JPH06194976A - 画像形成装置及び定着装置 - Google Patents

画像形成装置及び定着装置

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JPH06194976A
JPH06194976A JP35778392A JP35778392A JPH06194976A JP H06194976 A JPH06194976 A JP H06194976A JP 35778392 A JP35778392 A JP 35778392A JP 35778392 A JP35778392 A JP 35778392A JP H06194976 A JPH06194976 A JP H06194976A
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JP
Japan
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film
recording material
fixing
fixing device
roller
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Pending
Application number
JP35778392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Awaya
哲郎 粟屋
Shinichi Konno
真一 今野
Nasaku Kamiya
奈作 神谷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的の一つは、定着装置にフィルム
を用いた場合においても、フィルムの寄りを発生するこ
とのない画像形成装置を提供することにある。 【構成】 記録材の搬送路内に、記録材搬送方向に対す
る法線方向にずらした位置に二つの記録材検知部材X1
及びX2を設け、いずれか一方の記録材検知部材で記録
材を検知したときには、記録材の搬送を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー画像を記録材に
加熱定着する定着装置及びそれを備えた画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成処理装置の定着装置で
は、熱ローラ方式が最も一般的に多用されている。しか
し、上記熱ローラ方式では、熱容量が大きいために、所
定の温度までの立上がり時間が長くかかる欠点があっ
た。
【0003】そこで、立上がり時間の短縮の目的で、低
熱容量加熱体と耐熱性薄膜フィルムを用いた定着フィル
ム方式が、たとえば特開昭63−313182号公報に
記載されているように知られている。
【0004】これにより、大幅な立上がり時間の低減と
低電力化を実現し、クイックスタートの可能な画像形成
処理装置として製品化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式の定着装置においては、薄膜のエンドレスフィ
ルムを用いており、フィルムをローラ間にかけ渡して、
テンションをかけて、駆動させるため、フィルムの寄り
が発生するという問題点があった。。
【0006】例えば、上記方式で用いられる加熱体は、
低発熱量のため、葉書や名刺等の小サイズのものを連続
的に通紙されると、通紙部、非通紙部の温度差が大とな
る。小サイズ通紙が、上述の加熱体の中央部で行われる
と、通紙部、非通紙部で温度差ができるが、温度の分布
状態が、フィルム中央から長手方向に対称となり、フィ
ルムの長手方向でバランスするため、フィルムの搬送に
は影響ない。しかし、通紙部は中央よりずれて、片側に
寄った状態で通紙すると、温度の分布状態が長手方向で
非対称となるため、温度膨張による駆動ローラや従動ロ
ーラの外径の変化が、長手方向で非対称となり、フィル
ムの寄りが発生する。
【0007】また、非通紙部は、連続片側通紙により、
高温となり、フィルム表面のコート層または加圧ローラ
表面のコート層を溶融または変質させ、定着画像に悪影
響を及ぼす虞れがある。
【0008】さらに、未定着装置を有する画像形成装置
は、基本的に中央通紙とするため、給紙トレイまたは給
紙カセットには、幅方向のサイズ規制部材があり、記録
材の幅方向をスライド式に規制し、小サイズ紙も中央通
紙が行われるような構成となっているが、サイズ規制部
材が小サイズ紙幅よりも広がっている場合、中央通紙が
行われず、定着装置でフィルムの寄りが発生する虞れが
ある。
【0009】また、上記従来例では、フィルムにテンシ
ョンを与える方法がいくつかあるが、その一つとして図
11に示す通り加熱体以外の駆動を伝達しない構成要素
によりフィルムを付勢させる方法が挙げられる、しか
し、この方法では、テンションローラ120が必要とな
り、装置が大型化しコストアップにつながるという問題
点があった。そこで加熱体と駆動を伝達する要素により
フィルムを付勢する方法が提案された。その一つは図1
2に示す通り、加熱体をバネなどを用いて、フィルムを
付勢する方式であるが、加熱体部はニップを形成する部
分であるため、精度が要求されるものであり、この方式
では加圧ローラの熱膨張などによる寸法誤差を拾いやす
くニップ位置が変化して画像に悪影響を与えるという問
題点があった。また、図13に示す通り駆動ローラによ
りフィルムテンションを与えるものもあるが、駆動ロー
