JPH0619676Y2 - トンネルの覆工用移動型枠 - Google Patents

トンネルの覆工用移動型枠

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JPH0619676Y2
JPH0619676Y2 JP11310389U JP11310389U JPH0619676Y2 JP H0619676 Y2 JPH0619676 Y2 JP H0619676Y2 JP 11310389 U JP11310389 U JP 11310389U JP 11310389 U JP11310389 U JP 11310389U JP H0619676 Y2 JPH0619676 Y2 JP H0619676Y2
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face plate
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tunnel
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formwork
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JP11310389U
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JPH0354900U (ja
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悦則 宮前
悟郎 高城
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Kyowa Exeo Corp
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Kyowa Exeo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トンネルの2次覆工用又は3次覆工用の移動
型枠で、特に可撓性面板の改良に関する。
〔従来の技術〕 トンネルの2次覆工用又は3次覆工用のコンクリートの
打設には移動型枠が使用されるが、出願人は先に特願昭
62-319216号(特開平2-30899号公報)として、移動部分
は軽量なので人力でも容易に移動作業を行うことがで
き、しかも二次巻型枠としてのみならず、三次巻型枠と
して既設のケーブルを防護しながら移動でき、しかも再
セットも簡単なトンネルの覆工用移動型枠を提案した。
この移動型枠は、トンネル巾方向に並び、かつトンネル
長さ方向に適宜間隔で立設され、上部にトンネル長さ方
向に伸びるレールを上下動自在に設けた支柱と、巾方向
に並ぶ支柱間に前記レールに係合するローラにより滑動
可能に設けた面板付きの天端フレームと、同じくレール
に係合するローラからヒンジに吊下がり、分割体の組合
せからなる湾曲フレームと、上端を湾曲フレームの上端
に係止し、該湾曲フレームの外側に沿って張設するすだ
れ状の可撓性面板と、支柱、湾曲フレーム間に介在させ
るジャッキアームと、湾曲フレームの内側に取付ける前
記すだれ状の可撓性面板の巻取装置とからなるものであ
る。
そして、すだれ状の可撓性面板1は、第5図に示すよう
にアルミ管等の金属パイプ2間に硬質ゴム製または合成
樹脂や金属製の断面鼓形のスペーサ3を介在させてワイ
ヤー4で縦に縫着したもので、必要に応じて面板1の面
にビニール等の剥離シート5を配設することもある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この第5図に示すすだれ状の可撓性面板では、
金属パイプ2は断面鼓形のスペーサ3の巾で間隔を存し
て並ぶが、該スペーサ3同士の間では金属パイプ2間に
隙間が生じ、仮に剥離シート5があるとしてもこのシー
ト5がコンクリート打設圧で金属パイプ2間に入り込
み、コンクリート打設面が波打つように凹凸になってし
まう。
さらに、弧状のコンクリート接合面を有する金属パイプ
2と平面のコンクリート接合面を有する断面鼓形のスペ
ーサ3とでも、段違いになり、コンクリート打設面が凹
凸になってしまう。
また、金属パイプ2と断面鼓形のスペーサ3とワイヤー
4との全く異なる3部品の組合せなので部材点数の種類
も多く、金属パイプ2の拘束も部分的になるので湾曲フ
レームの外側に沿って張設するときに歪みを生じるおそ
れもある。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、少ない種
