JPH06198900A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH06198900A JPH06198900A JP34885692A JP34885692A JPH06198900A JP H06198900 A JPH06198900 A JP H06198900A JP 34885692 A JP34885692 A JP 34885692A JP 34885692 A JP34885692 A JP 34885692A JP H06198900 A JPH06198900 A JP H06198900A
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- ink
- ink tank
- tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノズル高さに対するインクタンクのインク液
面を一定にすることによって、インク供給圧力を一定に
する。 【構成】 1)インクを吐出するインク吐出部と、大気開
放部を有するインクタンクと、インク吐出の際に前記イ
ンク吐出部と前記インクタンクをインクで連通するイン
ク流路を有し、前記インクタンクを、上方向へ押圧する
弾性部材を有すること 2)インクタンクの断面積が底面
にいくに従って大きくなること 3)前記インクタンクの
高さ方向の位置検出手段を有することを特徴とする。
面を一定にすることによって、インク供給圧力を一定に
する。 【構成】 1)インクを吐出するインク吐出部と、大気開
放部を有するインクタンクと、インク吐出の際に前記イ
ンク吐出部と前記インクタンクをインクで連通するイン
ク流路を有し、前記インクタンクを、上方向へ押圧する
弾性部材を有すること 2)インクタンクの断面積が底面
にいくに従って大きくなること 3)前記インクタンクの
高さ方向の位置検出手段を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、より詳細にはインクジェット記録装置のイン
クタンクに関する。
置に関し、より詳細にはインクジェット記録装置のイン
クタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置のインクタンク
のインク液面を制御する方法が、特開昭55−5872
号公報および実開昭62−94039号公報に示されて
いる。
のインク液面を制御する方法が、特開昭55−5872
号公報および実開昭62−94039号公報に示されて
いる。
【0003】図15に、特開昭55−5872号公報に
示された構成を示す。図15は、外筒14内にインク袋
15を有し、インクの減少と共にインク袋15が収縮し
てインクタンク内の圧力を一定にするものであった。
示された構成を示す。図15は、外筒14内にインク袋
15を有し、インクの減少と共にインク袋15が収縮し
てインクタンク内の圧力を一定にするものであった。
【0004】図16に、実開昭62−94039号公報
の構成を示す。図16は、液面センサからの信号により
液面制御手段を介し、インクタンク昇降手段を制御する
ものであった。
の構成を示す。図16は、液面センサからの信号により
液面制御手段を介し、インクタンク昇降手段を制御する
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の従来技
術では、インクに犯されないインク袋材質の選定が困難
であり、インクエンド検出が困難または不正確であると
いう問題点を有する。
術では、インクに犯されないインク袋材質の選定が困難
であり、インクエンド検出が困難または不正確であると
いう問題点を有する。
【0006】また、後者の従来技術では、制御された液
面高さは、液面センサの検出誤差が含まれ不正確である
という問題点を有する。さらに、動力装置および制御装
置が必須であり、装置の複雑化およびコストアップを招
くという問題点を有する。
面高さは、液面センサの検出誤差が含まれ不正確である
という問題点を有する。さらに、動力装置および制御装
置が必須であり、装置の複雑化およびコストアップを招
くという問題点を有する。
【0007】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、動力、制御装置お
よびインク液面センサがないにもかかわらず、記録ヘッ
ドへのインク供給圧力を一定に保ち、精密なインクエン
ド検出ができるインクジェット記録装置を提供すること
