JPH06194355A - 減圧弁の制御方法 - Google Patents

減圧弁の制御方法

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JPH06194355A
JPH06194355A JP35730892A JP35730892A JPH06194355A JP H06194355 A JPH06194355 A JP H06194355A JP 35730892 A JP35730892 A JP 35730892A JP 35730892 A JP35730892 A JP 35730892A JP H06194355 A JPH06194355 A JP H06194355A
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JP
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pressure
pulse
reducing valve
pressure reducing
width
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JP35730892A
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Iwao Uesawa
巌 上澤
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Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減圧弁の動作を制御する電磁弁を正常に動作
させ、かつ、減圧弁の2次側圧力PO が低い状態のとき
は、その圧力を素早く設定値に近づけることを目的とす
る。そして、2次側に圧力が不感帯内に入ったら、電磁
弁を頻繁に動作させなくても2次側の圧力PO が不感帯
内で安定するようにすることを目的とする。 【構成】 CPU43に設定されているパルス幅と2次
側圧力の1パルス当たりの圧力変動との相関により、2
次側圧力の昇圧時には、CPU43がゲート部42に出
力する1パルスのパルス幅を可変制御し、供給用電磁弁
22の動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスクロマトグラフ
などに使用される減圧弁制御方法に関し、特に電磁弁を
用いて減圧弁の流量,圧力を自動的に精密調整する際に
好適な減圧弁の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフは、種々の有機化合
物から構成される液体や気体を分析するときに有用な装
置である。ガスクロマトグラフでは、分析する液体中に
溶解している複数の物質を分離し、加えてその量を各々
検出できるので、定性分析と定量分析が同時にできる。
ガスクロマトグラフは、分析対象の溶液を加熱して気体
にしてこれをキャリアガスにより構造の異なる化合物を
分離するカラム(固定層)を通す。気体となった分析対
象の溶液中に溶解していた複数の化合物は、キャリアガ
スに運ばれてカラムを通過することにより分離され、カ
ラムの出口に配置される検出器によって、その各々の分
量が計測される。この計測結果は、図5に示すようなク
ロマトグラムとなって表され、このクロマトグラムの山
のでてくる位置により化合物の同定が可能となり、山の
高さにより化合物の量が判る。
【0003】ガスクロマトグラフは以上のように構成さ
れているので、ガス状態の分析対象物を運ぶキャリアガ
スの流量,流速,圧力などの状態が分析をする度に変化
していると、この分析によって得られた結果は再現性の
低いものとなる。このキャリアガスの状態を一定に保つ
キャリアガス圧力調整系は、減圧弁とそれを調整する減
圧弁調整部分とから構成されている。図4はそのガスク
ロマトグラフに使用される従来のキャリアガス圧力調整
系の構成を示す構成図である。図4において、1は減圧
弁、11は減圧弁1の内室、12は内室11の内部を上
下に移動するダイヤフラムであり、このダイヤフラム1
2は内室11を背圧室11Bとその下の部屋11Cとに
仕切っている。
【0004】また、13は内室11の圧力室11Aの入
口に連設するキャリアガスCGの供給経路、14は内室
11の部屋11Cの出口に連設するキャリアガスCGの
排出経路、15は圧力室11Aと部屋11Cの連通孔を
開閉するポペット弁、16はポペット弁15を押上げる
第1の圧縮コイルばね、17はダイヤフラム12を圧力
室11A側のポペット弁15に対して所定圧で押圧する
