23/29 23/31
Claims (2)
- 【請求項1】 純度99.5重量%以上、Na2 Oが
0.3重量%以下、抽出水のナトリゥムイオンが10p
pm以下、塩素イオンが3ppm以下で平均粒径が5〜
60ミクロンのαアルミナと、シリカとを含有したこと
を特徴とする封止用エポキシ樹脂成形材料。 - 【請求項2】 シリコン変性エポキシ樹脂及び又はシリ
コン変性フェノ−ル樹脂を含有したことを特徴とする請
求項1に記載の封止用エポキシ樹脂成形材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP133993A JPH06200124A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP133993A JPH06200124A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200124A true JPH06200124A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=11498744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP133993A Pending JPH06200124A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06200124A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6625037B2 (en) | 1997-11-25 | 2003-09-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Printed circuit board and method manufacturing the same |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01190748A (ja) * | 1988-01-26 | 1989-07-31 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物 |
JPH0243279A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-13 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
JPH02168654A (ja) * | 1988-12-21 | 1990-06-28 | Nitto Denko Corp | 半導体装置 |
JPH03719A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂組成物 |
JPH03718A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂組成物 |
JPH04253759A (ja) * | 1991-02-04 | 1992-09-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP133993A patent/JPH06200124A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01190748A (ja) * | 1988-01-26 | 1989-07-31 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物 |
JPH0243279A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-13 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
JPH02168654A (ja) * | 1988-12-21 | 1990-06-28 | Nitto Denko Corp | 半導体装置 |
JPH03719A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂組成物 |
JPH03718A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂組成物 |
JPH04253759A (ja) * | 1991-02-04 | 1992-09-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6625037B2 (en) | 1997-11-25 | 2003-09-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Printed circuit board and method manufacturing the same |
US7068519B2 (en) | 1997-11-25 | 2006-06-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Printed circuit board and method manufacturing the same |
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