JPH061919B2 - デイジタル化された復調fmステレオ信号を復号するデイジタル回路 - Google Patents

デイジタル化された復調fmステレオ信号を復号するデイジタル回路

Info

Publication number
JPH061919B2
JPH061919B2 JP61035426A JP3542686A JPH061919B2 JP H061919 B2 JPH061919 B2 JP H061919B2 JP 61035426 A JP61035426 A JP 61035426A JP 3542686 A JP3542686 A JP 3542686A JP H061919 B2 JPH061919 B2 JP H061919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
digital
circuit
filter
khz
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61035426A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61210734A (ja
Inventor
ケネス・ブレークレイ・ウエルズ,セカンド
シヤーベル・エミル・ノージヤイム
ジエローム・ジヨンソン・テイエマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RCA Licensing Corp
Original Assignee
RCA Licensing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RCA Licensing Corp filed Critical RCA Licensing Corp
Publication of JPS61210734A publication Critical patent/JPS61210734A/ja
Publication of JPH061919B2 publication Critical patent/JPH061919B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S5/00Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation 
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/44Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast
    • H04H20/46Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53-H04H20/95
    • H04H20/47Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53-H04H20/95 specially adapted for stereophonic broadcast systems
    • H04H20/48Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for broadcast specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53-H04H20/95 specially adapted for stereophonic broadcast systems for FM stereophonic broadcast systems
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/04Recursive filters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1646Circuits adapted for the reception of stereophonic signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、ディジタル回路、特に復調したFMステレオ
信号を左右のチャンネル成分に復号するディジタル・フ
ィルタに関する。更に本発明のディジタル回路は、特
に、単独に集積回路チツプ上に形成するか又は他のFM
および/またはAM信号処理回路と共に同じチツプ上に
形成することのできる、ステレオ・チャンネル復号用の
簡単化された回路を対象とする。
FMステレオ放送においては、3つの基本信号が送信さ
れている。信号スペクトルの一部は左右のチャンネルの
成分の和(L+R)を表わす信号の送信に割当られてい
る。スペクトルの他の一部は左右のチャンネル成分間の
差(L−R)を表わす信号を送信するのに割当られてい
る。標準FMステレオ放送信号の第3の部分は19kHz
のパイロット・トーンを含んでいる。このトーンは信号
を左右のチャンネル成分に復調するのに使用される。
本発明は特に既にディジタル化されている復調信号を受
信する回路部分を対象とする。本明細書で使用されてい
る「ディジタル化(digitize)」という用語は周期的に
サンプリングしたアナログ信号を等価な二進数の表現に
変換することを意味する。典型的には、各アナログ・サ
ンプル値は一連の二進ディジット(ビット)による表現
に変換される。しかしながら、アナログ・サンプル値は
典型的には各位置(桁)が2のベキ数である特定の重み
付き係数に相当する二進表現に変換されるが、本発明で
は他の数表現システムを用いてもよいことに注意された
い。
こゝで本発明は、左右両チャンネルの情報を含む、既に
