JPH0619440Y2 - 小型滑走艇の操向装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デッキに搭乗し、ステアリングハンドルを握
って走航する小型滑走艇の操向装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の小型滑走艇の船体は一般にプラスチック成形
（ＦＲＰを含む）したデッキ部分およびハル部分を接合
した中空殻体で形成され、該船体内に搭載したエンジン
で船底後部の推進機を駆動するとともに、デッキ上のハ
ンドルで操向手段を操作するように構成されている。

前記推進機としては、プロペラあるいはジェットポンプ
などが使用され、ジェットポンプの場合は、噴射ノズル
の向きを左右に変化させて操舵が行われ、また、噴射ノ
ズルの向きを上下に変化させれば滑走時の迎角を調節す
ることもできる。

さらに、椀状のバケット（リバースバケット）を不使用
位置から前記噴射ノズルの直ぐ後側（使用位置）へ移動
させることにより、ジェット水流を前向き成分を有する
方向（通常前方下向き方向）へ変換し、小型滑走艇を後
進（リバース）させることも行われている。

この種の小型滑走艇の船体構造としては、フラットデッ
キ型式、両側にフィン部を有するフィン型式、中心部に
形成した鞍形のシートに跨がって乗船する騎乗シート型
式などが採用されていた。

公知技術文献には、特開昭６１−１６１８７号等があ
る。

ところで、前述のような小型滑走艇の型式の一つとし
て、デッキの前後方向中間部に背もたれ付きのベンチシ
ート（通常二人が横に並んで座れる）を設置したコック
ピットを設けることにより、居住性の向上を図る型式の
デッキ構造が提案されている。

このようなデッキ構造によれば、運転者は前記ベンチシ
ートに座り、前方よりコックピット内へ突出したハンド
ルポストに軸支された回転ハンドルを握り、自動車や航
空機と同様の姿勢で操縦することができる。

さらに、このような型式の小型滑走艇にあっては、二人
で乗船する場合、適宜運転を交替し、二人で運転を楽し
む場合がある。

また、一般に、小型滑走艇においては、スロットル操作
および舵取り操作の他に、リバース操作やチルト操作
（迎角調節装置）などを行う場合があるが、そのような
場合、これらの他の操作手段は前記操向用のハンドルの
出来るだけ近くに配置することが望ましい。

〔考案が解決しようとする技術的課題〕

しかし、これまでの小型滑走艇にあっては、ステアリン
グハンドルのシャフトはデッキ上の一定の位置に軸支さ
れていたので、前記ベンチシートに並んで座った搭乗者
が運転を交替する場合、そのままではハンドルが遠いの
で運転が困難または不可能であり、また、狭いコックピ
ット内で座る位置を交替することは煩雑であった。

また、前記リバース操作あるいはチルト操作のためのレ
バー等はそれぞれ別の位置に装着されていたので、構造
が複雑であった。

本考案は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされ
たものであり、ステアリングハンドルの位置を容易に変
更することができ、しかも、操作機構の部品点数を削減
することができ、かつ、分解、組み立て時の作業性にす
ぐれた小型滑走艇の操向装置を提供することを目的とす
る。

また、請求項２の考案は、上記目的の他に、チルトやリ
バース等の他の操作装置もコンパクトに配置した小型滑
走艇の操向位置を提供することを目的とする。

〔課題解決のための手段〕

請求項１の考案の小型滑走艇の操向装置は、デッキ上に
設けられたハンドルポストに固定された船体幅方向所定
長さを有する長方形断面のガイドレールと、該ガイドレ
ールに沿って船体幅方向位置調節可能に案内保持された
ブラケットと、該ブラケット上に回転可能に支持された
ステアリングシャフトと、該ステアリングシャフトの一
端に固定された回転ハンドルと、前記ステアリングシャ
フトの他端に固定された第１のベベルギアと、前記ブラ
ケット上に回転可能に軸支されて前記第１のベベルギア
と噛み合う第２のベベルギアと、該第２のベベルギアと
一体回転するように設けられたアームと、前記ブラケッ
ト上に前記ステアリングシャフトと略平行に延びるよう
に保持されかつ前記アームに操向力伝達可能に連結され
たコントロールケーブルと、を備え、前記回転ハンドル
の回転操作により、前記コントロールケーブルを介し
て、噴射ノズル等の操向手段を左右方向に操作する構成
とすることにより、簡単かつコンパクトな構造で、ハン
ドルの左右位置を自由に調整することができ、分解およ
び組み立て時の作業性に優れた小型滑走艇の操向装置を
提供するものである。