ラを固定させずにバネなどで加圧させた場合は、ギアな
どで駆動を伝えるのに位置決めが難しく、ギアのかみ合
いにより、駆動ローラが変位しやすいという問題点があ
り、駆動位置のばらつきを吸収するために駆動伝達にカ
ップリングなどを用いると装置が大型化しコストアップ
につながるという問題点があった。また、駆動ローラを
フィルムに一定のテンションを与える位置で固定させる
場合には、フィルムの熱膨張による伸びで正規のテンシ
ョンが得られなくなり、フィルムが駆動ローラ上でスリ
ップを起こし、画像に悪影響を与えるという問題点があ
った。さらに、熱をかけた状態で駆動ローラを固定させ
ると、常温時に、過度のフィルムテンションがかかって
しまいフィルムが変形してしまう危険性があった。ま
た、駆動ローラの外径を熱膨張により大きくすることに
よりフィルムの伸びを補正する方法もあるが、この場合
フィルムの周速が変化してしまい画像に悪影響を与える
危険性があった。
【0010】また、従来、エンドレスフィルムを回動さ
せた時に発生する寄りに対しては、次のような防止手法
も提案された。先ず第一には、エンドレスフィルムの寄
りを検知して、張設体の位置を変位させることにより寄
りを一定範囲に抑える手法であり、第二には、エンドレ
スフィルムの片端に例えば、リブなどの部材、あるい
は、凸凹部を設け、これらに規制部材を追従させ、エン
ドレスフィルムの寄りを規制する手段を設ける手法であ
る。
【0011】しかしながら、この従来例では、エンドレ
スフィルムの寄りの位置を検知する手段、張設体の位置
を変位させる手段、該検知手段からの信号を変位手段の
変位信号に変換する制御手段及びそれらを接続する伝達
手段が必要である。また、エンドレスフィルムの位置を
規制する場合、エンドレスフィルムの寄る方向と反対方
向に、エンドレスフィルムに設けたリブあるいは、凹凸
部に力がかかる。このため、以下のような欠点があっ
た。
【0012】先ず、上記手段のいずれかの不具合が発生
しても故障となるため、各部の信頼性を要する。また、
高温部(定着器etc)で使用する場合、熱などに対し
ての対策が必要となり、その配慮として、特に制御回路
等の故障に対して異常を検知する手段を別に設けなくて
はならない。次に、エンドレスフィルムの寄る力によっ
て、エンドレスフィルムの端部に設けたリブあるいは、
凹凸部のはがれや崩れ、また、エンドレスフィルムその
ものが破れたりする。なお、このため上記エンドレスフ
ィルムの製造方法(加工方法etc)にも配慮が必要と
なる。
【0013】以上のように、従来の寄り防止方式は、装
置の複雑化を招き、また、エンドレスフィルムの耐久性
や装置の信頼性に対する問題があった。
【0014】本発明の第一の目的は、上記問題点を解決
し、フィルムを用いた場合においても、フィルムの寄り
を発生することのない定着装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の第二の目的は、上記問題点
を解決し、コストを上昇させることなく、また、フィル
ムや加圧ローラの熱膨張が発生しても確実にテンション
を与えて画像形成装置に悪影響を与えることのない定着
装置を提供することにある。
【0016】さらに、本発明の第三の目的は、上記の問
題点を解決し、装置の複雑化を避け、同時に耐久性も向
上させることのできるエンドレスフィルムの寄り防止機
構を備えた定着装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願第一発明によれば、
上記第一の目的は、加熱体及び支持体に張設された定着
フィルムと、該定着フィルムを介して上記加熱体に圧接
するように配設された加圧部材とを備え、該圧接部に未
定着現像剤像を担持した記録材を通過させて定着を行う
定着装置を有する画像形成装置において、記録材の搬送
路内で、該記録材の搬送面における搬送方向に対する法
線方向の異なる位置に、二つの記録材検知部材を配設し
たことにより達成される。
【0018】また、本願第二発明によれば、上記第二の
目的は、加熱体及び支持体に張設された定着フィルム
と、該定着フィルムを介して上記加熱定着に圧接するよ
うに配設された加圧部材とを備えた定着装置において、
上記加熱体あるいは支持体に、熱膨張により上記定着フ
ィルムと接触し該定着フィルムに所定の張力を与える張
力付与手段を備えたことにより達成される。
【0019】さらに、本願第三発明によれば、上記第三
の目的は、有端または無端移動自在なフィルムと、該フ
ィルムの内周面と外周面のいずれかに接触して該フィル
ムを張設する複数の支持部材と、該支持部材に回転駆動
を伝達する手段とを備えた定着装置において、上記支持
部材のうち二つの支持部材の間には、トルクリミッタを
有して上記フィルムの幅方向への移動により該フィルム
の側端を圧接部にて挟持せしめるローラ対が配設されて
おり、該ローラ対と上記支持部材の少なくとも一つは、
該ローラ対が上記フィルムを挟持して非回転のまま該フ
ィルムと共に該フィルムの移動方向に移動することによ
り上記支持部材を変位させる部材によって連結されてい
ることにより達成される。
【0020】
【作用】本願第一発明によれば、定着装置へ向かって記
録材が搬送されると、記録材搬送路内に配設した二つの
記録材検知部材によって検知されるが、先ず、両方の検
知部材によって検知された場合には、記録材は搬送路の
ほぼ中央を通過して、温度分布が均一になるため、定着
フィルムのフィルム搬送には影響がなく、そのまま記録
