JPH06139663A - テーププロテクタ - Google Patents

テーププロテクタ

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Publication number
JPH06139663A
JPH06139663A JP4291133A JP29113392A JPH06139663A JP H06139663 A JPH06139663 A JP H06139663A JP 4291133 A JP4291133 A JP 4291133A JP 29113392 A JP29113392 A JP 29113392A JP H06139663 A JPH06139663 A JP H06139663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
cassette holder
gear
magnetic tape
guide
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4291133A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Fujishiro
武志 藤城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP4291133A priority Critical patent/JPH06139663A/ja
Publication of JPH06139663A publication Critical patent/JPH06139663A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロテクタを作動するための連動機構を簡素
化すると共に作動性の向上を図ったテーププロテクタを
提供する。 【構成】 磁気記録再生装置において、カセットケース
2の蓋5と回転ヘッドドラム112との間に位置して基
端がカセットホルダー11の一側に寄った位置に回動自
在に支持され先端が回転ヘッドドラム112の外周辺で
あって径方向中心に向かって所定傾斜角度で支持された
プロテクタ61を設け、このプロテクタ61をカセット
ホルダー11の収納位置への移動時に昇降機構17に連
動し、カセットケース11の蓋5の開扉動作に遅れてカ
セットケース11の蓋5と回転ヘッドドラム112との
間から退避可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置におい
て、磁気テープが巻かれたカセットの装置内への収納の
際におけるカセットの蓋の開扉動作時に磁気テープの回
転ヘッドドラムに対する乗り上げを防止するテーププロ
テクタに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置のうち磁気テープを使
用するものとして、所謂、8ミリビデオがある。この8
ミリビデオにおいて、カセットホルダーは磁気テープが
巻かれたカセットケースを収納保持することができる。
そして、このカセットホルダーは内蔵された昇降機構に
よりビデオ本体から外方に突出してカセットケースの出
し入れを行うイジェクト位置に移動可能であると共に、
スライドシャーシに支持されてビデオ本体内でスライド
機構によりプレイ位置に移動可能となっており、このプ
レイ位置でカセットケース内の磁気テープを引出して走
行させ、記録あるいは再生を行うことができるようにな
っている。
【0003】また、カセットホルダーは、前述したよう
に、昇降機構によりイジェクト位置と収納位置との間で
昇降自在であるが、このカセットホルダーに保持された
カセットケースはこのカセットホルダーの昇降時に蓋が
開閉されるようになっている。即ち、カセットケースは
カセットホルダーのイジェクト位置で蓋が閉扉していお
り、カセットホルダーが下降するのに伴ってその蓋が開
扉動作し、収納(下降)位置では完全に開扉して磁気テ
ープが露出する。そして、スライドシャーシがテーププ
レイ位置に移動するのに伴ってローディング機構により
回転ヘッドドラムの両側のガイドポストが移動すること
で、カセットケース内の磁気テープを引出して回転ヘッ
ドドラムに所定角度巻き付けるようになっている。
【0004】このカセットケースが下降するときにその
蓋が開扉するが、静電気によって磁気テープがカセット
ケースの蓋の裏側に付着して若干引き出されてしまうこ
とがある。この場合、磁気テープは回転している回転ヘ
ッドドラムと接触し、その回転力によりこの回転ヘッド
ドラムを乗り上げてテープにダメージを与えるばかりで
なく、最悪の場合、反対側にもっていかれて適正にロー
ディングされなくなってしまう。そのため、従来からカ
セットホルダーには磁気テープの回転ヘッドドラムに対
する乗り上げを防止するテーププロテクタが設けられて
いる。
【0005】即ち、カセットホルダーの後部(保持され
たカセットケースの蓋側)にはその中央部にテーププロ
テクタの基端が回動自在に取付けられ、その先端は垂下
している。そして、テーププロテクタの基端は連結部材
を介してカセットホルダーの側部の解除部材に連結され
ている。
【0006】従って、カセットケースを保持したカセッ
トホルダーがイジェクト(上昇)位置にあるとき、カセ
ットケースの蓋は閉じており、テーププロテクタは真っ
直ぐに垂下してカセットケースの蓋と回転ヘッドドラム
の間に位置し、その先端部は回転ヘッドドラムの外周辺
であって径方向のほぼ中心に位置している。この状態か
らカセットホルダーが下降すると、カセットケースの蓋
が開けられて磁気テープが露出する。一方、昇降機構が
解除部材を動作させ、連結部材を介してテーププロテク
タを上昇に回動させる。このテーププロテクタの上昇動
作はカセットケースの蓋の開扉動作に対して遅れて開始
し、カセットケースから露出した磁気テープが回転ヘッ
ドドラムの外周面に対向する直前にはテーププロテクタ
は完全に上昇して退避する。
【0007】このようにして、カセットケースの下降に
伴う蓋の開扉時に、静電気により磁気テープがカセット
ケースの蓋の裏側に付着しても、磁気テープはテーププ
ロテクタによって回転ヘッドドラムとの接触が阻止さ
れ、回転ヘッドドラムを乗り上げることが防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した磁気記録再生
装置にあっては、カセットホルダーに磁気テープの回転
ヘッドドラムに対する乗り上げを防止するテーププロテ
クタが設けられているが、このテーププロテクタの取付
位置は従来からカセットホルダーの後側においてその中
央部が望ましいとされている。これは回転ヘッドドラム
がビデオ本体内の中央部に配設されており、カセットケ
ースから露出した磁気テープと回転ヘッドドラムはこの
付近が接近して接触しやすいからである。
【0009】そして、カセットホルダーを昇降させる昇
降機構はその剛性力やカセットケースの収納性などを考
慮してカセットホルダーの側部に設けられている。テー
ププロテクタの作動はカセットホルダーの昇降(カセッ
トケースの蓋の開閉)動作に連動させる必要があり、そ
の作動時にはカセットホルダーの側部に設けられた昇降
機構からその中央部に取付けられたテーププロテクタに
動力を伝達させなければならない。
【0010】この場合、テーププロテクタと昇降機構と
は所定量の間隔で離れており、最低でもカセットケース
の幅の半分の距離があり、昇降機構からテーププロテク
タに動力を伝達させる連動部材は長尺なものとなって他
の部材の作動の邪魔になってしまったり、一方、邪魔に
ならないように小型化すると動力の伝達が不十分となっ
て作動不良が発生してしまう虞があった。