ように第1の圧縮コイルばね16のばね圧kよりも大き
いばね圧K(但しK>k)を有する第2の圧縮コイルば
ねであり、以上の部品により減圧弁1は構成されてい
る。
【0005】また、18aは一端が排出経路14に連通
し他端が弁を介して分岐点20に連通する背圧流路、1
8bは一端が分岐点20aに連通し他端が弁を介して大
気に開放される排出流路、19は背圧室11Bのガスの
出入口、20は一端が出入口19に連通し他端が分岐点
20aに連通している分岐路、21は分岐路20に配置
されている焼結金属などからなる固定絞り、22は背圧
流路18aに設置される供給用電磁弁、23は排出流路
18bの大気に開放される側に設置される排出用電磁弁
である。
【0006】そして、2は減圧弁1から排出されるキャ
リアガスCGの圧力(2次側圧力PO )を検出してそれ
に比例する信号を出力する圧力センサ、41aは排出用
電磁弁23を制御する駆動信号を出力する第1のコンパ
レータ、41bは供給用電磁弁22を制御する駆動信号
を出力する第2のコンパレータ、42はパルス駆動によ
り第1と第2のコンパレータ41a,41bからの駆動
信号をパルス信号にするゲート部である。第1のコンパ
レータ41aでは、+側に圧力センサ2からの検出信号
PVが入力し、−側に設定値であるSPが入力する。一
方、第2のコンパレータ41bでは、+側に設定値SP
の99%の値の信号が入力し、−側に圧力センサ2から
の検出信号PVが入力する。また、43aは、設定値S
Pを出力し、ゲート部42をパルス駆動するパルス信号
を出力するCPUである。
【0007】ここで、減圧弁1で出力する2次側の圧力
O の設定値は、大気圧より高く、減圧弁1に入力され
る1次側の圧力PS より低く、また、2次側の圧力PO
がまだ設定値に達していないものとする。このときは圧
力センサ2の検出する2次側の圧力PO は、まだ設定値
に達していないので、圧力センサ2の検出する検出値P
Vは第1のコンパレータ41aの−側に入力する設定値
SPより低く、第1のコンパレータ41aは排出用電磁
弁23の駆動信号を出力しない。一方、第2のコンパレ
ータ41bでは、+側に入力する設定値SPの99%の
信号より−側に入力する検出値PVが低いので、供給用
電磁弁22の駆動信号を出力する。
【0008】すなわち、減圧弁1の2次側の圧力PO
が、設定してある圧力の99%より低い段階では、排出
用電磁弁23は閉じていて、供給用電磁弁22は開いて
おり、背圧室11Bと部屋11Cの圧力は等しくなって
いる。この状態では、ダイヤフラム12はこれを押し下
げる第2の圧縮コイルばね17の方がポペット弁15を
介して押上げる第1の圧縮コイルばね16のばね圧より
大きい。従って、ダイヤフラム12は押し下げられた状
態となっており、同時にポペット弁15も押し下げら
れ、圧力室11Aと部屋11Cの連通孔は開放した状態
となっている。
【0009】このため、供給されるキャリアガスCGは
圧力室11Aから部屋11Cを介して減圧弁1の2次側
に供給され、また、排出経路14から供給用電磁弁22
を介して背圧室11Bにも供給される。このまま、キャ
リアガスCGの供給量が増加し続けて、これに伴い減圧
弁1の2次側の圧力PO も上昇して圧力センサ2の検出
する検出値PVが設定値SPの99%を越えると、この
検出値PVが−側に入力する第2のコンパレータ41b
では、供給用電磁弁22の駆動信号の出力を停止する。
【0010】一方、減圧弁1の2次側の圧力PO を圧力
センサ2が検出した検出値PVの値が設定値SPより大
きくなっている場合は、第1のコンパレータ41aでは
+側に入力する検出値PVの方が−側に入力する設定値
SPより大きいので、排出用電磁弁23の駆動信号を出
力している。このとき、第2のコンパレータ41bで
は、−側に入力する検出値PVの方が+側に入力する設
定値SPの99%より大きいので、供給用電磁弁22の
駆動信号は出力していない。この状態では、供給用電磁
弁22が閉じていて排出用電磁弁23が開いているの
で、減圧弁1では背圧室11B内のガスが排出用電磁弁
23を介して大気に開放され、その背圧室11B内の圧
力PN は低下する。
【0011】背圧室11Bの圧力PN が低下すると、ダ
イヤフラム12はその下の部屋11Cの圧力(2次側の
圧力PO )により押上げられ、同時にポペット弁15も
上に移動して圧力室11Aと部屋11Cの連通孔は狭め
られ、これにより圧力室11Aからポペット弁15を介
して2次側に供給されるキャリアガスCGの部屋11C
への流入量が減少する。そして、背圧室11Bの圧力P
N が減少し、その圧力PN と第2の圧縮コイルばね17
のばね圧の合計が、ダイヤフラム12の下の部屋11C
