JPH06198279A - 紫外線分解装置 - Google Patents

紫外線分解装置

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JPH06198279A
JPH06198279A JP5000330A JP33093A JPH06198279A JP H06198279 A JPH06198279 A JP H06198279A JP 5000330 A JP5000330 A JP 5000330A JP 33093 A JP33093 A JP 33093A JP H06198279 A JPH06198279 A JP H06198279A
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JP
Japan
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water
ultraviolet
lamp
concentration
cleaned
Prior art date
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Application number
JP5000330A
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English (en)
Inventor
Jun Tanaka
順 田中
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Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷量が変動しても処理レベルを一定にす
る。 【構成】 被処理水の流通路1に沿って、上流から有機
物濃度検知器3、流量検知器4、紫外線照射装置5を設
け、検知器3,4の測定値を制御装置7に送り、出力調
節器8を介して紫外線ランプの点灯電圧を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体製造、ボ
イラー、医薬品製造等に使用される純水の製造装置に組
み込んで、被処理水中の有機物を酸化除去する紫外線酸
化分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紫外線酸化分解装置は図3にその
一例を示すように、被処理水の流通路51に沿って紫外
線照射装置52が配設され、流入してくる被処理水はこ
こで紫外線を照射されて水中の有機物は酸化分解され、
除去される。なお、53は有機物が酸化除去された処理
水の出口側流通路である。
【0003】このような装置は、紫外線照射装置52に
流入してくる被処理水の有機物濃度Cin(mg/l)、
または流量Q(m3 /h)が変化しても紫外線ランプ出
力(kW)は常に一定であった。この場合、紫外線照射
装置52に流入してくる被処理水の有機物濃度Cin(m
g/l)、流量Q(m3 /h)が変動すると、ランプ出
力が一定なため、被処理水中の有機物に対する照射量
(kWhr/m3 )が変動し、そのため処理水の有機物
濃度Cout (mg/l)が変動する。
【0004】また、UVランプは図4に示すように約8
000hrで出力が初期の約70%まで低下する。その
ため通常約8000hrに一度の割合でランプの交換を
行っている。これら2点の問題点によって装置設計時に
は予想される最大負荷量Lma x (mg/h)=Q(m3
/h)×Cin(mg/l)×103 に対し、ランプ新品
時のランプ出力で、要求される処理水の有機物濃度C
out を満足するように初期ランプ出力を決定している。
【0005】このように従来法では、処理水の有機物濃
度Cout (mg/l)を常に設定値以下にすることは可
能であるが、最大負荷量に設計基準を合わせていること
で、負荷量の高くない通常運転中は必要以上に電力を消
費している問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたもので、その目的とするところは被処理水中
の有機物濃度が変動しても、処理水中の有機物濃度は常
に設定値に保てるとともに、装置の運転コストを低減さ
せ得る紫外線分解装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は被処理水の流通路と、前記流通路に沿って配
設された紫外線照射ランプを有し、被処理水に紫外線を
照射することにより被処理水中の有機物を酸化分解除去
する紫外線分解装置において、被処理水の流入量及び有
機物濃度を検出する検知器と、前記検知器の検出値に基
づいて有機物負荷量を演算する制御装置と、演算した負
荷量に基づいて紫外線照射ランプの出力を調節するラン
プ出力調節器とを有し、負荷量に応じてランプ出力を調
節するように構成するものである。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き詳細に説明する。
【0009】図1中1は被処理水の流入する流通路で、
この流通路1の流れ方向に沿って上流側2から順次、被
処理水中の有機物濃度検知器3、被処理水流量検知器
