JPH0619297A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH0619297A
JPH0619297A JP4197774A JP19777492A JPH0619297A JP H0619297 A JPH0619297 A JP H0619297A JP 4197774 A JP4197774 A JP 4197774A JP 19777492 A JP19777492 A JP 19777492A JP H0619297 A JPH0619297 A JP H0619297A
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JP
Japan
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toner
developing
developer
image
forming apparatus
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JP4197774A
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English (en)
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Naoki Enomoto
直樹 榎本
Toshiaki Miyashiro
俊明 宮代
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Masuaki Saito
益朗 斎藤
Motoi Kato
基 加藤
Akihiko Uchiyama
明彦 内山
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Haruo Fujii
春夫 藤井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トナーが飛散することなく、細線再現性、ベタ
均一性を良好にする。 【構成】帯電器5、発光素子4によって、感光ドラム1
上に静電潜像を形成する。感光ドラム1に対向する現像
スリーブ2c上に塗布ローラ3cでトナーを付着させ、
ブレード7cによってトナー層厚を規制する。現像バイ
アス電源18によって現像スリーブ2cにバイアス電圧
を印加し、現像スリーブ2c上のトナーを感光ドラム1
に移動させる。このときトナーが飛散してコピーを汚し
たりする。このトナーの飛散を防止するため流動性の悪
いトナーを使用すると、細線制限性、ベタ均一性が低下
する。そこで、凝集度が3%から30%でしかもガラス
転移温度が57℃から67℃のトナーを使用し、飛散の
防止と、品質の向上を両立させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法による画像
形成装置に係り、詳しくは、像担持体上の静電潜像を現
像する現像装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉図9は従来例である。
【0003】有機半導体からなる感光層を塗布された画
像担持体としての直径80mmの感光ドラム1は図中矢印
方向に毎秒60mmで移動し、帯電器5により−600V
に一様に帯電される。ついで、1色目シアンの画像情報
に基づいた画像露光が発光素子4により行われ、露光部
の電位は−100Vに変化し静電潜像が形成され画像部
(トナーが付着するところ)となる。トナー収容器6C
内の非磁性トナーは、塗布ローラ3Cによって直径16
mmの現像スリーブ2C表面に塗布される。現像スリーブ
2C表面に塗布されたトナーは、ウレタンゴム等のブレ
ード7Cにより厚みを一定に保たれる。またトナーはブ
レード7C、塗布ローラ3C、現像スリーブ2Cにより
摺擦され負電荷を帯びる。感光ドラム1と現像スリーブ
2Cは、300μm の間隙をもって非接触とされ、該間
隙には、現像バイアス電源8によって、直流電圧に交流
電圧が重畳された現像バイアスが印加され、電界が生じ
ている。負電荷を帯びたトナーは、この電界から受ける
力によって、現像スリーブ2Cの表面から感光ドラム1
の表面へ転移しトナー可視像化される。一方、転写ドラ
ム9には、予め転写紙(不図示)が保持されており、感
光ドラム1上のシアントナー像は、転写紙上に転写され
る、一方、転写紙上の転写残トナーは、クリーナ10に
よりクリーニングされる。クリーニング後、感光ドラム
1は、再び帯電器5により−600Vに一様に帯電さ
れ、2色目マゼンタの画像情報に、基づいて画像露光4
が行われ、静電潜像が形成される。シアンの場合と同様
に、トナー収容器6b内のトナーは、塗布ローラ3b、
ブレード7b、現像スリーブ2bの作用により帯電さ
れ、更に、スリーブ2b上に、均一に塗布される。バイ
アス電源8によって得られる立ち下がり規定バイアス
は、感光ドラム1と現像スリーブ2bの間に印加され
る、トナー可視像化されい転写ドラム10上の転写紙上
のシアン像の上にマゼンタの像が転写される。同様にし
てイエロー、ブラックについても、トナー可視像化、転
写が行われる。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
4色のトナー像が転写された転写紙は、感光ドラム1か
ら分離され、定着器11で定着され、永久像を得る。 〈従来の技術2〉電子写真複写装置等の画像形成装置に
おける潜像を現像剤像として可視像化するための現像方
法には、一成分現像剤を使用する現像方法と、二成分現
像剤を使用する現像方法がある。一成分現像剤を使用す
る現像方法として、潜像が形成されている潜像担持体と
現像装置とを非接触に保持しながら上記潜像を現像剤像
として可視像化するジャンピング現像方法がある。
【0004】上記ジャンピング現像方法を用いている現
像装置は図30に示すように、現像室102を備える。
現像室102の内部には、一成分現像剤(以下、「トナ
ー」と言う。)が収容され、該トナーはスチレン、アク
リル等の樹脂中にマグネット等が分散されている磁性ト
ナーからなる。現像室102には感光ドラム101に対
向する開口部103が設けられている。
【0005】現像室102には、トナーを担持しながら
感光ドラム101に向けて搬送する非磁性の現像スリー
ブ104が収納されている。現像スリーブ104は、そ
の外周面の一部が開口部103から外部に突出するよう
に現像室102内に配置されている。現像スリーブ10
4内には、磁界発生手段である磁石105が固定されて
いる。現像スリーブ104は感光ドラム101と50〜
500μm の間隙をおいて保持され、現像スリーブ10
4と感光ドラム101との間には、現像スリーブ104
に保持さられているトナーを感光ドラム101に向けて
飛翔させるための現像領域が形成されている。
【0006】現像スリーブ104には、直流に交流を重
畳している現像バイアスが印加される。現像バイアス
は、バイアス電源106から発生される。
【0007】現像スリーブ104の上方には、現像スリ
ーブ104に担持さている現像剤の層厚を規制する磁性
ブレード107が配置されている。磁性ブレード107
は現像室102に取り付けられている。現像スリーブ1
04の下方には、現像室102の下部から外部へのトナ
ー吹き出しを防止するための吹き出し防止シート108
が設けられている。
【0008】現像時、現像スリーブ104は図中の矢印
が示す方向に回転され、現像室102内のトナーは現像
スリーブ104に担持される。現像スリーブ104に担
持されているトナーは、磁性ブレード107と磁極N1
とで形成される集中磁界によって所定の層厚に規制され
た後に上記現像領域に搬送される。現像領域において
は、現像バイアスによって電界が形成され、該電界の力
によりトナーは感光ドラム101上の潜像が形成されて
いる部位に向けて飛翔する。
【0009】しかし、上記現像装置ではトナーの磁性を
利用することによって現像スリーブ104にトナーを担
持、規制するために非磁性トナーを使用することはでき
ない。また、磁性トナーでは、スチレン、アクリルなど
の樹脂中にマグネタイト等が分散されているので、該磁
性トナーでカラートナーを作る場合、彩度の低いくすん
だ色しか得ることができない。よって磁性トナーを使用
する現像装置を多色画像形成装置に用いることはできな
い。
【0010】これに対し、非磁性トナー(キャリヤを有
さない一成分トナー)を使用する現像装置は多色画像形
成装置に用いられる。上記現像装置は図31上に、感光
ドラム101に対向する開口部103が設けられ、非磁
性トナーを収容する現像室102を備える。
【0011】現像室102には、非磁性トナーを担持し
ながら感光ドラム101に向けて搬送する導電性現像ス
リーブ110が収容されている。現像スリーブ110
は、その外周面の一部が開口部103から外部に突出す
るように現像室102に内に配置されている。現像スリ
ーブ110は感光ドラム101と50〜500μm の間
隙をおいて保持され、現像スリーブ110に担持されて
いる非磁性トナーを感光ドラム101向けて供給するた
めの現像領域が形成されている。また、現像室102に
は搬送手段111で搬送された非磁性トナーを現像スリ
ーブ110に供給するための塗布ローラ112が収容さ
れている。
【0012】現像スリーブ110には、直流に交流を重
畳している現像バイアスが印加される。現像バイアス
は、バイアス電源106から発生される。
【0013】現像スリーブ110の上方には、現像スリ
ーブ110に担持されるている非磁性トナーの層厚を規
制するブレード113が配置されている。ブレード11
3は現像室102に取り付けられている。現像スリーブ
110の下方には、現像室102の下部から外部への非
磁性トナー吹き出しを防止するための吹き出し防止シー
ト108が設けられている。
【0014】現像時、搬送手段111は非磁性トナーを
塗布ローラ112に向けて搬送し、該非磁性トナーは塗
布ローラ112で現像スリーブ110に塗布される。現
像スリーブ110は図中矢印が示す方向に回転され、現
像スリーブ110に担持されている非磁性トナーは、ブ
