JPH06192185A - エンド/エキソ− 8− n,n− ジアルキルアミノ− エキソ− トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造方法 - Google Patents
エンド/エキソ− 8− n,n− ジアルキルアミノ− エキソ− トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造方法Info
- Publication number
- JPH06192185A JPH06192185A JP5230439A JP23043993A JPH06192185A JP H06192185 A JPH06192185 A JP H06192185A JP 5230439 A JP5230439 A JP 5230439A JP 23043993 A JP23043993 A JP 23043993A JP H06192185 A JPH06192185 A JP H06192185A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exo
- decane
- reaction
- catalyst
- tricyclo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C211/00—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
- C07C211/33—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
- C07C211/34—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings of a saturated carbon skeleton
- C07C211/38—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings of a saturated carbon skeleton containing condensed ring systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C209/00—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
- C07C209/04—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups
- C07C209/14—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups
- C07C209/16—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups with formation of amino groups bound to acyclic carbon atoms or to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2603/00—Systems containing at least three condensed rings
- C07C2603/56—Ring systems containing bridged rings
- C07C2603/58—Ring systems containing bridged rings containing three rings
- C07C2603/60—Ring systems containing bridged rings containing three rings containing at least one ring with less than six members
- C07C2603/66—Ring systems containing bridged rings containing three rings containing at least one ring with less than six members containing five-membered rings
- C07C2603/68—Dicyclopentadienes; Hydrogenated dicyclopentadienes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンド/エキソ -8- N,N- ジアルキルア
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンの製造 【構成】 対応する8- ヒドロキシ化合物と第二アミン
とを、水素化触媒及び水素の存在下に反応で生じる水の
除去下に反応させて、エンド/エキソ -8- N,N- ジ
アルキルアミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.0
2.6 〕デカンの製造
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンの製造 【構成】 対応する8- ヒドロキシ化合物と第二アミン
とを、水素化触媒及び水素の存在下に反応で生じる水の
除去下に反応させて、エンド/エキソ -8- N,N- ジ
アルキルアミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.0