【0011】また、テーププロテクタはカセットケース
が上昇位置にあるときに回転ヘッドドラムの外周辺に向
かって垂直に垂れており、カセットケースの下降に伴っ
て退避させるためにはテーププロテクタを少なくとも上
方に90度回動させなければならない。前述したよう
に、昇降機構からテーププロテクタに動力を伝達させる
長尺な連動部材にこれだけの駆動量を伝達させることは
困難であるという問題があった。
【0012】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、構造の簡素化及び作動性の向上を図ったテー
ププロテクタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のテーププロテクタは、カセットを支持する
カセットホルダーが両側部に設けられた移動機構により
装置の外方に突出したイジェクト位置と装置内に収納さ
れた収納位置との間で移動自在に支持され、前記カセッ
トホルダーの収納位置への移動時に該カセットホルダー
に支持されたカセットの蓋を開扉可能とすると共に、該
カセットホルダーの収納位置でローディング機構により
前記カセット内から磁気テープを引き出して回転ヘッド
ドラムに巻付け可能とした磁気記録再生装置において、
前記カセットの蓋と回転ヘッドドラムとの間に位置し、
基端が前記カセットホルダーの一側に寄った位置に回動
自在に支持されて先端が前記回転ヘッドドラムの外周辺
であって径方向中心に向かって所定傾斜角度で支持され
たプロテクタ部材を設け、該プロテクタ部材を前記カセ
ットホルダーの収納位置への移動時に前記移動機構に連
動し、前記カセットの蓋の開扉動作に遅れて前記カセッ
トの蓋と回転ヘッドドラムとの間から退避可能としたこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【作用】プロテクタ部材をカセットホルダーの一側に寄
った位置に回動自在に支持して回転ヘッドドラムの外周
辺であって径方向中心に向かって所定角度で傾斜させた
ことで、プロテクタ部材と移動機構との連動機構を簡素
化できると共に、プロテクタ部材の作動角度を小さくす
ることでプロテクタ部材の作動、退避を迅速に行うこと
ができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1に本発明の一実施例に係るテーププロ
テクタが装備された8ミリビデオにおけるカセットホル
ダーの斜視、図2にカセットホルダーの平面視、図3に
カセットホルダーの右側面視、図4にカセットホルダー
の左側面視、図5及び図6にカセット収納状態を表すカ
セットホルダーの左右側面視、図7にカセットホルダー
の正面視、図8及び図9にカセットケースと回転ヘッド
ドラムとの位置関係を表す作用説明、図10にイジェク
ト状態を表すスライドシャーシの平面視、図11にロー
ディング状態を表すスライドシャーシの平面視、図12
にテープ走行状態を表すスライドシャーシの平面視、図
13に8ミリビデオにおけるイジェクト状態を表すベー
スシャーシの平面視、図14にローディング状態を表す
ベースシャーシの平面視、図15にテープ走行状態を表
すベースシャーシの平面視、図16にローディング機構
を表す平面視、図17にローディング作動状態を表す概
略を示す。
【0017】本実施例にあっては、リールブレーキの駆
動機構が装備された磁気記録再生装置として8ミリビデ
オを用いて説明する。そして、この8ミリビデオはカセ
ットホルダーが昇降機構によりビデオ本体から外方に突
出することができると共に、スライドシャーシに支持さ
れてビデオ本体のベースシャーシに対してプレイ位置ま
でスライドできるようになっている。なお、本実施例に
おいて、前方あるいは前部とはカセットケースをカセッ
トホルダーに挿入する側とし、後方あるいは後部とはそ
の反対とする。
【0018】まず、図1乃至図9に基づいてこのカセッ
トホルダー及びその昇降機構等について説明する。な
お、図1乃至図9にあってはスライドシャーシに装着さ
れている磁気テープの駆動に関する各種部材は省略して
ある。
【0019】図1に示すように、磁気テープ1は箱状の
カセットケース2内に供給リール3及び巻取リール4に
巻かれた状態で収納されている。そして、前部の蓋5が
上方に開口することで磁気テープ1が露出し、ローディ
ングが可能となっている。図1乃至図4に示すように、
カセットホルダー11は前後が開口した箱型形状をな
し、前部(図3において左方)の開口からカセットケー
ス2を挿入することができ、後部(図3において右方)
には挿入されたカセットケース2の位置を規制するため
のストッパ12が形成されている。また、カセットホル
ダー11の両側下部にはカセットケース2を支持する支
持部13,14が形成されている。一方、スライドシャ
ーシ15は上部が開口した箱型形状をなし、カセットホ
ルダー11は左右両側に設けられた昇降機構16,17
によって昇降自在に支持されている。
【0020】一方の昇降機構16は、図3に詳細に示す
ように、中間部が連結軸18によってX状に連結された
一対のアーム19,20からなり、各アーム19,20
の前端部が枢軸21,22によりカセットホルダー11
及びスライドシャーシ15に連結され、後端部が長孔2
3,24及び支持軸25,26によりスライドシャーシ
15及びカセットホルダー11に連結されている。そし
て、一対のアーム19,20の間にはスプリング27が
張設されており、アーム19,20が起立する方向に付
勢している。
【0021】他方の昇降機構17は、図4に詳細に示す
ように、中間部が連結軸28によってX状に連結された
一対のアーム29,30からなり、各アーム29,30
の前端部が枢軸31,32によりカセットホルダー11
及びスライドシャーシ15に連結され、後端部が長孔3
3,34及び支持軸35,36によりスライドシャーシ
15及びカセットホルダー11に連結されている。そし
て、一対のアーム29,30の間にはスプリング37が
張設されており、アーム29,30が起立する方向に付
勢している。
【0022】従って、カセットホルダー11は図3乃至
図6に示すように、昇降機構16のアーム19,20及
び昇降機構17のアーム29,30の起倒によって略水
平状態を保って昇降することができるようになってい
る。
【0023】カセットホルダー11には左右の昇降機構
16,17を略同一速度で作動、即ち、昇降機構16,
17を同期させる同期機構が設けられている。図1及び
図3、図4に示すように、昇降機構16,17の一方の
アーム20,30にはその後端部上側に沿ってそれぞれ
ラック38,39が形成されており、カセットホルダー
11にはその側部にこの各ラック38,39と噛み合う
ピニオン40,41が回転自在に取付けられ、このピニ
オン40,41は連結ロッド42によって一体に回転す
るように連結されている。
【0024】従って、昇降機構16,17によるカセッ
トホルダー11の水平昇降時、各アーム20,30が回
動するとラック38,39を介してピニオン40,41
がそれぞれ回転させられるが、このピニオン40,41
は連結ロッド42によって連結されているので、互いに
同期して回転して左右の昇降機構16,17は略同一速
度で作動することとなり、カセットホルダー11はその
昇降時にねじれたり、斜めになったりすることがない。
そして、昇降機構16,17において、アーム20,3
0の後端部側、即ち、ラック38,39が形成されてい
る側が長孔24,34及び支持軸26,36によりカセ
ットホルダー11に連結されているので、ラック38,
39は回動と共にスライド移動しながらピニオン40,
41を増速回転させることとなり、昇降機構16,17
の左右の同期が確実となる。
【0025】また、前述したように、左右の昇降機構1
