JPH06195834A - テープデッキ - Google Patents

テープデッキ

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Publication number
JPH06195834A
JPH06195834A JP5194441A JP19444193A JPH06195834A JP H06195834 A JPH06195834 A JP H06195834A JP 5194441 A JP5194441 A JP 5194441A JP 19444193 A JP19444193 A JP 19444193A JP H06195834 A JPH06195834 A JP H06195834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loading
groove
tape
slider
guide groove
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5194441A
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English (en)
Inventor
Katsuya Inena
克哉 稲名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープデッキの構成部材をローディング案内
溝に近接して配置できるようにローディングスライダの
移動に必要な幅を狭く設定し得るテープデッキを提供す
る。 【構成】 回転ドラム112の外周縁に沿って旋回し得
るセクタギヤ114と、回転ドラム112の側方に設け
られたローディング案内溝116に摺動自在に係合する
一対の溝係合ピン119,120が相隔てて突設された
ローディングスライダ118と、両端部がこのローディ
ングスライダ118と前記セクタギヤ114とにピン止
めされたリンク124と、ローディング案内溝116の
一端部から分岐する分岐溝部116a及びその分岐部分
よりも前記ローディング案内溝116の他端側に沿って
形成されたテンプレート125と、このテンプレート1
25に当接して一方の溝係合ピン119を分岐溝部11
6aに導くと共に分岐部分よりもローディング案内溝1
16の一端側に他方の溝係合ピン120を導いてローデ
ィングスライダ118の向きを変更させる倣いピン12
6を具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトなテープロ
ーディング機構を組み込んだテープデッキに関し、特に
8ミリビデオテープデッキに応用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープデッキは、画像情報の記録
再生用ヘッドが組み込まれた傾斜状態の回転ドラムにビ
デオテープを巻掛ける構造を採用しているため、ビデオ
テープカセットからビデオテープを引き出して回転ドラ
ムに巻き付ける必要があり、従来から種々の機構のテー
プローディング機構が提案されて来ている。
【0003】このようなテープローディング機構の一例
を表す図21及びその一部を抽出拡大した図22に示す
ように、ベースシャーシ000には図示しない記録再生
用ヘッドを組み込んだ回転ドラムが傾斜状態で取り付け
られており、この回転ドラムを囲むそれぞれ所定曲率の
円弧状をなす一対のセクタギヤ001,002が同軸状
をなしてベースシャーシ000に対し回動自在に支持さ
れている。これら二つのセクタギヤ001,002には
それぞれ駆動ギヤ003,004が噛み合っており、こ
れら駆動ギヤ003,004も相互に噛み合っている。
【0004】前記回転ドラムを挾んでその両側には、一
対のローディング案内溝005,006が形成されてお
り、これらローディング案内溝005,006には、そ
れぞれ一対の溝係合ピン007,008を介してローデ
ィングスライダ009,010が摺動自在に係合してい
る。
【0005】リンク011を介して一方のセクタギヤ0
01に連結されたローディングスライダ009上には、
案内ローラ012が回転自在に取り付けられ、更に二本
の案内ポスト013,014が立設されている。同様
に、リンク015を介して他方のセクタギヤ002に連
結されたローディングスライダ010上には、案内ロー
ラ016が回転自在に取り付けられ、更に案内ポスト0
17が立設されている。
【0006】従って、図示しない駆動源に接続する一方
の駆動ギヤ003を正逆転することにより、一対のセク
タギヤ001,002が相互に逆方向に回転ドラムの周
囲を回動する結果、これらセクタギヤ001,002に
リンク011,015を介してそれぞれ連結されたロー
ディングスライダ009,010が溝係合ピン007,0
08に案内されながらローディング案内溝005,00
6に沿って移動するようになっている。
【0007】なお、このようなテープローディング機構
に関しては、例えば特公平2−27419号公報等でも
周知の通りである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図21及び図22に示
したテープローディング機構においては、ローディング
スライダ009,010がローディング案内溝005,0
06に沿って移動するだけであり、その幅に対応した移
動空間を確保する必要がある。特に、一方のローディン
グスライダ009に案内ローラ012と二本の案内ポス
ト013,014とを搭載した構造のものでは、ローデ
ィングスライダ009の幅がより一層広くなってしま
う。
【0009】この結果、テープデッキを構成する他の部
材をローディング案内溝005に近接して配置すること
が困難となり、これがテープデッキ全体の小型化を阻害
する要因の一つとなっている。
【0010】
【発明の目的】本発明は、テープデッキの構成部材をロ
ーディング案内溝に近接して配置できるようにローディ
ングスライダの移動に必要な幅を狭く設定し、これによ
ってテープデッキ全体の小型化を企図し得るテープロー
ディング機構が組み込まれたテープデッキを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるテープデッ
キは、正逆転可能な駆動ギヤと、この駆動ギヤと噛み合
って当該駆動ギヤの回転に伴い回転ドラムの外周縁に沿
って旋回するセクタギヤと、前記回転ドラムの側方に設
けられたローディング案内溝と、このローディング案内
溝に摺動自在に係合する一対の溝係合ピンが相隔てて突
設され且つ磁気記録テープが巻き付けられ得る案内ロー
ラと複数本の案内ポストとを立設したローディングスラ
イダと、両端部がこのローディングスライダと前記セク
タギヤとにピン止めされて前記セクタギヤの旋回動作に
伴い当該ローディングスライダをローディング案内溝に
沿って往復動させるリンクと、前記ローディング案内溝
の一端側から分岐する分岐溝部と、この分岐溝部及び当
該分岐溝部との分岐部分よりも前記ローディング案内溝
の他端側に沿って形成されたテンプレートと、このテン
プレートに当接して一方の前記溝係合ピンを前記分岐溝
部側に導くと共に前記分岐部分よりも前記ローディング
案内溝の一端側に他方の前記溝係合ピンを導いて前記ロ
ーディングスライダの向きを変更させる倣いピンとを具
えたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明によるテープデッキは、ロー
ディング案内溝の側方にローディング案内面を設ける一