2.6 〕デカンの製造
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対応する8- ヒドロキ
シ化合物からエンド/エキソ -8- N,N-ジアルキル
アミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デ
カンの製造方法に関する。ジアミノトリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンの第4級アンモニウムを、特に
合成ゼオライトの製造でいわゆるテムプレートとして、
すなわち高分子陰原型──これは結晶化の間鉱物構造を
安定化する──として使用する。
シ化合物からエンド/エキソ -8- N,N-ジアルキル
アミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デ
カンの製造方法に関する。ジアミノトリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンの第4級アンモニウムを、特に
合成ゼオライトの製造でいわゆるテムプレートとして、
すなわち高分子陰原型──これは結晶化の間鉱物構造を
安定化する──として使用する。
【0002】
【従来の技術】8- N,N- ジアルキルアミノ- トリシ
クロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造は公知であ
る。P.ヴィルダー(Wilder)等(J. Am. Chem. Soc.81
(1959)、655以下参照)は、この化合物を8-
ケトトリシクロ〔5.2.1.0 2.6 〕デカンのオキシ
ムから製造し、これをナトリウムで還元して8- アミノ
トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンとなす。ギ酸
及び水性ホルムアルデヒド溶液から成る混合物と第一ア
ミンとの反応によって、最後にジメチル化合物が適度の
収率で得られる。
クロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造は公知であ
る。P.ヴィルダー(Wilder)等(J. Am. Chem. Soc.81
(1959)、655以下参照)は、この化合物を8-
ケトトリシクロ〔5.2.1.0 2.6 〕デカンのオキシ
ムから製造し、これをナトリウムで還元して8- アミノ
トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンとなす。ギ酸
及び水性ホルムアルデヒド溶液から成る混合物と第一ア
ミンとの反応によって、最後にジメチル化合物が適度の
収率で得られる。
【0003】WO 90/04567に記載された方法
も、8- N,N- ジアルキルアミノ- トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを得るために8- ケトトリシク
ロ〔5.2.1.02.6 〕デカンから出発する。密閉系
中で160〜195℃でギ酸の存在下にジアルキルホル
ムアミド(この際アルキルはメチル- 、エチル- 又はプ
ロピル基を示す。)と反応させる。反応時間は10〜5
0時間である。
も、8- N,N- ジアルキルアミノ- トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを得るために8- ケトトリシク
ロ〔5.2.1.02.6 〕デカンから出発する。密閉系
中で160〜195℃でギ酸の存在下にジアルキルホル
ムアミド(この際アルキルはメチル- 、エチル- 又はプ
ロピル基を示す。)と反応させる。反応時間は10〜5
0時間である。
【0004】公知合成は、工業的規模で実施される方法
で生じるすべての要求を今だに満足させない。これは高
価な化学物質及び長い反応時間の使用を要求し、これは
処理の経済性に有害であり、所望の生成物を適度の収率
でしか製造しない。
で生じるすべての要求を今だに満足させない。これは高
価な化学物質及び長い反応時間の使用を要求し、これは
処理の経済性に有害であり、所望の生成物を適度の収率
でしか製造しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって蒸気欠点を
回避し、技術的に簡単でかつ価格上好都合な出発物質の
使用下に所望のジアルキルアミノ化合物を生じる方法を
発展させることが課題である。
回避し、技術的に簡単でかつ価格上好都合な出発物質の
使用下に所望のジアルキルアミノ化合物を生じる方法を
発展させることが課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を、エンド/エ
キソ -8- N,N- ジアルキルアミノ -エキソ- トリシ
クロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造方法によって
解決する。それは、8- ヒドロキシトリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを高められた温度で水素化触媒
及び水の存在下に一般式HNR1 R2 (式中R1 及びR
2 は同一又は異なり、夫々C- 原子数1〜6のアルキル
基を示す。)なる第二アミンとを、反応の際に生じる水
の除去下に反応させることを特徴とする。
キソ -8- N,N- ジアルキルアミノ -エキソ- トリシ
クロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造方法によって
解決する。それは、8- ヒドロキシトリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを高められた温度で水素化触媒
及び水の存在下に一般式HNR1 R2 (式中R1 及びR
2 は同一又は異なり、夫々C- 原子数1〜6のアルキル
基を示す。)なる第二アミンとを、反応の際に生じる水
の除去下に反応させることを特徴とする。
【0007】驚くべきことに新規方法は選択性であり、
エンド/エキソ -8- N,N- ジアルキルアミノ -エキ
ソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンを高収率
で生じる;アミノ化合物を、反応混合物から簡単な蒸留
によって純粋な形で得ることができる。
エンド/エキソ -8- N,N- ジアルキルアミノ -エキ
ソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンを高収率
で生じる;アミノ化合物を、反応混合物から簡単な蒸留
によって純粋な形で得ることができる。
【0008】出発化合物として使用される8- ヒドロキ
シトリシクロ〔5.2.1.02.6〕デカンは、市場で
入手できる物質であり、トリシクロ〔5.2.1.0
2.6 〕デカ -3,8- ジエン(シクロペンタジエン)か
ら酸性触媒下水付加によって、次いでヒドロキシトリシ
クロデセンの水素化によって製造する。これは市販され
た形で、すなわちたとえば前もって十分な精製なしに使
用することができる。
シトリシクロ〔5.2.1.02.6〕デカンは、市場で
入手できる物質であり、トリシクロ〔5.2.1.0
2.6 〕デカ -3,8- ジエン(シクロペンタジエン)か
ら酸性触媒下水付加によって、次いでヒドロキシトリシ
クロデセンの水素化によって製造する。これは市販され
た形で、すなわちたとえば前もって十分な精製なしに使
用することができる。
【0009】本発明によれば、ヒドロキシトリシクロデ
カンと一般式HNR1 R2 なる第二アミンとを反応させ
る。R1 及びR2 は同一又は異なっていてよい。これら
はC- 原子数1〜6、好ましくは1〜4、特に1〜3の
アルキル基を示す。適するアミンは、ジメチルアミン、
ジメチルアミン、ジ -n- プロピルアミン、ジ -n-ブ
チルアミン、ジ -i- ブチルアミン、ジ -n- ペンチル
アミン、ジ -3- メチルブチルアミン、ジ -n- ヘキシ
ルアミン、ジ -i- ヘキシルアミン、N- メチルエチル
アミン、N- メチルプロピルアミン、N- メチルブチル
アミン、N- メチルペンチルアミン、N- メチルヘキシ
ルアミン、N- エチルプロピルアミン、N- エチルブチ
ルアミン、N- エチルペンチルアミン、N- エチルヘキ
シルアミン、N- プロピルブチルアミン、N- プロピル
ペンチルアミン、N- プロピルヘキシルアミン、N- ブ
チルペンチルアミン、N- ブチルヘキシルアミン、特に
ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ -n- プロピルア
ミン、好ましくはジメチルアミンである。
カンと一般式HNR1 R2 なる第二アミンとを反応させ
る。R1 及びR2 は同一又は異なっていてよい。これら
はC- 原子数1〜6、好ましくは1〜4、特に1〜3の
アルキル基を示す。適するアミンは、ジメチルアミン、
ジメチルアミン、ジ -n- プロピルアミン、ジ -n-ブ
チルアミン、ジ -i- ブチルアミン、ジ -n- ペンチル
アミン、ジ -3- メチルブチルアミン、ジ -n- ヘキシ
ルアミン、ジ -i- ヘキシルアミン、N- メチルエチル
アミン、N- メチルプロピルアミン、N- メチルブチル
アミン、N- メチルペンチルアミン、N- メチルヘキシ
ルアミン、N- エチルプロピルアミン、N- エチルブチ
ルアミン、N- エチルペンチルアミン、N- エチルヘキ
シルアミン、N- プロピルブチルアミン、N- プロピル
ペンチルアミン、N- プロピルヘキシルアミン、N- ブ
チルペンチルアミン、N- ブチルヘキシルアミン、特に
ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ -n- プロピルア
ミン、好ましくはジメチルアミンである。
【0010】常法で反応成分を等モル量で反応させる;
しかし反応成分の1つを過剰に使用することもできる。
ヒドロキシ化合物と第二アミンとの反応は、触媒の存在
下に行われる。反応は水素化ではなく、水素は出発物質
間の反応に直接参加しないけれども、通常の水素化触
媒、たとえばニッケル及びコバルトに基づく触媒が反応
の実施に適切であると分る。予期されなかったことであ
るが極めて選択的に作用する銅触媒を特に上手に使用す
る。好ましくは銅含有率15〜85、特に50〜70重
量%(触媒に対して)を有する銅担持触媒が適する。担
体としてケイ酸、けいそう土、酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、炭素又は軽石、好ましくはけいそう土又
は酸化アルミニウム及び場合により通常の活性化剤及び
添加物質、たとえばマグネシウム又はクロムを含有す
る。触媒量は、反応混合物中のヒドロキシ化合物の割合
に従う。常法でヒドロキシ化合物に対して触媒0.5〜
30、特に3〜20重量%を使用する。触媒を活性化
し、全反応時間にわたってその活性度を保つために、反
