JP2512820Y2 - 円筒型熱交換器 - Google Patents

円筒型熱交換器

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JP2512820Y2
JP2512820Y2 JP1989114347U JP11434789U JP2512820Y2 JP 2512820 Y2 JP2512820 Y2 JP 2512820Y2 JP 1989114347 U JP1989114347 U JP 1989114347U JP 11434789 U JP11434789 U JP 11434789U JP 2512820 Y2 JP2512820 Y2 JP 2512820Y2
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JP
Japan
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heat exchange
cylindrical
case
bottom wall
heat exchanger
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Application number
JP1989114347U
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JPH0356070U (ja
Inventor
孝之 市原
正志 鈴木
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願は、たとえば内燃機関などに用いられる円筒型の
熱交換器に関する。
[従来の技術] 円筒型熱交換器は、特公昭55-48238号公報に示される
ように、円筒状ケース内に、2枚のプレートから成る中
空チューブを多数積層した熱交換コアを配設し、ケース
側壁に冷却水の流入出口を設けるとともに、熱交換コア
に被冷却流体の流入口を設けた構造のものである。
潤滑油などの被冷却流体は、熱交換コアの流入口か
ら、熱交換コア内に流入し、流出口へ流出する。他方、
冷却水などの冷却流体は、ケースの流入口からケース内
に流入し、熱交換コアのチューブの外側を流通して、流
出口へ流出する。この間に、両流体は、チューブの壁面
を介して相互に熱交換する。
[考案が解決しようとする課題] 冷却流体の流入出口は、接近して設けられており、流
入口から流入する冷却流体は、全流が熱交換コアのチュ
ーブの外側を流通することなく、一部が流出口へ直接に
達してしまうことがある。このように冷却流体が熱交換
コアをバイパスすると、熱交換性能をその分だけ低下さ
せてしまうことになる。
[課題を解決するための手段] 円筒状ケースの内部に円形ディスク状チューブを多数
積層した熱交換エレメントを配設し、ディスク状チュー
ブ内の流体と前記ケース内の流体とで熱交換する円筒型
熱交換器において、円筒状ケースは半円筒状部と、底壁
とその両側の側壁でなる箱状部とで形成し、底壁の一方
側端部に流入管が、該流入管が設けられた位置と反対側
の側壁の底壁寄りに流出管がそれぞれ設けられ、さらに
箱状部の底壁内面に、中央部に凹曲面部を有しその両端
部に折曲部を有するガイド板が固着された構成とした。
〔作用〕
冷却水の流れは2つの流れとなって流れ、一部は円筒
状ケースの流入管からケースに対して接線方向に流入
し、ケース内を大きく迂回し、半円筒状部内を流れ、熱
交換エレメントのディスク状のチューブの上下面で熱交
換を行い流出管へ流出する。他の一部の冷却水は、ガイ
ド板に誘導され、チューブの箱状部の部分に位置すると
ころを通過し、前期同様にチューブの上下面で熱交換を
行い流出管へ流出する。箱状部の部分の冷却水の流れ
は、ガイド板の凹部曲面により誘導されてチューブの広
い範囲にわたって流れ、流入管からチューブの外側を流
通することはない。
[実施例] 第1図、第2図は本考案の実施例であり、ドーナツ型
の円筒状熱交換器である。円筒状ケース20の上壁中央部
には、開口20aが設けられている。また、円筒状ケース2
0内には、熱交換エレメント30が配設され、該エレメン
ト30は、ドーナツ状のチューブを短管を介して多数積層
したものである。円筒状ケース20は、半円筒部26と、底
壁20bとその両側の側壁20c,20cとでなる箱状部27とを有
しており、冷却流体の流入管21は箱状部27の底壁20bの
一方側(図で左側)端部に、また、流出管22は箱状部27
の他方側(流入管21が設けられた位置と反対側)の側壁
20cの底壁20b寄りに設けられている。箱状部27の底壁20
bの内面には、凹曲面部23を有しその両端部に折曲部2
4、24を有する短形状のガイド板25が設けられる。ガイ
ド板25の根本部25aは、底壁20bの内面に固着される。ガ
イド板25の凹曲面部23は熱交換エレメント30の外周にそ
って、当接またはわずかな間隙をもって、対置してい
る。冷却流体の流入出管21、22は、ガイド板25の両端の
折曲部24、24の外側に位置している。
熱交換エレメント30は、前記従来技術として示した特