レード113で所定の層厚に規制された後に上記現像領
域に送られる。現像領域においては、現像バイアスによ
って電界が形成され、該電界の力により非磁性トナーは
感光ドラム101上の潜像が形成されている部位に向け
て飛翔する。
【0015】多色画像形成装置には図32上に、非磁性
トナーを使用する複数の現像装置が用いられている。上
記複数の現像装置はイエロー色の非磁性トナーを有する
現像装置120Y、シアン色の非磁性トナーを有する現
像装置120C、マゼンタ色の非磁性トナーを有する現
像装置120M及び黒色の非磁性トナーを有する現像装
置120Bのそれぞれからなる。
【0016】現像装置120Y,120C,120M
は、感光ドラム101、帯電器121及びクリーナ12
2と共にカートリッジ容器123内に一体に組み込ま
れ、現像装置120Y,120M、感光ドラム101、
帯電器121、クリーナ122及びカートリッジ容器1
23は互いに協働して装置本体に対して着脱可能なプロ
セスカートリッジ124を構成する。現像装置120B
はプロセスカートリッジ124に着脱可能に装着されて
いる。プロセスカートリッジ124は、現像装置120
Y、,120C,120M,102B内のトナーがなく
なるとき、クリーナ122内の廃トナー量が所定量に到
達したとき、または感光ドラム101が寿命に到達した
ときなどに、他のプロセスカートリッジに交換されプロ
セスカートリッジの交換によってメンテナンスの容易化
が図られている。
【0017】多色画像形成時、感光ドラム101は帯電
器121で一様に帯電される。次いで、マゼンタ色に対
応する画像情報(例えばコンピュータからの色画像情報
や原稿画像に基づいた画像情報に)による光像がレーザ
光源127から感光ドラム101に露光され、感光ドラ
ム110上には潜像が形成される。感光ドラム110上
の形成される。感光ドラム101上の潜像は現像装置1
20Mから供給されるマゼンタ色の非磁性トナーでマゼ
ンタトナー像として可視像化される。感光ドラム101
上のマゼンタトナー像は転写ドラム125に予め保持さ
れている転写材に転写される。マゼンタトナー像の転写
材変転写後、感光ドラム101上の残留トナーはクリー
ナ1222で除去される。
【0018】クリーニング後、感光ドラム101は帯電
器121で再び一様に帯電され、シアン色画像情報に対
応する潜像が感光ドラム101に形成される。感光ドラ
ム101上の潜像は現像装置120Cでシアントナー像
として可視像化される。シアントナー像は転写ドラム1
25に保持れている転写材上にマゼンタトナー像と重ね
合わされるように転写され、感光ドラム101上の残留
トナーはクリーナ12で除去される。以下同様にして感
光ドラム101上に形成されたイエロートナー像が転写
ドラム125上の転写材に転写され、ブラックトナー像
が転写ドラム125上の転写材に転写される。上記、マ
ゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色のトナー像
が転写された転写材は分離帯電器126で転写ドラム1
25から分離され、該転写材に転写処理を施すことによ
って多色画像が形成されている転写材を得ることができ
る。 〈従来の技術3〉1成分のトナー(現像剤)を用いる現
像手段の一つとして、像担持体と現像装置を非接触に保
持しながら現像装置を行うジャンピング現像が翌知られ
ている。このような現像装置を図39に示す。
【0019】このものは、現像剤担持体として非磁性円
筒状のスリーブ203を用い、その内部に固定されたマ
グネットローラ204の磁力により、トナー容器201
内に貯蔵された1成分磁性トナーをスリーブ203上に
保持し、スリーブ203が矢印R1方向に回転すること
により、保持された磁性トナーが搬送される。搬送され
たトナーは、磁性ブレード202とマグネットローラ2
04の磁極N1 等とで形成される集中磁界により、スリ
ーブ203上に薄層状に塗布される。スリーブ203と
像担持体としての感光ドラム211が設けられており、
スリーブ203と感光ドラム211とは50〜500μ
mの間隙を隔てて保持され、スリーブ203にバイアス
電源205により直流に交流を重畳した現像バイアスを
印加して、いわゆるジャンピング現像を行う。
【0020】なお、スリーブ203の下側には、トナー
容器201内下部からのトナーの吹出しを防止する吹出
し防止シート206が設けられている。この現像装置の
方法では、トナーの磁性を利用してスリーブ203上に
トナーを保持し、薄層状に塗布しているため、非磁性ト
ナーを用いることができない欠点がある。一般には磁性
トナーは、スチレン、アクリル等の樹脂中にマグネタイ
ト等の磁性粒子を分散させているため、カラートナーを
作る場合、彩度の低いくすんだ色しか得られない。した
がって、上記の方法はカラー現像には適さないといえ
る。
【0021】上記と別の例を図39に示す。この現像装
置は、非磁性トナーをも使用できるように改良されたも
のである。
【0022】トナー容器201内に貯蔵された非磁性1
成分トナーは、塗布ローラ207により現像剤担持体と
しての例えばアルミニウムのような導電姓のスリーブ2
03上に塗布される。このとき塗布ローラ207は同図
矢印R2方向に回転し、矢印R3方向に回転するスリー
ブ203と相対速度を有するようにして非磁性トナーを
スリーブ203上に塗布させるようにする。この塗布を
良好に行わせるため、塗布ローラ207は、スポンジ状
加工やローレット加工が施されているのが好ましい。
【0023】次にスリーブ203上に塗布されたトナー
は、ウレタンゴム、リン青銅等の弾性体でできたブレー
ド109により、所定の層厚に規制される。
【0024】この現像装置でも、図39の現像装置のと
きと同様に、スリーブ203と感光ドラム211とは、
50〜500μmの間隙を隔てて保持され、スリーブ2
03にバイアス電源205により直流に交流を重畳した
現像バイアスが印加される。またトナー容器201内下
部からのトナーの吹出しを防止する吹出し防止シート2
06が設けられている。
【0025】また、従来2成分磁気ブラシ現像方式を用
いた多色画像形成装置で必要とされていた現像器の退避
構造を省略する方法として非接触現像法による1成分現
像方法があげられる。この非接触1成分現像法を用いる
ことで各色現像時に非使用現像器を感光ドラムから退避
させる必要がなくなりその結果、各現像器を感光ドラム
周りに固設することが可能で装置の簡略化及びコストダ
ウンが図れる。さらに、この場合トナーの補充や感光ド
ラム等の消耗品等の交換の煩わしさを解消するために現
像器、感光ドラム、帯電器等を一体ユニット化したプロ
セスカートリッジ技術も適用できる。図40に多色画像
形成装置に用いられるカートリッジの一例を示す。
【0026】感光ドラム61、帯電器62、イエロー現
像器64A、シアン現像器64B、マゼンタ現像器64
C、ブラック現像器64D(これらの現像器を区別する
必要がないときは、単に「現像器64」という)、クリ
ーニング器65がカートリッジ容器67a内に一体的に
組み付けられ、これらが画像形成装置の装置本体(不図
図示)内に着脱自在に配設されるプロセスカートリッジ
67を形成している。このプロセスカートリッジ67は
感光ドラム61が寿命に達したり、クリーニング器65
内が排トナーで一杯になった場合にプロセスカートリッ
ジ67全体を交換することによりメンテナンスの容易化
を図ったものである。なお、図中63にて図示した部材
は、転写ドラムである。
【0027】各現像器64は、非磁性トナー(キャリア
を有さない1成分トナー)を有する容器本体71と、感
光ドラム61に非接触状態で対向し、一定方向に回転し
てトナーを感光ドラム61の方へ供給する現像スリーブ
72と、該現像スリーブ72にトナーを塗布する塗布ロ
ーラ73と、容器本体71内のトナーを塗布ローラ73
の方へ移動させる送り部材74と、現像スリーブ72上
のトナーの層厚を規制する弾性ブレード75と、現像ス
リーブ72と容器本体71間の隙間からトナーが漏れ出
すのを防止するシール部材76等とから構成されてい
る。そして、これらの現像器64の現像スリーブ72が
回転することにより、該現像スリーブ72により、感光
ドラム61の静電潜像にトナーが供給される。
【0028】以下、図40に示すプロセスカートリッジ
67を用いた多色画像形成プロセスについて説明する。
【0029】導電基盤上に光導電層を設けた静電潜像担
持体としての感光ドラム61は、1次帯電器62により
一様に帯電される。次いで1色目のマゼンタの画像情報
に基づいた画像露光が行われ潜像が形成される。次にこ
の潜像は、マゼンタ現像器64Cにてトナーが付着され
可視像化される。一方、転写ドラム63には予め転写材
Pが保持されており、感光ドラム61上のマゼンタトナ
ー像は転写材P上に転写される。他方、感光ドラム61
上の転写残トナーは、クリーニング器65でクリーニン
グされる。クリーニング後、感光ドラム61は、再び1
次帯電器62により一様に帯電され2色目のシアンの画
像情報に基づいた画像露光が行われ潜像が形成される。
【0030】そしてこの潜像はシアン現像器64Bにて
トナー可視像化される。シアントナー像は転写ドラム6
3に保持された転写材P上に重ね転写される。感光ドラ
ム61上の転写残トナーは、クリーニング器65でクリ
ーニングされる。以下同様にして3色目のイエローの画
像情報に基づく潜像をイエローの現像器64Aで可視像
化し転写材P上に転写し、4色目のブラックの画像情報
に基づく潜像をブラック現像器64Dでトナー可視像化
し、転写材P上に転写する。以上4色のトナー像が転写
された転写材Pは、転写ドラム63によ分離され定着器
(不図示)で定着されて永久像を得る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉しかしながら、前述の従来の技術
1によると、感光ドラム1と現像スリーブの間隙2c
(以降、SD間)等に現像バイアスが印加されるとトナ
ー飛散が生じる。これは現像バイアス印加時に、現像ス
リーブ2cに担持されているトナーの電荷量が低いこと
が原因である。さらに、トナーは、使用環境の変化によ
り帯電特性が変化するため、使用環境によりトナーの電
