JPH06198368A - 冷却用フインを製造する方法 - Google Patents

冷却用フインを製造する方法

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JPH06198368A
JPH06198368A JP29384393A JP29384393A JPH06198368A JP H06198368 A JPH06198368 A JP H06198368A JP 29384393 A JP29384393 A JP 29384393A JP 29384393 A JP29384393 A JP 29384393A JP H06198368 A JPH06198368 A JP H06198368A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定形状及びピッチの冷却用フィンを容易に
製造する。 【構成】 L字形材が心棒と接触する地点を越えて心棒
の外周面に隣接して延びているL字形のガイド穴を通し
て、L字形材を一定の供給角度で心棒に供給してL字形
材のL字短辺部分を心棒の外周面に巻き付け、L字形材
のL字短辺部分の長さ以上に前記ガイド穴のL字長辺部
分から間隔を隔てられそして心棒の外周面に隣接し心棒
の外周の少なくとも1/4周にわたって延びており且つ
前記供給角度と概ね等しい角度で心棒の軸線と交わるガ
イド面に沿って心棒に巻き付けられたL字形材のL字長
辺部分を案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却用フィン、更に詳
しくは流体が流れる円形断面の管の外周面へ取付ける冷
却用フィンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】円形断面の管内を流れる流体を冷却する
ために、通常、管の外周面に一定のピッチを有する冷却
用フィンが固定される。固定は、通常、冷却用フィンを
管の外周面へロウ付けすることにより行われる。冷却効
率を高めるためには、冷却用フィンの管の外周面への取
付け部分と管の外周面のと間には空隙のないことが望ま
しい。
【0003】冷却用フィンを製造する最も簡便な方法
は、帯材の厚さ方向が心棒の軸線方向と一定の角度をな
すように帯材を心棒の外周面に巻き付け、一定長さに巻
き付けた後のコイル形状の冷却用フィンを心棒から取り
外す方法である。
【0004】従来、心棒の外周面への帯材の巻き付け
は、図6に示すとおり、心棒220に対して自由に回転
及び滑動できる型付け治具230を用い、帯材の一端を
心棒に固定し、心棒220を回転させて帯材を心棒22
0に巻き付けることによって行われる。型付け治具23
0は、コイル形状を形成するために2〜3巻きの一定ピ
ッチの螺旋状の案内面232を有し、型付け治具230
のかかる案内面232に沿って帯材は案内される。又、
所謂コイリングマシーンを使用して帯材を心棒に巻き付
ける方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の方法にお
いて、厚く幅の狭い帯材を使用する場合、形成されたコ
イル形状の冷却用フィンには、図7に図示するようなし
わや破断は発生しないが、冷却用フィンの冷却効率が低
下してしまう。冷却用フィンの冷却効率を高めるために
薄く幅の広い帯材を使用する場合、心棒への帯材の巻き
付けの際、帯材の心棒に近い幅方向部分は圧縮されそし
て心棒から遠い幅方向部分は引き延ばされ、心棒に巻き
付けられた帯材の心棒に近い幅方向の部分には、図7に
示すようなしわや破断が発生する。
【0006】しわや破断の生じた冷却用フィンは、管に
取付ける部分の内径が一定でなくなり、冷却用フィンの
管への取付け部分と管の外周面との間に空隙が生じ、冷
却用フィンの冷却効率の低下を招くことになる。又、冷
却用フィンと冷却用フィンの間を流れる空気の流れが悪
くなり、冷却効率の低下を招く。更には余分の帯材材料
が必要となる。
【0007】冷却用フィンにしわや破断を発生させず
に、冷却用フィンと管との間の接触面積を増大させて、
冷却用フィンの冷却効率を一層高くすることが要求され
る場合がある。このような場合には断面がL字のL字形
材から冷却用フィンを作製することが望ましいが、L字
形材から冷却用フィンを製造する方法は知られていな
