JPH06191327A - 自動走行作業車のブレーキ制御装置 - Google Patents
自動走行作業車のブレーキ制御装置Info
- Publication number
- JPH06191327A JPH06191327A JP34395692A JP34395692A JPH06191327A JP H06191327 A JPH06191327 A JP H06191327A JP 34395692 A JP34395692 A JP 34395692A JP 34395692 A JP34395692 A JP 34395692A JP H06191327 A JPH06191327 A JP H06191327A
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- brake
- travel
- neutral position
- braking
- traveling
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動走行作業車を停止させる場合、走行が停
止してからブレーキ装置をブレーキ制動状態に切換え、
回転している走行輪を急制動させてロックすることによ
るゴルフ場等の芝の損傷を防止する。 【構成】 変速装置とブレーキ装置7とを有すると共に
遠隔操縦により自動走行する自動走行作業車において、
変速操作部の中立位置への操作により前記自動走行作業
車が走行を停止したことを検出する走行停止検出手段
と、この走行停止検出手段からの検出結果に基づいて前
記ブレーキ装置7をブレーキ制動状態に切換えるブレー
キ制御手段とを設けた。
止してからブレーキ装置をブレーキ制動状態に切換え、
回転している走行輪を急制動させてロックすることによ
るゴルフ場等の芝の損傷を防止する。 【構成】 変速装置とブレーキ装置7とを有すると共に
遠隔操縦により自動走行する自動走行作業車において、
変速操作部の中立位置への操作により前記自動走行作業
車が走行を停止したことを検出する走行停止検出手段
と、この走行停止検出手段からの検出結果に基づいて前
記ブレーキ装置7をブレーキ制動状態に切換えるブレー
キ制御手段とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動走行作業車のブレ
ーキ制御装置に関する。
ーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の芝刈機やトラクタ等の作業車にお
いては、実公平3−18271号公報に開示されたよう
に、走行中はブレーキ装置をブレーキ解除状態に保持
し、走行変速用操作具が変速中立位置へ操作された場合
にブレーキ装置をブレーキ制動状態に切換えるようにし
たものがある。
いては、実公平3−18271号公報に開示されたよう
に、走行中はブレーキ装置をブレーキ解除状態に保持
し、走行変速用操作具が変速中立位置へ操作された場合
にブレーキ装置をブレーキ制動状態に切換えるようにし
たものがある。
【0003】また、この種の作業車をゴルフ場の芝刈り
に用いる場合には、芝を痛めるようなブレーキ操作を行
なわないことが一般的である。
に用いる場合には、芝を痛めるようなブレーキ操作を行
なわないことが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実公平3−18271
号公報に開示された作業車を用いてゴルフ場の芝刈りを
行なった場合、走行用変速操作具が変速中立位置に操作
されると同時にブレーキ装置がブレーキ制動状態とな
り、走行輪が急制動されてロック状態となり、芝を痛め
るという欠点がある。
号公報に開示された作業車を用いてゴルフ場の芝刈りを
行なった場合、走行用変速操作具が変速中立位置に操作
されると同時にブレーキ装置がブレーキ制動状態とな
り、走行輪が急制動されてロック状態となり、芝を痛め
るという欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】変速装置とブレーキ装置
とを有すると共に遠隔操縦により自動走行する自動走行
作業車において、変速操作部の中立位置への操作により
前記自動走行作業車が走行を停止したことを検出する走
行停止検出手段と、この走行停止検出手段からの検出結
果に基づいて前記ブレーキ装置をブレーキ制動状態に切
換えるブレーキ制御手段とを設けた。
とを有すると共に遠隔操縦により自動走行する自動走行
作業車において、変速操作部の中立位置への操作により