6,17において、各アーム19,20及びアーム2
9,30にはスプリング27,37が張設されており、
カセットホルダー11の上昇はこのスプリング27,3
7の付勢力により行われるが、その付勢力によってカセ
ットホルダー11に衝撃力や振動が発生する。そのた
め、この昇降機構16,17にはカセットホルダー11
昇降時の衝撃及び振動を軽減して緩やかに作動させるた
めのダンパ機構43が設けられている。
【0026】即ち、図4に示すように、スライドシャー
シ15において、昇降機構17側の側部後方には上部に
ラック44が形成されたスライド部材45が前後(図4
において左右)に移動自在に支持され、一端がアーム2
9の後端に連結されている。また、スライドシャーシ1
5の側部にはラック44と噛み合うピニオン46が回転
自在に取付けられ、このピニオン46にはオイルダンパ
47が装着されている。
【0027】従って、昇降機構17によるカセットホル
ダー11の上昇時にスプリング37の付勢力によってア
ーム29,30は起立する方向に回動する。このとき、
アーム29は後端部がスライド部材45と共に前方に移
動し、このスライド部材45のラック44を介してピニ
オン46を回転させるが、オイルダンパ47の作用によ
ってこのピニオン46の回転が緩やかとなり、カセット
ホルダー11昇降時の衝撃及び振動を軽減して緩やかに
作動させることができる。
【0028】更に、一方の昇降機構17には各アーム2
9,30を傾倒状態、即ち、カセットホルダー11を下
降状態で保持するロック機構48が設けられている。図
4に示すように、スライドシャーシ15において、昇降
機構17側の側部には軸49によってフック50が回転
自在に取付けられると共にスライドシャーシ15との間
に張設されたスプリング51によって反時計回り方向に
付勢されている。また、フック50に隣接して軸52に
よって規制板53が回転自在に取付けられると共にスプ
リング54によって反時計回り方向に付勢され、且つ、
先端部がフック50に当接することで、このフック50
をスプリング51の付勢力に抗して回動させて解除位置
(図4に示す位置)に保持している。一方、アーム30
には下方への延設部が一体に形成されてこの延設部に係
止ピン55が固定されている。また、フック50には下
部に突出部56が一体に形成され、スライドシャーシ1
5をスライド自在に支持する後述するベースシャーシ7
1には解除レバー105が形成されている。
【0029】従って、図4に示すカセットホルダー11
を上昇位置(アーム29,30を起立位置)から下降さ
せると、アーム29,30が傾倒すると共に係止ピン5
5が下降する。すると、この係止ピン55が規制板53
に当接してスプリング54の付勢力に抗して押し下げ、
この規制板53により解除位置に保持されていたフック
50はスプリング51の付勢力によって反時計回り方向
に回動する。よって、図6に示すように、フック50が
係止ピン55に係合してアーム30の起立が阻止され、
カセットホルダー11は下降位置(アーム29,30を
傾倒位置)にて拘束される。一方、ベースシャーシ71
の解除レバー105にフック50の突出部56が当接す
ると、このフック50はスプリング51の付勢力に抗し
て反時計回り方向に回動して係止ピン55との係合が解
除される。すると、アーム29,30はスプリング37
の付勢力によって起立し、カセットホルダー11が上昇
する。
【0030】なお、図3及び図4において、57,58
は昇降機構16,17の各アームアーム19,20及び
29,30の傾倒状態、即ち、カセットホルダー11の
下降状態を検出する検出スイッチである。
【0031】また、図2及び図7に示すように、本実施
例のカセットホルダー11にはテーププロテクタ61が
設けられている。カセットホルダー11(カセットケー
ス2)の下降時にこの移動に伴ってカセットケース2の
蓋5が開くが、このときに静電気によって磁気テープ1
が蓋5の裏側に付着してしまうことがあり、この場合、
磁気テープ1は回転ヘッドドラムを乗り上げて反対側に
もっていかれてしまい、適正にローディングされなくな
ってしまう。テーププロテクタ61は磁気テープ1の回
転ヘッドドラムに対する乗り上げを防止するものであ
る。
【0032】即ち、カセットホルダー11には昇降機構
17側の側部後方に枢軸62によって回動部材63が取
付けられており、この回動部材63の外周部には2つの
突片64,65が一体に形成され、一方の突片64には
昇降機構17のアーム29の後端部が当接可能となって
いる。この回動部材63に隣接してL字形状をなす作動
部材66が軸67によって回動自在に支持され、この作
動部材66の下方に延びる一端は回動部材63の一方の
突片65と当接可能であり、水平に延びる他端には長孔
68が形成されている。また、カセットホルダー11の
後部において、その中心から昇降機構17側(図7にお
いて右側)に所定量寄った位置に枢軸69によりテープ
プロテクタ61の一端が回動自在に取付けられており、
このテーププロテクタ61の枢軸69から他端側に寄っ
た位置に連結ピン70が固定され、この連結ピン70は
作動部材66の長孔68に係合している。
【0033】従って、カセットケース2が保持されたカ
セットホルダー11が上昇位置にあるとき、図7及び図
8に示すように、カセットケース2の蓋5は閉じてお
り、一方、テーププロテクタ61は所定角度θで下方を
向き、このテーププロテクタ61の先端部はベースシャ
ーシ71に装着された回転ヘッドドラム112の外周辺
であって径方向のほぼ中心に位置している。
【0034】この状態からカセットホルダー11が下降
すると、図7及び図9に示すように、図示しない解除機
構によりカセットケース2の蓋5が開けられ、磁気テー
プ1が露出する。一方、昇降機構17のアーム29,3
0は傾倒し、このアーム29の後端部が回動部材63の
突片64に当接してこれを図7において反時計回り方向
に除々に回転させていく。すると、回動部材63の突片
65が作動部材66の一端に当接して他端を作動(上
昇)させ、カセットホルダー11の下降に伴ってテープ
プロテクタ61を上昇回動させる。このテーププロテク
タ61の上昇動作はカセットケース2の蓋5の開扉動作
に対して遅れて行われ、且つ、テーププロテクタ61は
カセットケース2から露出した磁気テープ1が回転ヘッ
ドドラム112の外周面に対向する直前に上昇が終了す
る。
【0035】次に、図10乃至図17に基づいてスライ
ドシャーシの駆動機構並びにローディング機構、磁気テ
ープ走行機構等について説明する。なお、図10乃至図
15にあってはスライドシャーシに装着されているカセ
ットホルダーに関する各種部材は省略してある。
【0036】図10及び図13に示すように、ベースシ
ャーシ71は四角い板状をなして図示しない8ミリビデ
オ本体内に固定されており、4方に支持ピン72,7
3,74,75が立設されている。一方、スライドシャ
ーシ15には各側部に前後方向(図13において上下方
向)に沿うスライド孔76,77,78,79が形成さ
れている。そして、ベースシャーシ71の各支持ピン7
2,73,74,75にスライドシャーシ15の各スラ
イド孔76,77,78,79が係合することで、スラ
イドシャーシ15はベースシャーシ71に対して前後方
向に移動することができるようになっている。
【0037】このベースシャーシ71上にはスライドシ
ャーシ15の駆動機構が装備されている。即ち、図13
に示すように、ベースシャーシ71の後部側方には駆動
ギア80を有する駆動モータ81が装着されており、こ
の駆動ギア80は隣接する第1連結ギア82と噛み合っ
ている。そして、第1連結ギア82と同軸一体の第2連
結ギア83は隣接する第3連結ギア84と噛み合い、こ
の第3連結ギア84と同軸一体の第4連結ギア85は隣
