JPH0619763Y2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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JPH0619763Y2
JPH0619763Y2 JP8414788U JP8414788U JPH0619763Y2 JP H0619763 Y2 JPH0619763 Y2 JP H0619763Y2 JP 8414788 U JP8414788 U JP 8414788U JP 8414788 U JP8414788 U JP 8414788U JP H0619763 Y2 JPH0619763 Y2 JP H0619763Y2
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JP
Japan
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support shaft
roller
fitting
press
hole
Prior art date
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JP8414788U
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English (en)
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JPH024906U (ja
Inventor
正美 西田
皓二 浅海
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、軽合金製ロッカアームの一対のローラ支持
アームに形成した嵌装孔に対して、ローラを有する支軸
を組付けたようなエンジンの動弁装置に関する。
(従来技術) 従来の鋳鉄製のロッカアームに代えて、軽量化その他の
目的で軽合金製のロッカアームが開発されている。
上述の軽合金製のロッカアームとしては例えば特開昭6
2−294706号公報および実開昭62−20390
9号公報に記載の如く、軽合金製のロッカアーム本体に
一対のローラ支持アームを形成し、これら各嵌装孔に対
して支持軸両端部を圧入嵌合したロッカアームである。
しかし、このような従来構造においては次の如き問題点
があった。
すなわち、支持軸の両端部を上述の各嵌装孔に対して共
に圧入嵌合する構造であるから、上述の支持軸圧入工程
時にローラ支持アームの一方は治具等で支持することが
できる反面、ローラ支持アームの他方は支持することが
できないため、支持軸の圧入により上述の治具等で支持
されていない他方のローラ支持アームが圧入方向へ倒れ
たり或は該ローラ支持アームにクラックが発生する等の
問題点があった。
このような問題点を解決するためには、例えば支持軸の
一方およびローラ支持アームの一方の嵌装孔を小径に、
支持軸の他方およびローラ支持アームの他方の嵌装孔を
大径にした段付き構造にするか或は焼きばめ、冷しばめ
等の熱処理手段による嵌合構造が考えられるが、いずれ
も構造および嵌合手段が複雑化する問題点がある。
一方、上述のローラ支持アームの各嵌装孔に対して支持
軸の両端部を共にルーズ嵌合し、支持軸両端面をかしめ
手段により固定する構造もあるが、この場合には上述の
支持軸の充分な嵌合力が得られず、特に高温時において
軽合金製ロッカアームと鉄系金属製支持軸との熱膨張率
の差異により、支持軸にがたつきが生じやすく、さらに
は、かしめ時に支持軸の位置決めがしにくく、支持軸両
端の適正なかしめを行なうことができない問題点を有し
ていた。
(考案の目的) この考案は、加工コストの低減を図ることができるう
え、ローラ支持アームの倒れやクラックの発生を防止す
ることができ、また支持軸の嵌合力の向上を図ることが
できるエンジンの動弁装置の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、軽合金製のロッカアーム本体に一対のロー
ラ支持アームを形成し、これら一対のローラ支持アーム
に嵌装孔をそれぞれ設けて、これら各嵌装孔の外方面側
をテーパ孔に、内方面側を支持軸と平行なストレート孔
に形成すると共に、一方のローラ支持アームの外面のみ
を面加工された基準面とし、この基準面側のローラ支持
アームにおける嵌装孔のストレート孔のみを、上記支持
軸が圧入嵌合される圧入孔に設定し、上記各嵌装孔に嵌
装した支持軸の両端がかしめられて、該支持軸が上記ロ
ーラ支持アームに固定されたエンジンの動弁装置である
ことを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、一方のローラ支持アームの外面のみ
を面加工すると共に、この基準面側のストレート孔のみ
を圧入孔に設定すればよいので、加工コストの低減を図
ることができる。
また一方のローラ支持アームのストレート孔に対して支
持軸の一方を圧入嵌合し、他方のローラ支持アームのス
トレート孔に対しては支持軸の他方をルーズ嵌合(たと
えば緩みばめ)するので、支持軸圧入時に、上述の他方
のローラ支持アームが倒れたり或は該アームにクラック
が発生するのを防止することができる。
さらに、支持軸両端のかしめ構造に加えて、同支持軸の
一方を基準面側のストレート孔に対して圧入固定するの
で、支持軸の嵌合力の向上を図ることができ、特に高温
時における軽合金製ロッカアームと鉄系金属製支持軸と
の熱膨張率の差異による支持軸のがたつきを確実に防止
することができる。
さらに、また、上述の一方のローラ支持アームの外面の
みを面加工し、この面を支持軸圧入時の位置決め座(基
準面)とすることができて、支持軸の圧入孔からの突出
両の寸法精度の向上を図ることができるので、支持軸両
端の適正なかしめを行なうことができる。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエンジンの動弁装置を示し、第1図において、こ
の動弁装置1は、ロッカアームシャフト2に軽合金製の
ロッカアーム本体3を揺動可能に装着し、このロッカア
ーム本体3のアジャスタ装着部4に配設したハイドロラ
ッシュアジャスタ5のプランジャ6下面を、バルブ7の
ステム部8上端に当接する一方、上述のロッカアーム本
体3に一体形成した一対のローラ支持アーム9,10
(第2図参照)には支持軸11およびニードルベアリン
グ12(第5図参照)を介してローラ13を軸支し、こ
のローラ13をカム軸14上のカム15に転接すべく構
成している。
上述のロッカアーム本体3は第2図乃至第4図に示す如
く構成している。
すなわち、上述の一対のローラ支持アーム9,10には
それぞれ嵌装孔16,17を形成し、これら各嵌装孔1
6,17の外方面側を外側が大径のテーパ孔18,19
に、内方面側を上述の支持軸11と平行なストレート孔
20,21に形成している。
また上述の一対のローラ支持アーム9,10のうちの一
方のローラ支持アームたとえば第4図における左側のロ
ーラ支持アーム10の外面のみを面加工して基準面22
としている。
さらに、この基準面22側のローラ支持アーム10にお
ける嵌装孔17のストレート孔21のみを、上述の支持
