JPH06193505A - 圧力リング - Google Patents

圧力リング

Info

Publication number
JPH06193505A
JPH06193505A JP4348299A JP34829992A JPH06193505A JP H06193505 A JPH06193505 A JP H06193505A JP 4348299 A JP4348299 A JP 4348299A JP 34829992 A JP34829992 A JP 34829992A JP H06193505 A JPH06193505 A JP H06193505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concave portion
convex portion
mating
pressure ring
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4348299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ito
義洋 伊藤
Isamu Akabane
勇 赤羽根
Mitsuo Ito
光夫 伊藤
Akira Kabasawa
晃 樺沢
Hiroshi Kiyohara
啓 清原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Nippon Piston Ring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Piston Ring Co Ltd filed Critical Nippon Piston Ring Co Ltd
Priority to JP4348299A priority Critical patent/JPH06193505A/ja
Publication of JPH06193505A publication Critical patent/JPH06193505A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊合い口構造の圧力リングが有する優れた
気密特性を、シリンダ内壁の磨耗時も維持し、耐折損性
が向上して充分な耐久性を有する圧力リングを提供す
る。 【構成】 圧力リングRは、一方の合い口端部11に外
周面および一方側面から周方向に延びる凸部12を設
け、他方の合い口端部1に凸部に係合する切欠凹部2を
設けて構成される。そして、圧力リングをシリンダ内に
装着した状態で、切欠凹部の合い口端面と該端面に対向
する凸部の合い口端面とが対向配置されると共に、切欠
凹部の合い口端面の先端部が凸部の基部近傍で凸部に当
接され、この当接部分以外は切欠凹部の合い口端面と凸
部の合い口端面とにより空隙Gが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力リングに係り、特
に優れた気密性を維持しつつ耐折損性を向上せしめた圧
力リングに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に内燃機関のピストンには、ピスト
ンリングとして圧力リングとオイルリングとが装着され
る。この圧力リングは、高圧の燃焼ガスが燃焼室側から
クランク室側へ流出する現象(ブローバイ)の防止機能
およびシリンダ内壁の余分な潤滑油が燃焼室に流入する
ことを防止している。一方、オイルリングは、シリンダ
内壁の余分な潤滑油がクランク室側から燃焼室側へ侵入
して消費される現象(オイルアップ)の抑制機能を有す
る。そして、従来の標準的なピストンリングの組合せと
しては、トップリングおよびセカンドリングからなる2
本の圧力リングと1本のオイルリングとの計3本のピス
トンリングの組合せが挙げられる。
【0003】一方、内燃機関の低燃費化の要請からピス
トンリングの構成についても種々の検討がなされ、特に
1本の圧力リングと1本のオイルリングとを組合せた2
本構成のピストンリングは、摩擦損失を低減し、内燃機
関の一層の効率化を可能にする技術として注目されてい
る。
【0004】しかしながら、この2本構成のピストンリ
ングはシール性の維持に留意しなければならない。従っ
て、ここに使用される圧力リングは、気密特性に優れて
いることが要求される。かかる気密特性の向上を図った
圧力リングとして、たとえば図11に示す特殊合い口構
造(いわゆるダブルラップジョイント構造)の圧力リン
グが提案されている(実公平1−22916号公報参
照)。
【0005】この特殊合い口構造の圧力リングは、図1
1に示すように、一方の合い口端部におけるシリンダ内
壁側の隅部に切欠凹部50を設け、他方の合い口端部に
内燃機関用ピストンに装着され更にシリンダ内に装着さ
れたときに切欠凹部50に収容される凸部60を設けて
いる。
【0006】しかし、図11に示す特殊合い口構造の圧
力リングは、燃焼室方向へのオイル上りに対する気密特
性が向上しているためオイル消費量は低減するものの、
凸部60の折損のおそれがあった。
【0007】かかる問題点の解決手段として、実開平4
−119665号公報で開示された考案が提案されてい
る。この考案は、図12(A),(B)に示すように、
凸部70と切欠凹部80とが対向し、凸部70の下面
(合い口端面)と切欠凹部80の上面(合い口端面)と
がなす微小隙間を、凸部70の基部側を最小とし、先端
