JPH0619776U - アイスリンク - Google Patents

アイスリンク

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JPH0619776U
JPH0619776U JP3239992U JP3239992U JPH0619776U JP H0619776 U JPH0619776 U JP H0619776U JP 3239992 U JP3239992 U JP 3239992U JP 3239992 U JP3239992 U JP 3239992U JP H0619776 U JPH0619776 U JP H0619776U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイスリンクの冷却管連結部の氷質を向上す
る。 【構成】 リンク氷結領域の床面に複数の凹陥部を、該
リンク氷結領域を横切るように設けて、該凹陥部上に
は、左右方向の床面上からスライドする左側蓋体5aと
右側蓋体5bとを設け、冷却管には湾曲可能な柔軟性
と、所定の曲率で湾曲しても局所的に折り曲がらない剛
性を有した合成樹脂性パイプを使用し、この冷却管を凹
陥部内の冷媒供給サブヘッダーまたは冷媒還流サブヘッ
ダー連結してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アイスリンクの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スピードスケートのアイスリンクは一周の長さが長いため、通常は、ある長さ ごとに区切って多数本の冷却管2を長さ方向に沿ってほぼ平行状に敷設するよう になしているが、この方式では、冷却管2の各継ぎ目で冷却効果に種々の問題を 生ずる。例えば、図5例では、冷却管2の継ぎ目として床面11上に四つの流路 に仕切ったヘッダー20を載置し、このヘッダー20に各冷却管2を連結するよ うになしてある。なお、このヘッダー20は、仕切られた四つの流路中二つが冷 媒供給用に他の二つが冷媒還流用に使用され、該ヘッダー20の左右側に夫々連 結される冷却管2は一本おきに冷媒供給用流路と冷媒還流用流路とに連結され、 各冷却管2の他端は隣のヘッダー20において、一端を冷媒供給用流路に連結し たものは他端を冷媒還流用流路に、一端を冷媒還流用流路に連結したものは他端 を冷媒還流用流路に連結するようになし、冷媒は各冷却管2において流れの方向 が一本ごとに反対方向となるようになしてある。
【0003】 しかし、上記の床面上にヘッダー20を配置する方式は、該ヘッダー20がそ の断面積が大きいのと、通常金属で構成され熱伝導性がよいことから、このヘッ ダー20上方での冷却効果が他の部位より強くなりすぎ「図6」に符合B1で示 す氷の盛り上がり部が形成されたり、この氷の盛り上がり部B1が形成されなく とも、氷結層Bがこのヘッダー20の近傍で他の部位より固くなる傾向を有する ことが知れれており、施工現場では上記の欠点を解決すべく、該ヘッダー20の 上に布地等を断熱材21として乗せるような工夫がなされている。
【0004】 そして、上記方式は断熱材21の材質、厚みの選定等に作業者のノウハウが必 要なこと、また、その効果が必ずしも充分でなく信頼性に劣ることから、近時は 上記ヘッダー20を床面の凹陥部内に収納する方法が提案されている。
【0005】 上記凹陥部内にヘッダーを収納する従来方法としては特公昭61−52384 号が知られており、この方式は「図7」に示すごとく、凹陥部10内の上部に断 面円形の支承台22を設け、冷却管2をこの支承台22の上で交差させ、該冷却 管2は互いに支承台22の周面に沿わせて湾曲させ、この冷却管2は冷媒供給ヘ ッダー3と冷媒還流ヘッダー4とのいずれかに連結してなる。そして、上記の各 冷却管2を一本づつ冷媒供給ヘッダー3及び冷媒還流ヘッダー4に着脱するのは 大変手数を要するので、各冷却管2は10〜30本を一組としてその端部には「 図8」に示すごとき、サブヘッダー6を取りつけておき、このサブヘッダー6を 冷媒供給ヘッダー3または冷媒還流ヘッダー4に着脱するようになしている。