JPH06198643A - ペレット用ストランドの冷却方法 - Google Patents

ペレット用ストランドの冷却方法

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JPH06198643A
JPH06198643A JP36041992A JP36041992A JPH06198643A JP H06198643 A JPH06198643 A JP H06198643A JP 36041992 A JP36041992 A JP 36041992A JP 36041992 A JP36041992 A JP 36041992A JP H06198643 A JPH06198643 A JP H06198643A
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cooling
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water
conduction path
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JP36041992A
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Masaaki Miyahara
宮原正昭
Kiyoto Takizawa
滝沢清登
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に設けた導通路の途中に冷却ノズルを有
する冷却装置を採用して、冷却流体により押出成形され
たストランドを効率よく冷却する。 【構成】 断面が凹状形で側部に冷却流体の供給口2を
備え、内側開口3を濾斗状に拡口した下部導通路5を中
央に有する本体1と、上部導通路9を開設したテーパー
コア10を内側中央に有する本体上部内の螺合部材7と
により、環状の冷却ノズル12を下部導通路5と上部導
通路9の境に下向きに形成した冷却装置13を構成す
る。その冷却装置13を押出機のノズル19の下側に縦
に配設する。冷却装置13の導通路に押出成形されたス
トランド20を導入する。冷却ノズル12から下部導通
路5に冷却流体を吹出してストランド20の冷却を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、押出形成したペレッ
ト用のストランドを冷却する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にストランドカット方式と称され
ているペレットの製造方法では、押出成形したストラン
ドを一定長さのペレットに切断しているが、ストランド
の冷却固化は、底部近くにガイドローラを備えた水槽
を、押出機のノズル下側に配設して行っている。また冷
却されたストランドは水切装置により表面に付着した水
滴を除去してからロールに巻取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この水槽による従来法
では、押出成形した溶融状態のストランドを水中に通し
て冷却を行うため、水深のある大型水槽と多量の冷却水
を必要とするが、ストランドの冷却はノズル直下の水中
に限られるので、多量の冷却水を必要とする割には冷却
効率が悪いものであった。
【0004】この発明は上記従来の水槽による冷却の課
題を解決するために考えられたものであって、その目的
は、内部に設けた導通路の途中に冷却ノズルを有する冷
却装置を採用して、冷却水や冷風等の冷却流体により押
出成形されたストランドを、水槽による場合よりも効率
よく冷却することができる冷却方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、断面が凹状形で側部に冷却流体の供給口を備え、内
側開口を濾斗状に拡口した下部導通路を中央に有する本
体と、上部導通路を開設したテーパーコアを内側中央に
有する本体上部内の螺合部材とにより、環状の冷却ノズ
ルを下部導通路と上部導通路の境に下向きに形成した冷
却装置を押出機のノズル下側に縦に配設し、その冷却装
置の導通路に押出成形されたストランドを導入するとと
もに、上記冷却ノズルから下部導通路に冷却流体を吹出
してストランドの冷却を行うというものである。
【0006】上記冷却流体としてはエアや水はまたは不
活性ガス等が使用される。また必要に応じて上記冷却装
置の複数を上下二段に配設したり、あるいは押出機のノ
ズルと上記冷却装置との間に、底部中央にストランドの
導通路を設けた水槽を配設して、その水槽の冷却水によ
りストランドを一次的に冷却したのち、そのストランド
を冷却水と共に冷却装置内に導き、内部の上記冷却ノズ
ルから冷却水を吹出してストランドの二次冷却を行うこ
とができる。
【0007】冷却装置内の下部導通路と上部導通路とに
より形成さた導通路は、下部導通路に管路を延設するこ
とにより長く形成でき、また内径は下部と上部とではあ
る程度の差を持たせてあるが、ストランドの外径よりも
著しく大きく形成してあり、その導通路をストランドが
冷却流体と共に移動しつつ冷却を受ける。
【0008】また冷却効率の向上を目的として、下部導
通路に延設した管路を外部から冷却し、ストランド管路