い。
【0008】本発明は、薄く幅の広い帯材を使用してし
わや破断を発生することなく冷却用フィンを製造する方
法を提供することを目的とする。
【0009】本発明は、冷却効率が高く、管へ簡単に固
定することができる冷却用フィンを製造する方法を提供
することを更に目的とする。
【0010】本発明の別の目的は、L字形材を使用して
しわや破断のない冷却用フィンを容易に製造する方法で
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、丸い心
棒の外周面にL字形材を巻き付けて一定のピッチを有す
る連続したコイル形状の冷却用フィンを製造する方法で
あって、L字形材が心棒と接触する地点を越えて心棒の
外周面に隣接して延びているL字形のガイド穴を通し
て、L字形材を一定の供給角度で心棒に供給してL字形
材のL字短辺部分を心棒の外周面に巻き付け、L字形材
のL字短辺部分の長さ以上に前記ガイド穴のL字長辺部
分から間隔を隔てられそして心棒の外周面に隣接し心棒
の外周の少なくとも1/4周にわたって延びており且つ
前記供給角度と概ね等しい角度で心棒の軸線と交わるガ
イド面に沿って、心棒に巻き付けられたL字形材のL字
長辺部分を案内することを特徴とする方法が提供され
る。
【0012】以下の説明において、L字長辺部分とはL
字の「|」の部分を指し、L字短辺部分とはL字の
「−」の部分を指す。
【0013】L字形のガイド穴がL字形材が心棒と接触
する地点を越えて心棒の外周面に隣接して延びていない
場合、L字形材のL字短辺部分を心棒の外周面に適切に
巻き付けることが困難となる。L字形のガイド穴がL字
形材が心棒と接触する地点を越えて心棒の外周面に隣接
して延びている部分の長さは、心棒の外周の1/12以
上1/4以下であることが望ましいが、これに限定する
ものではない。
【0014】L字形材のL字短辺部分を心棒の外周面に
巻き付けるためにL字形材を心棒に一定の供給角度で供
給する。この供給角度は、心棒に巻き取られつつあるL
字形材のL字短辺部分が既に心棒に巻き取られたL字形
材のL字短辺部分と重ならないような角度とする必要が
ある。供給角度は、製造されたコイル形状の冷却用フィ
ンのピッチ角と概ね等しいことが好ましい。
【0015】前記ガイド面は、心棒に既に巻き付けられ
たL字形材の方向に向かってL字形材のL字短辺部分の
長さ以上の間隔だけ前記ガイド穴のL字長辺部分から隔
てられている必要がある。この間隔は、コイル形状の冷
却用フィンのピッチと概ね等しい間隔であることが好ま
しい。
【0016】ガイド面は、心棒の外周面に隣接して心棒
の外周の少なくとも1/4周、好ましくは1/4周以上
1周以下、に亙って延びている。ガイド面が心棒の外周
面に沿って外周の少なくとも1/4周延びていないと、
L字形材を一定のピッチを有する冷却用フィンに賦形す
ることが困難となる。ガイド面を心棒の外周面に沿って
外周の1周以上延ばしても、ガイド面の機械加工が困難
となるだけで、L字形材を一定のピッチを有する冷却用
フィンに賦形する上で顕著な効果は生じない。ガイド面
は、前記供給角度と概ね等しい角度で心棒の軸線と直交
する平面と交わっている。L字形のガイド穴の出口端部
とL字形材のL字長辺部分が接触を開始するガイド面の
部分との間に距離をあけなくてもよいし、心棒の外周の
3/4以上距離をあけてもよい。
【0017】L字形のガイド穴のL字短辺部分の隙間間
隔が狭すぎると、心棒に巻き付けられたL字形材のL字
長辺部分とL字短辺部分の成す角度が鋭角となる。ガイ
ド穴のL字短辺部分の隙間間隔が広すぎると、心棒に巻
き付けられたL字形材のL字長辺部分とL字短辺部分の
成す角度が鈍角となる。従って、心棒に巻き付けられた
L字形材のL字長辺部分とL字短辺部分の成す角度が概
ね直角となるように、ガイド穴のL字短辺部分の隙間間
隔を調整できることが好ましい。
【0018】冷却用フィンは、心棒に一定の長さのL字
形材を巻き付けた後、心棒の回転を停止させて心棒に巻
き付けられたL字形材を心棒から取り外すことによって
得られる。かかる冷却用フィンは一定のピッチを有する
連続したコイル形状であり、フィンは隣接したフィンと
一定のピッチだけ離れている。冷却用フィンを管に挿入
し、冷却用フィンを管に固定する。固定は、従来の方
法、例えばロウ付けによって行うことができる。フィン