な お、「図8」のサブヘッダー6は、60が両端を閉塞したパイプ状のサブヘッダ ー本体で、このサブヘッダー本体60にはヘッダー連結口61と所定数の冷却管 連結口62とが分岐連接されてなるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記「図7」に示す従来例は、図からも明らかなように冷却管2のみが床面1 1上に水平に敷設されるため、現在では最も均一な性状の氷結層Bが得られると 評価されている。しかし、この従来方式は、冷却管2を所定本数サブヘッダー6 にあらかじめ連結して冷却管群として取り扱う場合において、上記支承台22の 設置が各冷却管2を冷媒供給ヘッダー3と冷媒還流ヘッダー4とに連結した後に 、各冷却管2の交差湾曲部で形成される輪状部内に側方から支承台22を挿通し た後、この支承台22を図示しない適宜手段で固定しなくてはならず、各冷却管 2は必ずしも整然と並んでいるものでないから、この支承台22の挿通作業に手 数を要するという課題を有していた。
【0007】 また、上記従来法は特殊な施工をしないかぎり凹陥部10の上部開口が「図7 」に示されるごとく大きく開くことになり、その結果、氷結前の水が多量に凹陥 部10内に流入し水の流失量が多いという課題と、整氷車両がこの凹陥部10に 乗ると氷結層が割れる心配も残るという課題を有していた。
【0008】 そこで、本考案は上記欠点を解決すべくなされたもので、敷設・撤去作業が容 易で、均一な氷結層が得られるアイスリンクを提供することを目的としたもので ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範囲を要旨とする本考案の構成は 前述課題を解決するために、リンク氷結領域Aの床面11に複数の凹陥部10を 、該リンク氷結領域Aを横切るように設けて上記リンク氷結領域Aを複数のスパ ン1a,1b,1c・・・に区分し、この各スパン1a,1b,1c・・・の床 面11上に氷結領域Aの長さ方向に沿って多数本の冷却管2をほぼ平行状に敷設 し、この冷却管2を上記凹陥部10内に収納した冷媒供給ヘッダー3と冷媒還流 ヘッダー4とに連通するようになしたアイスリンクにおいて、 上記凹陥部10上には、左右方向の床面11上からスライドして該凹陥部10 の上部開口を開閉する左側蓋体5aと右側蓋体5bとを設け、 また、上記冷却管2には湾曲可能な柔軟性と、所定の曲率で湾曲しても局所的 に折り曲がらない剛性を有した合成樹脂性パイプを使用し、 さらに、上記凹陥部10の左側のスパン1aに敷設する冷却管2は左側蓋体5 aの上を通り右側蓋体5bとの間隙から凹陥部10内に湾曲して侵入し、その先 端側の冷媒供給サブヘッダー6aまたは冷媒還流サブヘッダー6bを凹陥部10 内の左側に位置させ、また、該凹陥部10の右側のスパン1bに敷設する冷却管 2は右側蓋体5bの上を通り左側蓋体5aとの間隙から凹陥部10内に湾曲して 侵入し、その先端側の冷媒供給サブヘッダー6aまたは冷媒還流サブヘッダー6 bを凹陥部10内の右側に位置させ、上記両冷媒供給サブヘッダー6a,6aを 冷媒供給ヘッダー3に、両冷媒還流サブヘッダー6b,6bを冷媒還流ヘッダー 4に連結したことを特徴とする技術的手段を講じたものである。
【0009】
【作用】 それ故、本考案は冷却管2の敷設に際して、左側蓋体5aと右側蓋体5bとを 左右に開き凹陥部10の上部を広く開口しておく。そして、凹陥部10の左側の スパン1aに敷設する冷却管2はその先端側の冷媒供給サブヘッダー6aまたは 冷媒還流サブヘッダー6b(冷却管2は所定本数を一組としてその先端にはあら かじめ冷媒供給サブヘッダー6aまたは冷媒還流サブヘッダー6bが装着されて いるのは従来と同じである。)を凹陥部10内の左側に位置させ(通常固定する もので、詳細は後述する。)、該冷媒供給サブヘッダー6aを冷媒供給ヘッダー 3に、冷媒還流サブヘッダ−6bを冷媒還流ヘッダー4に連結する。
【0010】 そして、これら冷却管2の一端側は凹陥部10内において所定量の弛みを持た せ、左側蓋体5aの上を通って他端側を凹陥部10の左側の床面11に敷設し、 他端側は隣の凹幹部10内において同様に冷媒供給サブヘッダー6aを冷媒供給 ヘッダー3に、冷媒還流サブヘッダー6bを冷媒還流ヘッダー4に連結する。た だし、一組の冷却管2群は一端側のサブヘッダーを冷媒供給サブヘッダー6aと して、他端側のサブヘッダーを冷媒還流サブヘッダー6bとして使用するため、 冷媒供給ヘッダー3と冷媒還流ヘッダー4とへの連結は隣り合う凹陥部10,1 0内では逆になるようにする。また、同一床面11上には二組の冷却管2群が敷 設されるもので、この二組は上下に重なるのではなく、一本の冷却管2ごとに交 互に組のものが床面11上に並ぶようになしているのは従来と同じである。
