JPH06193477A - 自動車用エンジン - Google Patents
自動車用エンジンInfo
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- JPH06193477A JPH06193477A JP4346106A JP34610692A JPH06193477A JP H06193477 A JPH06193477 A JP H06193477A JP 4346106 A JP4346106 A JP 4346106A JP 34610692 A JP34610692 A JP 34610692A JP H06193477 A JPH06193477 A JP H06193477A
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- engine
- state
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- valve
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
域との間で切り換えた際のエンジンの燃費やドライバビ
リティの向上を図ることにある。 【構成】 エンジン運転域を全筒域と休筒域との間で変
更できる自動車用エンジン(E)であって、特に、回転
数センサ(12)と、ブースト圧センサ(10)と、負
荷センサであるアイドルスイッチ(27),エアコンス
イッチ(29),パワーステアリングスイッチ(32)
等の出力に応じて運転域を変更する制御装置15とを備
え、負荷センサであるアイドルスイッチ(27),エア
コンスイッチ(29),パワーステアリングスイッチ
(32)等の作動状態に応じて効果的に休筒域を変更
し、即ち、休筒域の狭くなるのを防ぎ、自動車用エンジ
ンの燃費やドライバビリティの向上を図る。
Description
し、さらに詳しくは、複数気筒のうちの選択された気筒
での吸・排気のための弁装置の作動を休止させることの
できる構造を備えた自動車用エンジンに関する。
低減や低燃費化を図るべく、一部気筒への吸気及び燃料
の供給を停止させ、休筒運転を行うことのできる弁停止
機構を備えた内燃機関が知られている。この種内燃機関
の弁停止機構を制御する制御手段は各種運転情報に基づ
き設定運転域に入るとその運転域内では、休筒気筒の吸
排気弁の開閉作動を停止させると共に休筒気筒への燃料
供給を停止させ、設定運転域を離脱すると、休筒気筒の
吸排気弁の開閉作動を正常状態に戻し、休筒気筒への燃
料供給を再開させている。
ジンである場合、ピストンの作動行程が同じである1番
気筒を該当させて、燃料消費量を低減させるようになっ
ており、この休筒設定は、エンンジン回転数および負荷
情報に相当する気筒内での空気の体積効率とを割り出し
て決められたマップにより実行されるようになってい
る。
うな休筒システムを用いたエンジンも含めて一般に、エ
ンジンのアイドル運転時には、エンジン側での回転を低
いものとしながら燃焼を維持させることが必要である。
そこで、例えば、このアイドル運転時に、燃費効率を優
先する目的で休筒モードを設定した場合、例えば、30
〜40%の燃費向上が図れる反面、第17図に示すよう
に、4気筒の例でいうと実線で示す全筒状態に比べて
(破線で示す)休筒状態での回転復元力、つまり、復帰
トルクが弱いために、外乱によりアイドル回転が不安定
になってしまう虞れがある。これは、全筒状態(4気
筒)の場合に比べて休筒状態(2気筒)を設定した場合
には、燃焼行程に用いられる気筒が少なくなる分、吸気
慣性効果が減少してしまい、空気の体積効率が小さくな
ることにより出力の向上が図れなくなるためである。
した場合には、例えば、空調装置が作動したときや、パ
ワステアリング機構が作動されたときの負荷増加に対
し、アイドル回転が不安定になったり、あるいは、エン
ジンが止まってしまう事態を招いてしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、上述した休筒システムを設定
できる自動車用エンジンにおける問題に鑑み、特に、ア
イドル運転時に休筒状態が設定されている場合、アイド
ル回転を低下させるような事態が生じた場合には、休筒
状態の設定を禁止して回転不調やエンストの発生を未然
に防止できる構造を備えた自動車用エンジンを得ること
にある。
ンジンにおいては、全筒状態とを切り換えるための構造
として、例えば、油圧駆動機構によりロッカーシャフト
内で突没可能なプランジャの移動を設定するようにした
構造の場合には、一方へのプランジャの移動により全筒
あるいは休筒状態を設定した直後に再度、元の状態に復
帰させるような事態が生じる場合がある。つまり、全筒
/休筒状態を判定するためのマップにおいて、全筒状態
と休筒状態との境界部を境にして交互に条件が変わるよ
うな状態で運転されているような場合には、全筒状態と
休筒状態とが頻繁に切り換えられてしまうことになる。
従って、このような場合には、上記プランジャの移動が
瞬時に切り換えられなければなず、これによって、例え
ば、プランジャがロッカーシャフト側の被係合部に係合
しようとしている段階でその係合を解除されたり、ある
いは逆に、非係合の状態に移動しようとしているときに
係合状態に復帰させられたりすると、プランジャの位置
が不安定のままとされたり、あるいは、移動切り換えに
よるプランジャと被係合部との間で部品同士の衝突が生
じてバルブ機構が破損されてしまう虞れがある。
筒システムを設定できる自動車用エンジンにおける問題
に鑑み、休筒状態が頻繁に切り換えられるような場合
に、この状態を設定するためのバルブ構成への損傷を来
すことがないようにできる構造を備えた自動車用エンジ
ンを得ることにある。さらに、このような休筒システム
を用いたエンジンも含めて一般のエンジンにあっては、
例えば、エアコンディッショナが作動している場合のよ
うに、エンジンの負荷が増加するのに合わせて吸入空気
量を増加させる、所謂、アイドルビードコントロール
(ISC)機構を設けて、エンジンの出力低下によるア
イドル回転低下が発生した場合の回転の不安定化やエン
ストを起こすのを防止する場合がある。
休筒システムを用いたエンジンに設けた場合には、エア
コンディッショナが作動された際の空気量の増加により
空気の体積効率が増加し、この増加に対応して休筒状態
から全筒状態に切り換えられてしまうことがある。従っ
て、休筒状態で走行して燃費低減を図るようにしていて
も、体積効率の増加により全筒状態への運転モードが切
り換えられることによって、燃費効率をよくするために
休筒状態を設定した利点が損なわれてしまうことにな
る。そこで、本発明の他の目的は、上述した休筒システ
ムを設定できる自動車用エンジンにおける問題に鑑み、
走行中でのエアコンディッショナの作動に対応して休筒
状態の設定領域が狭められてしまうのを防止して、休筒
状態を設定することによる燃費向上を確保することので
きる構造を備えた自動車用エンジンを得ることにある。
いたエンジンにおいては、例えば、低速回転時に休筒状
態を設定されている場合、加速しようとすると、スロッ
トル開度を大きくしたことによるブースト圧の変化を基
に、そのブースト圧がマップ内での全筒状態を設定する
領域に達して始めて加速のために必要な出力を得るため