にある。換言すれば、シンプルな構成であるにもかかわ
らず、インクがなくなるまで安定したインク吐出ができ
るインクジェット記録装置を提供することにある。
るもので、その目的とするところは、動力、制御装置お
よびインク液面センサがないにもかかわらず、記録ヘッ
ドへのインク供給圧力を一定に保ち、精密なインクエン
ド検出ができるインクジェット記録装置を提供すること
にある。換言すれば、シンプルな構成であるにもかかわ
らず、インクがなくなるまで安定したインク吐出ができ
るインクジェット記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクを吐出
するインク吐出部と、大気開放部を有するインクタンク
と、前記インク吐出部と前記インクタンクを連通するイ
ンク流路を有し、前記インクタンクを、上方向へ押圧す
る弾性部材を有することを特徴とする。また、上記イン
クタンクの水平方向の断面積が底面にいくに従って大き
くなることを特徴とする。さらに、上記インクタンクの
高さ方向の位置検出手段を有することを特徴とする。
するインク吐出部と、大気開放部を有するインクタンク
と、前記インク吐出部と前記インクタンクを連通するイ
ンク流路を有し、前記インクタンクを、上方向へ押圧す
る弾性部材を有することを特徴とする。また、上記イン
クタンクの水平方向の断面積が底面にいくに従って大き
くなることを特徴とする。さらに、上記インクタンクの
高さ方向の位置検出手段を有することを特徴とする。
【0009】
【実施例】本発明によるインクジェット記録装置の一実
施例として、転写媒体上へインクを吐出し転写媒体上の
インクを被記録材へ転写するインクジェット記録装置を
述べる。図1は本発明によるインクジェット記録装置の
一実施例の構成を示す斜視図である。
施例として、転写媒体上へインクを吐出し転写媒体上の
インクを被記録材へ転写するインクジェット記録装置を
述べる。図1は本発明によるインクジェット記録装置の
一実施例の構成を示す斜視図である。
【0010】まず、図1を用いて画像形成プロセスの構
成を説明する。100は記録ヘッドであり、ヘッド保持
部材2によって保持されており、ヘッド保持部材2の側
面には矢印C方向へ押圧するバネ3が配され、リニアス
テッピングモータ4の回転軸がヘッド保持部材2の突起
部に押圧される構造になっている。5は軸受で支持され
たドラム状の転写媒体であり、搬送モータ6から中間歯
車7,駆動歯車8によって動力を伝達されて、矢印F方
向へ回転する。転写媒体5の上方には、軸受で支持され
た押圧ローラー9が配され、軸受は押圧バネ10によっ
て矢印G方向へ押圧されている。
成を説明する。100は記録ヘッドであり、ヘッド保持
部材2によって保持されており、ヘッド保持部材2の側
面には矢印C方向へ押圧するバネ3が配され、リニアス
テッピングモータ4の回転軸がヘッド保持部材2の突起
部に押圧される構造になっている。5は軸受で支持され
たドラム状の転写媒体であり、搬送モータ6から中間歯
車7,駆動歯車8によって動力を伝達されて、矢印F方
向へ回転する。転写媒体5の上方には、軸受で支持され
た押圧ローラー9が配され、軸受は押圧バネ10によっ
て矢印G方向へ押圧されている。
【0011】次に、画像形成プロセスの動作について説
明する。記録情報に基づき、記録ヘッド100から回転
する転写媒体5表面上へインクを吐出する。転写媒体5
が1回転した時に、リニアステッピングモータ4の回転
軸が矢印A方向へ回転することでリニアステッピングモ
ータ4の回転軸が矢印B方向へ推力を発生し、ヘッド保
持部材を押す。記録ヘッド100はヘッド保持部材2に
固定されているので、記録ヘッドは矢印C方向へ距離x
だけ移動する。記録ヘッドを移動させた後に、記録ヘッ
ド100から転写媒体5へインクを吐出させ、転写媒体
5が1回転した時に、記録ヘッドを矢印D方向へ移動さ
せる。この動作をn回繰り返す。繰り返し数nと記録ヘ
ッド移動距離xの関係については後述する。このよう
に、n回繰り返すことによって被記録材1頁分の記録情
報を転写媒体5表面上に形成した後、リニアステッピン
グモータ4を矢印A方向と逆方向へ回転させることで、
記録ヘッド100を矢印E方向へ移動させる。同時に、
被記録材11が転写媒体5と押圧ローラ9の間に挿入さ
れ、転写媒体5上に形成された画像を被記録材11へ転
写する。画像が転写された被記録材11は、転写媒体5
の回転によって、矢印H方向に搬送されて装置外に排出
される。
明する。記録情報に基づき、記録ヘッド100から回転
