JPH06191773A - 多層エレベータ装置 - Google Patents

多層エレベータ装置

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JPH06191773A
JPH06191773A JP34687792A JP34687792A JPH06191773A JP H06191773 A JPH06191773 A JP H06191773A JP 34687792 A JP34687792 A JP 34687792A JP 34687792 A JP34687792 A JP 34687792A JP H06191773 A JPH06191773 A JP H06191773A
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JP
Japan
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cage
elevator
floor
user
moved
Prior art date
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Pending
Application number
JP34687792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hayamizu
浩 速水
Susumu Yaguchi
進 矢口
Kozo Kimura
興造 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP34687792A priority Critical patent/JPH06191773A/ja
Publication of JPH06191773A publication Critical patent/JPH06191773A/ja
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的の階に迅速に移動することができる多層
エレベータ装置を得る。 【構成】 ビルデイング内に鉛直方向へ配設されるエレ
ベータシャフト12内を、上下方向に複数の収容室14
A、14B、14Cが形成されたケージ14が昇降し、
多層階に渡って一度に大量の利用者を運搬可能としてい
る。このケージ14には、エレベータシャフト44が設
けられ、油圧ジャッキ58で昇降する小ケージ48が収
容室相互間を移動する。従って、利用者がどの収容室に
乗降しても、ケージ14が昇降する間に、多層階に渡っ
て停止するフロアの内、目的とするフロアに停止する収
容室へ移動することができ、目的の階に迅速に移動する
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上下方向に複数の利用者
収容室が形成されたケージが昇降する多層エレベータ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ装置の中には、高層ビルデイ
ングに鉛直方向へ沿って設けられたエレべータ昇降通路
と、利用者を収容する複数の収容室が上下方向に形成さ
れたケージと、で構成される多層エレベータ装置があ
る。
【0003】この多層エレベータ装置のケージの最上部
は、ワイヤケーブルによってエレべータ昇降通路内に吊
り下げられており、ワイヤケーブルの巻取り及び引き出
しにより、エレべータ昇降通路内を上昇及び下降し、利
用者からの呼出しがあったフロアへ鉛直に移動して目的
のフロアまで利用者を運搬するようになっている。
【0004】ところで、このような多層エレベータ装置
のケージは、各階に停止するのではなく、例えば30階
毎に停止するような急行運転を行なうことで、一度に大
量の利用者を多層階に渡って運搬できるように設計され
ている。
【0005】しかしながら、例えば、2つの収容室が形
成されたケージでは、上部の収容室が偶数階(例えば3
0階)に止まると、下部の収容室は奇数階(例えば29
階)に止まることになる。従って、ケージの上部の収容
室へ乗降し29階に移動する必要がある利用者は、ケー
ジから下りた後、あらためて階段等を使用して30階か
ら29階まで下る必要がある。このため総移動時間を考
えると、このような多層エレベータ装置では、余り利用
価値があるものとは言えなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、目的の階に迅速に移動することができる多層エ
レベータ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多層エレベ
ータ装置は、ビルデイング内に鉛直方向へ配設されるエ
レベータシャフトと、上下方向に複数の利用者収容室が
形成され前記エレベータシャフトを昇降して一度に多層
階に渡って利用者を運搬可能なケージと、前記ケージ内
へ設けられ前記利用者収容室相互間を移動可能な移動手
段と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成に係る多層エレベータ装置では、ビル
デイング内に鉛直方向へ配設されるエレベータシャフト
内を、上下方向に複数の利用者収容室が形成されたケー
ジが昇降し、多層階に渡って一度に大量の利用者を運搬
可能としている。このケージを構成する利用者収容室相
互間は、移動手段によって移動可能とされている。従っ
て、どの利用者収容室に乗降しても、ケージが昇降する
間に、多層階に渡って停止するフロアの内、目的とする
フロアに停止する利用者収容室へ移動手段で移動するこ
とで、ケージが停止した時、目的のフロアに降りること
ができる。このため、目的の階に迅速に移動することが
