JPH0619778Y2 - 自動車用オイルクーラ - Google Patents

自動車用オイルクーラ

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JPH0619778Y2
JPH0619778Y2 JP1987186663U JP18666387U JPH0619778Y2 JP H0619778 Y2 JPH0619778 Y2 JP H0619778Y2 JP 1987186663 U JP1987186663 U JP 1987186663U JP 18666387 U JP18666387 U JP 18666387U JP H0619778 Y2 JPH0619778 Y2 JP H0619778Y2
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JP
Japan
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oil
strainer
hole
oil cooler
core
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Application number
JP1987186663U
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English (en)
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JPH0191011U (ja
Inventor
一男 河合
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジン下部に位置されたオイルパンの底面
に直接取り付けることができるオイルクーラに関する。
〔従来技術〕
オイルパンに内蔵するオイルクーラとしては、実願昭5
3−181733号その他が存在する。これはオイルパ
ンの内であって、特にストレーナの上流側にオイルクー
ラを位置させ、オイルクーラにより冷却されたオイルを
ストレーナに導くものであった。また他の実施例として
はストレーナを通過した後にオイルクーラによりオイル
が冷却され、それがオイルポンプを介して循環するよう
に構成したものである。
〔解決しようとする問題点〕
ところがこのようなオイルクーラは何れもオイルパンの
内部に取り付けられるため、それらの点検整備が面倒で
ある欠点があった。それと共に、部品点数が多くなる欠
点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は以上の問題点を解決するため次の構成を
とる。
即ち、オイルパンの底面の一部に凹陥部2をその外面側
から内面側に形成する。そして、中心部に孔3を有し且
つ、内部に密閉された偏平な冷却水流通部が形成された
多数のエレメント4を積層してコア5を構成する。この
コア5は孔3とエレメント4との外周縁間に放射方向へ
且つ、夫々エレメント4の外面側にオイル流通路が形成
される。そして該コア5は前記凹陥部2に内装されるも
のである。そして、コア5の外側に順にストレーナホル
ダ6とストレーナ7とを同心状に位置させて、それらを
凹陥部2に内装する。そして、凹陥部2の開口端を中空
ボルト8を介して端蓋9により着脱自在に閉塞する。更
に、凹陥部2の周壁にオイル流入孔10を開口すると共
に、中空ボルト8の外周にオイル流入用の側孔11を形成
したものである。
〔作用〕
本考案のオイルクーラによれば、凹陥部の周壁に形成さ
れたオイル流入孔10から流入したオイルはストレーナ7
により、塵埃が捕捉されて各エレメント間を流通する。
そしてエレメント内に流通する冷却水によりオイルが冷
却される。
次に、オイルクーラエレメント及びストレーナを取り外
すには、中空ボルトを取り外すことにより端蓋9を外
し、夫々を下方に引き抜けばよい。それにより、ストレ
ーナを清掃することができると共に、オイルクーラの目
詰まり等の点検及び整備を同時に行うことが可能とな
る。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。
第1図は本オイルクーラの縦断面略図であり、第2図は
同実施例のストレーナホルダ6の斜視略図、第3図は同
実施例のコアを構成するエレメントの分解説明図、第4
図は第1図のIV−IV矢視断面図、第5図は第1図のV−
V矢視断面図である。この実施例では、図示しないエン
ジンの底部に取り付けられたオイルパン1の一部が第1
図に示す如く、その下面から上面側へ凹陥し、そこに凹
陥部2が形成される。そして該凹陥部2自体が本オイル
クーラ及びストレーナ7の収納容器となる。オイルクー
ラのコア5は多数のエレメント4を積層してなる。この
エレメント4は第3図に示す如く上下一対の皿状のプレ
ート20を重ね合わせたものである。このプレート20は周
縁部及び孔3の内周縁並びに両者間を連結する水側仕切
部21が夫々立ち上げ形成され、その立ち上げられた部分
において上下一対のプレート20が互いに接合されて内部
に冷却水流通部12を形成する。またプレート20には水側
仕切部21の両側に夫々冷却水連通孔16が形成され、該冷
却水連通孔16の周縁部が外方に突出される。このように
してなるエレメント4をフィン17を介して多数積層して
コア5を構成する。なお、最も上側に位置するプレート
20には冷却水連通孔16が穿設されないものが用いられ
る。次に、コア5の外周にはストレーナホルダ6及びス
トレーナ7が順に外方に位置される。このストレーナホ
ルダ6及びストレーナ7は第2図に示す如く形成されて
いる。即ち、ストレーナホルダ6はその外周が波形に形
成され、その波の内外面にコア5及びストレーナ7が位
置される。従ってストレーナホルダ6はコア5とストレ
ーナ7との両者の間のスペーサを形成する。次に、凹陥
部2の開口端を閉塞する端蓋9は、中心にボルト挿通孔
を有すると共に、周縁部にOリング嵌着溝を有する。ま
たボルト挿通孔に隣接して冷却水パイプ25を有し、冷却
水パイプ25の開口端にもOリング嵌着溝が設けられてい
る。次に、端蓋9を締結する中空ボルト8は、頭部外周
にOリング嵌着溝を有すると共に、図において下端部に