材を搬送せしめる。しかし、いずれか片側のみの検知部
材によって記録材を検知した場合には、記録材は搬送路
中央を通過しておらず、そのまま搬送すると検知部材の
いずれかに片寄った状態で定着装置内の加熱体を通過す
ることになり、その結果、温度分布のバランスがくずれ
てフィルム寄りが発生するので、記録材の搬送を停止
し、フィルムの寄りを防止する。
【0021】本願第二発明によれば、加熱体及び支持体
の周りに所定の張力をもって張設されている定着フィル
ムは、定着動作を行う際に上記加熱体によって加熱され
ると、熱膨張により伸びて所定の張力を維持できなくな
るが、このとき上記加熱体あるいは支持体に取り付けた
張力付与手段も熱膨張し、上記定着フィルムと接触して
該定着フィルムの張力を所定値に保つ。
【0022】さらに、本願第三発明によれば、支持部材
に回転駆動を伝達する手段により該支持部材に回転力が
伝達されると、フィルムは所定方向に移動を開始する
が、該フィルムは徐々に幅方向への寄りを生ずる。する
と、該フィルムの側端は、該フィルムを張設せしめる支
持部材間に配設されたローラ対の圧接部へと接近し、該
ローラ対の圧接部に挟持される。しかし、上記フィルム
を挟持したローラ対には、トルクリミッタが備えられて
いるので、上記フィルムを挟持して非回転のまま上記フ
ィルムと共に移動し、該フィルムの移動方向へ移動す
る。一方、上記ローラ対と上記支持部材の少なくとも一
つは、所定の部材によって連結されており、上記ローラ
対のフィルムに伴う移動によって一方の支持部材が変位
する。これにより、二つの支持部材は、例えば上記フィ
ルムの移動開始当初とは異なる捩じれの位置を有するこ
ととなり、上記フィルムは、上記方向と逆の幅方向に移
動し、寄りが防止される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0024】〈実施例1〉先ず、本発明の実施例1を図
1ないし図5に基づいて説明する。図1は本実施例にお
ける画像形成装置の断面図を示す。
【0025】図1において、1はガラス等の透明部材よ
り成る原稿載置台で、矢印a方向に往復動して原稿を走
査する。原稿載置台1の直下には短焦点小径結像素子ア
レイ2が配設されていて、原稿載置台1上に置かれた原
稿像は照明ランプ3によって照射され、その反対光像は
上記アレイ2によって感光ドラム4上にスリット露光さ
れる。なおこの感光ドラム4は矢印b方向に回転する。
また5は帯電器であり、例えば酸化亜鉛感光層あるいは
有機半導体感光層等を被覆された感光ドラム4上に一よ
うに帯電を行う。この帯電器5により一ように帯電され
たドラム4は、素子アレイ2によって画像露光が行なわ
れた静電画像が形成される。この静電潜像は、現像装置
6により加熱で軟化溶融する樹脂等より成るトナーを用
いて顕像化される。
【0026】一方、給紙トレイS上に載置されている記
録材P1は、給送ローラ7と感光ドラム4上の画像と同
期するようタイミングをとって上下方向で圧接して回転
される一対の搬送ローラ8によって、ドラム4上に送り
込まれる。そして、転写放電器9によって、感光ドラム
4上に形成されているトナー像は、記録材P1上に転写
される。
【0027】その後、公知の分離手段によってドラム4
から分離された記録材P1は、搬送ガイド10によって
定着装置11に導かれ加熱定着装置された後にトレイ1
2上に排出される。なお、トナー像を転写後、ドラム4
上の残留トナーはクリーナ13によって除去される。
【0028】次に、図2及び図3に基づいて上記画像形
成装置に用いられる本実施例の定着装置について詳述す
る。図2に本発明の実施例1で用いられる定着装置11
の断面を、図3に上面図を示す。図2及び図3におい
て、14は加熱体、15は定着フィルムであり、ポリイ
ミド、ポリエーテルイミド、PES等の耐熱性樹脂の厚
さ20μmのフィルムの片面にPTFE等の離型層がコ
ートされている。フィルム15の総厚は一般的に50μ
m以下が好ましい。また、16はフィルムの片側(手
前)端部外周に設けられたリブであり、フィルムと同材
質で一体成形したものでも、後から別材質例えばウレタ
ンゴムやシリコーンゴム等のリブを接着等により形成し
たものでもかまわない。
【0029】上記定着フィルム15は、駆動ローラ17
とテンションローラ18の間にかけ渡され、加熱体14
と合わせてフィルム搬送路を形成している。定着フィル
ム15は、付勢手段21(22)により、テンションロ
ーラ軸受19(20)を介してテンションローラ18を
矢印Aの方向に付勢することにより、テンションを与え
られ駆動ローラ17により矢印B方向に搬送される。こ
こで駆動ローラ17はフィルム15の搬送を確実に行な
うため、鉄等の芯金の表面にシリコーンゴム等のコーテ
ィング層を設けている。
【0030】また、23は加圧ローラであり、シリコー
ンゴム等の離型性の良いゴム弾性層を有し、定着に必要
な力でフィルム15を加熱体14に加圧している。さら
に加圧ローラ23の両端はフィルム15に従動して回転
するように軸受(図示せず)により支持される。
【0031】加熱体14は耐熱性樹脂より成る断熱部材
24を介して上記加圧力に耐えるような剛性を有するス
テイ25上に固定されている。また、26は記録シート
の入口ガイド、27は分離ガイド、28は一対のローラ
28a,28bから成る排紙ローラである。
【0032】図3は、図2装置を矢印Dの方向から見た
図であり、29はリブ16と当接フィルム15の図中右