荷量が著しく低下し、飛散するトナー量が増加してしま
う。使用されるトナーの電荷量が低い場合でも、松下電
器産業株式会社製カラー複写機C1のように、現像バイ
アスとして直流電圧のみを用いた場合、飛散は起こらな
いが細線再現性、ベタ均一性の点で劣り、画質は悪くな
る。また磁性トナーを用いる一成分現像方法を採用して
いる画像形成装置のトナー電荷量は低いが、磁気拘束力
によってより飛散は抑えられている。二成分現像器を用
いる画像形成装置(以降、二成分画像形成装置)におい
ては、現像器内の撹拌部材によりトナーとキャリヤを十
分に摺擦し、SD間に現像バイアスが印加される以前に
十分な電荷をトナーに与えることにより、飛散を抑えて
いる。しかし、一成分現像剤による画像形成装置におい
ては、二成分画像形成装置で用いられている手段によ
り、飛散を抑えることは、不可能である。
【0032】ところで、流動性の悪いトナーを用いるこ
とにより、飛散を軽減することは可能であるが、細線再
現性、ベタ均一性の優れた高品位な画像を得るために
は、流動性の良いトナーを用いることが必要である。流
動性の良いトナーを用いることで現像スリーブ2上での
均一なトナー層形成と電荷付与が達成できると共に、現
像領域において現像バイアスの印加に従いトナー飛翔が
良好に行われ、均一なパウダークラウドが形成出来るこ
とで、トナー粒子が像担持体上の潜像に対して凝集した
状態を形成せずに忠実なトナー像として可視像化でき
る。
【0033】高品位な画像形成を得るために必要なトナ
ーの流動性指数は3〜30%、このましくは3〜20%
である。
【0034】また、トナー飛散を発生させることなく高
品位な画像を得るためには、ガラス転移温度がTgが57
℃から67℃のトナーを用いることが必要である。本発
明は、AC印加なしで空回転を行うと、ガラス転移点が
57℃よりも低いトナーを用いると、現像スリーブとブ
レードの当接面においてトナーの融着が起こり、トナー
とブレードとの摺擦が十分に行われず、トナーの平均電
荷量が低くなる。Tgが67℃よりも高いトナーを用いる
と転写材に対するトナーの定着性が低下する。さらに、
複数のトナー像を重ねるカラー画像形成装置において
は、トナーの混色性が低下し、画像の劣化が生じる。
【0035】本発明における流動性指数とは、少なくと
も樹脂及び着色剤を含有し、体積平均粒径5〜12μm
である分級品に流動性向上剤をどの程度流動性向上剤が
分級品に表面に均一に強く付着しているかの指標であ
り、この数値が小さいほど流動性向上剤が均一に強く付
着され、流動性は向上するものである。
【0036】トナー流動性指数の測定方法は、従来公知
のパウダーテスター(ホソカワミクロン社製PT−D
型)により以下の方法をとって測定した。測定環境を2
3℃、60%RHとする。 トナーを測定環境下に12時間放置した後、5.0g
を正確に坪量する。 振動台に、上から100メッシュ(目開き150μm
)、200メッシュ(目開き75μm )、400メッ
シュ(目開き38μm )のふるいを重ねてセットする。 正確に坪量した5.0gのトナーを静かにふるい(1
00メッシュ上)にのせ、振幅1mmで15秒間振動させ
る。 静かに各ふるいの上に残ったトナー量を精坪する。 (100メッシュ上に残ったトナー量(g))/5×100 …(1) (200メッシュ上に残ったトナー量(g))/5×100×3/5…(2) (400メッシュ上に残ったトナー量(g))/5×100×1/5…(3) 流動性指数(%)=(1)+(2)+(3) 流動性指数が3〜30%のトナーを得るためには、体積
平均粒径5〜12μm、好ましくは6〜9μm である分
級品に、流動性向上剤の量と種類、及び混合機の種類と
混合条件の4因子を適当に選択組み合わせることにより
達成することができる。
【0037】本発明におけるガラス転移温度Tgの測定は
示差熱分析測定装置(DSC測定装置)DSC−7(パ
ーキンエルマー社製)を用いて測定する。測定試料は5
〜20mg、好ましくは10mgを精密に坪量する。これを
アルミニウムパン中に入れ、リファレンスとしての空ア
ルミニウムパンを用い、先ず全履歴を消去する目的で次
の操作を行う。N2 雰囲気下で室温から200℃まで1
0℃/min で上昇させ200℃で10分間保つ。その後
急冷し10℃まで下げ、10℃で10分間保つ。その
後、昇温速度10℃/min で200℃まで上昇する。こ
の昇温速度で温度40から10℃の範囲におけるメイン
ピークの吸熱ピークが得られる。このとき吸熱ピークが
出る前と後のベースラインの中間の線と示差熱曲線との
交点を本発明におけるガラス転移温度Tgとする(図10
参照)。 〈第2の発明の課題〉しかしながら、従来の技術2によ
ると、上記説明した一成分トナーを用いる現像装置にあ
っては、常に安定してスリーブ表面にトナーを供給する
ことが必要でありトナー供給不良による濃度低下やベタ
画像の追従性の低下等は絶対に防止しなければならな
い。磁性トナーを用いる現像装置にあっては、スリーブ
に内包された磁石があるため、磁気拘束力によりトナー
がスリーブに引き付けられているため常にスリーブ表面
にはトナーが供給される。ところが磁気力を用いること
のできない非磁性トナーを用いた現像装置にあっては、
トナーを安定供給するため前述した塗布ローラ等の供給
部材が必要となる。
【0038】更に、解像度の高く高品位な画像、特に色
再現性の良好である高品位な多色画像を得るためには、
トナー流動性が優れているトナーを用いる必要がある。
流動性が優れているトナーを用いることで、現像スリー
ブ上での均一なトナーコート層の形成とトリボ付与が達
成できると共に、現像領域において現像バイアスの印加
に従いトナー飛翔が良好に行われ、均一のパウダークラ
ウドが形成できることで、トナー粒子が像担持体上の潜
像に対して凝集した状態を形成せずに潜像に忠実なトナ
ー像として可視像化できる。
【0039】解像度の優れた高品位な画像を得るために
必要なトナーの流動性指数は3〜30%、好ましくは3
〜20%である。
【0040】ところが、上述した流動性指数が3〜30
%のトナーを図31に示した現像装置に用いた場合、ト
ナーの流動が良好なため現像室102内の各構成部材間
の隙間にトナーが容易に流れ込み易く、特に塗布ローラ
112端部と現像室102内壁部間に大きな隙間が現像
された現像装置にあっては、隙間に入り込んだトナーは
現像スリーブ110に供給されることなく搬送手段11
1からトナーが供給されるためトナー凝集を招いてしま
う。さらに塗布ローラ112、現像スリーブ110は高
速で回転しているためトナーに加わるストレスが増大す
ると共に温度上昇するため、凝集したトナーは徐々に融
けて固化してしまう虞れがある。このトナーの個化・融
着に関するトナー因子としてのトナーのガラス転移温度
(以下、「Tg」と称す。)があるが、Tgの低いトナーを
用いた場合トナーにストレスが加わると容易に融けはじ
め融着・固化を招く虞れがあると共に、高温環境下に放
置した際、現像スリーブやブレードなどに融着する虞れ
すらある。従って、融着・固化を防止するために、トナ
ーTgは57℃乃至67℃が好ましく、Tgがこの範囲内で
あれば、現像時の融着・固化の防止及び高温環境下での
放置融着も防止できる。
【0041】そこで、第2の発明は、上記不具合を解決
した現像装置を提供することを目的とするものである。
【0042】すなわち、本発明の目的は、一成分現像剤
を用い、解像度が高く、高品位な画像、信頼性に優れた
現像装置を提供することである。
【0043】さらに、本発明の目的は、トナー流動性指
数が小さいトナーを用し、トナー劣化のない現像装置を
提供することである。
【0044】さらに、本発明の目的は、一成分現像剤を
用い、解像度が高く、良好な色再現性と高品位な多色画
像が得られ、信頼性に優れた多色画像形成装置を提供す
ることである。
【0045】なお、本発明における流動性指数とは、少
なくとも樹脂及び着色剤を含有し、体積平均粒径5〜1
2μm である分級品に流動性向上剤をどの程度流動性向
上剤が分級品表面に均一に強く付着してるかの指標であ
り、この数値が小さいほど流動性向上剤が均一に強く付
着され、流動性は向上するものである。
【0046】トナー流動性指数の測定方法は、従来公知
のパウダーテスター(ホソカワミクロン社製PT−D
型)により以下の方法をとって測定した。測定環境を2
3℃、60%RHとする。 トナーを測定環境下に12時間放置した後、5.0g
を正確に坪量する。 振動台に、上から100メッシュ(目開き150μm
)、200メッシュ(目開き75μm )、400メッ
シュ(目開き38μm )のふるいを重ねてセットする。 正確に坪量した5.0gのトナーを静かにふるい(1
00メッシュ上)にのせ、振幅1mmで15秒間振動させ
る。 静かに各ふるいの上に残ったトナー量を精坪する。 (100メッシュ上に残ったトナー量(g))/5×100 …(1) (200メッシュ上に残ったトナー量(g))/5×100×(3/5)…(2) (400メッシュ上に残ったトナー量(g))/5×100×(1/5)…(3) 流動性指数(%)=(1)+(2)+(3) 流動性指数が3〜30%のトナーを得るためには、体積
平均粒径5〜12μm、好ましくは6〜9μm である分
級品に、流動性向上剤の量と種類、及び混合機の種類と
混合条件の4因子を適当に選択組み合わせることにより
達成することができる。
【0047】本発明におけるガラス転移温度Tgの測定は
示差熱分析測定装置(DSC測定装置)DSC−7(パ
ーキンエルママー社製)を用いて測定する。測定試料は
5〜20mg、好ましくは10mgを精密に坪量する。これ
をアルミニウムパン中に入れ、リファレンスとしてのア
ルミニウムパンを用い、先ず全履歴を消去する目的で次
の操作を行う。N2 雰囲気下で室温から200℃まで1
0℃/min で上昇させ200℃で10分間保つ。その後
急冷し10℃まで下げ、10℃で10分間保つ。その
後、昇温速度10℃/min で200℃まで上昇する。こ
の昇温速度で温度40から10℃の範囲におけるメイン
ピークの吸熱ピークが得られる。このとき吸熱ピークが
出る前と後のベースラインの中間の線と示差熱曲線との
交点を本発明におけるガラス転移温度Tgとする(図11