内を流下するストランド周囲の冷却流体の温度維持を図
り、冷却効率を高めることもできる。
【0009】
【作 用】このような冷却方法では、環状の冷却ノズル
から下部導通路の中心部に向けて吹出する冷却流体によ
り、ストランドの位置が導通路の中央に保たれて、スト
ランドは導通路の壁面に接することなく移動する。また
ストランドの移動方向に流動する冷却流体によって、ス
トランドは長く冷却雰囲気にあり、この結果、水槽によ
る場合よりも冷却距離が短く済み、また冷却流体の使用
量も少なく済む。
【0010】
【実施例】図中1は断面形状が凹状の本体で側部に冷却
流体の供給口2を備え、下部中央には内側開口3を濾斗
状に拡開した下部導通路5を有する。また本体1の内部
は開口縁6の内側のねじ4と螺合した部材7により冷却
流体の調整室8に形成されている。
【0011】上記螺合部材7の内側中央には上部導通路
9を開設した円錐台形のテーパーコア10が突設してあ
る。このテーパーコア10の側面角度は、軸心に対して
10°〜25°の傾斜角度をもって形成され、その傾斜角度
と同等かまたはそれよりも2〜5°の範囲で大きく形成
した上記内側開口3に所要の傾斜間隙11を空けて収ま
るように設計されている。
【0012】また下部導通路5の内径R1 及び上部導通
路9の内径R2 は、下部導通路5内の冷却流体の流れ抵
抗を考慮して、R1 ≧R2 の関係の下に形成されている
が、そのいずれもストランド外径よりも著しく大きく
(例えばR1 : 10〜〜5mm )形成してある。
【0013】本体内の上記調整室8と傾斜間隙11は互
いに連通し、また下部導通路5と上部導通路9の境に
は、内側開口3の傾斜面とテーパーコア10の端縁とに
よる環状の冷却ノズル12が下向きに形成され、これに
より上記供給口2からのエアあるいは水等の冷却流体
が、調整室8を通過して下部導通路5に環状に吹出する
冷却装置13が構成される。なお、上記冷却ノズル12
の開口は螺合部材の回動により任意に調整することがで
きる。
【0014】図1の冷却装置13は、本体下面に延設し
た管体14により上記下部導通路5を下方に長く形成
し、その管体14の周囲に流出口15と流入口16を上
下に有する冷却用のジャケット17を設けて、下部導通
路5を流下する冷却流体の温度維持を図り冷却効率を高
めている。なお、18は下部導通路5に接続した管路を
示す。
【0015】このような冷却装置13は、押出機(図は
省略)のノズル19の直下に縦に据え付けられ、また供
給口2にはポンプ,流量調整器、を備えたエア供給装置
の供給管路(図は省略)が接続される。上記冷却ジャケ
ット17の流出口15と流入口16には冷却水の循環管
路が接続され、その冷却ジャケット17に供給された冷
却水により管体14を冷やして冷却流体の温度維持を行
いつつノズル19から押出成形された溶融状態のストラ
ンド20の冷却を行えるようにしている。
【0016】ストランド20の冷却流体としてはエアが
用いられ、上記冷却ノズル12からのエアの吹出量は、
冷却ノズルの近辺の導通路内に乱流や渦流等が生じない
程度に予め調整される。ノズル19から溶融状態で上部
導通路9に導入されたストランド20は、環状の冷却ノ
ズル12から下部導通路5の中心部に向けて吹出するエ
アにより位置が導通路の中央に保たれ、また冷却を受け
つつ下方へ流動するエアにより導通路の壁面に接するこ
となく移動する。これにより壁面などとの接触による移
動の妨げを受けることなく、ストランド20の冷却は押
出成形速度と同速度にて行われ、またその冷却雰囲気は
管路により長く維持されるので、冷却効率もよくなる。
【0017】図2の実施例は、二つの冷却装置13A,
13Bを上下に配設してストランド20を一次と二次と
に分けて冷却する場合で、このときには冷却装置13
A,13Bごとにエアの吹出風量を調整でき、上段の冷
却装置13Aによりストランド表面にスキン層が生ずる
程度に冷却を行った後、下段の冷却装置13Bの吹出量
を上段よりも大きくしてストランド内部の冷却を行い、
これにより更に冷却効率を上げることができる。
【0018】上記実施例のいずれにおいても、冷却流体
としてエアを使用する場合には、熱交換器などによりエ
アを冷却する必要がある場合を除いて、冷却に用いたエ
アは管路18より大気に放出される。またストランド2
0の移動を損なわない程度に管路18を弯曲または渦巻
状に形成して冷却路を長くすることも可能である。
【0019】図3は冷却流体に水を用いた場合で、押出
機のノズル19と上記冷却装置13との間に、ストラン
ド20の導通路21を底部中央のマウンド22に有する
一次冷却用の水槽23を配設する一方、上記冷却装置1
3を水槽24内に設け、導通路21に接続した案内管2
5の下端を上記螺合部材7の上部導通路9上に位置さ
せ、上部の水槽23の冷却水によりノズル19からのス
トランド20を一次的に冷却してから、ストランド20
を冷却水と共に冷却装置13内に導き、さらに上記冷却
ノズル12から冷却水を吹出してストランド20を二次
冷却している。
【0020】この場合には、ノズル19とマウンド22
との距離Lを調整できるようにしておくことが好まし
く、また冷却流体が冷却水であるので図1に示す冷却ジ
ャケット17を省略することができる。さらにまた一次