に向かって徐々に拡大するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンの使用中にピストンリングの外周およびシリンダの内
壁は、ピストンリングの摺動により徐々に磨耗する。こ
の磨耗により圧力リングはその半径方向に拡がり、図1
2(C)に示すように、切欠凹部80の先端上角部と凸
部70の下面との間に空隙G1 が形成される。この空隙
1 が形成されると気密性が劣化し、前記潤滑油の消費
量が増加するという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたものであり、特殊合い口構造のピストンリン
グが有する優れた気密性を、該ピストンリングの外周お
よびシリンダ内壁が磨耗しても維持し、かつ耐折損性の
向上が図られた圧力リングを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、内燃機関用ピストンリングであって、一方
の合い口端部におけるシリンダ内壁側の隅部に切欠凹部
を設け、前記切欠凹部に収容される凸部を他方の合い口
端部に設け、前記切欠凹部の合い口端面がなす受け面と
前記凸部の合い口端面がなす合せ面とを対向させるよう
にした圧力リングにおいて、前記切欠凹部の受け面の先
端部に凸状部を設けて構成した。
【0011】また、内燃機関用ピストンリングであっ
て、一方の合い口端部におけるシリンダ内壁側の隅部に
切欠凹部を設け、前記切欠凹部に収容される凸部を他方
の合い口端部に設け、前記切欠凹部の合い口端面がなす
受け面と前記凸部の合い口端面がなす合せ面とを対向さ
せるようにした圧力リングにおいて、前記凸部の合せ面
の基端部側に凸状部を設けて構成した。
【0012】
【作用】前記切欠凹部の受け面の先端部に設けられた凸
状部が前記凸部の基部近傍に当接するので、前記凸部と
切欠凹部との当接時の曲げモーメントが小さく、耐折損
性が良い。また、前記凸部の合せ面の基部近傍に設けら
れた凸状部が前記凹部の受け面に当接するので、前記凸
部と切欠凹部の当接時の曲げモーメントが小さく、耐折
損性が良い。
【0013】また、シリンダ内に装着した状態で、前記
切欠凹部の合い口端面がなす受け面と前記凸部の合い口
端面がなす合せ面とを対向配置しているので、シリンダ
内壁の磨耗が発生しても、前記受け面と合せ面とが相互
に平行移動するだけであり、前記受け面と合せ面との間
における空隙が増加することがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。第1実施例 第1実施例の斜視図および正面図を図1(A),(B)
に示す。本実施例は、切欠凹部の先端部に、凸部の基部
に当接される部分(凸状部)を設けた場合である。
【0015】図1(A)に示すように、本実施例の圧力
リングRの合い口部は、一方の合い口端部1におけるシ
リンダ内壁側3の隅部に切欠凹部2が設けられると共
に、他方の合い口端部11に内燃機関用ピストンに装着
され更にシリンダ内に装着されたときに前記切欠凹部2
に収容される断面形状が三角形の凸部12が設けられて
なる。
【0016】前記切欠凹部2には、ピストン溝上面の半
径方向(シリンダ壁面側)に向かう下り勾配を有する受
け面4が形成されている。また、前記凸部12には、前
記受け面4と同方向の下り勾配を有する合せ面13が形
成されている。即ち、前記受け面4は、前記合せ面13
の補形をなす。そして、前記受け面4の先端縁に沿っ
て、前記合せ面13に平行な上面5aを有する凸状部5
が半径方向に形成されている。
【0017】前記凸部12は、図1(B)に示すよう
に、シリンダ内に装着した状態で切欠凹部2に収容され
る。この装着状態では、前記凸状部5の上面5aが凸部
12の基部近傍で凸部12の合せ面13に接する。
【0018】そして、シリンダ内でのピストンの往復運
動に伴う圧力リングの摺動時における該圧力リングの凸
部12の基部にかかる曲げモーメントは、図2(A)に
示すように、一定の大きさの荷重Fが接触的に作用した
場合、F×Lで表わされる。この曲げモーメントは小さ
いので、前述の如き構成の圧力リングRは耐折損性が向
上する。
【0019】また、この圧力リングにおいては、図1
(B)に示すように、切欠凹部2の受け面4と、この受
け面4に対応する凸部12の合せ面13との間に連続す
る空隙Gが形成される。
【0020】また、シリンダ壁が磨耗した場合には、図
2(B)に示すように、凸部12の合せ面13と切欠凹
部2の凸状部5の上面5aとは相互に平行移動するだけ
であって、空隙Gが増加することがない。従って、圧力
リングの磨耗が生じても気密性が維持され、潤滑油消費
量が増加することがない。
【0021】なお、本実施例では受け面4と合せ面13
とが平行の場合を示したが(図1(B)参照)、図1
(C)に示すように、凸部12の合せ面13がピストン
溝20の側壁20a,20bに平行でさえあれば、切欠
凹部の受け面4Xは前記合せ面13に平行でなくともよ
い。このように構成しても、圧力リングの合い口はシリ
ンダ内壁の磨耗によりシリンダ溝に沿って左右に開くだ
けなので、凸状部の上面5aと合せ面13との当接状態
が維持され、気密性が維持される。また、図示はしてい
ないが、凸部12の合せ面13は、その先端部にテーパ
ーや曲面の面取りを施してもよい。このようにすれば、
シリンダ内壁,リング外周の磨耗が進行し、エンジンの
寿命が尽きる場合でも、凸部12の先端で接触すること
