JP2967899B2 - 小型滑走艇の操向装置 - Google Patents

小型滑走艇の操向装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデッキに搭乗し、ステア
リングハンドルを握って走航する小型滑走艇の操向装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の小型滑走艇は高速性を有しかつ
運動性能にすぐれており、従来の船体構造として、例え
ば、船体前部に形成したエンジンルーム内にエンジンを
搭載するとともに、船底後部に推進機を取付け、エンジ
ンルームより後方の後部デッキ上に搭乗しデッキ前部に
取付けたステアリングハンドルを握って操縦する構造が
採用されている。船体はデッキおよびハルとも一般にプ
ラスチック(FRPを含む)成形品で作られ、前記推進
機としてはプロペラや水ジェット推進機などが使用さ
れ、水ジェット推進機の場合は噴射ノズル(ステアリン
グノズル)の方向を左右に変えることにより操舵するこ
とができる。このような従来の小型滑走艇は例えば特開
昭61−16187号および特開昭61−229690
号などに開示されている。
【0003】上記従来からの船体構造におけるデッキ後
部の構造としては、フラットデッキ型式、両側にフィン
部を形成するフィン型式、および、中心部を隆起させて
シート部を形成する騎乗シート型式などが採用されてい
る。このような典型的な従来の船体構造とは別に、居住
性を向上させた新規な船体構造として、デッキの前後方
向中間部に横に並んで着座できる背もたれ付きのベンチ
シートと該ベンチシートに着座した人が足を置くコック
ピットフロアとから成る座席部を設ける形式のデッキ構
造が考えられる。このような新規な船体構造において
は、エンジンはベンチシートより後側のデッキ後部の内
部に搭載することができ、運転者は、前記ベンチシート
に座り、デッキ前部に取付けたステアリングハンドルを
握った姿勢すなわち自動車や航空機と同様の姿勢で操縦
することができる。
【0004】この場合、前記ベンチシートの両側のガン
ネルを利用して、デッキサイドウォールおよびアームレ
スト部を設ければ、さらに居住性を向上させることがで
きる。また、この新規な船体構造においては、前記コッ
クピットフロアの両側のガンネルを低くして乗り降りす
るための舷側切欠き部を形成し、特に水中からの乗り上
がりを容易にすることが好ましい。以上説明した各種の
小型滑走艇において推進機として水ジェット推進機を使
用する場合、操向装置としては、前記ステアリングハン
ドルによってコントロールケーブルまたはリンク機構等
を介して水ジェット推進機のステアリングノズル(噴射
ノズル)の左右方向角度を調整する装置が使用されてい
る。なお、前記ベンチシートに横に並んで2人が搭乗し
て走航する場合、適宜交替して操縦(運転)を楽しむこ
とが要請されることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでの小
型滑走艇にあっては、ステアリングハンドルのシャフト
はデッキの一定位置に軸支されていたので、上記ベンチ
シートにサイドバイサイドで着座した搭乗者が運転を交
替する場合は、そのままの着座姿勢ではハンドルとの距
離が大きくなるために運転するのに不便であり、また、
運転を交替するため着座位置を交替しようとすると狭い
デッキ上で交替せねばならず、交替動作に困難を伴っ
た。
【0006】本発明は上記技術課題に鑑みてなされたも
のであり、本発明の目的は、ステアリングハンドルをベ
ンチシートの左半分の略中心から右半分の略中心までの
範囲で簡単に位置調節することができ、ベンチシートに
2人並んで搭乗する場合に、ハンドルの位置を変化させ
るだけで、そのままの姿勢で運転を交替することがで
き、2人で交替しながら運転を楽しむことができる小型
滑走艇の操向装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、デッキに横に
並んで着座できるベンチシートと該ベンチシートに着座
した人が足を置くコックピットフロアとから成る座席部
を有する小型滑走艇の操向装置において、デッキ前部か
ら前記コックピットフロアの上方へ張り出した突出部を
形成し、前記突出部の先端部に左右方向に延びるホルダ