4、紫外線照射装置5が配設され、処理水は流通路1の
下流側6から流出する。
【0010】有機物濃度Cin(mg/l)を測定する検
知器3としては、一般的にはTOC(Total Organic Ca
rbon)メータを使用するとよいが、これに限定されるも
のではない。
【0011】また、被処理水流量Q(m3 /h)を検出
する検知器4としては、例えばフロート式、超音波式、
電磁式等の公知のものを使用することができる。
【0012】これらの検知器3,4の配設順序はいずれ
でもよく、同じ場所に近接して配設してもよい。
【0013】紫外線照射装置5は紫外線照射による有機
物の酸化分解用に一般に用いられているものがそのまま
使用できる。これらは185nm付近の紫外光を含むも
ので、紫外線ランプとしては低圧水銀ランプが使用され
る。また、紫外光を放射する当該ランプは1本のもので
も複数本配置したものでもよい。
【0014】7は制御装置で、検知器3,4で検出した
被処理水の有機物濃度Cin(mg/l)、及び被処理水
の流量Q(m3 /h)に対応する信号が入力されると、
負荷量L(mg/h)=Q(m3 /h)×Cin(mg/
l)×103 の演算を行い、この負荷量Lに対応する出
力信号を送出するものである。
【0015】8はランプ出力調節器で、前記制御装置7
から送出された負荷量Lに対応する出力信号を受け取
り、負荷量Lに応じた電圧を紫外線照射装置5のランプ
に送るものである。これにより、紫外線が被処理水に照
射され、被処理水中の有機物が酸化分解するものである
が、紫外線の照射量は被処理水中の有機物量に対応する
ように制御されたものであるので、被処理水中の有機物
濃度が変動しても、処理水中の有機物量は一定範囲の基
準値内を維持できる。なお、出力調節器8は電圧を変化
させて紫外線照射量を調節するものであるが、調節には
ランプをオン、オフする機能をも含むものである。
【0016】上記本発明の紫外線分解装置は、有機物を
含むいかなる種類の被処理水にも適用できるが、特に半
導体等の超純水の製造装置に組み込んで使用すると好適
である。組み込む位置は超純水製造装置の紫外線酸化分
解装置の部分にそのまま組み込むことができる。 (実験例)以下、実験例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0017】図1に示した本発明装置を用いて、TOC
濃度及び流量の変動する被処理水(超純水)中のTOC
の分解除去を行ったところ、図2に示すごとく、被処理
水のTOC濃度及び流量の変動に関係なく、目標値であ
るTOC濃度2mg/lの処理水が常に安定して得られ
た。
【0018】なお、使用した紫外線照射装置は内部に4
本の低圧紫外線照射ランプを組み込んだ流水型のもの
で、4本のランプの各々の印加電圧を180Vから22
0Vまでの範囲で制御する電圧制御と、各水銀ランプを
オン−オフさせるオン−オフ制御との両方の制御を組み
合わせて行えるようにした装置である。
【0019】また、TOCメータとしては東レ(株)製
のアナテルA−100−PSEを用いた。
【0020】比較のために、上記と同じ被処理水を上記
と同じ紫外線照射ランプ4本を組み込んだ紫外線照射装
置を用いた図3に示すような従来装置によって、印加電
圧を200V(一定)として処理したところ、図2に示
すごとく、この場合は被処理水のTOC濃度や流量の変
動によって処理水のTOC濃度も変動し、処理水のTO
C濃度が目標値を上回る場合もあった。
【0021】
【発明の効果】本発明においては、有機物負荷量が変動
してもそれに応じて最適量の紫外線を照射することがで
きるので、処理水のTOCを基準範囲に制御でき、さら
に装置の運転コストの低減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】実験例における通水時間とTOC濃度との関係
を示すグラフである。
【図3】従来の紫外線酸化分解装置の構成図である。
【図4】紫外線ランプの出力の経時変化を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 流通路 2 上流側 3 有機物濃度検知器 4 被処理水流量検知器 5 紫外線照射装置 6 下流側 7 制御装置 8 出力調節器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水の流通路と、前記流通路に沿っ
    て配設された紫外線照射ランプとを有し、被処理水に紫
    外線を照射することにより被処理水中の有機物を酸化分
    解除去する紫外線分解装置において、被処理水の流入量
    及び有機物濃度を検出する検知器と、前記検知器の検出
    値に基づいて有機物負荷量を演算する制御装置と、演算
    した負荷量に基づいて紫外線照射ランプの出力を調節す
    るランプ出力調節器とを有し、負荷量に応じてランプ出
    力を調節することを特徴とする紫外線分解装置。
JP5000330A 1993-01-05 1993-01-05 紫外線分解装置 Pending JPH06198279A (ja)

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