参照)。 〈第3の発明の課題〉しかしながら、上述した従来の技
術3よると、1成分トナーを用い、現像バイアスとして
直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス電圧を用い現像
を行う現像器64にあっては、トナーが現像領域にて飛
翔往復を繰り返している。従来このトナーの飛翔往復運
動と、感光ドラム61の回転に伴う気流の発生と、トナ
ー自重等によってトナーの飛散が発生し、装置本体内汚
染や転写材汚染等の不具合を生じていた。特に、現像領
域にてトナーに対する磁気拘束力が働く磁性トナーに比
して、磁気拘束力の働かない非磁性トナーの場合、その
飛散は顕著であった。
【0048】そこで、本発明は、上記欠点を解決した画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0049】すなわち、本発明の目的は、非画像部の画
像汚れがなく、装置本体内汚染のない画像形成装置を提
供することである。特に、カラー画像を形成するため非
磁性性1成分トナーを用いた場合においても、飛散トナ
ーによるトナー混色、機内汚染のない画像形成装置を提
供するものである。
【0050】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉第1の発明は、非磁性一成分現像
剤と、該非磁性一成分現像剤を担持する現像剤担持体
と、該現像剤担持体と間隙を有し静電潜像を担持する静
電潜像担持体と、該現像剤担持体に電圧を印加する電源
手段とを有する現像器を備えた画像形成装置において、
前記現像剤は、凝集度が3%から30%であり、前記現
像剤担持体は、前記電源手段により電圧を印加される以
前に、移動を開始する、ことを特徴とする。
【0051】湿度検出手段を有し、該湿度検出手段の検
出レベルに応じて前記現像剤の移動開始時期を変化させ
る、ことができる。
【0052】前記現像剤のガラス転移温度を57℃から
67℃としたり、前記電源手段により印加される電圧
を、直流電圧に交番電圧を重畳した電圧としたりするこ
とができる。 〈第2の発明の手段〉上記諸目的は本発明に係る現像装
置にて達成される。要約すれば本発明は一成分現像剤を
用い、現像剤担持体と、該現像剤担持体に相対速度を有
し当接す現像剤塗布部材と、該現像剤塗布部材と現像剤
を収容する現像室とを有する現像装置において、該一成
分現像剤の流動性指数が3%乃至30%である現像剤で
あり、少なくとも該現像剤塗布部材が軸支さてれている
該現像室内壁部と該現像剤塗布部材端部との間隙が0mm
乃至2mmであることを特徴とする現像装置において上記
目的が達成される。
【0053】また他の目的においては、一成分現像剤を
用い、現像剤担持体と、該現像剤担持体に相対速度を有
し当接する現像剤塗布部材と、該現像剤担持体と該現像
剤塗布部材と現像剤収する現像室とを有する複数の現像
装置を像担持体周囲に配置した多色画像形成装置におい
て、該一成分現像剤の流動性指数が3%乃至30%であ
る現像剤であり、少なくとも該現像剤塗布部材が軸支さ
れている該現像室内壁部材と該現像剤塗布部材端部との
間隙が0mm乃至2mmであることを特徴とする多色画像形
成装置において上記目的が達成される。
【0054】ここで、上述したように、トナー流動性が
指数が小さいトナーを用いることで、解像度の優れた高
品位な画像が得られる。しかしながら、流動性に優れて
いるために現像室内、特に塗布ローラ端部と現像室内壁
との隙間にトナーが入り込み易く、その部分でトナー凝
集が発生し易くなる。そこで本発明においては、塗布ロ
ーラ端部と現像室内壁との隙間を0mm乃至2mmにするこ
とで、流動性の良いトナーを用いてもトナーが隙間に入
り込みがたくなると共に、一度入り込んだトナーも隙間
が狭くなることで、塗布ローラの回転に伴ってトナーを
再び現像室内の空間部に戻すことができために、トナー
を常に隙間部に滞留させることがなくなりトナー凝集が
防止できる。かくして高品位な画像が得られると共にト
ナー劣化のない信頼性の高い現像装置の提供が可能であ
る。特に、高品位な色再現性が要求される多色画像形成
装置においては、上記技術は必須である。 〈第3の発明の手段〉第3の発明は、循環移動する像担
持体と、該像担持体に対向する複数の現像器との間に前
記像担持体の移動方向に沿った現像領域を形成し、該現
像領域にて前記現像器からの現像剤を前記像担持体に付
着させてなる画像形成装置において、前記現像領域の最
上流側に配置した前記現像器の上流側に、前記像担持体
に接触または近接する気流規制部材を配設し、該気流規
制部材によって該気流規制部材の上流側の非現像領域と
下流側の前記現像領域とを区画する、ことを特徴とす
る。
【0055】この場合、前記気流規制部材における前記
像担持体との対向部位を、低摩擦部材によって形成して
もよく、また、前記気流規制部材を、前記像担持体の両
端部近傍に配設してもよい。
【0056】さらに、前記現像器のうちの少なくとも1
つと、帯電手段またはクリーニング手段と、前記像担持
体とを有するとともに、装置本体に対して着脱自在に装
着するプロセスカートリッジを備える、あるいは、前記
現像器のうちの少なくとも1つと、帯電手段、クリーニ
ング手段のうちの少なくとも1つと、前記像担持体とを
有するとともに、装置本体に対して着脱自在に装着する
プロセスカートリッジを備える、ようにすることもでき
る。
【0057】加えて、前記プロセスカートリッジに対
し、独立した補助現像器を備え、該補助現像器の上流側
に補助気流規制部材を配設することもできる。
【0058】そのうえ、前記気流規制部材と前記最上流
側の現像器の現像領域間の第1距離と、該気流規制部材
の該現像器の現像剤担持体上の現像剤塗布領域側端面に
対応する前記現像剤担持体上の位置から現像剤端部シー
ル部材までの第2距離とについて、第1距離≦第2距離
なる関係を満たすとともに、現像剤担持体上の現像剤の
帯電量が絶対値で10μC/gないし25μC/g、プ
ロセススピードが40mm/secないし120mm/
secである、ようにしてもよい。
【0059】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。
【0060】なお、本発明の実施の態様はこれに限定さ
れるものではない。 〈第1の発明の実施例1〉図1は、第1発明の実施例1
である。
【0061】従来例と同様の構成、作用をなすものは、
同一の符号を付して、説明を省略する。本実施例は、本
体電源12が投入されてから、定着器11の温度が規定
の温度に達するまでの間(以降、定着器温調時間)に、
全ての現像器にスリーブ空間を行うことによりトナーに
十分な電荷を与え、トナー飛散を抑えることを可能にし
た画像形成装置である。
【0062】本発明においてトナーはキヤノン販売
(株)より販売されているc1c200用のトナーを用
いたところ、 E1=−20.0μC/g T1=30秒 である。
【0063】本体電源12及び定着器11に接続された
現像スリーブ回転制御器13は、定着器の温調時間に、
各現像器の現像スリーブ2a,2b,2c,2dの空回
転をT1時間行い、トナーの平均電荷量をE1にする。
ついで、1色目、シアン画像情報に基づいた静電潜像が
形成された感光ドラム1と現像スリーブ2cの間隙に現
像バイアスが印加されると、定着温調時間のスリーブ空
回転、及び現像時における、ブレード7c、塗布ローラ
3c、現像スリーブ2cによる摺擦により十分な負電荷
を帯びたトナーは、現像スリーブ2cから感光ドラム1
へ移動し、現像が行われる。以降、マゼンタ、イエロ
ー、ブラック、の現像が行われ、永久画像を得る。
【0064】なお、本実施例では反転現像法を用いた
が、正規現像法を用いても同様の効果が得られる。本実
施例においては、転写材上でトナー像を重ねる多重転写
方式を用いたが、図2に示す、像担持体(感光ドラム)
1上でトナー像を重ねる多重現像方式、または、図3に
示す中間転写材9を用いる方式においても上記技術は、
有効である。また、連続プリント時においては、現像終
了後の非現像時にスリーブ空回転を行っても同様の効果
は得られる。 〈第1発明の実施例2〉図4は、本発明の第2の実施例
である。
【0065】従来例と同様の構成、作用をなすものは、
同一の符号を付して、説明を省略する。
【0066】本実施例では、タイマ14を追加装着する
ことによって、スリーブ空回転を定着器温調時間及び、
本体電源投入後の所定時間毎に行い、経時変化に伴うト
ナーの電荷の変化を補正し、トナー飛散を安定して抑え
ることのできる画像形成装置である。
【0067】図5は、本発明者による、放置状態におけ
る、トナーの平均電荷量の変化についての実験結果を表
わしている。本実験においては、スリーブ空回転をT1
時間行い、電荷量をE1とした後の経過時間とトナーの
平均電荷量の変化の様子を表わしている。自然放電によ
り、時間の経過に伴い、該電荷量は減少する。そして、
経過時間がT2に達する、該平均トナー量は、E2に低
下し、トナー飛散が起こる。E2,T2の値は、トナー
分級品、外添剤の違いにより異なるがが、平均トナー量
の経時変化の様子は、トナー分級品、外添剤によらず、
同様であった。
【0068】本実施例においてトナーは、キヤノン販売
(株)より販売されているc1c200用のトナーを用
いたところ、 E1=−20.0μC/g T1=30秒 E2=−18.0μC/g T2=1.0hour である。
【0069】本体電源12及び定着器11に接続された
現像スリーブ回転制御器13はタイマ14により、本体
電源12投入後の時間を計測しており、定着器の温調時
間及び、本体電源12投入後1hour毎に、各現像器の現
像スリーブ2a,2b,2c,2dの空回転を30秒行
ない、トナーの平均電荷量を−20.0μC/gに保
つ。また、空回転を行うべき時間がプリント時であった
場合、プリント終了、直ちに行う。1色目、シアン画像
情報に基づいて静電潜像が形成された感光ドラム1と現
像スリーブ2cの間隙に現像バイアスが印加されると、
定着温調時間のスリーブ空回転及び、1hour毎のスリー
ブ空回転、さらに、現像時における、ブレード7c、塗