とフィンとの間のピッチを変えたい場合には、冷却用フ
ィンの両端部に力を加えれば容易にピッチを変えること
ができる。
【0019】使用するL字形材の材質は、鋼、鉄、アル
ミニウム、銅等の金属材料が適する。L字形材のL字長
辺部分及び短辺部分の幅、厚さは、要求される冷却効率
に依存する。L字形材のL字長辺部分及びL字短辺部分
の断面は任意の四辺形断面とすることができるが、矩形
とすることが望ましい。面取りされた稜を有するL字形
材を使用することもできる。
【0020】
【作用】L字形材を使用した本発明の冷却用フィンの製
造方法においては、L字の形状特性により、L字形材を
心棒に巻き付けるときにL字形材のL字長辺部分にしわ
が発生しにくい。適切に配置されたガイド穴によってL
字形材のL字短辺部分が心棒の外周面に元のL字形状を
概ね保持したまま巻き付けられ、適切なガイド面に沿っ
てL字形材のL字長辺部分を案内することにより一定の
ピッチを有する連続したコイル形状の冷却用フィンを容
易に製造することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の冷却用フィン
の製造方法の一実施例を詳しく説明する。
【0022】図1に、本発明のL字形材を使用した冷却
用フィンの製造方法を実施するのに適した冷却用フィン
製造装置100の平面図を示す。冷却用フィン製造装置
100は、L字形材110を巻き付けるための心棒12
0と、L字形材の端部110Dを固定するために心棒1
20の外周面に固定されたチャック124と、案内治具
組立体130から成る。心棒120は図1に示す矢印1
20′の方向に回転可能である。案内治具組立体130
は、心棒120の軸線方向と平行にスライドすることが
できる案内治具スライド装置(図示せず)に固定されて
いる。図1において、110Aは心棒120の外周面に
供給されているL字形材を、110Cは心棒120の外
周面に既に巻き付けられたL字形材を、110DはL字
形材の端部を示す。L字形材110Aは心棒120の軸
線を含む平面に対してαの供給角度で心棒120に供給
される。
【0023】案内治具組立体130は、第1の案内治具
140と第2の案内治具150と第3の案内治具160
から成る。第1の案内治具140と第2の案内治具15
0及び第1の案内治具140と第3の案内治具160は
ボルト(図示せず)によって連結されている。案内治具
組立体130を、第1の案内治具140、第2の案内治
具150及び第3の案内治具160に分解し、図1の矢
印Aの方向から第1の案内治具140を眺めた斜視図を
図2に、図1の矢印Bの方向から第2の案内治具150
を眺めた斜視図を図3に、図1の矢印Cの方向から第3
の案内治具160を眺めた斜視図を図4に示す。
【0024】第1の案内治具140を図1の矢印Aの方
向から眺めた図2に示すように、第1の案内治具140
には心棒120が通る中心穴142が設けられている。
第1の案内治具140の一面には、第2の案内治具15
0と係合する面144A、第3の案内治具160と係合
する面144B、中心穴142と同心の環状凹部14
6、及び環状凹部146から外側へと延びる直線状の凹
部148が設けられている。環状凹部146の底部14
6Aと直線状の凹部148の底部148Aとは同一平面
内にある。底部146A及び148Aは、L字形材11
0Aを案内するL字形のガイド穴のL字長辺部分を形成
する。直線状の凹部148の側壁148Bは、L字形材
110Aを案内するL字形のガイド穴のL字短辺部分を
形成する。面144Aと面144Bのギャップは第2の
案内治具150の厚さに等しい。面144Aと環状凹部
146の底部146A及び直線状の凹部148の底部1
48Aとの間のギャップはL字形材のL字長辺部分の材
料厚さの約半分である。L字形材110AのL字短辺部
分が心棒120の外周面と接するように、直線状の凹部
148の側壁148Bを延長した仮想平面は心棒120
の外周面と接する。
【0025】第2の案内治具150を図1の矢印Bの方
向から眺めた図3に示すように、第1の案内治具140
の面144Aと係合する第2の案内治具150の面15
4Aには、心棒120と同心であって概ね1/4の弧の
長さの環状凹部156、及び環状凹部156から外側へ
と延びる直線状の凹部158とが設けられている。環状