方向の移動を規制するための規制部材であり、30は、
フィルム15を挟んで規制部材29に対応した位置に設
けられており、フィルム15を内側から支える支持板で
ある。規制部材29と支持板30は、定着枠体(図示せ
ず)に固定されている。
【0033】そして、フィルム15は、図3に示すよう
に付勢手段21,22による付勢力f1,f2を調節する
ことにより、搬送時、常に矢印Cの方向に寄り力が働く
ようにしている。
【0034】次に、以上のような本実施例装置における
記録材搬送路を図4に示す。図4において、記録材搬送
路内の最小記録材幅端部よりもやや中央寄りには、搬送
方向Yの法線方向にずれた位置に二つの記録材検知部材
1,X2があり、給紙トレイS上に載置されている記録
材P1が、給送ローラ7によって搬送路に送り出され、
記録材検知部材X1,X2に検知される。この場合、記録
材検知部材X1,X2両方が検知した場合、記録材P
1は、搬送路のほぼ中央を通過し、定着装置11内の加
熱体14のほぼ中央を通過するため、温度分布はバラン
スし、定着フィルム15のフィルム搬送には影響ない。
しかし、図5に示すように記録材検知部材X1またはX2
のどちらか片側のみが記録材P1を検知した場合、記録
材P1は搬送路中央を通過しておらず、そのまま搬送す
るとスラスト方向のX1側またX2側のどちらかに片寄っ
た状態で、定着装置11内の加熱体14を通過するため
に、温度分布のバランスがくずれ、フィルム寄りが発生
する。したがって、記録材検知部材X1,X2両方が記録
材P1を検知した場合のみ、記録材P1を定着装置11へ
搬送可とし、記録材検知部材X1またはX2のどちらか片
側のみが記録材P1を検知した場合、搬送停止等の手段
で記録材P1の定着装置11への搬送を防止し、フィル
ムの寄りを防止する。
【0035】これにより、小サイズ記録材の端部連続通
紙によるフィルム寄りの発生を防止、それによる定着フ
ィルムの破損を防止する。
【0036】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2を図
6及び図7に基づいて説明する。なお、実施例1との共
通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0037】図6及び図7に本発明の実施例2を示す。
本実施例において、31は給紙検知部材、32は排紙検
知部材であり、二つの検知部材は、記録材搬送路内の最
小記録材幅端部よりもやや中央寄りで、搬送方向Yの法
線方向にずれて配置されている。これによって、給紙検
知部材31と、排紙検知部材32を、実施例1における
記録材検知部材X1,X2の代用とすることが可能であ
る。
【0038】給送ローラ7によって搬送路へ送り出され
た記録材を、一定のタイミングで給紙検知部材31が検
知し、記録材が搬送され、定着装置11を通過後、さら
に一定のタイミングで排紙検知部材32が検知した場合
は、記録材は、定着装置11内の加熱体14のほぼ中央
を通過するため、フィルム寄りは発生しない。
【0039】ここで、図7の記録材P2,P3,P4のよ
うに中央よりも端部に片寄った状態で通紙した場合は、
搬送停止等の手段で、定着装置11内のフィルム寄りを
防止しなければならない。図7において、記録材P4
場合、給送ローラ7を通過後、一定のタイミングで給紙
検知部材31が記録材P4を検知しないため、給紙不良
とみなし、搬送停止となる。記録材P2,P3の場合、給
送ローラを通過後、給紙検知部材31は記録材P2を検
知可能であるが、記録材P2がP3の位置まで搬送された
場合に、排紙検知部材32が記録材P3を検知しないた
め、搬送不良となり、搬送停止となる。
【0040】このように、本実施例によると、特別に通
紙位置検知用の部材を設けることなく、また通紙位置異
常を検知した場合に特別の手段を講ずることなく、搬送
停止等で、定着装置11内の端部通紙を防止し、フィル
ム寄りを防止することができる。
【0041】〈実施例3〉次に、本発明の実施例3を図
8に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0042】図8に、本発明の実施例3を示す。図8に
おいて、Sは給紙トレイであり、33は記録材幅方向の
サイド規制部材である。サイド規制部材33は、記録材
幅方向にスライド式に移動可能である。記録材検知部材
3,X4は、サイド規制部材33の規制面上に、それぞ
れ対向位置にある。サイド規制部材33が記録材幅より
も広がっている場合、記録材は幅方向に規制されること
がないため、中央に載置されない可能性があり、そのま
ま搬送すると、記録材が記録材幅方向の片側に片寄った
まま定着装置11に突入し、フィルム寄りが発生する。
これを防止するために、記録材検知部材X3,X4を用い
て、記録材を検知しておく。X3,X4の両方とも検知し
ていれば、サイド規制部材33により、記録材は幅方向
の規制を受けているため、中央載置となり、問題ない。
しかし、X3,X4どちらか片側のみ検知、あるいは両方
とも検知しない場合は、サイド規制部材33は記録材幅
方向を規制しておらず、記録材は中央載置されていな
い、または斜めに載置されている可能性がある。この場
合、給送不可とし、両側とも検知したときのみ給送可と
する。これにより、小サイズの記録材の端部連続通紙に
よるフィルム寄りを防止できる。
【0043】さらに、サイド規制が確実に行われるた
め、記録材の斜め給送による搬送不良や紙づまり等も防