接する第5連結ギア86と噛み合い、第5連結ギア86
は第6連結ギア87と噛み合い、この第6連結ギア87
はカムギア88と噛み合っている。そして、このカムギ
ア88の上面部には第1のカム溝89が形成されている
一方、下面部には第2のカム溝90が形成されている。
【0038】また、ベースシャーシ71にはカムギア8
8に隣接した位置に駆動アーム91の基端部が枢軸(支
持ピン)73によって回動自在に取付けられ、先端部に
は連結軸92が固結されている。一方、スライドシャー
シ15には連結溝93が形成された支持ブラケット94
が取付けられており、この連結溝93に駆動アーム91
の連結軸92が係合している。そして、駆動アーム91
の中間部にはカム軸95が固定されており、このカム軸
95はカムギア88の第1のカム溝89に係合してい
る。
【0039】従って、駆動モータ81が駆動することに
より、その駆動力が駆動ギア80及び第1連結ギア8
2、第2連結ギア83、第3連結ギア84、第4連結ギ
ア85、第5連結ギア86、第6連結ギア87、カムギ
ア88に伝達され、このカムギア88を回転することが
できる。そして、このカムギア88が回転すると、第1
のカム溝89によりカム軸93を介して駆動アーム91
が枢軸73を中心として回動し、連結軸92及び連結溝
95(支持ブラケット94)を介してスライドシャーシ
15をベースシャーシ71に沿って移動することができ
るようになっている。
【0040】また、ベースシャーシ71にはカムギア8
8に隣接し、且つ、駆動アーム91とは反対側の位置に
連結リンク96の一端部が枢軸97によって回動自在に
取付けられている。この連結リンク96はL字形状をな
し、他端部にはカム軸98が固結され、このカム軸98
はカムギア88の第2のカム溝90に係合している。そ
して、連結リンク96の中間部には連結レバー99の一
端が連結ピン100によって連結され、連結レバー99
の他端は連結ピン101によって作動レバー102に連
結されている。この作動レバー102は一端が枢軸10
3によって回動自在に取付けられており、後述するが、
ピンチローラ159(ピンチアーム161)及びラチェ
ットブレーキレバー184の作動を制御するものであ
る。
【0041】なお、カムギア88にはロック制御ギア1
04が噛み合っており、このロック制御ギア104は解
除レバー105とカム係合している。従って、ロック制
御ギア104の回転角度によって解除レバー105を解
除位置と非解除位置とに作動させることができ、前述し
たカセットホルダー11におけるロック機構48のフッ
ク50の突出部56に接触あるいは非接触し、フック5
0の係合解除を制御することができる。
【0042】ここで磁気テープ1のローディング機構に
ついて説明する。図10及び図13、図16に示すよう
に、カムギア88には中間ギア107,108が順次噛
み合い、更に、第1駆動ギア109及び第2駆動ギア1
10が噛み合っている。一方、ベースシャーシ71上に
はその略中央部にドラムベース111を介して回転ヘッ
ドドラム112が取付けられている。また、ベースシャ
ーシ71上にはこのドラムベース111に密着してリン
グホルダー113が取付けられており、このリングホル
ダー113の下面には2枚の第1リングギア114及び
第2リングギア115が上下に重なり合った状態で回転
自在に支持され、第1リングギア114には第1駆動ギ
ア109が、第2リングギア115には第2駆動ギア1
10がそれぞれ噛み合っている。なお、カムギア88、
中間ギア107は図示しないが一部欠歯ギアとなってお
り、第1及び第2リングギア114,115のローディ
ング開始前及び完了以降におけるカムギア88及び駆動
源側の伝達ギア群、ロック制御ギア104の回動を許容
している。
【0043】従って、駆動モータ81が駆動することに
より、その駆動力が駆動ギア80及び各連結ギア82,
83,84,85,86,87,カムギア88、第1駆
動ギア109、第2駆動ギア110に伝達され、この第
1駆動ギア109及び第2駆動ギア110はそれぞれ異
なる方向に回転する。そして、この第1駆動ギア109
及び第2駆動ギア110とそれぞれ噛み合う第1リング
ギア114及び第2リングギア115が互いにそれぞれ
異なる方向に回転することができるようになっている。
【0044】ドラムベース111とリングホルダー11
3の両者にわたり、回転ヘッドドラム112を中心とす
るその各側方(図16において左方及び右方)位置には
ローディングガイド溝116,117が形成されてい
る。一方のローディングガイド溝116は一端が二股状
をなし、第1ガイドベース118が一対のガイドピン1
19,120を介して移動自在に装着されており、この
第1ガイドベース118上にはガイドローラ121とガ
イドポスト122,123が立設されている。そして、
第1ガイドベース118は連結レバー124によって第
1リングギア114に連結されている。また、ドラムベ
ース111及びリングホルダー113にはローディング
ガイド溝116に沿うガイド部125が形成され、第1
ガイドベース118にはガイド部125に案内されるガ
イドピン126が固着されている。
【0045】また、他方のローディングガイド溝117
には第2ガイドベース127が一対のガイドピン12
8,129を介して移動自在に装着されており、この第
2ガイドベース127にはガイドローラ130とガイド
ポスト131がそれぞれ立設されている。そして、第2
ガイドベース127は連結レバー132によって第2リ
ングギア115に連結されている。なお、リングホルダ
ー113にはローディングガイド溝117に隣接してイ
ンピーダンスローラ133が装着されている。
【0046】従って、第1リングギア114及び第2リ
ングギア115がそれぞれ反対方向に回転すると、第1
ガイドベース118は連結レバー124を介して駆動力
が伝達されることでローディングガイド溝116に沿っ
て移動することができる。このとき、ガイドピン126
がガイド部125に案内されるため、ローディングガイ
ド溝116の一端において、ガイドピン119,120
は二股状の溝のそれぞれに振り分けられる。また、第2
ガイドベース127は連結レバー132を介して駆動力
が伝達されることでローディングガイド溝117に沿っ
て移動することができる。
【0047】次に、磁気テープ走行機構について説明す
る。図13に示すように、ベースシャーシ71の後部側
方にはキャプスタン(軸)134及びキャプスタンギア
135を有するキャプスタンモータ136が装着されて
おり、このキャプスタンギア135は隣接するギアプー
リ137が噛み合っている。一方、スライドシャーシ1
5には供給リール3側のターンテーブル138と巻取リ
ール4側のターンテーブル139がそれぞれ所定の位置
に回転自在に装着されている。供給リール3側のターン
テーブル138及び巻取リール4側のターンテーブル1
39には外周部にそれぞれギア部140,141が形成
されている。そして、ベースシャーシ71にはターンテ
ーブル138,139の間に位置してギアプーリ142
が取付けられ、ギアプーリ137との間にベルト143
が掛け回されると共に、ギアプーリ142の回転軸14
4はスライドシャーシ15の長孔145を貫通してい
る。更に、回転軸144にはスライドシャーシ15の上
部でブラケット146が枢着され、このブラケット14
6にはギアプーリ142と噛み合うアイドルギア147
が装着されている。なお、ブラケット146とアイドル
ギア147の間には回動フリクションを発生させる図示
しないクラッチ部材が設けられている。
【0048】従って、キャプスタンモータ136が駆動
すると、キャプスタンギア135が回転し、その回転力
はギアプーリ137及びベルト143、ギアプーリ14