応混合物に連続的に水素を5〜300、特に20〜10
0l/l触媒の量で供給する。
しかし反応成分の1つを過剰に使用することもできる。
ヒドロキシ化合物と第二アミンとの反応は、触媒の存在
下に行われる。反応は水素化ではなく、水素は出発物質
間の反応に直接参加しないけれども、通常の水素化触
媒、たとえばニッケル及びコバルトに基づく触媒が反応
の実施に適切であると分る。予期されなかったことであ
るが極めて選択的に作用する銅触媒を特に上手に使用す
る。好ましくは銅含有率15〜85、特に50〜70重
量%(触媒に対して)を有する銅担持触媒が適する。担
体としてケイ酸、けいそう土、酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、炭素又は軽石、好ましくはけいそう土又
は酸化アルミニウム及び場合により通常の活性化剤及び
添加物質、たとえばマグネシウム又はクロムを含有す
る。触媒量は、反応混合物中のヒドロキシ化合物の割合
に従う。常法でヒドロキシ化合物に対して触媒0.5〜
30、特に3〜20重量%を使用する。触媒を活性化
し、全反応時間にわたってその活性度を保つために、反
応混合物に連続的に水素を5〜300、特に20〜10
0l/l触媒の量で供給する。
【0011】反応成分間の反応は、120〜250、特
に145〜195℃の温度で、好ましくは常圧で進行す
るが0.1MPa、特に0.05MPaまで僅かに増加
された圧力を使用することもできる。選ばれた実施形態
に従って、第二アミンを8-ヒドロキシトリシクロ
〔5.2.1.02.6 〕デカン及び触媒から成る撹拌さ
れた懸濁液に加える。アミン及びトリシクロデカンを溶
液の形で、たとえば溶剤としてトルオール、キシロール
の使用下に使用することができる。反応が急速にかつ完
全に進行することを保証するために、反応で生じた水の
連続的除去を提供することが必要である。これは化学工
業で公知方法に従って、たとえば水分離器又は相分離器
によって又は共沸蒸留によって行う。上記反応条件は、
好ましくはエンド/エキソ- 異性体を形成することを保
証する。
に145〜195℃の温度で、好ましくは常圧で進行す
るが0.1MPa、特に0.05MPaまで僅かに増加
された圧力を使用することもできる。選ばれた実施形態
に従って、第二アミンを8-ヒドロキシトリシクロ
〔5.2.1.02.6 〕デカン及び触媒から成る撹拌さ
れた懸濁液に加える。アミン及びトリシクロデカンを溶
液の形で、たとえば溶剤としてトルオール、キシロール
の使用下に使用することができる。反応が急速にかつ完
全に進行することを保証するために、反応で生じた水の
連続的除去を提供することが必要である。これは化学工
業で公知方法に従って、たとえば水分離器又は相分離器
によって又は共沸蒸留によって行う。上記反応条件は、
好ましくはエンド/エキソ- 異性体を形成することを保
証する。
【0012】新規処理法を連続的に及び特に非連続的に
実施することができる。反応混合物から、エンド/エキ
ソ -8- N,N- ジアルキル -アミノ- トリシクロ
〔5.2.1.02.6 〕デカンを簡単な蒸留によって分
離し、その際ほとんどの使用目的に対して更に精製する
必要はもはやない程に純粋な形で得られる。
実施することができる。反応混合物から、エンド/エキ
ソ -8- N,N- ジアルキル -アミノ- トリシクロ
〔5.2.1.02.6 〕デカンを簡単な蒸留によって分
離し、その際ほとんどの使用目的に対して更に精製する
必要はもはやない程に純粋な形で得られる。
【0013】
【実施例】次の例中、新規方法によるエンド/エキソ -
8- N,N- ジメチルアミノ -エキソ- トリシクロ
〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造を詳述する。当然
のことながら本発明はこの特別な実施形態に限定されな
い。 〔例1〕エンド/エキソ -8- N,N- ジメチルアミノ
-エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの
製造 撹拌器、温度計、水分離器、還流冷却器及び導入管を備
えた4l- 三首フラスコ中に8- ヒドロキシ- トリシク
ロ〔5.2.1.02.6 〕デカン2280g(15モ
ル)及び銅- 担持触媒228g(RCH60/35;ヘ
キスト社の市販品、触媒組成物に対してCu- 含有率6
0重量%を予め入れ、撹拌下に加熱する。100℃の温
度に達した後、導入管を介して水素20〜25l/時間
を連続的に触媒の活性化のために供給し、同時に同一の
導入管を介してジメチルアミン125g/h(2.78
モル)をガス状で供給する。
8- N,N- ジメチルアミノ -エキソ- トリシクロ
〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造を詳述する。当然
のことながら本発明はこの特別な実施形態に限定されな
い。 〔例1〕エンド/エキソ -8- N,N- ジメチルアミノ
-エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの
製造 撹拌器、温度計、水分離器、還流冷却器及び導入管を備
えた4l- 三首フラスコ中に8- ヒドロキシ- トリシク
ロ〔5.2.1.02.6 〕デカン2280g(15モ
ル)及び銅- 担持触媒228g(RCH60/35;ヘ
キスト社の市販品、触媒組成物に対してCu- 含有率6
0重量%を予め入れ、撹拌下に加熱する。100℃の温
度に達した後、導入管を介して水素20〜25l/時間