布ローラ3c、現像スリーブ2cによる摺擦により十分
な負電荷を安定して保持しているトナーは、現像スリー
ブ2から感光ドラム1へ移動し、現像が行われる。以
降、マゼンタ、イエロー、ブラック、の現像が行われ、
永久画像を得る。
【0070】なお、本実施例では反転現像法を用いた
が、正規現像法を用いても、同様の効果が得られる。本
実施例においては、転写材上でトナー像を重ねる多重転
写方式を用いたが、図2に示す、像担持体上でトナー像
を重ねる多重現像方式、または、図3に示す中間転写材
を用いる方式においても、上記技術は、有効である。 〈第1発明の実施例3〉図6は、本発明の第3の実施例
である。
【0071】本実施例では、カラープロセスカートリッ
ジを用いるが、従来例と同様の構成、作用をするもの
は、同一の符号を付して、説明を省略する。
【0072】本実施例においては、使用度数カウンタ1
5を設置し、定着温調時間に行われるスリーブ空回転の
時間を、カラープロセスカートリッジの使用度数U1
(カートリッジ交換時から現在までにプリントされた枚
数)に応じて変化させ、トナーの劣化に伴うトナーの電
荷量の変化を補正し、安定してトナーの飛散を抑えるこ
とを可能にした画像形成装置である。図7は、本発明者
の実験に基づく、U1T、T1との関係を示したもので
ある。U1の増加に伴い、現像器内のトナーは、劣化
し、T1は、長くなる。U1、T1の詳細な関係は、カ
ラープロセスカートリッジ内のトナーの分級品、外添剤
等により異なるが分級品、外添剤によらず、U1の増加
に伴い、T1も増加した。
【0073】本実施例において使用したカラープロセス
カートリッジは、5%印字において、A4を2000枚
プリントを行うことのできるだけのトナーを収容する。
トナーはキヤノン販売(株)より販売されているc1c
200用のトナーを用いた。本実施例における、U1と
T1の関係は図8に示した通りであった。また、本実施
例において用いた定着器の温調時間は6分を要した。本
体電源12、定着器11及び、使用度数カウンタ14に
接続された現像スリーブ回転制御器13は、本体電源1
2投入時に、使用度数カウンタ15にカウントされたU
1により、図8に基づき、T1を算出する。そして、現
像スリーブ2a,2b,2c,2dは、T1空回転され
電荷量はE1になる。
【0074】そして、現像スリーブ2a,2b,2c,
2dは、T1時間空回転され、電荷量はE1になる。1
色目、シアン画像情報に基づいた静電潜像が形成された
感光ドラム1と現像スリーブ2cの間隙に現像バイアス
が印加されると、定着温調時間のスリーブ空回転及び、
現像時における、ブレード2c、塗布ローラ3c、現像
スリーブ2cによる摺擦により十分な負電荷を安定して
保持しているトナーは、現像スリーブ2から感光ドラム
1へ移動し現像が行われる。以降、マゼンタ、イエロ
ー、ブラック、の現像が行われ、永久画像を得る。
【0075】なお、本実施例では反転現像法を用いた
が、正規現像法を用いても、同様の効果が得られる。本
実施例においては、転写材上でトナー像を重ねる多重転
写方式を用いたが、図2に示す、像担持体上でトナー像
を重ねる多重現像方式、または、図3に示す中間転写材
を用いる方式においても、上記技術は、有効である。 〈第1の発明の実施例4〉図16に図示するように、温
・湿度センサ16を配置し、この出力に応じて、現像ス
リーブ2a、2b、2c、2dの移動開始時期を制御す
るようにしてもよい。図13に相対湿度とスリーブ空回
転時間T1 との関係を図示する。すなわち、例えば湿度
が高いときには、空回転時間T1 を長めに取って、トナ
ーに十分な電荷を付与し、トナーが飛散するのを防止す
るのである。
【0076】図15に、放置時間T2 とトナー平均電荷
量E1 との関係を示す。また図16には、相対湿度が変
化した場合((A)>(B)>(C))の放置時間T2
とトナー平均電荷量E1 との関係を図示する。さらに図
17は、相対湿度と放置時間T2 との関係を示す。これ
らから、放置時間T2 が長いほど、また湿度が高いほど
トナー平均電荷量E1 は減少し、したがって、温・湿度
センサ16が測定する湿度の変化に応じて、図17に図
示するように、放置時間T2 が短くなるように制御する
のが好ましい。
【0077】なお、図19、図20には、湿度が一定で
あっても、コピー枚数(耐久)の違いによって、空回転
時間T2 を変化させる例を示し、また、図21は、湿度
をパラメータとしたときの、スリーブ空回転時間とトナ
ー平均電荷量との関係を示す。 〈第2発明の実施例1〉図22本発明に係る現像装置の
1実施例を示す。
【0078】図22は本実施例の現像装置の構成断面を
示す。本実施例においては、非磁性トナー(キャリヤを
有さない一成分トナー)を使用し、上記現像装置は図2
2に示すように、感光ドラム21に対向する開口部23
が設けられ、非磁性トナーを収容する現像室22を備え
る。
【0079】現像室22には、非磁性トナーを担持しな
がら感光ドラム21に向けて搬送するアルミニウムのう
ような導電性の現像スリーブ30が収容されている。現
像スリーブ30は、その外周面の一部が開口部23から
外部に突出するよに現像室22内に配置されている。現
像スリーブ30は感光ドラム21と50〜500μmの
間隙をおいて保持され、現像スリーブ30に担持されて
いる非磁性トナーを感光ドラム21に向けて供給するた
めの現像領域が形成されている。また、現像室22には
搬送手段31で搬送された非磁性トナーを現像スリーブ
30に供給するための塗布ローラ32が収容されてい
る。塗布ローラ32は現像スリーブ30に当接し、この
とき塗布を良好に行わせるため、塗布ローラ32はスポ
ンジ状加工やローレット状加工またはブラシ状加工が施
されている方が好ましい。なお、現像スリーブ30は、
中実のローラを用いてもよく、また現像スリーブ30の
表面は、金やカーボン、白金、セラミック等を塗布し表
面の抵抗を下げたもの、またはそれら塗布材料をそのま
ま一体形成したものを用いてもよい。
【0080】現像スリーブ30には、直流に交流を重畳
している現像バイアスが印加される。現像バイアスは、
バイアス電源26から発生される。
【0081】現像スリーブ30の上方には、現像スリー
ブ30に担持されている非磁性トナー層厚を規制するブ
レード33が配置されている。ブレード33は現像室2
2に取り付けられている。現像スリーブ30の下方に
は、現像室22の下部から外部への非磁性トナー吹き出
しを防止するための吹き出し防止シート28が設けられ
ている。
【0082】現像時、搬送手段31は非磁性トナーを塗
布ローラ32に向けて搬送し、非磁性トナーは図中矢印
B方向に現像スリーブ30と相対速度を有しながら回転
する塗布ローラ32で現像スリーブ30に塗布されえ
る。現像スリーブ30は図中矢印A方向に回転され、現
像スリーブ30に担持されている非磁性トナーは、ブレ
ード33で所定の層厚に規制された後に上記現像領域に
送られる。現像領域においては、現像バイアスによって
電界が形成され、該電界の力により非磁性トナーは感光
ドラム21上の潜像が形成されている部位に向けて飛翔
する。
【0083】図23に示した現像装置の背面図を示す。
図23においてギヤ35は本体装置から現像スリーブ3
0へ駆動を伝達するギヤで、塗布ローラ32を駆動する
ためのギヤ34に連結している。なお、図23において
は、図22に示した感光ドラム21、吹き出し防止シー
ト28、現像バイアス電源26、搬送手段31は省略さ
れている。図23中、dは現像室22の内壁側面と塗布
ローラ32端部との間隙を示す。
【0084】次ぎに、本発明者の実験検討による、間隙
dとトナー流動性指数の関係を表1を参照して説明す
る。表1はトナー流動性指数が3%〜40%のトナーを
用い、3000枚画像形成を行ったときの間隙dが0mm
〜5mmにおける塗布ローラ32端部付近のトナー状況
(例えば凝集や固化など)と3000枚目の画質の評価
を示している。トナー状況は「トナー」の項目に、画質
は「画質」の項目に、それぞれ記号で評価示し、トナー
状況に関しては、◎は初期と変化なし、○は初期と流動
性が若干劣るが使用に問題なし、Δは一部凝集または固
化したトナーが存在する場合、×は間隙にてほとんどの
トナーが凝集または固化してしまった場合を示す。同様
に画質(解像度、濃度、カブリ、均一性など)に関して
は、◎は非常に良好、◎は良好、Δは評価項目一部劣化
(例えば解像度)、×は評価項目の殆どに欠落するもの
を示す。なお、表1で◎〜◎を「可」とし、Δ〜×「不
可」とする。
【0085】表1を参照してわかるように、画質は流動
性指数が30%以下で「可」であり、好ましくは20%
以下が望ましい。ところが画質の優れている、言い換え
れば流動性指数の小さいトナーほど間隙部でのトナー劣
化が起こり易く、3%のトナーの場合間隙dが3mm以上
「不可」になる。間隙dが2mm以下においては、3%の
トナーを用いてもトナー劣化を生じることなく良好な画
質を維持することが可能になる。従って、トナー劣化を
生じない間隙dは2mm以下であことが必要である。また
良好な画質を得るためには、流動性指数が30%〜3
%、好ましくは20%〜3%である。
【0086】以上説明したように、本発明の現像装置に
より解像度、濃度、カブリなどの良好な画質を得るため
に流動性指数が30%以下のトナーを用いた場合でも、
塗布ローラ32端部と現像室22側面内壁部との間隙を
2mm以下にすることにより、トナー劣化のない安定した
画像形成を提供することが達成できる。 〈第2の発明の実施例2〉図25及び図26に第2の発
明に係る実施例2を示す。
【0087】本実施例において、実施例1と同一の部材
は同一の符号を付しその説明を省略する。
【0088】図25中、塗布ローラ32端部と現像室2
2側面内壁部との間隙に、トナー返し部材a36a,1
6bを設ける。トナー返し部材36aの構成概略図を図
26に示す。本実施例におけるトナー返し部材36aは
略円盤状であり、その片面に段差と穏やかな斜面が形成
されたカム形状をとっている。このカム形状の段差d
は、前述説明したように2mm以下とする。そして段差部
は略12時を差す部分に形成されることが望ましい。
【0089】上記説明したトナー返し部材36a,16