ーを固定し、前記ホルダーに沿って左右方向に摺動移動
可能なスライダーを該ホルダーによって支持し、前記ス
ライダーにはステアリングシャフトを回転自在に軸支す
る軸受及び該スライダーを前記ホルダーに固定するため
の固定手段が設けられ、前記ステアリングシャフトは前
記突出部の内部から前記スライダーの軸受を通して外部
へ突出するとともにその突出端部にステアリングハンド
ルが固定され、前記ホルダーは前記ステアリングハンド
ルが前記ベンチシートの左半分の略中心から右半分の略
中心まで移動する範囲で前記スライダーを左右方向に位
置調節可能に固定し得る長さを有する構成とすることに
より、上記目的を達成するものである。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明を具体的に説明す
る。図1は本発明を適用した操向装置を有する小型滑走
艇の一例を示す斜視図であり、図2は図1の平面図であ
り、図3は図1の一部破断左側面図である。図1〜図3
において、船体1はデッキ2とハル3とを合わせ面4で
接合して一体化した構造をしており、デッキ2の前後方
向中間部には横に並んで着座できるベンチシート5とコ
ックピットフロア6とから成る座席部が構成されてい
る。前記デッキ2および前記ハル3は、例えば、合成樹
脂(FRPを含む)の成形品で作られている。
【0009】デッキ2の前部7は船首から流線型を描い
て膨らむ形状をしており、その内部には燃料タンク(不
図示)やオイルタンク(不図示)などが格納されてい
る。また、デッキ前部7の後面には、前記コックピット
フロア6の上方へ張り出した突出部8が形成され、該突
出部8内にはステアリングシャフト9が回動可能に軸支
され、該ステアリングシャフト9の突出先端部にはステ
アリングハンドル10が固定されている。前記デッキ前
部7には燃料タンクやオイルタンクに補給するための注
入口11A、11Bが形成されており、前記突出部8の
先端面12はエンジン回転数を表示する回転計や燃料残
量を表示する燃料計、あるいはメインスイッチ等が設け
られたダッシュボードになっている。
【0010】前記ベンチシート5には背もたれ13が設
けられ、左右のガンネルの該ベンチシート5両側に対応
する位置にアームレスト部14、14が形成され、該ア
ームレスト部14、14の上面は発泡体またはエラスト
マー材のひじ当てパッド15、15で被われている。ま
た、前記コックピットフロア6の両側のガンネル部は該
コックピットフロア6に接近する位置まで低くされ、低
くなった舷側切欠き部16、16によって乗り降りする
ための出入口が形成されている。デッキ2の後部(デッ
キ後部)17内には、エンジンルーム18(図3)およ
びトランクルーム19(図3)が形成され、該エンジン
ルーム18内に搭載されたエンジン20(図3)によっ
て船底後部に設けた水ジェット推進機21(図3)を駆
動するよう構成されている。
【0011】コックピットフロア6の両側に形成した舷
側切欠き部16、16、すなわち左右のガンネルを低く
して形成して乗り降り口の低位面には、特に乗り込み時
においてひざを付くのに便利なニーパッド22、22が
接合されている。また、デッキ前部7の前記突出部8の
両側面には把手23が設けられている。この把手23
は、突出部8の表面に形成した凹部内に納まる状態で固
定されており、突起物とならないフラッシュバット構造
になっている。
【0012】前記背もたれ13を有するベンチシート5
は横に並んで通常2人が着座できる巾寸法を有してい
る。このベンチシート5はシートフレームに独立気泡性
発泡樹脂等から成るクッションを取付け、これを表皮で
被覆して構成され、該シートフレームをデッキ2上にボ
ルト等で締結して固定されている。前記シート5の背も
たれ13の後側には、該シート5に着座した人が手を後
にまわして掴まることができるグラブレール24が設け
られている。
【0013】前記コックピットフロア6の両側のデッキ
サイドウォール25、すなわち、左右のガンネルとコッ
クピットフロア6の左右側縁部との間に形成される壁部
25には、該コックピットフロア6から船体外部へ通じ
る排水口26が設けられ、デッキ2上へ上がった水を直
ぐに排出しうるようになっている。
【0014】なお、ステアリングハンドル10として
は、図示のような凹の字状のハンドルの他、丸ハンドル
やバーハンドルなども自由に使用することができる。ま