の圧力PO と第1の圧縮コイルばね16のばね圧の合計
より小さくなり、ポペット弁15が上に移動して最終的
にポペット弁15が閉じて圧力室11Aから部屋11C
へのキャリアガスCGの流入を停止する。
【0012】キャリアガスCGの減圧弁1の2次側への
供給量が減少するかもしくは停止すると、2次側の圧力
O は低下し、圧力センサ2が検出する検出値PVも低
下する。検出値PVが低下して設定値SPより小さくな
ると、第1のコンパレータ41aでは、+側に入力する
検出値PVが−側に入力する設定値SPより小さくなる
ので、排出用電磁弁23の駆動信号の出力を停止する。
これにより、排出用電磁弁23は閉じて、背圧室11B
の圧力PN の低下は停止する。
【0013】この後、このキャリアガスCGの流路の
“洩れ”などにより、減圧弁1の圧力PO が徐々に低下
して圧力センサ2の検出する検出値PVが設定値SPの
99%より低くなると、第2のコンパレータ41bで
は、−側に入力する検出値PVが+側に入力する0.9
9SPより小さくなるので、供給用電磁弁22の駆動信
号を出力し、これにより供給用電磁弁22が開放する。
排出用電磁弁23が閉鎖した状態で供給用電磁弁22が
開放することにより、減圧弁1の2次側のダイヤフラム
12の下の部屋11Cの圧力PO と背圧室11Bの圧力
N とが同じになる。
【0014】ところで、ダイヤフラム12には、ポペッ
ト弁15を介して、圧力PN ,圧力PO ,第2の圧縮コ
イルばね17のばね圧、おおび第1の圧縮コイルばね1
6のばね圧がかかっている。上述の状態では、圧力PN
と圧力PO とが等しい状態であり、また、第2の圧縮コ
イルばね17のばね圧は第1の圧縮コイルばね16のば
ね圧より大きいので、ダイヤフラム12は第2の圧縮コ
イルばね17により押し下げられ、これによりポペット
弁15も押し下げられる。
【0015】ポペット弁15が押し下げられ開くことに
より、圧力室11AからキャリアガスCGが減圧弁1の
2次側(部屋11C)に供給されることになり、2次側
の圧力PO は減少から上昇に転じる。なお、供給用電磁
弁22と排出用電磁弁23とを駆動する駆動信号は、ゲ
ート部42によりパルス信号として供給用電磁弁22と
排出用電磁弁23とに送られている。
【0016】以上示したように、この減圧弁1では昇圧
時に圧力調整を行う場合、図4に示すように、目標とす
る基準の設定値つまり設定値をSPとすると、この設定
値SPに対してその99%の値SPD と設定値SPの間
の範囲を不感帯として設定してある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来は以上のようにな
されているので、2次側の圧力PO をより精密に制御し
よとすれば不感帯の幅を狭めなくてはならない。そし
て、不感帯の幅を狭くして状態で2次側の圧力PO を安
定させるためには、供給用電磁弁22と排出用電磁弁2
3を駆動するパルス信号の幅を小さくして、このパルス
信号1パルスによる2次側の圧力PO の変動を小さくし
なくてはならない。このようにすると、装置立ち上げ時
など、2次側の圧力PO が低い状態よりこれを設定値S
Pに近づけようとする場合、時間がかかるという問題が
あった。
【0018】また、2次側の圧力PO が不感帯の下限S
D に入った場合、減圧弁1の動作を制御する電磁弁の
駆動パルスの1パルス幅を小さくして、これによる2次
側圧力PO の変動幅を小さくしているので、図6に示す
ように、この圧力は不感帯の下限SPD ぎりぎりのとこ
ろとなる。しかし、減圧弁1などキャリアガスの流路に
は“洩れ”があるため、図6に示すように、不感帯内で
2次側圧力PO は下降していき、検出値PV(2次側圧
力PO )が下降して不感帯下限SPD を出ると再び圧力
増加動作が行われるといった動作が、頻繁に行われるよ
うになる。これは、すなわち電磁弁が頻繁に動作するこ
とであり、この結果、電磁弁が疲労し易いという問題が
あった。
【0019】また、一般に電磁弁は、駆動のためにパル
ス信号が与えられても、そのパルス幅が小さいと正常に
駆動しない領域がある。すなわち、駆動のために与えて
いるパルス信号があまりに短いパルス幅であると、電磁
弁の開閉動作が行われない状態である。この領域は、電
磁弁の設置されている雰囲気の温度によって変化し、当
然、低温になるほど大きくなっていく。従って、初期設
定を施した状態より装置雰囲気の温度が低下するような
環境の変化があった場合、電磁弁駆動パルスのパルス幅
を狭めているので、電磁弁が正常に駆動しないといった
問題があった。
【0020】この発明は、以上のような問題点を解消す
