JPH0619509B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0619509B2
JPH0619509B2 JP59185567A JP18556784A JPH0619509B2 JP H0619509 B2 JPH0619509 B2 JP H0619509B2 JP 59185567 A JP59185567 A JP 59185567A JP 18556784 A JP18556784 A JP 18556784A JP H0619509 B2 JPH0619509 B2 JP H0619509B2
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/95Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers rendered opaque or writable, e.g. with inert particulate additives

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくは、
ハロゲン化銀写真感光材料表面の局部的な光の反射(以
下、ギラツキと称す)、光沢等を改良し、かつベタツキ
等を防止したプリント用として好適なハロゲン化銀写真
感光材料(以下、感光材料と称す)に関する。
[従来技術] 近年、感光材料の写真プリント用原紙としては写真処理
の迅速化に伴ない、従来のバライタ紙に代えてポリエチ
レン等のポリオレフィンを紙にコーティングした樹脂コ
ート紙が多く用いられるようになってきており、このポ
リオレフィン樹脂コート紙に種々の方法により型押しを
施し、絹目、微粒面、マット面等の非平滑面タイプの写
真用プリント用紙が提案されている。
型押しを施した写真プリントを得るには、(1)型押し
を施していない平滑面(グロッシー)を有する感光材料
を現像処理した後、エンボスロールで前記平滑面を型押
しして所望の非平滑面を得る方法、また、特開昭47-252
9号に記載の如く、(2)型押しを施していない平滑面
を有する感光材料を現像処理する前に、エンボスロール
で前記平滑面を型押しして所望の非平滑面を得る方法が
一般的に行なわれている。
しかし、上記(1)および(2)の方法では、処理工程
が増加するために迅速処理に反することと併せて、エン
ボスロールの使用程度、製造ロットにより、該ロールの
表面状態を均一にすることが困難であり、特に表面の部
分的な非平滑面の差から生ずる光沢の差によりギラツキ
が発生し、写真表面の品位が損なわれる。また、特に前
記(2)の方法では、所謂「プレッシャー」と称する圧
力カブリが発生し易かった。
型押しを施した写真用プリントを得る他の方法として、
(3)支持体表面を予め型押ししておくか、特開昭50-1
03325号、同50-142225号、同51-3222号に記載の如く、
熔融ポリオレフィンを支持体上に圧着する際に圧着ロー
ル側の型を転写させて得た型押し支持体上に、写真構成
層を塗布、乾燥して所望の型押し写真用プリントを得る
方法がある。
しかし、上記(3)の方法においては、支持体の表面を
型押しするチルロールクーリングの制御、チルロールか
ら剥離される時の条件(例えば、温度、速度、剥離剤の
使用量等)により一定の均質な型押し表面を得ることが
困難であり、また、チルロールの製造ロットにより表面
の仕上がりが微妙に異なり、同一形状のチルロール製造
が困難等種々の問題により、長期間安定して均一な型押
しした感光材料の供給ができなかった。
一方、感光材料の表面接着性、スベリ性等を改良する目
的で、感光材料の最外層にマット剤、高沸点有機溶媒等
を含有させることが一般に行なわれている。特に高沸点
有機溶媒は、上記目的の他に、色素画像の耐光保存性改
良等の目的で紫外線吸収剤等の如き水難溶性の化合物を
分散する為にも用いられている。
しかし、反射観察を目的とする写真用プリントにおいて
は、高沸点有機溶媒を最外層に用いた場合、高湿度の雰
囲気下に長期間置かれると、高沸点有機溶媒が滲み出し
て、感光材料表面のベタツキが増加し、感光材料同士、