前記自動走行作業車が走行を停止したことを検出する走
行停止検出手段と、この走行停止検出手段からの検出結
果に基づいて前記ブレーキ装置をブレーキ制動状態に切
換えるブレーキ制御手段とを設けた。
【0006】
【作用】走行状態の自動走行作業車を停止させる場合に
は、変速操作部を中立位置へ操作することにより自動走
行作業車を停止させると、自動走行作業車が停止したこ
とを検出する走行停止検出手段からの検出結果に基づい
てブレーキ制動手段によりブレーキ装置がブレーキ制動
状態に切換えられる。このため、走行輪が急制動されて
ロック状態となり、ゴルフ場等の芝を痛めるということ
が起こらない。
は、変速操作部を中立位置へ操作することにより自動走
行作業車を停止させると、自動走行作業車が停止したこ
とを検出する走行停止検出手段からの検出結果に基づい
てブレーキ制動手段によりブレーキ装置がブレーキ制動
状態に切換えられる。このため、走行輪が急制動されて
ロック状態となり、ゴルフ場等の芝を痛めるということ
が起こらない。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。自動走行作業車である遠隔操縦芝刈機1には操向輪
であると共に駆動輪である左右一対の前輪2と駆動輪で
ある左右一対の後輪3とが設けられており、さらに、こ
れらの前輪2と後輪3との間に位置してモア4が昇降自
在に取付けられている。また、前記遠隔操縦芝刈機1に
は、変速装置であるHST(油圧式無段変速機)5とス
テアリング駆動装置6とブレーキ装置7とが設けられて
おり、さらに、これらのHST5とステアリング駆動装
置6とブレーキ装置7とを制御するための制御ユニット
8が設けられている。
る。自動走行作業車である遠隔操縦芝刈機1には操向輪
であると共に駆動輪である左右一対の前輪2と駆動輪で
ある左右一対の後輪3とが設けられており、さらに、こ
れらの前輪2と後輪3との間に位置してモア4が昇降自
在に取付けられている。また、前記遠隔操縦芝刈機1に
は、変速装置であるHST(油圧式無段変速機)5とス
テアリング駆動装置6とブレーキ装置7とが設けられて
おり、さらに、これらのHST5とステアリング駆動装
置6とブレーキ装置7とを制御するための制御ユニット
8が設けられている。
【0008】前記左右の前輪2はアッカーマン機構を形
成する一対のナックルアーム9,10とタイロッド11
とにより連結され、ナックルアーム9,10は支軸12
の回りに略水平面内で回動自在に支持されている。一方
のナックルアーム9には後方へ延出した突起部13が形
成され、この突起部13に前記ステアリング駆動装置6
が連結されている。また、一方のナックルアーム9を支
持した支軸12には、前輪2のステアリング角を検出す
るステアリングセンサ14が設けられており、このステ
アリングセンサ14は前記制御ユニット8に接続されて
いる。
成する一対のナックルアーム9,10とタイロッド11
とにより連結され、ナックルアーム9,10は支軸12
の回りに略水平面内で回動自在に支持されている。一方
のナックルアーム9には後方へ延出した突起部13が形
成され、この突起部13に前記ステアリング駆動装置6
が連結されている。また、一方のナックルアーム9を支
持した支軸12には、前輪2のステアリング角を検出す
るステアリングセンサ14が設けられており、このステ
アリングセンサ14は前記制御ユニット8に接続されて
いる。
【0009】つぎに、前記HST5にはエンジン15が
連結されており、このHST5は伝動軸16,17を介
して前記前輪2に連結されると共に伝動軸18を介して
前記後輪3に連結されている。また、前記HST5には
支軸19の回りに回動自在であると共に回動することに
よりこのHST5を変速させる変速アーム20が設けら
れており、変速アーム20の先端部にはこの変速アーム
20を回動させる変速駆動装置21が連結され、変速駆
動装置21は前記制御ユニット8に接続されている。な
お、前記支軸19には前記変速アーム20の回動位置を
検出することにより前記HST5の変速位置を検出する
変速位置センサ22が設けられ、この変速位置センサ2
2は前記制御ユニット8に接続されている。また、前記
エンジン15にはこのエンジン15によって駆動される
油圧ポンプ23が連結されており、さらに、エンジン1
5の回転を検出することにより油圧ポンプ23による圧
油の供給を検出するエンジン回転センサ24が設けら
れ、このエンジン回転センサ24は前記制御ユニット8
に接続されている。
連結されており、このHST5は伝動軸16,17を介