止できる。
【0044】〈実施例4〉次に、本発明の実施例4を図
9に基づいて説明する。図9は本発明の実施例4におけ
る定着装置を示す。図9において118は耐熱性薄膜フ
ィルムであり、119はフィルムを搬送させる駆動ロー
ラ、115は加熱体であるヒータ、124は、該ヒータ
115を保持するヒータホルダーであり、該ヒータホル
ダー124上面にはコ形のバイメタル126がビス12
7によって固定されている。また、121はヒータ部を
押圧する加圧ローラである。
【0045】本実施例装置においては、非温調時にフィ
ルム118が一定のテンションになる位置で駆動ローラ
119及びヒータ部を固定する。この時バイメタルの幅
はAの状態になっている。次に温調がかけられた場合で
は、フィルムはある程度の伸びを生じるが、バイメタル
126が温度上昇により、幅A′の状態まで変化し、フ
ィルムのたるみを補正するようにフィルムを付勢するた
め、フィルムは一定のテンションが保たれ、フィルムの
熱による伸びによって、駆動ローラ上でフィルムがスリ
ップを起こすことを防止できる。
【0046】〈実施例5〉次に、本発明の実施例5を図
10に基づいて説明する。なお、実施例4との共通箇所
には同一符号を付して説明を省略する。
【0047】図10は本発明の実施例5を表す定着装置
である。図10において、118は薄膜の定着フィルム
であり、119はフィルムを搬送させる駆動ローラ、1
15は加熱体であるヒータ、124は該ヒータ115を
保持するヒータホルダーであり、該ヒータホルダー11
5の両端部は耐熱性の線膨張係数の大きなゴム材124
aが取付けられている。121は、ヒータ部を押圧する
加圧ローラである。
【0048】本実施例装置では、非温調時にフィルムが
一定のテンションになる位置で駆動ローラ119及びヒ
ータ部を固定させる。この時のヒータホルダー幅はBで
ある。次に温調がかけられた場合では、フィルムは熱に
よりある程度伸びを生じるが、それと同時に、ヒータホ
ルダー両端部のゴム材124aも幅B′まで広がり、フ
ィルムのたるみ分を補正するように、フィルムの経路を
変化させるため、フィルムは温調時においても一定のテ
ンションを保つことができ、フィルムの熱による伸びで
起こり得た駆動ローラ上でのスリップを防止できる。
【0049】〈実施例6〉次に、本発明の実施例6を図
14ないし図19に基づいて説明する。図14は、本発
明の実施例6を示したもので、エンドレスフィルムを用
いた定着装置を示している。
【0050】図14においてエンドレスフィルム201
は、10〜80μm厚のポリイミドに表層5〜20μm
のテフロンコートを施したものから成り、直径30〜8
0mmに形成されている。
【0051】駆動ローラ202は、直径10〜30mm
に形成され、表層に耐熱性ゴム層を有することにより、
上記フィルム201に駆動力を伝達するものであり、軸
受(図示せず)により回動可能に支持されて、駆動源
(図示せず)により矢印(イ)方向に回動駆動する。
【0052】ヒータ部204は、セラミックの表面に抵
抗体が印刷された発熱体と、それを保持する断熱部材と
支持ステーとから成る。
【0053】加圧ローラ205は、芯金に弾性を有する
シリコーンゴムを巻き付けており、上記フィルム201
を介して上記ヒータ部204に圧接するように配設され
ている。したがって、このヒータ部204と加圧ローラ
205間に形成されるニップ部を紙が通過することによ
り、トナー像が紙に定着されるようになっている。
【0054】従動ローラ203は、軸受(図示せず)と
部材206により回転自在に支持され、部材206が変
位すると、それに伴い矢印(ハ)の方向に移動可能とな
っている。
【0055】部材206は、支点(ロ)を中心に回転自
在であり、その端部は、バネ209により、付勢されて
いる。
【0056】一対のローラ207,208は、上記部材
206に回転自在に支持されており、ローラ207の内
部には、トルクリミッタが配設されている。
【0057】なお、ここでトルクリミッタの配設位置を
ローラ207としたが、ローラ208の内部にトルクリ
ミッタを有してもよい、また、上記ローラ207,20
8の少なくとも一方の表層にゴム層を有しても有効であ
る。
【0058】次に本実施例の作用について図15
(A),(B)、図16(A),(B)に基づいて説明
する。上述した定着装置は、作動する初期の段階で、図
15(A)に示すようにエンドレスフィルム201が矢
印(a)の方向に寄るように、セットされている。これ
は、例えば、図14の従動ローラ203において、軸受
(図示せず)を固定として、部材206に支持された側
を、駆動ローラ202と従動ローラ203が捩じれの位
置関係になるように、両者が平行な位置関係となる所を
基準として、上方に1〜10mmの所にセットしておけ
ばよい。
【0059】このような定着装置が作動すると図15
(A)のようにエンドレスフィルム201は、矢印
(a)の向きに寄り始める。そして、図16(A)のよ
うにさらにエンドレスフィルム201が寄り、ローラ対
207,208のニップ部にエンドレスフィルム201
の端部が挟まれると、ローラ対207,208は、エン
ドレスフィルム201を挟んだ状態で回転せず、図16
(B)のように移動する。このとき、ローラ207,2
08を支持している部材206は、支点(ロ)を中心に
矢印(b)の方向に回動する。そして、従動ローラ20
3も部材206に支持されているため、該従動ローラ2