あるいは感光材料と他の物体との間にくっつきが発生し
たり、さらには、感光材料表面に虹状の呈色が発生して
好ましくなく、また、多層カラー感光材料の如き感光性
層、非感光性層を多層同時に塗布し、短時間(10分以
内)で乾燥する場合、高沸点有機溶媒が含まれる層が最
外層にあると、光沢不良を起こし易いという欠点が見い
出され、感光材料の安定性、均質性等に問題があった。
[発明の目的] 本発明は上記のごとき問題点に鑑み為されたもので、本
発明の第1の目的は、型押しロール(チルロール)のロ
ール間のバラツキに起因する感光材料表面の不均質性、
該表面の不均質性に起因するギラツキを防止し、均質で
安定な感光材料表面を有するハロゲン化銀写真感光材料
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、光沢が高く、かつ落ち着いたギ
ラツキのない感光材料表面を有するハロゲン化銀写真感
光材料を提供することにある。
本発明の第3の目的は、迅速乾燥処理の乾燥前後におい
ても、ギラツキ、光沢が変化しない感光材料表面を有す
るハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
本発明の第4の目的は、高沸点有機溶媒の滲み出しによ
るベタツキを防止したハロゲン化銀写真感光材料を提供
することにある。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、支持体上に、少なくとも1層のハ
ロゲン化銀乳剤層および少なくとも1層の非感光性層を
有するハロゲン化銀写真感光材料において、該支持体
は、その少なくとも乳剤塗布面側が型押しされており、
かつ少なくとも乳剤塗布面側の最外層が、マット剤を含
有する非感光性層であり、該最外層の非感光性層に隣接
する支持体側の非感光性層に比誘電率が5.0以下の高
沸点有機溶媒を含有することを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料により達成される。
[発明の具体的構成] 本発明の感光材料に用いられるマット剤としては、例え
ば、結晶性または非結晶性シリカ、コロイド状シリカ、
二酸化チタン、酸化マグネシウム、ケイ酸アルミナマグ
ネシウム、アクリル酸−エチルアクリレート共重合体、
アクリル酸−メチルメタクリレート共重合体、イタコン
酸−スチレン共重合体、マレイン酸−メチルメタクリレ
ート共重合体、マレイン酸−スチレン共重合体、アクリ
ル酸−フェニルアクリレート共重合体、ポリメチルメタ
クリレート、アクリル酸−メタクリル酸−エチレメタク
リレート共重合体、ポリスチレン、デンプン等を挙げる
ことができ、その他米国特許第1,221,980号、同第2,99
2,101号等に記載の化合物等が挙げられ、これらを単独
で、もしくは2種以上組み合わせて用いることができ
る。
上記マット剤の粒子サイズは、通常マット剤として用い
られる範囲のものが任意に用いられるが、本発明におい
ては0.5〜10μmが好ましく、さらに好ましくは1〜7
μmである。
本発明の感光材料に用いる上記マット剤は、感光材料の
非感光性の最外層中に分散含有される。分散含有させる
方法としては、ノニオン性、カチオン性またはアニオン
性界面活性剤を含む親水性バインダー中に、必要により
他の添加剤を加え、高速回転ミキサー、ホモジナイザ
ー、超音波分散、ボールミル等により、せん断応力を利
用した乳化分散法により分散し、写真分野で用いられる
任意の方法により感光材料の最外層として塗布すること
により形成できる。
上記マット剤の塗布量としては、最外層の非感光性層に
おいて、1m2当たり5〜100mg含有させることが好まし
い。
また、マット剤の含有量は、親水性バインダーに対して
1〜5重量%が好ましい。
本発明の感光材料において、最外層の非感光性層とは、
表面保護層、背面層をいうが、本発明においては特に表
面保護層にマット剤を含有させた場合に効果を発揮す
る。
本発明において、最外層を構成する親水性バインダーと
しては、例えば、ゼラチン、ゼラチン誘導体(例えばア
セチル化ゼラチン、フタル化ゼラチン等)、アルブミ
ン、コロジオン等が挙げられるが、特にゼラチンが好ま