する転写媒体5表面上へインクを吐出する。転写媒体5
が1回転した時に、リニアステッピングモータ4の回転
軸が矢印A方向へ回転することでリニアステッピングモ
ータ4の回転軸が矢印B方向へ推力を発生し、ヘッド保
持部材を押す。記録ヘッド100はヘッド保持部材2に
固定されているので、記録ヘッドは矢印C方向へ距離x
だけ移動する。記録ヘッドを移動させた後に、記録ヘッ
ド100から転写媒体5へインクを吐出させ、転写媒体
5が1回転した時に、記録ヘッドを矢印D方向へ移動さ
せる。この動作をn回繰り返す。繰り返し数nと記録ヘ
ッド移動距離xの関係については後述する。このよう
に、n回繰り返すことによって被記録材1頁分の記録情
報を転写媒体5表面上に形成した後、リニアステッピン
グモータ4を矢印A方向と逆方向へ回転させることで、
記録ヘッド100を矢印E方向へ移動させる。同時に、
被記録材11が転写媒体5と押圧ローラ9の間に挿入さ
れ、転写媒体5上に形成された画像を被記録材11へ転
写する。画像が転写された被記録材11は、転写媒体5
の回転によって、矢印H方向に搬送されて装置外に排出
される。
【0012】なお、本実施例で用いたインクの組成を下
記に示す。
記に示す。
【0013】 顔料 3wt% 樹脂 12wt%トリエタノールアミン 5wt%ホ゜リエチレンク゛リコール 5wt%イソフ゜ロヒ゜ルク゛リコール 4wt% 界面活性剤 2wt% 水 69wt% 図2は、記録ヘッド100のノズルピッチとインク流れ
を示す斜視図であり、インク吐出側から見た斜視図であ
る。図2を用い、繰り返し数nと記録ヘッド移動距離x
の関係を説明する。101はノズルであり、Pは隣接す
るノズルとの距離で、記録ヘッド移動距離xよりも大き
い値である。今、 P=n×x とすると、前述の動作を行うことによって、隣接するノ
ズルとの距離Pが記録密度よりも大きくても、記録ヘッ
ド100長手方向の記録密度がxの画像を形成すること
ができる。
を示す斜視図であり、インク吐出側から見た斜視図であ
る。図2を用い、繰り返し数nと記録ヘッド移動距離x
の関係を説明する。101はノズルであり、Pは隣接す
るノズルとの距離で、記録ヘッド移動距離xよりも大き
い値である。今、 P=n×x とすると、前述の動作を行うことによって、隣接するノ
ズルとの距離Pが記録密度よりも大きくても、記録ヘッ
ド100長手方向の記録密度がxの画像を形成すること
ができる。
【0014】図3は、図2のaa断面であり、記録ヘッ
ド100の構造を示す断面図である。図3を用い、記録
ヘッド100の構造を説明する。ベース板102には、
上リザーバ310,下リザーバ311の形成された流路
板103および積層PZT104が結合されている。積
層PZT104には、フィルム105に形成されたシマ
106が結合されている。フィルム105とノズル10
1の形成されたノズルプレート107によって圧力室3
12が形成されている。電圧が印可されていない状態で
積層PZT104が矢印M方向へ短縮してフィルム10
5がたわんでいる。その後、電圧を印可すると、積層P
ZT104が矢印L方向へ伸長することで、圧力室31
2内のインクがノズル101から吐出される。
ド100の構造を示す断面図である。図3を用い、記録
ヘッド100の構造を説明する。ベース板102には、
上リザーバ310,下リザーバ311の形成された流路
板103および積層PZT104が結合されている。積
層PZT104には、フィルム105に形成されたシマ
106が結合されている。フィルム105とノズル10
1の形成されたノズルプレート107によって圧力室3
12が形成されている。電圧が印可されていない状態で
積層PZT104が矢印M方向へ短縮してフィルム10
5がたわんでいる。その後、電圧を印可すると、積層P
ZT104が矢印L方向へ伸長することで、圧力室31
2内のインクがノズル101から吐出される。
【0015】次に、図2に戻って記録ヘッド100内の
インク流れを説明する。記録ヘッド100内の流れは4
種類の流れがある。
インク流れを説明する。記録ヘッド100内の流れは4
種類の流れがある。
【0016】流れ1:4つのインク流路304〜307
からインクが供給され、圧力室を経由してノズル101
へとインクが流れる。インクを吐出させる時のインク流
れである。
からインクが供給され、圧力室を経由してノズル101
へとインクが流れる。インクを吐出させる時のインク流
れである。
【0017】流れ2:インク流路304,305からイ
ンクを加圧すると、上リザーバ310および下リザーバ