可能となる。
【0009】
【実施例】図1には本実施例の多層エレベータ装置を備
えたビルデイング10が示されている。ビルデイング1
0には、3つの収容室14A、14B、14Cが上下方
向に連結されたケージ14が移動するためのエレベータ
シヤフト12が設けられている。このエレベータシヤフ
ト12は、ビルデイング10の鉛直方向に配設されい
る。
【0010】また、エレベータシヤフト12には、横方
向に開口部が形成され搭乗口18A、18B、18Cと
されている。この搭乗口18A、18B、18Cは、3
階に渡って形成され、本実施例では、30階毎、すなわ
ち、搭乗口18Aは30階に、搭乗口18Bは29階
に、搭乗口18Cは28階に、そして次の搭乗口は、6
0階、59階、58階となるように設けられている。な
お、この多層エレベータ装置は急行運転のために設けら
れたものであり、ビルデイング10には、図示しない各
階停止用のローカルエレベータ装置が配設されている。
【0011】一方、図1及び図3に示されるように、ケ
ージ14は、カウンタウエイト20とワイヤロープ22
で連結されている。このワイヤロープ22の中間部は、
エレベータシヤフト12の頂部の機械室に設けられた巻
上機24の駆動リール26に巻掛けられている。この駆
動リール26を回転させることによって、ケージ14
は、つるべ式に昇降するようになっている。また、ケー
ジ14及びカウンタウエイト20は、エレベータシヤフ
ト12の壁面に鉛直方向へ配設された図示しないガイド
レールに案内されて上下動するようになっている。さら
に、それぞれのケージ14の上部には、ドア42A、4
2B、42Cを開閉するドア開閉装置40が設けられて
おり、搭乗口18A、18B、18Cのドアはこのドア
開閉装置40の駆動と連動して開閉するようになってい
る。
【0012】なお、この多層エレベータ装置には、従来
のエレベータ装置と同様に、通常運転時の安全装置とし
て、ケージ14への乗り過ぎを防止するはかり装置、減
速停止装置、及びドアに利用者が挟まれることを防止す
る防止装置等が設けられている。また、非常用として、
一定速度を超えると調速機スイッチが働きブレーキが作
動する過速防止装置、ケージ14の下部に設けられた非
常止め装置がガイドレールを把持しケージ14を停止さ
せる非常停止装置、及びケージ14が過降下したときの
衝撃を緩和する緩衝装置等が設けられている。
【0013】一方、図1及び図2に示すように、ケージ
14の中には、鉛直方向にエレベータシャフト44が各
収容室14A、14B、14Cと隣接して設けられてい
る。このエレベータシャフト44の横方向に形成された
開口部が、各収容室14A、14B、14Cへの乗降口
46A、46B、46Cとされている。
【0014】このエレベータシャフト44内には、小ケ
ージ48が配設され、エレベータシャフト44に沿って
上下方向へ配置されたガイドレール50に案内され、上
下方向へ昇降可能とされている。また、エレベータシャ
フト44の下部には、油圧パワーユニット52が配設さ
れている。この油圧パワーユニット52から圧力を持っ
た作動油が作られ、油送管54を介してテレスコープタ
イプの油圧ジャッキ56のシリンダー58、60内へ送
られるようになっている。また、シリンダー60には、
プランジャー62が装着されている。これによって、シ
リンダー58、60内に作動油が流入すると、シリンダ
ー60とプランジャー62が大きなストロークで押し上
げられるようになっている。なお、降下は小ケージ48
の自重を利用してシリンダー58、60内の作動油を制
御しながら、油圧パワーユニット52に戻すようになっ
ている。
【0015】プランジャー62の先端部には、L形の連
結部材64の一端が固定されている。この連結部材64
の他端は、小ケージ48の上部へ連結されている。これ
によって、小ケージ48は、油圧ジャッキ56によって
昇降されるようになっている。
【0016】また、エレベータシャフト12に沿って給
電線68が配設されている。ケージ14にはこの給電線
68に対応して給電線68に接触する集電シユー66が
取付けられている。ケージ14にはこの集電シユー66
を介して給電線68から電力が供給され、ケージ14内
の照明、ドアの開閉等の作動に使用されている。また、
給電線68の近傍には通路に沿って情報ケーブル70が
配設されている。情報ケーブル70は漏れ同軸ケーブル
で構成され、伝送中の信号を漏れ磁束として周囲に放射
すると共に、ケージ14からの信号を受信する。ケージ
14にはこの情報ケーブル70から漏れた信号を受信す
るアンテナ72が取付けられており、これにより、ケー
ジ14内部と外部との通信が可能になると共に、ケージ
14の位置が検出される。
【0017】図3に示すように、情報ケーブル70は制
御装置80に接続されている。制御装置80には情報ケ
ーブル70を介して検出される各ケージ14の位置情報
が入力される。また、ケージ14内には、利用者によっ
て操作される操作パネル74が取付けられている。利用
者が操作パネル74を操作することによって行先が指定
されると、この行先は前述の発信装置から信号として発
信され情報ケーブル70を介して制御装置80に入力さ
れる。さらに、巻上機24が制御装置80に接続されて
いる。
【0018】また、各搭乗口には利用者がケージ14を
呼び出すための呼出しボタン78が取付けられている。
各呼出しボタン78は制御装置80に接続されている。
制御装置80は呼出しボタン78が操作されることによ
り利用者からのケージ14の呼出しを検知する。
【0019】一方、エレベータシャフト44に配設され
た小ケージ48も、小ケージ48内に設けられた図示し
ない操作パネル、収容室14A、14B、14Cに設け
られた呼出ボタン、によって信号が制御装置に入力さ
