JPH06191432A - 油圧駆動車の直進走行制御方法 - Google Patents

油圧駆動車の直進走行制御方法

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Publication number
JPH06191432A
JPH06191432A JP35787592A JP35787592A JPH06191432A JP H06191432 A JPH06191432 A JP H06191432A JP 35787592 A JP35787592 A JP 35787592A JP 35787592 A JP35787592 A JP 35787592A JP H06191432 A JPH06191432 A JP H06191432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
vehicle
swash plate
slippage
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP35787592A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kato
敏夫 加藤
Toru Yamada
透 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH06191432A publication Critical patent/JPH06191432A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧駆動車の直進走行時のずれを自動的に補
正する。 【構成】 斜板ポンプ1a,1bと斜板モータ2a,2
bをそれぞれ左右に備えた油圧駆動車の進行方向のずれ
を測定し、このずれ量に基いてそれぞれの斜板角をデー
タテーブルから読み出し、補正値を演算し、この補正値
で斜板ポンプ1a,1bと斜板モータ2a,2bの斜板
角を補正し進行方向のずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧駆動車の制御方法
に係わり、特にポンプとモータを組み合わせた装軌式車
両の直進走行の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧駆動の装軌式車両は左右にそれぞれ
油圧ポンプとモータを備え、左右それぞれのスプロケッ
トを駆動して車両を駆動する。そのため直進時に左右の
流量が異なると走行曲がりが生ずるという問題がある。
この問題解決のため従来は図5に示すごとき直進補償回
路を構成している。図5で構造を説明すると左右の斜板
ポンプ21a,21bは斜板角操作用のサーボシリンダ
22a,22bおよびサーボバルブ23a,23bを有
している。斜板ポンプ21a,21bとスプロケットを
駆動するモータ26a,26bとは回路24F,25F
および回路24R,25Rによって連結している。左右
の回路24Fと25Fとは回路27Fにより、回路24
Rと25Rとは回路27Rによりイコライズ弁29およ
びオリフィス30を介して連通している。
【0003】オリフィス30の穴径は左右の回路間に急
激な油の移動が起こって大きな走行曲がりが生じない程
度に選定される。コントローラ28はサーボバルブ23
a23bおよびイコライズ弁29と接続している。図示
されていない走行レバーより指示を受けたコントローラ
28はサーボバルブ23a,23bに信号を送り、斜板
ポンプ21a,21bを所定の斜板角にして所定の流量
をモータ26a,26bに送り車両を走行させる。直進
走行時左右の流量に差が生じスプロケットの回転に差が
生じると、回転の遅いスプロケットは回転の速いスプロ
ケットに引きずられて速く回されようとするため回路圧
が低下し、流量が多く回路圧の高い回路から流量が少な
く回路圧の低い回路に油がながれて流量を補正し直進さ
せる。旋回時には走行レバーを操作するとコントローラ
28よりイコライザ弁29に信号が送られ、イコライズ
弁29は右に移動して回路27F,27Rが閉じ左右の
ポンプ回路には異なった流量の圧力油が流されて車両は
旋回する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造によれば、旋
回操作時のみイコライズ弁を閉じ直進走行時は常に流通
状態にあるため以下のごとき問題が生ずる。 (1)片側の履帯で障害物を乗り越える等、急激に負荷
がかかった場合走行曲がりが大きい。 (2)微速走行時に偏負荷がかかると負荷の大きい側の
履帯が停止し、停止側の油がイコライズ弁を通って反対
側に流れ、反対側の履帯が速く回転することがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する手段として、油圧ポンプとモータを備え、左右
それぞれの駆動輪を駆動して走行する油圧駆動車におい
て、車両の目標進行方向とのずれ角を測定し、該ずれ角
に基いて油圧ポンプおよびモータまたはこれらのいずれ
かの斜板角を制御することを特徴とする油圧駆動車の直
進走行制御方法。
【0006】
【作用】上記構成によれば、車両のずれ角に基いて、油
圧ポンプおよびモータまたはこれらのいずれかの斜板角
を制御するため、イコライズ弁を用いた場合のように、
片側の履帯で障害物を乗り越える等、急激に負荷がかか
った場合走行曲がりが大きくなることがなく、微速走行
時に偏負荷がかかつても負荷の大きい側の履帯が停止し
することもない。
【0007】
【実施例】図1において、エンジン等の駆動源により駆
動される左右の斜板ポンプ1a,1bはスプロケットを
駆動する斜板モータ2a,2bとは前進回路3F,4F
および回路3R,4Rによって連結している。斜板ポン
プ1a,1bの斜板11a,11bはサーボ等よりなる
制御装置5a,5bを有しており、斜板モータ2a,2
bの斜板21a,21bもサーボ等よりなる制御装置6
a,6bを有している。これらの制御装置5a,5b,
6a,6bは操作レバーより指示を受けたコントローラ
6の信号により作動し、斜板ポンプ1a,1bおよび斜
板モータ2a,2bの斜板角を所定の角度にし、斜板モ
ータ2a,2bの回転数を制御する。
【0008】コントローラ7にはステアリングレバーが
中立か否かリミットスイッチで検出され信号として入力
され、車の中心軸とジャイロにより示される地軸との角
(θ1 )が角センサにより測定されデジタル信号として
入力され、スピードレバー角(β)がポテンショメータ
により測定されデジタル信号として入力され、エンジン
回転数(ωe )が電磁ピックアップ式の回転センサで検
出されデジタル信号として入力される。
【0009】コントローラ7のROM(読み出し専用メ
モリ)には、スピードレバー角(β)とエンジンの回転
数(ωe )に対する車速(Vc )の値が予めデータテー
ブルとして記憶させておき、スピードレバー角(β)の