311の流路抵抗は圧力室312のそれよりもかなり小
さいので、上リザーバ310内をインクは矢印I方向
へ,下リザーバ311内を矢印J方向へ流れ、インク流
路306,307へ流出する。このインク流れによっ
て、上リザーバ310、下リザーバ311内の気泡が排
出される。
ンクを加圧すると、上リザーバ310および下リザーバ
311の流路抵抗は圧力室312のそれよりもかなり小
さいので、上リザーバ310内をインクは矢印I方向
へ,下リザーバ311内を矢印J方向へ流れ、インク流
路306,307へ流出する。このインク流れによっ
て、上リザーバ310、下リザーバ311内の気泡が排
出される。
【0018】流れ3:インク流路304,307を閉鎖
した上でインク流路305からインクを加圧すると、矢
印K方向の流れが生じる。すなわち、下リザーバ31
1,各圧力室312,上リザーバ310を経由して、イ
ンク流路306へインクが流出する。この流れによっ
て、圧力室312内の気泡が排出される。
した上でインク流路305からインクを加圧すると、矢
印K方向の流れが生じる。すなわち、下リザーバ31
1,各圧力室312,上リザーバ310を経由して、イ
ンク流路306へインクが流出する。この流れによっ
て、圧力室312内の気泡が排出される。
【0019】流れ4:インク流路304〜307からイ
ンクを加圧すると、上リザーバ310および下リザーバ
311,圧力室312を経由してノズル101へとイン
クが流れる。この流れによって、ノズル101で生じた
目詰まりを回復する。
ンクを加圧すると、上リザーバ310および下リザーバ
311,圧力室312を経由してノズル101へとイン
クが流れる。この流れによって、ノズル101で生じた
目詰まりを回復する。
【0020】まず、前述のインク流れを実現するための
インク経路を、図1を用いて説明する。第1のインクタ
ンク200からインク流路301,302が形成され、
インク流路301中には弁314が、インク流路302
中には矢印I方向へインクを加圧するポンプ313が配
されている。インク流路301および302には、大気
開放弁321を有する第2のインクタンク201が結合
されている。第2のインクタンクから、インク流路30
3が配されており、弁315とインク流路304,弁3
16とインク流路305を介して記録ヘッド100へ結
合している。また、記録ヘッド100は、インク経路3
06と弁317,インク流路307と弁318が結合し
ており、弁319とインク流路308が第1のインクタ
ンク200の上方から結合している。また、インク流路
303は弁320とインク流路309を介して、弁31
7および弁318に結合している。
インク経路を、図1を用いて説明する。第1のインクタ
ンク200からインク流路301,302が形成され、
インク流路301中には弁314が、インク流路302
中には矢印I方向へインクを加圧するポンプ313が配
されている。インク流路301および302には、大気
開放弁321を有する第2のインクタンク201が結合
されている。第2のインクタンクから、インク流路30
3が配されており、弁315とインク流路304,弁3
16とインク流路305を介して記録ヘッド100へ結
合している。また、記録ヘッド100は、インク経路3
06と弁317,インク流路307と弁318が結合し
ており、弁319とインク流路308が第1のインクタ
ンク200の上方から結合している。また、インク流路
303は弁320とインク流路309を介して、弁31
7および弁318に結合している。
【0021】次に、弁およびポンプの動作について説明
する。図4〜図8は、インク経路と動作を示す図であ
る。
する。図4〜図8は、インク経路と動作を示す図であ
る。
【0022】インク吐出時には、図4に示すように、ポ
ンプ313を休止し、弁314〜318,320〜32
1を開放し、弁319を閉鎖することで、第1のインク
タンク200および第2のインクタンク201から、イ
ンク流路304〜307の4つの経路を経由して記録ヘ
ッド100へインク供給を行う。このようにすること
で、記録ヘッド100内の流れは、前述の流れ1を実現
する。
ンプ313を休止し、弁314〜318,320〜32
1を開放し、弁319を閉鎖することで、第1のインク
タンク200および第2のインクタンク201から、イ
ンク流路304〜307の4つの経路を経由して記録ヘ
ッド100へインク供給を行う。このようにすること
で、記録ヘッド100内の流れは、前述の流れ1を実現
する。
【0023】記録ヘッド100内に気泡が混入した場合