凹部156の底部156Aと直線状の凹部158の底部
158Aとは同一平面内にある。底部156A及び15
8Aは、L字形材110Aを案内するL字形のガイド穴
のL字長辺部分を形成する。面154Aと環状凹部15
6の底部156A及び直線状の凹部158の底部158
Aとの間のギャップはL字形材のL字長辺部分の材料厚
さの約半分である。第1の案内治具140の直線状の凹
部148の側壁148Bと対向する、第2の案内治具の
下面152には、直線状の凹部158に沿って、L字形
材のL字短辺部分の材料厚さに概ね等しい深さ、及びL
字形材のL字短辺部分の材料幅に概ね等しい幅の凹部1
52Aが設けられている。凹部152Aは、L字形材1
10Aを案内するL字形のガイド穴のL字短辺部分を形
成する。
【0026】第2の案内治具150の適当な部分にねじ
山を付けた孔(図示せず)を設け、この孔に対向する第
1の案内治具140の部分に設けられた長孔(図示せ
ず)にボルトを通して、第1の案内治具140と第2の
案内治具150とを固定する。第1の案内治具140に
長孔を設けることによって、第2の案内治具150の下
面152と、第1の案内治具140の直線状の凹部14
8の側壁148Bとの間の間隔を調節することができ
る。この調節によって、心棒120に巻き付けられたL
字形材のL字長辺部分と短辺部分との成す角度を調節す
ることができる。
【0027】第3の案内治具160を図1の矢印Cの方
向から眺めた図4に示すように、第3の案内治具160
には、心棒120が通る中心穴162、中心穴162と
同心の扇状の貫通穴162A、及び心棒120に巻き付
けられたL字形材のL字長辺部分を案内するガイド面1
66が設けられている。扇状の貫通穴162Aの中心角
は約135°である。従って、L字形のガイド穴の出口
端部とL字形材のL字長辺部分がガイド面166と接触
を開始する部分166Aとの間は、心棒120の外周の
3/8だけ隔てられている。扇状の貫通穴162Aの半
径は、心棒120の半径とL字形材のL字長辺部分の幅
の合計に概ね等しい。ガイド面166は扇形の凹部とし
て形成され、心棒120の外周面に隣接して心棒120
の外周の約5/8に亙って延びている。即ち扇形のガイ
ド面166の中心角は約225°である。ガイド面16
6の半径方向の幅は、L字形材のL字長辺部分の幅に概
ね等しい。図4では見ることのできない第3の案内治具
160の裏面164Bは、第1の案内治具140の面1
44Bと係合する。第1の案内治具140の面144A
と第3の案内治具160のガイド面166との間の間隔
は製造される冷却用コイルのピッチと概ね等しい。L字
形材のL字長辺部分がガイド面166と接触を開始する
部分166Aの半径方向の縁166Bには、丸みを付け
るかあるいはテーパーを付けることが望ましい。ガイド
面166は、心棒120の軸線と直交する平面に対して
供給角度αと概ね等しい角度だけ傾いている。
【0028】第1の案内治具140の適当な部分にねじ
山を付けた孔(図示せず)を設け、この孔に対向する第
3の案内治具160の部分に設けられた孔(図示せず)
にボルトを通して、第1の案内治具140と第2の案内
治具150とを固定する。
【0029】図5は、図1の線IX−IXに沿った案内治具
組立体130の断面図である。第1の案内治具140と
第2の案内治具150の係合面には、心棒120に供給
されるL字形材110Aを案内するためのL字形のガイ
ド穴170が設けられており、ガイド穴170の断面形
状はL字形材110Aの断面形状に概ね等しい。
【0030】図1〜5により、冷却用フィン製造装置1
00を使用した、本発明のL字形材を用いた冷却用フィ
ンの製造方法の一実施例を説明する。
【0031】心棒120を静止させた状態で、L字形の
ガイド穴170を通しガイド面166に沿って案内され
たL字形材の端部110Dをチャック124で挟み込み
心棒120に固定する。次に心棒120を矢印120′
の方向に回転させながら、L字形材110AをL字形の
ガイド穴170を通して心棒120の外周面に供給する
と、L字形材は心棒120の外周面に巻き付けられる。
ガイド穴170の出口端部を出たL字形材は、そのL字
長辺部分をガイド面166に案内されながら、更に心棒
に巻き付けられる。案内治具スライド装置を帯材の巻取
り数に応じて、既に巻き取られたL字形材110Cから