2、アイドルギア147に伝達される。このとき、伝達
された回転力がギアプーリ142を時計回り方向の回転
力であれば、アイドルギア147(ブラケット146)
を図10において回転軸144を中心として右方向に移
動して巻取リール側のターンテーブル139のギア部1
41に噛み合わせると共に、アイドルギア147を介し
てターンテーブル139を時計回り方向(磁気テープ1
の送り方向)に回転させることができる。また、伝達さ
れた回転力がギアプーリ142を反時計回り方向の回転
力であれば、アイドルギア147(ブラケット146)
を図10において回転軸144を中心として左方向に移
動して供給リール側のターンテーブル138のギア部1
40に噛み合わせると共に、アイドルギア147を介し
てターンテーブル138を反時計回り方向(磁気テープ
1の巻戻方向)に回転させることができる。なお、前述
のクラッチ部材はアイドルギア147の移動力を発生さ
せるものである。
【0049】図10に示すように、スライドシャーシ1
5の一側部(図10において左部)にはローディング時
に磁気テープ1をガイドするガイドローラ148及びガ
イドポスト149が移動自在に設けられている。即ち、
スライドシャーシ15には2つのリンク150,151
の中間部が枢軸152,153によって枢支されること
で回動自在に取付けられており、各リンク150,15
1の一端部は係合ピン154,155がガイド孔156
を貫通してベースシャーシ71に形成されたガイド溝1
57,158に係合し、他端部にはそれぞれガイドロー
ラ148、ガイドポスト149が取付けられている。
【0050】従って、スライドシャーシ15が後方(図
10において上方)に移動すると、係合ピン154,1
55がガイド溝157,158によってその移動が規制
され、各リンク150,151がそれぞれ反時計回り方
向に回動する。この各リンク150,151が所定量回
動すると、係合ピン154,155が各ガイド溝15
7,158に沿って移動することで、各リンク150,
151の他端に設けられたガイドローラ148及びガイ
ドポスト149が所定の軌跡を経て所定の位置に移動す
ることができる。
【0051】また、図10に示すように、スライドシャ
ーシ15の他側部(図10において右部)にはローディ
ング時に磁気テープ1をガイドすると共に磁気テープ1
の走行時にキャプスタン134との間でこの磁気テープ
1をガイドするピンチローラ159とガイドローラ16
0が移動自在に設けられている。即ち、スライドシャー
シ15には一端部にピンチローラ159が装着されたピ
ンチアーム161が枢軸162によって回転自在に取付
られると共に第1及び第2ガイドピン163,164が
装着された支持アーム165が同じく枢軸162によっ
て回転自在に取付けられている。そして、各アーム16
1,165との間にはスプリング166が張設されてお
り、ピンチアーム161を図10において反時計回り方
向に、支持アーム165を時計回り方向にそれぞれ引き
合うように付勢している。また、支持アーム165の第
1及び第2ガイドピン163,164はそれぞれスライ
ドシャーシ15に形成された弧状をなす第1及び第2ガ
イド溝167,168に係合すると共に支持アーム16
5とスライドシャーシ15との間にはスプリング169
が張設されており、支持アーム165を図10において
反時計回り方向に付勢している。
【0052】一方、ベースシャーシ71には第2ガイド
ピン164の移動を規制する規制部170が形成されて
いる。また、このベースシャーシ71には、前述したよ
うに、作動レバー102が枢軸103によって回動自在
に取付けられており、この作動レバー102には係合溝
171が形成されている。
【0053】また、スライドシャーシ15にはピンチア
ーム161に隣接してガイドアーム172が枢軸173
によって回転自在に取付けられると共にスプリング17
4によって図10において反時計回り方向に付勢されて
いる。
【0054】従って、スライドシャーシ15が後方(図
10において上方)に移動すると、支持アーム165の
第2ガイドピン164が規制部170によってその移動
が規制され、支持アーム165及びピンチアーム161
が時計回り方向に回動する。支持アーム165が所定量
回動すると、第2ガイドピン164が規制部170を外
れてその移動規制が解除され、第1及び第2ガイドピン
163,164はそれぞれガイド溝167,168に沿
って移動し、第1ガイドピン163が作動レバー102
の係合溝171に嵌入する。このとき、図13に示すよ
うに、カムギア88の第2のカム溝90によって連結リ
ンク96及び連結レバー99を介して作動レバー102
を図13において反時計回り方向に回動することで、係
合溝171及び第1ガイドピン163を介して支持アー
ム165及びピンチアーム161を時計回り方向に回動
する。このようにしてピンチローラ159は所定の軌跡
を経てキャプスタン134に当接した位置に移動するこ
とができる。
【0055】また、このピンチローラ159の移動の際
に、ガイドアーム172も時計回りに回動することがで
きる。
【0056】ここで、巻取リール4側及び供給リール3
側に設けられる各種のブレーキ機構について説明する。
図10に示すように、巻取リール4側にはローディング
時に磁気テープ1の引出し方向(図10において反時計
回り方向)への巻取リール4の回転を規制するラチェッ
トブレーキ181が設けられている。即ち、巻取リール
側のターンテーブル139には外周部にラチェット18
2が形成される一方、スライドシャーシ15にはこのラ
チェット182に係止する係止爪183を有するラチェ
ットブレーキレバー184が枢軸185によって回動自
在に取付けれると共に図示しない付勢部材により回動フ
リクションが与えられている。
【0057】また、ラチェットブレーキレバー184に
は係合ピン187が固定される一方、ベースシャーシ7
1にはラチェットブレーキレバー184に隣接する位置
に操作レバー188が枢軸(支持ピン)75によって回
動自在に支持されると共にこの操作レバー188には係
合ピン187に係合可能な係合片189が一体に形成さ
れている。そして、操作レバー188には操作ピン19
0が固定される一方、ベースシャーシ71に枢着された
作動レバー102にはこの操作ピン190が挿入される
操作溝191が形成されている。更に、この作動レバー
102にはラチェットブレーキレバー184の係合ピン
187に直接係合可能な係合片192が一体に形成され
ている。
【0058】従って、磁気テープ1のローディング時に
ラチェットブレーキレバー184はそれ以前のローディ
ング、アンローディング動作によって係止爪183が巻
取リール側のターンテーブル139のラチェット182
に係止された状態で保持されており、巻取リール4にお
けるローディング時の磁気テープ1の引出し方向(図1
0において反時計回り方向)への回転が阻止される。こ
のとき、作動レバー102を枢軸103を中心として反
時計回り方向に回転させると、操作溝191及び操作ピ
ン190を介して操作レバー188が図10において時
計回り方向に回転する。すると、係合片189が係合ピ
ン187を押してラチェットブレーキレバー184を図
10において反時計回り方向に回転することで、係止爪
183によるラチェット182への係止が解除されてタ
ーンテーブル139の拘束が解除され、巻取リール4は
磁気テープ1の引き出し方向に回転可能となる。
【0059】また、ローディング終了後には、作動レバ
ー102を枢軸103を中心として反時計回り方向に回
動させると、前述と同様に、係合片192が係合ピン1
87を押してラチェットブレーキレバー184を回動す
ることで、ターンテーブル139の拘束が解除されて巻
取リール4は回転可能となる。
