JPH0619390U - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

電子鍵盤楽器

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JPH0619390U
JPH0619390U JP6363192U JP6363192U JPH0619390U JP H0619390 U JPH0619390 U JP H0619390U JP 6363192 U JP6363192 U JP 6363192U JP 6363192 U JP6363192 U JP 6363192U JP H0619390 U JPH0619390 U JP H0619390U
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cabinet
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speaker
electronic keyboard
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克彦 鳥居
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型化を抑制しつつ、良好な再生音を得るこ
とができる電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。 【構成】 楽器本体2の底板を構成する棚板5の下面
に、スピーカ13を収納するための左右一対のキャビネ
ット14,14が取り付けられた電子鍵盤楽器1におい
て、一対のキャビネット14は、棚板5を一の構成部材
として、それぞれ別個に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、スピーカとキャビネットから成るスピーカシステムを備え る電子ピアノや電子オルガンなどの電子鍵盤楽器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2および図3は、それぞれ従来の異なる電子ピアノの基本構造図である。図 2に示す電子ピアノ21は、ピアノ本体22と、ピアノ本体22を左右両端部で 支持する一対の支脚23,23とで構成されており、ピアノ本体22内に左右一 対のスピーカシステム24,24を備えている。各スピーカシステム24は、高 音用スピーカ25と低音用スピーカ26とから成り、低音用スピーカ26はピア ノ本体22内においてキャビネット27に収容された状態で、棚板28に形成さ れた放音口29から外部に臨むようになっている。すなわち、棚板28をバッフ ルとしてキャビネット27が構成されている。
【0003】 図3に示す電子ピアノ31は、ピアノ本体32と、ピアノ本体32を支持する 一対の支脚33,33とで構成されており、ピアノ本体32,32内に一対の高 音用スピーカ34,34がそれぞれ収容され、ピアノ本体32の下部、棚板35 の下面に取り付けられたキャビネット36内に、一対の低音用スピーカ37,3 7が収容されている。キャビネット36は、棚板35と両支脚33,33に囲ま れたピアノ本体32の下部空間をいっぱいに利用して形成されており、中間に設 けた隔壁38により2つのキャビネット空間が構成されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示す電子ピアノ21では、キャビネット27がピアノ本体22内に収容 されているため、低音再生能力を高めるべくキャビネット27の容量を大きくし ようとすると、ピアノ本体22内の他の音響装置などの設置スペースが小さくな ってしまい、逆に他の音響装置のスペースを十分に確保しようとすると、キャビ ネット27の容量が小さくなってしまい、結局、両者を満足させるためにはピア ノ本体22を大型にせざるを得なかった。したがって、電子ピアノ21全体とし て大型になり、設置の自由度が低下すると共に、コストアップの原因となってい た。
【0005】 一方、図3に示す電子ピアノ31では上記のような問題は無いが、キャビネッ ト36がピアノ本体32の下部空間いっぱいに形成されているため、内蔵する低 音用スピーカ37の大きさに関係なく、縦長(同図中の左右方向の長さ)の大き なキャビネット(キャビネット空間)36となってしまい、コストアップの原因 となっていた。しかも、キャビネット(キャビネット空間)36の縦、横、奥行 きの寸法比率が必然的に確定してしまうため、キャビネット36を音響特性の良 好な所望の寸法比率に形成することができず、容量に比して低音再生能力が劣る ものとなっていた。
【0006】 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、大型化を抑制しつつ、 良好な再生音を得ることができる電子鍵盤楽器を提供することをその目的として いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案は、楽器本体の底板を構成する棚板の下面に、ス ピーカを収納するための左右一対のキャビネットが取り付けられた電子鍵盤楽器 において、一対のキャビネットは、棚板を一の構成部材として、それぞれ別個に 構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
左右一対のキャビネットを、楽器本体の棚板の下面に取り付けるようにすれば 、楽器本体を大型化する必要がなく、また、一対のキャビネットをそれぞれ別個 に構成すれば、内蔵するスピーカに合わせて容量やキャビネットの縦、横、奥行 きのプロポーションを自由に設計できる。さらに、キャビネットを、棚板を一の 構成部材として構成するようにすれば、キャビネットの棚板側の構成部材を省略 することができると共に、キャビネットを一体成型品で構成することも容易にな る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に係る電子ピアノについて説明する。図1は電子ピア ノの基本構造図であり、この電子ピアノ1は、ピアノ本体2と左右の両脚部3, 3と、両脚部3,3間に渡したペダル部4とで構成されている。ピアノ本体2は 、両脚部3,3が取り付けられた棚板5と、棚板5上に前後方向にそれぞれ配設 された鍵盤部6および上ケース7に収容された装置部8とで構成されている。