離れる方向に移動させる。所定長さのL字形材を心棒1
20の外周面に巻き付けたならば、心棒120の回転を
停止させて、L字形材を切断し、L字形材110を心棒
120から取り外せば、L字形材の冷却用フィンの製造
が完了する。
【0032】L字形材の端部110Dが心棒120に対
して固定され、案内治具組立体130が心棒120に対
してスライドする態様を以て、本発明のL字形材を用い
た冷却用フィンの製造方法を説明したが、案内治具組立
体130を静止させて、心棒120をスライドさせるこ
とにより冷却用フィンを製造することもできることは勿
論である。
【0033】L字形材の冷却用フィンを管に取付けるに
は、冷却用フィンを管に挿入した後、冷却用フィンを管
にロウ付けする。
【0034】図1〜5に示す装置を使用して、L字長辺
部分の幅及び厚さが各々8.0mm及び0.4mm、L
字短辺部分の幅及び厚さが各々1.0mm及び0.4m
mのSPCCのL字形材を用い、内径14.0mm、ピ
ッチ3.2mmの冷却用フィンを製造した。心棒20の
直径を13.95mm、心棒20の回転数を300rp
mとした。供給角度αを3度とした。第1の案内治具1
40の面144Aと第3の案内治具160のガイド面1
66との間の間隔を3mmとした。L字形のガイド穴1
70のL字長辺部分の隙間を0.45mm、L字短辺部
分の隙間を0.45mmとした。上記のとおり製造した
冷却用フィンは所定形状を有し、冷却用フィンのL字形
材のL字長辺部分とL字短辺部分とは概ね直角を成して
おり、しわや破断は認められなかった。冷却用フィンの
内径は均一であった。
【0035】
【効果】本発明の冷却用フィンの製造方法により、内径
の均一な冷却用フィンを製造することができ、流体が流
れる管の外周面に容易に隙間なく固定させることができ
る。又、使用する材料を最小限に押えることができる。
【0036】帯材を用いて冷却用フィンを製造する場
合、帯材にしわや破断が発生せず、冷却用フィンの冷却
効率を高めることができる。
【0037】L字形材を用いて冷却用フィンを製造する
場合、所定形状及びピッチの冷却用フィンを容易に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のL字形材を用いた冷却用フィンの製造
に適する冷却用フィン製造装置の平面図。
【図2】図1の装置にて使用する第1の案内治具の斜視
図。
【図3】図1の装置にて使用する第2の案内治具の斜視
図。
【図4】図1の装置にて使用する第3の案内治具の斜視
図。
【図5】図1の線IX−IXに沿った案内治具組立体の断面
図。
【図6】帯材を用いた冷却用フィンの従来の製造装置を
示す模式図。
【図7】帯材を用いた冷却用フィンの従来の製造装置に
より製造された冷却用フィンに発生するしわ及び破断を
示す図。
【符号の説明】
100 冷却用フィン製造装置 110 L字形材 120 心棒 130 案内治具組立体 140 第1の案内治具 144A 第2の案内治具と係合する面 144B 第3の案内治具と係合する面 146 環状凹部 148 直線状の凹部 150 第2の案内治具 152 下面 154A 第1の案内状と係合する面 156 環状凹部 158 直線状の凹部 160 第3の案内治具 162A 扇状の貫通穴 166 ガイド面 170 L字形のガイド穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸い心棒の外周面にL字形材を巻き付け
    て一定のピッチを有する連続したコイル形状の冷却用フ
    ィンを製造する方法であって、 L字形材が心棒と接触する地点を越えて心棒の外周面に
    隣接して延びているL字形のガイド穴を通して、L字形
    材を一定の供給角度で心棒に供給してL字形材のL字短
    辺部分を心棒の外周面に巻き付け、 L字形材のL字短辺部分の長さ以上に前記ガイド穴のL
    字長辺部分から間隔を隔てられそして心棒の外周面に隣
    接し心棒の外周の少なくとも1/4周にわたって延びて
    おり且つ前記供給角度と概ね等しい角度で心棒の軸線と
    交わるガイド面に沿って心棒に巻き付けられたL字形材
    のL字長辺部分を案内することを特徴とする方法。
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