を連続的に触媒の活性化のために供給し、同時に同一の
導入管を介してジメチルアミン125g/h(2.78
モル)をガス状で供給する。
【0014】148〜150℃の温度で、水を最初に分
離器に集める。反応の促進のために、温度を170〜1
75℃に調整し、水及びジメチルアミンの連続的添加を
続ける。形成された反応水を絶えず分離器を介して除去
する。6時間後、水の排出はもはや観察されない。全体
で反応水328gが得られ、過剰のジメチルアミンの一
部がこれに溶解する。
離器に集める。反応の促進のために、温度を170〜1
75℃に調整し、水及びジメチルアミンの連続的添加を
続ける。形成された反応水を絶えず分離器を介して除去
する。6時間後、水の排出はもはや観察されない。全体
で反応水328gが得られ、過剰のジメチルアミンの一
部がこれに溶解する。
【0015】冷却後、反応生成物を濾過し、ガスクロマ
トグラフィーで調べる。粗アミンは、更に残りの8- ヒ
ドロキシ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンを
含有し、これは約97%の変換率に相当する。
トグラフィーで調べる。粗アミンは、更に残りの8- ヒ
ドロキシ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンを
含有し、これは約97%の変換率に相当する。
【0016】エンド/エキソ -8- N,N- ジメチルア
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンに対する選択性は80.8%、エンド- とエキソ- 化
合物との割合61:39である。 〔例2〕例1をくり返すが、反応温度は160〜165
℃である。形成された反応水を再び絶えず水分離器を介
して反応混合物から除去する。6時間後、水の排出はも
はや認められない。全体で反応水312gが得られ、こ
れ中に過剰のジメチルアミンの一部が溶解する。冷却さ
れかつ濾過された粗アミン中にガスクロマトグラフィー
測定によれば更に8- ヒドロキシ- トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを含有し、これは約96.2%
の変換率に相当する。
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンに対する選択性は80.8%、エンド- とエキソ- 化
合物との割合61:39である。 〔例2〕例1をくり返すが、反応温度は160〜165
℃である。形成された反応水を再び絶えず水分離器を介
して反応混合物から除去する。6時間後、水の排出はも
はや認められない。全体で反応水312gが得られ、こ
れ中に過剰のジメチルアミンの一部が溶解する。冷却さ
れかつ濾過された粗アミン中にガスクロマトグラフィー
測定によれば更に8- ヒドロキシ- トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを含有し、これは約96.2%
の変換率に相当する。
【0017】エンド/エソキ -8- N,N- ジメチルア
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンに対する選択性は、80.2%、エンド- とエキソ-
化合物の割合81:19に相当する。 〔例3〕例1をくり返すが、反応温度は150〜155
℃である。形成された反応水を再び絶えず分離器を介し
て反応混合物から除去する。63/4 時間後水の排出はも
はや認められない。全体で反応水284gが得られ、こ
れ中に過剰のジメチルアミンの一部が溶解する。冷却さ
れかつ濾過された粗アミン中にガスクロマトグラフィー
試験によればまだ8- ヒドロキシ- トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを含有し、これは約91.2%
の変換率に相当する。
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンに対する選択性は、80.2%、エンド- とエキソ-
化合物の割合81:19に相当する。 〔例3〕例1をくり返すが、反応温度は150〜155
℃である。形成された反応水を再び絶えず分離器を介し
て反応混合物から除去する。63/4 時間後水の排出はも
はや認められない。全体で反応水284gが得られ、こ
れ中に過剰のジメチルアミンの一部が溶解する。冷却さ
れかつ濾過された粗アミン中にガスクロマトグラフィー
試験によればまだ8- ヒドロキシ- トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカンを含有し、これは約91.2%
の変換率に相当する。
【0018】エンド/エキソ -8- N,N- ジメチルア
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンに対する選択性は86.1%、エンド- とエキソ- 化
合物の割合95.5である。
ミノ -エキソ- トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカ
ンに対する選択性は86.1%、エンド- とエキソ- 化
合物の割合95.5である。
【0019】
【発明の効果】本発明の方法によれば、アミノ化合物を
反応混合物から簡単な蒸留によって純粋な形で得ること
ができる。