がない。
【0022】要するに、エンジンの寿命(シリンダ,リ
ングの磨耗)を考慮し、磨耗によって合い口量が拡がる
長さだけ平行部分として形成しておけば、前記磨耗が発
生しても気密性の維持という目的が達成される。第2実施例 第2実施例の斜視図および正面図を図3(A),(B)
に示す。本実施例は、凸部の合せ面の基端部側に凸状部
を設けることにより、凸部の基端部と切欠凹部の先端部
とが当接するようにした場合である。
【0023】図3(A),(B)に示すように、圧力リ
ングは一方の合い口端部1Aと他方の合い口端部11A
とを有している。一方の合い口端部1Aを構成する断面
形状直角三角形の凸部12Aの合せ面には、「凸状部」
であるやや高い第1端面13A1 とやや低い第2端面1
3A2 とが形成されている。
【0024】また、切欠凹部2Aは、平坦な受け面4A
により構成されている。即ち、前記受け面4Aは、合せ
面である第1,第2端面13A1 ,13A2 の補形をな
している。
【0025】このように一方の合い口端部と他方の合い
口端部を構成しても、第1実施例と同様に曲げモーメン
トが小さいので折損特性が良好であり、シリンダ内壁が
磨耗した場合にも凸部12Aの第1端面13A1 と、受
け面4Aとの空隙が増加することがない。第3実施例 第3実施例の端面図を図4に示す。図4に示すように、
凸部12の合せ面と切欠凹部2の受け面により構成され
る空隙Gに、自己潤滑性の樹脂をスプレーで塗布した
後、焼成する。このようにして空隙Gを前記樹脂で充填
すれば、気密性の低下を防止することができる。ここ
に、自己潤滑性の樹脂としては、4弗化エチレン樹脂や
ポリイミド樹脂、およびこれらの樹脂に2硫化モリブデ
ンや黒鉛等の自己潤滑性をもつ粉末を混入した樹脂が好
適である。第4実施例 図5に示すように、第4実施例は、凸部12Bの断面形
状が上辺の長い台形であり、下面が第1合せ面13Cを
なし、斜面が第2合せ面13Dをなす。即ち、前記断面
形状は、台形のリングの半径方向内側の一辺Pが、リン
グの側面に対応する辺のリング半径方向内側端P1 から
シリンダ内壁面に向い傾斜している。また、切欠凹部2
BCは、前記第1合せ面13Cに対応し先端部に凸状部
5Aを有する第1受け面2Bと、前記第2合せ面13D
に対応する第2受け面2Cとからなる。なお、図示しな
いが、切欠凹部2BCにおける第2合せ面13Dに対応
する先端部にも、凸状部5Aと同様の凸状部を形成すれ
ば、更にシール性および耐折損性が向上する。
【0026】この第4実施例の場合にも、前述と同様に
受け面は合せ面の補形をなし、また、第3実施例と同様
に樹脂を合せ面と受け面との間に充填すれば、気密性が
向上する。第5実施例 図6に示すように、第5実施例は、凸部12B1 の断面
形状が上辺の長い台形であり、下面が段差状の第1合せ
面13C1 と第2合せ面13C2 とからなり、斜面が第
3合せ面13D1 をなす。また、切欠凹部2BC1 は、
前記第1合せ面13C1 ,第2合せ面13C2 に対応す
る第1受け面2B1 と、前記第3合せ面13D1 に対応
する第2受け面2C1 とからなる。なお、図示しない
が、第3合せ面13D1 の先端部も第2合せ面13C2
と同一幅で切削し、第2受け面2C 1 とは接触しないよ
うにすれば、更にシール性および耐折損性が向上する。
【0027】この第5実施例の場合にも、前述と同様に
受け面は合せ面の補形をなし、また、第3実施例と同様
に樹脂を合せ面と受け面との間に充填すれば、気密性が
向上する。第6実施例 図7に示すように、第6実施例は、凸部12Cの断面形
状が矩形であり、下面が第1合せ面13Eをなし、奥側
面が第2合せ面13Fをなす。また、切欠凹部DEは、
前記第1合せ面13Eに対応し先端部に凸状部5Bを有
する第1受け面2Dと、前記第2合せ面13Fに対応す
る第2受け面2Eとからなる。なお、第2受け面2Eの
先端部にも凸状部を形成してもよい。このようにすれ
ば、一層シール性が向上する。
【0028】この第6実施例の場合にも、前述と同様に
受け面は合せ面の補形をなし、また、第3実施例と同様
に樹脂を合せ面と受け面との間に充填すれば、気密性が
向上する。第7実施例 図8に示すように、第7実施例は、凸部12C1 の断面
形状が矩形であり、下面が段差状の第1合せ面13E1
と第2合せ面13E2 とからなり、奥側面が第3合せ面
13F1 をなす。また、切欠凹部DE1 は、前記第1合
せ面13E1 ,第2合せ面13E2 に対応する第1受け
面2D1 と、前記第3合せ面12C1 に対応する第2受
け面2E1 とからなる。なお、第3合せ面13F1 の先
端部も第2合せ面13E2 と同一幅で切削し、第2受け
面2E1 とは接触しないようにしてもよい。このように
すれば、一層シール性が向上する。
【0029】この第7実施例の場合にも、前述と同様に
受け面は合せ面の補形をなし、また、第3実施例と同様
に樹脂を合せ面と受け面との間に充填すれば、気密性が
向上する。第8実施例 図9に示すように、第8実施例は、凸部12Dの断面形
状が上辺の短い台形であり、下面が第1合せ面13Gを
なし、下り勾配の奥斜面が第2合せ面13Hをなす。即
ち、前記断面形状は、リングの半径方向の一辺Qが、リ
ングの側面に対応する辺のリング半径方向内側端Q1
らリングの半径方向内側に傾斜している。また、切欠凹
部2FGは、前記第1合せ面13Gに対応し先端部に凸
状部5Cを有する第1受け面2Fと、前記第2合せ面1