bを塗布ローラ32端部間隙に設けることで、塗布ロー
ラ上部側からのトナーの流れ込みを緩和できると共に、
塗布ローラ32の回転により間隙部にてスリーブ10側
に送られてしまったトナーを搬送手段側へ送り返し易く
なる。従って、トナー流動性指数の小さいトナーを用い
ても、トナ凝集・固化を防止でき、安定して高品位な画
像の提供が可能となる。
【0090】なお、本実施例においてはトナー返し部材
36a,16bは現像室22と別部材として説明した
が、一体形成により現像室22に予めトナー返し部を形
成してもよい。
【0091】また本実施例において、用いるトナーは非
磁性一成分トナーで説明したが、磁性一成分トナーでも
本発明の現像装置が適用できることはいうまでもない。 〈第2の発明の実施例3〉図27に第2発明の実施例3
を示す。
【0092】図27は多食画像形成可能な多食画像形成
装置であり、図32と同一の部材は図32に記載の符号
のうち、2桁数字・記号を用い図27を説明する。なお
図32で各構成部材及び画像形成プロセスを前述したの
で、その説明を省略する。
【0093】図27においては、感光ドラム21と感光
ドラム21の周囲に固定配置された複数個の現像器と1
帯電器41とクリーナ42が、一体ユニットとなった多
食画像用のカラープロセスカートリッジ44を形成して
いる。現像器40Y,40C,40M,40Bは本発明
の現像装置である。塗布ローラ32端部と現像室22側
面内壁部との間隙は2mm以下とされている。また、用い
る非磁性一成分トナーのトナー流動性指数は3%〜30
%のトナーである。
【0094】上記構成の本実施例においては、塗布ロー
ラ32端部と現像室22側面内壁部との間隙は2mm以下
とすることで、前述説明したようにトナー流動性指数は
3%〜30%のトナーを用いてもトナー凝集・固化など
のトナー劣化のない現像が可能であるので、高解像度で
かつ色再現性の優れた高品位な画像を提供でき、信頼性
に優れた多色画像形成装置が可能となる。 〈第2の発明の実施例4〉図28に第2の発明の実施例
4を示す。
【0095】図28は多色画像形成可能な多色画像形成
装置である。図に沿って説明すると、画像担持体である
導電基板上に感光層を設けた感光ドラム21は、帯電器
41により、一様に帯電される。次に、一色目マゼンタ
の画像情報に基づいた露光が、レーザ、LEDといった
発光素子47により行われ、1色目マゼンタの静電潜像
が形成される。次に、この潜像はマゼンタトナーの入っ
た現像器40Mにより現像され、トナー可視化される。
マゼンタトナ可視像形成後、感光ドラム21上のトナー
像を担持する転写材53にマゼンタトナー像が転写され
る。感光ドラム21は再び帯電器41により一様に帯電
され、次いで2色目のシアンの画像情報に基づいて、発
光素子47により露光が行われ、2色目のシアンの静電
潜像が形成される。この潜像は、シアントナーが入った
現像器40cにより現像され、トナー可視化される。シ
アントナー可視像形成後、感光ドラム21上のトナー像
を担持する転写材53にマゼンタトナー像上にシアント
ナー像が転写される。以下、上述した工程と同様に、3
色目イエローの静電潜像が形成され、イエロートナーの
入った現像器40Yにより、4色目ブラックの静電潜像
が形成され、ブラックトナーの入った現像器40Bによ
り、それぞれトナー可視像化され、トナー可視像化順に
転写材53上にイエロートナー像、ブラックトナー像が
順次転写される。マゼンタ、シアン、イエロー、ブラッ
クの4色トナー像が転写材53上に形成されると、転写
帯電器49により転写紙52上に一括転写され、定着器
51により定着され永久像を得る。一方、転写材53上
の転写残りトナーは、転写ドラム53に接離可能なクリ
ーナ54に内包されたファーブラシ55よりクリーニン
グされる。クリーナ54は、クリーニング時のみ転写ド
ラム53に当接し、それ以外は、転写ドラム53から離
間している。なお、本実施例ではクリーナ54の転写ド
ラム53との接離方法をクリーナ器54全体の接離によ
り達成しているが、接離方法はこの方法に限るものでは
ない。
【0096】また、図28においては、感光ドラム21
と感光ドラム21の周囲に固定配置された複数個の現像
器と帯電器41とクリーナ42が、一体ユニットとなっ
た多色画像用のカラープロセスカートリッジ44を形成
している。現像器40Y,40C,40M,40Bは本
発明の現像装置であり、塗布ローラ32端部と現像室2
2側面内壁部材との間隙は2mm以下とされている。ま
た、用いる非磁性一成分トナーのトナー流動性指数は3
%〜30%のトナーである。
【0097】上記構成の本実施例においては、塗布ロー
ラ32端部と現像室22側面内壁部との間隙は2mm以下
とすることで、前記説明したようにトナー流動性指数は
3%〜30%のトナーを用いてもトナー凝集・固化など
のトナー劣化のない現像が可能であるので、高解像度で
且つ色再現性の優れた高品位な画像を提供でき、信頼性
に優れた多色画像形成装置が可能となる。
【0098】なお、本実施例では転写材53をドラム状
構成で説明したが、転写体形状はこれに限ることなく、
例えばベルト状であってもよい。 〈第2の発明の実施例5〉図29に実施例5を示す。図
29は多色画像形成可能な多色画像形成装置である。
【0099】図に沿って説明すると、画像担持体である
導電基板上に感光層を設けた感光ドラム21は、帯電器
48により、一様に帯電される。次に、1色目マゼンタ
の画像情報に基づいた露光が、レーザ、LEDと逝った
発光素子47により行われ、1色目マゼンタの静電潜像
が形成される。次に、この潜像はマゼンタトナーの入っ
た現像器40Mにより現像され、トナー可視化される。
マゼンタトナー可視像形成後、感光ドラム21は再び帯
電器48により一様に帯電され、次いで2色目シア基づ
いて、発光素子47により露光が行われ、2色目シアン
の静電潜像が形成される。この潜像は、シアントナーが
入った現像器40Cにより現像され、トナー可視化され
る。以下、上述した工程と同様に、3色目イエローの静
電潜像が形成され、イエロートナーの入った現像器40
Yにより、トナー可視像化される。マゼンタ、シアン、
イエローの3色トナー像が感光ドラム21上に形成され
ると、転写帯電器49により転写紙52上に一括転写さ
れ、定着器51により定着され永久像を得る。一方、感
光ドラム21上の転写残りトナーは、感光ドラム21に
接離可能なクリーナ42によりクリーニングされる。ク
リーナ42は、クリーニング時のみ感光ドラム21に当
接し、それ以外は、感光ドラム21から離間している。
なお、本実施例ではクリーナ42の感光ドラム21との
接離方法をクリーニングブレード30の接離により達成
しているが、接離方法はこの方法に限るものではない。
【0100】また、図29においては、感光ドラム21
と感光ドラム21の周囲の固定配置された複数個の現像
器と帯電器48とクリーナ42が、一体ユニットとなっ
た多色画像用のカラープロセスカートリッジ44を形成
している。現像器40Y,40C,40M,は本発明の
現像装置であり、塗布ローラ32端部と現像室22側面
内壁部との間隙は2mm以下とされている。また、用いる
非磁性一成分トナーのトナー流動性指数は3%〜30%
のトナーである。
【0101】上記この本実施例においては、塗布ローラ
32端部と現像室22側面内壁部との間隙は2mm以下と
することで、前記説明したようなトナー流動性指数は3
%〜30%のトナーを用いてもトナー凝集・固化などの
トナー劣化のない現像が可能であるので、高解像度で且
つ色再現性の優れた高品位な画像を提供でき、信頼性に
優れた多色画像形成装置が可能となる。
【0102】なお、本実施例においては、感光体をドラ
ム状感光体を用いて説明したが、感光体形状はこれに限
ることなく、例えばベルト状感光体を用いても差し支え
ない。 〈第3の発明の実施例1〉図33は、本発明に係る画像
形成装置のカラーのプロセスカートリッジ67の断面図
を示している。このプロセスカートリッジ67による画
像形成プロセスは、図40に図示するカラープロセスカ
ートリッジ67によるときと同様であり、その説明を省
略する。
【0103】本実施例において、感光ドラム61の回転
に伴う気流の発生を抑制するために、感光ドラム61の
回転方向の最上流側に位置する現像器64、すなわち、
イエロー現像器64Aの上流に、気流規制部材77を配
設している。感光ドラム61と各現像器64との間に
は、気流規制部材77の下流側に現像領域Sが形成され
る。なお像担持体1の周囲の現像領域S以外の箇所は非
現像領域となる。この気流規制部材77は、一端が現像
器64Aに固定され、もう一端が感光ドラム61に現像
器長手方向にわたり接触(当接)している。気流規制部
材77としては、ウレタンゴム、シリコンゴム等のゴム
部材の成形品、PET等の可撓性プラスチック、ポリカ
ーボネイト等の工業用プラスチック、リン青銅、ステン
レス鉱等の金属板が適宜用いられている。
【0104】また気流規制部材77の感光ドラム61に
当接する面を、図34に示すように曲率を持たせること
で、感光ドラム61を傷付けることなく気流を抑制する
ことが可能となる。以上説明したように、感光ドラム6
1の回転方向最上流位置の現像器64Aの上流側に気流
規制部材77を設けることで、感光ドラム61の回転に
伴って発生する気流を現像領域Sに送り込むことなく抑
制することが可能となり、トナー飛散を防止できる。な
お、本実施例においては気流規制部材77を感光ドラム
61に当接させた例を説明したが、実験によると、必ず
しも当接させる必要はなく、気流規制部材77を感光ド
ラム61に近接させる、すなわち、気流規制部材77と
感光ドラム61との間隙を例えば1mm程度に保つ場合
であっても、充分な効果を得られることが分かった。
【0105】なお、本実施例は、磁性トナーを用いても
同様な効果があることはいうまでもない。 〈第3の発明の実施例2〉図37に第3の発明の実施例
2を示す。なお、実施例1と同じ部材には同じく同様の
符号を付してその説明を省略する。
【0106】本実施例においては画像形成上頻繁に使用
される、例えばブラックのようなトナーをプロセスカー
トリッジ67から個別に独立して着脱自在にすること
