JPH06195724A - 速度検出装置 - Google Patents

速度検出装置

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Publication number
JPH06195724A
JPH06195724A JP4357349A JP35734992A JPH06195724A JP H06195724 A JPH06195724 A JP H06195724A JP 4357349 A JP4357349 A JP 4357349A JP 35734992 A JP35734992 A JP 35734992A JP H06195724 A JPH06195724 A JP H06195724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
track
disk
scanning
correction data
Prior art date
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Pending
Application number
JP4357349A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Makiyama
豊 牧山
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ディスクのトラック横断速度の検出精度
を向上し、ヘッド製造の歩留を向上させることのできる
速度検出装置を提供する。 【構成】 ディスク上のトラックと直交しない直線上に
沿って光ビームにより走査したときのトラック横断速度
を検出する速度検出装置であって、ディスク半径方向の
位置に応じて予め定められた速度補正データを格納した
記憶手段と、ディスクからの光ビームの反射光または透
過光から得られる光検出信号の周期に基づいて光ビーム
がディスク上のトラックを横断したときの横断速度を算
出して速度信号を出力する速度算出手段と、光検出信号
から光ビームが横断したトラックのディスク半径方向の
位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段で検出さ
れたトラックの半径方向位置に対応して記憶手段から読
み出された速度補正データにより該半径方向位置に対応
する速度信号を補正する補正手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスク制御
装置における光ビームが指定トラックへ移動する間のト
ラック横断速度を検出するための速度検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスク等の光学的
な情報記録再生を行う記録媒体を用いた情報記録ディス
ク装置では、光学ヘッドから記録用と再生用と消去用の
3つの光ビームを情報記録ディスクに照射して反射させ
ることにより、情報記録ディスク上に形成されたトラッ
クに情報を記録すると共に、この記録した情報をほぼ同
時に再生する機能を備えていることが多い。
【0003】この場合、前記ヘッドから照射される光ビ
ーム時に記録用と消去用は互いに照射位置の大きく異な
る2つのビームであるため、光学ヘッドの光学系の構造
上の理由により一方のビームの走査位置をディスクの回
転中心を通る直線上に合わせると、他方のビームの走査
位置がこの直線上から離れた位置となくなる。このた
め、ぞれぞれのビームの照射位置の平均を取って、前記
記録ディスクの回転中心を通る直線の両側にぞれぞれの
ビームの走査線を設定している。従ってこの場合、各光
ビームはトラックと直交しない直線上を走査することと
なっていた。
【0004】ところで、光ヘッドのシーク動作等の制御
においては光ビームがトラックを横断する速度を制御情
報として検出する必要があるが、従来の速度検出装置
は、光ビームの現実のビーム走査軌跡が記録ディスクの
回転中心のまわりに形成された同心円状もしくは螺旋状
のトラックと直交しない直線上に沿っていても、これを
トラックと直交する直線上に沿って走査していると想定
して、トラック横断速度を検出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】トラックと直交しない
直線上に沿って光ビームを走査した場合、光ビームによ
るトラック横断幅がディスク半径上のトラック位置に応
じて異なったものとなるため、光ビームがトラックと直
交する直線上に沿って走査していると想定してトラック
横断速度を検出すると、前記ディスク全域におけるトラ
ック横断速度の検出誤差が大きくなる。即ち、例えば光
ヘッドの対物レンズの配置構造によってビーム走査線が
ディスク中心を通る直線から12mm離れているとする
と、それによるトラック横断速度の検出誤差はディスク
全域でおよそ±3.3%程度となり、このほかにも回路
誤差を考慮すると、速度検出系全体での制御誤差は±5
%程度にまでなってしまう。更に、このような速度検出
系を用いた速度制御系においては、個々の装置の移動す
る光ヘッドの推力のばらつきやディスクの偏心量等が速
度制御精度の影響を与える。従って、速度制御系の設計
においては、速度制御精度のばらつきを少なくするため
に光ヘッドの推力のばらつきを少なくしなければなら
ず、ヘッド製造の歩留を配慮すると装置の低価格化は極
めて困難である。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするものであり、トラック横断速度の検出誤差の大半
を占める走査位置のずれに基づく速度検出誤差を低減さ
せ、ヘッド製造の歩留を向上させることのできる速度検
