JPH0619422Y2 - 建設車両のステアリング用油圧回路 - Google Patents
建設車両のステアリング用油圧回路Info
- Publication number
- JPH0619422Y2 JPH0619422Y2 JP1987178090U JP17809087U JPH0619422Y2 JP H0619422 Y2 JPH0619422 Y2 JP H0619422Y2 JP 1987178090 U JP1987178090 U JP 1987178090U JP 17809087 U JP17809087 U JP 17809087U JP H0619422 Y2 JPH0619422 Y2 JP H0619422Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- valve
- hydraulic circuit
- cylinders
- construction vehicle
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- Expired - Lifetime
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- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主としてホイールローダ，フォークリフ
ト，ラフテレンクレーン等建設車両の全油圧パワーステ
アリング用油圧回路に関する。
ト，ラフテレンクレーン等建設車両の全油圧パワーステ
アリング用油圧回路に関する。
従来の技術 第３図は、建設車両の従来技術ステアリング用油圧回路
図である。図において、１はステアリングバルブ、２は
ステアリングバルブ１に連係したハンドル、３，４は左
右のそれぞれステアリングシリンダ（以下シリンダとい
う）、５，６はそれぞれ油圧ポンプ、７はプライオリテ
イバルブ、８はブレーキバルブ、９はクッションバル
ブ、１０は作動油タンクである。
図である。図において、１はステアリングバルブ、２は
ステアリングバルブ１に連係したハンドル、３，４は左
右のそれぞれステアリングシリンダ（以下シリンダとい
う）、５，６はそれぞれ油圧ポンプ、７はプライオリテ
イバルブ、８はブレーキバルブ、９はクッションバル
ブ、１０は作動油タンクである。
次に、従来技術ステアリング用油圧回路の構成および作
動機能を第３図について述べる。ハンドル２をステアリ
ングバルブ１に連係し、そのステアリングバルブ１と油
圧ポンプ５，６とをプライオリティバルブ７を介して連
通し、かつ上記ステアリングバルブ１の下流側に左右シ
リンダ３，４を配設した。それでハンドル２を回動させ
ると、油圧ポンプ５からの吐出圧油がプライオリティバ
ルブ７を通り、ハンドル２の切角に応じた油量がシリン
ダ３，４に供給される。それにより、建設車両の車体は
左または右方向へ操舵される。なお、シリンダ３，４の
作動油路イ，ロに設けたクッションバルブ９は、ステア
リング開始時およびステアリング切換えし時のサージ圧
を一瞬アンロードすることにより抑止し、車体の急激な
動き（ショック）を軽減している。
動機能を第３図について述べる。ハンドル２をステアリ
ングバルブ１に連係し、そのステアリングバルブ１と油
圧ポンプ５，６とをプライオリティバルブ７を介して連
通し、かつ上記ステアリングバルブ１の下流側に左右シ
リンダ３，４を配設した。それでハンドル２を回動させ
ると、油圧ポンプ５からの吐出圧油がプライオリティバ
ルブ７を通り、ハンドル２の切角に応じた油量がシリン
ダ３，４に供給される。それにより、建設車両の車体は
左または右方向へ操舵される。なお、シリンダ３，４の
作動油路イ，ロに設けたクッションバルブ９は、ステア
リング開始時およびステアリング切換えし時のサージ圧
を一瞬アンロードすることにより抑止し、車体の急激な
動き（ショック）を軽減している。
考案が解決しようとする問題点 建設車両のハンドルを回動させると、その回動方向に対
して車体はステアリング作動を行う。その車体のステア
リング作動開始時には、タイヤと路面との摩擦抵抗が大
きいので、シリンダには高圧が発生する。しかし車体が
少しでも動き出すと、タイヤと路面との摩擦抵抗は減少
し、シリンダ内油圧は低圧となる。一方、ハンドル回動
速度も運転者によって異なるので、ステアリングバルブ
からシリンダへの供給油量は不規則となる。そこでタイ
ヤと路面との摩擦抵抗が変化し、シリンダへ作用する油
圧は圧力変動を繰返すので、車体はハンチング（乱調振
動）を起こし、不具合であった。シリンダの作動回路に
設けてあるクッションバルブは、ステアリング作動開始
時におけるサージ圧抑止には役立つが、車体に発生する
上記ハンチングに対して効果はなかった。
して車体はステアリング作動を行う。その車体のステア
リング作動開始時には、タイヤと路面との摩擦抵抗が大
きいので、シリンダには高圧が発生する。しかし車体が
少しでも動き出すと、タイヤと路面との摩擦抵抗は減少
し、シリンダ内油圧は低圧となる。一方、ハンドル回動
速度も運転者によって異なるので、ステアリングバルブ
からシリンダへの供給油量は不規則となる。そこでタイ
ヤと路面との摩擦抵抗が変化し、シリンダへ作用する油
圧は圧力変動を繰返すので、車体はハンチング（乱調振