して前記前輪2に連結されると共に伝動軸18を介して
前記後輪3に連結されている。また、前記HST5には
支軸19の回りに回動自在であると共に回動することに
よりこのHST5を変速させる変速アーム20が設けら
れており、変速アーム20の先端部にはこの変速アーム
20を回動させる変速駆動装置21が連結され、変速駆
動装置21は前記制御ユニット8に接続されている。な
お、前記支軸19には前記変速アーム20の回動位置を
検出することにより前記HST5の変速位置を検出する
変速位置センサ22が設けられ、この変速位置センサ2
2は前記制御ユニット8に接続されている。また、前記
エンジン15にはこのエンジン15によって駆動される
油圧ポンプ23が連結されており、さらに、エンジン1
5の回転を検出することにより油圧ポンプ23による圧
油の供給を検出するエンジン回転センサ24が設けら
れ、このエンジン回転センサ24は前記制御ユニット8
に接続されている。
【0010】つぎに、前記ブレーキ装置7には、支軸2
5の回りに回動自在であると共に回動することによりこ
のブレーキ装置7をブレーキ制動状態とブレーキ解除状
態とに切換える駆動アーム26が設けられており、駆動
アーム26の先端部にはこの駆動アーム26を回動させ
るブレーキ駆動装置27が連結されている。
5の回りに回動自在であると共に回動することによりこ
のブレーキ装置7をブレーキ制動状態とブレーキ解除状
態とに切換える駆動アーム26が設けられており、駆動
アーム26の先端部にはこの駆動アーム26を回動させ
るブレーキ駆動装置27が連結されている。
【0011】前記ブレーキ駆動装置27は、ピストン2
8においては、ピストン28を摺動自在に保持したシリ
ンダ29、一端がピストン28に連結されると共に他端
が前記駆動アーム26に連結されたロッド30、ロッド
30に固定されると共にリミットスイッチ31をオン・
オフさせる突起部材32、前記油圧ポンプ23と前記シ
リンダ29との間に配管された油路33中に設けられた
電磁弁34,35、電磁弁34を制御するブレーキ解除
ソレノイド36、電磁弁35を制御するブレーキ解除保
持ソレノイド37等により形成されている。そして、前
記リミットスイッチ31とブレーキ解除ソレノイド36
とブレーキ解除保持ソレノイド37とが前記制御ユニッ
ト8に接続されている。また、前記突起部材32と前記
シリンダ29との間には、前記駆動アーム26をブレー
キ制動方向へ回動させる向きに付勢するスプリング38
が介装されている。なお、図1に示した状態はブレーキ
解除ソレノイド36とブレーキ解除保持ソレノイド37
とが共に“オフ”となった状態であり、油圧ポンプ23
から供給される圧油が電磁弁34を経てオイルタンク3
9内へ還流されると共にシリンダ29内の圧油が電磁弁
35,34を経てオイルタンク39内へ還流され、スプ
リング38の付勢力によってピストン28及びロッド3
0が摺動すると共に駆動アーム26がブレーキ装置7の
制動位置へ回動している。また、突起部材32がリミッ
トスイッチ31から離反してリミットスイッチ31が
“オフ”となっている。
8においては、ピストン28を摺動自在に保持したシリ
ンダ29、一端がピストン28に連結されると共に他端
が前記駆動アーム26に連結されたロッド30、ロッド
30に固定されると共にリミットスイッチ31をオン・
オフさせる突起部材32、前記油圧ポンプ23と前記シ
リンダ29との間に配管された油路33中に設けられた
電磁弁34,35、電磁弁34を制御するブレーキ解除
ソレノイド36、電磁弁35を制御するブレーキ解除保
持ソレノイド37等により形成されている。そして、前
記リミットスイッチ31とブレーキ解除ソレノイド36
とブレーキ解除保持ソレノイド37とが前記制御ユニッ
ト8に接続されている。また、前記突起部材32と前記
シリンダ29との間には、前記駆動アーム26をブレー
キ制動方向へ回動させる向きに付勢するスプリング38
が介装されている。なお、図1に示した状態はブレーキ
解除ソレノイド36とブレーキ解除保持ソレノイド37
とが共に“オフ”となった状態であり、油圧ポンプ23
から供給される圧油が電磁弁34を経てオイルタンク3
9内へ還流されると共にシリンダ29内の圧油が電磁弁
35,34を経てオイルタンク39内へ還流され、スプ
リング38の付勢力によってピストン28及びロッド3
0が摺動すると共に駆動アーム26がブレーキ装置7の
制動位置へ回動している。また、突起部材32がリミッ
トスイッチ31から離反してリミットスイッチ31が