の全筒状態の設定が行われるようになっているために、
吸気遅れやバルブ機構でのアクチュエータの動作におけ
るタイムラグによって加速に必要な出力を得るまでの時
間が遅くなってしまう虞れがあった。従って、このよう
なブースト圧を用いた全筒/休筒状態の判定には、判定
に至るまでの間の出力不足を来したり、スロットル開度
に応じた大量の燃料噴射による爆発行程の実行が行われ
た場合の異常振動の発生、さらには、全筒状態への切り
換えが完了した場合のエンジンの回転変動によるショッ
クの発生等の不快な現象が生じることになる。
た休筒システムを設定できる自動車用エンジンにおける
問題に鑑み、特に、休筒状態における加速時には、全筒
状態への切り換えが迅速に行われることにより、加速の
ための出力不足を始めとする各弊害の発生を未然に防止
することのできる構造を備えた自動車用エンジンを得る
ことにある。またさらに、このような休筒システムを用
いたエンジンにあっては、実際に出力を得るための燃焼
行程を実行される気筒の数が減るために、爆発行程によ
って生じるエンジン振動を抑え切れなくなる場合があ
り、この振動がエンジンマウントを介して車体に伝わり
室内騒音の原因となる虞れがある。特に、休筒時での低
速回転時には、この現象が顕著となる。
に、低速回転時で全ての気筒でのバルブ開閉が行える状
態に切り換えて、エンジン振動モードに関する制振のた
めのバランシングを採ることが孝えられるが、特に、低
速回転時での燃費向上が望まれる関係上、休筒状態を解
除できないのが実状であり、どうしても、上述した車体
振動の問題が残されたままとなることが多い。そこで、
本発明の他の目的は、上述した休筒システムを設定でき
る自動車用エンジンにおける問題に鑑み、特に、休筒状
態での低速回転時に車体振動を抑えることのできる構造
を備えた自動車用エンジンを得ることにある。
めに、本発明は、機関の運転状態に応じて一部の気筒を
休筒させる自動車用エンジンにおいて、エンジン回転数
を検出する回転数センサと、吸気管負圧を検出するため
のブースト圧情報を出力するブースト圧センサと、上記
エンジン回転数及び上記ブースト圧情報に基づき設定さ
れる休筒域をエンジン負荷を検出する負荷センサの出力
に応じて変更する制御装置を有することを特徴とする。
更に、本発明は、上記負荷センサがアイドルスイッチか
ら成り、上記制御装置が非アイドル状態を検出している
場合の下限となるエンジン回転数よりも、アイドル状態
を検出している場合の下限となるエンジン回転数を低く
なるように設定することを特徴とする。
トル開度センサから成り、上記制御装置が上記スロット
ル開度センサから出力されるスロットル開度の変化率が
所定値以上の時には休筒運転を禁止することを特徴とす
る。更に、本発明は、上記制御装置が非アイドル状態を
検出している場合に、エアコンの作動、非作動で休筒域
を変更することを特徴とする。更に、本発明は、上記制
御装置が全筒運転に移行してからの所定時間の間、休筒
移行条件が成立しても移行を禁止するように制御するこ
とを特徴とする。
休筒状態が設定されている場合、アイドル回転を低下さ
せるような外乱があるときには、休筒状態の設定が禁止
される。また、本発明によれば、アイドル運転時に、空
調装置が作動しているときあるいはパワーステアリング
機構が作動しているとき、さらにはエンジン回転の異常
な低下が発生した場合の何れかに相当しているときに
は、休筒状態の設定が禁止される。さらに、本発明によ
れば、全筒か休筒状態のいずれかを設定された後に、引
き続いて元の状態に復帰させるような場合には、所定時
間の間、いままで設定されている状態を保持させるよう
に、新しい状態設定に対応した油圧駆動部での作動切り
換えを行わないようにして、状態設定のために駆動され
ているバルブ機構の態位を途中で変更しないようにする
ことができる。
いて空調装置が作動されている場合には、空調装置が作
動されていないときに用いられるエンジン回転数と空気
の体積効率とによる全筒/休筒状態設定のためのマップ
とは別に、空調装置の作動により増加した空気の体積効
率を基に判定領域を変更したエアコン判定マップにより
全筒/休筒状態の設定が行なわれる。また、本発明によ
れば、エアコン判定マップは、アイドル運転時、アイド
ル回転が不安定になる回転数以下では、全筒状態を設定
するようになっている。さらに、本発明によれば、休筒
状態を設定されているときに、スロットル開度を大きく
して加速する状態にあるときには、このスロットル開度
を検出しているスロットルポジションセンサからの信号
によりスロットル開度の変化率を割り出し、この変化率
が所定値以上にあるときには、全筒状態を設定するよう
にバルブ機構が駆動される。
れているときには、アイドルスイッチのオン/オフ状態
を判別してその状態での所定回転数を設定し、現段階で
のエンジン回転数が所定回転数以上である場合には、休
筒状態においても車体振動を誘起することがないと判断
して休筒状態を維持することにより燃費の向上を図るこ
とができる。
装置は、運転モード切り換え機構付きの直列4気筒エン
ジン(以後単にエンジンEと記す)に装着される。
6と、それに連結されるサージタンク9及び同タンクと
一体の吸気管7と、図示しないエアクリーナによって構
成されている。吸気管7はその内部にスロットル弁2を
枢支し、このスロットル弁2の軸201は吸気通路1の
外部でスロットルレバー3に連結されている。このスロ
ットルレバー3にはアクセルペダル(図示せず)に連動
するスロットルレバー3を介してスロットル弁2を第1
図中反時計回りの方向へ回動させるように連結されてお
り、スロットル弁2はこれを閉方向に付勢する戻しばね
(図示せず)により、アクセルケーブルの吸張力を弱め
ると閉じてゆくようになっている。なお、スロットル弁
2には同弁の開度情報を出力するスロットル開示センサ
8とスロットル弁2が全閉位置にあるとオンするアイド
ルスイッチ27が装着されている。
パス路101にはアイドル制御用のアイドル回転数制御
(ISC)バルブ4が装備され、同バルブ4はばね40
1によって閉弁付勢され、アクチュエータとしてのステ
ッパモータ5によって駆動される。ファーストアイドル
エアバルブ16は、アイドル時の暖機補正を冷却水温に
応じて自動的に行うものである。なお、ISCバルブ4
には同バルブ4の開度に対応する開度位置情報を発する
ISCポジションセンサ28が装着される。
出力する吸気温センサ14が設けられ、図示しないシリ
ンダブロックにはエンジンの暖機温度としての冷却水温
を検出する水温センサ11及びノック情報を出力するノ
ックセンサ21が設けられている。図示しない点火コイ
ルには、エンジン回転数を点火パルスで検出する回転数
センサ12が設けられ、図示しない電気回路にはバッテ
リー電圧VBを検出するバッテリーセンサ34が設けら
れ、さらにまた、サージタンク9には吸気管Pb情報を
出力するブースト圧センサ10が装着されている。さら
に、エンジンEの図示しないクランクシャフトにはクラ
ンク角情報を出力するクランク角センサ33が設けられ
る。
に設けられたエアコンスイッチ29、さらに、パワステ
の作動を検出するパワステスイッチ32が図示しないパ
ワステポンプ付近に装着されている。エンジンEのシリ
ンダヘッド13には各気筒に連通可能な吸気路及び排気