方、ローディングスライダの下面に前記ローディング案
内面に摺接して該ローディングスライダの移動姿勢を維
持する3つの姿勢保持凸部を設けると共に該姿勢保持凸
部の1つを延長し、該ローディングスライダの向きが変
化しても常時3つの姿勢保持凸部が前記ローディング案
内面に接触して姿勢を維持するようにしたことを特徴と
するものである。
【0013】
【作用】駆動ギヤを駆動回転させると、この駆動ギヤと
噛み合うセクタギヤが回転ドラムの外周縁に沿って旋回
し、このセクタギヤにリンクを介して連結されたローデ
ィングスライダが一対の溝係合ピンによりローディング
案内溝に沿って移動する。この時、倣いピンもテンプレ
ートに沿って摺動し、ローディング案内溝の一端側では
一方の溝係合ピンが分岐溝部側に導かれると共に分岐部
分よりもローディング案内溝の一端側に他方の溝係合ピ
ンが導かれるため、ローディングスライダの向きが変更
されることとなる。
【0014】また、ローディングスライダがローディン
グ案内溝に案内されて移動するとき、ローディングスラ
イダは3つの姿勢保持凸部がローディング案内面に接触
しながら移動することで、ローディングスライダは常時
3点で支持されてローディング案内溝に移動することと
なり、その移動姿勢が適切に維持される。
【0015】
【実施例】図1,図2,図3に本発明によるテープデッキ
を8ミリビデオテープデッキ(以下、単にテープデッキ
と呼称する)に応用した一実施例のイジェクト状態,ロ
ーディング状態,テープ走行状態における平面形状をそ
れぞれ示し、図4,図5,図6に本実施例におけるイジェ
クト状態,ローディング状態,テープ走行状態でのベース
シャーシの部分の平面形状をそれぞれ示す。又、図7に
本実施例におけるテープローディング機構の平面構造を
示し、図8にその作動概念を示す。更に、図9,図10,
図11,図12,図15に本実施例におけるカセットホル
ダの外観,平面形状,その右側面形状,左側面形状,正面形
状をそれぞれ示し、図13,図14に8ミリビデオテー
プカセットを収納した状態におけるカセットホルダの右
側面形状,左側面形状をそれぞれ示す。そして、図16
及び図17にテープカセット収納前後での本実施例にお
けるカセットケースと回転ドラムとの位置関係をそれぞ
れ示す。
【0016】即ち、本実施例ではスライドシャーシ15
に支持されたカセットホルダ11が後述する昇降機構1
6,17によりテープデッキの図示しない筺体から外方
に突出する一方、ベースシャーシ71に対して記録再生
位置までスライドできるようになっており、まず、図9
〜図17に基づいて本実施例におけるカセットホルダ1
1及びその昇降機構16,17等について説明する。
【0017】なお、図9〜図17にはスライドシャーシ
15に装着されている8ミリビデオテープ(以下、単に
テープと呼称する)1の駆動に関する各種部材を省略し
てある。又、本実施例において以下に表記する前方或い
は前部とは、テープカセット2をカセットホルダ11に
挿入する側であり、後方或いは後部とはその反対側であ
る。
【0018】図9に示すように、テープ1は箱状のカセ
ットケース2内に供給リール3及び巻取リール4に巻か
れた状態で収納されている。そして、前部の蓋5が上方
に開口することでテープ1が露出し、ローディングが可
能となる。
【0019】図9〜図12に示すように、カセットホル
ダ11は前後が開口した箱型形状をなし、図11中、左
側となる前部の開口からカセットケース2を挿入するこ
とができ、図11中、右側となる後部には挿入されたカ
セットケース2の位置を規制するためのストッパ12が
形成されている。又、カセットホルダ11の両側下部に
はカセットケース2を支持する支持部13,14が形成
されている。一方、スライドシャーシ15は上部が開口
した箱型形状をなし、カセットホルダ11は左右両側に
設けられた昇降機構16,17によって昇降自在に支持
されている。
【0020】図11に示すように、一方の昇降機構16
は、中間部が連結軸18によって交差状態で連結された
一対のアーム19,20を有し、これらアーム19,20
の前端部が枢軸21,22を介してカセットホルダ11
及びスライドシャーシ15に連結され、後端部にそれぞ
れ形成された長孔23,24がスライドシャーシ15及
びカセットホルダ11に突設された支持軸25,26に
対しそれぞれ摺動自在に連結されている。そして、これ
らアーム19,20の間には引っ張りばね27が張設さ
れ、この引っ張りばね27によってアーム19,20に
は起立する方向のばね力が付勢されている。
【0021】図12に示すように、他方の昇降機構17
は、中間部が連結軸28によって交差状態で連結された
一対のアーム29,30を有し、これらアーム29,30
の前端部が枢軸31,32を介してカセットホルダ11
及びスライドシャーシ15にそれぞれ連結され、後端部
にそれぞれ形成された長孔33,34がスライドシャー
シ15及びカセットホルダ11に突設された支持軸3
5,36に対しそれぞれ摺動可能に連結されている。そ
して、これらアーム29,30の間には引っ張りばね3
7が張設され、この引っ張りばね37によってアーム2
9,30には起立する方向のばね力が付勢されている。
【0022】従って、カセットホルダ11は図11〜図
14に示すように、昇降機構16のアーム19,20及
び昇降機構17のアーム29,30の起倒動作により、
ほぼ水平状態を保って昇降することができる。
【0023】前記カセットホルダ11には、左右の昇降
機構16,17をほぼ等しい速度で昇降させる同期機構
が設けられている。具体的には、図9及び図11,図1
2に示すように、昇降機構16,17の一方のアーム2
0,30の後端部上側には、それぞれラック38,39が
形成されており、カセットホルダ11の側部には、これ
らラック38,39と噛み合うピニオン40,41がそれ
ぞれ配置され、これらピニオン40,41はカセットホ
ルダ11に回転自在に自在に取り付けられた連結ロッド
42の両端部にそれぞれ一体的に連結されている。
【0024】つまり、一対のアーム20,30はラック
38,39によりピニオン40,41及び連結ロッド42
を介して一体化されているため、左右の昇降機構16,
17がほぼ同一速度で作動することとなり、カセットホ
ルダ11がねじれたり、斜めになったりするような不具
合は発生しない。又、アーム20,30の後端側がこれ
らアーム20,30の後端側に形成された長孔24,34
を介してカセットホルダ11の支持軸26,36に連結
されているため、昇降機構16,17の昇降動作に伴っ
てピニオン40,41がラック38,39に対しほぼ同一
速度で転動する状態となり、昇降機構16,17の左右
の同期がより一層確実となる。
【0025】これら左右の昇降機構16,17にはカセ
ットホルダ11昇降時の衝撃及び振動を軽減して緩やか
に作動させるためのダンパ機構43が設けられている。
即ち、図12に示すように、昇降機構17側のスライド
シャーシ15の側部後方には、一端がアーム29の後端
に連結され且つ上部にラック44を刻設したスライド部
材45が前後方向(図12中、左右方向)に往復動自在
に設けられている。又、スライドシャーシ15の側部に
は、ラック44と噛み合うピニオン46がオイルダンパ
47を介して回転自在に取り付けられている。
【0026】従って、昇降機構17によるカセットホル
ダ11の上昇時に引っ張りばね37の付勢力によってア
ーム29,30は起立する方向に回動する。この時、ア
ーム29の後端部がスライド部材45と共に前方に移動
し、このスライド部材45のラック44を介してピニオ