出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の速度検出装置
は、情報記録ディスクの回転中心のまわりに同心円状も
しくは螺旋状に形成されたトラックを該トラックと直交
しない直線上に沿って光ビームにより走査したときの走
査ビームのトラック横断速度を検出する速度検出装置で
あり、特に前記目的を達成するために、前記ディスクの
半径方向の位置に応じて予め定められた速度補正データ
を格納した記憶手段と、前記ディスクからの前記走査ビ
ームの反射光または透過光から得られる光検出信号の周
期に基づいて前記走査ビームが前記ディスク上のトラッ
クを横断したときの横断速度を算出して速度信号を出力
する速度算出手段と、前記光検出信号から前記走査ビー
ムが横断したトラックのディスク半径方向の位置を検出
する位置検出手段と、前記位置検出手段で検出されたト
ラックの半径方向位置に対応して前記記憶手段から読み
出された速度補正データにより該半径方向位置に対応す
る前記速度信号を補正する補正手段と、を備えたもので
ある。
【0008】
【作用】本発明の速度検出装置では、情報記録ディスク
の回転中心のまわりに同心円状もしくは螺旋状に形成さ
れたトラックを該トラックと直交しない直線上に沿って
光ビームにより走査したときの走査ビームのトラック横
断速度を検出するにあたり、前記ディスクの半径方向の
位置に応じて予め定められた速度補正データが記憶手段
に格納されている。
【0009】速度算出手段は、前記ディスクからの前記
走査ビームの反射光または透過光から得られる光検出信
号の周期に基づいて前記走査ビームが前記ディスク上の
トラックを横断したときの横断速度を算出して速度信号
を出力し、これは従来のものと同様である。
【0010】個々のトラックの横断速度の算出に際し
て、位置検出手段は、前記光検出信号から前記走査ビー
ムが横断したトラックのディスク半径方向の位置を検出
する。
【0011】前記位置検出手段で検出されたトラックの
半径方向位置に対応して前記記憶手段から速度補正デー
タが読み出され、この補正データにより補正手段が該半
径方向位置に対応するトラックに関して算出された前記
速度信号を補正する。
【0012】つまり、光ビームが情報記録ディスクの回
転中心を通る直線から離れた直線上でトラックを横断し
た場合、前記光ビームによるトラック横断幅は、前記デ
ィスクの回転中心を通る直線と直交する部分でのトラッ
クの幅と違うため、前記ディスク上の半径方向における
前記光ビームの位置を検出すると共に、前記ディスク上
のトラックを実際に横断するに要する前記光ビームの速
度を算出し、予め半径方向のトラック位置毎に対応して
記憶されている速度補正データに基づいて、前記ディス
ク上のトラックを実際に横断するに要した前記光ビーム
の速度算出結果を補正する。
【0013】従って、最内周トラックから最外周トラッ
クまでの記録ディスク全域における光ビームのトラック
横断速度の検出誤差をほぼ無くすことができ、結果とし
て従来よりも光ヘッド駆動系の推力のばらつきが多くて
も全体としての制御誤差を同等以上にすることができる
から、光ヘッド製造の歩留を向上させことができ、逆に
推力のばらつきの少ない光ヘッドとすれば従来よりも高
い精度の速度制御系を構成することができる。。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係る速度検出装置の一実施例
による回路構成を示すブロック図であり、トラック横断
信号検出回路1、2値化回路2、トラックカウンタ3、
位置検出回路4、速度補正メモリ5、周期カウンタ6、
速度演算プロセッサ7、D/Aコンバータ8より主に構
成されている。
【0015】図1において、トラック横断信号検出回路
1は、光ディスクで反射された光ビームを受け取り、該
光ビームからアナログ信号であるトラック横断信号を検
出する。前記検出回路1から出力されるアナログ信号で
あるトラック横断信号は、2値化回路2によって、その
正負の極性に応じてデジタル信号に変換される。
【0016】トラックカウンタ3は、前記2値化回路2
からのカウント出力に基づき、前記光ビームで走査した
トラックがディスク中心点から何番目に相当するトラッ
クであるかをカウントする。
【0017】位置検出回路4は、前記トラックカウンタ
3からのカウント出力を取り込み、既知のディスク寸法
仕様等の情報に基づいて、前記光ビームによる走査位置
が、ディスク中心点からどれくらいの距離を隔てている
のかを検出する。
【0018】速度補正メモリ5は、光ヘッドの走査位置
とディスク回転中心との距離をはじめとするディスク及
び装置の固有データに基づいて一義的に定まる補正デー
タ、即ち、実際の光ビーム走査線上における各トラック
の幅寸法から各トラック位置毎に求めた横断速度の補正
係数等の補正データをトラック位置のアドレス毎に予め
記憶している。従って、補正メモリ5は、位置検出回路
4からの出力をアドレス入力に受けると、対応する位置
のトラックに関する横断速度補正データを出力する。
【0019】周期カウンタ6は、予め定められた周期の
クロック信号を前記2値化回路2からの出力信号の1周
期間にわたってカウントし、このクロック信号のカウン
ト結果をトラック横断周期データとして出力する。
【0020】速度演算プロセッサ7は、一方で前記速度
補正メモリ5からの補正データを取り込み、他方で前記
周期カウンタ6からの周期データを取り込み、これら両
データに基づいて前記光ビームの補正された移動速度、
即ちディスク回転中心を通る直線と直交するトラック横
断時の速度を演算する。
【0021】前記速度演算プロセッサー7からの出力デ
ータはD/Aコンバータによってデジタル信号からアナ
ログ信号に変換される。
【0022】主に以上のような回路で構成されている本