信号とエンジン回転数(ωe)の信号に応じてテーブル
ルックアップを行って該当する車速(Vc )を読み出す
ことができ、また車速(Vc )とエンジン回転数
(ωe )に対するモータ1a、1bの斜板角(γ)の値
を予めデータテーブルとして記憶させておき、エンジン
の回転角(ωe )信号と右側の車速(Va )に該当する
モータ1aの斜板角(γa )と左側の車速(Vb )に該
当するモータ1bの斜板角(γb )を読み出すことがで
きる。そして斜板角の補正量Δγは、γa とγb の差と
なり、補正量Δγに応じた電気信号がコントローラ7か
ら制御装置5a、5b発信され斜板角を補正する。
【0010】車両のずれについては図2に示すように、
ステアリングレバーを中立の位置にしたとき、車両の中
心軸aとジャイロが示す地軸方向との角を車両が進行し
ようとする目標進行方向(θ1 )とし、車両が進行して
目標進行方向(θ1 )とずれを生じ、車両の中心軸aと
地軸方向とが角(θ2 )となったときθ2 −θ1 =Δθ
とする。 右側の車速(Va )と左側の車速(Vb )に
ついては図3に示すように車両の中心軸a部の車速をV
c とし、車両の幅をWとすれば次に示す式が成立つ。す
なわち、tanΔθ=(Va −Vb )/W、(Va +V
b )/2=Vcとなり、この式に基いてコントローラ7
で演算する。
【0011】上述の制御を実行するフローチャートを図
4に示す。なお図中のS1からS11はフローチャート
の各ステップを示す。本発明の制御演算は一定時間に1
度実行される。S1でステアリングレバーが中立か否か
判断し、NOならば左右何れかの方向に操向しているの
でS1に戻りステアリングレバーが中立になるまで一定
時間毎に同じ判断を行う、YESならS2で目標進行方
向(ステアリングレバーが中立のときの車両の中心軸
a)が地軸とのなす角(θ1 )を読み込み、S3で車両
が進行している進行方向が地軸となす角(θ2 )を読み
込み、S4でθ1 とθ2 の差Δθすなわち目標進行方向
とのずれ角を演算し、S5でΔθが所定値Rより大きい
か否か判断され、YESなら進行方向を補正する必要は
なくS1にもどり、NOならS6でスピードレバー角
(β)を読み込み、S7でエンジン回転数(ωe )を読
み込み、S8でデータテーブルルックアップを行って該
当する車速(Vc )をも読み出す、S9で右側車速(V
a )と左側車速(Vb )を演算し、S10でデータテー
ブルルックアップを行って右側ポンプ1aの斜板角(γ
a )と左側ポンプ1bの斜板角(γb )を読み出し、S
11でγa とγb の差Δγを演算し、S12でΔγに応
じた斜板角補正指令を制御装置9a、9b発信さし斜板
角を補正する。
【0012】以上述べてきた実施例では、ずれ角を補正
するためにポンプ1a,1bの斜板角(γa ,γb )を
補正していたが、モータ2a,2bの斜板角を補正して
もよいし、またポンプ1a,1bの斜板角(γa
γb )とモータ2a,2bの斜板角両方補正してもよ
い。
【0013】
【発明の効果】上記構成によれば、車両のずれ角に基い
て、油圧ポンプおよびモータまたはこれらのいずれかの
斜板角を制御するため、イコライズ弁を用いた場合のよ
うに、片側の履帯で障害物を乗り越える等、急激に負荷
がかかった場合走行曲がりが大きくなることがなく、微
速走行時に偏負荷がかかつても負荷の大きい側の履帯が
停止しすることもなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する油圧駆動車の油圧回路図であ
る。
【図2】ずれ角の説明図である。
【図3】右側車速と左側車速を演算方法を説明するため
の説明図である。
【図4】制御を実行するフローチャート図である。
【図5】従来の直進補償回路図である。
【符号の説明】
1a,1b 斜板ポンプ 11a,11b,2
1a,21b 斜板 2a,2b 斜板モータ 5a,5b,6a,6b 制御装置 7 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプとモータを備え、左右それぞ
    れの駆動輪を駆動して走行する油圧駆動車において、車
    の目標進行方向とのずれ角を測定し、該ずれ角に基いて
    油圧ポンプおよびモータまたはこれらのいずれかの斜板
    角を制御することを特徴とする油圧駆動車の直進走行制
    御方法。
JP35787592A 1992-12-25 1992-12-25 油圧駆動車の直進走行制御方法 Pending JPH06191432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35787592A JPH06191432A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 油圧駆動車の直進走行制御方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP35787592A JPH06191432A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 油圧駆動車の直進走行制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06191432A true JPH06191432A (ja) 1994-07-12

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ID=18456387

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35787592A Pending JPH06191432A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 油圧駆動車の直進走行制御方法

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JP (1) JPH06191432A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520394A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 キャタピラー インコーポレイテッド 舵取り制御を有する作業機械
JP2017145924A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 ヤンマー株式会社 作業車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520394A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 キャタピラー インコーポレイテッド 舵取り制御を有する作業機械
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