ン46を回転させるが、オイルダンパ47の作用によっ
てピニオン46の回転が緩やかに拘束されるため、カセ
ットホルダ11の昇降に伴う衝撃や振動等を軽減させる
ことができる。
【0027】更に、一方の昇降機構17には各アーム2
9,30を傾倒状態、即ち、カセットホルダ11を下降
状態で保持するロック機構48が設けられている。即
ち、図12に示すように、昇降機構17側のスライドシ
ャーシ15の側部には、軸49を介してフック50が回
転自在に取り付けられており、このフック50とスライ
ドシャーシ15との間には引っ張りばね51が掛け渡さ
れ、この引っ張りばね51によってフック50は軸49
を中心に図12中、左回り方向に付勢されている。又、
先端部がフック50に当接する規制板53が軸52を介
してスライドシャーシ15に取り付けられており、この
規制板53とスライドシャーシ15との間に介装された
ねじりコイルばね54により、当該規制板53は軸52
を中心として図12中、左回り方向に付勢されている。
【0028】これにより、フック50が引っ張りばね5
1のばね力に抗して回動され、当該フック50が図12
に示す解除位置に保持されるようになっている。一方、
連結軸28と枢軸32との間のアーム30に下向きに突
出する部分には、係止ピン55が固定されており、前記
フック50には下部に突出部56が一体に形成され、ス
ライドシャーシ15をスライド自在に支持するベースシ
ャーシ71には、後述する解除レバー105が揺動自在
に取り付けられている。
【0029】従って、図12に示す上昇位置からカセッ
トホルダ11を下降させると、アーム30の傾倒に伴っ
て係止ピン55が下降し、これが規制板53に当接して
ねじりコイルばね54のばね力に抗して規制板53を押
し下げ、この規制板53により解除位置に保持されてい
たフック50が引っ張りばね51のばね力によって図1
2に示す状態から左回りに回動する。そして、図14に
示すように、フック50が係止ピン55に係合してアー
ム30の起立が阻止され、カセットホルダ11は下降位
置にて拘束される。
【0030】一方、後述するベースシャーシ71の解除
レバー105の揺動に伴って、この解除レバー105が
フック50の突出部56に押し当たり、フック50が引
っ張りばね51のばね力に抗して左回りに回動すると、
係止ピン55との係合が解除される。これによって、ア
ーム29,30が引っ張りばね37の付勢力によって起
立し、カセットホルダ11が上昇する。
【0031】なお、図11及び図12中の符号で57,
58は昇降機構16の一方のアーム20及び昇降機構1
7の一方のアーム30の傾倒状態、即ち、カセットホル
ダ11の下降状態を検出する検出スイッチである。
【0032】テープデッキでは、カセットホルダ11の
下降動作に伴ってカセットケース2の蓋5が開くように
なっており、この時、静電気によってテープ1が蓋5の
裏側に付着してしまい、適正なローディングを行うこと
ができなくなる虞があるため、本実施例では図10及び
図15に示すように、回転ドラムに対するテープ1の乗
り上げを防止するテーププロテクタ61をカセットホル
ダ11に設けている。
【0033】即ち、カセットホルダ11の昇降機構17
側の側部後方には、枢軸62を介して回動部材63が枢
着されており、この回動部材63の外周部には2つの突
片64,65が一体に形成され、一方の突片64には昇
降機構17のアーム29の後端部が当接し得るようにな
っている。この回動部材63に隣接するベルクランク6
6は、軸67を介して回動自在にカセットホルダ11に
支持され、このベルクランク66の下方に延びる一端側
は回動部材63の一方の突片65と当接し得るようにな
っており、水平に延びる他端側には長孔68が形成され
ている。又、ベルクランク66の他端部近傍のカセット
ホルダ11の後部には、枢軸69を介してテーププロテ
クタ61の基端が回動自在に取り付けられており、枢軸
69に近接してテーププロテクタ61の基端側に突設さ
れた連結ピン70は、ベルクランク66の長孔68に係
合している。
【0034】従って、カセットケース2が保持されたカ
セットホルダ11が上昇位置にある時、カセットケース
2の蓋5は閉じており、図15中、実線で示すようにテ
ーププロテクタ61は所定角度θで下方を向き、図16
に示すようにテーププロテクタ61の先端部はベースシ
ャーシ71に装着された回転ドラム112の外周縁のほ
ぼ直上に位置している。
【0035】この状態からカセットホルダ11が下降す
ると、図15及び図17に示すように、図示しない解除
機構によりカセットケース2の蓋5が開けられ、テープ
1がカセットケース2から露出状態となる。一方、昇降
機構17のアーム29,30は傾倒し、このアーム29
の後端部が回動部材63の突片64に当接してこれを図
15中、左回りに除々に回転させて行く。これにより、
回動部材63の突片65がベルクランク66の一端側に
当接して他端側を上昇させ、カセットホルダ11の下降
に伴ってテーププロテクタ61を図15中、二点鎖線で
示す位置に退避回動させる。このテーププロテクタ61
の退避動作は、カセットケース2の蓋5の開扉動作に対
して遅れて行われ、カセットケース2から露出したテー
プ1が回転ドラム112の外周面に対向する直前に終了
するようになっている。
【0036】次に、図1〜図8に基づいてスライドシャ
ーシ15の駆動機構並びにテープローディング機構やテ
ープ走行機構等について説明する。なお、図1〜図6に
はスライドシャーシ15に装着されているカセットホル
ダ11に関する各種部材を省略してある。
【0037】図1及び図4に示すように、矩形の板状を
なすベースシャーシ71は図示しない筺体内に固定され
ており、四つの支持ピン72,73,74,75がそれぞ
れ立設されている。一方、スライドシャーシ15の左右
両側には、図4中、上下方向となる前後方向に沿ったス
ライド孔76,77,78,79が形成され、これらスラ
イド孔76〜79にはベースシャーシ71の支持ピン7
2〜75が摺動自在に係合しており、これによってスラ
イドシャーシ15はベースシャーシ71に対して前後方
向に移動することができるようになっている。
【0038】このベースシャーシ71上には、スライド
シャーシ15の駆動機構が装備されている。即ち、図4
に示すように、ベースシャーシ71の後部側方には駆動
ギヤ80を有する駆動モータ81が装着されており、こ
の駆動ギヤ80には第1連結ギヤ82が噛み合ってい
る。そして、第1連結ギヤ82と同軸一体の第2連結ギ
ヤ83には第3連結ギヤ84が噛み合い、この第3連結
ギヤ84と同軸一体の第4連結ギヤ85には第5連結ギ
ヤ86が噛み合い、第5連結ギヤ86には第6連結ギヤ
87が噛み合い、この第6連結ギヤ87にはカムギヤ8
8が噛み合っている。又、このカムギヤ88の上面部に
は第1のカム溝89が形成され、下面部には第2のカム
溝90が形成されている。
【0039】更に、ベースシャーシ71には駆動アーム
91の基端部がカムギヤ88に隣接する枢軸73を介し
て回動自在に枢着され、この駆動アーム91の先端部に
は連結軸92が固定されている。一方、スライドシャー
シ15には連結溝93を形成した支持ブラケット94が
取り付けられており、この連結溝93に駆動アーム91
の連結軸92が摺動自在に係合している。そして、駆動
アーム91の中間部にはカムギヤ88の第1のカム溝8
9に係合するカムフォロア95が取り付けられている。
【0040】従って、駆動モータ81が作動すると、そ
の駆動力が駆動ギヤ80から第1連結ギヤ82,第2連