複数の側孔11が穿設される。そして先端部には外ネジが
螺刻される。なお凹陥部2には複数のオイル流入孔10が
その周壁に形成されている。
このようにしてなるオイルクーラは、オイルパン1の凹
陥部2に適宜なスペーサ27を介してコア5、ストレーナ
ホルダ6、ストレーナ7が夫々内装され、端蓋9により
凹陥部2を閉塞すると共に、そのボルト孔に中空ボルト
8が挿通されて、その先端がオイルパン1内のオイルパ
イプ24に螺着締結される。そして冷却水パイプ25を介
し、エレメント4の一方の冷却水連通孔16(第3図)よ
り夫々のエレメント4内に冷却水23が第4図の如く循環
する。そしてオイルパン1内のオイル22はオイル流入孔
10よりストレーナ7を通過してコア5の上方に達する。
このときオイル22は第2図に示すストレーナホルダ6の
波形の隙間を上昇するものである。このオイル22は中空
ボルト8の外周に回り込み、次にコア5の上部を中心か
ら外周に向かって放射状に流通し、ストレーナホルダ6
の内周縁に至る。そしてUターンし、第5図の如く、コ
ア5の下部を外周から中心に向かって流通する。次い
で、オイル22は側孔11より中空ボルト8内に流入する。
そしてそれがオイルパイプ24より図示しないオイルポン
プに至るものである。
次に、本オイルクーラを分解し、整備点検するには中空
ボルト8をオイルパン1の下面側から取り外すのみで足
りる。中空ボルト8を取り外すことにより端蓋9とコア
5とストレーナホルダ6及びストレーナ7とを夫々取り
外すことができる。
〔変形例〕
第1図において、端蓋9に冷却水パイプ25を設ける代わ
りに、コア5の下端の冷却水連通孔16の孔縁にパイプの
開口をろう付け固定してもよい。
〔考案の効果〕 本考案の自動車用オイルクーラは以上のような構成から
なり次の効果を有する。
本オイルクーラは、オイルパン1の底面の一部に外面側
より内面側に凹陥部2を形成し、該凹陥部2にコア5と
ストレーナホルダ6とストレーナ7を内装し、その凹陥
部2の開口端を中空ボルト8を介して着脱自在に端蓋9
により閉塞するものであるから、オイルパン1自体にオ
イルクーラのケーシングを構成させ、部品点数が少ない
コンパクトなオイルクーラを提供し得る。また、オイル
クーラ及びストレーナ7の着脱をオイルパン1の下面側
から直接行い得るのでメンテナンス性の良いオイルクー
ラとなり得る。
しかも本オイルクーラは、凹陥部2の外周に形成された
オイル流入孔10から流入したオイルがストレーナを通過
し、オイルクーラの各エレメント外周に流通するように
構成ため、構成が簡単で且つオイルクーラエレメントに
目詰まりが生じ難い。そして、点検整備の際にオイルク
ーラとストレーナとを同時に取り外せるため、両者の清
掃を同時に行い、信頼性の高いオイルクーラを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本オイルクーラの縦断面略図であり、第2図は
同実施例のストレーナホルダ6の斜視略図、第3図は同
実施例のコアを構成するエレメントの分解説明図、第4
図は第1図のIV−IV矢視断面図、第5図は第1図のV−
V矢視断面図である。 1…オイルパン、2…凹陥部 3…孔、4…エレメント 5…コア、6…ストレーナホルダ 7…ストレーナ、8…中空ボルト 9…端蓋、10…オイル流入孔 11…側孔、12…冷却水流通部 13…オイル流通部、14…オイル側仕切部 15…ドレンボルト、16…冷却水連通孔 17…フィン、18…スペーサ部 19…オイル流出孔、20…プレート 21…水側仕切部、22…オイル 23…冷却水、24…オイルパイプ 25…冷却水パイプ、26…Oリング 27…スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルパン(1)の底面の一部に外面側より
    内面側へ形成した凹陥部(2)と、中心部に孔(3)を有し且
    つ、内部に密閉された偏平な冷却水流通部が形成された
    多数のエレメント(4)の積層体からなると共に、前記孔
    (3)と各エレメント(4)の外周縁間に放射方向へ且つ夫々
    のエレメント(4)の外面側にオイル流通路が形成され
    て、前記凹陥部(2)に内装されるコア(5)と、該コア(5)
    の外側に順に同心状に位置されるストレーナホルダ(6)
    とストレーナ(7)と、それらが内装された前記凹陥部(2)
    の開口端を中空ボルト(8)を介して着脱自在に閉塞する
    端蓋(9)と、前記凹陥部(2)の周壁に形成したオイル流入
    孔(10)と、前記中空ボルト(8)の外周に形成されたオイ
    ル流入用の側孔(11)と、を具備する自動車用オイルクー
    ラ。
JP1987186663U 1987-12-07 1987-12-07 自動車用オイルクーラ Expired - Lifetime JPH0619778Y2 (ja)

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JPH0191011U JPH0191011U (ja) 1989-06-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50113741U (ja) * 1974-02-26 1975-09-17
JPS58119912A (ja) * 1982-01-08 1983-07-16 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のオイルフイルタ
JPS59110310U (ja) * 1983-01-17 1984-07-25 日産自動車株式会社 オイルク−ラ
JPS59192610U (ja) * 1983-06-07 1984-12-21 東京濾器株式会社 オイルク−ラの油水仕切構造

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Publication number Publication date
JPH0191011U (ja) 1989-06-15

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