路がそれぞれ形成され、各流路は図示しない吸気弁及び
排気弁によって開閉される。シリンダヘッド13に取付
けられる動弁系の構成は後で詳細に説明するが、該動弁
系の構成は低速モードと高速モードの運転ができる構成
になっており、しかも適時に、常時運転気筒としての第
2気筒(#2)及び第3気筒(#3)以外の休筒気筒と
しての第1気筒(#1)と第4気筒(#4)の各吸排弁
を停止させて休筒モードでの運転を可能としてる。即
ち、この動弁系には低速切り換え機構K1と、高速切り
換えK2a,K2bとが装着され、各切り換え機構K
1,K2a,K2bはロッカアームとロッカ軸の係合離
脱を係合ピンを介して油圧シリンダによって切り換え移
動させ、高低カムとロッカアームの係合離脱を選択的に
行えるように構成される。
筒切り換え機構K1には油圧回路22より第1電磁弁2
6を介して圧油が供給され、高速切り換え機構K2a,
K2bには油圧回路30より第2電磁弁31を介して圧
油が供給される。ここで、低速カムによる低速モード運
転時には3方弁である第1電磁弁26と第2電磁弁31
は共にオフであり、高速カムによる高速モードの運転時
には第1電磁弁26と第2電磁弁31は共にオンであ
り、休筒モードの運転時には第1電磁弁26のみオン、
第2電磁弁31はオフである。これら両電磁弁26,3
1は、後述のエンジンコントロールユニット(ECU)
15によって駆動制御される。さらに、第1図のシリン
ダヘッド13には各気筒に燃料を噴射するインジェクタ
17が装着され、各インジェクタは燃圧調整手段18に
よって定圧調整された燃料を燃料供給源19により受
け、その噴射駆動制御は、ECU15によって構成され
る。
各気筒毎に点火プラグ23が装着され、特に、常時運転
気筒#2,#3の両プラグ23は共に結線されて単一の
点火駆動回路内のイグナイタ24に接続され、休筒気筒
#1,#4の両プラグ23は共に結線されてイグナイタ
25に接続される。両イグナイタ24,25はECU1
5に接続される。次に、第2図ないし第12図に基づい
て本発明の動弁系の構造を詳細に説明する。第4図乃至
第6図、第12図に示すように、シリンダヘッド13に
は、その長手方向に沿って互いに平行をなす一対の吸気
用カムシャフト42と排気用カムシャフト43とが配設
され、それぞれ各気筒ごとに小リフト量をもつ低速用カ
ム44と大リフト量をもつ高速用カム45が一体に形成
されている。そして、この一対のカムシャフト42,4
3はカムシャフトハウジング46の上部と複数のカムキ
ャップ47によって挟持された状態でボルト48,49
によってシリンダヘッド13の上部に固定されること
で、シリンダヘッド13に回転自在に支持される。
向に沿って互いに平行をなし、且つ詳細は後述するが、
一対のカムシャフト42,43と平行をなす一対の吸気
用ロッカーシャフト部51と排気用ロッカーシャフト部
52がそれぞれ気筒ごとに配設されている。そして、こ
の一対のロッカーシャフト部51,52はカムシャフト
ハウジング46の下部と複数のロッカーシャフトキャッ
プ53によって挟持された状態でボルト49,54によ
ってシリンダヘッド13の下部に固定されることで、シ
リンダヘッド13に回転自在に支持される。なお、シリ
ンダヘッド13の上部にはシリンダヘッドカバー55が
固定されている。
速運転用のバルブ開閉タイミングと低速運転用のバルブ
開閉タイミングとに切り換えられる動弁装置と、高速運
転用のバルブ開閉タイミングと低速運転用のバルブ開閉
タイミングとに切り換えられると共に低負荷運転時に休
筒できる動弁装置とが装着されている。即ち、第12図
に示すように、4気筒のうち上下の2気筒の動弁装置6
1は休筒機構を有し、中央の2気筒の動弁装置62は休
筒機構を有していない。
説明する。第7図に示すように、先ず、排気用ロッカー
シャフト部52について詳細に説明すると、排気用アー
ム部52aが排気用ロッカーシャフト部52の略中央部
から直角方向に一体に延在してなるT型レバー63によ
り形成されている。なお、吸気用ロッカーシャフト部5
1も排気用ロッカーシャフトに排気用アームを成すT型
レバー63が一体に形成され、同様の形状を有してい
る。排気用ロッカーシャフト部52には、平面視が略T
字形状をしたT型レバー63とその両側にサブロッカー
アームとして低速用ロッカーアーム64及び高速用ロッ
カーアーム65が装着されている。排気用アーム部52
aの基端はロッカーシャフト部52に一体に製造され、
その揺動端にはアジャストスクリュー66がアジャスト
ナット67によって取付けられ、アジャストスクリュー
66の下端部が後述する排気バルブ80の上端部に当接
している。
端がロッカーシャフト52に枢着されて回転自在に支持
され、その揺動端にはローラベアリング68が取付けら
れており、ローラベアリング68には低速用カム44が
係合できるようになっている。また、高速用ロッカーア
ーム65も同様にその基端がロッカーシャフト52に枢
着されて回転自在に支持され、その揺動端にはローラベ
アリング69が取付けられており、ローラベアリング6
9には高速用カム45が係合できるようになっている。
カーアーム64及び高速用ロッカーアーム65には、ロ
ーラベアリング68,69が取付けられた揺動端とは反
対側にそれぞれアーム部70,71が一体に形成され、
このアーム部70,71にはアームスプリング72,7
3が作用している。アームスプリング72,73は、カ
ムキャップ47に固定されたシリンダ74及びプランジ
ャ75、圧縮スプリング76によって構成される。プラ
ンジャ75の先端部がアーム部70,71を押圧し、第
6図において左側に示す各ロッカーアーム64,65を
反計回り方向に、右側に示す各ロッカーアーム64,6
5を反時計回り方向にそれぞれ付勢している。
及び高速用ロッカーアーム65はアームスプリング7
2,73によってローラベアリング68,69がカムシ
ャフト43の低速用カム44及び高速用カム45の外周
面に当接した状態となっており、カムシャフト43が回
転すると、各カム44,45が作用して低速用ロッカー
アーム64及び高速用ロッカーアーム65を揺動するこ
とができるようになっている。
ム64及び高速用ロッカーアーム65は、切換機構K1
及びK2aによってロッカーシャフト52と一体に回転
することができるようになっている。ロッカーシャフト
52には低速用ロッカーアーム64に対応する位置にそ
の径方向に沿って貫通孔91が形成され、この貫通孔9
1にはロックピン92が移動自在に装着されると共に、
スプリングシート93によって支持された圧縮スプリン
グ94によって一方向に付勢されている。一方、低速用
ロッカーアーム64にはロッカーシャフト52の貫通孔
91に対応する位置に係合孔95が形成され、この係合
孔95に圧縮スプリング94によって付勢されたロック
ピン92が係合している。そして、ロッカーシャフト5
2にはその軸方向に沿って貫通孔91に連通する油圧通
路22aが形成され、ロックピン92にはこの油圧通路
22aに連通すると共に係合孔95に係合する側に開口
する油路97が形成されている。
ッカーアーム65に対応する位置にその径方向に沿って
貫通孔98が形成され、その貫通孔98にはロックピン
99が移動自在に装着されると共に、圧縮スプリング1
00によって一方向に付勢されている。一方、高速用ロ
