JPH0619556A - 計装制御装置 - Google Patents

計装制御装置

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JPH0619556A
JPH0619556A JP17521492A JP17521492A JPH0619556A JP H0619556 A JPH0619556 A JP H0619556A JP 17521492 A JP17521492 A JP 17521492A JP 17521492 A JP17521492 A JP 17521492A JP H0619556 A JPH0619556 A JP H0619556A
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JP
Japan
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valve
flow rate
opening
control
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP17521492A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sakamoto
晃 坂本
Mitsuaki Nakamura
光昭 中村
Ryoichi Kuno
亮一 久野
Yasuo Watanabe
安夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オンオフ制御によりバルブを動作させることに
より流路をながれる流体流量を制御する方式において、
バルブ開度検出器を具備せずにPIDパラメータによる
チューニングを可能とする。 【構成】コントローラ14内部に目標流量と流量計測値
との偏差からPID演算により1サンプリングにおける
操作量を演算するバルブ操作量演算器4と前記操作量か
らバルブの開/閉指令出力時間を求めるバルブ動作時間
演算器5を具備し、バルブ開/閉指令をバルブ駆動装置
6に出力し、流量調節バルブを駆動する計装制御装置。 【効果】オンオフ制御によりバルブ開度を動作させる流
量制御方式において、バルブ開度検出器を具備しなくて
もPIDによる流量制御チューニングを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量調節用バルブに対
して開又は閉動作指令を出力することによりバルブ開度
が変化し、このバルブ開度の変化により流量を制御する
装置において、バルブ開度検出器を必要とせずにチュー
ニングの容易な安定した流量制御が出来る計装制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流路を流れる流体を制御する方式
は 1.図5に示すように、コントローラ14にて目標流量
7と流量計測値3との偏差からバルブ開度演算器15に
よってPID演算を行い操作量16を演算しバルブ駆動
装置17に対して0−100%(4−20mA)の出力
をすることによってバルブ2を制御する。すなわち、バ
ルブに対して開度を絶対値で出力する位置型出力方式。
【0003】2.図6に示すように、コントローラ14
にて目標流量7と流量計測値3との偏差が不感帯からは
ずれているか否かを流量調節器20によって判定し、開
指令10又は閉指令9のデジタル信号をバルブ操作機6
に出力してバルブ2を駆動し、目標流量7と流量計測値
3との偏差が不感帯内に入るまで前記指令を出力する方
式。すなわち、オンオフ制御方式。
【0004】3.図3に示すように前記1および2を組
み合わせた方式、すなわちコントローラ14にて目標流
量7と流量計測値3との偏差からバルブ目標開度演算器
11によってPID演算により目標開度19を求め、目
標開度19と開度計測値18との偏差が不感帯内からは
ずれているか否かをバルブ動作判定器12によって判定
し、開10又は閉9指令をバルブ駆動装置6に出力し、
バルブ2を駆動ることにより流量制御を行う制御方式。
図4はバルブ動作判定器6,流量調節器20の判定方法
を示す。
【0005】などがあり、例えば特開平1−237805号:
流量制御装置に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御方式におい
て、図5に示す方式、すなわち目標流量7と流量計測値
3からバルブ開度演算器15内でそれらの偏差からPI
D演算によって目標開度を求め、そのまま操作量16と
して4−20mAのアナログ信号をバルブ駆動機17に
出力してバルブ2の開度を制御する場合、制御開始時に
はその時点での開度計測値をバルブ開度検出器18から
計測し、操作量を現在開度にプリセットしないとバンプ
レスに制御を開始できない。
【0007】また、図6に示す方式は目標流量と流量計
測値との偏差が不感帯からはずれているとき開指令又は
閉指令のデジタル信号を出力する方式(オンオフ制御方
式)であり、バルブ開度検出器を必要としないがPID
制御のような複数の制御パラメータによる調節ができ
ず、不感帯幅による調節のみが可能であり、制御安定性
が必ずしも良いとは言えない。
【0008】図3に示す方式は、図5と図6に示す方式
を組み合わせたものであり、PIDパラメータによりチ
ューニングの容易性を向上させた方式である。
【0009】ところで、これら流量制御を確実に実行さ
せるためには制御装置以外に流量検出器,バルブ開度検
出器が正常に動作しないと良好な制御性が得られないの
は言うまでもない。また制御装置の信頼性を向上させる
ためには、制御性を低下させずにこれら検出器を一つで
も減らすことによって、検出器の異常により制御ができ
なくなることを防ぐことが重要であり、このことは経済
性からも重要なことである。
【0010】本発明の目的は、バルブ駆動装置に対して
開又は閉信号を出力することにより流量調節用バルブを
動作させ、流量制御を行う制御装置に係り、PID制御
のチューニングの容易性を保ちつつ、これまでの流量検
出器とバルブ開度検出器の2つの検出器を必要とした流
量制御方式から、バルブ開度検出器が無くても良好な流
量制御が可能な計装制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】流路を流れる流体流量を
計測する流量検出器と流量を変化させるためのバルブと
バルブ駆動装置(バルブ開度を位置型で出力するもので
なく、現在開度から開又は閉指令により動作するオンオ
フ制御に適したバルブ駆動装置)を具備し、流量検出器
からの流量信号をコントローラに入力する。コントロー
ラ内部では、目標流量と計測流量とからバルブ開度変化
量を演算するバルブ操作量演算器と、演算されたバルブ
開度変化量からバルブの開又は閉指令出力時間、すなわ
ちバルブ動作時間を演算するバルブ動作時間演算器を具
備し、バルブ動作時間演算器から前記バルブ駆動装置に
対して開又は閉信号を出力することにより解決する。
【0012】
【作用】コントローラ内のバルブ操作量演算器では、入