で、ブラックトナーが消費されてなくなった場合には、
そのブラック現像器(補助現像器)64Eを交換しさえ
すればよく、プロセスカートリッジ全体の交換に比し
て、コストが低くなるという利点がある。また、プロセ
スカートリッジ内に4個の現像器を内包する場合に比し
て重量を軽くすることが可能となり持ち運びの際プロセ
スカートリッジ67を落下させてしまう等の不慮の自己
の発生の可能性を低減できる。
【0107】以下図35を用いて説明すると、カートリ
ッジ容器67a内に感光ドラム61、帯電器62、イエ
ロー現像器64A、シアン現像器64B、マゼンタ現像
器64C、クリーニング器65が一体的に組み付けら
れ、さらにプロセスカートリッジ67に着脱自在なブラ
ック現像器64Eが感光ドラム61に他の現像器64と
同様に50〜500μmの間隙を有しながら配置されて
いる。さらにブラック現像器64Eの感光ドラム61の
回転方向の現像領域Sよりも上流側に補助気流規制部材
78が設けられている。補助気流規制部材78は、気流
規制部材77同様その一端を現像器64Eの容器に固設
され、他の一端は、感光ドラム61に当接、もしくは1
mm以下の間隙を有しながら配置されている。補助気流
規制部材78の材質は気流規制部材77と同様なものが
使用可能である。
【0108】本実施例においては、プロセスカートリッ
ジ67に着脱自在な現像器64Eを用いる画像形成装置
を示すが、ブラック現像器64Eがプロセスカートリッ
ジ67に着脱可能であるため、プロセスカートリッジ6
7とブラック現像器64Eとの間に空間ができてしま
う。この空間があると、気流規制部材77、イエロー現
像器64A、マゼンタ現像器64Cで抑制されていた感
光ドラム61の回転に伴う気流が再び発生し、ブラック
現像器64Eの現像領域に気流が入り込みトナー飛散を
招く虞れがある。そこでを補助気流規制部材78ブラッ
ク現像器64Eの現像領域の上流側に設けることで、気
流規制部材77と同様の効果が得られトナーの飛散を防
止することができる。 〈第3の発明の実施例3〉図36に本発明の実施例3を
図示する。なお、実施例2と同じ部材には同じ符号を付
してその説明を省略する。
【0109】本実施例において、図37に示すように気
流規制部材77、補助気流規制部材78の少なくとも感
光ドラム61に当接する部分(対向する部位)に、摩擦
抵抗が小さくかつ摩耗性に優れた材料から構成されたド
ラム保護部材79が設けられている。ドラム部材79と
しては、PTFE、POM等の材料が用いられている。
【0110】ドラム保護部材79を、気流規制部材7
7、に適用することで、トナー飛散防止をするととも
に、感光ドラム61の傷つきを防止することが可能とな
り、安定して気流の発生を防止できる。
【0111】なお、上記説明した気流規制部材を各現像
器64に適用しても同様な効果があることがあることは
いうまでもない。 〈第2発明の実施例4〉図42に第2発明の実施例4を
示す。なお、実施例1と同じ部材は同じ符号を付してそ
の説明を省略する。本実施例においては、気流規制部材
80は図43に示すようにスリーブ72両端部にのみ配
されていることを特徴とする。同図において82は、ス
リーブ上のトナー塗布領域、81は端部シールである。
ここでスリーブ72上のトナーの帯電量が低い場合、ス
リーブ72に対する鏡映力及び現像バイアスが印加され
たときにトナーに働く電界による力が弱くなるため飛散
トナーを発生しやすくなり、特に磁器拘束力の働かない
非磁性トナーにおいては顕著である。このような状態で
感光ドラム61の回転に伴う気流が、直接現像領域Sに
入り込むとトナー飛散が助長されトナー混色の虞れがあ
った。このような場合、第1発明から第3発明の実施例
に説明した、現像器長手方向にわたる気流規制部材77
を用いることにより、トナー飛散及びトナー混色が防止
できる。本実施例においては、トナーの帯電量が−10
μC/g〜−25μC/gと適度なときに用いることが
可能な気流規制部材80である。上記帯電量の範囲にあ
ってはトナーのスリーブ72に対する鏡映力及びトナー
に働く電荷の力も強くなり、感光ドラム61からの気流
が直接現像領域Sに入り込んでも過度なトナーの飛散、
混色を招くことはない。しかしながら、図44に示すよ
うに気流の流れは中央部では矢印Aのように回転方向に
沿って生じるが、スリーブ端部では気流は矢印Bのよう
に外側に移動しようとする。したがって、本実施例の気
流規制部材80の取付位置により、気流が現像領域Sで
外側に拡がり、トナーが端部シール51まで達し最悪の
場合トナーがシールに入り込み融着を招く虞れがある。
そこで図45に示すように、感光ドラム61、スリーブ
72を回転させ気流規制部材80を感光ドラム61の回
転方向上流側に配置し線香の煙を用いて気流を観察し
た。このとき気流規制部材80と感光ドラム61とスリ
ーブ72の最近接位置との距離をh1、気流規制部材8
0端部から拡がった煙の最も拡がった位置迄の距離をh
2としたとき、この関係をグラフ化すると図45のよう
になる。図45から分かる用に、hとd都の間にはh1
≒h2なる関係がある。したがって、気流規制部材80
の高さ方向取付位置xはスリーブ端部シール81とトナ
ー塗布領域82との距離yに応じてxとyがほぼ等しい
位置、好ましくはx<yなる位置にすることで、外側に
向かって流れる気流により端部シール81までトナーを
飛散させることがなくなる。なお、図46に示した実験
はプロセススピードを40mm/sec〜120mm/
secに可変にしたときも同様な結果が得られた。
【0112】以上説明した気流規制部材80を用いるこ
とで、端部のみに気流規制部材80を感光ドラム61に
当接することが可能となるため、画像領域Sの感光ドラ
ム表面を傷つけることなく、傷の発生によるピンホール
やクリーニング不良を防止できる利点を有する。
【0113】また、第3の発明において実施例2及び実
施例3に説明した構成を用いることが可能であることは
いうまでもない。
【0114】
【発明の効果】
〈第1の発明の効果〉以上説明したように、第1の発明
によると、現像スリーブに現像バイアスが印加される前
に、予め、現像スリーブを回転させることにより、現像
バイアス印加時にトナーは十分な電荷量を保持し、トナ
ー飛散を引き起こすことなく、高品位画像を得ることが
可能になった。 〈第2の発明の効果〉第2の発明によると、一成分現像
剤、特にトナー流動性指数が3%〜30%のトナーを用
いてもトナー凝集・固化などのトナー劣化のない現像画
可能であるので、解像度に優れ高品位な画像が得られ
る。更に、本発明の現像装置においては、非磁性一成分
トナーの適用できるため、多色画像形成が可能になりト
ナー劣化のない、高解像度で且つ色再現性の優れた高品
位な画像を提供でき、信頼性に優れた多色画像形成装置
が可能となる。さらに、現像装置の小型化が可能である
ため、プロセスカートリッジ化が容易であると共に、多
色画像形成の可能なカラープロセスカートリッジ化も図
れる利点を奏する。 〈第3の発明の効果〉第3の発明によると、複数の現像
器を像担持体(感光ドラム)の周囲に配置した画像形成
装置において、像担持体の回転に伴う気流の発生を、気
流規制部材を設けることで防止し、トナーの飛散を防げ
るという効果がある。さらに、気流規制部材の像担持体
に当接する部分に、低摩擦部材を使用することで、像担
持体を傷付けることもなく安定してトナー飛散が防止で
きるという効果もある。
【0115】また、端部のみに気流規制部材を感光ドラ
ムに当接することが可能となるため、画像領域の感光ド
ラム表面を傷付けることなく、傷の発生によるピンホー
ルやクリーニング不良を防止できる利点をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例1のトナーの現像機構の概略
を示す縦断面図。
【図2】他の現像機構の概略を示す縦断面図。
【図3】さらに別の現像機構の概略を示す縦断面図。
【図4】図1に図示する現像機構にタイマを装着した状
態を示す縦断面図。
【図5】放電時間とトナー平均電荷量との関係を示す
図。
【図6】図1に図示する現像機構に使用度数カウンタを
装着した状態を示す縦断面図。
【図7】使用枚数とスリーブ空回転時間との一般的な関
係を示す図。
【図8】使用枚数とスリーブ空回転時間との関係を示す
図。
【図9】従来の現像機構の概略を示す縦断面図。
【図10】吸熱ピークとガラス転移温度Tgとの関係を示
す図。
【図11】スリーブ空回転時間とトナー平均電荷量との
関係を示す図。
【図12】図1に図示する現像機構に温・湿度センサを
装着した状態を示す縦断面図。
【図13】相対湿度とスリーブ空回転時間との関係を示
す図。
【図14】図1に図示する現像機構にタイマ及び温・湿
度センサを装着した状態を示す縦断面図。
【図15】放置時間とトナー平均電荷量との関係を示す
図。
【図16】湿度が変化したときの放置時間とトナー平均
電荷量との関係を示す図。
【図17】相対湿度と放置時間との関係を示す図。
【図18】画像形成部材をカートリッジ化した状態を示
す縦断面図。
【図19】湿度が変化したときの放置時間とスリーブ空
回転時間との関係を示す図。
【図20】湿度が変化したときの使用枚数とスリーブ空
回転時間との関係を示す図。
【図21】湿度が変化したときのスリーブ空回転時間と
トナー平均電荷量との関係を示す。
【図22】第2発明の実施例1の現像器の縦断面図。
【図23】同じくの現像器構成背面説明図。
【図24】間隙と流動性指数との関係示す図。
【図25】同じく実施例2の現像器構成背面説明図。
【図26】同じくトナー返し部材の概略斜視図。
【図27】同じく実施例3の現像器の縦断面図。
【図28】同じく実施例4の現像器の縦断面図。
【図29】同じく実施例5の現像器の縦断面図。
【図30】従来の現像器の縦断面図。
【図31】同じく従来の現像器の縦断面図。
【図32】同じく従来のカラー画像形成装置の縦断面
図。
【図33】第3の発明の実施例1の画像形成装置に装着
したプロセスカートリッジを示す縦断面図。
【図34】同じく気流規制部材の側面拡大図。
【図35】プロセスカートリッジの外に独立した現像器
を装着した状態を示す縦断面図。
【図36】気流規制部材の先端に取り付けたドラム保護