復調されディジタル化された信号を受信する回路に関す
るものであることに注意されたい。従って、本発明の回
路の機能は抽出された左チャンネルおよび右チャンネル
の情報を表わすディジタル化された出力信号を発生する
ことである。
従来、FM受信器における19kHzのパイロット・トー
ンの再生は全てアナログ回路による設計原理を使用して
達成されている。この原理では、典型的には周波数を2
分の1にする分周器に出力を供給する38kHzの発振器
を19kHzのトーンにロックする位相ロックループ(P
LL)を使用している。パイロット・トーンの再生は左
右のチャンネル情報信号を分離するために不可欠であ
る。
しかしながら、実質的に他の全ての周波数を阻止しなが
ら、19kHzのトーンを減衰させることなく通過させる
ような周波数応答特性を有するディジタル・フィルタを
設けるだけでは十分でない。最終的なチャンネル分離用
の所望の38kHzのトーンを発生するためには、信号出
力に適当な位相関係が存在することが必要である。更
に、加算および減算のような演算を行うディジタル回路
を構成することは比較的簡単であることが知られている
が、掛算のような演算を行うディジタル回路を設けるこ
とは比較的により困難であることもまた知られている。
従って、適当なディジタル・フィルタの望ましい特徴の
1つは、実行される掛算動作の数が最小になるように実
施することである。ディジタル回路を集積回路チップ上
に作ることが好ましい場合には、チップの大きさおよび
価格の点でスペースおよび電力の両方を節約するように
できる限りディジタル掛算回路を少なくすることが望ま
しい。
発明の概要 本発明によれば、必要とする掛算の数を減らした独特の
構成を有するディジタル・フィルタが提供され、このフ
ィルタは例えばディジタル化された19kHzのパイロッ
ト・トーンの出力と90°移相した19kHzのトーンを
表わす別のサンプル出力を発生するため用いられる。こ
れにより、到来信号を左右チャンネル成分に分離するた
めに使用される所望の38kHzのステレオ搬送波信号を
発生することができる。本発明の好適実施例において
は、ディジタル・フィルタはパイロット・トーンの19
kHzの周波数の12倍である228kHzのサンプリング速
度で動作する。このサンプリング速度における動作は、
特に回路の簡単化という点では、必要な掛算回路の数を
最小にできるので非常に有益である。第1のディジタル
掛算回路が或る時刻におけるディジタル・フィルタの出
力とそれより早い時刻におけるフィルタの出力との積を
形成して、ディジタル化された38kHzのステレオ搬送
波信号を発生る。この信号は次いで第2のディジタル掛
算回路で使用され、この第2のディジタル掛算回路は出
力にディジタル化された「L−R」信号を発生する。そ
の後、簡単な加算回路および減算回路を使用して左右の
チャンネル成分が別々の信号路に取り出される。
従って、本発明の目的は、復調されたディジタル化され
たFMステレオ信号を左右のチャンネル成分に復号する
ディジタル回路を提供することにある。
また、本発明の目的は最小の数の掛算回路を使用したF
Mステレオ信号復号用のディジタル回路を提供すること
にある。
本発明の更に他の目的は、単独でまたは他の復号および
復調回路の一部として集積回路チップ上に容易に形成で
きるディジタル・チャンネル分離回路を提供することに
ある。
本発明の更に他の目的はFM信号のディジタル処理を行
うことである。
本発明の目的は、必要なスペースおよび電力を小さく、
かつ単一の集積回路チップ上に容易に形成できるような
FMステレオ信号復号用のディジタル回路を提供するこ
とにある。
本発明の主題は特許請求の範囲に記載したが、本発明の
構成および実施方法、ならびに他の目的および利点につ
いては添付の図面を参照した以下の説明からよりよく理
解されよう。
発明の詳しい記載 本発明の動作を理解するには、本発明の回路に印加され
る信号のスペクトル分布を知るのが便利である。復調さ
れたFM信号は本本質的に前述した3つの異なる成分を
有する。具体的に云うと復調されたFM信号は0乃至1
5kHzの周波数範囲に左右のステレオ・チャンネル成分
の和(L+R)を表わす信号を含んでいる。また、現在
のFCC規格によって要求されているように19kHz±
2Hzの周波数内にある19kHzのパイロット・トーンが
設けられている。パイロット・トーンの周波数の2倍の
38kHzの周波数を中心として、左右のチャンネルの成
分の差(L−R)の情報が両側波帯抑圧搬送波(DSS
C)信号中に符号化されている。差L−Rの情報は典型
的には図示のように23kHz乃至53kHzの周波数帯域内
にある。第1図に示す信号のスペクトルは、本質的に本
発明の回路に入力としてデジタル形式で供給される信号
のスペクトルである。
本発明のディジタル・フィルタ回路は基本的にはディジ
タル化された19kHzのパイロット・トーンを取り出す
ためのディジタルフィルタとして設計される。しかしな
がら、本発明の目的を達成するために、19kHzの周波
数を中心とした極端に狭い帯域を有するディジタル・フ
ィルタを形成するために従来の設計手順を適用するだけ
では十分でない。特に、本発明では非常に簡単に実施例
することができるようにディジタル・フィルタ用のサン
プリング速度を選択した。更に、本発明のフィルタはデ
ィジタル化された19kHz正弦波信号を発生しなければ
ならないだけでなく、同じ信号の余弦波信号を容易に発
生できるように動作しなければならない。回路を簡単に
するために、特殊な形式のディジタル・フィルタを記述
するz変換伝達関数で追加の極位置を選択することも必
要である。更に、回路の簡単化のために追加の変換極を
選択すると、実効的に19kHzの周波数を中心とする単
一の狭帯域のみを有する伝達関数を発生するように隣接
の伝達関数の零点を選択することも必要になる。