類の部材で簡単かつ安価に製作でき、しかも仕上がりが
良好なコンクリート打設面が得られるすだれ状の可撓性
面板を有するトンネルの覆工用移動型枠を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、トンネル長さ方向に
滑動可能に設けた型枠面板付きの天端フレームと、この
天端フレームの端からヒンジに吊下がる湾曲フレーム
と、該湾曲フレームの外側に沿って張設するすだれ状の
可撓性型枠面板とからなるトンネルの覆工用移動型枠に
おいて、すだれ状の可撓性面板は、合成樹脂繊維の平面
シートに適宜間隔にパイプを1本ずつ包み込むようにし
たもう一枚の合成樹脂繊維のシートを重合してなること
を要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、すだれ状の可撓性型枠面板は合成樹脂
繊維の平面シートにもう一枚の合成樹脂繊維のシートを
縫付け等で重合するが、この重合するシートにパイプが
入るだけの袋部を残しておき、ここにパイプを挿入すれ
ば形成できる。
そして、コンクリート打設面は平面シートが接合するの
で凹凸のないきれいな打設面が得られ、またパイプは2
枚のシート間で挟まれで面板全体を張設するにも安定し
た状態を保つ。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は、本考案のトンネルの覆工用移動型枠の1実施
例を示す正面図、第2図は同上要部の正面図で、3次巻
型枠として型枠セット時の状態を示すものである。
図中7はトンネル内に立設するジャッキベース7aによ
り高さ調節可能な支柱であり、該支柱7はトンネル内で
2本巾方向に並び、かつトンネルの長さ方向に適宜間隔
で立設されるもので、相並ぶ支柱7同士は横材11で連結
して枠組む。さらに、側面を開口とし、トンネルの長さ
方向に伸びるC型チャンネル状のレール12を支柱7の上
端に左右1対取付ける。
図中14は、型枠フレームのうち面板14bを固定的に張設
した水平な天端フレームであり、その左右端に取付部材
14aを下方に突出させてここにローラ15を設け、このロ
ーラ15を前記開口を介してレール12内に転走可能に収め
た。
また、天端フレーム14の端に湾曲フレーム18の上端をピ
ン19によりヒンジに連結し、さらに湾曲フレーム18の内
側途中と天端フレーム14のローラ15の取付部材14aとの
間にジャッキアーム22を掛け渡す。一方、トンネルの長
さ方向に並ぶ湾曲フレーム18同士にはトンネルの長さ方
向に配設した長尺部材である連結部材20を渡して連結
し、相対向する湾曲フレーム18の下端間にはネジ式ジャ
ッキ24を介在できるようにする。
図中31はすだれ状の可撓性型枠面板であり、これは第3
図に示すように荒目高強度ポリエステル土木シート32の
平面シートに適宜間隔に単管パイプ33を1本ずつ包み込
むようにしてもう一枚の荒目高強度ポリエステル土木シ
ート34を縫付け、または接着で重合してなるもので、製
作に際しては土木シート32にパイプ33が入るだけの袋部
を残して土木シート34を縫付け等で重合し、この袋部内
に後でパイプ33を挿入すればよい。
さらに、平面シートである土木シート32の反対側には細
目土木シート35を貼付けた。この細目土木シート35に
は、コンクリートとの剥離効果を高める他に、土木シー
ト32と土木シート34との縫目を保護する役割がある。さ
らに、荒目高強度ポリエステル土木シート32,34は透水
性が高いが、コンクリート打設時にこの細目土木シート
35があることで水抜き効果を少なくし、コンクリートの
流動性を高め、コンクリート養生時にはゆっくりとした
水抜き効果でコンクリートの強度を高めることができ
る。
細目土木シート35の代わりに、透水性を有するビニール
シート、不燃シート、不職布であるジオテキスタイルな
ど、またはこれらの併用も可能である。
このすだれ状の可撓性型枠面板31はパイプ33を包む土木
シート34側を湾曲フレーム18に接するようにして、上端
を天端フレーム14の面板14b端に結合して湾曲フレーム1
8の外側に沿わせ、かつ下端は湾曲フレーム18の下端か
ら伸ばして巻取装置としてのチェーンブロック36で係止
する。
次に、使用法について説明する。
まず、型枠をセットする場合について説明すると、先に
述べたように支柱7が立設されていて、レール12を介し
て天端フレーム14や湾曲フレーム18が連結している。
ジャッキベース7aにより支柱7を伸ばせば、レール12
が上昇し、天端フレーム14及び湾曲フレーム18も上昇す
る。