は、前述の流れ2)および流れ3を行って気泡を排出す
る。まず、図5に示すように、ポンプ313を作動さ
せ、弁315〜319を開放し、弁314,320,3
21を閉鎖することで、前述の流れ2を実現し、上リザ
ーバ310,下リザーバ311内の気泡を、インク流路
308へ排出する。その後、図6に示すように、ポンプ
313を作動させながら、弁315,318を閉鎖する
ことで、前述の流れ3を実現し、圧力室312内の気泡
を、インク流路308へ排出する。
は、前述の流れ2)および流れ3を行って気泡を排出す
る。まず、図5に示すように、ポンプ313を作動さ
せ、弁315〜319を開放し、弁314,320,3
21を閉鎖することで、前述の流れ2を実現し、上リザ
ーバ310,下リザーバ311内の気泡を、インク流路
308へ排出する。その後、図6に示すように、ポンプ
313を作動させながら、弁315,318を閉鎖する
ことで、前述の流れ3を実現し、圧力室312内の気泡
を、インク流路308へ排出する。
【0024】ノズルで目詰まりが発生した時には、図7
に示すように、弁315〜318,320を開放し、弁
314,319,321を閉鎖した上で、ポンプ313
を作動させ、前述の流れ4を実現し、目詰まりを回復す
る。
に示すように、弁315〜318,320を開放し、弁
314,319,321を閉鎖した上で、ポンプ313
を作動させ、前述の流れ4を実現し、目詰まりを回復す
る。
【0025】保存時には、図8に示すように、ポンプ3
13を休止し、全ての弁を閉鎖して、インクが装置外へ
排出されないようにする。
13を休止し、全ての弁を閉鎖して、インクが装置外へ
排出されないようにする。
【0026】次に、第2のインクタンクに関して説明す
る。図9は、本発明の第2のインクタンク201の構成
を示す平面図で、図10はAA断面図、図11はBB断
面図である。まず、構成を説明する。図9〜図11にお
いて、第2のインクタンク201には大気開放部321
が配され、前述したようにインク吐出時に開放する。ま
た、インク流路301,302,303がSUS製のパ
イプにて実現されており、記録ヘッド100へのインク
流路303の入り口にはSUS製のフィルター202が
配され、異物および気泡が記録ヘッドへ混入することを
防止している。第2のインクタンク201はガイド軸2
03によってガイドされており、上下方向に移動可能で
ある。第2のインクタンク201の下には、突起204
を案内として圧縮コイルバネ205が縮んだ状態で配置
されているため、インクタンク201を上方向へ押圧す
る弾性部材として機能する。圧縮コイルバネ205のバ
ネ定数の選び方については後述する。第2のインクタン
ク201の近傍には、フォトインタラプタ206が配さ
れ、第2のインクタンク201の突起部207がフォト
インタラプタ206の検出部を横切ることができる。
る。図9は、本発明の第2のインクタンク201の構成
を示す平面図で、図10はAA断面図、図11はBB断
面図である。まず、構成を説明する。図9〜図11にお
いて、第2のインクタンク201には大気開放部321
が配され、前述したようにインク吐出時に開放する。ま
た、インク流路301,302,303がSUS製のパ
イプにて実現されており、記録ヘッド100へのインク
流路303の入り口にはSUS製のフィルター202が
配され、異物および気泡が記録ヘッドへ混入することを
防止している。第2のインクタンク201はガイド軸2
03によってガイドされており、上下方向に移動可能で
ある。第2のインクタンク201の下には、突起204
を案内として圧縮コイルバネ205が縮んだ状態で配置
されているため、インクタンク201を上方向へ押圧す
る弾性部材として機能する。圧縮コイルバネ205のバ
ネ定数の選び方については後述する。第2のインクタン
ク201の近傍には、フォトインタラプタ206が配さ
れ、第2のインクタンク201の突起部207がフォト
インタラプタ206の検出部を横切ることができる。
【0027】このような構成にすれば、第2のインクタ
ンク201中のインクが少なくなるに従い、圧縮コイル
バネ205への下方向へ加わる力が小さくなる。従っ
て、圧縮コイルバネ205の縮み量が小さくなり、第2
のインクタンク201が上昇する。第2のインクタンク
201のインクがほとんどなくなると、突起部207が
フォトインタラプタ206の検出部を横切り、インクの
終了を検出する。従って、液面センサ,動力,制御装置
がないにもかかわらず、インクがなくなるまで、インク
液面高さhをほぼ一定に保つことができる。また、イン