“オフ”となっている。
【0012】ここで、前記制御ユニット8内には、前記
HST5が中立状態となっていることを検出した前記変
速位置センサ22から信号が入力されてから一定時間
(ブレーキ制動ウェイトタイム)を経過した後に遠隔操
縦芝刈機1が走行を停止したと判断する走行停止検出手
段(図示せず)が設けられており、さらに、この走行停
止検出手段からの検出結果に基づいて前記ブレーキ解除
ソレノイド36とブレーキ解除保持ソレノイド37とを
“オフ”にする信号を出力して前記ブレーキ装置7をブ
レーキ制動状態に切換えるブレーキ制御手段(図示せ
ず)とが設けられている。
HST5が中立状態となっていることを検出した前記変
速位置センサ22から信号が入力されてから一定時間
(ブレーキ制動ウェイトタイム)を経過した後に遠隔操
縦芝刈機1が走行を停止したと判断する走行停止検出手
段(図示せず)が設けられており、さらに、この走行停
止検出手段からの検出結果に基づいて前記ブレーキ解除
ソレノイド36とブレーキ解除保持ソレノイド37とを
“オフ”にする信号を出力して前記ブレーキ装置7をブ
レーキ制動状態に切換えるブレーキ制御手段(図示せ
ず)とが設けられている。
【0013】つぎに、前記遠隔操縦芝刈機1を遠隔操縦
するための遠隔操縦器40が設けられており、この遠隔
操縦器40からの操縦信号を重振するためのアンテナ4
1が前記遠隔操縦芝刈機1に設けられており、受信され
た操縦信号は前記制御ユニット8に入力される。なお、
前記遠隔操縦器40には、操向方向と操向量とを指示す
るためのステアリング設定部42、走行速度(速度及び
前後の走行方向)を指示するための変速操作部である走
行設定部43、エンジン15の始動スイッチ44と停止
スイッチ45、前記モア4の操作部(図示せず)等が設
けられている。
するための遠隔操縦器40が設けられており、この遠隔
操縦器40からの操縦信号を重振するためのアンテナ4
1が前記遠隔操縦芝刈機1に設けられており、受信され
た操縦信号は前記制御ユニット8に入力される。なお、
前記遠隔操縦器40には、操向方向と操向量とを指示す
るためのステアリング設定部42、走行速度(速度及び
前後の走行方向)を指示するための変速操作部である走
行設定部43、エンジン15の始動スイッチ44と停止
スイッチ45、前記モア4の操作部(図示せず)等が設
けられている。
【0014】このような構成において、遠隔操縦芝刈機
1のブレーキ制御について図4に示したフローチャート
に基づいて説明する。まず、エンジン回転センサ24か
らはエンジン15の運転又は停止の信号が制御ユニット
8へ入力され、さらに、走行設定部43からの走行設定
目標の信号と、変速位置センサ22からの検出信号とが
制御ユニット8へ入力される。
1のブレーキ制御について図4に示したフローチャート
に基づいて説明する。まず、エンジン回転センサ24か
らはエンジン15の運転又は停止の信号が制御ユニット
8へ入力され、さらに、走行設定部43からの走行設定
目標の信号と、変速位置センサ22からの検出信号とが
制御ユニット8へ入力される。
【0015】ここで、エンジン回転センサ24からの信
号に基づいてエンジン15が停止中である判断された場
合には、ブレーキ解除ソレノイド36とブレーキ解除保
持ソレノイド37とが“オフ”にセットされ、図1に示
したようにブレーキ装置7がブレーキ制動状態となる。
号に基づいてエンジン15が停止中である判断された場
合には、ブレーキ解除ソレノイド36とブレーキ解除保
持ソレノイド37とが“オフ”にセットされ、図1に示
したようにブレーキ装置7がブレーキ制動状態となる。
【0016】一方、エンジン15が停止中ではないと判
断された場合には、走行設定部43からの走行設定目標
の信号が中立か否かが判断され、走行設定目標の信号が
中立である場合には変速位置センサ22からの信号が中
立であるか否かが判断される。そして、変速位置センサ
22からの信号が中立である場合には、変速位置センサ
22からの信号が中立であることを検出した後に後輪3
が停止状態になるまでの時間であるブレーキ制動ウェイ
トタイムを設定するブレーキ制動ウェイトタイマのフラ
グ(ブレーキ制動ウェイトフラグ)が“オン”であるか
否かが判断され、ブレーキ制動ウェイトフラグが“オ
フ”の場合には、ブレーキ制動ウェイトフラグが“オ
ン”にセットされ、ブレーキ制動ウェイトタイマがセッ
トされる。
断された場合には、走行設定部43からの走行設定目標
の信号が中立か否かが判断され、走行設定目標の信号が