【0060】一方、図10に示すように、供給リール3
側には磁気テープ1のローディング時に磁気テープ供給
リール3の慣性力による磁気テープ供給方向への回転を
規制するソフトブレーキ193及び、ローディング完了
時に同様に磁気テープ供給方向へ回転を規制するラチェ
ットブレーキ194が設けられている。即ち、供給リー
ル側のターンテーブル138の外周部にはバンドブレー
キ195が掛け回されており、このバンドブレーキ19
5の一端は支持部材196によってスライドシャーシ1
5に固結される一方、他端はリンク150に連結されて
いる。ソフトブレーキレバー197は枢軸198によっ
てスライドシャーシ15に回動自在に取付けられると共
にその先端部にはターンテーブル138の外周部に圧接
する圧接部材199が装着されている。
【0061】一方、ラチェットブレーキレバー200は
同じく枢軸198によってスライドシャーシ15に回動
自在に取付けられると共にその先端部にはターンテーブ
ル138のギア部140に係止する係止爪201が一体
に形成されている。そして、ソフトブレーキレバー19
7とラチェットブレーキレバー200との間にはスプリ
ング202が張設され、ソフトブレーキレバー197は
図10において時計回り方向に、即ち、圧接部材199
がターンテーブル138の外周部にに圧接する方向に、
ラチェットブレーキレバー200は反時計回り方向に、
即ち、係止爪201がターンテーブル138のギア部1
40に係止する方向にそれぞれ付勢されている。
【0062】また、ソフトブレーキレバー197及びラ
チェットブレーキレバー200にはそれぞれカムピン2
03,204が固定されている。一方、駆動アーム91
には各レバー197,200を作動制御する制御部とし
てのカム面205が形成されると共に、カムギア88に
はレバー200を作動制御するカム溝206が形成され
ている。
【0063】従って、磁気テープ1のローディング時に
ソフトブレーキレバー197はスプリング202の付勢
力によって時計回り方向に付勢されることで、圧接部材
199が供給リール側のターンテーブル138に圧接
し、磁気テープ供給リール3の慣性力による磁気テープ
供給方向(図10において時計回り方向)への回転が阻
止される。また、ラチェットブレーキレバー200は駆
動アーム91のカム面205がカムピン204に当接す
ることでその位置に保持され、係止爪201は供給リー
ル側のターンテーブル138のギア部140に係止せ
ず、供給リール4におけるローディング時の回転が阻止
されることはない。
【0064】この状態からスライドシャーシ15を後方
(図10において上方)に移動させると共にローディン
グを行うと、駆動アーム91が図10において反時計回
り方向に回動し、そのカム面205によりカムピン20
3を介してソフトブレーキレバー197をスプリング2
02の付勢力に抗して反時計回り方向に回動させる。す
ると、圧接部材199によるターンテーブル138への
圧接が解除され、供給リール3の回転規制が解除され
る。一方、この作動と共に駆動アーム91のカム面20
5によるカムピン204の保持が解除され、ラチェット
ブレーキレバー184はスプリング202の付勢力によ
って係止爪201がターンテーブル139のギア部14
0に係止することで、ローディング完了時に供給リール
3の磁気テープ供給方向への回転が阻止される。また、
ローディング完了後は、カムギア88を更に回転する
と、カム溝206によりカムピン204を介してラチェ
ットブレーキレバー184を回動させることで、係止爪
201によるギア部140への係止が解除され、供給リ
ール3の回転規制が解除される。
【0065】以下、上述した8ミリビデオにおけるカセ
ット2の収納、及び磁気テープ1のローディング並びに
走行駆動等についてその作動の流れを説明する。
【0066】カセットケース2を8ミリビデオ本体内に
装着する場合、図1に示すように、上昇位置にあるカセ
ットホルダー11内に前方からカセットケース2を挿入
する。そして、図3及び図4に示すイジェクト(上昇)
位置からこのカセットホルダー11を上部から押し下げ
ると、昇降機構16,17の各アーム19,20及び2
9,30が傾倒し、カセットケース2を収納したカセッ
トホルダー11は下降位置に移動する。このとき、カセ
ットホルダー11(カセットケース2)は水平状態を保
って下降することができ、左右の昇降機構16,17に
おけるアーム20,30の動作がラック38,39及び
ピニオン40,41を介して連結ロッド42により互い
に連動することで、この左右の昇降機構16,17は同
期して作動することとなり、カセットホルダー11はそ
の下降時にねじれたり、斜めになったりすることが防止
される。
【0067】図5および図7に示すように、カセットホ
ルダー11が下降すると、このカセットホルダー11は
下降位置でロック機構48により拘束される。即ち、昇
降機構17のアーム29,30が傾倒すると係止ピン5
5が共に下降し、この係止ピン55にフック50が係合
する。従って、アーム30の起立が阻止され、カセット
ホルダー11は下降位置にて拘束されることとなる。そ
して、カセットホルダー11の下降位置への移動を検出
スイッチ57または58が検出すると、この検出スイッ
チ57または58は駆動モータ等を制御する図示しない
マイクロコンピュータにその情報を与え、マイクロコン
ピュータはモータドライブ回路を介して駆動モータ81
を駆動し、カセットホルダー11が支持されたスライド
ベース15は移動を開始する。
【0068】また、カセットホルダー11が上昇位置に
あるとき、図7及び図8に示すように、カセットケース
2の蓋5は閉じており、テーププロテクタ61はその先
端部が回転ヘッドドラム112の外周辺であって径方向
のほぼ中心に位置している。そして、カセットホルダー
11が下降すると、図5及び図9に示すように、カセッ
トケース2の蓋5が開けられて磁気テープ1が露出し、
一方、カセットホルダー11の下降に伴ってテーププロ
テクタ61を上昇回動させる。このとき、テーププロテ
クタ61の上昇動作はカセットケース2の蓋5の開扉動
作から遅れて行われ、カセットケース2から露出した磁
気テープ1が回転ヘッドドラム112の外周面に対向す
るカセットホルダー11の下降位置では、テーププロテ
クタ61は水平をなす位置に上昇する。
【0069】従って、カセットホルダー11(カセット
ケース2)が下降する際に、カセットケース2の蓋5の
開扉に伴って静電気により磁気テープ1がこの蓋5の裏
側に付着し、カセットケース2内から磁気テープ1が若
干引き出されても、この磁気テープ1と回転ヘッドドラ
ム112との間にはテーププロテクタ61が位置してい
るので、磁気テープ1は回転している回転ヘッドドラム
112に接触せず、乗り上げることが防止される。
【0070】カセットホルダー11が完全に下降位置へ
移動してロック機構48によりその位置に拘束される
と、駆動モータ81が駆動してカセットホルダー11が
支持されたスライドベース15をスライドさせる。即
ち、図10及び図13に示すように、駆動モータ81が
駆動すると、その駆動力が駆動ギア80及び各連結ギア
82,83,84,85,86,87を介してカムギア
88に伝達され、このカムギア88が回転する。する
と、カムギア88の第1のカム溝89によりカム軸95
を介して駆動アーム91を同図において反時計回り方向
に回動させ、図11及び図14に示すように、スライド
シャーシ15と共にカセットホルダー11がベースシャ
ーシ71に沿って後方(同図において上方)に移動し、
所定の位置で停止する。
【0071】この駆動モータ81によるスライドシャー
シ15のスライド移動と共に磁気テープ1のローディン
グが行われる。即ち、図10及び図13に示すスライド