るために成されたものであり、減圧弁の動作を制御する
電磁弁を正常に動作させ、かつ、減圧弁の2次側圧力P
O が低い状態のときは、その圧力を素早く設定値に近づ
けることを目的とする。そして、2次側に圧力が不感帯
内に入ったら、電磁弁を頻繁に動作させなくても2次側
の圧力PO が不感帯内で安定するようにすることを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の減圧弁の制御
方法は、減圧弁により2次側圧力を2つの設定値付近に
まで上昇させる際、第1と第2のパルス駆動信号の1パ
ルスの信号により変動する減圧弁の1次側の圧力の変動
幅が、予め求められている1パルスの信号のパルス幅と
これによる2次側圧力の変動幅との関係により制御さ
れ、圧力センサの検出値が2つの設定値の小さい方より
離れているときは1パルスの幅を大きくし、圧力センサ
の検出値が2つの設定値の小さい方に近づいたときは1
パルスの幅を小さくし、圧力センサの検出値が2つの設
定値の小さい方を越えたところで、1パルスの幅を徐々
に大きくし、圧力センサの検出値が2つの設定値の大き
い方を越えたところで、この時点での1パルスの幅を半
分にすることを特徴とする。また、減圧弁により2次側
圧力を2つの設定値付近にまで上昇させる際、1パルス
の幅を可能な限り小さい状態よりその幅を徐々に大きく
していき、圧力センサの検出値に変化があったところを
1パルスのパルス幅の最小値とすることを特徴とする。
【0022】
【作用】2次側圧力が2つの設定値より離れているとき
は、2次側の圧力は速く上昇し、近づくとその上昇速度
は遅くなる。そして、2つの設定値により規定される不
感帯より2次側圧力が外れたときは、1パルスのパルス
信号による2次側圧力の変動幅が、不感帯の幅の半分の
状態に制御される。また、電磁弁が正常駆動する1パル
スの最小パルス幅が自動的に設定される。
【0023】
【実施例】以下この発明の1実施例を図を参照して説明
する。図1はガスクロマトグラフに使用されるこの発明
の1実施例であるキャリアガス圧力調整系の構成を示す
構成図である。同図において、3は圧力センサ2の出力
するアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器、43はA/D変換器3でデジタルに変換された検出
信号PVを入力するとともに、設定値SPを出力し、ゲ
ート部42をパルス駆動するパルス信号を出力するCP
Uであり、他は図4と同様である。CPU43では、デ
ジタル変換された圧力センサ2からの検出値PV、すな
わち減圧弁1の2次側圧力PO を常時監視している。
【0024】CPU43は、装置立ち上げ時に減圧弁1
の2次側圧力PO を上昇させるとき、図4に示す電磁弁
駆動パルス信号のパルス幅と減圧弁1の2次側の圧力P
O 変動との関係を用いて、出力するパルス信号のパルス
幅を変化させる。すなわち、圧力センサ2が検出した圧
力と設定値SPとの差圧ΔPを、図2に示す相関図の縦
軸に当てはめ、これに対応する横軸のパルス幅のパルス
信号を出力するようにする。ただし、パルス信号の出力
間隔は変えない。ここで、図2の相関図で縦軸のPMax
に不感帯下限値SPD を対応させ、PMi n に差圧ΔPが
0を対応させる。そして、縦軸のPMin に対応する横軸
のtMin がt0 より大きい位置になるように、PMin
決める。
【0025】ところで、図2の時間td に示すように、
供給用電磁弁22は駆動用のパルス信号を与えても、そ
のパルス幅が非常に短いと電磁弁の開閉動作が行われな
い。このため、上述のようにPMin を設定するが、時間
d は電磁弁の雰囲気温度により変化し、雰囲気温度が
低いほど大きい値になる。このため、PMin は固定値と
することはできない。CPU43は装置立ち上げ時など
には、出力するパルス信号を可能な限り小さいパルス幅
より出力し始め、このパルス幅を徐々に広げていき、圧
力センサ2が検出する検出値PVに変化があったとき、
このときのパルス幅をt0 と設定する。なお、図2に示
す相関は、予めCPU43に設定しておく。
【0026】ここで、減圧弁1の2次側圧力PO (検出
値PV)が不感帯下限値SPD を越えたとき、CPU4
3が出力するゲート部42を駆動するパルス信号は可能
な限り小さい幅のパルス幅となっており、これに対応し
て1パルスによる2次側圧力PO の変動幅も小さいもの
となっており、不感帯の幅より非常に小さい。CPU4
3は、2次側圧力PO (検出値PV)が不感帯下限値S
D を越えたことを検出すると、図3に示すように、今
度は徐々に出力するパルス信号のパルス幅を広げてい
く。