第2図は選択された極の数Mが6である場合の本発明の
ディジタル・フィルタの好適実施例を示すものである。
特に、第2図に示す線図は本発明のディジタル・フィル
タの好適実施例のz変換H(z)の極および零点をプロ
ットしたものである。この特定の場合において、H
(z)の極の数Mは6であり、サンプリング速度は2M
x19kHzに等しい228kHzである。従来のように第2
図においては、伝達関数の零点は○で示されており、伝
達関数の極は×で指定されている。ディジタル信号処理
の分野で知られているように、図示の単位円に沿った種
々の点は角周波数ωの異なる値に対応している。特に、
0°の角度は0Hzの周波数に対応している。単位円に沿
って正の実軸から測定して反時計方向に移動するに連れ
て、ωの値は単調に増大し、本設計においては180°
の角度が114kHzの周波数に相当し、360°の角度
は228kHzの周波数に相当している。本発明の目的は
19kHzの周波数において大きな応答特性を有するよう
にすることであるので、19kHzと228kHzの比が30
°と360°の比に対応することから正の実軸に対して
30°の角度の所に極を有することが必要であることが
理解されよう。しかしながら、またディジタル信号処理
の分野で知られているように、単位円上に直接置かれた
極を有することはこのような極の位置においては不安定
になりやすいので好ましくない。従って、30°の角度
の所に示されている極は単位円の中に若干入った所に設
けられる。後で詳しく説明するが、30°の角度に示さ
れている極は(またその他の極も)原点から1−22-n
の距離の所に設けることが好ましい。Nは2より大きい
実数であるが、8のような整数が好ましい。極または零
点は実現可能な回路を形成するために複素共役対で生じ
ることが必要であるので、第2の整合用の極は330°
の角度の所にあることが必要とされる。
19kHzの周波数の所で急峻な応答ピークを作ることが
本発明の設計目的である場合には、単にこれらの2つの
位置、すなわち30°および330°の所における極で
十分であろう。しかしながら、回路の簡単化のために本
発明のフィルタは単位円の中に僅に入った所で、円の周
囲に均等に分配されている多くの極を用いる。この場合
において、サンプリング速度は228kHzであるので、
全体でM=6の極が選択され、この各極は360°/M
の角度だけ内側の円周上で隣りの極から分離されてい
る。この極の分布は分母がzM+βの形である伝達関数
を形成する。上述したように、βは典型的には1−2
2-Nとなるように選択される。しかしながら、90°、
150°、210°および270°の角度の所に余分な
極があることによりフィルタの出力に好ましくない成分
が通常発生する。すなわち、これらの極が単独で存在す
る場合には、フィルタは所望の周波数以外の周波数を通
過するように作用する。従って、本発明の設計において
はこれらの極の影響を軽減するために、これらの極に隣
接してそれぞれの角度の所に零点を設ける。従って、伝
達関数の零点は第2図に示すように90°、150°、
210°および270°の角度の所に設けられている。
しかしながら、これらの零点は単位円それ自身の上に位
置している。また、このような位置は、これらの零点を
含む因子の代数的展開を行ったときディジタル掛算回路
を必要とするような係数が生じないという理由で回路の
簡単化を促進るのに役立っている。
一般に、零点はまた複素共役対で生じ、十分な対称性を
有するので、余分な掛算を行うことなく実施可能であ
る。しかしながら、150°および210°の角度の所
に設けられている零点に対応して、右半分の面内の対称
的な位置に零点が設けられていない。このような零点を
設けることは当然フィルタの19kHzの選択性を損うも
のである。更に、零点は、直流成分を除去し、更に回路
の簡単化を促進するために、z=+1およびz=−1の
所に設けられている。
従って、本発明の好適なディジタル・フィルタの実施例
は次式にほゞ等しいz変換伝達関数を有している。
こゝにおいて、Nは2より大きい実数であり、Hは換算
係数である。上式は展開することができ、分子および分
母を共にzの因数で割ると、その結果次のようにな
る。
H(z)の上記の第2の式はディジタル・フィルタに対
する入出力関係を表わす一層直接的な形式を与える。具
体的に示すと、次式が得られる。
y(n)=H[x(n)+x(n−2)−x(n−4)−x(n−6)+1.7
320508(x(n−1)−x(n−5))]−0.984375y(n−
6) 上式においてはN=8とし、換算係数Hは0.0028
2とした。上式においては、サンプリング周期Tは、し
ばしば使用される本発明に従って簡単化のために抑圧さ
れている。(n)に関する上式はディジタル回路におい
て容易に実施し得る形式に書かれている。
上記のディジタル・フィルタを実施する特定の回路が第
3図に示されている。例えば、第3図の回路はディジタ
ル式に表わされている値x(n)乃至x(n−6)を記
憶するクロック作動式のシフトレジスタを有している。
更に、出力y(n)はまた一組のクロック作動式シフト
レジスタに供給され、同様な符号が付されている。第3
図のディジタル回路はまた図示のように加算器、減算器
および掛算器を有している。また、掛算器の代りにシフ
ト回路装置(shifter)が示されている。第3図に示す
回路の内、ディジタル・フィルタ部分は本質的にx値に
対するシフトレジスタとy値に対するシフトレジスタと
の間の回路部分である。出力y(n)は図示の回路によ
って発生されることが容易にわかる。特にx(n−1)
およびx(n−5)に関連する項は4桁で▲√▼の1
0進数を表わす1.732の掛算の前に差の演算において一
緒にグループ化されている。従って、このグループ化は
必要とするディジタル掛算器の数を減らしていることが