部材を示す断面図。
【図37】同じく拡大図。
【図38】従来の現像器を示す縦断面図。
【図39】別の従来の現像器を示す縦断面図。
【図40】従来の現像器を示す縦断面図。
【図41】(a),(b)は間隙と気流との関係を示す
原理図。
【図42】気流規制部材の他の実施例を示す縦断面図。
【図43】気流規制部材の構成を示す平面図。
【図44】気流の流れを示す平面図。
【図45】気流規制部材の位置と気流との関係を示す平
面図。
【図46】気流規制部材の位置と煙の到達距離都の関係
を示す図。
【符号の説明】
1 静電潜像担持体(感光ドラム) 2a、2b、2c、2d 現像剤担持体(現像ローラ) 6a、6b、6c、6d 現像器 16 湿度検知手段(温・湿度センサ) 18 電源手段(現像バイアス電源) 22 現像室 30 現像剤担持体(現像スリーブ) 32 現像剤塗布部材(塗布ローラ) 44 プロセスカートリッジ 61 像担持体(感光ドラム) 64,64A,64B,64C,64D 現像器 64E 補助現像器 65 クリーニング手段(クリーニング器) 67 プロセスカートリッジ 77 気流規制部材 78 補助気流規制部材 79 対向部位(ドラム保護部材) 80 現像剤端部シール部材 82 現像剤塗布領域(トナー塗布領域) h1 第1距離 h2 第2距離 S 現像領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 113 Z 15/06 101 21/00 111 (72)発明者 斎藤 益朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 基 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 内山 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤井 春夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性一成分現像剤と、該非磁性一成分
    現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と間
    隙を有し静電潜像を担持する静電潜像担持体と、該現像
    剤担持体に電圧を印加する電源手段とを有する現像器を
    備えた画像形成装置において、 前記現像剤は、凝集度が3%から30%であり、 前記現像剤担持体は、前記電源手段により電圧を印加さ
    れる以前に、移動を開始する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 湿度検出手段を有し、該湿度検出手段の
    検出レベルに応じて前記現像剤の移動開始時期を変化さ
    せることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤のガラス転移温度が57℃か
    ら67℃である、 ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電源手段により印加される電圧が、
    直流電圧に交番電圧を重畳した電圧である、 ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体周囲に複数の現像器を有する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 一成分現像剤を用い、現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に相対速度を有し当接す現像剤塗布部材
    と、該現像剤塗布部材と現像剤を収容する現像室とを有
    する現像装置において、 前記一成分現像剤の流動性指数が3%ないし30%であ
    る現像剤であり、少なくとも前記現像剤塗布部材が軸支
    さてれている前記現像室内壁部と前記現像剤塗布部材端
    部との間隙が0mmないし2mmである、 ことを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 一成分現像剤を用い、現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に相対速度を有し当接する現像剤塗布部
    材と、該現像剤担持体と該現像剤塗布部材と現像剤収す
    る現像室とを有する複数の現像装置を像担持体周囲に配
    置した多色画像形成装置において、 前記一成分現像剤の流動性指数が3%ないし30%であ
    る現像剤であり、少なくとも前記現像剤塗布部材が軸支
    されている前記現像室内壁部材と前記現像剤塗布部材端
    部との間隙が0mmないし2mmである、 ことを特徴とする多色画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体と前記複数の現像装置とが
    一体となったプロセスカートリッジを有する、 ことを特徴とする請求項7記載の多色画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記一成分現像剤の流動性指数が3ない
    し20%である、 ことを特徴とする請求項7または請求項8記載の多色画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 該一成分現像剤のガラス転移温度Tg℃
    が57℃ないし67℃である、 ことを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか記
    載の多色画像形成装置。
  11. 【請求項11】 循環移動する像担持体と、該像担持体
    に対向する複数の現像器との間に前記像担持体の移動方
    向に沿った現像領域を形成し、該現像領域にて前記現像
    器からの現像剤を前記像担持体に付着させてなる画像形
    成装置において、 前記現像領域の最上流側に配置した前記現像器の上流側
    に、前記像担持体に接触または近接する気流規制部材を
    配設し、 該気流規制部材によって該気流規制部材の上流側の非現
    像領域と下流側の前記現像領域とを区画する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記気流規制部材における前記像担持
    体との対向部位を、低摩擦部材によって形成する、 ことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記気流規制部材を、前記像担持体の
    両端部近傍に配設する、 ことを特徴とする請求項11または請求項12記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記現像器のうちの少なくとも1つ
    と、 帯電手段またはクリーニング手段と、 前記像担持体とを有するとともに、 装置本体に対して着脱自在に装着するプロセスカートリ
    ッジを備える、 ことを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれ
    か記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記現像器のうちの少なくとも1つ
    と、 帯電手段、クリーニング手段のうちの少なくとも1つ
    と、 前記像担持体とを有するとともに、 装置本体に対して着脱自在に装着するプロセスカートリ
    ッジを備える、 ことを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれ
    か記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記プロセスカートリッジに対し、独
    立した補助現像器を備え、 該補助現像器の上流側に補助気流規制部材を配設する、 ことを特徴とする請求項14または請求項15記載の画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記気流規制部材と前記最上流側の現
    像器の現像領域間の第1距離と、該気流規制部材の該現
    像器の現像剤担持体上の現像剤塗布領域側端面に対応す
    る前記現像剤担持体上の位置から現像剤端部シール部材
    までの第2距離とについて、第1距離≦第2距離なる関
    係を満たすとともに、現像剤担持体上の現像剤の帯電量
    が絶対値で10μC/gないし25μC/g、プロセス
    スピードが40mm/secないし120mm/sec
    である、 ことを特徴とする請求項11ないし請求項16のいずれ
    か記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6855468B1 (en) 1999-11-19 2005-02-15 Fujitsu Limited Color image formation method
US7006774B2 (en) * 2002-11-19 2006-02-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, wherein voltages applied to developer regulating members are based on respective voltages applied to developer carrying members
US7177555B2 (en) * 2003-01-15 2007-02-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming process and image forming apparatus
JP2007292903A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスユニット、画像形成装置及び画像形成方法

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