結ギヤ83,第3連結ギヤ84,第4連結ギヤ85,第5
連結ギヤ86,第6連結ギヤ87,カムギヤ88の順に伝
達され、このカムギヤ88の回転に伴って第1のカム溝
89に係合するカムフォロア95により、駆動アーム9
1が枢軸73を中心として回動し、連結軸92及び連結
溝95を介してスライドシャーシ15をベースシャーシ
71に沿って移動することができるようになっている。
【0041】又、カムギヤ88を挾んで枢軸73の反対
側に位置するベースシャーシ71には、揺動レバー96
の一端部が枢軸97を介して回動自在に枢着されてい
る。この揺動レバー96はベルクランク状をなし、他端
部にはカムギヤ88の第2のカム溝90に係合するカム
フォロア98が取り付けられている。又、この揺動レバ
ー96の中間部にはリンク99の一端が連結ピン100
を介して連結され、このリンク99の他端には連結ピン
101を介して作動レバー102が連結されている。こ
の作動レバー102の一端は、枢軸103を介してベー
スシャーシ71に回動自在に枢着されており、後述する
ピンチローラ159及びラチェットブレーキレバー18
4の作動を制御するようになっている。
【0042】なお、カムギヤ88にはロック制御ギヤ1
04が噛み合っており、このロック制御ギヤ104は一
端部がベースシャーシ71に対して揺動自在に枢着され
た前記解除レバー105とカム係合し、このロック制御
ギヤ104の回転に同期して解除レバー105の他端部
が図4中、上下に揺動するようになっている。
【0043】従って、ロック制御ギヤ104の回転角度
によって解除レバー105を解除位置と非解除位置とに
作動させることができ、前述したカセットホルダ11に
搭載されたロック機構48のフック50の突出部56に
接触或いは非接触し、フック50の係合解除を制御する
ことができる。
【0044】ここで、テープローディング機構について
説明する。図1及び図4,図7に示すように、カムギヤ
88には中間ギヤ107,108及び第1駆動ギヤ10
9,第2駆動ギヤ110が順に噛み合っている。一方、
ベースシャーシ71のほぼ中央部に着脱自在にねじ止め
されたドラムベース111には、回転ドラム112が傾
斜状態で取り付けられており、この回転ドラム112の
周りにはこのドラムベース111に密着する馬蹄形のリ
ングホルダ113がベースシャーシ71に対して着脱自
在にねじ止めされている。このリングホルダ113の下
面には、第1セクタギヤ114及び第2セクタギヤ11
5が上下に重なり合った状態で回動自在に取り付けら
れ、第1セクタギヤ114にはリングホルダ113に回
転自在に取り付けられた第1駆動ギヤ109が噛み合う
一方、第2セクタギヤ115にはリングホルダ113に
回転自在に取り付けられた第2駆動ギヤ110が噛み合
っている。
【0045】なお、本実施例では一対のセクタギヤ11
4,115によるテープローディングの開始前やテープ
ローディングの完了後におけるカムギヤ88及びこのカ
ムギヤ88に接続する連結ギヤ82〜87及び駆動モー
タ81の駆動ギヤ80やロック制御ギヤ104の回転を
許容するため、中間ギヤ107と噛み合うカムギヤ88
の歯車はセクタギヤとなっており、カムギヤ88の回転
に対して中間ギヤ107が回転しない領域が設定されて
いる。
【0046】従って、駆動モータ81が駆動することに
より、その駆動力が駆動ギヤ80及び各連結ギヤ82〜
87,カムギヤ88を介して第1駆動ギヤ109及び第
2駆動ギヤ110に伝達され、これら第1駆動ギヤ10
9及び第2駆動ギヤ110は相互に逆方向に回転する。
これにより、これら第1駆動ギヤ109及び第2駆動ギ
ヤ110とそれぞれ噛み合う第1セクタギヤ114及び
第2セクタギヤ115も回転ドラム112の周囲を相互
に逆方向に回転するようになっている。
【0047】回転ドラム112を間に挾んでその両側に
は、ドラムベース111とリングホルダ113とに亙っ
て延びる円弧状のローディング案内溝116,117が
形成されている。一方のローディング案内溝116の一
端部116aには、分岐溝部116bが途中から折れ曲
がった状態で形成され、これらローディング案内溝11
6の一端部116aと分岐溝部116bとで二股状とな
っており、第1ローディングスライダ118が一対の溝
係合ピン119,120を介して摺動自在に係合してい
る。この第1ローディングスライダ118には、リンク
124を介して第1セクタギヤ114が連結されてお
り、この第1ローディングスライダ118上には、案内
ローラ121と二本の案内ポスト122,123とが立
設されている。又、ドラムベース111及びリングホル
ダ113には、ローディング案内溝116に沿ったテン
プレート125が形成され、第1ローディングスライダ
118にはこのテンプレート125に案内される倣いピ
ン126が固着されている。
【0048】又、他方のローディング案内溝117には
第2ローディングスライダ127が一対の溝係合ピン1
28,129を介して摺動自在に係合している。リンク
132を介して第2セクタギヤ115に連結されたこの
第2ローディングスライダ127には、案内ローラ13
0と案内ポスト131とがそれぞれ立設されている。な
お、リングホルダ113にはローディング案内溝117
に隣接してインピーダンスローラ133が装着されてい
る。
【0049】従って、第1セクタギヤ114及び第2セ
クタギヤ115がそれぞれ反対方向に回転ドラム112
の回りを回転すると、第1ローディングスライダ118
はリンク124を介してローディング案内溝116に沿
って移動する一方、第2ローディングスライダ127は
リンク132を介してローディング案内溝117に沿っ
て移動する。
【0050】この時、第1ローディングスライダ118
の倣いピン126がテンプレート125に案内されるた
め、ローディング案内溝116の一端側において、溝係
合ピン119が分岐溝部116b側に引き寄せられる一
方、溝係合ピン120はローディング案内溝116の一
端部116aに振り分けられ、第1ローディングスライ
ダ118はここで向きをほぼ90度変えることで、テー
プローディングの前と同じ状態となる。
【0051】つまり、ローディング案内溝118の長手
方向に対して直交する方向の第1ローディングスライダ
118の幅寸法が、図8からも明らかなようにテープロ
ーディング完了時点よりも第1ローディングスライダ1
18の移動途中の方が狭くなり、その分だけローディン
グ案内溝118に近接して他の部材を配置することが可
能となり、テープデッキ自体の小型化を図ることができ
る。
【0052】次に、磁気テープ走行機構について説明す
る。図1〜図4に示すように、ベースシャーシ71の後
部側方にはキャプスタン134及びこのキャプスタン1
34と一体のキャプスタンギヤ135を有するキャプス
タンモータ136が装着されており、このキャプスタン
ギヤ135にはギヤプーリ137が噛み合っている。一
方、スライドシャーシ15にはカセットケース2内の供
給リール3が連結される供給ターンテーブル138と、
巻取リール4が連結される巻取ターンテーブル139と
がそれぞれ所定の位置に回転自在に装着されている。供
給ターンテーブル138及び巻取ターンテーブル139
の外周部には、それぞれギヤ部140,141が一体的
に形成されている。又、ベースシャーシ71には供給タ
ーンテーブル138と巻取ターンテーブル139との間
に位置するギヤプーリ142が取り付けられ、このギヤ
プーリ142と前記ギヤプーリ137とには、無端ベル
ト143が掛け回されている。スライドシャーシ15に
形成された長孔145を貫通するギヤプーリ142の回