た、デッキ前部7からコックピットフロア6の上方へ張
り出した突出部8の巾は、後述するステアリングシャフ
トの左右位置の調節巾などを考慮して、自由に選定する
ことができる。
【0015】図3において、前記ステアリングシャフト
9は前記突出部8の先端部で左右位置調節可能にかつ回
転自在に支持されており、該ステアリングシャフト9の
下端部はユニバーサルジョイント31を介してトルクシ
ャフト32に連結され、該トルクシャフト32の下端部
に設けたアーム33はロッド34を介してベルクランク
35に連結されている。前記ベルクランク35の他端に
はコントロールワイヤ36の一端が連結され、該コント
ロールワイヤ36の他端は水ジェット推進機21のステ
アリングノズル37に連結されている。
【0016】前記水ジェット推進機21としては、例え
ば、エンジン20で駆動されプロペラで船底から吸い込
んだ水を船尾から増速流として噴射する型式のものが使
用されるが、その場合の操向装置の1例として左右に方
向変換可能な噴射口を形成する前記ステアリングノズル
37が使用される。なお、この種の小型滑走艇の操向装
置としては、前述のステアリングノズルの他舵板など他
の型式のものも使用することができ、本発明はこれらの
型式のものにも適用可能である。然して、本発明によれ
ば、前記ステアリングハンドル10のシャフト9は左右
位置調節可能に取付けられている。
【0017】図4は前記ステアリングシャフト9の取付
け構造の縦断面図であり、図5は図4中の線5−5に沿
った断面図であり、図6は図4中の線6−6に沿って見
た断面平面図である。図4〜図6において、デッキ前部
7(図1)からの突出部8の先端部12の裏面にホルダ
ー41が固定され、該ホルダー41に対しスライダー4
2が左右位置調節可能に固定され、前記ステアリングシ
ャフト9は該スライダー42に回転自在に軸支されてい
る。前記ホルダー41は前記スライダー42の移動(位
置調節)範囲をカバーする左右寸法を有し、該ホルダー
41には長いガイド孔43が形成されてる。前記スライ
ダー42は前記ホルダー41を上下から挟む略コの字形
の断面形状をしており、該スライダー42の上下部分の
同心位置にはこれを貫通する孔44および雌ねじ45が
形成されている。
【0018】然して、前記スライダー42は、図示のよ
うなクランプボルト46を前記孔44および前記ガイド
孔43に挿通するとともに雌ねじ45にねじ込むことに
より、該スライダー42の上下部分で前記ホルダー41
の上下面を挟圧して締結されている。ところで、本実施
例においては、ステアリングシャフト9は、図3に示す
ように一定位置に軸支されたトルクロッド32に対し1
個のユニバーサルジョイント31で連結されているだけ
であるので、該ユニバーサルジョイント31を中心に揺
動しハンドル10は大きな円弧を描いて左右に移動する
ことになる。
【0019】したがって、前記ホルダー41およびその
ガイド孔43も図6に示すように同様の円弧状に形成さ
れ、ステアリングシャフト9を軸支するスライダー42
が前記ユニバーサルジョイント31(図3)を中心とし
て円弧運動するよう構成されている。前記クランクボル
ト46の頭部には手で締付けおよび弛めを行いうるノブ
47が設けられており、搭乗者が該ノブ47を操作する
ことによりスライダー42すなわちステアリングシャフ
ト9の先端部(ハンドル10)の左右位置を容易に調節
しうる構造になっている。
【0020】前記ステアリングシャフト9は、前記スラ
イダー42に形成した貫通孔48に対し軸受49を介し
て軸支されており、該ステアリングシャフト9の軸方向
所定位置にはスラスト荷重を支持するフランジ51が設
けられている。前記ステアリングハンドル10の左右位
置調節範囲としては、ベンチシート5(図2)に並んで
座った人が交替で運転するためには400mm〜500
mmあれば充分であるが、理想的には該ベンチシート5
の左半分の略中心(図2中のL)から右半分の略中心
(図2中のR)まで(通常600mm〜700mm)の
範囲で位置調節可能にすることが好ましい。また、船体
(艇)1の中心C(図2)の位置にステアリングハンド
ル10を固定して操作してもよい。
【0021】また、図4には図6の実施例のようにハン
ドル10(図2)が円弧を描いて左右に移動する場合
は、左右位置に対するハンドル10の傾斜を最小にする