的に冷却したストランド20に対して、冷却ノズル12
から冷却水を下向きに吹出すため、そこに生じた水圧に
よりストランド20が移動方向に引張られるようにな
り、冷却装置13内における移動がスムーズとなって、
冷却流体が冷却水であってもストランド20の押出成形
速度に見合った速度で冷却を連続して行うことができ
る。
【0021】この発明は上述のように、環状の冷却ノズ
ルを下部導通路と上部導通路の境に下向きに形成した冷
却装置を押出機のノズル下側に縦に配設し、その冷却装
置内に押出成形されたストランドを導入して、冷却ノズ
ルからの冷却流体によりストランドの冷却を行うことか
ら、水中にストランドを導入して冷却を行う場合よりも
冷却流体の使用量が少なく済み、また冷却ノズルから吹
出した冷却流体により強制的に冷却を行うので、水中を
通した場合よりも冷却効率が向上する。
【0022】また環状の冷却ノズルによって冷却流体が
ストランド周囲に同時にそして均等に当たるので、限ら
れた断面積の導通路内における冷却であっても、ストラ
ンドの位置ずれが防止され、吹出量も適度に調整できる
ので、押出成形速度に応じた速度でストランドを連続冷
却することができる。
【0023】さらにまた冷却装置も小型となるので、押
出機のノズルごとに冷却装置を配設しても、規模が大掛
かりとなることもなく、冷却流体としてエアを使用した
場合には特別な場合を除きそのエアを回収する必要がな
く、また冷水を使用した場合には使用水量が少なく済む
ので、水槽も小型のものでよく、冷却効率も一段と向上
するなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るペレット用ストランドの冷却
方法に用いる装置の一実施例の縦断正面図である。
【図2】 図1の冷却装置の複数を使用した冷却方法の
説明図である。
【図3】 図1に示す冷却装置の前に一次冷却手段を配
設した冷却方法の説明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 供給口 3 内側開口 4 ねじ 5 下部導通路 6 開口縁 7 螺合部材 8 調整室 9 上部導通路 10 テーパーコア 11 傾斜間隙 12 環状の冷却ノズル 13 冷却装置 14 管体 17 冷却ジャケット 18 管路 19 押出機のノズル 20 ストランド 21 導通路 22 マウンド 23 水槽 24 水槽 25 案内管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が凹状形で側部に冷却流体の供給口
    を備え、内側開口を濾斗状に拡口した下部導通路を中央
    に有する本体と、上部導通路を開設したテーパーコアを
    内側中央に有する本体上部内の螺合部材とにより、環状
    の冷却ノズルを下部導通路と上部導通路の境に下向きに
    形成した冷却装置を押出機のノズル下側に縦に配設し、
    その冷却装置の導通路に押出成形されたストランドを導
    入するとともに、上記冷却ノズルから下部導通路に冷却
    流体を吹出してストランドの冷却を行うことを特徴とす
    るペレット用ストランドの冷却方法。
  2. 【請求項2】 上記冷却流体はエア,水,不活性ガス等
    からなることを特徴とする請求項1記載のペレット用ス
    トランドの冷却方法。
  3. 【請求項3】 押出機のノズルと上記冷却装置との間
    に、底部中央にストランドの導通路を設けた水槽を配設
    し、その水槽の冷却水によりストランドを一次的に冷却
    したのち、ストランドを冷却水と共に冷却装置内に導
    き、その冷却装置の導通路に冷却ノズルから冷却水を吹
    出してストランドの二次冷却を行うことを特徴とする請
    求項1記載のペレット用ストランドの冷却方法。
JP36041992A 1992-12-29 1992-12-29 ペレット用ストランドの冷却方法 Expired - Fee Related JPH07102573B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0929739A (ja) * 1995-07-20 1997-02-04 Meisei Kinzoku Kogyosho:Kk ペレット成型装置用クーリングエアーブロー式プッシュ・メカ
JP2009132029A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Yoshihiko Yamazaki プラスチックペレット形成装置

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JPH0929739A (ja) * 1995-07-20 1997-02-04 Meisei Kinzoku Kogyosho:Kk ペレット成型装置用クーリングエアーブロー式プッシュ・メカ
JP2009132029A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Yoshihiko Yamazaki プラスチックペレット形成装置

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