転軸144には、スライドシャーシ15の上部でブラケ
ット146が枢着されており、このブラケット146に
はギヤプーリ142と噛み合うアイドルギヤ147が回
転自在に装着され、このアイドルギヤ147とブラケッ
ト146との間には回転軸144を中心とする回動力を
ブラケッ146に発生させる図示しないクラッチ部材が
組み込まれている。
【0053】従って、キャプスタンモータ136が駆動
すると、キャプスタンギヤ135が回転し、その回転力
がギヤプーリ137及び無端ベルト143,ギヤプーリ
142を介してアイドルギヤ147に伝達される。ここ
で、伝達された回転力がギヤプーリ142の図1中、右
回り方向の回転力となっている場合、上述したクラッチ
部材によりブラケット146を図1中、回転軸144を
中心として右回りに移動させ、アイドルギヤ147を巻
取ターンテーブル139のギヤ部141に噛み合わせる
ことにより、アイドルギヤ147を介して巻取ターンテ
ーブル139を図1中、右回りとなるテープ1の送り方
向に回転させることができる。逆に、伝達された回転力
がギヤプーリ142の図1中、左回り方向の回転力とな
っている場合、前記クラッチ部材によりブラケット14
6を図1中、回転軸144を中心として左回りに移動さ
せ、アイドルギヤ147を供給ターンテーブル138の
ギヤ部140に噛み合わせることにより、アイドルギヤ
147を介して供給ターンテーブル138を図1中、左
回りとなるテープ1の巻き戻し方向に回転させることが
できる。
【0054】スライドシャーシ15の図1中、右側に
は、テープローディングの際にテープ1を案内する案内
ローラ148及び案内ポスト149が移動自在に設けら
れている。即ち、スライドシャーシ15には2つの揺動
アーム150,151の中間部が枢軸152,153を介
して回動自在に枢支されており、これら揺動アーム15
0,151の一端部に突設された係合ピン154,155
が案内孔156を貫通してベースシャーシ71に形成さ
れた案内溝157,158に係合し、他端部にはそれぞ
れ案内ローラ148,案内ポスト149が取り付けられ
ている。
【0055】従って、スライドシャーシ15が図1の上
方となる後方に移動すると、係合ピン154,155が
案内溝157,158によってその移動が規制され、揺
動アーム150,151がそれぞれ図1中、枢軸152,
153を中心として左回りに回動する。これら揺動アー
ム150,151が所定量回動すると、揺動アーム15
0,151の他端に設けられた案内ローラ148及び案
内ポスト149が所定の軌跡を経て所定の位置に移動す
ることとなる。
【0056】又、スライドシャーシ15の図1中、左側
には、ローディング時にテープ1を案内すると共にテー
プ1の走行時にキャプスタン134との間でこのテープ
1を案内するピンチローラ159と案内ローラ160と
が移動自在に設けられている。即ち、スライドシャーシ
15には一端部にピンチローラ159を装着したピンチ
アーム161が枢軸162を介して回転自在に取付ら
れ、同様に第1案内ピン163及び第2案内ピン164
を装着した支持アーム165も枢軸162を介してスラ
イドシャーシ15に回転自在に取り付けられている。そ
して、これらアーム161,165の間には、これらを
引き合う引っ張りばね166が張設されており、枢軸1
62を中心としてピンチアーム161を図1中、左回り
方向に付勢する一方、支持アーム165を右回り方向に
付勢している。又、スライドシャーシ15にそれぞれ形
成された弧状をなす第1案内溝167及び第2案内溝1
68には、支持アーム165に突設された第1案内ピン
163及び第2案内ピン164が係合しており、この支
持アーム165とスライドシャーシ15との間には、図
1中、支持アーム165を左回転方向に付勢する引っ張
りばね169が張設されている。
【0057】一方、ベースシャーシ71には第2案内ピ
ン164の移動を規制する規制部170が形成されてい
る。又、このベースシャーシ71には、前述したように
作動レバー102が枢軸103を介して回動自在に取り
付けられており、この作動レバー102には係合溝17
1が形成されている。
【0058】又、スライドシャーシ15にはピンチアー
ム161に隣接する案内アーム172が枢軸173を介
して回転自在に取り付けられ、この案内アーム172は
枢軸173に装着されたねじりコイルばね174によっ
て図1中、左回り方向に付勢されている。
【0059】従って、スライドシャーシ15が後方に移
動すると、支持アーム165の第2案内ピン164の移
動が規制部170によって規制され、支持アーム165
及びピンチアーム161が時計回り方向に回動する。支
持アーム165が所定量回動すると、第2案内ピン16
4が規制部170を外れてその移動規制が解除され、二
つの案内ピン163,164はそれぞれ案内溝167,1
68に沿って移動し、第1案内ピン163が作動レバー
102の係合溝171に嵌入する。この時、図4に示す
ように、カムギヤ88の第2のカム溝90により揺動レ
バー96及びリンク99を介して作動レバー102が図
4中、左回りに回動することで、係合溝171及び第1
案内ピン163を介して支持アーム165及びピンチア
ーム161が右回りに回動する。このようにしてピンチ
ローラ159は所定の軌跡を経てキャプスタン134に
当接した位置に移動することができる。
【0060】なお、このピンチローラ159の移動の際
に、案内アーム172も右回り回転するが、その詳細な
機構についての説明は省略する。
【0061】ここで、巻取ターンテーブル139側及び
供給ターンテーブル138側に設けられた各種のブレー
キ機構について説明する。図1に示すように、巻取ター
ンテーブル139側にはテープローディングの際にテー
プ1が巻取リール4側から引き出される方向(図1中、
左回り方向)への巻取リール4の回転を規制するラチェ
ットブレーキ181が設けられている。即ち、巻取ター
ンテーブル139の外周部にはラチェット182が形成
される一方、スライドシャーシ15にはこのラチェット
182に係止する係止爪183を有するラチェットブレ
ーキレバー184が枢軸185を介して回動自在に取り
付けれ、図示しないばね部材によって図中、枢軸185
を中心として左回り方向に付勢されている。
【0062】又、ラチェットブレーキレバー184には
係合ピン187が固定されており、ベースシャーシ71
にはラチェットブレーキレバー184に隣接する操作レ
バー188が枢軸75を介して回動自在に枢着され、こ
の操作レバー188には係合ピン187に係合し得る係
合片189が一体的に形成されている。更に、この操作
レバー188には作動レバー102に形成された操作溝
191に装入される操作ピン190が固定され、ベース
シャーシ71に枢着された前記作動レバー102には、
ラチェットブレーキレバー184の係合ピン187に直
接係合し得る係合片192が一体的に形成されている。
【0063】従って、テープローディングの際のラチェ
ットブレーキレバー184の係止爪183は、それ以前
のテープローディング動作又はアンローディング動作に
よって巻取ターンテーブル139のラチェット182に
係止した状態に保持されており、巻取リール4からテー
プ1の引き出されてしまうような不具合を未然に防止す
る。ここで、巻き戻し操作の場合等で作動レバー102
を枢軸103を中心に図1中、左回りに回転させると、
操作溝191及び操作ピン190を介して操作レバー1
88が図1中、右回りに回転する。これにより、係合片
189が係合ピン187を押してラチェットブレーキレ