ッカーアーム65には、ロッカーシャフト52の貫通孔
98に対応する位置に係合孔101が形成され、ロック
ピン99は圧縮スプリング100によって係合孔101
から抜け出ている。そして、ロッカーシャフト52に
は、その軸方向に沿って貫通孔98に連通する油圧通路
30aが形成されると共に、貫通孔98の係合孔101
とは反対側の端部に連通する油路103が形成されてい
る。
うに、低速用ロッカーアーム64は、圧縮スプリング9
4によって付勢されたロックピン92が係合孔95に係
合することでロッカーシャフト52と一体となり、この
ロッカーシャフト52を介してT型レバー63と共に回
転できるようになっている。一方、高速用ロッカーアー
ム65は、圧縮スプリング100によって付勢されたロ
ックピン99が係合孔101から抜け出ており、ロッカ
ーシャフト52との係合は解除されて、このロッカーシ
ャフト52と一体に回転しないようになっている。従っ
て、低速用カム44及び高速用カム45は低速用ロッカ
ーアーム64及び高速用ロッカーアーム65を揺動させ
るが、低速用ロッカーアーム64の伝達された駆動力の
みがロッカーシャフト52を介してT型レバー63に伝
達され、このT型レバー63を揺動することができるよ
うになっている。
路22a,30aに油圧を供給すると、第10図(b)
に示すように、低速用ロッカーアーム64にあっては、
圧油が油路97を介して貫通孔91の係合孔95側に流
れ、ロックピン92を圧縮スプリング94の付勢力に抗
して係合孔95から抜き出す。すると、低速用ロッカー
アーム64とロッカーシャフト52との係合が解除され
て一体に回転しないようになる。一方、高速用ロッカー
アーム65にあっては、圧油が油路103を介して貫通
孔98の係合孔101とは反対側に流れ、ロックピン9
9を圧縮スプリング94の付勢力に抗して係合孔101
に係合させる。すると、高速用ロッカーアーム65とロ
ッカーシャフト52が係合し、両者が一体に回転できる
ようになる。従って、低速用カム44及び高速用カム4
5は低速用ロッカーアーム64及び高速用ロッカーアー
ム65を揺動させるが、高速用ロッカーアーム65の伝
達された駆動力のみがロッカーシャフト52を介してT
型レバー63に伝達され、このT型レバー63を揺動す
ることができるようになっている。
2aのみに油圧を供給すると、第10図(c)に示すよ
うに、低速用ロッカーアーム64にあっては、圧油が貫
通孔91の係合孔95側に流れてロックピン92を係合
孔95から抜き出し、低速用ロッカーアーム64とロッ
カーシャフト52との係合が解除されて一体に回転しな
いようになる。一方、高速用ロッカーアーム65にあっ
ては、圧縮スプリング100によってロックピン99が
係合孔101から抜け出てロッカーシャフト52との係
合は解除されており、両者は一体に回転しない。従っ
て、低速用カム44及び高速用カム45は低速用ロッカ
ーアーム64及び高速用ロッカーアーム65を揺動させ
るが、その駆動力はロッカーシャフト52には伝達され
ず、T型レバー63は作動せずに休筒状態とすることが
できるようになっている。
て、第11図に示すように、排気用ロッカーシャフト部
52の略中央部から垂直方向にアーム部52aが一体に
延在して平面視が略T字形状をしたT型レバー(L)1
04が形成され、かつ排気用ロッカーシャフト部52に
は高速用ロッカーアーム105が回転可能に装着されて
いる。そして、T型レバー(L)104の揺動端には、
ローラベアリング106が取付けられて低速用カム44
が係合できるようになっていると共に、アジャストスク
リュー107がアジャストナット108によって取付け
られ、アジャストスクリュー107の下端部が後述する
排気バルブ80の上端部に当接している。
基端がロッカーシャフト52に枢着されて回転自在に支
持され、その揺動端にはローラベアリング109が取付
けられており、ローラベアリング109には高速用カム
45が係合できるようになっている。また、高速用ロッ
カーアーム105にはローラベアリング109が取付け
られた揺動端とは反対側にアーム部110が一体に形成
され、このアーム部110にはアームスプリング111
が作用し、高速用ロッカーアーム105を一方向に付勢
している。更に、高速用ロッカーアーム105は切換機
構K2bによってロッカーシャフト52と一体に回転す
ることができるようになっている。即ち、ロッカーシャ
フト52には、高速用ロッカーアーム105に対応する
位置に貫通孔113が形成され、ロックピン114が移
動自在に装着されると共に圧縮スプリング115によっ
て付勢支持されている。一方、高速用ロッカーアーム1
05には係合孔116が形成され、ロックピン114は
圧縮スプリング115によって係合孔116から抜け出
ている。そして、ロッカーシャフト52にはその軸方向
に沿って貫通孔113に連通する油圧通路30bが形成
されると共に、貫通孔113の係合孔116とは反対側
の端部に連通する油路118が形成されている。
05は圧縮スプリング115によってロックピン114
が係合孔116から抜け出ており、ロッカーシャフト5
2との係合は解除されてこのロッカーシャフト52と一
体に回転しないようになっている。従って、低速用カム
44及び高速用カム45はT型レバー(L)104及び
高速用ロッカーアーム105を揺動させるが、低速用カ
ム44の駆動力が排気バルブ80に伝達されてこの排気
バルブ80を揺動することができるようになっている。
そして、ロッカーシャフト52の油圧通路30bに油圧
を供給すると、高速用ロッカーアーム105にあって
は、圧油が油路118を介して貫通孔113の係合孔1
16とは反対側に流れてロックピン114を係合孔11
6に係合させる。すると、高速用ロッカーアーム105
とロッカーシャフト52が係合し、このロッカーシャフ
ト52と一体に回転できるようになる。従って、高速用
カム45が高速用ロッカーアーム105を揺動させ、そ
の駆動力がロッカーシャフト52及びT型レバー(L)
104を介して排気バルブ80に伝達されてこの排気バ
ルブ80を揺動することができるようになっている。
おいて、排気側についてのみ説明したが、吸気側につい
ても同様の構造となっており、吸気と排気のバルブ開閉
タイミングに合わせて各カムシャフト42,43のカム
44,45の周方向における形成位置のみ異ならせてあ
る。ところで、第6図に示すように、吸気バルブ97及
び排気バルブ80はシリンダヘッド13に移動自在に装
着され、バルブスプリング81,82によって吸気ポー
ト83及び排気ポート84を閉じている。従って、前述
したT型レバー63(T型レバー(L)104)の駆動
によって吸気バルブ79及び排気バルブ80の上端部を
押圧することで、吸気ポート83及び排気ポート84を
開閉して燃焼室85と連通することができるようになっ
ている。
2図に示すように、シリンダヘッドの後部(第12図に
おいて上部)には前述した動弁装置61,62の切換機
構K1,K2a,K2bを作動させるための油圧制御装
置86が設けられている。この油圧制御装置86はオイ
ルポンプ87とアキュムレータ88と、前述した第2電
磁弁31及び前述した第1電磁弁26とから構成されて
いる。オイルポンプ87とアキュムレータ88は吸気用
カムシャフト42と排気用カムシャフト44の間に位置