また、請求項２の考案の小型滑走艇の操向装置は、上記
構成に加えて、前記ブラケットに、前記回転ハンドルに
装着された別の操作手段と、該操作手段の動きを伝達す
る伝達部材を接続する接続手段とを取り付ける構成とす
ることにより、さらに、チルトやリバース等の他の操作
手段を、簡単かつコンパクトに配置し得る小型滑走艇の
操向装置を提供するものである。

〔実施例〕

以下、図面を参照して、本考案を具体的に説明する。

第３図は本考案による操向装置を備えた小型滑走艇の縦
断面図であり、第４図は第３図の小型滑走艇の斜視図で
あり、第５図は第３図の小型滑走艇の平面図である。

これらの図において、船体１はデッキ２とハル３とを合
わせ面４で接合して一体化した構造をしており、デッキ
２の前後方向中間部には、ベンチシート５とフロア６か
ら成るコックピット７が構成されている。

前記ベンチシート５には背もたれ１７が設けられてお
り、該背もたれ１７はデッキ２にほぼ垂直に形成された
壁部１８に取り付けられている。

前記デッキ２の前記コックピット７より前側（船首寄
り）の部分には、該コックピット７上へ突出するハンド
ルポスト８が設けられている。

前記デッキ２および前記ハル３は、例えば、プラスチッ
ク（ＦＲＰを含む）の成形品で作られている。

前記デッキ２の前部は船首から流線型を描いて膨らむ形
状をしており、その内部には燃料タンク９（第３図）が
格納されている。

前記デッキ２の前記ベンチシート５の下側の船体内部に
はエンジン１０が搭載されており、該エンジン１０はプ
ロペラシャフト１１を介して船底後部の推進機１２を駆
動するように構成されている。

中空殻体の船体１の内部は、該船体１を横切るバルクヘ
ッド２１によって前後に仕切られ、後半部は前記エンジ
ン１０および前記推進機１２などを格納するエンジンル
ーム２２になっている。

前記推進機１２としては、船底開口１３から吸い込んだ
水を後方へ噴射して推進力を得るジェットポンプが使用
されている。

前記背もたれ付きのベンチシート５は、通常、二人が横
に並んで座れる程度の巾を有する。

このベンチシート５は、シートフレーム（不図示）に独
立気泡性発泡樹脂から成るクッションを取り付け、これ
を表皮で被覆して構成され、前記シートフレームをデッ
キ２にボルト等で締結して固定されている。

前記ハンドルポスト８には回転ハンドル１５が装着され
ており、該回転ハンドル１５を操作することにより、コ
ントロールケーブル１６を介して前記推進機１２の噴射
ノズル（不図示）の方向を左右に変化させ、もって、操
舵を行うように構成されている。

運転者は、前記ベンチシート５に座って前記回転ハンド
ル１５を握り、自動車や航空機と同様の姿勢で操縦する
ことができる。

前記デッキ２の前記ベンチシート５の両側部には、搭乗
者の居住性を高めるためのアームレスト１９、１９（第
５図）が設けられている。

また、前記コックピット７のフロア６の両側のガンネル
部は該フロア６に接近する位置まで低くされ、低くなっ
た舷側切欠き部２０、２０によって乗り降りするための
出入り口が形成されている。