また、湾曲フレーム18はジャッキアーム22を伸ばすこと
で張出し、湾曲フレーム18の下端相互間はジャッキ24で
固定される。
湾曲フレーム18の外側にはすだれ状の可撓性面板31が張
設され、さらに、天端フレーム14は面板14bを有するの
で、その外側にコンクリートを打設することができる。
第4図中、37はコンクリート注入口であり、38は浮上が
り防止用ストッパーである。
一方、型枠を脱型するには湾曲フレーム18の先端のジャ
ッキ24を縮め、ジャッキアーム22を徐々に縮めれば、湾
曲フレーム18の下端は支柱7側に近づきすだれ状の可撓
性面板31はコンクリートから剥離する。同時にチェーン
ブロック36により先端を巻取れば可撓性面板31はその先
端が湾曲フレーム18の内側に引込まれていく。
また、ジャッキベース7aにより支柱7を縮めれば、レ
ール12も下降し、該レール12とともに天端フレーム14や
湾曲フレーム18も下降し、面板14bもコンクリート面よ
り離れる。
このようにしてから、天端フレーム14や湾曲フレーム18
をローラ15によりレール12に沿って前進させ、所要長だ
け前進後、再度型枠をセットするには、チェーンブロッ
ク36をゆるめ、ジャッキアーム22を伸ばし、かつレール
12を上昇させて天端フレーム14や湾曲フレーム18を上昇
させる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のトンネルの覆工用移動型枠
は、移動を行うのは面板を取付けた天端フレームや湾曲
フレームだけなので、移動部分が少なく人力でも簡単に
行え、架台若しくは支柱を移動しないで型枠の前進を行
えるので、トンネル内にケーブルが敷設してあっても支
障なくトンネルの2次覆工用のみならず、3次覆工用の
型枠として最適なものである。
そして、湾曲フレームに沿設するすだれ状の可撓性面板
は、合成樹脂繊維のシートを使用することで少ない種類
の部材で簡単かつ安価に製作でき、しかも仕上がりが良
好なコンクリート打設面が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトンネルの覆工用移動型枠の1実施例
を示すセット時の正面図、第2図は同上要部の正面図、
第3図は本考案におけるすだれ状の可撓性面板の詳細を
示す縦断側面図、第4図は型枠全体の縦断側面図、第5
図は従来のすだれ状の可撓性面板の縦断側面図である。 1……可撓性面板、2……金属パイプ 3……スペーサ、4……ワイヤー 5……剥離シート 7……支柱、7a……ジャッキベース 11……横材、12……レール 14……天端フレーム 14a……取付部材、14b……面板 15……ローラ、18……湾曲フレーム 19……ピン、20……連結部材 22……ジャッキアーム、24……ネジ式ジャッキ 31……可撓性面板、32,34……土木シート 33……パイプ、35……細目土木シート 36……チェーンブロック、37……コンクリート注入口 38……浮上がり防止ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル長さ方向に滑動可能に設けた型枠
    面板付きの天端フレームと、この天端フレームの端から
    ヒンジに吊下がる湾曲フレームと、該湾曲フレームの外
    側に沿って張設するすだれ状の可撓性型枠面板とからな
    るトンネルの覆工用移動型枠において、すだれ状の可撓
    性面板は、合成樹脂繊維の平面シートに適宜間隔にパイ
    プを1本ずつ包み込むようにしたもう一枚の合成樹脂繊
    維のシートを重合してなることを特徴とするトンネルの
    覆工用移動型枠。
JP11310389U 1989-09-27 1989-09-27 トンネルの覆工用移動型枠 Expired - Lifetime JPH0619676Y2 (ja)

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JPH0354900U JPH0354900U (ja) 1991-05-27
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JP5694040B2 (ja) * 2011-04-26 2015-04-01 岐阜工業株式会社 トンネルの二次覆工コンクリート用型枠

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JPH0354900U (ja) 1991-05-27

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