しい。本発明のマット剤を含有する最外層において、前
記マット剤、界面活性剤の他に、メルカプト系またはア
ザインデン系等のカブリ防止剤、スチレン−マレイン酸
共重合体等の表面改良剤、アルデヒド系化合物、2−ヒ
ドロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン
の如き活性ハロゲンを有する化合物、ビニルスルホン系
化合物、N−メチロール系化合物等の硬膜剤等を含有さ
せることができる。
本発明の感光材料に用いられる高沸点有機溶媒として
は、比誘電率が5.0以下のものであり、例えば、トリ−
i−ノニルフォスフェート(比誘電率4.5、以下括弧内
の数値は比誘電率を示す)、トリ−i−デシルフォスフ
ェート(4.3)、トリ−i−ドデシルフォスフェート
(3.9)、ジ−i−ノニルフタレート(4.6)、ジ−i−
ドデシルフタレート(4.2)、ジ−n−オクタデシルフ
タレート(3.6)、安息香酸オレイル(3.7)等を挙げる
ことができる。
本発明の感光材料において、上記比誘電率が5.0以下の
高沸点有機溶媒を含有させる層としては、前記マット剤
を含有させる最外層に隣接する支持体側の非感光性層が
好ましい。高沸点有機溶媒を最外層に隣接する層に含有
させることにより、高沸点有機溶媒の滲みだしを防止
し、感光材料のくっつきを防止することができ、また、
マット剤の光沢低下を改善できる等の効果がある。
また、本発明の範囲外である比誘電率が5.0を越える高
沸点有機溶媒を前記マット剤を含有する最外層に隣接す
る支持体側の非感光性層に含有させても、感光材料表面
への溶媒の滲み出しが防止できなく、くっつきが抑えら
れないので好ましくない。
比誘電率が5.0以下の高沸点有機溶媒の分散、塗布方法
は、アニオン性、ノニオン性またはカチオン性等の界面
活性剤を含むゼラチン溶液中に、必要に応じて油溶性添
加剤等を加え、高速回転ミキサー、ホモジナイザー、超
音波分散等により、せん断力を利用した乳化分散により
分散液を得、該分散液をマット剤分散液と同様にして塗
布することができる。
この比誘電率が5.0以下の高沸点有機溶媒の添加量は、
親水性バインダーに対し60重量%以下が好ましく、さ
らに好ましくは40重量%以下である。
上記本発明の高沸点有機溶媒を含有する非感光性層に
は、さらにベンゾトリアゾール類、トリアジン類、ベン
ゾフェノン系化合物、アクリロニトリル系化合物等の紫
外線吸収剤、前記最外層に用いた界面活性剤、硬膜剤等
を含有することができる。
本発明の感光材料において用いられる少なくとも乳剤塗
布面が型押しされた支持体は、押出機からダイを通して
フィルム状に熔融押出したポリオレフィンを、走行して
いる紙基体にコーティングする際に、表面に絹目、微粒
面、マット面等所望の凹凸を形成するように加工を施し
たクーリングロールを用いて得ることができる。ここ
で、ダイ中におけるポリオレフィンの熔融温度は約250
〜350℃程度、好ましくは280〜320℃であり、紙基体の
走行速度は約50〜500m/分程度、好ましくは80〜250m
/分である。また、2〜4価のアルコールで被覆処理さ
れた酸化チタンを含むポリオレフィン層にクーリングロ
ールで模様付けを行なうことは正確な型押し、高速型押
し処理に効果的である。
型押しロール表面の模様の深さは、40μm以下が好ま
しく、より好ましくは2〜30μm、特に好ましくは1
0〜25μmである。また、模様付けしたクーリングロ
ール上にマット加工を施すことは模様の転写をより確実
に行なう上で好ましいものである。
型押しされたポリオレフィンの厚さは、好ましくは模様
深さの1.2〜5倍である。また、クーリングロール上の
加圧圧力は30kg/cm以下、例えば2.5〜10kg/cm程度で
よい。
ここで用いられるポリオレフィンとしては、エチレン、
プロピレン等炭素原子数2〜8程度のα−オレフィンの
単独もしくは共重合体が挙げられる。また、ポリオレフ
ィン中に二酸化チタン以外に帯電防止剤、螢光増白剤等
を含有してもよい。
また、用いられる紙基体としては、実質的に紙からなる
ものであればよく、合成パルプ等を含んでいてもよい。
本発明の感光材料は、前記少なくとも乳剤塗布面側が型