こうして、居住性にすぐれた小型滑走艇が構成されてい
る。

なお、前記回転ハンドル１５としては、図示のような凹
の字状のハンドルの他、丸ハンドルやその他の形状のハ
ンドルでも自由に使用することができる。

また、前記デッキ２の前部には、燃料タンク９（第１
図）やオイルタンク（不図示）に補給するための注入口
２３が設けられている。

また、前記ハンドルポスト８の先端面２４は、エンジン
回転数を表示する回転計や燃料残量を表示する燃料計、
あるいは、メインスイッチ等が設けられたダッシュボー
ドになっている。

また、図示の構造では、前記ハンドルポスト８は、前記
回転ハンドル１５を装着したまま、デッキ２から分離で
きる構造になっている。

各図における線２９は前記ハンドルポスト８の分割線を
示す。

なお、ハンドルポスト８を船体１から外す際は、前記コ
ントロールケーブル１６も回転ハンドル１５側の接続部
で分離される。

なお、図示の例では、前記ハンドルポスト８は、ハンド
ブラケット３１およびこれに結合したハンドルフレーム
３２を覆うようにして、中空のプラスチック成形体を固
定した構造を有している。

前記ハンドルポスト８のデッキ２への取り付け構造は、
デッキ２の前部上面３３の裏面に添え板３４を当て、前
記ハンドルブラケット３１と該添え板３４との間で前記
前部上面３３を挟み、これらをボルト・ナット等で締結
し、固定するようになっている。

前記回転ハンドル１５のステアリングシャフトは、前記
ハンドルフレーム３２の先端部に固定された左右方向の
ガイドレールに沿って移動可能なブラケット上に軸支さ
れており、かかる構造によって、前記回転ハンドル１５
はハンドルポスト８に対し位置調節可能に取り付けられ
ている。

第１図は本考案による小型滑走艇の操向装置の要部を示
す縦断面図であり、第２図は第１図の平面図である。

第１図および第２図において、左右のハンドルフレーム
３２、３２の上端近傍の間には、長方形断面のガイドレ
ール４１固定されており、該ガイドレール４１にはブラ
ケット４２が左右方向移動可能に取り付けられている。

図示の例では、このブラケット４２はアルミ鋳物等で作
られ、また、該ブラケット４２は前記ガイドレール４１
を挟んで配置された合計４個のローラ４３を介して取り
付けられている。

前記ブラケット４２の上面には、ステアリングシャフト
４４を支持するための半円形断面のベアリング４５が形
成され、該ベアリング４５とブラケット４２に締結され
るベアリングキャップ４６とで形成される軸受によっ
て、前記ステアリングシャフト４４は回転可能に軸支さ
れている。

なお、前記ステアリングシャフト４４は、凸部４７、４
８によって軸方向位置を規制され、かつ、前記ブラケッ
ト４２との間に設けられたストッパ手段４９によって回
動範囲を規制されている。

前記ステアリングシャフト４４は中空パイプで形成され
ており、その内部には、後述するようなリバース操作ま
たはチルト操作などを行うための他の操作手段が取り付
けられている。