公昭55-48238号公報に示されているので詳細な構造につ
いては、説明は省略するが、第3図のように中央開口31
の周りに流入開口32を有するディスク状基板33の上部に
中央短管34、短管35、36を介してドーナツ状のチューブ
37を多数積層し一体化したものである。短管35、36は、
チューブ37の両面に設けた一対の流通開口38、39に各々
連通する。熱交換エレメント30は、ケース20内に配設さ
れ、その上端がケース20の上壁に当接する。ケース20の
上壁中央部の開口20aの周りには、オイル流出口40が設
けられており、該出口は熱交換エレメント30のチューブ
37上端の流通開口38に連通する。
ケース20上壁上には、環状のシート体41が固着され
る。シート体41の傾斜壁42には複数の開口43が設けられ
る。
使用に際しては、ケース20の開口20aに、中空の取付
ボルト(図示せず)が挿設され、シート体41上にねじ込
み型オイルフィルタまたは蓋板が締着される。蓋板を取
付けた場合において、基板33の中央開口31からオイルが
流入し、熱交換エレメント30内を流通し、シート体41内
を通って開口43から流出する。さらにオイルは、中空の
取付ボルト内を流下する。一方、冷却水は、ケース20の
流入管21からケース20内に入り、熱交換エレメント30の
チューブ37、37間を流通して流出管22へ流出する。この
間に、オイルは冷却される。
なお、ケース内に配設される熱交換エレメントとし
て、前記実施例ではドーナツ型のものであったが、第4
図に示すようなものであってもよい。このものは、ディ
スク状基板5の上部に短管6a,6bを介してディスク状チ
ューブ7を多数積層し、これらを一体的に固着したもの
である。チューブ7の上下面には各々1対の開口が設け
られており、これらの開口は、上記短管6a、6bに連結し
ている。基板5の下部には、被冷却流体の流入出管8a、
8bが設けられている。このようなエレメントの場合に
は、円筒状ケースの側壁は前記実施例の場合と同様であ
るが、上面は閉塞されてたものを形成し、熱交換エレメ
ントの流入管から、被冷却流体が流入し、チューブ7内
を流通して、流出管へ流出する。同時に、ケースの流入
管から冷却流体が流入し、熱交換エレメントのチューブ
7の外側を流通して、流出管へ流出する。
〔効果〕
以上のように本考案の円筒型オイルクーラは、円筒状
ケースを半円筒状部と箱状部とで形成し、底壁の一方の
側端部に流入管が、該流入管が設けられた位置と反対側
の側壁の底壁寄りに流出管をそれぞれ設け、さらに箱状
部の底壁内面に、中央部に凹曲面部を有しその両端部に
折曲部を有するガイド板が固着するような構成にしたの
で、冷却水は、熱交換エレメントのディスク状のチュー
ブの全面にわたって流れ、しかも箱状部の部分の冷却水
の流れは、ガイド板の凹部曲面により阻止され、流入管
からチューブの外側を流通することはないので、熱交換
性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の平面断面図、第2図はその
正面図、第3図は熱交換エレメントの断面図、そして第
4図は熱交換エレメントの他の例の断面図である。 1……円筒状ケース、2……熱交換エレメント、9……
ガイド板、9a……凹曲面部、9b……折曲部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状ケースの内部に円形ディスク状チュ
    ーブを多数積層した熱交換エレメントを配設し、ディス
    ク状チューブ内の流体と前記ケース内の流体とで熱交換
    する円筒型熱交換器において、円筒状ケースは半円筒状
    部と、底壁とその両側の側壁でなる箱状部とで形成し、
    底壁の一方側端部に流入管が、該流入管が設けられた位
    置と反対側の側壁の底壁寄りに流出管がそれぞれ設けら
    れ、さらに箱状部の底壁内面に、中央部に凹曲面部を有
    しその両端部に折曲部を有するガイド板が固着されてい
    ることを特徴とする円筒型熱交換器。
JP1989114347U 1989-09-29 1989-09-29 円筒型熱交換器 Expired - Lifetime JP2512820Y2 (ja)

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JPH0356070U JPH0356070U (ja) 1991-05-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58107489U (ja) * 1982-01-08 1983-07-21 株式会社 土屋製作所 多板式熱交換器
JPH0531415Y2 (ja) * 1987-07-27 1993-08-12
JPS6438470U (ja) * 1987-08-25 1989-03-08

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JPH0356070U (ja) 1991-05-29

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