押しされた支持体上に、少なくとも1層のハロゲン化銀
乳剤層、前記マット剤を含む最外層層の非感光性層、さ
らに好ましくは、前記マット剤を含む最外層に隣接した
支持体側の非感光性層に、前記の比誘電率が5.0以下の
高沸点有機溶媒を含有させてなる。本発明の感光材料
は、上記以外の層、例えばフィルター層、中間層、バッ
クコート層等の非感光性層を設けることができ、これら
の層数および層順に特に制限はないが、全体のドライ膜
厚として5〜20μmが好ましく、より好ましくは10
〜15μmである。代表的具体例としては、カラーもし
くは白黒印画紙が挙げられ、またカラー印画紙は単色用
もしくは多色用の何れであっても良い。例えば、多色用
カラー印画紙は、ハロゲン化銀乳剤層および非感光性層
を当業界で知られている様に種々の順序で配列して構成
することができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤層および非感光性
層の塗設には、デイッピング塗布、エアードクター塗
布、カーテン塗布、ホッパー塗布など種々の塗布方法が
用いられる。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化
銀としては、臭化銀、塩化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩
沃臭化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用される任意
のものが含まれる。これらのハロゲン化銀粒子は粗粒の
ものでもよく、粒径の分布は狭くても広くても良い。
また、これらのハロゲン化銀粒子の結晶は、正常晶、双
晶でもよい。更に、ハロゲン化銀粒子の結晶構造は、内
部から外部まで均一なものであっても、内部と外部が異
質の層状構造をなしたものであってもよい。また、これ
らのハロゲン化銀は潜像を主として表面に形成する型の
ものでも、粒子内部に形成する型のものでもよい。更
に、これらのハロゲン化銀は、中性法、アンモニア法、
酸性法の何れで製造されてものであっても良く、また、
同時混合法、順混合法、逆混合法、コンバージョン法等
何れで製造されたハロゲン化銀粒子も適用できる。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、硫黄増感剤、例えば
アリーリチオカルバミド、チオ尿素、シスチン等、また
活性あるいは不活性のセレン増感剤、そして還元増感
剤、例えば第1スズ塩、ポリアミン等、貴金属増感剤、
例えば金増感剤、具体的にはカリウムオーリチオシアネ
ート、カリウムクロロオーレート、2−オーロスルホベ
ンズチアゾールメチルクロリド等、あるいは例えば、ル
テニウム、ロジウム、イリジウム等の水溶性塩の増感
剤、具体的にはアルミニウムクロロパラデート、カリウ
ムクロロプラチネートおよびナトリウムクロロパラダイ
ド等の単独であるいは適宜併用で化学的に増感すること
ができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、当業界で用い
られる任意のカプラーを使用できる。このようなカプラ
ーには、マゼンタカプラー、黄色カプラー及びシアンカ
プラーが挙げられる。マゼンタカプラーとしては、具体
的にはピラゾロン系、ピラゾロトリアゾール系、ピラゾ
リノベンツイミダゾール系、インダゾロン系のカプラー
を挙げることができる。このようなマゼンタカプラーと
しては、米国特許第2,600,788号、同第2,983,608号、同
第3,062,653号、同第3,127,269号、同第3,311,476号、
同第3,419,391号、同第3,519,429号、同第3,558,319
号、同第3,582,322号、同第3,615,506号、同第3,834,90
8号、同第3,891,445号、西独特許1,810,464号、西独特
許出願(OLS)2,408,665号、同2,417,945号、同2,41
8,959号、同2,424,467号、特公昭40-6031号、特開昭49-
74027号、同49-74028号、同49-129538号、同50-60233