動）を起こし、不具合であった。シリンダの作動回路に
設けてあるクッションバルブは、ステアリング作動開始
時におけるサージ圧抑止には役立つが、車体に発生する
上記ハンチングに対して効果はなかった。
この考案は上記の問題点を解決し、建設車両のステアリ
ング作動開始時における車体のハンチングを防止せしめ
る、ステアリング用油圧回路を提供することを目的とす
る。
ング作動開始時における車体のハンチングを防止せしめ
る、ステアリング用油圧回路を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 イ．本考案のステアリング用油圧回路では、ハンドルを
ステアリングバルブに連係し、そのステアリングバルブ
と油圧ポンプとをプライオリティバルブを介して連通
し、かつ上記ステアリングバルブの下流側に左右のステ
アリングシリンダを配設しているステアリング用油圧回
路において、 ロ．上記左右のステアリングシリンダのそれぞれ負荷側
油室に通じるステアリングバルブ下流側の圧油供給管路
にアキュムレータを設け、 ハ．車両のステアリング作動開始時における上記負荷側
油室内の急激な圧力上昇を抑止するように構成した。
ステアリングバルブに連係し、そのステアリングバルブ
と油圧ポンプとをプライオリティバルブを介して連通
し、かつ上記ステアリングバルブの下流側に左右のステ
アリングシリンダを配設しているステアリング用油圧回
路において、 ロ．上記左右のステアリングシリンダのそれぞれ負荷側
油室に通じるステアリングバルブ下流側の圧油供給管路
にアキュムレータを設け、 ハ．車両のステアリング作動開始時における上記負荷側
油室内の急激な圧力上昇を抑止するように構成した。
作用 イ．ハンドルのステアリング作動開始時には、車両のタ
イヤと路面との摩擦抵抗の変化に基因して左右のステア
リングシリンダの負荷側油室内圧力は急激に上昇する。
この場合、ステアリングバルブの流路開口度は小さい
が、アキュムレータがそれぞれステアリングシリンダの
負荷側油室に通じるステアリングバルブ下流側の圧油供
給管路に設けてあるので、上記負荷側油室内の急激な圧
力上昇を十分に抑止することができる。
イヤと路面との摩擦抵抗の変化に基因して左右のステア
リングシリンダの負荷側油室内圧力は急激に上昇する。
この場合、ステアリングバルブの流路開口度は小さい
が、アキュムレータがそれぞれステアリングシリンダの
負荷側油室に通じるステアリングバルブ下流側の圧油供
給管路に設けてあるので、上記負荷側油室内の急激な圧
力上昇を十分に抑止することができる。
ロ．上記イ項により、ステアリング作動開始時における
車体のハンチング発生を防止することができる。
車体のハンチング発生を防止することができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基ずいて詳細に説明す
る。第１図は、この考案にかかるステアリング用油圧回
路図である。図において、１１，１２はそれぞれアキュ
ムレータ、１３，１４はそれぞれ絞り部である。なお、
従来技術と同じ構成要素を使用しているものに対しては
従来技術と同一符号を付す。次に、本考案のステアリン
グ用油圧回路の構成を第１図について述べる。本考案で
は、左右のステアリングシリンダ３，４のそれぞれ負荷
側油室であるボトム側油室に通じるステアリングバルブ
１下流側の圧油供給管路イ，ロにアキュムレータ１１，
１２を設け、車両のステアリング作動開始時における上
記ボトム側油室内の急激な圧力上昇を抑止するように構
成した。なお絞り部１３，１４は、車体乱調振動をより
効果的に減衰せしめるために設けたのもであるが、ボト
ム側油室内の圧力変動，回路内管路抵抗などの条件によ
っては省略することができる。
る。第１図は、この考案にかかるステアリング用油圧回
路図である。図において、１１，１２はそれぞれアキュ
ムレータ、１３，１４はそれぞれ絞り部である。なお、
従来技術と同じ構成要素を使用しているものに対しては
従来技術と同一符号を付す。次に、本考案のステアリン
グ用油圧回路の構成を第１図について述べる。本考案で
は、左右のステアリングシリンダ３，４のそれぞれ負荷
側油室であるボトム側油室に通じるステアリングバルブ
１下流側の圧油供給管路イ，ロにアキュムレータ１１，
１２を設け、車両のステアリング作動開始時における上
記ボトム側油室内の急激な圧力上昇を抑止するように構
成した。なお絞り部１３，１４は、車体乱調振動をより
効果的に減衰せしめるために設けたのもであるが、ボト
ム側油室内の圧力変動，回路内管路抵抗などの条件によ
っては省略することができる。
次に、本考案のステアリング用油圧回路の作用について
述べる。ハンドル２のステアリング作動開始時にはステ
アリングバルブ１の流路開口度は小さいが、アキュムレ
ータ１１，１２がそれぞれステアリングシリンダ３，４
のボトム側油室に通じるステアリングバルブ１下流側の
圧油供給管路イ，ロに設けてあるので、ボトム側油室内
の急激な圧力上昇を十分に抑止することができる。
述べる。ハンドル２のステアリング作動開始時にはステ
アリングバルブ１の流路開口度は小さいが、アキュムレ
ータ１１，１２がそれぞれステアリングシリンダ３，４
のボトム側油室に通じるステアリングバルブ１下流側の
圧油供給管路イ，ロに設けてあるので、ボトム側油室内