【0011】 そして、上記のごときくして凹陥部10の左右に冷却管2を敷設したら、左側 蓋体5aと右側蓋体5bとを凹陥部10の中央側に向けてスライドする。すると 、各冷却管2はその弛みがなくなり、その柔軟性と剛性とにより「図2」に示す ごとく湾曲状態を保持する作用を呈する。なお、この冷却管2の湾曲はその剛性 により半径の大きな湾曲状態を保持でき、また、上方での湾曲開始部位を左側蓋 体5aと右側蓋体5bとで近接させるため、左右の冷却管2,2がその湾曲部が 一部重なる作用を呈する。
【0012】 また、左側蓋体5aと右側蓋体5bとは中央側にスライドすることで、凹陥部 10の上部開口をせばめ、氷結前の水が凹陥部10内に漏れ落ちる率を低減する 作用を呈する。もっとも、左側蓋体5aと右側蓋体5bとは完全には閉じあわせ ることができないが、両者の間隙部には左右二組づつ計四組の冷却管2群が入り 組むため、閉塞率は高くなる作用を呈する。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添附図面に従って説明すれば以下の通りである。図中 Aがリンク氷結領域で、床面11上の規定の長さのレーストラック状部を占めて いる。
【0013】 そして、上記リンク氷結領域Aの床面11に複数の凹陥部10を、該リンク氷 結領域Aを横切るように設けて上記リンク氷結領域Aを複数のスパン1a,1b ,1c・・・に区分し、この各スパン1a,1b,1c・・・の床面11上に氷 結領域Aの長さ方向に沿って多数本の冷却管2をほぼ平行状に敷設し、この冷却 管2を上記凹陥部10内に収納した冷媒供給ヘッダー3と冷媒還流ヘッダー4と に連通するようになしてあるのは従来と同じである。
【0014】 なお、上記冷却管は数本が一組とされ、その両端には「図7」に示すサブヘッ ダー6(本願では、一方を冷媒供給サブヘッダー6a他方を冷媒還流サブヘッダ ー6bと表現する。)が予め取付けられており、この冷却管2は床面11の同じ 部位に二組が付設される一組は冷媒が右から左に、他の一組は左から右に流れる ように冷媒供給ヘッダー3と冷媒還流ヘッダー4とに連結し、しかも、床面11 上では各組の冷却管2が一本ごとに交互に並ぶようになしてあるもの従来知られ たものである。
【0015】 そして、本考案は上記凹陥部10上に、左右方向の床面11上からスライドし て該凹陥部11の上部開口を開閉する左側蓋体5aと右側蓋体5bとを設けてあ る。
【0016】 上記左側蓋体5aと右側蓋体5bとは、鉄板、木材板、合成樹脂板等の適宜板 状体が使用でき、図示例では単に床面11上に置くようになしてあるが、必要に 応じてはスライド案内レール等を床面11上に配設し、左側蓋体5aと右側蓋体 5bとの裏面側には該案内レールに案内される転車等を設け、スライドが所定方 向にのみ容易に行えるようになしてもよいことは無論である。なお、図示例の床 面11上に単なる板状体をおく場合はその長さ(図2の左右寸法)が凹陥部10 の幅以上となし、該凹陥部10の上方中央側にスライドさせた先端側(凹陥部1 0の中央側)が自重で該凹陥部10内に落ちないようなしておくものとする。
【0017】 図示例では、上記左側蓋体5aと右側蓋体5bとの上面側には冷却管ホルダー 7を取付けてある。この冷却管ホルダー7は必要に応じて(省略可)配設される もので、断面逆T字状に形成した可撓性合成樹脂型材で構成され、その縦壁部7 1に冷却管2の外径に等しいかそれよりやや大きめの内径を有するホルダー孔7 2を一定間隔で開穿し、縦壁部71の上辺から各ホルダー孔72の上端までには 夫々切溝73を設けてあり、各冷却管2はこの切溝73部位で縦壁部71を捻っ て切溝73部位に広い間隔を持たせてこの切溝73を通してホルダー孔72内に 冷却管2の途中部位を嵌入できるようになしてある。