号、同50-159336号、同51-20826号、同51-26541号、同5
2-42121号、同52-58922号、同53-55122号、特願昭55-11
0943号等に記載のものが挙げられる。このようなマゼン
タカプラーのうちカラードマゼンタカプラーとしては、
カラーレスマゼンタカプラーの活性点にアリールアゾ置
換ないしは、ヘテロアリールアゾ置換の化合物が用いら
れ、例えば、米国特許第2,455,170号、同第2,688,539
号、同第2,725,292号、同第2,983,608号、同第3,005,71
2号、同第3,519,429号、英国特許第800,262号、同第1,0
44,778号、ベルギー特許第676,691号等に記載されてい
る化合物が挙げられる。また、黄色カプラーとしては、
ベンゾイルアセトアニリド型、ピバロイルアセトアニリ
ド型黄色カプラー、更にカップリング位の炭素原子がカ
ップリング反応時に離脱しうる置換基で置換されている
2当量黄色カプラーを挙げることができる。
本発明に用い得る黄色カプラーの具体例は、米国特許第
2,875,057号、同第3,265,506号、同第3,408,194号、同
第3,551,155号、同第3,582,322号、同第3,725,072号、
同第3,891,445号、西独特許1,547,868号、西独出願公開
2,219,917号、同2,261,361号、同2,414,006号、英国特
許第1,425,020号、特公昭51-10783号、特開昭47-26133
号、同48-73147号、同50-6341号、同50-87650号、同50-
123342号、同50-130442号、同51-21827号、同51-102636
号、同52-82424号、同52-115219号、同58-95346号等に
記載されたものである。
さらに、シアンカプラーとしては、フェノールまたはナ
フトール誘導体が挙げられ、更にカラードシアンカプラ
ーとしては、アリールアゾ置換したフェノキシ基が直接
に、またはアルコキシ基を介してカラーレスシアンカプ
ラーのカップリング位に置換した化合物を挙げることが
できる。
このようなシアンカプラーとしては、例えば、米国特許
第2,423,730号、同第2,474,293号、同第2,801,171号、
同第2,895,826号、同第3,476,563号、同第3,737,326
号、同第3,758,308号、同第3,893,044号明細書、特開昭
47-37425号、同50-10135号、同50-25228号、同50-11203
8号、同50-117422号、同50-130441号公報等に記載され
ているものや、特開昭58-98731号公報に記載されている
カプラーが好ましい。また、マスキングカプラーとして
のカラード・シアンカプラーとして例えば、米国特許第
2,521,908号、同第3,034,892号、英国特許第1,255,111
号、特開昭48-22028号等に記載されている化合物が挙げ
られる。
更に米国特許第3,476,563号、特開昭50-10135号、同50-
123341号等に記載されているような発色現像主薬の酸化
生成物との反応で色素が処理浴中に流出していくタイプ
のカラード・シアンカプラーも用いることができる。
また本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、種々の公知の写
真用添加剤、例えばカブリ防止剤、色汚染防止剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、硬膜剤、可塑剤、湿潤剤および紫
外線吸収剤等を適宜用いることができる。
[発明の具体的実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明の実施の態様はこれに限定されない。
実施例1 絹目(シルク)状に型押しされた支持体上に下記の各層
を支持体側から順次塗設し、ハロゲン化銀カラー写真感
光材料を作製した。
第1層;青感性ハロゲン化銀乳剤層 同時混合法により乳化混合し、60℃、40分間熟成
後、通常の沈澱水洗法により脱塩し、粒径0.68μmの塩
臭化銀乳剤(塩化銀10モル%、臭化銀90モル%)を