反応混合物から簡単な蒸留によって純粋な形で得ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス・クニープ ドイツ連邦共和国、オーバーハウゼン、ロ ーゼンストラ−セ、93 (72)発明者 デトレーフ・カムプマン ドイツ連邦共和国、ゲルストホーフエン、 ハンス−フイッシャー−ストラーセ、4 (72)発明者 ユルゲン・ウエーバー ドイツ連邦共和国、オーバーハウゼン、ブ ンゼンストラーセ、17
Claims (8)
- 【請求項1】 8- ヒドロキシトリシクロ〔5.2.
1.02.6 〕デカンを高められた温度で水素化触媒及び
水の存在下に一般式HNR1 R2 (式中R1 及びR2 は
同一又は異なり、夫々C- 原子数1〜6のアルキル基を
示す。)なる第二アミンとを、反応の際に生じる水の除
去下に反応させることを特徴とする、エンド/エキソ -
8- N,N- ジアルキルアミノ -エキソ- トリシクロ
〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造方法。 - 【請求項2】 R1 及びR2 はC- 原子数1〜4、特に
1〜3のアルキル基である、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 アミンとしてジメチルアミンを使用す
る、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 反応を120〜250℃、好ましくは1
45〜195℃で実施する、請求項1ないし3のいずれ
かに記載の方法。 - 【請求項5】 水素化触媒として銅担持触媒を触媒に対
して15〜85、50〜70重量%の銅含有率で使用す
る、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 触媒は担体材料として、けいそう土又は
酸化アルミニウムを含有する、請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 ヒドロキシ化合物に対して触媒0.5〜
30、特に3〜20重量%を使用する、請求項1ないし
6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 反応混合物に連続的に5〜300、特に
20〜100l/l触媒の量で供給する請求項1ないし
7のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4232097A DE4232097A1 (de) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | Verfahren zur Herstellung von endo/exo-8-N,N-Dialkylamino-exo-tricyclo [5.2.1.0·2·,·6·] decan |
DE4232097:6 | 1992-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06192185A true JPH06192185A (ja) | 1994-07-12 |
JPH085846B2 JPH085846B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=6468789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5230439A Expired - Lifetime JPH085846B2 (ja) | 1992-09-25 | 1993-09-16 | エンド/エキソ− 8− n,n− ジアルキルアミノ− エキソ− トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0589341B1 (ja) |
JP (1) | JPH085846B2 (ja) |
AT (1) | ATE147064T1 (ja) |
CA (1) | CA2106415C (ja) |
DE (2) | DE4232097A1 (ja) |
ES (1) | ES2098611T3 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2346602B1 (de) | 2008-09-19 | 2014-03-19 | Basf Se | Verfahren zur kontinuierlichen herstellung eines amins unter verwendung eines aluminium-kupfer-katalysators |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE68928078T2 (de) * | 1988-10-20 | 1997-09-11 | Chevron Usa Inc | Neues zeolith ssz-31 |
-
1992