【0018】 また、上記の切溝73は冷却管2の直径より小さい幅の切欠部に代えてもよい のは無論である。そして、図示例では、この冷却管ホルダー7は左側蓋体5aお よび右側蓋体5bと別個に製造し、図では必ずしも明らかでない釘着螺子等で固 定するようになしたが、無論左側蓋体5aまたは右側蓋体5bと一体成形しても よいものである。なお、「図2」において74は単なる通孔で、後に形成される 氷結槽Bがこの通孔74を介して一体化することで、冷却管ホルダー7が氷結初 期の段階で氷結槽Bで固定され、かつ氷結槽Bが縦壁部71で左右に分断され外 力に対して強度低下するのを防ぐことを目的としている。
【0019】 そして、本考案では、上記冷却管2には湾曲可能な柔軟性と、所定の曲率で湾 曲しても局所的に折り曲がらない剛性を有した合成樹脂性パイプを使用している 。もっとも、従来使用されている冷却管2も合成樹脂性パイプを使用しているの で、ここで言う柔軟性と合成とを当然有しているが、柔軟性が大き過ぎると、自 重およびそのなかを流れる冷媒の重量で、該冷却管2は局所的に折れ曲がり冷媒 の流過を損なうことになる。したがって、材質および肉厚を適宜選定し、柔軟性 を従来に比較して多少低下させ、したがって剛性を大きくさせ、従来よりは曲り いずらいが、荷重による変形が少ないようになしてある。
【0020】 さらに、上記凹陥部10の左側のスパン1aに敷設する冷却管2は左側蓋体5 aの上を通り右側蓋体5bとの間隙から凹陥部10内に湾曲して侵入し、その先 端側の冷媒供給サブヘッダー6aまたは冷媒還流サブヘッダー6bを凹陥部10 内の左側に位置させ、また、該凹陥部10の右側のスパン1bに敷設する冷却管 2は右側蓋体5bの上を通り左側蓋体5aとの間隙から凹陥部10内に湾曲して 侵入し、その先端側の冷媒供給サブヘッダー6aまたは冷媒還流サブヘッダー6 bを凹陥部10内の右側に位置させ、上記両冷媒供給サブヘッダー6a,6aを 冷媒供給ヘッダー3に、両冷媒還流サブヘッダー6b,6bを冷媒還流ヘッダー 4に連結してある。
【0021】 上記冷媒供給サブヘッダー6aと冷媒還流サブヘッダー6bとを凹陥部10内 の左右部位に位置させるには、通常はこの冷媒供給サブヘッダー6aおよび冷媒 還流サブヘッダー6bを、冷媒供給ヘッダー3または冷媒還流ヘッダー4に連結 するのに連結鋼管8を使用するため、この連結鋼管8の一端を所定位置に固定し ておけば、この連結鋼管8との連結で冷媒供給サブヘッダー6aと冷媒還流サブ ヘッダー6bとの位置は固定できるので、この方式を採用してもよい。しかし、 本実施例では図示とは異なり、上記冷媒供給ヘッダー3または冷媒還流ヘッダー 4への連結に連結鋼管8以外にフレキシブッルパイプを介在させてあるので、こ の冷媒供給サブヘッダー6aと冷媒還流サブヘッダー6bとは容易にはその位置 が変化しないように固定することが必要で、この場合はパイプ押え等を使用して 凹陥部10の壁面等の固定部位に固定したり、同じく図示しない係止アームを固 定しておいて冷媒供給サブヘッダー6aと冷媒還流サブヘッダー6bとを、この 係止アームによって変位しないように係止しておけばよいく、これらの具体的構 成は従来技術によって種々実現可能であるため、図示および詳細な説明を省略す る。
【0022】 また、上記冷媒供給ヘッダー3または冷媒還流ヘッダー4は通常凹陥部10内 に固定(管径が大きく重量物となるため通常の状体では変位しないので特に固定 しなくともよい)し、その上方には図では省略した仕切板で仕切り、連結鋼管8 は該仕切を貫通して上方に突出し、仕切の上方で冷媒供給サブヘッダー6aと冷 媒還流サブヘッダー6bとに連結される。なお、各冷媒供給ヘッダー3または冷 媒還流ヘッダー4は図示しない管路に連結され冷凍機の冷媒吐出し口または冷媒 還流口に連結されるものである。
【0023】 なお、「図5」例は、施工の都合で、冷却管2の湾曲上方での湾曲開始部位を 左側蓋体5aと右側蓋体5bとで近接させることが困難で左右の冷却管2,2が その湾曲部での重なりが「図2」例のように充分得られなかった場合の対処法を 示すもので、左右の冷却管2,2の湾曲始端の上部に、リンク氷結領域Aを横切 る方向に補助冷却管2a,2aを付設し、この部位での冷却効率の低下を補って いる。
【0024】 なお、図では省略してあるが凹陥部10の底面は、傾斜面となすと共にし、排 水溝を設けこの凹陥部10内には水がたまらないようになしてあるのも、従来と 同じである。
【0025】