ためにも、前記ステアリングシャフト9をできるだけ長
くして曲率半径を大きくすることが好ましい。
【0022】以上説明した実施例によれば、ステアリン
グハンドル10を左右位置調節可能に取付け、かつ容易
に位置調節できるよう構成したので、横に並んで着座で
きるベンチシート5に2人並んで搭乗する場合、ハンド
ル10の位置を変化させるだけでそのままの姿勢で運転
を交替することができ、2人で交替して運転を楽しむこ
とが可能になった。
【0023】図7〜図9は本発明による小型滑走艇の操
向装置の別の実施例を示し、図7はホルダーに保持され
たスライダーの縦断面図(図8中の線7−7)であり、
図8は図7中の線8−8に沿った断面図であり、図9は
ステアリングシャフトとトルクロッドとの連結構造の側
面図である。図7および図8において、デッキ前部7
(図1)からの突出部8の先端部12の裏面に、ブラケ
ット55およびボルト56によってホルダー61が固定
されており、該ホルダー61に対しスライダー62が左
右位置調節可能に固定されている。
【0024】前記ステアリングシャフト9は前記スライ
ダー62に回転自在に軸支されている。前記スライダー
62は、平行な側縁部63A、63Bを有する板状のス
ライド部63に、ステアリングシャフト9を軸支するた
めのボス部64を一体的に形成するとともに、クランプ
ボルト65と螺合する雌ねじ66を形成した構造を成し
ている。
【0025】一方、前記ホルダー61は、長さ方向(デ
ッキの左右方向)に略同じ断面形状をしており、前記ス
ライド部63の両側の側縁部63A、63Bが摺動自在
に嵌合するガイド部67A、67Bを有し、かつ該スラ
イド部63の雌ねじ66に対応する位置(図示の例では
下面中央部)に前記クランプボルト65の衝当面68が
形成されている。このホルダー61は、前記スライダー
62の移動範囲(位置調節)範囲をカバーする長さを有
しており、本実施例では直線状に形成されている。した
がって、これに嵌合して摺動する前記スライダー62も
デッキ2(船体)に対し左右方向に直線的に移動する。
【0026】前記ステアリングシャフト9は、前記スラ
イダー62のボス部64に形成された貫通孔69に対し
軸受71を介して軸支されている。然して、本実施例に
おいては、前記スライダー62が左右に直線的に移動す
ることから、前記ステアリングシャフト9が左右に同じ
角度(通常直角)のまま平行に移動することになるの
で、図9に示すごとく、該ステアリングシャフト9は前
記トルクロッド32(図3)に対し中間ロッド72およ
び2個のユニバーサルジョイント31A、31Bを介し
て平行移動可能にかつ回転力伝達可能に連結されてい
る。
【0027】前記スライダー62の前記ホルダー61に
対する固定は、前記クランプボルト65を前記スライダ
部63の貫通雌ねじ66にねじ込み、該ボルト65の先
端をホルダー61の衝当面68に押し付けることによっ
て行われる。すなわち、クランプボルト65を雌ねじ6
6にねじ込みながら該ボルト65で衝当面68を押圧す
ると、その反力でスライド部63の両側縁部63A、6
3Bの下面がホルダー61のガイド部67A、67Bの
下側受面73A、73Bに押し付けられ、したがって、
スライダー62はホルダー61に対しクランプボルト6
5のねじ込み力によってクランプ(締め付け固定)され
る。
【0028】前記クランプボルト65の頭部には、搭乗
者が手で該クランプボルト65の締結押圧開放を行える
よう大径のノブ74が設けられている。ハンドル10
(図2)の左右位置調節は、前記ノブ74を操作してク
ランプボルト65を弛め、スライダー62を移動させて
ハンドル10を所望位置へ移し、そこで該クランプボル
ト65を締結するという動作で簡単に行うことができ
る。
【0029】以上図7〜図9について説明した実施例に
よっても、ステアリングハンドル10を左右位置調節可
能に取付け、かつ位置調節できるよう構成したので、横
に並んで着座できるベンチシート5に2人並んで搭乗す
る場合、ハンドル10の位置を変化させるだけでそのま
まの姿勢で運転を交替することができ、2人で交替して
運転を楽しむことか可能になった。なお、本発明は、丸
ハンドルやバーハンドルなどハンドルの形状構造には関
係なく広く適用可能なものである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、デッキに横に並んで着座できるベンチシート