れ、油圧パワーユニット52の駆動が制御され、小ケー
ジ48が目的の収容室へ昇降するようになっているが、
ケージ14の制御方式と同様であるので割愛する。
【0020】次に、多層エレベータ装置の作動を説明す
る。ケージ14は、ワイヤロープ22の巻取り及び引き
出しにより、エレべータシャフト12内を上昇及び下降
し、利用者からの呼出しがあったフロアへ鉛直に移動し
て目的のフロアまで利用者を運搬するようになってい
る。なお、この多層エレベータ装置のケージ14は、各
階に停止するのではなく、20階毎に停止するような急
行運転を行ない、これによって、一度に大量の利用者を
運搬でき、また、ケージ14の運行を一台毎制御する必
要がないので、制御の簡素化が図られる。
【0021】ここで、例えば、収容室14Aへ搭乗した
利用者が,収容室14Cが停止するフロアへ移動する場
合、ケージ14の移動中に小ケージ48を利用して収容
室14Aから収容室14Cへ移動する。これによって、
あらためて階段等を利用して2階上がる必要がなくな
り、総移動時間が短縮できる。
【0022】なお、ケージ14に配設された収容室間を
移動する手段としては、本実施例で説明した油圧エレベ
ータに限らず、ケージ14のスペースに応じて、ロープ
式エレベータ装置、階段あるいはエスカレータ等を配置
してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る多層エレベータ装置は上記
構成としたので、目的の階に迅速に移動することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る多層エレベータ装置が取付けら
れたビルデイングの斜視図である。
【図2】本実施例に係る多層エレベータ装置を側方から
見た断面図である。
【図3】本実施例に係る多層エレベータ装置の概略ブロ
ック図である。
【符号の説明】
14 ケージ 14A 収容室 14B 収容室 14C 収容室 44 エレベータシャフト(移動手段) 48 ケージ(移動手段) 56 油圧ジャッキ(移動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルデイング内に鉛直方向へ配設される
    エレベータシャフトと、上下方向に複数の利用者収容室
    が形成され前記エレベータシャフトを昇降して一度に多
    層階に渡って利用者を運搬可能なケージと、前記ケージ
    内へ設けられ前記利用者収容室相互間を移動可能な移動
    手段と、を有することを特徴とする多層エレベータ装
    置。
JP34687792A 1992-12-25 1992-12-25 多層エレベータ装置 Pending JPH06191773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34687792A JPH06191773A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 多層エレベータ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP34687792A JPH06191773A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 多層エレベータ装置

Publications (1)

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JPH06191773A true JPH06191773A (ja) 1994-07-12

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ID=18386426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34687792A Pending JPH06191773A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 多層エレベータ装置

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JP (1) JPH06191773A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786305B2 (en) * 2000-05-18 2004-09-07 Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha Double-deck elevator
WO2011073028A1 (de) * 2009-12-15 2011-06-23 Inventio Ag Aufzuganlage mit doppeldecker
WO2017016878A1 (de) * 2015-07-29 2017-02-02 Inventio Ag Aufzugsanlage mit mehrdeckkabinenaufzug

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786305B2 (en) * 2000-05-18 2004-09-07 Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha Double-deck elevator
WO2011073028A1 (de) * 2009-12-15 2011-06-23 Inventio Ag Aufzuganlage mit doppeldecker
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