中立である場合には変速位置センサ22からの信号が中
立であるか否かが判断される。そして、変速位置センサ
22からの信号が中立である場合には、変速位置センサ
22からの信号が中立であることを検出した後に後輪3
が停止状態になるまでの時間であるブレーキ制動ウェイ
トタイムを設定するブレーキ制動ウェイトタイマのフラ
グ(ブレーキ制動ウェイトフラグ)が“オン”であるか
否かが判断され、ブレーキ制動ウェイトフラグが“オ
フ”の場合には、ブレーキ制動ウェイトフラグが“オ
ン”にセットされ、ブレーキ制動ウェイトタイマがセッ
トされる。
【0017】つぎに、ブレーキ制動ウェイトタイムが経
過したか否か、即ち、ブレーキ制動ウェイトタイマが
“0”となったか否かが判断され、ブレーキ制動ウェイ
トタイマが“0”となった場合にはブレーキ解除ソレノ
イド36とブレーキ解除保持ソレノイド37とが“オ
フ”にセットされ、図1に示したようにブレーキ装置7
がブレーキ制動状態となる。なお、ブレーキ制動ウェイ
トタイマが“0”となったか否かの判断は、ブレーキ制
動ウェイトフラグが“オン”の場合においても行なわれ
る。
過したか否か、即ち、ブレーキ制動ウェイトタイマが
“0”となったか否かが判断され、ブレーキ制動ウェイ
トタイマが“0”となった場合にはブレーキ解除ソレノ
イド36とブレーキ解除保持ソレノイド37とが“オ
フ”にセットされ、図1に示したようにブレーキ装置7
がブレーキ制動状態となる。なお、ブレーキ制動ウェイ
トタイマが“0”となったか否かの判断は、ブレーキ制
動ウェイトフラグが“オン”の場合においても行なわれ
る。
【0018】一方、ブレーキ制動ウェイトタイマが
“0”ではないと判断された場合には、リミットスイッ
チ31が突起部材32に押されて“オン”となっている
か否かが判断される。リミットスイッチ31が“オ
ン”、即ち、ブレーキ装置7がブレーキ解除状態になっ
ている場合には、ブレーキ解除ソレノイド36を“オ
フ”にセットすると共にブレーキ解除保持ソレノイド3
7を“オン”にセットし、シリンダ29中からの圧油の
流出を阻止してブレーキ解除状態を保持する。
“0”ではないと判断された場合には、リミットスイッ
チ31が突起部材32に押されて“オン”となっている
か否かが判断される。リミットスイッチ31が“オ
ン”、即ち、ブレーキ装置7がブレーキ解除状態になっ
ている場合には、ブレーキ解除ソレノイド36を“オ
フ”にセットすると共にブレーキ解除保持ソレノイド3
7を“オン”にセットし、シリンダ29中からの圧油の
流出を阻止してブレーキ解除状態を保持する。
【0019】また、リミットスイッチ31が“オフ”と
判断された場合には、ブレーキ解除保持ソレノイド37
を“オフ”にセットすると共にブレーキ解除ソレノイド
36を“オン”にセットし、シリンダ29内へ圧油を供
給することによりブレーキ装置7をブレーキ解除状態と
する。
判断された場合には、ブレーキ解除保持ソレノイド37
を“オフ”にセットすると共にブレーキ解除ソレノイド
36を“オン”にセットし、シリンダ29内へ圧油を供
給することによりブレーキ装置7をブレーキ解除状態と
する。
【0020】なお、リミットスイッチ31が“オン”で
あるか否かの判断は、走行設定部43からの走行設定目
標の信号が中立でない場合、及び、変速位置センサ22
からの信号が中立でない場合において、ブレーキ制動ウ
ェイトフラグを“オフ”にセットした後にも行なわれ
る。
あるか否かの判断は、走行設定部43からの走行設定目
標の信号が中立でない場合、及び、変速位置センサ22
からの信号が中立でない場合において、ブレーキ制動ウ
ェイトフラグを“オフ”にセットした後にも行なわれ
る。
【0021】つまり、走行している遠隔操縦芝刈機1を
停止させる場合には、走行設定部43を中立位置へ操作
することによりHST5を中立位置へ変速させる。する
と、変速設定部43から走行設定目標の信号が中立とな
り、かつ、変速位置センサ22からの信号が中立となっ
たことに基づいてブレーキ制動ウェイトタイムがブレー
キ制動ウェイトタイマにセットされる。そして、このブ
レーキ制動ウェイトタイムが経過したことを走行停止検
出手段が検出した後にブレーキ制御手段からブレーキ解
除ソレノイド36とブレーキ解除保持ソレノイド37と
へ制御信号が出力され、ブレーキ装置7がブレーキ制動
状態に切換えられる。従って、走行設定部43を中立位
置へ変速操作した直後であって遠隔操縦芝刈機1の後輪
3や前輪2が回転している間はブレーキ装置7がブレー
キ制動状態とはならず、ブレーキ制動ウェイトタイムが