得た。更にハイポを加えて55℃、100分の化学熟成を
行ない青感光性増感色素、4−ヒドロキシ−6−メチル
−1,3,3a,7−テトラザインデンを加えた。
更に、ジブチルフタレート0.37g/m2、下記イエローカプ
ラー(Y−1)0.65g/m2、2,5−ジ−t−オクチルハ
イドロキノン7mg/m2、下記界面活性剤(S−1)0.02g
/m2となるように加え塗設した。(尚、塗布銀量は0.4g/
m2、ゼラチン量1.6g/m2である。) 第2層;中間層 2,4−ジ−t−ジオクチルハイドロキノン0.01g/m2
ジオクチルフタレート0.1g/m2、ゼラチン1.0g/m2、界面
活性剤(S−1)0.01g/m2の塗布付量となるよう塗設し
た。
第3層;緑感性ハロゲン化銀乳剤層 同時混合法により乳化混合し、50℃、40分間熟成
し、通常の沈澱水洗法により脱塩し、粒径0.40μmの塩
臭化銀乳剤(塩化銀30モル%、臭化銀70モル%)を
得た。更にハイポを加え、50℃、40分間の化学熟成
を行ない緑感光性増感色素、4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a,7−テトラザインデンを加えた。
更に、ジオクチルフタレート0.16g/m2、下記マゼンタカ
プラー(M−1)0.23g/m2、2,5−ジ−t−オクチル
ハイドロキノン5mg/m2、界面活性剤(S−1)0.02g/m
2となるよう塗設した。(尚、塗布銀量0.35g/m2、ゼラ
チン量1.5g/m2である) 第4層;中間層 紫外線吸収剤(下記VA−1、下記VA−2、混合比
1:1)0.5g/m2ジオクチルフタレート0.4g/m2、界面活
性剤(S−1)0.02g/m2、下記界面活性剤(S−2)0.
02g/m2、ゼラチン1g/m2からなるゼラチン層を塗設し
た。
第5層;赤感性ハロゲン化銀乳剤層 同時混合法により乳化混合し、50℃、40分間熟成
し、通常の沈澱水洗法により脱塩し、粒径0.37μmの塩
臭化銀乳剤(塩化銀35モル%、臭化銀65モル%)を
得た。更にハイポ、赤感光性増感色素、アデリンを加
え、55℃、60分間の化学熟成を行なった後、2−メ
ルカプトベンゾチアゾールを加えた。更にジオクチルフ
タレート0.2g/m2、下記シアンカプラー(C−1)0.4g/
m2、2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン4mg/
m2、界面活性剤(S−1)0.02g/m2となるように加え塗
設した。(尚、塗布銀量は0.3g/m2、ゼラチン量1.5g/m2
である) 第6層;中間層 紫外線吸収剤(VA−1,VA−2,下記VA−3、混
合比1:1:2)0.4g/m2、表1に記載の高沸点溶媒0.3
g/m2、界面活性剤(S−1)0.01g/m2、同(S−2)0.
007g/m2、ゼラチン0.8g/m2からなるゼラチン中間層を塗
設した。
又、表−1記載の如くマット剤を加えたものも用意し
た。
第7層;保護層 界面活性剤(S−2)0.01g/m2,ゼラチン0.8g/m2及び
表−1記載のマット剤からなるゼラチン層を塗設した。
又感光材料の構成層(1〜7層)に下記ゼラチン硬化剤
(H−1)、(H−2)の適量をそれぞれに対し加え
た。
紫外線吸収剤VA−1 紫外線吸収剤VA−2 紫外線吸収剤VA−3 硬化剤(H−1) 硬化剤(H−2) イエローカプラー(Y−1) マゼンタカプラー(M−1) シアンカプラー(C−1) 界面活性剤(S−1) 界面活性剤(S−2) 表−1に示す種々のマット剤、高沸点有機溶媒を組み合
せた試料を作成し、試料番号1〜10とした。
これらの試料を常法に従い全面露光を行なった後、次の
処理を行った。
[処理工程] 発色現像(33℃,3分)−漂白定着(33℃,1分30秒)
−水洗(33℃,2分) [発色現像液組成物] [漂白定着液組成] 処理後に得られた黒色の試料について、ギラツキ、光
沢、滲み出し、くっつきの各特性を以下の要領で評価し
た。結果を併せて表−1に示す。
[ギラツキ] 試料の目視観察により、次の3段階評価をした。
A;局部的に光る部分がほとんどない。
B;局部的に光る部分が少しある。