【0010】 各脚部3は厚板状に形成され、下端部が前方に突き出していて、ピアノ本体2 を安定に支持できるようになっている。ペダル部4は、両脚部3,3の下端間に 掛け渡したボトムプレート9と、ボトムプレート9の中間位置に取り付けられた 3本のペダル10,10,10とで構成されている。そして、この電子ピアノ1 には、装置部8内の音響装置から出力される音声信号を再生するスピーカシステ ム11が組み込まれている。
【0011】 スピーカシステム11は、電子ピアノ1の左右にステレオ用に一対組み込まれ ており、各スピーカシステム11は、高音用スピーカ12と、低音用スピーカ1 3と、低音用スピーカ13を収容するキャビネット14とで構成されている。両 高音用スピーカ12,12は、装置部8内の左右両端部に対称に位置させて、や や上向き状態で組み込まれており、装置部8の内部から鍵盤部6側の外部に臨む ようになってる。
【0012】 左右一対のキャビネット14,14は、それぞれ木質合板で箱型に構成され、 低音用スピーカ13を収容した状態で、棚板5の下面に互いに間隙を存して左右 対称位置にそれぞれ取り付けられている。各キャビネット14の上端は、棚板5 の下面に当接するようにして固定されており、棚板5がキャビネット14の背板 を兼ねている。また、各キャビネット14の下面はバッフル15となっており、 スピーカ放音口16とダクト放音口17とが形成されている。低音用スピーカ1 3は、このスピーカ放音口16に内側から臨むように下向きに取り付けられ、同 様に、ダクト18が、このダクト放音口17に内側から連通するように下向きに 取り付けられている。すなわち、このキャビネット14は、いわゆるバスレフ・ システムの構造となっている。なお、図示しないが、キャビネット14内には、 定在波を防ぎ、不要な共振を抑えるべく吸音材が内張りされている。
【0013】 以上のように本実施例の電子ピアノ1によれば、キャビネット14を、デッド スペースとなりがちなピアノ本体2の棚板5の下面に取り付けた構造になってい るので、キャビネット14を十分な大きさのもので構成できると共に、ピアノ本 体2を比較的小型に構成でき、小型で良好な音質を持つ電子ピアノ1とすること ができる。また、左右一対のキャビネット14,14がそれぞれ別個に構成され ているので、内蔵する低音用スピーカ13に合わせた内容量に自在に構成できる と共に、キャビネット14自体の縦、横、奥行きの寸法比率を所望の音響特性に 合致するように構成でき、より一層良質な再生音を得ることができる。さらに、 キャビネット14の背板を棚板5で兼用するようにしているので、キャビネット 14の構成部材を一部省略することができ、コストを低減することができる。
【0014】 なお、本実施例では、キャビネットを木質合板で箱型に形成するようにしてい るが、樹脂の一体成型品で構成するようにしてもよい。この場合に、バッフルや ダクトも含め一体に形成するようにすれば、キャビネットを極めて低コストで構 成することができる。また、中音域の特性を重要視するものにあっては、四隅の 角を丸めた仕上げ形状としたもの、すなわちラウンドバッフル型のキャビネット を構成することも容易になる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案の電子鍵盤楽器によれば、左右一対のキャビネットを、そ れぞれ別個に構成すると共に、楽器本体の棚板の下面に、棚板を一の構成部材と して取り付けるようにしているので、空きスペースが有効に利用できて、楽器本 体を比較的小型化することができる。また、キャビネットの容量や縦、横、奥行 きの寸法を自由に設計できるので、良好な再生音を得ることができる。さらに、 キャビネットの棚板側の構成部材を省略することができると共に、キャビネット の大きさや材質も自由に選択できて、コストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電子ピアノの基本構造図である。
【図2】従来の電子ピアノ(1)の基本構造図である。
【図3】従来の電子ピアノ(2)の基本構造図である。
【符号の説明】
1 電子ピアノ 2 ピアノ本体 5 棚板 13 低音用スピーカ 14 キャビネット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽器本体の底板を構成する棚板の下面
    に、スピーカを収納するための左右一対のキャビネット
    が取り付けられた電子鍵盤楽器において、 前記一対のキャビネットは、前記棚板を一の構成部材と
    して、それぞれ別個に構成されていることを特徴とする
    電子鍵盤楽器。
JP1992063631U 1992-08-19 1992-08-19 電子鍵盤楽器 Expired - Lifetime JP2560313Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992063631U JP2560313Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 電子鍵盤楽器

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Publications (2)

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JPH0619390U true JPH0619390U (ja) 1994-03-11
JP2560313Y2 JP2560313Y2 (ja) 1998-01-21

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ID=13234893

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013231822A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130859A (ja) * 1983-12-20 1985-07-12 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JPH0431200U (ja) * 1990-07-11 1992-03-12

Patent Citations (2)

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