バー184を図1中、左回りに回転させることで、係止
爪183によるラチェット182への係止が解除され、
巻取ターンテーブル139は巻取リール4と共にテープ
1の引き出し方向に回転が可能となる。
【0064】又、ローディング終了後に作動レバー10
2を枢軸103を中心として図1中、左回りに回動させ
ると、前述した場合と同様に係合片192が係合ピン1
87を押してラチェットブレーキレバー184を回動す
る結果、巻取ターンテーブル139の拘束が解除されて
巻取リール4は何れの方向にも回転可能な状態となる。
【0065】一方、図1に示すように、供給ターンテー
ブル138側にはテープローディングの際に供給リール
3の慣性力によるテープ1の繰り出し方向への回転を規
制するソフトブレーキ193と、テープローディングの
完了時にテープ1を繰り出す方向への供給ターンテーブ
ル138の回転を規制するラチェットブレーキ194と
が設けられている。即ち、供給ターンテーブル138の
外周部にはブレーキバンド195が巻き掛けられてお
り、このブレーキバンド195の一端は支持部材196
を介してスライドシャーシ15に固定される一方、他端
は揺動アーム150に連結されている。又、ソフトブレ
ーキレバー197は枢軸198を介してスライドシャー
シ15に回動自在に取り付けられ、このソフトブレーキ
レバー197の先端部には供給ターンテーブル138の
外周部に圧接する圧接部材199が装着されている。
【0066】一方、ラチェットブレーキレバー200も
前記枢軸198を介してスライドシャーシ15に回動自
在に枢着され、このラチェットブレーキレバー200の
先端部には供給ターンテーブル138のギヤ部140に
係止する係止爪201が一体に形成されている。これら
ソフトブレーキレバー197とラチェットブレーキレバ
ー200との間には、引っ張りばね202が張設され、
これによってソフトブレーキレバー197は図1中、右
回り方向、即ち、圧接部材199が供給ターンテーブル
138の外周部にに圧接する方向に付勢され、ラチェッ
トブレーキレバー200は図1中、左回り方向、即ち、
係止爪201が供給ターンテーブル138のギヤ部14
0に係止する方向に付勢されている。
【0067】又、ソフトブレーキレバー197及びラチ
ェットブレーキレバー200には、それぞれカムピン2
03,204が固定されている。一方、駆動アーム91
には各レバー197,200を作動制御する制御部とし
てのカム面205が形成され、カムギヤ88にはラチェ
ットブレーキレバー200を作動制御するカム溝206
が形成されている。
【0068】従って、テープ1のローディング時にソフ
トブレーキレバー197が引っ張りばね202のばね力
によって図1中、右回りに付勢されることで、圧接部材
199が供給ターンテーブル138に圧接し、供給リー
ル3の慣性力によるテープ1の繰り出し方向への回転が
阻止される。又、駆動アーム91のカム面205がカム
ピン204に当接することで、ラチェットブレーキレバ
ー200がその位置に保持され、係止爪201は供給タ
ーンテーブル138のギヤ部140に係止せず、テープ
ローディング時における供給リール4の回転が阻害され
るようなことはない。
【0069】この状態からスライドシャーシ15を後方
に移動させてテープローディングを行うと、駆動アーム
91が図1中、左回りに回動し、この駆動アーム91の
カム面205に当接するカムピン203を介し、ソフト
ブレーキレバー197が引っ張りばね202の付勢力に
抗して左回りに回動する。これにより、圧接部材199
による供給ターンテーブル138への圧接が解除され、
供給リール3の回転規制が解除される。一方、この作動
と共に駆動アーム91のカム面205によるカムピン2
04の保持が解除され、ラチェットブレーキレバー18
4は引っ張りばね202の付勢力によって係止爪201
が巻取ターンテーブル139のギヤ部140に係止する
ことで、テープローディングの完了時に供給リール3が
テープ1を繰り出す方向への回転が阻止される。又、こ
のテープローディング完了後、カムギヤ88を更に回転
すると、カム溝206によりカムピン204を介してラ
チェットブレーキレバー184が回動し、ギヤ部140
に対する係止爪201の係止が解除されて供給リール3
が自由回転状態となる。
【0070】ところで、図1及び図4に示すスライドシ
ャーシ15のイジェクト位置はテープ1のアンローディ
ング状態であり、この状態からスライドシャーシ15を
移動させると共にテープ1を引き出してローディングを
行うことで、図2及び図5に示すテープ1のローディン
グ状態とする。
【0071】つまり、図2及び図5に示すように、駆動
モータ81の駆動に伴ってカムギヤ88が回転し、その
駆動力は第1駆動ギヤ109及び第2駆動ギヤ110に
伝達され、第1セクタギヤ114及び第2セクタギヤ1
15が相互に逆方向、即ち、第1セクタギヤ114は図
5中、左回りに回転する一方、第2セクタギヤ115は
右回りにそれぞれ回転する。これにより、図7に示すよ
うに、第1ローディングスライダ118はローディング
案内溝116に沿って移動する一方、第2ローディング
スライダ127はローディング案内溝117に沿って移
動する。
【0072】この時、第1ローディングスライダ118
はローディング案内溝116の一端側においてその向き
が変えられる。即ち、図8に示すように、第1ローディ
ングスライダ118の溝係合ピン119,120がロー
ディング案内溝116に案内されつつ同時に倣いピン1
26がテンプレート125に案内されながら移動する。
そして、第1ローディングスライダ118がローディン
グ案内溝116の一端側に移動してきた時、倣いピン1
26がテンプレート125に拘束されているため、溝係
合ピン119,120がローディング案内溝116の一
端部116aと分岐溝部116bとに振り分けられて移
動し、第一ローディングスライダ118の向きがおよそ
90度変えられる。
【0073】これにより、ローディング案内溝118の
長手方向に対して直交する方向の第1ローディングスラ
イダ118の幅寸法が、図8からも明らかなようにテー
プローディング完了時点よりも第1ローディングスライ
ダ118の移動途中の方が狭くなり、先にも述べたよう
にその分だけローディング案内溝118に近接して他の
部材を配置することが可能となり、テープデッキ自体の
小型化を図ることができる。
【0074】従って、カセットケース2内のテープ1は
第1ローディングスライダ118の案内ローラ121及
び案内ポスト122,123と第2ローディングスライ
ダ127の案内ローラ130及び案内ポスト131によ
って引き出され、回転ドラム112の外周面に巻き付け
られる。
【0075】又、テープ1は二つのローディングスライ
ダ118,127によるローディング操作と同時に回転
ドラム112の両側に配置された複数の案内ローラ14
8,160及び案内ポスト149や案内ピン164によ
るローディング操作も行われる。即ち、図1及び図2に
示すように、スライドシャーシ15が後方に移動する
と、揺動アーム150,151のピン154,155が案
内溝157,158に案内されながら移動して揺動アー
ム150,151がそれぞれ回動する。これにより、揺
動アーム150,151の案内ローラ148及び案内ポ
スト149が移動してテープ1が引き出される。
【0076】一方、スライドシャーシ15の後方への移
動に伴って、支持アーム165の第2案内ピン164が
規制部170により移動規制され、支持アーム165及
びピンチアーム161が回動する。そして、支持アーム