3Hに対応する第2受け面2Gとからなる。なお、第2
受け面2Gの先端部にも凸状部5Cと同様の凸状部を形
成してもよい。このようにすれば、一層シール性,耐折
損性が向上する。
【0030】この第8実施例の場合にも、前述と同様に
受け面は合せ面の補形をなし、また、第3実施例と同様
に樹脂を合せ面と受け面との間に充填すれば、気密性が
向上する。第9実施例 図10に示すように、第9実施例は、凸部12D1 の断
面形状が矩形であり、下面が段差状の第1合せ面13G
1 と第2合せ面13G2 とからなり、下り勾配の奥斜面
が第3合せ面13H1 をなす。また、切欠凹部2FG1
は、前記第1合せ面13G1 ,第2合せ面13G2 に対
応する第1受け面2F1 と、前記第3合せ面13H1
対応する第2受け面2G1 とからなる。なお、第3合せ
面13H 1 の先端部にも第2合せ面と同一幅で切削し、
第2受け面2G1 とは接触しないようにしてもよい。こ
のようにすれば、一層シール性,耐折損性が向上する。
【0031】この第9実施例の場合にも、前述と同様に
受け面は合せ面の補形をなし、また、第3実施例と同様
に樹脂を合せ面と受け面との間に充填すれば、気密性が
向上する。
【0032】
【発明の効果】以上に説明しように、本発明によれば、
凸部の合せ面と切欠凹部の受け面を対向配置し、凸部の
合せ面の基部と切欠凹部の受け面の先端部とを当接せし
めるようにしているので、シリンダ内に装着した際の気
密性を維持し、凸部の耐折損性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の合い口部を示す部分説明
図であって、(A)は斜視図、(B)はIB-IB 線に沿う
端面図、(C)は第1実施例の変形例の端面図である。
【図2】前記合い口端部の動作を示す図であって、
(A)は曲げモーメントを説明する図、(B)は圧力リ
ングの磨耗したときの状況を説明する図である。
【図3】本発明の第2実施例の合い口部を示す部分説明
図であって、(A)は斜視図、(B)は端面図である。
【図4】本発明の第3実施例の空隙に樹脂を塗布した状
態を示す端面図である。
【図5】本発明の第4実施例の斜視図である。
【図6】本発明の第5実施例の斜視図である。
【図7】本発明の第6実施例の斜視図である。
【図8】本発明の第7実施例の斜視図である。
【図9】本発明の第8実施例の斜視図である。
【図10】本発明の第9実施例の斜視図である。
【図11】従来の合い口構造を示す斜視図である。
【図12】図11に示した合い口構造の欠点を解消した
従来の合い口構造を説明する図であって、(A)は斜視
図、(B)は正面図、(C)は圧力リングの磨耗時の不
都合を説明する図である。
【符号の説明】
R…圧力リング 1…一方の合い口端部 2…切欠凹部 4…受け面 5…凸状部 11…他方の合い口端部 12…凸部 13…合せ面 13A1 …第1合せ面 13A2 …第2合せ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樺沢 晃 埼玉県与野市本町西5丁目2番6号 日本 ピストンリング株式会社与野工場内 (72)発明者 清原 啓 埼玉県与野市本町西5丁目2番6号 日本 ピストンリング株式会社与野工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用ピストンリングであって、一
    方の合い口端部におけるシリンダ内壁側の隅部に切欠凹
    部を設け、前記切欠凹部に収容される凸部を他方の合い
    口端部に設け、前記切欠凹部の合い口端面がなす受け面
    と前記凸部の合い口端面がなす合せ面とを対向させるよ
    うにした圧力リングにおいて、 前記切欠凹部の受け面の先端部に凸状部を設けたことを
    特徴とする圧力リング。
  2. 【請求項2】 内燃機関用ピストンリングであって、一
    方の合い口端部におけるシリンダ内壁側の隅部に切欠凹
    部を設け、前記切欠凹部に収容される凸部を他方の合い
    口端部に設け、前記切欠凹部の合い口端面がなす受け面
    と前記凸部の合い口端面がなす合せ面とを対向させるよ
    うにした圧力リングにおいて、 前記凸部の合せ面の基端部側に凸状部を設けたことを特
    徴とする圧力リング。
  3. 【請求項3】 前記凹部の受け面と前記凸部の合せ面と
    がなす空隙に、樹脂を充填したことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の圧力リング。
  4. 【請求項4】 前記凸部の断面形状は、三角形であり、
    前記切欠凹部は、これの補形をなすことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の圧力リング。
  5. 【請求項5】 前記凸部の断面形状は、矩形であり、前
    記切欠凹部は、これの補形をなすことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の圧力リング。
  6. 【請求項6】 前記凸部の断面形状は、台形であり、こ
    の台形のリングの半径方向内側の一辺は、リングの側面
    に対応する辺のリング半径方向内側端からシリンダ内壁
    面に向かい傾斜しており、前記切欠凹部は、これの補形
    をなすことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    圧力リング。