ク液面管理を、第2のインクタンク201の高さ方法の
検出で行うため、使用するインクおよびインクの変質に
左右されないインクエンド検出が可能となり、精密なイ
ンクエンド検出を行うことができる。
ンク201中のインクが少なくなるに従い、圧縮コイル
バネ205への下方向へ加わる力が小さくなる。従っ
て、圧縮コイルバネ205の縮み量が小さくなり、第2
のインクタンク201が上昇する。第2のインクタンク
201のインクがほとんどなくなると、突起部207が
フォトインタラプタ206の検出部を横切り、インクの
終了を検出する。従って、液面センサ,動力,制御装置
がないにもかかわらず、インクがなくなるまで、インク
液面高さhをほぼ一定に保つことができる。また、イン
ク液面管理を、第2のインクタンク201の高さ方法の
検出で行うため、使用するインクおよびインクの変質に
左右されないインクエンド検出が可能となり、精密なイ
ンクエンド検出を行うことができる。
【0028】次に、弾性部材である圧縮コイルバネ20
5のバネ定数および第2のインクタンク201の水平方
向の断面積の理想的な関係について述べる。圧縮コイル
バネ205のバネ定数をk,縮み量をx,第2のインク
タンク201の質量をM,インク液面高さをh,水平方
向の断面積をS,重力加速度をg,インクの比重をρと
すると、力の釣合より
5のバネ定数および第2のインクタンク201の水平方
向の断面積の理想的な関係について述べる。圧縮コイル
バネ205のバネ定数をk,縮み量をx,第2のインク
タンク201の質量をM,インク液面高さをh,水平方
向の断面積をS,重力加速度をg,インクの比重をρと
すると、力の釣合より
【0029】
【数1】
【0030】が成り立つ。また、記録ヘッドおよびイン
クの最適負圧水頭値をαとすると、第2のインクタンク
201のインク液面高さが一定であるための条件は
クの最適負圧水頭値をαとすると、第2のインクタンク
201のインク液面高さが一定であるための条件は
【0031】
【数2】
【0032】である。式2)より
【0033】
【数3】
【0034】を式1)に代入して整理すると
【0035】
【数4】
【0036】となる。つまり、第2のインクタンク20
1の断面積Sは、底面に近くなるに従って双曲線的に大
きくなると、インク液面の高さは一定となる。第2のイ
ンクタンク断面形状は、式4)の双曲線を直線で近似した
形状でも実用上は充分である。このように、弾性部材の
バネ定数および第2のインクタンクの断面積が、概略式
4)を満足するようにすれば、インク液面高さをほぼ一定
にすることができる。従って、本発明よれば、インク液
面高さがほとんど変化しないため、メニスカスの毛細管
力が小さいインクを使用する時でさえも、インクがなく
なるまで、インク供給圧力をほぼ一定に保つことができ
る。
1の断面積Sは、底面に近くなるに従って双曲線的に大
きくなると、インク液面の高さは一定となる。第2のイ
ンクタンク断面形状は、式4)の双曲線を直線で近似した
形状でも実用上は充分である。このように、弾性部材の
バネ定数および第2のインクタンクの断面積が、概略式
4)を満足するようにすれば、インク液面高さをほぼ一定
にすることができる。従って、本発明よれば、インク液
面高さがほとんど変化しないため、メニスカスの毛細管
力が小さいインクを使用する時でさえも、インクがなく
なるまで、インク供給圧力をほぼ一定に保つことができ
る。
【0037】図12〜図14に本発明の他の実施例を示
す。図12は平面図であり、図13がAA断面図、図1
4がBB断面図である。図12〜図14において、図9
〜図11の場合と同様に、第2のインクタンク201の
上方には大気開放部321を設け、下方には、インク供
給路301,303,フィルター202,弾性部材であ
る圧縮コイルバネ205が配され、突起204を設け
た。第2のインクタンクには、突起状ガイド208が設
けられ、突起状ガイド208はガイド溝209で案内さ
れ、第2のインクタンクが上下方向へ可動できる。ま
た、第2のインクタンク201には、突起207が設け
られ、インクがほとんどなくなった時に、スイッチ21
0のレバーを押すことでインクエンドを検出する。記録
ヘッドのノズル高さHとインク液面高さhの関係は、図
9〜図11で述べた関係と同様である。このような構成
でも、動力,制御装置がないにもかかわらず、インク供
給圧力をほぼ一定に保つことができると同時に、使用す
るインクおよびインクの変質に左右されないインクエン
ド検出が可能となる。なお、本実施例では、弾性部材と
