JPH0619938A - 製品棚卸方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 在庫品の保管ロケーションごとの在庫情報を
自動的に集計し、棚卸票として出力することが可能な製
品棚卸方式を得ることを目的とする。 【構成】 在庫品に貼付けられたバーコード化製品番号
または保管の単位となるパレットに貼付けられたバーコ
ード化パレット番号をバーコードリーダを使って入力す
るステップ、入力したバーコード化情報を計算機の記憶
装置に伝送するステップ、入力した製品が存在する保管
ロケーションをキーボードから入力するステップを含
む。 【効果】 棚卸作業が正確かつスピーディーに行える効
果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、バーコード化情報を
用いて在庫品の調査および集計を行い、棚卸票として出
力する製品棚卸方式に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来の製品棚卸方式の概念を示す
図であり、図において、１は計算機であり、手作業によ
って作成されて入力された在庫品の種類等を示すタグ表
の内容をもとに、種類ごとの台数を集計して結果出力す
るものである。

【０００３】次に動作について、図４のフローチャート
を参照しながら説明する。処理内容は大きく、在庫調査
部２、在庫集計部３、およびチェック修正部４に分類さ
れる。まず、在庫調査部２においてパレットに積載され
ている製品の種類と台数を数え（２ａ）、製品の種類ご
とに台数をタグ表に記入する（２ｂ）。このタグ表は２
つに切り離されるようになっており、それぞれに同じラ
ンニングＮＯが記載されている。台数を記入したタグ表
は、その半分を積載しているパレットに貼付け（２
ｃ）、残り半分に検認を行う（２ｄ）。次に、在庫集計
部３において在庫調査部２で作成されたタグ表を製品の
種類別に仕分けし（３ａ）、タグ表の内容を１枚ずつ計
算機１に入力する（３ｂ）。計算機１は入力データを集
計して製品の種類ごとの台数をカウントし（３ｃ）、集
計結果をリスト出力する（３ｄ）。最後に、チェック修
正部４において、在庫リストと在庫集計部３によって出
力された集計リストとの比較チェックを行い（４ａ）、
台数に差がある場合は現物確認して（４ｂ）、修正を行
う（４ｃ）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の製品棚卸方式は
以上のようになされているので、すべての在庫品につい
て一つずつ調査する必要があるうえに、種類および台数
の調査、調査結果の計算機への入力、およびリストチェ
ックの処理をすべて手作業で行わなければならず、在庫
品の集計に多大な時間と労力が必要なため棚卸作業が停
滞するうえに、調査や入力作業のミスが生じるなどの問
題点があった。

【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、製品の在庫品の調査および集計
をスピーディーかつ正確に行え、保管ロケーションごと
の棚卸票を出力できる製品棚卸方式を提供することを目
的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】在庫品に貼付けられたバ
ーコード化製品番号またはパレットに貼付けられたバー
コード化パレット番号をバーコードリーダを使って入力
するステップ、入力した製品番号またはパレット番号を
上記記憶装置に伝送するステップ、入力した製品番号ま
たはパレット番号に対応する在庫品が存在する保管ロケ
ーションをキーボードから入力するステップを含んだも
のである。

【０００７】

【作用】この発明における製品棚卸方式では、製品番号
をバーコードリーダを使って入力し、入力した製品が存
在する保管ロケーションをキーボードから入力すること
によって、保管ロケーションごとの製品の種類と台数と
を棚卸票として出力できる。

【０００８】

【実施例】

実施例１．以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１において、５はバーコードリーダであり、６
はバーコードリーダ５で読み取ったデータを格納する第
１の記憶装置でＲＡＭ（Random Access Memory）により
構成されている。７はバーコードリーダに内蔵され、デ
ータ長やダブリ等をチェックするプログラムを格納する
第２の記憶装置でＲＯＭ（Read Only Memory）を使用し
ている。８はバーコードリーダ５で収集したデータをマ
ルチワークステーションの第３の記憶装置（固定ディス
ク）１０に伝送するために接続されたマルチインターフ
ェイスである。９はマイクロプロセッサを使用した中央
演算装置である。固定ディスク１０は、収集したデータ
を格納したり、システムを制御する制御プログラム、デ
ータを処理する処理プログラム、およびデータベースを
管理するコントロールデータファイルを格納している。
また、１１は入力データ等を表示するＣＲＴ、１２は保
管ロケーションや集計指示等を入力するキーボード、１
３は集計結果を棚卸票として出力するためのプリンタで
ある。