シャーシ15のイジェクト(下降)位置は磁気テープ1
のアンローディング状態であり、この状態からスライド
シャーシ15をスライド移動させると共に磁気テープ1
を引き出してローディングを行うことで、図11及び図
14に示す磁気テープ1のローディング状態とする。
【0072】図11及び図14に示すように、駆動モー
タ81を駆動すると、前述したように、カムギア88が
回転し、その駆動力は第1駆動ギア109及び第2駆動
ギア110に伝達され、第1リングギア114及び第2
リングギア115が互いに異なる方向、即ち、第1リン
グギア114は同図において反時計回り方向に、第2リ
ングギア115は時計回り方向にそれぞれ回転する。す
ると、図16に示すように、第1ガイドベース118は
ローディングガイド溝116に沿って移動する一方、第
2ガイドベース127はローディングガイド溝117に
沿って移動する。
【0073】このとき、第1ガイドベース118はロー
ディングガイド溝116の終端部において若干回動す
る。即ち、図17に示すように、第1ガイドベース11
8はガイドピン119,120がローディングガイド溝
116に案内されながら、且つ、ガイドピン126がガ
イド部125に案内されながら移動する。そして、第1
ガイドベース118がローディングガイド溝116の終
端部に移動してきたときに、ガイドピン126がガイド
部125に拘束されているためにガイドピン119,1
20はローディングガイド溝116の2股部分のそれぞ
れに振り分けられて移動する。
【0074】従って、カセットケース2内の磁気テープ
1は第1ガイドベース118のガイドローラ121及び
ガイドポスト122,123と第2ガイドベース127
のガイドローラ130及びガイドポスト131によって
引き出されて回転ヘッドドラム112の外周面に摺接さ
れる。
【0075】また、磁気テープ1は第1及び第2ガイド
ベース118,127の移動によるローディングと共
に、回転ヘッドドラム112の両側において複数のガイ
ドローラあるいはガイドポストによってもローディング
が行われる。図10及び図11に示すように、スライド
シャーシ15の一側部において、このスライドシャーシ
15が後方に移動すると、各リンク150,151のピ
ン154,155がガイド溝157,158によって移
動すると共に各リンク150,151がそれぞれ回動す
る。すると、各リンク150,151のガイドローラ1
48及びガイドポスト149が移動して磁気テープ1を
引き出す。
【0076】更に、スライドシャーシ15の他側部にお
いて、スライドシャーシ15が後方に移動すると、支持
アーム165の第2ガイドピン164が規制部170に
より移動規制されて支持アーム165及びピンチアーム
161が回動する。そして、支持アーム165が所定量
回動すると、第2ガイドピン164が規制部170を外
れて第1及び第2ガイドピン163,164はガイド溝
167,168に沿って移動し、第1ガイドピン163
が作動レバー102の係合溝171に嵌入する。このよ
うにしてピンチローラ159が移動して磁気テープ1を
引き出す。また、このピンチローラ159の移動の際
に、ガイドアーム172が回動してガイドローラ160
が磁気テープ1をガイドする。
【0077】このような磁気テープ1のローディング時
に磁気テープ1が巻かれているカセットケース2の供給
リール3及び巻取リール4には各種のブレーキ181,
193,194が作用している。
【0078】磁気テープ1のローディング時に、図10
に示すように、巻取リール4側のラチェットブレーキレ
バー184はそれ以前のローディング、アンローディン
グ動作によって係止爪183が巻取リール側のターンテ
ーブル139のラチェット182に係止された状態に保
持されており、巻取リール4におけるローディング時の
磁気テープ1の引出し方向(図10において反時計回り
方向)への回転が阻止される。従って、ローディング時
に磁気テープ1は巻取リール4からは引き出されず、巻
取リール4に巻き取られた記録済みの磁気テープ1に再
び記録してしまうのが防止される。
【0079】ところで、カセットホルダー11に挿入さ
れたカセットケース2内の磁気テープ1が全て巻取リー
ル4に巻かれて供給リール3に巻かれている磁気テープ
1がない場合には、ローディングを行うことができず、
磁気テープ1が切断してしまう。この場合、図示しない
検出器によってこれを検出し、図10に示す状態から作
動レバー102を枢軸103を中心として反時計回り方
向に回転させることで、操作レバー188を時計回り方
向に回転させる。すると、係合片189が係合ピン18
7を押してラチェットブレーキレバー184を反時計回
り方向に回転することで、係止爪183によるラチェッ
ト182への係止が解除されてターンテーブル139の
拘束が解除され、巻取リール4は磁気テープ1の引き出
し方向に回転可能となる。
【0080】また、磁気テープ1のローディング時に、
図10に示すように、ソフトブレーキレバー197はス
プリング202の付勢力によって圧接部材199が供給
リール側のターンテーブル138に圧接することで、供
給リール3の慣性力による磁気テープ供給方向への回転
を阻止する。そして、ローディングが完了すると、図1
1に示すように、駆動アーム91のカム面205がカム
ピン203を介してソフトブレーキレバー197を回動
させ、圧接部材199によるターンテーブル138への
圧接が解除されて供給リール3の回転規制が解除され
る。
【0081】一方、磁気テープ1のローディング時に、
図10に示すように、ラチェットブレーキレバー200
は駆動アーム91のカム面205がカムピン204に当
接することでその位置に保持され、係止爪201はター
ンテーブル138のギア部140に係止せず、供給リー
ル3の回転は阻止されない。そして、ローディングが完
了すると、図11に示すように、駆動アーム91のカム
面205によるカムピン204の保持が解除され、ラチ
ェットブレーキレバー200はスプリング202によっ
て係止爪201がターンテーブル138のギア部140
に係止することで、供給リール3は磁気テープ供給方向
への回転が阻止される。
【0082】以上のように、磁気テープ1は各ガイドロ
ーラ121,130,148,160及びガイドポスト
122,123,131,149、ピンチローラ159
によってカセットケース2内から引き出されて所定の軌
跡にローディングされることとなる。なお、図11及び
図14に示す磁気テープ1のローディング状態は、8ミ
リビデオにおけるストップの状態である。
【0083】この状態から操作者がプレイボタンを押す
と、駆動モータ81が再び駆動し、図12及び図15に
示すように、カムギア88が回転して第2のカム溝90
によって連結リンク96及び連結レバー99を介して作
動レバー102を図14において反時計回り方向に回動
する。すると、作動レバー102の係合溝171及び第
1ガイドピン163を介して支持アーム165及びピン
チアーム161を時計回り方向に回動する。従って、ピ
ンチローラ159はキャプスタン134に当接してこの
キャプスタン134と共に磁気テープ1を挟んだ位置に
移動して駆動モータ81が停止する。
【0084】また、前述したように、作動レバー102
が回動すると、係合片192が係合ピン187を押して
ラチェットブレーキレバー184を回動することで、タ
ーンテーブル139の拘束が解除されて巻取リール4は
回転可能となる。更に、カムギア88が回転すると、カ
ム溝206によりカムピン204を介してラチェットブ
レーキレバー184を回動させることで、係止爪201
によるギア部140への係止が解除され、供給リール3
の回転規制が解除される。
【0085】このように供給リール3及び巻取リール4