03も矢印(c)の方向に移動し、該従動ローラ203
と駆動ローラ202とは、捩じれの位置関係となり、初
期の捩じれの位置関係と反対の、両者が平行な位置であ
る所を基準として、部材206に支持された側が下方と
なる捩じれの位置関係となる。
【0060】なおローラ対207,208は、図19の
ように、エンドレスフィルム201がニッブ部に挟まれ
易くなるようにフィルムが来る側をα°の切り口を有し
た構造にすると有効となる。
【0061】一方、上述のように移動した部材206
が、図17(B)のようにストッパ部材210により回
動を規制されると、ローラ対207,208に負荷がか
かり、トルクリミッタにより、ローラ207は、矢印
(d)の向きに回転を始め、同ようにローラ208も矢
印(g)の向きに回転を始める。なお、このとき、エン
ドレスフィルムの端部には、一定以上の負荷は、かから
なくなる。
【0062】そして、図17(B)のように従動ローラ
203が下方に下がると、エンドレスフィルム201
は、図17(A)に示すように矢印(e)の方向に寄り
始める。
【0063】やがてエンドレスフィルム201の端部
が、ローラ対207,208のニップから離れる所まで
寄ると、図18(B)のように、バネ209によって部
材206は、矢印(f)の方向に戻され、ローラ対20
7,208、及び従動ローラ203は、元の位置に戻さ
れる。
【0064】この一連の動作によってエンドレスフィル
ム201は、一定範囲に保たれる。
【0065】〈実施例7〉次に、本発明の実施例7を図
20に基づいて説明する。なお、実施例6との共通箇所
には同一符号を付して説明を省略する。
【0066】本実施例7におけるエンドレスフィルムを
用いた定着装置を図20に示した。ただし、図20は、
寄り防止機構とテンションローラ部のみを示している。
【0067】本実施例の定着装置が実施例6と異なるの
は、図20のように従動ローラ203をテンションロー
ラ218としたところである。
【0068】テンションローラ218は、直径8〜25
mmの金属で構成され、軸受212により回転自在に支
持され、バネ213によって矢印(g)方向の力を受け
ることによりテンションを与え、上記フィルム201が
緩みなく回動するようになっている。
【0069】軸受212は、一端をバネ214によって
付勢され、また、ガイド部材(図示せず)によって一定
範囲内可動である。
【0070】部材211は、実施例6の部材206とほ
ぼ同じであるが、端部(h)がテンションローラ218
(実施例6では、従動ローラ203)の軸を支持してお
らず、図20のように軸受212の上方にその端部
(h)がくるようになっている。
【0071】以上のような本実施例装置において、実施
例6において図16(A)で示したように、上記エンド
レスフィルム201が寄ると、部材211が回動し軸受
212を押し下げ、同時にテンションローラの片端も下
がる。他も実施例6と同じ作用によるが、上記エンドレ
スフィルム201が逆方向に寄り、部材211がバネ2
09によって戻されると、軸受212、及びテンション
ローラ218の片端もバネ214によって元の位置に戻
る。
【0072】このようにして、上記エンドレスフィルム
1は、一定範囲位置に保たれる。
【0073】〈実施例8〉次に、本発明の実施例8を図
21に基づいて説明する。なお、実施例6との共通箇所
には同一符号を付して説明を省略する。
【0074】本実施例が、実施例6,7と異なるところ
は、実施例6,7では、従動ローラあるいはテンション
ローラそのものの片端を上下動させる構成をとったが、
本実施例では、上記エンドレスフィルム201が緩みな
く回動するために、該エンドレスフィルム201にテン
ションを与え、このテンションを変えることにより、該
エンドレスフィルム201の寄りを防止するものであ
る。
【0075】図21に示したバネ213は、テンション
ローラ219の軸受216に矢印(i)の方向に力を与
えるために、軸受216に接しており、その片端は、部
材217に支持されている。なお、ガイド部材(図示せ
ず)によって、バネ213と部材217は、ガイドされ
ている。
【0076】部材215は、バネ209によりその端部
が付勢され、また、ローラ対207,208を支持して
いる構成は、実施例6,7と変わりないが、部材217
と接している部分がカム形状をしており、上記エンドレ
スフィルム201がトルクリミッタを有したローラ対2
07,208に挟まれる前の状態を示した図21(A)
のときのバネ213の長さL1と、上記エンドレスフィ
ルム201が寄ってきて、ローラ対207,208に挟
まれ、部材215が矢印(i)の方向に回転しストッパ
部材221によって規制されたときの状態を示した図2
1(B)のときのバネ213の長さL2の関係におい
て、L1>L2となるようなカムを有した部材である。
【0077】以下、本実施例の作用について説明する。
図21(B)は、上記エンドレスフィルムが寄ってき
て、部材215が矢印(i)の方向に回転したときの状
態を示す(この機構は、実施例6,7と同じである)。
このとき、バネ213の長さL2は、元のL1とL1>L2
の関係となりテンションローラ219の軸受216にか
かる矢印(j)方向の力が増し、上記エンドレスフィル
ム201がテンションローラ219より受けるテンショ
ンが増す。これにより、該エンドレスフィルム201
は、図17(A)に示す矢印(e)の方向、つまり、逆
方向に寄り始める。
【0078】このように、上記エンドレスフィルム20