し、且つ、両者が上下に並んで配設されると共に両者の
軸心方向が水平方向をなしている。即ち、シリンダヘッ
ド13の最後部のカムキャップハウジング46及びカム
キャップ47の側部には、上側にオイルポンプ87のシ
リンダ121が水平移動自在に、且つ、圧縮スプリング
122によって付勢支持されており、カバー123を介
してボルト124によって固定されている。そして、オ
イルポンプ87のシリンダ121には圧縮スプリング1
25を介してプランジャ126が作用し、このプランジ
ャ126は、吸気用カムシャフト42の一端に一体に形
成されたオイルポンプカム127によって駆動すること
ができるようになっている。
ムキャップ47の側部には下側にアキュムレータ88の
シリンダ128が水平移動自在で、且つ、圧縮スプリン
グ129によって付勢支持されており、同じくカバー1
23を介してボルト124によって固定されている。な
お、オイルポンプ87のシリンダ121とアキュムレー
タ88のシリンダ128の径は同じであり、共用するこ
とができる。また、第2電磁弁31及び第1電磁弁26
はシリンダヘッド11に取付けられている。
ように、第2電磁弁31は油路130を介してエンジン
のメインオイルポンプ120に直接接続されると共に、
油圧回路30を介して油圧通路30aに接続されてい
る。また、第2電磁弁31は油路131を介してアキュ
ムレータ88及びオイルポンプ87、メインオイルポン
プ120に接続されると共に油圧回路22を介して油圧
通路22aに接続されている。更に、各電磁弁26,3
1はECU15の制御信号によって作動することができ
るようになっている。
弁装置61と同様に油圧制御装置86によって作動する
ことができるようになっており、ロッカーシャフト52
の油圧通路30bには油圧回路30を介して第2電磁弁
31が連結されている。また、第3図に示すように、シ
リンダヘッド13には各気筒ごとに中空形状のプラグチ
ューブ135が立設されており、この各プラグチューブ
135の内部にはそれぞれ点火プラグ23が装着され、
その先端部が各燃焼室85内に臨んでいる。以下、本実
施例の4気筒エンジンの作動について説明する。ECU
15は各種センサの検出結果によってエンジンの運転状
態を検出し、エンジンが低速走行状態であれば、それに
合ったカムのプロフィールを選択する。この場合、EC
U15は電磁弁26,31に制御信号を出力し、電磁弁
26,31を閉じる。すると、油圧通路22a,30
a,30bに圧油は供給されず、動弁装置61は、第1
0図(a)に示すように、ロックピン92によって低速
用ロッカーアーム64とロッカーシャフト52とは一体
となり、高速用ロッカーアーム65とロッカーシャフト
52との係合は解除される。従って、カムシャフト4
2,43が回転すると、低速用カム44によって低速用
ロッカーアーム64が揺動し、その駆動力がロッカーシ
ャフト52を介してT型レバー63に伝達されてこのT
型レバー63が揺動し、揺動端の一対のアジャストスク
リュー66が吸気バルブ79及び排気バルブ80を駆動
する。一方、動弁装置62は、第11図に示すように、
高速用ロッカーアーム105とロッカーシャフト52と
の係合は解除され、カムシャフト42,43が回転する
と、低速用カム44によってT型レバー(L)104が
揺動し、揺動端の一対のアジャストスクリュー107が
吸気バルブ79及び排気バルブ80を駆動する。このよ
うにして吸気バルブ79及び排気バルブ80は低速運転
に対応したバルブ開閉タイミングで駆動し、エンジンは
低速運転される。
出すると、ECU15は電磁弁26,31に制御信号を
出力し、電磁弁26,31を開ける。すると、油圧通路
22a,30a,30bに圧油が供給される。エンジン
の高速走行時において、動弁装置61は、第10図
(b)に示すように、その圧油によってロックピン92
が係合孔95から抜き出て低速用ロッカーアーム64と
ロッカーシャフト52との係合が解除される。また、ロ
ックピン99が係合孔101に係合して高速用ロッカー
アーム65とロッカーシャフト52とが一体となる。従
って、高速用カム45によって高速用ロッカーアーム6
5が揺動し、更にT型レバー63が揺動して吸気バルブ
79及び排気バルブ80を駆動する。一方、動弁装置6
2にあっては、供給圧油によってロックピン114が係
合孔116に係合して高速用ロッカーアーム105とロ
ッカーシャフト52とが一体となる。従って、高速用カ
ム45によって高速用ロッカーアーム105が揺動し、
吸気バルブ79及び排気バルブ80を駆動する。このよ
うにして吸気バルブ79及び排気バルブ80は高速運転
に対応したバルブ開閉タイミングで駆動し、エンジンは
高速運転される。
て、全筒状態および休筒状態の設定を第13図に示すマ
ップにより実行するようになっている。すなわち、第1
3図は、エンジンの全運転域を対象として、ブースト圧
により割り出される空気の体積効率(Ev)とエンジン
回転数(Ne)とに基づく全筒状態および休筒状態の判
定マップであり、図中、ハッチングで示した範囲が休筒
状態を意味している。
との境界は、エンジン回転数および空気の体積効率から
得られる負荷に応じた出力が得られることを条件に設定
されているものであり、そして、第13図において、低
回転域で体積効率が瞬間的に上昇しているのは、全筒状
態から休筒状態に切り換える場合に、一旦、回転数を上
げて休筒設定時での急激な回転数の落ち込みを抑えるた
めの処置である。また、ECU15においては、アイド
ルスイッチ27からのオン信号が入力されるに基づき、
その時のエンジン回転数およびブースト圧による空気の
体積効率により、第13図に示したマップから休筒状態
を設定するとき、減速時でのスロットルの戻しではな
く、例えば、クランキング後のアイドル運転時におい
て、休筒状態の設定が行なわれる場合には、次の処理が
行なわれる。
ル回転を低下させる外乱、換言すれば、負荷の変化を来
す空調装置、パワーステアリング機構の各作動スイッチ
からのオン/オフ信号により、これら各作動スイッチの
何れかが作動状態にあるとき、および、エンジン回転数
の異常な低下が発生したときには、これらの状態の論理
和判別により休筒状態の設定を禁止するようになってい
る。これは、第17図において説明したように、負荷の
変動に対して、休筒状態を設定されている場合にエンジ
ン側での復帰トルクが全筒状態の場合と比べて弱く、し
かも復帰勾配が緩やかなために、その復帰までの間にア
イドル回転が不安定になったり、エンストを起こしてし
まう事態を防ぐための処置とされている。
て、全筒状態および休筒状態の設定を第13図及び第1
4図に示すマップにより実行するようになっている。
割り出される空気の体積効率(Ev)とエンジンの回転
数(Ne)とに基づく全筒状態および休筒状態の判定マ
ップであり、第13図及び第14図中、ハッチングで示
す範囲が休筒状態を意味している。そして、第13図
は、エンジンの全運転域での全筒状態および休筒状態の
判定マップであり、また、第14図は、第13図を基
に、アイドルスイッチ27がオフされたときでの所定回
転数を基準とした全筒状態および休筒状態の判定マップ
である。
状態との境界は、エンジン回転数および空気の体積効率
から得られる負荷に応じた出力が得られることを条件に
設定されているものであり、そして、第13図におい