の回転規制が解除されると、巻取リール4が駆動回転し
て磁気テープを走行することができる。即ち、図12に
示すように、キャプスタンモータ136を駆動すると、
キャプスタンギア135が回転してその回転力がギアプ
ーリ137及びベルト143を介してギアプーリ142
に伝達され、このギアプーリ142が同図において時計
回り方向に回転する。すると、アイドルギア147が同
図において反時計回り方向に回転すると共にブラケット
146が回転軸144を中心として右方向に回動し、ア
イドルギア147が巻取リール側のターンテーブル13
9のギア部141に噛み合う。従って、アイドルギア1
47の回転力がターンテーブル139に伝達され、この
ターンテーブル139が時計回り方向に回転する。する
と、巻取リール4が同様の方向に回転して磁気テープ1
は送り方向に走行する。そして、磁気テープ1が走行す
るのに伴って記録あるいは再生を行うことができる。
【0086】なお、磁気テープ1の走行軌跡は、図12
に示すように、カセットケース2内から引き出された磁
気テープ1がガイドローラ148及びガイドポスト14
9、インピーダンスローラ133、ガイドローラ13
0、ガイドポスト131を介して回転ヘッドドラム11
2の外周面に摺接され、ガイドポスト122,123、
ガイドローラ121、キャプスタン134(ピンチロー
ラ159)、ガイドローラ160を経て、再び、カセッ
トケース2内に入り込むものとなる。
【0087】磁気テープ1の記録あるいは再生が終了
し、磁気テープ1の走行中に操作者がストップボタンを
押すと、キャプスタンモータ136が停止して巻取リー
ル4の回転が停止すると共に、駆動モータ81が前述と
は逆に回転してピンチローラ159はキャプスタン13
4から退避し、図11及び図14に示す状態となる。ま
た、ラチェットブレーキ181は巻取リール4を拘束し
て回転を阻止し、ラチェットブレーキ194は供給リー
ル4を拘束して回転を阻止する。
【0088】そして、磁気テープ1の停止時に操作者が
イジェクトボタンを押すと、駆動モータ81が逆回転し
て磁気テープ1のローディングが解除されてカセットケ
ース2内に戻されると共にスライドシャーシ15が前方
(図11及び図14において下方)にスライドし、図1
0及び図11に示すアンローディング状態となる。
【0089】スライドシャーシ15が図10及び図13
に示すイジェクト位置(アンローディング状態)に移動
すると、図14及び図15に示すように、ベースシャー
シ71の解除レバー105にフック50の突出部56が
当接し、このフック50がスプリング51の付勢力に抗
して反時計回り方向に回動することで係止ピン55との
係合が解除される。すると、昇降機構17のアーム2
9,30はスプリング37の付勢力によって起立し、ま
た、昇降機構16のアーム19,20もスプリング27
の付勢力によって起立し、カセットホルダー11が上昇
する。
【0090】この昇降機構16,17によるカセットホ
ルダー11の上昇時に、このカセットホルダー11はス
プリング27,37の付勢力によって上昇するが、アー
ム29の起立時にその後端部がスライド部材45と共に
前方に移動してラック44を介してピニオン46を回転
させることで、オイルダンパ47の作用によってこのピ
ニオン46の回転が緩やかとなり、カセットホルダー1
1の昇降時における衝撃及び振動が軽減されて緩やかに
作動する。
【0091】そして、カセットホルダー11が上昇した
後、カセットホルダー11内からカセットケース2を取
り出すことができる。
【0092】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のテーププロテクタによれば、磁気記録再生
装置において、カセットの蓋と回転ヘッドドラムとの間
に位置して基端がカセットホルダーの一側に寄った位置
に回動自在に支持されて先端が回転ヘッドドラムの外周
辺であって径方向中心に向かって所定傾斜角度で支持さ
れたプロテクタ部材を設け、そのプロテクタ部材をカセ
ットホルダーの収納位置への移動時にカセットの蓋の開
扉動作に遅れてカセットの蓋と回転ヘッドドラムとの間
から退避可能としたので、プロテクタを作動するために
移動機構から動力を伝達する連動機構を簡素化すること
ができると共に、プロテクタ部材の作動角度を小さくす
ることで作動性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテーププロテクタが装
備された8ミリビデオにおけるカセットホルダーの斜視
図である。
【図2】カセットホルダーの平面図である。
【図3】カセットホルダーの右側面図である。
【図4】カセットホルダーの左側面図である。
【図5】カセット収納状態を表すカセットホルダーの右
側面図である。
【図6】カセット収納状態を表すカセットホルダーの左
側面図である。
【図7】カセットホルダーの正面図である。
【図8】カセットケースと回転ヘッドドラムとの位置関
係を表す作用説明図である。
【図9】カセットケースと回転ヘッドドラムとの位置関
係を表す作用説明図である。
【図10】イジェクト状態を表すスライドシャーシの平
面図である。
【図11】ローディング状態を表すスライドシャーシの
平面図である。
【図12】テープ走行状態を表すスライドシャーシの平
面図である。
【図13】8ミリビデオにおけるイジェクト状態を表す
ベースシャーシの平面図である。
【図14】ローディング状態を表すベースシャーシの平
面図である。
【図15】テープ走行状態を表すベースシャーシの平面
図である。
【図16】ローディング機構を表す平面図である。
【図17】ローディング作動状態を表す概略図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 カセットケース 3 供給リール 4 巻取リール 5 蓋 11 カセットホルダー 15 スライドシャーシ 16,17 昇降機構 19,20,29,30 アーム 48 ロック機構 61 テーププロテクタ 63 回動部材 66 作動部材 69 枢軸 71 ベースシャーシ 81 駆動モータ 88 カムギア 89,90 カム溝 91 駆動アーム 112 回転ヘッドドラム 136 キャプスタンモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットを支持するカセットホルダーが
    両側部に設けられた移動機構により装置の外方に突出し
    たイジェクト位置と装置内に収納された収納位置との間
    で移動自在に支持され、前記カセットホルダーの収納位
    置への移動時に該カセットホルダーに支持されたカセッ
    トの蓋を開扉可能とすると共に、該カセットホルダーの
    収納位置でローディング機構により前記カセット内から
    磁気テープを引き出して回転ヘッドドラムに巻付け可能
    とした磁気記録再生装置において、前記カセットの蓋と
    回転ヘッドドラムとの間に位置し、基端が前記カセット
    ホルダーの一側に寄った位置に回動自在に支持されて先
    端が前記回転ヘッドドラムの外周辺であって径方向中心
    に向かって所定傾斜角度で支持されたプロテクタ部材を
    設け、該プロテクタ部材を前記カセットホルダーの収納
    位置への移動時に前記移動機構に連動し、前記カセット
    の蓋の開扉動作に遅れて前記カセットの蓋と回転ヘッド
    ドラムとの間から退避可能としたことを特徴とするテー
    ププロテクタ。
JP4291133A 1992-10-29 1992-10-29 テーププロテクタ Withdrawn JPH06139663A (ja)

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