165が所定量回動すると、第2案内ピン164が規制
部170を外れ、一対の案内ピン163,164は案内
溝167,168に沿って移動し、第1案内ピン163
が作動レバー102の係合溝171に嵌入する。このよ
うにしてピンチローラ159が移動してテープ1を引き
出す。又、このピンチローラ159の移動の際に、案内
アーム172が回動して案内ローラ160がテープ1の
移動を案内する。
【0077】このようなテープ1のローディング時にお
けるカセットケース2の供給リール3及び巻取リール4
には各種のブレーキ181,193,194が作用してい
る。
【0078】即ち、図1に示すように、テープ1のロー
ディング時には、巻取リール4側のラチェットブレーキ
レバー184の係止爪183は、それ以前のローディン
グ動作或いはアンローディング動作によって巻取ターン
テーブル139のラチェット182に係止された状態に
保持されており、テープローディング時に巻取リール4
側からテープ1が引き出されるのを阻止する。従って、
テープローディングの際にテープ1は巻取リール4から
引き出されず、巻取リール4に巻き取られた記録済みの
テープ1に再記録するような不具合を防止することがで
きる。
【0079】しかし、カセットホルダ11に挿入された
カセットケース2内のテープ1が全て巻取リール4に巻
かれてしまった状態でテープローディングを行うと、テ
ープ1が切断してしまうため、図示しない検出器によっ
て供給リール3に巻かれたテープ1の残量を検出し、供
給リール3に巻かれたテープ1の残量がない場合には、
図1に示す状態から作動レバー102を枢軸103を中
心として左回りに回転させ、これによって操作レバー1
88を右回りに回転させ、更に係合片189が係合ピン
187を押してラチェットブレーキレバー184を左回
りに回転させることで、係止爪183によるラチェット
182の係止を解除し、巻取ターンテーブル139を自
由回転状態に切り換える。
【0080】又、テープローディング時には、図1に示
すように、ソフトブレーキレバー197の圧接部材19
9が引っ張りばね202のばね力によって供給ターンテ
ーブル138に圧接し、これによって供給リール3の慣
性力によるテープ1の繰り出し回転を阻止している。そ
して、このテープローディングが完了すると、図2に示
すように、駆動アーム91のカム面205がカムピン2
03を介してソフトブレーキレバー197を回動させ、
圧接部材199による供給ターンテーブル138への圧
接を解除することにより、供給リール3を自由回転状態
に保持する。
【0081】一方、テープローディング時には、図1及
び図4に示すように、ラチェットブレーキレバー200
のカムピン204に駆動アーム91のカム面205が当
接するため、係止爪201は供給ターンテーブル138
のギヤ部140に係止せず、供給リール4は自由回転状
態となる。そして、テープローディングが完了すると、
図2に示すように、駆動アーム91のカム面205によ
るカムピン204の保持が解除され、ラチェットブレー
キレバー184の係止爪183が引っ張りばね202に
よって巻取ターンテーブル139のギヤ部140に係止
するため、供給リール3はテープ1の繰り出し方向への
回転が阻止される。
【0082】以上のように、テープ1は各案内ローラ1
21,130,148,160及び案内ポスト122,12
3,131,149、ピンチローラ159によってカセッ
トケース2内から引き出されて所定の軌跡にローディン
グされることとなる。なお、図2及び図5に示すテープ
ローディングは、ストップモードの状態である。
【0083】なお、記録再生時におけるテープ1の走行
軌跡は、図3に示すように、カセットケース2内から引
き出されたテープ1が案内ローラ148及び案内ポスト
149、インピーダンスローラ133、案内ローラ13
0、案内ポスト131を介して回転ドラム112の外周
面に摺接され、案内ポスト122,123、案内ローラ
121、キャプスタン134(ピンチローラ159)、
案内ローラ160を経て、再び、カセットケース2内に
入り込むものとなる。
【0084】図18に本発明によるテープデッキを8ミ
リビデオテープデッキ(以下、単にテープデッキと呼称
する)に応用した別の実施例のイジェクト状態における
平面形状、図19にテープローディング機構の作動概
念、図20に第1ローディングスライダの斜視をそれぞ
れ示す。なお、前述した実施例と同様の機能を有する部
材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0085】図18及び図19に示すように、回転ドラ
ム112を間に挾んでその両側には円弧状のローディン
グ案内溝116,117が形成されており、一方のロー
ディング案内溝116の一端部116aには分岐溝部1
16bが形成されて二股状となっており、第1ローディ
ングスライダ251が溝係合ピン119,120を介し
て摺動自在に係合している。この第1ローディングスラ
イダ251はリンク124を介して第1セクタギヤ11
4が連結されており、、図20に詳細に示すように、案
内ローラ121と案内ポスト122,123とが立設さ
れている。又、ローディング案内溝116に沿ってテン
プレート125が形成され、第1ローディングスライダ
118にはこのテンプレート125に案内される倣いピ
ン126が固着されている。
【0086】更に、テンプレート125にはローディン
グ案内溝116に沿ってその両側にはローディング案内
面252,253が形成され、第1ローディングスライ
ダ251の下面にはこのローディング案内面252,2
53に摺接して第1ローディングスライダ251の移動
姿勢を維持する3つの姿勢保持凸部254,255,25
6が一体に形成されている。即ち、第1姿勢保持凸部2
54は第1ローディングスライダ251の一側に細長く
形成されてローディング案内面252に摺接している。
一方、第2姿勢保持凸部255は弧状をなすと共に第3
姿勢保持凸部256は円形状をなし、両者共にローディ
ング案内面253に摺接している。
【0087】なお、他方のローディング案内溝117に
は第2ローディングスライダ127が溝係合ピン12
8,129を介して摺動自在に係合しており、リンク1
32を介して第2セクタギヤ115に連結され、案内ロ
ーラ130と案内ポスト131とが立設されている。
【0088】従って、第1セクタギヤ114及び第2セ
クタギヤ115がそれぞれ反対方向に回転すると、第1
ローディングスライダ251はローディング案内溝11
6に沿って移動する一方、第2ローディングスライダ1
27はローディング案内溝117に沿って移動する。そ
して、第1ローディングスライダ251の倣いピン12
6がテンプレート125に案内され、ローディング案内
溝116の一端側にて溝係合ピン119が分岐溝部11
6b側に、溝係合ピン120はローディング案内溝11
6の一端部116aにそれぞれ係合し、ここで向きをほ
ぼ90度変えることで、第1ローディングスライダ25
1はテープローディングの前と同じ状態となる。
【0089】この第1ローディングスライダ251の移
動時、3つの姿勢保持凸部254,255,256はロー
ディング案内面252,253に摺接することで、第1
ローディングスライダ251の移動姿勢を維持してい
る。即ち、第1ローディングスライダ251の3つの姿
勢保持凸部254,255,256のうち、第1姿勢保持
凸部254は、第1ローディングスライダ251がロー
ディング案内溝116を移動しているとき、一端(図1
9において左端)がローディング案内面252に摺接し