して圧縮コイルバネを使用したが、引っ張りコイルバネ
でも渦巻バネでもゴムでも、第2のインクタンクを上方
へ押圧する弾性部材であれば同様の効果を有する。
す。図12は平面図であり、図13がAA断面図、図1
4がBB断面図である。図12〜図14において、図9
〜図11の場合と同様に、第2のインクタンク201の
上方には大気開放部321を設け、下方には、インク供
給路301,303,フィルター202,弾性部材であ
る圧縮コイルバネ205が配され、突起204を設け
た。第2のインクタンクには、突起状ガイド208が設
けられ、突起状ガイド208はガイド溝209で案内さ
れ、第2のインクタンクが上下方向へ可動できる。ま
た、第2のインクタンク201には、突起207が設け
られ、インクがほとんどなくなった時に、スイッチ21
0のレバーを押すことでインクエンドを検出する。記録
ヘッドのノズル高さHとインク液面高さhの関係は、図
9〜図11で述べた関係と同様である。このような構成
でも、動力,制御装置がないにもかかわらず、インク供
給圧力をほぼ一定に保つことができると同時に、使用す
るインクおよびインクの変質に左右されないインクエン
ド検出が可能となる。なお、本実施例では、弾性部材と
して圧縮コイルバネを使用したが、引っ張りコイルバネ
でも渦巻バネでもゴムでも、第2のインクタンクを上方
へ押圧する弾性部材であれば同様の効果を有する。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、イン
ク吐出の際にインク吐出部とインクでつながった、大気
開放部を有するインクタンクを、上方向へ押圧する弾性
部材を有することにより、液面センサ,動力,制御装置
が不要となり、装置の簡略化,コストダウンを図ること
ができるという効果を有する。
ク吐出の際にインク吐出部とインクでつながった、大気
開放部を有するインクタンクを、上方向へ押圧する弾性
部材を有することにより、液面センサ,動力,制御装置
が不要となり、装置の簡略化,コストダウンを図ること
ができるという効果を有する。
【0039】また、液面センサ,動力,制御装置が不要
なため、それらの誤差がインクタンクのインク液面高さ
に含まれず、さらに、前記インクタンクの断面積が底面
にいくに従って大きくなることにより、インク液面高さ
を精密に制御することができ、インクがなくなるまで記
録ヘッドへのインク供給圧力をほぼ一定に保つことがで
きる、という効果を有する。従って、メニスカスの毛細
管力が小さいインクを使用することもでき、インクがな
くなるまでインク供給圧力をほぼ一定に保つことがで
き、安定したインク吐出を行うことができる、という効
果を有する。
なため、それらの誤差がインクタンクのインク液面高さ
に含まれず、さらに、前記インクタンクの断面積が底面
にいくに従って大きくなることにより、インク液面高さ
を精密に制御することができ、インクがなくなるまで記
録ヘッドへのインク供給圧力をほぼ一定に保つことがで
きる、という効果を有する。従って、メニスカスの毛細
管力が小さいインクを使用することもでき、インクがな
くなるまでインク供給圧力をほぼ一定に保つことがで
き、安定したインク吐出を行うことができる、という効
果を有する。
【0040】さらに、前記インクタンクの高さ方向の位
置検出手段を有することにより、使用するインクおよび
インクの変質に左右されない、精密なインクエンド検出
ができる、という効果を有する。従って、インクがなく
なるまで効率よくインクを使用することができるという
効果を有する。
置検出手段を有することにより、使用するインクおよび
インクの変質に左右されない、精密なインクエンド検出
ができる、という効果を有する。従って、インクがなく
なるまで効率よくインクを使用することができるという
効果を有する。
【図1】本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
【図2】記録ヘッドのノズルピッチとインク流れを示す
斜視図。
斜視図。
【図3】記録ヘッドの構造を示す断面図。
【図4】本発明におけるインク経路と動作を示す図。
【図5】本発明におけるインク経路と動作を示す図。
【図6】本発明におけるインク経路と動作を示す図。
【図7】本発明におけるインク経路と動作を示す図。
【図8】本発明におけるインク経路と動作を示す図。
【図9】本発明による第2のインクタンクの一実施例を
示す図。
示す図。
【図10】本発明による第2のインクタンクの一実施例
を示す図。
を示す図。