実施例の速度検出装置の具体的な速度検出の方法を図2
と共に以下に説明する。
【0023】図2は光ヘッドから照射される光ビームの
光ディスク上での走査軌跡を説明する概略模式図であ
る。図2に示すように、光ディスク9上に半径rが30
(mm)のトラックT1,rが45(mm)のトラックT2,r
が60(mm)のトラックT3が順に間隔をあけて形成され
ているものである。これらのトラックT1,T2,T3
と直交する中心線Cは、ディスク回転中心Pを通る直線
である。また、前記直線Cと間隔X(mm)だけ離れた位置
を平行に通る直線Aが、光学ヘッド(図示せず)の移動
に伴う対物レンズ(図示せず)から照射されるひとつの
光ビームの実際のビーム走査軌跡である。
【0024】図2において、光学ヘッド移動時の対物レ
ンズによる光ビームの走査線Aは光ディスク9の中心線
CからXだけ離れていて、ヘッド移動時に前記光ビーム
はそのXだけ離れた位置で前記ディスク9の内周側から
外周側、あるいは外周側から内周側に移動する。
【0025】このとき、前記光ビームの走査位置と前記
ディスク中心点Pとを結ぶ直線Kはディスク中心線Cと
ある角度θを持ち、この角度θは前記走査線A上を通る
前記光ビームの走査位置における半径rの値によって異
なる。
【0026】従って、図2に示すように、前記走査線A
上のトラック幅をL、前記ディスク中心線C上のトラッ
ク幅をL0 とすると、次に示す式が得られる。 sinθ=X/r………(1) L0 /L≒cosθ……(2) (尚、式(2)はL0 /L=cosθとしても実際の装
置自体に与える影響はないので以下L0 /L=cosθ
を式(2)とする。)
【0027】前記式(1),(2)より、 L=L0 /cos(arcsin(X/r))……(3) となる。
【0028】前記式(3)より、例えばL0 を1.6μ
m 、Xを12mmとした場合、 r30mmでは、L=1.746μm ……(4) r60mmでは、L=1.633μm ……(5) となる。
【0029】従って、例えばr30mmからr60mmを記
録再生データ領域とする5.25インチ光ディスクにお
いて、本来の各トラックの幅L0 は1、6μm 一定であ
るのに対し、光ビームが実際に横断するトラック幅Lは
1.633μm から1.746μm まで変化することに
なり、この変化範囲の中心値に対して±3.3%の変化
率となる。これは、従来のように一定のトラック幅を想
定した速度検出ではそのまま検出誤差となって表れる。
【0030】本発明では、半径rに対応して前記LとL
0 の比L/L0 が、光ヘッドの構造(つまりXの値)か
ら一義的に得られることを利用しており、これを種々の
半径rの値毎に予め補正データとして記憶手段(メモリ
5)に記憶しておき、検出回路4で検出されるビーム走
査の半径位置に応じて読み出した補正データによって実
際のトラック横断速度を補正する。従って、最終的に得
られる速度データは、ビーム走査の半径位置に応じて補
正を施されて検出誤差のない値となるものである。尚、
ここでは比L/L0 を補正データとする場合を述べたが
LーL0 を補正データとすることもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、記録ディ
スクに形成されたトラックと直交しない直線上に沿って
光ビームで走査しても、記録ディスク全域における速度
検出誤差を低減することができるため、移動するヘッド
の推力のばらつきの許容幅が広がり、ヘッド製造の歩留
を向上させると共に、装置自身の低価格化を実現するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る速度検出装置の要部の
回路構成を示すブロック図である。
【図2】光ビームの光ディスク上での走査軌跡を説明す
る概略模式図である。
【符号の説明】
1:トラック横断信号検出回路 2:2値化回路 3:トラックカウンタ 4:位置検出回路 5:速度補正メモリ 6:周期カウンタ 7:速度演算プロセッサ 8:D/Aコンバータ 9:光ディスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録ディスクの回転中心のまわりに
    同心円状もしくは螺旋状に形成されたトラックを該トラ
    ックと直交しない直線上に沿って光ビームにより走査し
    たときの走査ビームのトラック横断速度を検出する速度
    検出装置であって、 前記ディスクの半径方向の位置に応じて予め定められた
    速度補正データを格納した記憶手段と、 前記ディスクからの前記走査ビームの反射光または透過
    光から得られる光検出信号の周期に基づいて前記走査ビ
    ームが前記ディスク上のトラックを横断したときの横断
    速度を算出して速度信号を出力する速度算出手段と、 前記光検出信号から前記走査ビームが横断したトラック
    のディスク半径方向の位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段で検出されたトラックの半径方向位置
    に対応して前記記憶手段から読み出された速度補正デー
    タにより該半径方向位置に対応する前記速度信号を補正
    する補正手段と、を備えたことを特徴とする速度検出装
    置。
JP4357349A 1992-12-24 1992-12-24 速度検出装置 Pending JPH06195724A (ja)

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JPH06195724A true JPH06195724A (ja) 1994-07-15

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