ており、ローディング案内溝116の端部で回動して位
置決め保持されたとき、他端(図19において右端)が
ローディング案内面252に摺接している。また、第2
姿勢保持凸部255は及び第3姿勢保持凸部256は、
常時、ローディング案内面253に摺接している。
【0090】このように第1ローディングスライダ25
1は常時3つの姿勢保持凸部254,255,256がロ
ーディング案内面252,253に摺接しながら移動
し、且つ、所定の位置に保持されることでその姿勢が安
定し、傾いたり倒れたりすることがなく、テープ1を適
切に保持してローディングを行い、このテープ1にダメ
ージを与えることがない。また、第1ローディングスラ
イダ251の第1姿勢保持凸部254は、第1ローディ
ングスライダ251のローディング(移動)時と位置決
め保持時とでのローディング案内面252への摺接部分
が異なるため、第1ローディングスライダ251のロー
ディング(移動)時にその摺接部分が磨耗しても位置決
め保持時の摺接部分が磨耗することはなく、第1ローデ
ィングスライダ251を所定の位置に安定した姿勢で保
持できる。
【0091】
【発明の効果】本発明のテープデッキによると、ローデ
ィング案内溝の一端側から分岐溝部を分岐させ、この分
岐溝部及び当該分岐溝部との分岐部分よりもローディン
グ案内溝の他端側に沿って形成されたテンプレートを倣
う倣いピンをローディングスライダに突設し、一方の溝
係合ピンを分岐溝部側に導くと共に分岐部分よりもロー
ディング案内溝の一端側に他方の溝係合ピンを導いてロ
ーディングスライダの向きを変更させるようにしたの
で、ローディングスライダの移動に必要な幅を狭く設定
することが可能となり、テープデッキの構成部材をロー
ディング案内溝に近接して配置できる結果、テープデッ
キ全体の小型化を企図し得る。
【0092】また、本発明のテープデッキによると、ロ
ーディング案内溝の側方にローディング案内面を設ける
一方、ローディングスライダの下面にこのローディング
案内面に摺接してローディングスライダの移動姿勢を維
持する3つの姿勢保持凸部を設けてその1つを延長した
ので、ローディングスライダは安定した姿勢で移動及び
位置決めされることとなり、テープを適切に保持してロ
ーディングを行うことでテープへのダメージの発生を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテープデッキにおける
イジェクト状態を表すスライドシャーシの平面図であ
る。
【図2】ローディング状態を表すスライドシャーシの平
面図である。
【図3】テープ走行状態を表すスライドシャーシの平面
図である。
【図4】テープデッキにおけるイジェクト状態を表すベ
ースシャーシの平面図である。
【図5】ローディング状態を表すベースシャーシの平面
図である。
【図6】テープ走行状態を表すベースシャーシの平面図
である。
【図7】ローディング機構を表す平面図である。
【図8】ローディング作動状態を表す概略図である。
【図9】カセットホルダの斜視図である。
【図10】カセットホルダの平面図である。
【図11】カセットホルダの右側面図である。
【図12】カセットホルダの左側面図である。
【図13】カセット収納状態を表すカセットホルダの右
側面図である。
【図14】カセット収納状態を表すカセットホルダの左
側面図である。
【図15】カセットホルダの正面図である。
【図16】カセットケースと回転ドラムとの位置関係を
表す作用説明図である。
【図17】カセットケースと回転ドラムとの位置関係を
表す作用説明図である。
【図18】本発明の他の実施例に係るテープデッキにお
けるイジェクト状態を表すスライドシャーシの平面図で
ある。
【図19】そのローディング作動状態を表す概略図であ
る。
【図20】第1ローディングスライダの斜視図である。
【図21】従来のテープデッキにおけるテープローディ
ング機構の部分を抽出した平面図である。
【図22】更にその一部を抽出拡大した機構概念図であ
る。
【符号の説明】
1 :テープ 109 :駆動ギヤ 112 :回転ドラム 114 :セクタギヤ 116 :ローディング案内溝 116a:ローディング案内溝の一端部 116b:分岐溝部 118 :第1ローディングスライダ 119 :溝係合ピン 120 :溝係合ピン 121 :案内ローラ 122 :案内ポスト 123 :案内ポスト 124 :リンク 125 :テンプレート 126 :倣いピン 251 :第1ローディングスライダ 252 :ローディング案内面 253 :ローディング案内面 254 :第1姿勢保持凸部 255 :第2姿勢保持凸部 256 :第3姿勢保持凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆転可能な駆動ギヤと、この駆動ギヤ
    と噛み合って当該駆動ギヤの回転に伴い回転ドラムの外
    周縁に沿って旋回するセクタギヤと、前記回転ドラムの
    側方に設けられたローディング案内溝と、このローディ
    ング案内溝に摺動自在に係合する一対の溝係合ピンが相
    隔てて突設され且つ磁気記録テープが巻き付けられ得る
    案内ローラと複数本の案内ポストとを立設したローディ
    ングスライダと、両端部がこのローディングスライダと
    前記セクタギヤとにピン止めされて前記セクタギヤの旋
    回動作に伴い当該ローディングスライダをローディング
    案内溝に沿って往復動させるリンクと、前記ローディン
    グ案内溝の一端側から分岐する分岐溝部と、この分岐溝
    部及び当該分岐溝部との分岐部分よりも前記ローディン
    グ案内溝の他端側に沿って形成されたテンプレートと、
    このテンプレートに当接して一方の前記溝係合ピンを前
    記分岐溝部側に導くと共に前記分岐部分よりも前記ロー
    ディング案内溝の一端側に他方の前記溝係合ピンを導い
    て前記ローディングスライダの向きを変更させる倣いピ
    ンとを具えたことを特徴とするテープデッキ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテープデッキにおいて、
    ローディング案内溝の側方にローディング案内面を設け
    る一方、ローディングスライダの下面に前記ローディン
    グ案内面に摺接して該ローディングスライダの移動姿勢
    を維持する3つの姿勢保持凸部を設けると共に該姿勢保
    持凸部の1つを延長し、該ローディングスライダの向き
    が変化しても常時3つの姿勢保持凸部が前記ローディン
    グ案内面に接触して姿勢を維持するようにしたことを特
    徴とするテープデッキ。
JP5194441A 1992-10-27 1993-08-05 テープデッキ Withdrawn JPH06195834A (ja)

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JP5194441A JPH06195834A (ja) 1992-10-27 1993-08-05 テープデッキ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28844092 1992-10-27
JP4-288440 1992-10-27
JP5194441A JPH06195834A (ja) 1992-10-27 1993-08-05 テープデッキ

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