て、低回転域で体積効率が瞬間的に上昇しているのは、
全筒状態から休筒状態に切り換える場合に、一旦、回転
数を上げて休筒設定時での急激な回転数の落ち込みを抑
えるための処置である。そして、このマップにおいて
は、アイドルスイッチ27のオン/オフ状態により、休
筒状態の設定条件を変化させてあり、具体的には、休筒
状態設定時、アイドルスイッチ27のオン/オフ何れの
状態に対しても、車体振動の発生が顕著になる回転数を
予め設定しておき、休筒時での現段階のエンジン回転数
を比較判別した結果により、全筒状態と休筒状態とを判
定するマップにおいて休筒状態を設定するために用いる
範囲を切り換えるようになっている。
用いられるとともにアイドルスイッチ27がオンされて
いる場合での休筒状態を設定するためのマップであり、
また、第14図は、アイドルスイッチ27がオフされて
いる場合での休筒状態を設定するマップであり、休筒状
態を設定するために用いるマップの選択基準となるエン
ジン回転数の所定値としては、第13図の場合には、6
00rpmとされ、そして第14図の場合には、160
0rpmとされている。これらマップは、特別に種類別
して設けたものではなく、第13図に示したマップ内で
の休筒状態設定範囲のうち、アイドルスイッチ27がオ
フされているときに、そのときの所定回転数を基準とし
て第14図に示すような範囲のみを用いるように切り換
えるようになっている。
チャートを示した第15図により説明する。第15図に
おいて、エンジン回転数(Ne)およびブースト圧によ
る空気の体積効率(Ev)が入力されると、第13図及
び第14図に示したマップに基づいて、全筒状態および
休筒状態の何れかを判定され、この状態を得るための駆
動信号が油圧制御装置86に出力される。そして、上述
したステップにおいて、油圧制御装置86での作動態位
が設定されると、休筒状態であるか否かが判別され、休
筒状態である場合には、アイドルスイッチ27のオン/
オフ状態が判別され、各状態に応じたエンジン側での回
転数、つまり、アイドルスイッチ27がオンしている場
合には600rpmに、また、アイドルスイッチ27が
オフしている場合には1600rpmが設定され、これ
に応じて燃料噴射制御が実行される。
数が入力されることにより上述した所定回転数と比較判
別され、所定回転数以上である場合には、アイドルスイ
ッチ27のオン/オフ状態に応じて後述するA又はBの
フローチャートをへて第13図および第14図に示した
マップに基づいて休筒状態を設定され、そして、所定回
転数以下である場合には、後述するCのフローチャート
をへて全筒状態に切り換えるように油圧制御装置26に
駆動信号が出力される。本実施例によれば、アイドルス
イッチ27のオン/オフ状態に応じた全筒/休筒状態設
定のためのマップが、回転数を基準として転用できるの
で、ECUでのメモリ容量を拡大するようなことがなく
てすむ。
めのマップにおいて、アイドルスイッチ27のオン/オ
フ状態を判別するのみで全筒/休筒状態の切り換えを行
なうことができるので、例えば、休筒状態にあるときに
加速することを目的として全筒状態に切り換える必要が
ある場合には、ブースト圧の検出時に生じる応答遅れを
無視して即座に使用する気筒の切り換えが行なえ、これ
によって、例えば、加速性能に関する応答性を改善する
ことができる。また、アイドル時においてエアコン又は
パワステがオンの時に休筒を禁止するAのフローチャー
トを説明すると第16図に示すとおりである。すなわ
ち、エアコンスイッチ29が入力されているかどうかを
判別し、エアコンスイッチ29がオンされていない場合
には、パワーステスイッチ32がオンされているかどう
かを判別する。
イッチ32のオン信号が入力されている場合には、スイ
ッチ29,32がオフに転じてから休筒状態を設定する
場合の禁止時間を設定するタイマをセットし、そして休
筒状態設定を禁止するプラグをセットする。上述した作
動信号がオフに転じた後において休筒状態を設定するま
での禁止時間は、アイドル回転が安定した上で休筒状態
を設定し、状態変更に際しての回転数が不安定になるの
を防止するためのものである。一方、各作動スイッチが
いずれもオンされていないときには、上記したステップ
において設定されている禁止時間がフルアップしたかど
うかを判別し、休筒禁止フラグをクリアして、休筒状態
の設定を可能にする。
休筒状態の設定が可能な状態とされた場合には、現段階
でのエンジン回転数(Ne)が休筒状態を設定した場合
に回転を不安定にする限界回転数以下であるかどうかを
判別し、以下である場合には、休筒を禁止するための休
筒禁止フラグをセットする。上述した作動スイッチオン
/オフ判別および回転数の比較はいずれも、休筒状態を
設定された場合に回転不調やエンストを起こす可能性が
あるか否かを判断するためのものであり、これら各判別
終了後、判別結果において休筒禁止フラグがセットされ
ているかどうかを判別し、フラグセットの場合には、後
述するCのフローチャートをへて、全筒状態を設定する
ための指令を油圧制御装置86に対して出力し、また、
フラグがセットされていない場合には、後述するCのフ
ローチャートをへて休筒状態を設定するための指令を油
圧制御装置86に対して出力する。
り一旦、選択された運転モードを基に、油圧制御装置8
6側での油圧駆動部として作動する電磁弁26,31の
態位設定を行なうにあたり、運転モードが設定された後
に所定時間の間、次の運転モード切り換えのための油圧
駆動部として作動する電磁弁26,31の態位設定を行
なわないように電磁弁26,31での作動切り換えを禁
止するようになっている。この作動切り換え禁止時間
は、一旦設定された運転モードを得るために第1電磁弁
26を作動させて、例えば、ロッカーシャフト52側の
ロックピン92と低速ロッカーアーム64側の係合孔9
5との係脱状態を切り換える途中で、再度、その係脱状
態の切り換えを行なうような場合が生じたときに、その
再度の係脱切り換えを禁止するためのものであり、これ
によって、第1電磁弁26での態位切り換え時において
ヒステリシスによる応答遅れが生じることが原因して、
係脱状態が中途半端な状態に維持されたり、あるいは、
係合部間で部品同士が衝突してしまうのを防止するよう
になっている。また、第2電磁弁31も上記と同様であ
る。
18図に示すマップで設定されており、このマップは、
電磁弁26,31への油圧に影響するエンジン回転数を
基に設定されており、油圧が低くなる低速回転側では長
く、そして、油圧が上昇する高速回転側に向かうに従い
短くされている。つまり、電磁弁26,31での係脱切
り換えのための応答時間が長くなる低速回転側でこの応
答時間の長さに合わせて禁止時間も長くされ、また、こ
れとは逆の場合には禁止時間も短くなる関係とされてい
る。さらに、第18図に示したマップにおいては、電磁
弁26,31における油圧の印加方向の違いにより2系
統のマップが設定されている。
ピン92を付勢している圧縮スプリング100の圧力に
抗してロックピン92を移動させるように圧力を加える
ための印加方向と、圧力を下げることでロックピン92
がそれを付勢している圧縮スプリング100により移動
する状態とする印加方向とがあり、第18図において
は、前者の印加方向とした場合をオン側として実線で示
し、後者の印加方向とした場合をオフ側として破線で示