【考案の効果】
本考案は上記のごときであるので、従来実績を有する「図6」例と略同一の状 体に冷却管2を敷設することができ、均一な氷結層Bを得ることができるアイス リンクを提供できるものである。
【0026】 そして、本考案は左側蓋体5aと右側蓋体5bとを使用したため、この左側蓋 体5aと右側蓋体5bとを冷却管2の敷設後に中央側にスライドすることで、「 図2」の状体にすることができ、敷設作業が従来例に比較して大幅に省力化でき 、また、この左側蓋体5aと右側蓋体5bととは凹陥部10の上部開口をせばめ るので氷結前の水が凹陥部10内に漏れ落ちる率を低減し、左側蓋体5aと右側 蓋体5bとの間隔部位は完全には閉じあわせることができないも、両者の間隙部 には左右二組づつ計四組の冷却管2群が入り組むため、閉塞率は高くほとんど水 を無駄なく氷結できる(多少の間隙は氷結用の水を散水すると冷却管2の外周面 に氷結付着して、外間隙は短期間で閉塞できる。)アイスリンクを提供できるも のである。
【0027】 また、左側蓋体5aと右側蓋体5bとは両外側端床面に係止しておいて外力に よって持ち上がらないようなしておかなくても、冷却管2の荷重が加わり、氷結 層Bがある程度の厚みに形成されれば、この氷結層Bの抗力も加わり、整氷車両 の車輪が凹陥部10の中央に乗っても、その荷重は左側蓋体5aと右側蓋体5b とを介して広い面積で分散され、整氷作業で氷結層Bが割れる心配性が低減され るアイスリンクを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案アイスリンクの一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】要部(凹陥部)の縦断面図である。
【図3】本考案に使用される右側蓋体の平面図である。
【図4】右側蓋体の側面図である。
【図5】別の実施例を示す要部の縦断面図である。
【図6】従来例要部縦断面図である。
【図7】別の従来例要部縦断面図である。
【図8】従来例および本稿に使用するサブヘッダーの斜
視図である。
【符号の説明】
A リンク氷結領域 11 床面 10 凹陥部 1a スパン 1b スパン 2 冷却管 3 冷媒供給ヘッダー 4 冷媒還流ヘッダー 5a 左側蓋体 5b 右側蓋体 6a 冷媒供給サブヘッダー 6b 冷媒還流サブヘッダー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンク氷結領域Aの床面11に複数の凹
    陥部10を、該リンク氷結領域Aを横切るように設けて
    上記リンク氷結領域Aを複数のスパン1a,1b,1c
    ・・・に区分し、この各スパン1a,1b,1c・・・
    の床面11上に氷結領域Aの長さ方向に沿って多数本の
    冷却管2をほぼ平行状に敷設し、この冷却管2を上記凹
    陥部10内に収納した冷媒供給ヘッダー3と冷媒還流ヘ
    ッダー4とに連通するようになしたアイスリンクにおい
    て、 上記凹陥部10上には、左右方向の床面11上からスラ
    イドして該凹陥部11の上部開口を開閉する左側蓋体5
    aと右側蓋体5bとを設け、 また、上記冷却管2には湾曲可能な柔軟性と、所定の曲
    率で湾曲しても局所的に折り曲がらない剛性を有した合
    成樹脂性パイプを使用し、 さらに、上記凹陥部10の左側のスパン1aに敷設する
    冷却管2は左側蓋体5aの上を通り右側蓋体5bとの間
    隙から凹陥部10内に湾曲して侵入し、その先端側の冷
    媒供給サブヘッダー6aまたは冷媒還流サブヘッダー6
    bを凹陥部10内の左側に位置させ、また、該凹陥部1
    0の右側のスパン1bに敷設する冷却管2は右側蓋体5
    bの上を通り左側蓋体5aとの間隙から凹陥部10内に
    湾曲して侵入し、その先端側の冷媒供給サブヘッダー6
    aまたは冷媒還流サブヘッダー6bを凹陥部10内の右
    側に位置させ、上記両冷媒供給サブヘッダー6a,6a
    を冷媒供給ヘッダー3に、両冷媒還流サブヘッダ6b,
    6bを冷媒還流ヘッダー4に連結したことを特徴とする
    アイスリンク。
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