経過した後、即ち、後輪3や前輪2が回転を停止した後
にブレーキ装置7がブレーキ制動状態に切換えられる。
このため、後輪3や前輪2が急制動されてロック状態と
なり、遠隔操縦芝刈機1を走行させているゴルフ場の芝
を痛めるということが防止される。しかも、遠隔操縦す
る作業者がブレーキ装置7を制動操作する必要がなく、
作業者の労力が軽減される。
停止させる場合には、走行設定部43を中立位置へ操作
することによりHST5を中立位置へ変速させる。する
と、変速設定部43から走行設定目標の信号が中立とな
り、かつ、変速位置センサ22からの信号が中立となっ
たことに基づいてブレーキ制動ウェイトタイムがブレー
キ制動ウェイトタイマにセットされる。そして、このブ
レーキ制動ウェイトタイムが経過したことを走行停止検
出手段が検出した後にブレーキ制御手段からブレーキ解
除ソレノイド36とブレーキ解除保持ソレノイド37と
へ制御信号が出力され、ブレーキ装置7がブレーキ制動
状態に切換えられる。従って、走行設定部43を中立位
置へ変速操作した直後であって遠隔操縦芝刈機1の後輪
3や前輪2が回転している間はブレーキ装置7がブレー
キ制動状態とはならず、ブレーキ制動ウェイトタイムが
経過した後、即ち、後輪3や前輪2が回転を停止した後
にブレーキ装置7がブレーキ制動状態に切換えられる。
このため、後輪3や前輪2が急制動されてロック状態と
なり、遠隔操縦芝刈機1を走行させているゴルフ場の芝
を痛めるということが防止される。しかも、遠隔操縦す
る作業者がブレーキ装置7を制動操作する必要がなく、
作業者の労力が軽減される。
【0022】また、エンジン15を停止した場合には直
ちにブレーキ装置7が制動状態となるため、傾斜地での
走行中であってもエンジン15を停止させることにより
遠隔操縦芝刈機1を安全に停止させることができる。
ちにブレーキ装置7が制動状態となるため、傾斜地での
走行中であってもエンジン15を停止させることにより
遠隔操縦芝刈機1を安全に停止させることができる。
【0023】なお、本実施例においては、遠隔操縦芝刈
機1が走行を停止したことを検出する走行停止手段とし
て、HST5が中立状態となっていることを検出した変
速位置センサ22から信号が入力されてからの一定時間
(ブレーキ制動ウェイトタイム)を検出するものを例に
挙げて説明したが、駆動輪の回転を検出してこの回転が
停止したときに遠隔操縦芝刈機1が走行を停止したと検
出する方式の走行停止手段としてもよい。
機1が走行を停止したことを検出する走行停止手段とし
て、HST5が中立状態となっていることを検出した変
速位置センサ22から信号が入力されてからの一定時間
(ブレーキ制動ウェイトタイム)を検出するものを例に
挙げて説明したが、駆動輪の回転を検出してこの回転が
停止したときに遠隔操縦芝刈機1が走行を停止したと検
出する方式の走行停止手段としてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように、変速装置とブレ
ーキ装置とを有すると共に遠隔操縦により自動走行する
自動走行作業車において、変速操作部の中立位置への操
作により前記自動走行作業車が走行を停止したことを検
出する走行停止検出手段と、この走行停止検出手段から
の検出結果に基づいて前記ブレーキ装置をブレーキ制動
状態に切換えるブレーキ制御手段とを設けたので、変速
操作部を中立位置へ操作することにより自動走行作業車
を停止させると、自動走行作業車が停止したことを検出
する走行停止検出手段からの検出結果に基づいてブレー
キ制動手段によりブレーキ装置がブレーキ制動状態に切
換えられため、変速操作部を中立位置へ操作した直後で
あって自動走行作業車の走行輪が回転している間はブレ
ーキ装置がブレーキ制動状態とはならず、従って、走行
輪が急制動されてロック状態となり、ゴルフ場等の芝を
痛めるということが防止することができ、また、作業者
がブレーキ装置を制動操作する必要がなく、作業者の労
力を軽減することができる等の効果を有する。
ーキ装置とを有すると共に遠隔操縦により自動走行する
自動走行作業車において、変速操作部の中立位置への操
作により前記自動走行作業車が走行を停止したことを検
出する走行停止検出手段と、この走行停止検出手段から
の検出結果に基づいて前記ブレーキ装置をブレーキ制動
状態に切換えるブレーキ制御手段とを設けたので、変速
操作部を中立位置へ操作することにより自動走行作業車
を停止させると、自動走行作業車が停止したことを検出
する走行停止検出手段からの検出結果に基づいてブレー