わかる。また、第3図に実施例が示されている本発明の
ディジタル・フィルタ部分はこの単一の掛算器のみを含
んでいることがわかる。これは本発明の重要な利点であ
る。更に、H(z)に関する上式においてNとして2よ
り大きい整数を選択することによって、掛算器の代わり
にシフト装置を使用することが可能である。また、周知
のように、2のベキ数の掛算は二進数の位置を単にシフ
トさせることによって容易に達成される。値Nは第2図
において互いに隣接している極および零点間の距離を制
御する。Nの値が大きくなればなるほど、極および零点
は一層近接する。しかしながら、実用的な実施のため及
び安定性の問題を避けるために、Nは本発明においては
8の近くに整数に選択することが好ましい。
従って、上述したディジタル・フィルタ回路は出力y
(n)としてディジタル化表現の19kHzパイロット・
トーンを発生することがわかる。フィルタは228kHz
のサンプリング速度で動作するので、y(n)乃至y
(n−6)の各サンプルは30°の位相角度で分離され
ている。これは12に等しい2Mによって360°が3
0°ずつの区分に分割されるためである。従って、y
(n−3)におけるサンプルはy(n)に対して90°
位相した関係にあるので、余弦波信号を表わしている。
次の三角恒等式を次に使用する。
SinXCosY=1/2[Sin(X+Y) +Sin(X−Y)] 上記の特定の例では、X=Yであり、SinXCosY
=1/2Sin2Xになることがわかる。従って、本発明
は掛算器を使用してy(n)およびy(n−3)の積を
形成して、その結果信号c(n)を発生する。この信号
は38kHzのステレオ搬送波信号を表わしている。一般
に、上記三角恒等式から、掛算は2つの信号の和、すな
わち2つの周波数の和に基づいた信号と、2つの周波数
の差に基づいた信号との和を発生するように動作する。
上述したフィルタにおいては、ディジタル・フィルタに
対して極の数M=6を選択して出力信号y(n−3)を
形成する。この出力信号はy(n)に対して適当な位相
を有していて、ディジタル掛算器の出力として38kHz
のステレオ搬送波信号c(n)を発生させることができ
る。
信号c(n)を発生することにより、第3図においてL
−Rで示した、左右のステレオ・チャンネル間の代数差
を表わす信号を発生することができる。上述した三角恒
等式に示されている原理に基づいて、38kHzのステレ
オ搬送波信号の掛算により到来信号のL−R部分が0お
よび15kHz間の周波数範囲にシフトし、またこの部分
の信号は76kHzを中心とする周波数帯域にシフトす
る。この76kHzを中心とする周波数範囲は可聴範囲外
であるので、この帯域の信号部分は無視することができ
る。同様に、ディジタル化され復調された入力FM信号
中の38kHzを中心とするスペクトル情報はまた同様に
人間の耳に聞くことができないので無視することができ
るし、または後でろ波して除去することができる。この
ため、入力信号の関連する部分はそのL+R部分のみで
ある。従って、簡単なディジタル加算器を設けて、この
加算器により上述したように発生したL−R信号をL+
R部分を含む入力信号と加算して、左チャンネルのディ
ジタル化された部分を実質的に表わす信号を発生する。
同様に、また減算器を第3図に示すように使用して、右
チャンネル成分を表わす信号を発生する。記号的には、
これは(L+R)−(L−R)=2Rとして記載され
る。このように、本発明のディジタル回路はディジタル
化され復調されたFM信号を左右のステレオ・チャンネ
ル成分にそれぞれ復号するように動作する。
従って、本発明のディジタル回路は、3つのディジタル
掛算器のみを有するディジタル回路を使用してFMステ
レオ放送信号をディジタル的にかつ適確に復号する手段
を提供することが理解されよう。実際、本発明の回路の
ディジタル・フィルタ部分は単一のディジタル掛算器の
みを有している。従って、このような簡単に実施できる
フィルタはFMステレオ信号の復号のために集積回路に
容易に取り入れられることが理解されよう。また、この
ような回路はチップ面積が小さく、かつ電力が少ないこ
とがわかる。第3図に示す回路は本発明の好ましい実施
例であるが、y(n−6)を含むレジスタから入力を受
信するシフト装置および減算器はNが整数値でない場合
には別の掛算回路と置き換えることができることも注意
されたい。更に、上述した説明においては第3図に示す
種々のレジスタ、シフト装置、加算器、減算器および掛
算器に使用されるビット数については全く言及していな
いが、本発明の範囲または精神から逸脱することなく種
々の値を使用することができる。しかしながら、FMス
テレオ信号を分離するためには、8乃至15ビットを使
用することができ、上述の特定の用途に対しては10ま
たは12ビットが好ましい。また、こゝで用いる好まし
いサンプリング速度は正確な信号再生のために必要とさ
れるナイキスト速度(Nyquist rate)よりも十分大きく
することに注意されたい。本発明における左右のチャン
ネルからの出力信号は典型的には、量子化および変換処
理により生じることのある望ましくない高周波成分を取
り除くために、ディジタル−アナログ変換装置およびロ
ーパスフィルタに供給されることも注意されたい。
本発明を好適な実施例に従って説明したが、本技術分野
に専門知識を有する者にとっては多くの変更および変形
を行うことができよう。従って、特許請求の範囲は本発
明の真の精神および範囲内に入るこのような全ての変更
および変形を含むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、周波数fの関数として表わした典型的な復調
されたFMステレオ信号のスペクトル図である。 第2図は本発明のフィルタの好適実施例におけるz変換