してある。従って、オン側では、プランジャの移動に時
間がかかる分、禁止時間を長くされ、また、これとは逆
のオフ側では移動時間が短くてすむのに対応して禁止時
間が短くされている。
作をCのフローチャートにより説明すると、第19図に
示すとおりである。すなわち、ECU15に対して、エ
ンジン回転数およびブースト圧による空気の体積効率が
入力されると、これらの情報に基づいて、第13図に示
したマップから全筒/休筒状態の判定が行なわれ、これ
ら各状態での運転モードが決定される。
ドが切り換えられる条件にあるかどうかを判別し、運転
モードが切り換えられる条件にあるときには、これ以前
に決定されている運転モードを設定されてからの時間、
換言すれば、第18図に示したマップ内での運転モード
設定後での作動切り換え禁止時間が「0」に達している
かを判別する。
ているときには、運転モードの再切り換えが行なわれる
ように、電磁弁26,31の態位設定が行なわれ、そし
て、作動切り換え禁止時間が「0」にないときには、作
動切り換え禁止時間の時計をカウントダウンして次の指
令に備える。一方、作動切り換え禁止時間が「0」に達
したと判断した場合には、電磁弁26,31での油圧印
加方向の判別が行なわれ、その方向に応じて第18図に
示すマップ内での作動切り換え禁止時間をそれぞれ設定
され、この時点から禁止時間に関する計時が実行され
る。さらに、ECU15においては、走行中でのエアコ
ンスイッチ29の投入がある場合を対象として、第20
図に示すようなエアコン判定マップが設定されている。
プとされており、このマップにおいては、上記エアコン
スイッチ29がオンされている場合に、エンジン側での
負荷が増加するのに合わせて吸入空気量を増加させる、
所謂アイドルスピードコントロールが実行されると、空
気量の増加に基づいて、第13図に示したマップでの全
筒/休筒状態を設定する領域が狭くなってしまうのを防
止するためのものである。そして、このエアコン判定マ
ップは、第20図において符号Aで示すエアコンディッ
ショナの非作動時での全筒/休筒状態判定境界に対し、
符号Bで示すように、エアコンディッショナの作動時に
おける体積効率の上昇分に見合う範囲で全筒/休筒状態
判定境界を上昇させて休筒状態の領域を拡大する位置に
設定されている。なお、第20図において、エアコンデ
ィッショナの非作動時での全筒/休筒状態判定境界は、
新規に設定してもよいし第13図に示した判定マップか
ら引用してもよい。
アイドル回転を低下させることのないエアコンディッシ
ョナ非作動時での全筒/休筒状態判定境界よりも空気の
体積効率が上昇し、ISCによりアイドル回転が上昇し
て安定するまでに相当する範囲においても休筒状態を設
定することができるようになっている。なお、第20図
中、符号CおよびDで示す線は、第20図の縦軸をエン
ジン出力とし、横軸を車速とした場合の走行曲線を意味
しており、符号Cで示す走行曲線はエアコン判定マップ
による休筒状態での走行曲線を示し、そして、符号Dで
示す走行曲線はエアコン判定マップによらない通常の全
筒/休筒状態判定マップによる休筒状態での走行曲線を
示している。この走行曲線の比較から明らかなように、
エアコン判定マップにより設定された休筒状態でのエン
ジン出力は通常の全筒/休筒状態判定マップにより設定
された休筒状態でのエンジン出力よりも高い値が得られ
るとともに、通常の全筒/休筒状態判定マップにより設
定された場合よりも長い時間、休筒状態による燃費向上
の効果が維持されていることになる。
イッチ29がオンしているときには、エアコンディッシ
ョナの作動による負荷増加に対して、アイドル運転時で
の回転が不安定になったりエンストを起こす危険のある
回転数以下では、休筒状態を禁止して全筒状態を設定す
るようになっている。次に、アイドルスイッチオフの時
においてエアコンスイッチのオン,オフに応じて休筒ゾ
ーンを変更するBのフローチャートを用い、ECU15
の動作を説明する。第21図に示すようにエアコンスイ
ッチ29がオンされているかを判別する。
がオフの状態にあるときには、第13図に示した全筒/
休筒状態判定マップが選択され、そして、エアコンスイ
ッチ29がオンしているときには、第20図に示したエ
アコン判定マップが選択され、この選択されたマップに
対して、全筒/休筒状態を判定するためのパラメータで
ある現段階での体積効率と上記各マップにおける体積効
率の比較が行なわれ、その結果に応じて、休筒状態ある
いは全筒状態が判定され、前述したCのフローチャート
に沿って、油圧制御装置86に対して、各状態を設定す
るための信号が出力される。
ットル開度センサ8からのスロットル開度信号を入力さ
れることにより、このスロットル開度の変化率を算出し
た結果を用いて加速状態にあるかどうすを判別し、マッ
プにより全筒/休筒状態を判定された場合、特に、燃費
向上のために休筒状態が設定されているときに、加速状
態にあると判断した場合には、ブースト圧による体積効
率に拘らず、全筒状態に切り換えるように油圧制御装置
86を駆動するようになっている。この加速状態にある
と判断した時のECU15の動作をDのフローチャート
により説明すると、第22図に示すとおりである。
信号が入力されると、ブースト圧による空気の体積効率
およびエンジン回転数が、第13図に示したマップにお
いて休筒状態を設定する領域内にあるか否かを判別し、
休筒状態を設定する領域に該当している場合には、加速
フラグがクリアされているか否かを判別する。この加速
フラグは、所定時間内でのスロットル開度の変化率が所
定値以上にあるときにセットされるものであり、このフ
ラグがセットされていない場合には、休筒状態の設定を
行うように油圧制御装置86を駆動するための信号がE
CU15から出力される。
に、所定時間、本実施例の場合には、50ms経過した
かを判別し、経過した場合には、この時のスロットル開
度センサ8からの信号によるスロットル開度(THN)
とこれ以前に入力されているスロットル開度(THL)
との差により変化率(ΔTH)を求め、この変化率(Δ
TH)が加速状態であることを判定するための所定値
(A)と比較して、この所定値以上あるか否かを判別す
る。この所定値に対する変化率(ΔTH)を比較した結
果により、所定値以上の場合が該当する加速中であると
判断した場合には、加続フラグをセットして休筒状態か
ら全筒状態に切り換えるように油圧制御装置86を駆動
するための信号をECU15から出力する。
には、全筒状態を設定され、加速フラグがセットされて
いるか否かを判別し、所定時間、本実施例の場合には、
100ms経過したかを判別し、経過した場合には、こ
の時点でのエンジン回転数(Nen)と前回入力されて
いるエンジン回転数(NeL)との差を求めて所定時間
での変化率(ΔNe)を割り出し、この変化率(ΔN
e)が所定値(B)以上にあるかどうかを判別して、所
定値以上にあるときには、加速が行われたと判断して加
速フラグをクリアする。
ル運転時に燃費優先のための休筒状態を設定する場合
に、エンジン回転数を低下させる外乱があるときには、
休筒状態の設定を禁止することができる。
エンジンの回転を不安定にしたりあるいはエンストが生
じるのを未然に防止することができる。
た油圧制御装置側での電磁弁に作動切り換えを所定時間
の間継続させて、この間に改めて全筒/休筒状態の切り