キ制動手段によりブレーキ装置がブレーキ制動状態に切
換えられため、変速操作部を中立位置へ操作した直後で
あって自動走行作業車の走行輪が回転している間はブレ
ーキ装置がブレーキ制動状態とはならず、従って、走行
輪が急制動されてロック状態となり、ゴルフ場等の芝を
痛めるということが防止することができ、また、作業者
がブレーキ装置を制動操作する必要がなく、作業者の労
力を軽減することができる等の効果を有する。
【図1】本発明の一実施例におけるブレーキ制御のシス
テムを示したブロック図である。
テムを示したブロック図である。
【図2】走行制御及び操向制御のシステムを示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】本発明を採用した遠隔操縦芝刈機の全体構造を
示した側面図である。
示した側面図である。
【図4】ブレーキ制御を説明したフローチャートであ
る。
る。
1 自動走行作業車 5 変速装置 43 変速操作部
Claims (1)
- 【請求項1】 変速装置とブレーキ装置とを有すると共
に遠隔操縦により自動走行する自動走行作業車におい
て、変速操作部の中立位置への操作により前記自動走行
作業車が走行を停止したことを検出する走行停止検出手
段と、この走行停止検出手段からの検出結果に基づいて
前記ブレーキ装置をブレーキ制動状態に切換えるブレー
キ制御手段とを設けたことを特徴とする自動走行作業者
のブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34395692A JPH06191327A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動走行作業車のブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34395692A JPH06191327A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動走行作業車のブレーキ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191327A true JPH06191327A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18365540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34395692A Pending JPH06191327A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動走行作業車のブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06191327A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001130390A (ja) * | 1999-10-09 | 2001-05-15 | Robert Bosch Gmbh | 車両の制御方法および装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116518A (en) * | 1975-04-03 | 1976-10-14 | Mitsubishi Motors Corp | Automatic steering apparatus for automobiles |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34395692A patent/JPH06191327A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116518A (en) * | 1975-04-03 | 1976-10-14 | Mitsubishi Motors Corp | Automatic steering apparatus for automobiles |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001130390A (ja) * | 1999-10-09 | 2001-05-15 | Robert Bosch Gmbh | 車両の制御方法および装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990420 |