JPH0977524A - ガラス管・棒のアニーラー - Google Patents

ガラス管・棒のアニーラー

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Publication number
JPH0977524A
JPH0977524A JP26235295A JP26235295A JPH0977524A JP H0977524 A JPH0977524 A JP H0977524A JP 26235295 A JP26235295 A JP 26235295A JP 26235295 A JP26235295 A JP 26235295A JP H0977524 A JPH0977524 A JP H0977524A
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JP
Japan
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glass tube
rod
cooling
cylinder
annealer
Prior art date
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Pending
Application number
JP26235295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Inao
孝朗 稲生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication of JPH0977524A publication Critical patent/JPH0977524A/ja
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス管・棒の徐冷に必要な全長を短化し、
しかもガラス管・棒を均一に徐冷できるガラス管・棒の
アニーラーを提供する。 【解決手段】 走行するガラス管G′・棒を支受するロ
ーラー13と、走行中のガラス管G′・棒の周囲を囲む
内筒14aと該内筒14aを覆う外筒14bとガラス管
G′・棒が通過する通過口16を有し且つ前記内筒14
aと外筒14bで形成された筒体の両端を閉塞する側板
14cとからなる囲繞体14と、該囲繞体14内に冷却
用空気を供給するために囲繞体14に連結された冷却用
空気の噴射ノズル15とを備え、前記囲繞体14は内筒
14aと外筒14bとの間に冷却水を循環させる冷却空
間17を有し、前記噴射ノズル15はガラス管G′・棒
の進行方向に対向する側に傾斜して且つ冷却用空気がガ
ラス管G′・棒の周囲を螺旋状に旋回しながら流れるよ
うに設置されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融ガラスから連続的
に管引き或いは棒引き成形されるガラス管・棒を徐冷す
るアニーラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ダンナー方式においては、先端
を下向きにして傾斜配置した回転するスリーブの外周面
上にリボン状の溶融ガラスを一定流量で供給し、スリー
ブの回転によって溶融ガラスをスリーブの周囲に巻きつ
つスリーブの中心部からエアーを吹き込み、スリーブの
前方に設置された管引き機で一定速度で引っ張ることに
よりガラス管を連続的に管引き成形しており、管引き機
の前方に設置された切断装置で一定寸法毎に切断するこ
とによってガラス管を生産している。
【0003】斯様な連続的な管引き成形においては、ス
リーブから引き出されたガラス管を徐冷し、切断に適し
た温度にまで下げるためのアニーラーがスリーブと切断
装置の間に設置されている。アニーラーは、スリーブか
ら引き出されたガラス管を支受するためにスリーブの前
方に直線状に設置された多数個のローラーと、このロー
ラー上を走行するガラス管を囲む断熱材とで構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アニーラーは、ガラス管の自然放熱によりガラス管を冷
却しているため、ガラス管がその切断に適した温度に冷
却されるまでには相当の距離を必要とし、アニーラーの
全長が長くならざるを得ない。アニーラーの全長が長い
程、生産ラインの占有面積が大きくなると共に、ガラス
管の管引き長さが長くなるために生産効率も低いという
問題がある。
【0005】また、アニーラー内を走行するガラス管の
下方或いは側方から冷却空気を吹き付けてガラス管を強
制冷却する方式は、ガラス管の局部冷却を起こし易く、
ガラス管の曲がり変形等を引き起こす原因となり、ガラ
ス管の成形に支障を来すという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、ガラス管・棒の
徐冷に必要な全長を短化し、しかもガラス管・棒を均一
に冷却し、良好な徐冷ができるガラス管・棒のアニーラ
ーを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題お
よび目的に鑑みてなされたもので、溶融ガラスから連続
的に管引き或いは棒引き成形されるガラス管・棒を徐冷
する装置であって、走行するガラス管・棒を支受するロ
ーラーと、走行中のガラス管・棒の周囲を囲む内筒と該
内筒を覆う外筒とガラス管・棒が通過する通過口を有し
且つ前記内筒と外筒で形成された筒体の両端を閉塞する
側板とからなる囲繞体と、該囲繞体内に冷却用空気を供
給するために囲繞体に連結された冷却用空気の噴射ノズ
ルとを備え、前記囲繞体は内筒と外筒との間に冷却水を
循環させる冷却空間を有し、前記噴射ノズルはガラス管
・棒の進行方向に対向する側に傾斜して且つ前記冷却用
空気がガラス管・棒の周囲を螺旋状に旋回しながら流れ
るように設置されてなることを特徴とするガラス管・棒
のアニーラーである。
【0008】
【作用】本発明によれば、冷却用空気の噴射ノズルはガ
ラス管・棒の進行方向に対向する側に傾斜して且つ冷却
用空気がガラス管・棒の周囲を螺旋状に旋回しながら流
れるように設置してあることから、冷却用空気はガラス
管・棒の反進行方向に向けて、ガラス管・棒の周囲を螺
旋状に旋回しながら流れるため、ガラス管・棒を均一に
冷却でき、また、囲繞体は、内筒と外筒との間に形成さ
れた冷却水を循環させる冷却空間を有することにより、
前記冷却用空気の冷却度を維持すると共にガラス管・棒
からの放熱によるガラス管周囲の雰囲気温度の上昇を抑
制する。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明にかかるアニ