  7. 【請求項7】 前記凸部の断面形状は、台形であり、こ
    の台形のリングの半径方向側の一辺は、リングの側面に
    対応する辺のリング半径方向内側端からリングの半径方
    向内側に傾斜しており、前記切欠凹部は、これの補形を
    なすことを特徴とする請求項1または請求項2記載の圧
    力リング。
JP4348299A 1992-12-28 1992-12-28 圧力リング Pending JPH06193505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4348299A JPH06193505A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 圧力リング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4348299A JPH06193505A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 圧力リング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06193505A true JPH06193505A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18396105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4348299A Pending JPH06193505A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 圧力リング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06193505A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719297B2 (en) * 2000-08-25 2004-04-13 Mannesmann Sachs Ag Piston ring, in particular for a piston of a vibration damper
JP2020090972A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 Tpr株式会社 シールリングおよびシールリングの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719297B2 (en) * 2000-08-25 2004-04-13 Mannesmann Sachs Ag Piston ring, in particular for a piston of a vibration damper
JP2020090972A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 Tpr株式会社 シールリングおよびシールリングの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2045488B1 (en) Piston ring of reciprocating engine
US4669369A (en) Piston and piston ring assemblies
US20120227701A1 (en) Internal Combustion Engine Piston
KR20100098685A (ko) 프로화일된 리스트 핀 보어를 가지는 피스톤 조립체 및 커넥팅 로드
KR101545790B1 (ko) 피스톤 링
US6655697B2 (en) Piston oil ring having land flanked by concave sidewalls
JPS6313964A (ja) ピストンピンとスナツプリングとの潤滑機構
JPH06193505A (ja) 圧力リング
JPH06281004A (ja) 圧力リング
JPH0674339A (ja) 圧力リング
JPH06281007A (ja) 圧力リング
JPH06281005A (ja) 圧力リング
JP3890750B2 (ja) バルブステムシール
JPH06281008A (ja) 圧力リング
JPH06281006A (ja) 圧力リング
GB2125515A (en) Piston ring lubrication in internal combustion engines
JPH08261325A (ja) エキスパンダ付きオイルリング
JP2000154872A (ja) 圧力リング
JPH109400A (ja) バルブステムシール
KR100304435B1 (ko) 오일링
KR100226333B1 (ko) 밀봉 링
EP1559934A1 (en) Piston rings particularly for two-stroke engines
JP3548703B2 (ja) 内燃機関のピストンリング
JPH11173337A (ja) ウォーターポンプ用ベアリングシール
JPH06265020A (ja) 内燃機関のコンプレッションリング

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees