JP7254452B2 - 操舵制御装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、操舵装置1は、電動パワーステアリング装置(以下、「EPS」という。)2、油圧パワーステアリング装置(以下、「HPS」という。)3、及び操舵制御装置50を備えている。
図2に示すように、操舵制御装置50は、モータ制御信号Smを生成するマイコン51(マイクロコンピュータ)、モータ制御信号Smに基づいてモータ21に駆動電力を供給する駆動回路52、及び駆動回路52とモータ21との間の給電経路に設けられた電流センサ53を備えている。
指令値演算部70は、運転者の操舵があった場合、モータ21に発生させるべきトルク、すなわち目標アシスト力に対応した最終指令値T*を演算する。
モータ制御信号生成部55は、電流センサ53により検出される実電流値Iと、回転角センサ24により検出される回転角θmとに基づいて、電流指令値I*を実電流値Iに追従させるように電流フィードバック制御を実行することにより、モータ制御信号Smを生成する。
指令値演算部70は、アシスト制御部71、位相遅れ補償部72、システム安定化制御部73、加算器74,75、及び微分器76を有している。
アシスト制御部71は、制御指令値としてのアシスト制御量Tas*を演算する。アシスト制御部71は、図3に示すマップM1及び図4に示すマップM2を記憶している。アシスト制御部71は、アシスト制御量Tas*を演算する際にマップM1,M2を用いる。アシスト制御部71は、ADAS制御装置100により生成されるフラグFを取得し、フラグFが入力されているか否かに基づいて、マップM1,M2のいずれかを選択し、位相遅れ補償部72による位相補償後の検出トルクTh及び車速Vに基づいて、アシスト制御量Tas*を演算する。また、アシスト制御部71は、検出トルクThの変化に対するアシスト制御量Tas*の変化の割合であるアシスト勾配Ragを位相遅れ補償部72に出力する。
つまり、システム安定化制御部73は、フラグFが入力されていない場合、あるいはフラグFが入力され、検出トルクThの絶対値が閾値Th0以上である場合、これらトルク微分基礎制御量εdtとアシスト勾配ゲインKagとを乗算した値をシステム安定化制御量Tdt*として出力する。
つまり、システム安定化制御部73は、フラグFが入力され、検出トルクThの絶対値が閾値Th0未満である場合、これらトルク微分基礎制御量εdtとアシスト勾配ゲインKagとを乗算した値の符号を逆の符号にした値をシステム安定化制御量Tdt*として出力する。
(1)運転支援制御を実行しているときに運転者がステアリングホイール11を保持している場合、運転者は操舵の意図がないにもかかわらず、トルクセンサ23のトーションバー23aが捩れる場合がある。運転者に操舵の意図がないにもかかわらず、トルクセンサ23のトーションバー23aが捩れる場合としては、例えば以下の場合が該当する。運転支援制御を実行しているとき、運転者がステアリングホイール11を操舵することなく、単にステアリングホイール11に手を添えて保持する場合がある。この場合、運転支援制御の実行によりステアリングホイール11は自動的に回転するため、運転者は操舵を意図することなく、添えた手をステアリングホイール11の回転動作に追従させることになる。このとき、運転者がステアリングホイール11の回転動作に上手く手を追従させることができず、回転動作に対して遅れて手を追従させる場合、または回転動作を見越して早めに手を追従させる場合、運転者に操舵の意図がないにもかかわらず、トルクセンサ23のトーションバー23aが捩れることになる。
・本実施形態では、閾値Th0は、車速Vが大きいほど、小さく設定されてもよい。
・システム安定化制御部73は、フラグFが入力された場合、検出トルクThの絶対値が閾値Th0未満である場合のシステム安定化制御量Tdt*を、検出トルクThの絶対値が閾値Th0以上である場合のシステム安定化制御量Tdt*と同じ符号にしてもよい。
・アシスト制御部71は、検出トルクThのみに基づいてアシスト制御量Tas*を演算するようにしてもよいし、検出トルクTh及びその他の要素に基づいてアシスト制御量Tas*を演算するようにしてもよいし、検出トルクTh及び車速Vとこれら以外の要素に基づいてアシスト制御量Tas*を演算するようにしてもよい。すなわち、アシスト制御部71は、少なくとも検出トルクThを用いてアシスト制御量Tas*を演算すればよい。
Claims (4)
- 車両の操舵機構に付与されるトルクを発生させるモータを制御する操舵制御装置において、
トルクセンサにより検出される検出トルクに基づいて前記モータから前記操舵機構に前記トルクを付与するトルク付与制御を実行するための制御指令値、及び運転者の操舵を支援する運転支援制御を実行するための運転支援指令値の少なくとも一方に基づいて前記モータの制御を実行するための最終指令値を演算する指令値演算部を備え、
前記指令値演算部は、前記運転支援指令値が入力され、かつ運転者の意図しない操舵であることを示す大きさの前記検出トルクが検出される場合、前記検出トルクを相殺するべく当該検出トルクに対して逆符号の成分を含むように前記最終指令値を演算するように構成され、
運転者の意図しない操舵であることを示す大きさの前記検出トルクは、ステアリングホイールに手を添えて保持したときに、前記ステアリングホイールの回転動作に対して遅れて手を追従させる場合、または前記ステアリングホイールの回転動作を見越して早めに手を追従させる場合に、検出されるトルクである操舵制御装置。 - 前記指令値演算部は、前記検出トルクに基づいて、前記制御指令値の位相を補償するための補償値を演算する位相補償部を有し、
前記位相補償部は、前記制御指令値と同符号の前記補償値を演算する請求項1に記載の操舵制御装置。 - 前記運転支援指令値が入力され、かつ運転者の意図しない操舵であることを示す大きさの前記検出トルクが検出される場合、前記指令値演算部は、車両の走行速度の値が大きいときには前記走行速度の値が小さいときと比べて、前記最終指令値に含まれる前記検出トルクに対する逆符号の成分を小さくする請求項1または2に記載の操舵制御装置。
- 前記指令値演算部は、運転者の意図しない操舵であることを示す大きさの前記検出トルクと運転者の意図した操舵であることを示す大きさの前記検出トルクとを切り分ける閾値を、車両の走行速度にかかわらず一定値としている請求項1~3のいずれか一項に記載の操舵制御装置。
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