軸11が圧入嵌合される圧入孔Aに設定し、他側のロー
ラ支持アーム10のストレート孔21は支持軸11を緩
みばねするルーズ嵌合孔Bに設定している。
そして、第5図に示す如く、突部23を有する治具24
上に上述の基準面22を位置させて、ニードルベアリン
グ12およびローラ13を備えた上述の支持軸11を、
右側のストレート孔20から左側のストレート孔21に
向けて嵌装し、第6図に示す如く支持軸11の左端部を
ストレート孔21(圧入孔A)に圧入嵌合すると共に、
支持軸11の右端部をストレート孔20(ルーズ嵌合孔
B)に緩みばねする。
次に第7図に示す如く、各嵌装孔16,17に嵌装した
支持軸11の両端をかしめて、かしめ部25…を形成す
ることで、該支持軸11を上述の一対のローラ支持アー
ム9,10に固定している。
このように、一方のローラ支持アーム10の外面のみを
面加工して基準面22を形成すると共に、この基準面2
2側のストレート孔21のみを圧入孔Aに設定すればよ
いので、加工コストの低減を図ることができる。
また、一方のローラ支持アーム10のストレート孔21
に対して支持軸11の一方を圧入嵌合し、他方のローラ
支持アーム9のストレート孔20に対しては支持軸11
の他方をルーズ嵌合するので、上述の支持軸11の圧入
時に、他方のローラ支持アーム9が倒れたり或は該アー
ム9にクラックが発生するのを防止することができる。
さらに、支持軸11両端のかしめ構造に加えて、同支持
軸11の一方を基準面22側のストレート孔21に対し
て圧入固定するので、支持軸11の嵌合力の向上を図る
ことができ、特に高温時における軽合金製のロッカアー
ム本体3と、鉄系金属製の支持軸11との熱膨張率の差
異による支持軸11のがたつきを確実に防止することが
できる。
さらにまた、上述の一方のローラ支持アーム10の外面
を面加工して基準面22とすることで、この基準面22
を支持軸11の圧入時における位置決め座とすることが
でき、このため支持軸11の圧入孔Aからの突出量
(第6図参照)の寸法精度の向上を図ることができて、
支持軸11両端の適正なかしめを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はエンジンの動弁装置を示す概略説明図、 第2図はロッカアームの平面図、 第3図はロッカアームの側面図、 第4図は第3図のIV−IV線矢視断面図、 第5図はロッカアームに対する支持軸組付けの第1工程
図、 第6図は同第2工程図、 第7図は組付け完了時の断面図である。 3…ロッカアーム本体 9,10…ローラ支持アーム 11…支持軸、16,17…嵌装孔 18,19…テーパ孔 20,21…ストレート孔 22…基準面、A…圧入孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽合金製のロッカアーム本体に一対のロー
    ラ支持アームを形成し、 これら一対のローラ支持アームに嵌装孔をそれぞれ設け
    て、これら各嵌装孔の外方面側をテーパ孔に、内方面側
    を支持軸と平行なストレート孔に形成すると共に、 一方のローラ支持アームの外面のみを面加工された基準
    面とし、 この基準面側のローラ支持アームにおける嵌装孔のスト
    レート孔のみを、上記支持軸が圧入嵌合される圧入孔に
    設定し、 上記各嵌装孔に嵌装した支持軸の両端がかしめられて、
    該支持軸が上記ローラ支持アームに固定された エンジンの動弁装置。
JP8414788U 1988-06-24 1988-06-24 エンジンの動弁装置 Expired - Lifetime JPH0619763Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8414788U JPH0619763Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 エンジンの動弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8414788U JPH0619763Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 エンジンの動弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH024906U JPH024906U (ja) 1990-01-12
JPH0619763Y2 true JPH0619763Y2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=31308845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8414788U Expired - Lifetime JPH0619763Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 エンジンの動弁装置

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JP (1) JPH0619763Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003044330A1 (fr) * 2001-11-21 2003-05-30 Nsk Ltd. Suiveur de came a culbuteur en tole
WO2003064821A1 (fr) * 2002-02-01 2003-08-07 Nsk Ltd. Galet de came avec axe comprenant un bras basculant conçu dans une tole
US8972348B2 (en) 1999-10-04 2015-03-03 Microsoft Corporation Method and system for supporting off-line mode of operation and synchronization

Cited By (4)

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WO2003044330A1 (fr) * 2001-11-21 2003-05-30 Nsk Ltd. Suiveur de came a culbuteur en tole
WO2003064821A1 (fr) * 2002-02-01 2003-08-07 Nsk Ltd. Galet de came avec axe comprenant un bras basculant conçu dans une tole
US6978750B2 (en) 2002-02-01 2005-12-27 Nsk Ltd. Cam follower provided with rocker arm made of sheet metal

Also Published As

Publication number Publication date
JPH024906U (ja) 1990-01-12

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