力された流量計測値と予め与えられた目標流量との偏差
を計算し、PID演算により1サンプリングの間に動作
させるバルブ開度操作量を演算する。次に、バルブ動作
時間演算器ではこのバルブ開度操作量から1サンプリン
グ時間の間に動作させることができるバルブ開度量をも
とに開又は閉指令を出力する時間幅を演算する。次に前
記バルブ動作時間演算器から、この指令出力時間幅をも
とに前記バルブ駆動装置に対して開又は閉指令を演算さ
れた時間の間だけ出力することによりバルブを動作させ
て流量制御を行う。
【0013】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。
【0014】流路1をながれる流体の流量を流量計3に
より検出し流量計測値(PVf)としてコントローラ1
4に入力する。
【0015】バルブ操作量演算器4では、前記流量計測
値3(PVf)と目標流量7(SVf)とから以下のように
1サンプリング間に動作させるバルブの操作量を演算す
る。一般にPID演算は数1である。
【0016】 MV=α〔KP*EN+1/TI*∫ENdt+KD*dEN/dt〕 …(数1) ここで MV:操作量 KP:比例ゲイン TI:積分時間 KD:微分時間 EN:偏差(PV−SV) PV:計測値(流量) SV:目標値(流量) α :ループゲイン 数1から、差分方程式にすると数2になる。
【0017】 ΔMV=α〔KP*ΔEN+1/TI*EN+KD*ΔΔEN〕 …(数2) ここで ΔEN=EN(n)−EN(n−1) ΔΔEN=ΔEN(n)−ΔEN(n−1) 数1で得られるMVは操作量0−100%(バルブ開
度)に相当する。
【0018】数2で演算されたΔMVは前記バルブ操作
量演算器4が演算する値であり、1サンプリングの間に
バルブ開度を動作させる操作量である。
【0019】さらに、バルブ動作時間演算器5は、バル
ブが0%から100%まで動作する時間をTbとして、
バルブのバックラッシュ等を無視すればΔMVの操作量
に見合う動作時間Tを以下のように演算を行う。
【0020】 T=Tb*ΔMV/100 …(数3) 数3は、ΔMVが正のときはバルブの開指令10の出力
時間であり、負のときは閉指令9の出力時間である。こ
の開又は閉指令がバルブ駆動装置6に出力され、バルブ
2が動作する。
【0021】さらに、バルブ動作時間演算器5では微小
な操作量ΔMVに対するバルブ駆動装置6の動作回数頻
度を少なくするため、図2に示すような不感帯を設けて
いる。
【0022】又、開ループゲイン演算器13はバルブ開
度が小さい範囲と大きい範囲とで、同じ開度変化に対す
る流量の変化が異なるため、流量からバルブ開度を予測
してループゲイン(数1,2におけるα)を変更するこ
とにより、常に開ループゲインを一定にして制御安定性
を向上させるものである。
【0023】以上のように、バルブ開度検出器を具備せ
ずにPIDによる流量制御を実施することができる。
【0024】
【発明の効果】従来、流量調節用バルブに対して開又は
閉信号を出力することによってバルブ開度を操作するバ
ルブ駆動装置を使用して流量制御を行う場合、バルブ開
度検出器を具備していない場合は、目標流量と流量計測
値の偏差が不感帯に収まっているか否かだけによってバ
ルブを制御する方式が採用されていたが、本発明によれ
ば、流量の偏差によるPID演算を採用してバルブ駆動
装置に対する開又は閉指令出力時間を得る事ができるた
め、バルブ開度検出器を必要とせずに流量制御の安定性
を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】バルブ動作時間とΔMVとの関係を示す図であ
る。
【図3】流量検出器とバルブ開度検出器を具備した従来
の制御方式を示す図である。
【図4】バルブ動作判定器12において開又は閉指令を
判定する方式を示す図である。
【図5】バルブ駆動装置に対して0−100%のアナロ
グ出力方式を採用した従来方式を示す図である。
【図6】バルブ開度検出器を具備しない従来制御方式を
示す図である。
【符号の説明】
1…流路、2…バルブ、3…流量検出器、4…バルブ操
作量演算器、5…バルブ動作時間演算器、6…バルブ駆
動装置、7…目標流量、8…操作量、9…バルブ閉指
令、10…バルブ開指令、11…バルブ目標開度演算
器、12…バルブ動作判定器、13…開ループゲイン演
算器、14…コントローラ、15…バルブ開度演算器、
16…操作量、17…バルブ操作器、18…バルブ開度
検出器、19…目標開度、20…流量調節器。
フロントページの続き (72)発明者 久野 亮一 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡辺 安夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路における流体の流量を調節するバルブ
    (1)と、該流量を計測する流量計(2)とを備え、目
    標流量に応じて流量を制御する計装制御装置において、 目標流量と流量計測値との偏差からPID演算により1
    サンプリング間のバルブ(1)の操作量を演算するバル
    ブ目標開度演算器(3)と、 該操作量からバルブの開又は閉動作時間を演算するバル
    ブ動作判定器(4)とバルブ動作判定手段(4)から出
    力されるバルブの開又は閉指令にもとづきバルブを駆動
    するバルブ駆動装置(5)とを備え、前記バルブ(1)
    の開度計測値を必要とせずに流量PID制御を行うこと
    を特徴とする計装制御装置。
JP17521492A 1992-07-02 1992-07-02 計装制御装置 Pending JPH0619556A (ja)

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JP17521492A JPH0619556A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 計装制御装置

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JP17521492A JPH0619556A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 計装制御装置

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JP17521492A Pending JPH0619556A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 計装制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012124264A1 (ja) * 2011-03-15 2012-09-20 株式会社 東芝 弁開度制御システム
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