- 1992-09-25 DE DE4232097A patent/DE4232097A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-09-15 ES ES93114814T patent/ES2098611T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-15 DE DE59304957T patent/DE59304957D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-15 EP EP93114814A patent/EP0589341B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-15 AT AT93114814T patent/ATE147064T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-09-16 JP JP5230439A patent/JPH085846B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-17 CA CA002106415A patent/CA2106415C/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH085846B2 (ja) | 1996-01-24 |
ES2098611T3 (es) | 1997-05-01 |
CA2106415A1 (en) | 1994-03-26 |
EP0589341B1 (de) | 1997-01-02 |
DE4232097A1 (de) | 1994-03-31 |
DE59304957D1 (de) | 1997-02-13 |
CA2106415C (en) | 1999-12-07 |
ATE147064T1 (de) | 1997-01-15 |
EP0589341A1 (de) | 1994-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101135336B1 (ko) | 아고멜라틴의 합성 방법 | |
IL106675A (en) | A new method for the production of 9-amino-6-dimethyl-6-dioxytetracycline | |
Onopchenko et al. | Selective catalytic hydrogenation of aromatic nitro groups in the presence of acetylenes. Synthesis of (3-aminophenyl) acetylene via hydrogenation of (3-nitrophenyl) acetylene over cobalt polysulfide and ruthenium sulfide catalysts | |
US3285920A (en) | Combination process for producing piperazine and triethylenediamine | |
JPH06192185A (ja) | エンド/エキソ− 8− n,n− ジアルキルアミノ− エキソ− トリシクロ〔5.2.1.02.6 〕デカンの製造方法 | |
JPH08500360A (ja) | フェニルテレフタル酸の製造方法 | |
US4216341A (en) | Selective hydrogenation of certain nitroaromatic hydroxy substituted acetylenes over a heterogeneous RuS2 catalyst | |
JP2526611B2 (ja) | ジアルキルアミノエタノ―ルの精製法 | |
US3150185A (en) | Hydrogenation of nitrohaloaromatic compounds | |
WO2004011405A1 (ja) | アダマンタン類の製造方法 | |
WO2005082817A1 (ja) | アダマンタンの製造方法 | |
JP2001206860A (ja) | フルオレン類の製造方法 | |
JP3154598B2 (ja) | N−(4’−ノニルシクロヘキシル)−4−ノニルアニリン及びその製造方法 | |
JP3177350B2 (ja) | ジノニルジフェニルアミンの製造法 | |
JPH04264056A (ja) | N−メチルアルキルアミンの製造方法 | |
JP3036661B2 (ja) | 2−クロロシクロドデカジエノンオキシムの製造法 | |
JP3644811B2 (ja) | 4’−メチル−2−シアノビフェニルの製法 | |
JP3159522B2 (ja) | 高純度m−フェニレンジアミンの製造方法 | |
EP1501802B1 (en) | Process for the preparation of quinoline derivatives | |
JP3150436B2 (ja) | α−(m−ニトロフェニル)アルキルアミンとα−(p−ニトロフェニル)アルキルアミンの分離方法、およびこれを用いたα−(m−アミノフェニル)アルキルアミンおよびα−(p−アミノフェニル)アルキルアミン類の製造方法 | |
JP2008260723A (ja) | シス−4−アルキルシクロヘキシルアミンの製造方法 | |
JPH03118351A (ja) | 2―アミノインダン類の製造方法 | |
JPH03176463A (ja) | ピロリジノール誘導体およびその製法 | |
GB2090248A (en) | Process for the preparation of anthraquinone | |
JP2006062975A (ja) | 9,10−ジヒドロフェナンスレンの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960716 |