JPH06197490A - 圧縮機用電動機の回転子 - Google Patents

圧縮機用電動機の回転子

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JPH06197490A
JPH06197490A JP34664192A JP34664192A JPH06197490A JP H06197490 A JPH06197490 A JP H06197490A JP 34664192 A JP34664192 A JP 34664192A JP 34664192 A JP34664192 A JP 34664192A JP H06197490 A JPH06197490 A JP H06197490A
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Japan
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rotor
electric motor
compressor
compression element
disk
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JP34664192A
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Tomonori Kinoshita
知則 木下
Takashi Miyauchi
貴 宮内
Masaharu Uchibori
正晴 内堀
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転子の構造を簡単化し、回転子の組立ての容
易化と、冷媒、オイルの気液分離の効率を良くする。 【構成】単一の密閉容器内1に圧縮要素3及この圧縮要
素3を回転軸を介して駆動する電動機2を収納した圧縮
機において、電動機の回転子5は、複数の回転子用鉄板
を積層した回転子鉄心と、この回転子の1端側に配置さ
れ少なくとも圧縮要素に対するバランサ−27を備えた
オイル分離用のデイスク26を回転軸6に一体に取付け
ると共に回転子鉄心の1端とデイスクとの間には所定の
空間を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機用電動機の回転子
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に従来技術としては、特開平2−2
46748号公報に記載されたようなものがあった。こ
の公報に記載されたものは金属製のパイプの中に回転子
鉄心、磁性材をしたものであり、回転子鉄心をクランプ
ピンで一体に構成する際にバランスウエイトを同時に取
りつけたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の技術では,バランスウエイトを取りつける際の組
立て性が悪いものであった。すなわち、バランスウエイ
トを取付けるクランプピンを通常より長くする必要があ
り、長さの異なるクランクピンを組立て時に使い分ける
必要があった。
【0004】このような問題点に対して、本発明は組立
て性の容易な回転子を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮機用電動機
の回転子は、単一の密閉容器内に圧縮要素及この圧縮要
素を回転軸を介して駆動する電動機を収納した圧縮機に
おいて、電動機の回転子は、複数の回転子用鉄板を積層
した回転子鉄心と、この回転子の1端側に配置され少な
くとも圧縮要素に対するバランサ−を備えたオイル分離
用のデイスクとを回転軸に一体に取付けると共に回転子
鉄心の1端とデイスクとの間には所定の空間を設けたも
のである。
【0006】
【作用】このように構成された圧縮機用電動機の回転子
は、回転子とバランサ−、オイル分離用のデイスクを別
々に製造した後組み立てることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は圧縮機の要部断面図である。この図におい
て、1は密閉容器であり、内部の上側に電動機2、下側
にこの電動機2で回転駆動される圧縮要素3が収納され
ている。密閉容器1は予め2分割されたものに電動機
2、圧縮要素3を収納した後、高周波溶着などによって
密閉されたものである。
【0008】電動機2は、密閉容器1の内壁に固定され
た固定子4と、この固定子4の内側に回転軸6を中心に
して回転自在に支持された回転子5とからなっている。
固定子4には回転子5に回転磁界を与える固定子巻線7
を備えている。
【0009】圧縮要素3は中間仕切板8で仕切られた第
1のロータリー用シリンダ9及び第2のロータリーシリ
ンダ10を備えている。夫々のシリンダ9、10には回
転軸6で回転駆動される偏心部11、12が取りつけら
れており、これら偏心部11、12は偏心位置がお互い
に180度位相がずれている。
【0010】13、14は夫々シリンダ9、10内を回
転する第1のローラ、第2のローラであり、夫々偏心部
11、12の回転でシリンダ内を回る。
【0011】15、16は夫々第1の枠体、第2の枠体
であり、第1の枠体15は仕切板8との間にシリンダ9
の閉じた圧縮空間を形成させ、第2の枠体16は同様に
仕切板8との間にシリンダ10の閉じた圧縮空間を形成
させている。また、第1の枠体15、第2の枠体16は
夫々回転軸6の軸受部17、18を備えている。
【0012】19、20は吐出マフラーであり、夫々第
1の枠体15、第2の枠体16を覆うように取付られて
いる。
【0013】21は吐出孔であり、第1の枠体15に設
けられシリンダ9とマフラー19内を連通させている。
尚、第2の枠体16に設けられシリンダ10とマフラー
20内を連通させる吐出孔は図示せず。
【0014】21は密閉容器1の外部に設けられたバイ
パス管であり、マフラー20の内部に連通している。
【0015】22は密閉容器1の上に設けられた吐出管
であり、23、24は夫々シリンダ9、10へつながる
吸入管である。また、25は密閉ターミナルであり、密
閉容器1の外部から固定子4の固定子巻線7へ電力を供
給するものである。(密閉ターミナル25と固定子巻線
7とをつなぐリード線は図示せず。)26はオイル分離
用の円板状のデイスク(金属製)であり、回転軸6に固
定(焼嵌、圧入、またはボルト止め)されている。尚、
このデイスクにはバランスウエイト(バランサ−)27
が取りつけられている。このバランスウエイト27は圧
縮要素3の回転時の振動を低減する位置に最適な重さで
取りつけられている。
【0016】尚、回転子5は所定の形状に打ち抜いた厚
さ0.5mmの電磁鋼板(回転使用鉄板)を複数枚積層し
た回転子鉄心、この回転子鉄心に軸方向にそって形成さ
れたスロットに圧入されている磁性材(マグネット、希
土類系の焼結体、または合金、または希土類系のプラス
チックマグネットなど)、回転子鉄心の両端面を覆う端
面部材とから構成されている。
【0017】これら回転子鉄心、端面部材は溶接または
クランプピンによるかしめで一体に構成された後、回転
軸に焼嵌、または圧入されている。
【0018】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の回転子
は、電動機の回転子の端面と所定の空間を設けてオイル
分離用のデイスクを備えたので、このデイスクが高速回
転(300〜10000回転/分)して冷媒とオイルと
の気液分離を有効に行えるものである。
【0019】また、バランスウエイトろデイスクとは堅
固な構成のため低速(約300回転/分)〜高速(10
000回転/分)に充分に耐えれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す圧縮機の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動機 3 圧縮要素 4 固定子鉄心 5 回転子 6 回転軸 7 固定子巻線 26 オイル分離用のデイスク 27 バランスウエイト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一の密閉容器内に圧縮要素及この圧縮要
    素を回転軸を介して駆動する電動機を収納した圧縮機に
    おいて、電動機の回転子は、複数の回転子用鉄板を積層
    した回転子鉄心と、この回転子の1端側に配置され少な
    くとも圧縮要素に対するバランサ−を備えたオイル分離
    用のデイスクとを回転軸に一体に取付けると共に回転子
    鉄心の1端とデイスクとの間には所定の空間を設けたこ
    とを特徴とする圧縮機用電動機の回転子。
JP34664192A 1992-12-25 1992-12-25 圧縮機用電動機の回転子 Expired - Fee Related JP3301797B2 (ja)

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JP34664192A JP3301797B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 圧縮機用電動機の回転子

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JPH06197490A true JPH06197490A (ja) 1994-07-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1538077A3 (en) * 2003-12-01 2006-11-02 Jamco Corporation Air chiller unit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1538077A3 (en) * 2003-12-01 2006-11-02 Jamco Corporation Air chiller unit

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JP3301797B2 (ja) 2002-07-15

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