関数を表わす複素平面内の極及び零点を示す線図であ
る。 第3図は本発明を実施した好ましい構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジエローム・ジヨンソン・テイエマン アメリカ合衆国、ニユーヨーク州、スケネ クタデイ、ユニオン・ストリート、234番

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】復調されディジタル化されたFMステレオ
    信号をディジタル化された左右のチャンネル成分に復号
    するディジタル回路であって、 一連の入力x(nT)を受信して、一連の出力y(n
    T)を発生するディジタル・フィルタであり、次式にほ
    ぼ等しいz変換伝達関数を有し、 ここで、Nは2より大きい実数であり、Hは換算係数で
    あり、更に当該フィルタは228kHzにほぼ等しいサン
    プリング速度に対応する周期Tを有するサンプリング速
    度で動作する当該ディジタル・フィルタと、 ディジタル化されたステレオ搬送波信号c(nT)を形
    成するために、時刻nTにおける前記フィルタの出力y
    (nT)と時刻(n−3)Tにおける前記フィルタの出
    力y(nT−3T)との積を形成する第1のディジタル
    掛算回路と、 ディジタル化されたL−R信号を形成するために、時刻
    nTにおける前記フィルタの入力x(nT)と時刻nT
    における前記第1のディジタル掛算回路の出力c(n
    T)との積を形成する第2のディジタル掛算回路と、 前記第2のディジタル掛算回路からの前記L−R信号と
    前期入力信号x(nT)との和を形成して、前記左チャ
    ンネルのステレオ情報を表わす信号を発生するディジタ
    ル加算回路と、 前記L−R信号と前記入力信号x(nT)との差を形成
    して、前記右チャンネルのステレオ情報を表わす信号を
    発生するディジタル減算回路とを含んでいる、前記ディ
    ジタル回路。
JP61035426A 1985-02-22 1986-02-21 デイジタル化された復調fmステレオ信号を復号するデイジタル回路 Expired - Lifetime JPH061919B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US704123 1985-02-22
US06/704,123 US4630299A (en) 1985-02-22 1985-02-22 Digital circuit for decoding digitized, demodulated FM stereo signals

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61210734A JPS61210734A (ja) 1986-09-18
JPH061919B2 true JPH061919B2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=24828172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61035426A Expired - Lifetime JPH061919B2 (ja) 1985-02-22 1986-02-21 デイジタル化された復調fmステレオ信号を復号するデイジタル回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4630299A (ja)
JP (1) JPH061919B2 (ja)
KR (1) KR940009782B1 (ja)
CN (1) CN1005236B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2564660B1 (fr) * 1984-05-21 1994-06-10 Enertec Filtre numerique resonant
JPS63121331A (ja) * 1986-11-10 1988-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチプレツクス復調装置
US4752906A (en) * 1986-12-16 1988-06-21 American Telephone & Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Temporal sequences with neural networks
US4843581A (en) * 1987-05-11 1989-06-27 American Telephone And Telegraph Company Digital signal processor architecture
US5257312A (en) * 1991-05-03 1993-10-26 U.S. Philips Corporation Time-discrete stereo decoder
JP2696661B2 (ja) * 1992-08-05 1998-01-14 ローム株式会社 ステレオ信号の復調回路およびこれを用いたステレオ信号復調装置
US5416843A (en) * 1992-08-31 1995-05-16 Texas Instruments Incorporated Devices, systems and methods for composite signal decoding
DE4303387A1 (de) * 1993-02-05 1994-08-11 Blaupunkt Werke Gmbh Schaltungsanordnung zur Decodierung eines Multiplexsignals in einem Stereo-Rundfunkempfänger