の急激な圧力上昇を十分に抑止することができる。
第２図は、本考案の他実施例を示す油圧回路の部分図で
ある。ステアリングシリンダ３，４のそれぞれ圧油供給
管路イとロを連通する管路ハに高圧選択用としてシャト
ル弁１５を介設し、そのシャトル弁１５と１個のアキュ
ムレータ１６とを連通せしめた。それにより、ステアリ
ング用油圧回路に配置するアキュムレータの個数を１個
にすることができる。
ある。ステアリングシリンダ３，４のそれぞれ圧油供給
管路イとロを連通する管路ハに高圧選択用としてシャト
ル弁１５を介設し、そのシャトル弁１５と１個のアキュ
ムレータ１６とを連通せしめた。それにより、ステアリ
ング用油圧回路に配置するアキュムレータの個数を１個
にすることができる。
考案の効果 建設車両のステアリング作動開始時には、車両のタイヤ
と路面との摩擦抵抗の変化に基因して左右のステアリン
グシリンダの負荷側油室内圧力は急激に上昇する。この
場合、ステアリングバルブの流路開口度は小さいが、ア
キュムレータがそれぞれステアリングシリンダの負荷側
油室に通じるステアリングバルブ下流側の圧油供給管路
に設けてあるので、上記負荷側油室内の急激な圧力上昇
を十分に抑止することができる。したがって本考案のス
テアリング用油圧回路を装備した建設車両では、ステア
リング作動開始時における車体のハンチング発生を防止
することができる。
と路面との摩擦抵抗の変化に基因して左右のステアリン
グシリンダの負荷側油室内圧力は急激に上昇する。この
場合、ステアリングバルブの流路開口度は小さいが、ア
キュムレータがそれぞれステアリングシリンダの負荷側
油室に通じるステアリングバルブ下流側の圧油供給管路
に設けてあるので、上記負荷側油室内の急激な圧力上昇
を十分に抑止することができる。したがって本考案のス
テアリング用油圧回路を装備した建設車両では、ステア
リング作動開始時における車体のハンチング発生を防止
することができる。
第１図はこの考案にかかるステアリング用油圧回路図、
第２図はこの考案の他実施例を示す油圧回路の部分図、
第３図は従来技術ステアリング用油圧回路図である。 １……ステアリングバルブ ２……ハンドル ３，４……ステアリングシリンダ ５，６……油圧ポンプ ９……クッションバルブ １１，１２，１６……アキュムレータ １３，１４……絞り部 １５……シャトル弁
第２図はこの考案の他実施例を示す油圧回路の部分図、
第３図は従来技術ステアリング用油圧回路図である。 １……ステアリングバルブ ２……ハンドル ３，４……ステアリングシリンダ ５，６……油圧ポンプ ９……クッションバルブ １１，１２，１６……アキュムレータ １３，１４……絞り部 １５……シャトル弁
Claims (1)
- 【請求項１】ハンドルをステアリングバルブに連係し、
そのステアリングバルブと油圧ポンプとをプライオリテ
ィバルブを介して連通し、かつ上記ステアリングバルブ
の下流側に左右のステアリングシリンダを配設している
ステアリング用油圧回路において、上記左右のステアリ
ングシリンダのそれぞれ負荷側油室に通じるステアリン
グバルブ下流側の圧油供給管路にアキュムレータを設
け、車両のステアリング作動開始時における上記負荷側
油室内の急激な圧力上昇を抑止するようにしたことを特
徴とする建設車両のステアリング用油圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987178090U JPH0619422Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 建設車両のステアリング用油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987178090U JPH0619422Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 建設車両のステアリング用油圧回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0181376U JPH0181376U (ja) | 1989-05-31 |
| JPH0619422Y2 true JPH0619422Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31469724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987178090U Expired - Lifetime JPH0619422Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 建設車両のステアリング用油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619422Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP1987178090U patent/JPH0619422Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0181376U (ja) | 1989-05-31 |
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