1がローラ対207,208のニップ部より離れるとバ
ネ209により部材215は元の位置に戻り、同時にテ
ンションローラ219から上記エンドレスフィルム20
1にかかる(j)方向のテンションも元に戻る。
【0079】このようにして、上記エンドレスフィルム
の位置は、一定範囲内に保たれる。
【0080】〈実施例9〉次に、本発明の実施例9を図
22に基づいて説明する。なお、実施例6との共通箇所
には同一符号を付して説明を省略する。
【0081】先の実施例6〜8では、実施例6で述べた
ように装置が作動する初期の段階でエンドレスフィルム
201が図15の矢印(a)の方向に寄るようにセット
されていた。
【0082】ところが、上記方法では、初期あるいは作
動中にエンドレスフィルム201に何らかの異常を生じ
た場合、設定どおりの方向に寄るとは限らなくなる。ま
た、初期のセッティングも難しいことも少なくない。
【0083】そこで、本実施例では、図22のように装
置の両側に先の実施例6〜8のような寄り防止機構を備
えたことを特徴としている。この場合エンドレスフィル
ム201が、矢印(k)方向に寄った場合、ローラ対2
24,225(ローラ対207,208と同構成)、部
材223(部材206と同じ構成)によって、テンショ
ンローラ203の端部(L)側が下方に下がりエンドレ
スフィルム201は矢印(a)方向に寄り始める。エン
ドレスフィルム201が矢印(a)方向に寄った場合
は、先の実施例6〜8と同じように作用する。
【0084】このようにして、エンドレスフィルム20
1は、一定範囲に保たれる。
【0085】なお、エンドレスフィルム201がローラ
対207,208(または、224,225)に挟まれ
ているとき、反対側のローラ対224,225(または
207,208)には挟まれないようにに距離をおいて
配設する。
【0086】〈実施例10〉次に、本発明の実施例10
を図23に基づいて説明する。なお、実施例6との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0087】先の実施例6〜9においては、ローラ対が
フィルムと連動すると、それを支持する部材の回転によ
り、フィルムが汚れたり、撓んだりしてしまう。
【0088】そこで本実施例では、ガイド部材226を
設け、ローラ対がフィルムと連動するとき、ローラ対2
07,208がフィルム201の同動方向を示す矢印
(n)の方向に対して、平行移動するようにし、フィル
ムのよじれ、撓みを防止するものである。
【0089】部材227は、(m)を中心に回転自在
で、片端(g)は、図23のようにテンションローラ2
03の軸を支持し、他端(p)は、上記部材229が、
矢印(n)の方向に移動したとき、押し上げられるよう
に部材229と接している。また、バネ228によって
付勢されている。
【0090】以下、本実施例装置の作用について説明す
る。エンドレスフィルム201が寄ってきてローラ対2
07,208に挟まれると、ローラ対207,208と
支持部材229は、ガイド部材226によってエンドレ
スフィルム201と水平に移動し、ガイド部材226の
端部までくる。このとき、部材229は、部材227の
端部(p)を押し上げ、部材227は、支点(m)を中
心に矢印(o)の方向に回転する。部材227の端部
(q)に支持されたテンションローラ203は、図23
の破線で示した位置に変位する。他は、先の実施例6〜
9と同じである。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本願第一発明によ
れば、フィルム方式の定着装置を備えた画像形成装置に
おいて、記録材の搬送路内に、搬送方向の法線方向にず
らした二つの記録材検知部材を有することによって、小
サイズの記録材の端部連続通紙による該定着装置のフィ
ルム寄りの発生を防止し、それによる定着フィルムの破
損を防止することができる。
【0092】また、本願第二発明によれば、加熱体と、
フィルムを搬送させる手段である駆動ローラ等の支持体
を所定の位置に固定させることによりフィルムに一定の
テンションを与える定着装置において、上記駆動ローラ
等の支持体以外の構成要素に熱によって変形する部材を
設けたので、温調時においてフィルムが熱膨張により伸
びた場合でも、該熱変形部材が熱膨張するため、フィル
ムは常に適性なテンションが保たれ、フィルムの伸びに
よる、駆動ローラ上でのスリップの危険性を防止すると
いう効果があり、同時に従来例のように、テンションロ
ーラは不用となり、駆動ローラ及び加熱体の位置決めも
正確に行える。
【0093】さらに、本願第三発明によれば、フィルム
の張設体の間にトルクリミッタを有したローラ対を設
け、該フィルムが該ローラ対に挟まれたの動作を利用
し、上記張設体を変位させることにより、該フィルムの
位置を一定範囲内に保つことができ、装置を簡単化で
き、またトルクリミッタを用いることによりフィルムに
余計な負荷を与えずに該装置を作動させることができ耐
久性も優れた結果となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のの実施例1における画像形成装置の断
面図である。
【図2】図1の画像形成装置に使用される定着装置の断
面図である。
【図3】図2の定着装置の上視図である。
【図4】図1の画像形成装置における搬送路の上視図で
ある。
【図5】図1の画像形成装置において、記録材が片寄っ