前記ステアリングシャフト４４はハンドルポスト８の先
端面２４を超えて突出しており、その突出端には前記ハ
ンドル１５が固定されている。

前記ステアリングシャフト４４のハンドルポスト８内の
端部にはベベルギヤ５１が固定されている。

また、前記ブラケット４２に固定された垂直軸５２には
前記ベベルギヤ５１と噛合うベベルギヤ５３が回転自在
に軸支されている。

前記垂直軸５２には、前記ベベルギヤ５３と係合し該ベ
ベルギヤ５３と一体的に回転するレバー（またはアー
ム）５４が回転自在に軸支されている。

前記レバー５４の先端部には、推進機１２（第３図）の
噴射ノズルを左右方向に操作するためのコントロールケ
ーブル１６のインナー５５が連結されている。

前記コントロールケーブル１６のアウター５６は、前記
ブラケット４２に回動可能に取り付けられたアウター支
持部材５７に嵌合保持されている。

また、前記コントロールケーブル１６としては、引っ張
りのみならず押し込みによっても操作力を伝達し得る構
造のプッシュ・プル式のケーブルが使用されている。

こうして、回転ハンドル１５の回動操作により、噴射ノ
ズル等の操向手段の向きを左右に変化させて操舵を行う
ことができる。

この場合、前記一対のベベルギヤ５１、５３は、ステア
リングシャフト４４の回転を、該ステアリングシャフト
４４の軸心と平行な方向の往復運動に変換するものであ
る。

前記回転ハンドル１５および前記ステアリングシャフト
４４等が搭載された前記ブラケット４２は、前記ガイド
レール４１に沿って左右に移動可能であるとともに、該
ガイドレール４１の下面に所定ピッチで形成された孔
に、ばね付勢された位置決めピン５８を係合させること
により、所望の位置に固定することができる。

以上第１図および第２図で説明した構造によって、本考
案の操向装置、すなわち、ブラケット４２に、回転ハン
ドル１５と、該ハンドルの回転運動を往復運動に変換す
る変換手段５１、５３、５４と、該往復運動を操向手段
に伝達する伝達部材１６を接続する接続手段５７とを取
り付けてユニット化し、このユニットを船体１に対し移
動可能に装着４１、４３することを特徴とする小型滑走
艇の操向装置が構成されている。

さらに、第１図および第２図において、前記中空のステ
アリングシャフト４４の内部には、円形パイプ状のカラ
ー６１が、回転は自在ではあるが、軸方向には抜け止め
リング等により位置を規制された状態で、嵌合されてい
る。

前記カラー６１の内方の端部には、他のコントロールケ
ーブル６２のアウター６３を保持するための特殊ナット
６４が螺合されている。

前記他のコントロールケーブル６２は、例えば、リバー
スケーブルあるいはチルトケーブルであり、本実施例で
は、以下リバースケーブル（後進遠隔操作用のケーブ
ル）であると仮定して説明する。

前記リバースケーブル６２のインナー６５は前記カラー
６１の内部へ突出し、その先端にはインナーロッド（ま
たはリバースロッド）６６が結合されている。

前記インナーロッド６６は、相対回転を許す捩れ防止手
段６７を介して連結された二つのロッド部分６６Ａおよ
び６６Ｂから成り、いずれも前記カラー６１の内径に対
し軸方向摺動可能に嵌合している。

前記リバースケーブル６２の他方の端部は、推進機１２
（第３図）の噴射ノズル（不図示）直後のリバースバケ
ット（不図示）の駆動レバー（不図示）に連結されてい
る。

一方、前記カラー６１および前記リバースロッド６６の
先端は、ハンドルポスト８の先端面２４を超えて延び出
し、前記ステアリングシャフト４４の先端と略同じ位置
まで達している。

前記ハンドル１５のグリップ部にはスロットルレバー６
８が設けられており、該ハンドル１５の回転中心部に
は、軸６９を介して、操作レバー７０が回動操作可能に
取り付けられている。

前記操作レバー７０は、連結部材７１を介して、前記リ
バースロッド６６の先端に操作力伝達可能に連結されて
いる。

こうして、前記ブラケット４２に、前記回転ハンドル１
５と同軸に装着された別の（リバース）操作手段６６、
７０、７１と、該操作手段７０の動きを伝達する伝達部
材６２を接続する接続手段６１、６４とを、さらに追加
して設けた小型滑走艇の操向装置が構成されている。

このような構成によれば、回転ハンドル１５と同軸にリ
バースまたはチルト等の他の操作手段を簡単かつコンパ
クトに装着することができる小型滑走艇の操向装置が得
られた。

以上説明した実施例によれば、一つのブラケット４２
に、ハンドル１５、ステアリングシャフト４４、回転往
復運動変換手段５１、５３、５４、および操作力伝達部
材接続手段５７等を取り付け、これらをまとめてユニッ
ト化し、該ユニットをデッキ２上に左右位置調節自在に
装着したので、ハンドル１５を簡単に最適位置にセット
することができ、しかも、分解、組み立て時の作業性を
向上させ得る小型滑走艇の操向装置が提供された。