【0027】パルス幅を広げていくと、これにともない
1パルスによる2次側の圧力PO 変動幅も広がってい
き、1パルスによる2次側の圧力PO 変動幅が不感帯の
幅を越える。CPU43は、この1パルスによる2次側
の圧力PO 変動幅が不感帯の幅を越える状態を検出した
ら、出力するパルス信号のパルス幅を半分にする。これ
により、1パルスによる2次側の圧力PO 変動幅は、お
およそ不感帯の半分となり、2次側圧力PO (検出値P
V)が不感帯下限値SPD を境に頻繁に上下運動を繰り
返す、すなわち、供給用電磁弁22が頻繁に動作すると
いったことは無くなる。なお、これら一連の動作は、装
置立ち上げ時などの2次側圧力PO が大気圧の状態であ
るときなど、2次側圧力PO が設定値SPより小さいと
きに行うものである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ガスクロマトグラフを立ち上げるとき、雰囲気の温
度に左右されず、安定に正常な状態でキャリアガスの圧
力を短い時間で上昇させ、安定させることが可能とな
る。また、精密にキャリアガス圧力を制御する場合で
も、頻繁に電磁弁を動作せることが無いので、電磁弁の
寿命が伸びるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスクロマトグラフに使用されるこの発明の1
実施例であるキャリアガス圧力調整系の構成を示す構成
図である。
【図2】電磁弁を駆動するパルス信号のパルス幅と2次
側圧力の1パルス当たりの圧力変動との相関を示す相関
図である。
【図3】この発明による圧力制御の状態を示す説明図で
ある。
【図4】ガスクロマトグラフに使用される従来のキャリ
アガス圧力調整系の構成を示す構成図である。
【図5】ガスクロマトグラフによる分析結果の1例を示
すガスクロマトグラムである。
【図6】従来の圧力制御の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 減圧弁 2 圧力センサ 3 A/D変換器 11 内室 11A 圧力室 11B 背圧室 11C 部屋 12 ダイヤフラム 13 供給経路 14 排出経路 15 ポペット弁 16 第1の圧縮コイルばね 17 第2の圧縮コイルばね 18a 背圧流路 18b 排出流路 19 出入口 20 分岐路 20a 分岐点 21 固定絞り 22 供給用電磁弁 23 排出用電磁弁 41a 第1のコンパレータ 41b 第2のコンパレータ 42 ゲート部 43 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧弁の2次側圧力を検出する圧力セン
    サと、この圧力センサの検出値と設定されている基準と
    なる2つの設定値とを比較し、その比較結果に基づいて
    第1,第2のパルス駆動信号を出力する制御手段と、前
    記第1のパルス駆動信号により駆動され、前記減圧弁の
    2次側圧力を増加させるための第1の電磁弁と、前記第
    2のパルス駆動信号により駆動され、前記減圧弁の2次
    側圧力を減少させるための第2の電磁弁とを備え、 前記減圧弁により2次側圧力を前記2つの設定値付近に
    まで上昇させる際、前記第1と第2のパルス駆動信号の
    1パルスの信号により変動する前記減圧弁の1次側の圧
    力の変動幅が、予め求められている前記1パルスの信号
    のパルス幅とこれによる2次側圧力の変動幅との関係に
    より制御され、 前記圧力センサの検出値が前記2つの設定値の小さい方
    より離れているときは前記1パルスの幅を大きくし、前
    記圧力センサの検出値が前記2つの設定値の小さい方に
    近づいたときは前記1パルスの幅を小さくし、 前記圧力センサの検出値が前記2つの設定値の小さい方
    を越えたところで、前記1パルスの幅を徐々に大きく
    し、 前記圧力センサの検出値が前記2つの設定値の大きい方
    を越えたところで、この時点での1パルスの幅を半分に
    する減圧弁の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の減圧弁の制御方法におい
    て、 前記減圧弁により2次側圧力を前記2つの設定値付近に
    まで上昇させる際、 前記1パルスの幅を可能な限り小さい状態よりその幅を
    徐々に大きくしていき、前記圧力センサの検出値に変化
    があったところを前記1パルスのパルス幅の最小値とす
    る減圧弁の制御方法。
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