US5696830A (en) * 1993-03-24 1997-12-09 Robert Bosch Gmbh Circuit arrangement for deriving a quality signal dependent on the quality of a received multiplex signal
EP0935342A3 (en) * 1998-01-15 2001-05-16 Texas Instruments Incorporated Improvements in or relating to filters
US6694026B1 (en) 1999-03-10 2004-02-17 Cirrus Logic, Inc. Digital stereo recovery circuitry and method for radio receivers
WO2004047488A2 (en) * 2002-11-19 2004-06-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Receiver
EP1852988A1 (en) * 2005-01-24 2007-11-07 Pioneer Corporation Subcarrier signal generator and multiplexed signal demodulator

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8204687A (nl) * 1982-12-03 1984-07-02 Philips Nv Klokgestuurde filterinrichting.

Also Published As

Publication number Publication date
CN1005236B (zh) 1989-09-20
US4630299A (en) 1986-12-16
KR940009782B1 (ko) 1994-10-17
CN86100932A (zh) 1986-08-20
KR860006906A (ko) 1986-09-15
JPS61210734A (ja) 1986-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5222144A (en) Digital quadrature radio receiver with two-step processing
JPH061919B2 (ja) デイジタル化された復調fmステレオ信号を復号するデイジタル回路
US5357544A (en) Devices, systems, and methods for composite signal decoding
US6256358B1 (en) Digital signal processing architecture for multi-band radio receiver
GB2214374A (en) Ssb signal generator
GB2308514A (en) A digital oscillator
US4750214A (en) Digital FM demodulator using delayed signal product with arctangent
US4827515A (en) Digital demodulator
KR100242394B1 (ko) 이산 시간 스테레오 수신기
JP2874511B2 (ja) クワッドラチャ検波受信機用の平衡位相振幅ベースバンド・プロセッサ
JPS62502439A (ja) ディジタルゼロif選択段
US4567442A (en) Method and apparatus for demodulating time-discrete frequency-modulated signals
US5521944A (en) Circuit for a demodulator for a radio data signal in a radio receiver
US5682431A (en) FM stereo broadcasting apparatus and method
US5825756A (en) Receiver for FM data multiplex broadcasting
US4061882A (en) Quadrature multiplying four-channel demodulator
CA2013929A1 (en) Demodulator for sampled data fm signals
US5239585A (en) Devices, systems, and methods for composite signal decoding
US4731844A (en) Apparatus for cancelling a pilot signal from a composite signal
JP2675553B2 (ja) ディジタルチューナ
Taura et al. A new approach to VHF/FM broadcast receiver using digital signal processing techniques
SU809646A1 (ru) Многоканальный демодул тор дискретныхСигНАлОВ
JPH06216650A (ja) 単側波帯信号の位相信号と包絡線信号を抽出するためのディジタル回路
JP2628999B2 (ja) マルチプレックス復調回路
JP3137410B2 (ja) Am/fmダイレクト受信機