JPH061936U - オイルシール - Google Patents

オイルシール

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Publication number
JPH061936U
JPH061936U JP046722U JP4672292U JPH061936U JP H061936 U JPH061936 U JP H061936U JP 046722 U JP046722 U JP 046722U JP 4672292 U JP4672292 U JP 4672292U JP H061936 U JPH061936 U JP H061936U
Authority
JP
Japan
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metal ring
lip
oil seal
metal
baking
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Pending
Application number
JP046722U
Other languages
English (en)
Inventor
征洋 小玉
Original Assignee
株式会社日本気化器製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本気化器製作所 filed Critical 株式会社日本気化器製作所
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属環とリップが一体形で外周金属形のオイ
ルシールにおける金属環の防食性および取付孔との間の
密封性、リップの金属環への焼付け密着性を向上する。 【構成】 プレス加工によって作られた金属環1の表面
を粗面とし弾性材料からなるリップ5の焼付け密着性を
良好とするとともに、固相拡散処理を施して耐食性を向
上した。また、金属環1の外側周面に環状のくぼみ4を
設けて液状シール剤を入れ取付孔との密封性を確保でき
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軸の密封装置として用いられるオイルシール、詳しくはばね入りまた はばねなし外周金属形のオイルシールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軸受その他潤滑部分の密封装置として周知のオイルシールは、耐油合成ゴム、 シリコンゴムのような弾性材料からなるリング状のリップと金属環とによって構 成されており、JIS B2402で規格化されているように外側周面がリップ のゴムで形成されているものと、外側周面が金属環で形成されているものとに大 別される。
【0003】 これらの内で外側周面が金属環で形成されているものとしては、機械加工によ り作った金属環にリップを挿入しリップの外周で金属環とのシール性をもたせる とともに内周で軸とのシール性をもたせるようにした二体形のものと、プレス加 工により作った金属環にリップを焼付けし焼付け個所で金属環とのシール性をも たせるとともに内周で軸とのシール性をもたせるようにした一体形のものとがあ り、例えば自動車エンジンの吸気制御用絞り弁の弁軸密封装置として価格面で有 利な一体形のものを用いることが多い。
【0004】 ところが、プレス加工は冷間圧延鋼板に施すのが普通であり、そのままでは耐 食性に問題があって早期発錆を免かれない。その対策として、メッキなどの表面 処理を施すか或いはステンレス鋼を使用すると、表面が平滑なためリップを焼付 けたときの密着性がよくなく密封性を損ねたり、或いは取扱い時や軸の回転時に リップが剥離する心配がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、プレス加工により作った金属環に弾性材料 からなるリップを焼付けした外周金属形のオイルシールは耐食性に劣り、或いは 焼付け密着性がよくない、という点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は金属環の表面を粗面とし且つ固相拡散処 理を施すとともに外側周面に環状のくぼみを設ける、という手段を施したことを 特徴とし、これにより金属環の耐食性とリップの焼付け密着性とが良好で密封性 にすぐれた外周金属形のオイルシールが提供される。
【0007】
【作用】
金属環は固相拡散処理によって耐食性が与えられ、粗面によってリップを焼付 けたとき密着性を良好とする。また、軸を貫通させた取付孔と金属環との間の密 封性はくぼみに液状シール剤を入れて確保させる。
【0008】
【実施例】
図面を参照して本考案の実施例を説明すると、金属環1は短円筒形の周壁部2 とその一端の内側方へ直角に曲げられた円環形の遮壁部3とからなり、周壁部2 は外側方に開いた環状のくぼみ4が形成されている。
【0009】 この金属環1は従来と同様に冷間圧延鋼板をプレス加工することによって作ら れているが、表面はかなりの粗さの粗面とされ、且つ固相拡散処理好ましくは窒 化処理が施されている。
【0010】 また、リップ5は従来と同様の弾性材料で作られていて、遮壁部3の内側端縁 部に基部6を焼付けによって密着させることにより一体化されている。
【0011】 図2はこのような本実施例を自動車エンジンの吸気制御用絞り弁の弁軸のオイ ルシールとして使用した一例を示すものであって、スロットルボディ11に円板 形の絞り弁12を取付けた弁軸13が架設され、スロットルボディ11と一体の ケーシング14の取付孔15に装入した軸受16に弁軸13が支持されている。
【0012】 弁軸13を貫通させた取付孔15の軸受16の外側方には本実施例のオイルシ ールが嵌装され、リップ5の内周面7およびその外側方のちりよけ8が弁軸13 の表面に接触して軸受16の密封を行なうとともにごみの侵入を防止している。 一方、取付孔15の孔壁と金属環1の周壁部2とは、周壁部2が粗面であるため 密封性に劣るが、くぼみ4に液状シール剤を入れることによってすぐれた密封性 を得ることができる。
【0013】 尚、金属環1のくぼみ4は一個に限らず二個以上を並べて設けることができる 。また、リップ5はばね入りとしたもの或いはちりよけ8を有しないものであっ てもよいことは勿論である。更に、リップ5の基部6は金属環1の内面の全面に 重ねて焼付けられるようにしてもよいが、粗面によって強固に密着するので実施 例のように一部分に重ねて焼付けられるものであってもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案によると、価格面で有利な一体形であって外周金属形のオイルシールに おける金属環の耐食性が固相拡散処理によって向上し発錆の心配がなくなるばか りか、金属環の表面を粗面としたことによりリップの焼付け密着性が良好となり 密封性を損わないとともに強固に一体化して剥離する心配なく使用することがで きる。また、取付孔と金属環との密封性はくぼみを利用して液状シール剤などを 用いることにより確保され、すぐれた密封効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の実施例の使用例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 金属環、4 くぼみ、5 リップ、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周金属形のオイルシールであって、金
    属環がプレス加工によって作られその表面が粗面とされ
    且つ固相拡散処理を施されているとともに外側周面に環
    状のくぼみを有しており、弾性材料からなるリップが前
    記金属環に焼付けによって密着させられていることを特
    徴とするオイルシール。
JP046722U 1992-06-11 1992-06-11 オイルシール Pending JPH061936U (ja)

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JPH061936U true JPH061936U (ja) 1994-01-14

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62155378A (ja) * 1985-12-26 1987-07-10 Arai Pump Mfg Co Ltd 外周金属嵌合型オイルシール
JPH0225773B2 (ja) * 1983-07-29 1990-06-05 Gutsudoiyaa Taiya Ando Rabaa Co Za
JPH02225883A (ja) * 1990-01-20 1990-09-07 Arai Pump Mfg Co Ltd オイルシールの補強環の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225773B2 (ja) * 1983-07-29 1990-06-05 Gutsudoiyaa Taiya Ando Rabaa Co Za
JPS62155378A (ja) * 1985-12-26 1987-07-10 Arai Pump Mfg Co Ltd 外周金属嵌合型オイルシール
JPH02225883A (ja) * 1990-01-20 1990-09-07 Arai Pump Mfg Co Ltd オイルシールの補強環の製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980616