【０００９】次に動作について、図２の処理フロー図を
参照しながら説明する。まず在庫調査システム１４にお
いて、ペン型バーコードリーダ５を使って製品に貼付け
てあるバーコード化製品番号を一旦ＲＡＭ６に入力する
（１４ａ）。固定ディスク１０には在庫集計のプログラ
ムが格納してあり、キーボード１２から製品が実際に保
管されている棚を示す保管ロケーションを入力する（１
４ｂ）と同時にＲＡＭ６の製品番号情報をマルチインタ
ーフェイス８を介して入力することにより、一つの保管
ロケーションに存在する製品の情報（集計在庫情報）が
作成される。また、在庫調査システム１４において、パ
レットに貼付けてあるバーコード化パレット番号を入力
した場合は、後述のパレット積載情報をもとにそのパレ
ットに載っているすべての製品の情報を得て、そのパレ
ットが存在する保管ロケーションをキーボードから入力
することにより、上記同様、保管ロケーションごとの集
計在庫情報が作成される。ここで上記パレット積載情報
について説明する。製品が倉庫に入庫される際に、製品
に貼付けられているバーコード化製品番号をバーコード
リーダを使って入力しながらひとつのパレットに載せて
いき、該パレット分の製品番号入力完了時点で計算機に
合図を送ることにより、該パレットにパレット番号が自
動的に採番され、そのパレットに載っている製品の情報
が記憶される。この情報がパレット積載情報であり、こ
の時採番されたパレット番号はバーコード化されてテー
プとなって出力し、該パレットに貼付けられている。

【００１０】次に在庫集計システム１５では、在庫調査
システム１４で作成された集計在庫情報をもとに、保管
ロケーションごとの製品の種類および台数の情報を棚卸
票として作成しプリンタ１３から出力することができる
（１５ａ）。また、バーコード化されたパレット番号を
バーコードリーダを使って入力するだけで、それに積載
されている全ての製品の種類および台数がリスト出力で
きる。最後にチェック修正システム１６において、集計
出力された棚卸票と在庫リストとを比較し、差がある場
合は製品を確認したあとキーボード１２から修正データ
を入力する。この場合、保管ロケーションごとの棚卸票
でチェックすることができるので、棚卸の担当者がすぐ
にわかり製品の確認も迅速にできる。この修正によって
固定ディスクに格納された集計在庫情報が書きかえられ
る。

【００１１】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば在庫品
の製品番号または保管の単位となるパレットの番号をバ
ーコードリーダを使って入力し、それらの在庫品が存在
する保管ロケーションをキーボードから入力できるよう
にしたので、保管ロケーションごとの棚卸票を出力する
ことができ、棚卸作業が正確かつスピーディーに行える
効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例による製品棚卸方式を実現
する機器構成を示す図である。

【図２】この発明の一実施例による処理を示すフローチ
ャートである。

【図３】従来の製品棚卸方式の概念を示す図である。

【図４】従来の製品棚卸方式による処理を示すフローチ
ャートである。

【符号の説明】

５ バーコードリーダ ８ マルチインターフェイス ９ 中央処理装置 １０ 固定ディスク １２ キーボード １３ プリンタ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 在庫品の種類ごとの台数等を調査して計
   算機の記憶装置に入力し、調査結果を棚卸票として出力
   し、在庫リストとの整合を確認する製品棚卸方式におい
   て、 在庫品に貼付けられたバーコード化製品番号またはパレ
   ットに貼付けられたバーコード化パレット番号をバーコ
   ードリーダを使って入力するステップ、入力した製品番
   号またはパレット番号を上記記憶装置に伝送するステッ
   プ、入力した製品番号またはパレット番号に対応する在
   庫品が存在する保管ロケーションをキーボードから入力
   するステップを含み、保管ロケーションごとの製品の種
   類と台数とを棚卸票として出力できるようにしたことを
   特徴とする製品棚卸方式。