C;局部的に光る部分が多発している。
[光沢値] 60℃入射光に対する60°反射光のパーセンテージを示
し、平均値として、30回の繰り返し測定の平均値を示
し、バラツキとして繰り返し測定の最大値と最小値の幅
を示す。
[滲み出し] 試料を60℃,80%RH条件で、10日間放置後、表面を目
視観察し、曇り又は虹状に高沸点有機溶媒が浮きでてく
るかどうかを判定し、変化のないものを○、変化の出た
ものを×とした。
[くっつき] 上記滲み出しテスト後の試料をガラス板上に置き、上か
ら500g/cm2の圧力を加え、ガラス板との接着の程度を3
段階評価した。
○…接着ほとんどなし、 △…若干の接着あり、 ×…接着あり また、それぞれの中間の評価を、例えば、×−△とし
た。
なお、表−1において用いたマット剤及び高沸点溶媒の
略号は以下のとおりである。
[マット剤] MAT−1…シリカ (平均粒径3.0μm) MAT−2…ポリメチルメタクリレート (平均粒径2.0μm) MAT−3…ポリスチレン (平均粒径1.5μm) [高沸点有機溶媒] HBS−1…トリ−i−ノニルホスフェート (比誘電率4.6) HBS−2…ジ−i−ノニルフタレート (比誘電率4.7) HBS−10…ジ−ブチルフタレート (比誘電率6.4) 表−1の結果から明らかなように、マット剤を最外層に
含まない試料1および3は、ギラツキがあり、光沢値の
バラツキも大きい。また、最外層の第6層にマット剤と
高沸点有機溶媒を含む試料2は、ギラツキ、光沢値のバ
ラツキ共やや改良されているが、滲み出し、くっつきが
発生している。最外層にマット剤を含む試料4〜10は、
ギラツキが抑えられ、また、光沢値では、マット剤が適
度に含有されている試料4,5,7〜10において、光沢
値が高く、バラツキも小さく安定した品質となっている
ことがわかる。また、試料8は比誘電率5.0を越える高
沸点有機溶媒を用いているため、ギラツキ、光沢値は共
に良好であるが、滲み出し、くっつきが発生している。
参考例 ポリエチレンを紙にコーティングした樹脂コート紙で型
押しを施していない支持体に実施例1と同様の第1層〜
第7層からなる構成層を塗布し試料11を作成した。こ
の試料11について実施例1と同様の試験を行った。結
果を表−2に示す。
表−2の結果から明らかなように、光沢が高すぎて最近
のユーザーの好みに合わない。
[発明の具体的効果] 本発明の感光材料において、少なくとも乳剤塗布面側が
型押しされた支持体上の非感光性最外層にマツト剤を含
有し、該最外層に隣接する支持体側の非感光性層に比誘
電率が5.0以下の高沸点有機溶媒を含有させることによ
り、従来の型押し支持体のみの場合に対して、マット剤
層を設けることにより、感光材料表面の不均質性に起因
するギラツキを防止でき、また、比誘電率が5.0以下の
高沸点有機溶媒を前記最外層に隣接する支持体側の非感
光性層に含有させることにより、光沢を高くかつ安定に
保つことができ、また高沸点有機溶媒の滲み出しによる
ベタツキを防止することができた。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−209735(JP,A) 特開 昭54−53525(JP,A) 特開 昭54−104328(JP,A) 特開 昭55−161230(JP,A) 特開 昭57−14835(JP,A) 特開 昭59−149356(JP,A) 特開 昭59−149357(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層および少なくとも1層の非感光性層を有するハ
    ロゲン化銀写真感光材料において、該支持体は、その少
    なくとも乳剤塗布面側が型押しされており、かつ少なく
    とも乳剤塗布面側の最外層が、マット剤を含有する非感
    光性層であり、該最外層の非感光性層に隣接する支持体
    側の非感光性層に比誘電率が5.0以下の高沸点有機溶
    媒を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料。
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