と該ベンチシートに着座した人が足を置くコックピット
フロアとから成る座席部を有する小型滑走艇の操向装置
において、デッキ前部から前記コックピットフロアの上
方へ張り出した突出部を形成し、前記突出部の先端部に
左右方向に延びるホルダーを固定し、前記ホルダーに沿
って左右方向に摺動移動可能なスライダーを該ホルダー
によって支持し、前記スライダーにはステアリングシャ
フトを回転自在に軸支する軸受及び該スライダーを前記
ホルダーに固定するための固定手段が設けられ、前記ス
テアリングシャフトは前記突出部の内部から前記スライ
ダーの軸受を通して外部へ突出するとともにその突出端
部にステアリングハンドルが固定され、前記ホルダーは
前記ステアリングハンドルが前記ベンチシートの左半分
の略中心から右半分の略中心まで移動する範囲で前記ス
ライダーを左右方向に位置調節可能に固定し得る長さを
有する構成としたので、ステアリングハンドルをベンチ
シートの左半分の略中心から右半分の略中心までの範囲
で簡単に位置調節することができ、ベンチシートに2人
並んで搭乗する場合に、ハンドルの位置を変化させるだ
けで、そのままの姿勢で運転を交替することができ、2
人で交替しながら運転を楽しむことができる小型滑走艇
の操向装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した操向装置を備えた小型滑走艇
の斜視図である。
【図2】図1の小型滑走艇の平面図である。
【図3】図1の小型滑走艇の左側面図である。
【図4】本発明を適用した小型滑走艇の操向装置の一実
施例におけるステアリングシャフト支持部の縦断面図で
ある。
【図5】図4中の線5−5に沿った断面図である。
【図6】図4中の線6−6から見た断面平面図である。
【図7】本発明を適用した小型滑走艇の操向装置の別の
実施例におけるステアリングシャフト支持部の図8中の
線7−7に沿った縦断面図である。
【図8】図7中の線8−8に沿った断面図である。
【図9】図7の実施例におけるステアリングシャフトと
トルクロッドとの連結部の構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 船体 2 デッキ 5 ベンチシート(シート) 6 コックピットフロア 7 デッキ前部 8 突出部 9 ステアリングシャフト 10 ステアリングハンドル 37 ステアリングノズル 41 ホルダー 42 スライダー 43 ガイド孔 46 クランプボルト 49 軸受 61 ホルダー 62 スライダー 65 クランプボルト 67A ガイド部 67B ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−14794(JP,U) 実開 昭61−134485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63H 25/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキに横に並んで着座できるベンチ
    シートと該ベンチシートに着座した人が足を置くコック
    ピットフロアとから成る座席部を有する小型滑走艇の操
    向装置において、デッキ前部から前記コックピットフロ
    アの上方へ張り出した突出部を形成し、前記突出部の先
    端部に左右方向に延びるホルダーを固定し、前記ホルダ
    ーに沿って左右方向に摺動移動可能なスライダーを該ホ
    ルダーによって支持し、前記スライダーにはステアリン
    グシャフトを回転自在に軸支する軸受及び該スライダー
    を前記ホルダーに固定するための固定手段が設けられ、
    前記ステアリングシャフトは前記突出部の内部から前記
    スライダーの軸受を通して外部へ突出するとともにその
    突出端部にステアリングハンドルが固定され、前記ホル
    ダーは前記ステアリングハンドルが前記ベンチシートの
    左半分の略中心から右半分の略中心まで移動する範囲で
    前記スライダーを左右方向に位置調節可能に固定し得る
    長さを有することを特徴とする小型滑走艇の操向装置。
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