JP5654958B2 - エレベータの出入り口用発光装置 - Google Patents
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Description
従来のエレベータの安全装置では、かごがサービス階床に停止したときに、乗場の敷居とかごの敷居との隙間から点灯光を放出することで、かごと乗場とを行き来する際に、乗客の注意喚起を足下に向けさせようとするものである。これにより、仮に乗場床とかごの床に段差が発生するような場合でも、乗客は、当該段差の発生を認識しやすくなっていた。
かご10は、図2及び図3に示されるように、出入り口としてのかご出入り口11を有するかご室12と、かご出入り口11を開閉自在に設けられるドアとしてのかごドア13とを備えている。また、乗場20は、昇降路2に開口する出入り口としての乗場出入り口21と、乗場出入り口21を開閉自在に設けられるドアとしての乗場ドア22とを備えている。
詳細には図示しないが、かご10が乗場20に着床したとき、かごドア13とかご10が着床した乗場20の乗場ドア22は、係合装置を介して互いに係合し、乗場ドア22が、かごドア13の開閉に連動して開閉するようになっている。
発光体73は、電球などの一般的な照明具を用いることができ、電気的に発光と消光を制御可能なものである。
ケース74は、例えば、中空の直方体状であり、発光体73を内部に取り付け可能になっている。
複数の発光器72は、ケース74の長手方向を高さ方向に一致させ、かご出入り口11の下部から上方に向かって所定の範囲内に、高さ方向に互いの位置をずらして設けられる。ここでは、複数の発光器72は、互いの間に隙間をあけることなく、高さ方向に連続するように設けられており、複数の発光体73が、高さ方向の位置をずらして配置されることになる。
図4において、ドア駆動装置30を構成するドアモータの駆動を制御可能に、エレベータ制御盤40とドア駆動装置30とが連結されている。
電動機4Bの駆動を制御可能にエレベータ制御盤40と電動機4Bとが連結されている。
エンコーダ9、及び着床スイッチ62のそれぞれとエレベータ制御盤40とが電気的に接続され、エンコーダ9、及び着床スイッチ62のそれぞれの出力が、エレベータ制御盤40に入力される。
まず、かご10の昇降制御について説明する。
エレベータ制御盤40は、かご10の行き先階に応じて走行制御信号としての速度指令値パターンを生成し、速度指令値パターンに応じて電動機4Bの回転を制御している。かご10は、駆動綱車4Aの回転に連動して主索7が走行することで、昇降路2内を昇降可能になっている。以上をまとめると、かご10は、エレベータ制御盤40が生成した速度指令値パターン通りの速度で移動されるように、昇降移動を制御される。
図5はこの発明の一実施の形態に係るエレベータの出入り口用発光装置において、かご出入り口の幅方向の一側に設けられた発光体の発光制御について説明する図であり、所定階の乗場に着床するために、着床する時間の所定時間前にかごが減速されてから、かごドア及び乗場ドアの開動作が開始されるまでの発光ユニットの発光体の発光の様子を時系列的に示している。
以下では、一方の発光ユニット71の複数の発光体73の発光制御について説明するが、他方の発光ユニット71の複数の発光体73の発光制御も同様である。
これにより、かご10が着床されると略同時に、一番下方に配置されている発光体73が発光する。言い換えれば、かご10が着床してかごドア13及び乗場ドア22が開かれる直前に、発光させた発光体73の位置が、かご出入り口11の下部に対応する高さに移動される。
また、エレベータ制御盤40は、再度、かごドア13及び乗場ドア22を閉じるときは、かごドア13及び乗場ドア22の閉動作が開始されたことを知らせる閉動作開始信号を発光制御装置75に送信する。
発光位置が、順次高さ位置を変えて移動するので、乗客の目線は、発光位置に一層向けられやすくなり、乗場20の床とかご10の床の段差が発生した場合でも、当該段差を、より確実に乗客に認識させることができる。
また、エレベータの出入り口用発光装置70は、かご出入り口11の側部に発光体73が配置されるように設けるものとして説明したが、乗場出入り口21の側部に発光体73が配置されるように設けるものでもよい。即ち、エレベータの出入り口用発光装置70は、かご出入り口11及び乗場出入り口21の少なくとも一方に発光体73が配置されるように設けられていればよい。
Claims (3)
- 複数の乗場と、各上記乗場に着床可能に設けられるかごとを備え、上記乗場と上記かごのそれぞれが、出入り口及び上記出入り口を開閉するドアを有するエレベータに設けられるエレベータの出入り口用発光装置であって、
上記かご及び上記乗場の少なくとも一方の上記出入り口の幅方向の側部に、上記出入り口の下部から上方に向かって高さ方向の位置をずらして設けられる複数の発光体と、
上記かごの走行制御信号に基づいて、各上記発光体の発光を制御可能に構成され、上記かごが上記乗場に着床する時間の所定時間前に1つの、または複数のうち、高さ方向に連続する一部の上記発光体を選択して発光させた後、発光位置を時系列的に移動させ、上記かごが着床して上記ドアが開かれる直前から開かれた直後までの時間内のいずれかで、上記発光位置が、上記出入り口の下部に対応する高さにくるように複数の上記発光体の発光制御を行う発光制御装置と
を備えていることを特徴とするエレベータの出入り口用発光装置。 - 上記発光制御装置は、上記かごが上記乗場に着床する時間の上記所定時間前に、少なくとも最下部に位置する上記発光体より上方に位置する上記発光体を発光させた後、上記発光位置が、時系列的に順次下がるように上記発光体の発光制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの出入り口用発光装置。
- 上記発光制御装置には、上記ドアの開閉情報が入力され、
上記発光制御装置は、上記発光位置が、上記かごが着床して上記ドアが開かれる直前から開かれた直後までの時間内のいずれかで、上記出入り口の下部に対応する高さにくるように上記複数の発光体の発光制御を行ったのに続いて、現在発光している上記発光体が点滅するように、次に上記ドアの閉動作が開始されるまで、複数の上記発光体の発光制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータの出入り口用発光装置。
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