換えを設定されても、その切り換えのための電磁弁での
作動切り換えを禁止するので、電磁弁での作動切り換え
が頻繁に行なわれるような場合に、中途半端な態位に油
圧制御装置が設定されたり、あるいは電磁弁の構成部品
が例えばスプール弁等が損傷してしまうような事態を未
然に防止することができる。
負荷増加につながるエアコンディッショナの作動時と非
作動時とで異なるマップにより全筒/休筒状態の判定を
行なうようにし、作動時には、体積効率が増加するのに
見合う領域までを休筒状態として設定できるようにした
ので、空調装置の作動時においても、休筒状態での運転
を継続させることが可能になり、これによって、空調装
置のオン/オフに拘らず燃費向上を確保することができ
る。
転時に空調装置が作動している場合には、体積効率の変
化に拘らず、全筒状態を設定することにより、エンジン
回転の不安定な状態やエンストの発生を未然に防止する
ことができ、これによって、空調装置のオン/オフおよ
びエンジンの運転状態の悪化を来すことなく、燃費向上
を図ることができる。
変化率により加速状態にあるかを判定し、加速状態にあ
るときには、ブースト圧による空気の体積効率をパラメ
ータとして用いるのでなく、上記加速状態の判定結果を
優先させるようにしたので、吸気遅れによるブースト圧
の変化の遅れや油圧制御装置でのアクチュエータの動作
の立上りが遅くなるのを未然に防止して加速に必要な出
力を迅速に確保することができる。
に、全筒/休筒状態に判定とは別に、スロットル開度の
変化率を用いて休筒状態から全筒状態への切り換え制御
を行なうようにしたので、運転者の意志に沿ったエンジ
ンの出力が設定でき、しかも、この設定に際して、燃料
噴射量の変化に見合うように休筒状態から切り換えられ
た後の全気筒間での点火順序を設定することができるの
で、大量噴射による爆発行程を実行した際の休筒状態か
ら全筒状態への切り換え遅れによる異常振動の発生や全
筒状態への切り換え時での回転数変化をも抑えることが
できる。
チのオン/オフ状態設定により変化する回転数を予め車
体振動が発生する限界回転数として設定されている所定
回転数と比較判別することにより、車体振動が発生しな
いと判断した場合にのみ休筒状態を維持できるようにし
たので、休筒時での燃費効率の向上を車体振動の発生を
来すことなく低速回転時での低燃費を達成することがで
きる。
全体構成図である。
表わすシリンダヘッドの要部(図3のA−A)断面図で
ある。
央(図12のB−B)断面図である。
置の平面図である。
図である。
を表す断面図である。
図である。
明図であり、(a)は低速時の切換え状態を、(b)は
高速時の切換え状態を、(c)は休筒時の切換え状態を
示す。
弁装置の断面図である。
平面図である。
Uに用いられる運転域マップを説明するための線図であ
る。
Uに用いられる運転域マップを説明するための線図であ
る。
Uの動作を説明するためのフローチャートである。
Uの動作を説明するためのフローチャートである。
説明するための全筒/休筒状態でのエンジン側での負荷
に対する回転維持のための復帰トルクと回転数との関係
を示す線図である。
ップを説明するための線図である。
Uの動作を説明するためのフローチャートである。
Uに用いられるエアコン判定マップを説明するための線
図である。
Uの動作を説明するためのフローチャートである。
Uの動作を説明するためのフローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】機関の運転状態に応じて一部の気筒を休筒
させる自動車用エンジンにおいて、 エンジン回転数を検出する回転数センサと、 吸気管負圧を検出するためのブースト圧情報を出力する
ブースト圧センサと、 上記エンジン回転数及び上記ブースト圧情報に基づき設
定される休筒域をエンジン負荷を検出する負荷センサの
出力に応じて変更する制御装置を有することを特徴とす
る自動車用エンジン。 - 【請求項2】上記負荷センサはアイドルスイッチから成
り、上記制御装置は非アイドル状態を検出している場合
の下限となるエンジン回転数よりも、アイドル状態を検
出している場合の下限となるエンジン回転数を低くなる
ように設定されることを特徴とする請求項1に記載され
た自動車用エンジン。 - 【請求項3】上記負荷センサはスロットル開度センサか
ら成り、上記スロットル開度センサから出力されるスロ
ットル開度の変化率が所定値以上の時には休筒運転を禁
止することを特徴とする請求項1項に記載された自動車
用エンジン。 - 【請求項4】上記制御装置が非アイドル状態を検出して
いる場合はエアコンの作動、非作動で休筒域を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載された自動車用エンジ
ン。 - 【請求項5】上記制御装置は全筒運転に移行してからの
所定時間は休筒移行条件が成立しても移行を禁止するよ
うに制御することを特徴とする請求項1に記載された自
動車用エンジン。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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DE69228746T DE69228746T2 (de) | 1991-12-26 | 1992-12-25 | Fahrzeugbrennkraftmaschine |
EP93900398A EP0573662B1 (en) | 1991-12-26 | 1992-12-25 | Engine for automobile |
PCT/JP1992/001718 WO1993013306A1 (en) | 1991-12-26 | 1992-12-25 | Engine for automobile |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06193477A true JPH06193477A (ja) | 1994-07-12 |
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US11549455B2 (en) | 2019-04-08 | 2023-01-10 | Tula Technology, Inc. | Skip cylinder compression braking |
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- 1992-12-25 JP JP04346106A patent/JP3089869B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US11352966B2 (en) | 2012-07-31 | 2022-06-07 | Tula Technology, Inc. | Deceleration cylinder cut-off |
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JP3089869B2 (ja) | 2000-09-18 |
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