ーラーにつき説明する。
【0010】図1はダンナー方式におけるガラス管成形
ラインの概略説明図、図2は本発明にかかるアニーラー
の縦断側面図、図3は本発明にかかるアニーラーの縦断
正面図である。
【0011】図1において、10はスリーブ、11はア
ニーラー、12は管引き機、Gは溶融ガラス、G′はガ
ラス管である。
【0012】アニーラー11は、図2、図3に示すよう
に、走行するガラス管G′を支受するローラー13と、
走行中のガラス管G′の経路を囲む囲繞体14と、囲繞
体14内に冷却用空気を供給するための噴射ノズル15
とを備えている。
【0013】ローラー13は耐熱材料からなり、管引き
走行するガラス管G′を水平に支受するように適宜間隔
を空けてスリーブ10の前方に直線状に配置してある。
【0014】囲繞体14は、ガラス管G′の周囲を囲む
内筒14aと、この内筒14aを覆う外筒14b及び内
筒14aと外筒14bによる二重の筒体の両端を閉塞す
る側板14c、14cからなる。側板14cにはガラス
管G′が通過するための通過口16が形成してある。囲
繞体14の内筒14aと外筒14bとの間には、冷却水
を循環させるための冷却空間17を設け、更に外筒14
bには前記冷却空間17に対する冷却水の供給、排出を
するための開口部18を備え、冷却水源(図示しない)
からの配水管19が各々の開口部18に配設してある。
また、本実施例においては、図2に示すように囲繞体1
4の内筒14aと外筒14bの間に連結板20を介して
囲繞体14を水平方向で2分割できる構成とし、ガラス
管G′成形ラインへの取り付け、取り外しを容易にして
ある。
【0015】噴射ノズル15は、前記囲繞体14の外筒
14b、内筒14aに貫通しており、囲繞体14内のガ
ラス管G′の進行方向における下流位置でガラス管G′
の進行方向に対向する側に傾斜させて且つ冷却用空気が
ガラス管G′の周囲を螺旋状に旋回しながら流れるよう
に設置してある。噴射ノズル15を前記下流位置に設置
する理由は、囲繞体14内に噴射された冷却用空気が通
過口16から抜けた後に拡散せず、各アニーラー11間
においてもガラス管G′に対する冷却作用が及ぶからで
ある。
【0016】かかる構成のアニーラー11について、以
下にその動作を説明する。
【0017】ガラス管G′は、溶融ガラスGをスリーブ
10に巻きつつ、管引き機12で引っ張ることにより管
引き成形される。スリーブ10から引き出されたガラス
管G′は、スリーブ10の前方に設置されたローラー1
3により支受されながら走行し、囲繞体14の通過口1
6から囲繞体14内部を通過する。囲繞体14内部で
は、ガラス管G′の進行方向に対向する側に傾斜して且
つ冷却用空気がガラス管G′の周囲を螺旋状に旋回しな
がら流れるように設置された噴射ノズル15から冷却用
空気が噴射され、噴射された冷却用空気は内筒14a内
においてガラス管G′の反進行方向に向けて、内筒14
aに内壁に沿うようにしてガラス管G′の周囲を螺旋状
に旋回しながら流れ、ガラス管G′を均一に冷却する。
また、内筒14aと外筒14bとの間に形成された冷却
空間17内に冷却水が循環されることにより、前記内筒
14aを流れる冷却用空気の冷却度を維持できると共に
ガラス管G′からの放熱によるガラス管Gの周囲の雰囲
気温度の上昇を抑制でき、安定した冷却性能が得られ、
徐冷効率が向上する。
【0018】なお、本発明にかかるアニーラーはガラス
棒についても上記と同様に適応できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形直後のガラス管・棒を均一に冷却し、安定した冷却
性能が得られ、徐冷効率が向上することにより、ガラス
管・棒の徐冷に必要なアニーラーの全長を短化できるの
で、ガラス管・棒の生産効率の向上を図ることができる
とともにガラス管・棒に曲がり等の変形を生じさせず、
良好な徐冷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンナー方式におけるガラス管成形ラインの概
略説明図である。
【図2】本発明にかかるアニーラーの縦断側面図であ
る。
【図3】本発明にかかるアニーラーの縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
10 スリーブ 11 アニーラー 12 管引き機 13 ローラー 14 囲繞体 14a 内筒 14b 外筒 15 噴射ノズル 15′ 噴射口 16 通過口 17 冷却空間 18 開口部 19 配水管 20 連結板 G 溶融ガラス G′ ガラス管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融ガラスから連続的に管引き或いは棒
    引き成形されるガラス管・棒を徐冷する装置であって、
    走行するガラス管・棒を支受するローラーと、走行中の
    ガラス管・棒の周囲を囲む内筒と該内筒を覆う外筒とガ
    ラス管・棒が通過する通過口を有し且つ前記内筒と外筒
    で形成された筒体の両端を閉塞する側板とからなる囲繞
    体と、該囲繞体内に冷却用空気を供給するために囲繞体
    に連結された冷却用空気の噴射ノズルとを備え、前記囲
    繞体は内筒と外筒との間に冷却水を循環させる冷却空間
    を有し、前記噴射ノズルはガラス管・棒の進行方向に対
    向する側に傾斜して且つ前記冷却用空気がガラス管・棒
    の周囲を螺旋状に旋回しながら流れるように設置されて
    なることを特徴とするガラス管・棒のアニーラー。
JP26235295A 1995-09-14 1995-09-14 ガラス管・棒のアニーラー Pending JPH0977524A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088797A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Asahi Glass Co Ltd ガラス管の冷却方法及び冷却システム
CN104004888A (zh) * 2014-05-14 2014-08-27 中国科学院广州能源研究所 一种用于片状基片上热色涂层材料的连续退火装置
JP2015117158A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 日本電気硝子株式会社 ガラス管成形装置およびガラス管の成形方法
CN115340288A (zh) * 2022-09-06 2022-11-15 宁波灼华科技有限公司 一种红外硫系玻璃制备工艺

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