【図11】本発明による第2のインクタンクの一実施例
を示す図。
を示す図。
【図12】本発明による第2のインクタンクの他の実施
例を示す図。
例を示す図。
【図13】本発明による第2のインクタンクの他の実施
例を示す図。
例を示す図。
【図14】本発明による第2のインクタンクの他の実施
例を示す図。
例を示す図。
【図15】従来技術の構成を示す図。
【図16】従来技術の構成を示す図。
2 ヘッド保持部材 3 バネ 4 リニアステッピングモータ 5 転写媒体 6 搬送モータ 7 中間歯車 8 駆動歯車 9 押圧ローラ 10 押圧バネ 11 被記録材 12 1つ目のインク滴 13 2つ目のインク滴 14 外筒 15 インク袋 100 記録ヘッド 101 ノズル 102 ベース 103 流路板 104 積層PZT 105 フィルム 106 シマ 107 ノズルプレート 200 第1のインクタンク 201 第2のインクタンク 202 フィルター 203 ガイド軸 204 突起 205 圧縮コイルバネ 206 フォトインタラプタ 207 突起 208 突起状ガイド 209 ガイド溝 301〜309 インク流路 310 上リザーバ 311 下リザーバ 312 圧力室 313 ポンプ 314〜321 弁
Claims (3)
- 【請求項1】 インクを吐出するインク吐出部と、大気
開放部を有するインク源と、前記インク吐出部と前記イ
ンク源を連通するインク流路を有し、前記インク源を、
上方向へ押圧する弾性部材を有することを特徴とするイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項2】 上記インク源の水平方向の断面積が底面
にいくに従って大きくなることを特徴とする請求項1記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 上記インク源の高さ方向の位置検出手段
を有することを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
ト記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34885692A JPH06198900A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34885692A JPH06198900A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198900A true JPH06198900A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18399850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34885692A Pending JPH06198900A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06198900A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014008639A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Fujifilm Corp | インクジェットヘッドのメンテナンス装置及びインクジェット記録装置 |
JP2021079612A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 株式会社ミマキエンジニアリング | インクジェットプリンタ |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34885692A patent/JPH06198900A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014008639A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Fujifilm Corp | インクジェットヘッドのメンテナンス装置及びインクジェット記録装置 |
JP2021079612A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 株式会社ミマキエンジニアリング | インクジェットプリンタ |
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