〔考案の効果〕

以上の説明から明らかなごとく、請求項１の考案の小型
滑走艇の操向装置によれば、デッキ上に設けられたハン
ドルポストに固定された船体幅方向所定長さを有する長
方形断面のガイドレールと、該ガイドレールに沿って船
体幅方向位置調節可能に案内保持されたブラケットと、
該ブラケット上に回転可能に支持されたステアリングシ
ャフトと、該ステアリングシャフトの一端に固定された
回転ハンドルと、前記ステアリングシャフトの他端に固
定された第１のベベルギアと、前記ブラケット上に回転
可能に軸支されて前記第１のベベルギアと噛み合う第２
のベベルギアと、該第２のベベルギアと一体回転するよ
うに設けられたアームと、前記ブラケット上に前記ステ
アリングシャフトと略平行に延びるように保持されかつ
前記アームに操向力伝達可能に連結されたコントロール
ケーブルと、を備え、前記回転ハンドルの回動操作によ
り、前記コントロールケーブルを介して、噴射ノズル等
の操向手段を左右方向に操作する構成としたので、簡単
かつコンパクトな構造で、ハンドルの左右位置を自由に
調整することができ、分解および組み立て時の作業性に
優れた小型滑走艇の操向装置が提供される。

また、請求項２の考案の小型滑走艇の操向装置によれ
ば、上記構成に加えて、前記ブラケットに、前記回転ハ
ンドルに装着された別の操作手段と、該操作手段の動き
を伝達する伝達部材を接続する接続手段とを取り付ける
構成としたので、さらに、チルトやリバース等の他の操
作手段も、簡単かつコンパクトに配置し得る小型滑走艇
の操向装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例による小型滑走艇の操向装置
の要部の縦断面図、第２図は第１図の操向装置の平面
図、第３図は本考案による操向装置を備えた小型滑走艇
の縦断面図、第４図は第３図の小型滑走艇の斜視図、第
５図は第３図の小型滑走艇の平面図である。 １……船体、２……デッキ、７……コックピット、８…
…ハンドルポスト、１５……回転ハンドル、１６……コ
ントロールケーブル（伝達部材）、４１……ガイドレー
ル、４２……ブラケット、５１、５３……ベベルギヤ
（変換手段）、５７……アウター支持部材（接続手
段）、６１……カラー（接続手段）、６２……コントロ
ールケーブル（伝達部材）、６４……特殊ナット（接続
手段）、７０……操作レバー（別の操作手段）。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】デッキ上に設けられたハンドルポスト８に
   固定された船体幅方向所定長さを有する長方形断面のガ
   イドレール４１と、該ガイドレールに沿って船体幅方向
   位置調節可能に案内保持されたブラケット４２と、該ブ
   ラケット上に回転可能に支持されたステアリングシャフ
   ト４４と、該ステアリングシャフトの一端に固定された
   回転ハンドル１５と、前記ステアリングシャフトの他端
   に固定された第１のベベルギア５１と、前記ブラケット
   上に回転可能に軸支されて前記第１のベベルギアと噛み
   合う第２のベベルギア５３と、該第２のベベルギアと一
   体回転するように設けられたアーム５４と、前記ブラケ
   ット上に前記ステアリングシャフトと略平行に延びるよ
   うに保持されかつ前記アームに操向力伝達可能に連結さ
   れたコントロールケーブル１６と、を備え、 前記回転ハンドルの回動操作により、前記コントロール
   ケーブルを介して、噴射ノズル等の操向手段を左右方向
   に操作することを特徴とする小型滑走艇の操向装置。
2. 【請求項２】前記ブラケット４２に、前記回転ハンドル
   １５に装着された別の操作手段７０、７１と、該操作手
   段の動きを伝達する伝達部材６３を接続する接続手段６
   １、６４とを取り付けることを特徴とする請求項１に記
   載の小型滑走艇の操向装置。