て搬送された場合の搬送路の上視図である。
【図6】本発明の実施例2における画像形成装置の搬送
路の上視図である。
【図7】図6の搬送路において、記録材が片寄って搬送
された場合を示す上視図である。
【図8】本発明の実施例3における画像形成装置の搬送
路の上視図である。
【図9】本発明の実施例4における定着装置の断面図で
ある。
【図10】本発明の実施例5における定着装置の断面図
である。
【図11】従来例のテンションローラ加圧式定着装置の
断面図である。
【図12】従来例のヒータ加圧式定着装置の断面図であ
る。
【図13】従来例の駆動ローラ加圧式定着装置の断面図
である。
【図14】本発明の実施例6の構成部を示す斜視図であ
る。
【図15】図14装置におけるフィルムの駆動開始時に
おけるローラ対及び支持部材並びに両者を連結する部材
の状態を示す図である。
【図16】図14装置におけるフィルムの寄り開始時に
おけるローラ対及び支持部材並びに両者を連結する部材
の状態を示す図である。
【図17】図16に示す状態から所定時間が経過した場
合のローラ対及び支持部材並びに両者を連結する部材の
状態を示す図である。
【図18】図14装置におけるフィルムの寄り防止動作
後のローラ対及び支持部材並びに両者を連結する部材の
状態を示す図である。
【図19】図14装置におけるローラ対の構成を示す図
である。
【図20】本発明の実施例7の構成部を示す斜視図であ
る。
【図21】本発明の実施例8の構成部を示す断面図であ
る。
【図22】本発明の実施例9の構成部を示す斜視図であ
る。
【図23】本発明の実施例10の構成部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 定着装置 15 定着フィルム 31 給紙検知部材(記録材検知部材) 32 排紙検知部材(記録材検知部材) P1,P2,P3,P4 記録材 X1,X2,X3,X4 記録材検知部材 115 ヒータ(加熱体) 118 フィルム 119 駆動ローラ(支持体) 121 加圧ローラ(加圧部材) 124a ゴム材(張力付与手段) 126 バイメタル(張力付与手段) 201 エンドレスフィルム(フィルム) 202 駆動ローラ(支持部材) 203 テンションローラ、従動ローラ(支持部材) 204 ヒータ部(支持部材) 206,211,215,217,227 部材(支持
部材とローラ対を連結せしめる部材) 207,208 ローラ対

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体及び支持体に張設された定着フィ
    ルムと、該定着フィルムを介して上記加熱体に圧接する
    ように配設された加圧部材とを備え、該圧接部に未定着
    現像剤像を担持した記録材を通過させて定着を行う定着
    装置を有する画像形成装置において、記録材の搬送路内
    で、該記録材の搬送面における搬送方向に対する法線方
    向の異なる位置に、二つの記録材検知部材を配設したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 二つの記録材検知部材は、給紙検知部材
    及び排紙検知部材を兼ねていることとする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 二つの記録材検知部材は、給紙トレイま
    たは給紙カセット上に配設されていることとする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 加熱体及び支持体に張設された定着フィ
    ルムと、該定着フィルムを介して上記加熱定着に圧接す
    るように配設された加圧部材とを備えた定着装置におい
    て、上記加熱体あるいは支持体に、熱膨張により上記定
    着フィルムと接触し該定着フィルムに所定の張力を与え
    る張力付与手段を備えたことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 有端または無端移動自在なフィルムと、
    該フィルムの内周面と外周面のいずれかに接触して該フ
    ィルムを張設する複数の支持部材と、該支持部材に回転
    駆動を伝達する手段とを備えた定着装置において、上記
    支持部材のうち二つの支持部材の間には、トルクリミッ
    タを有して上記フィルムの幅方向への移動により該フィ
    ルムの側端を圧接部にて挟持せしめるローラ対が配設さ
    れており、該ローラ対と上記支持部材の少なくとも一つ
    は、該ローラ対が上記フィルムを挟持して非回転のまま
    該フィルムと共に該フィルムの移動方向に移動すること
    により上記支持部材を変位させる部材によって連結され
    ていることを特徴とする定着装置。
JP35778392A 1992-12-25 1992-12-25 画像形成装置及び定着装置 Pending JPH06194976A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052484A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052484A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置

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