JPH0619107A - セルフアライン位相シフトマスクの製造方法 - Google Patents

セルフアライン位相シフトマスクの製造方法

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JPH0619107A
JPH0619107A JP12536391A JP12536391A JPH0619107A JP H0619107 A JPH0619107 A JP H0619107A JP 12536391 A JP12536391 A JP 12536391A JP 12536391 A JP12536391 A JP 12536391A JP H0619107 A JPH0619107 A JP H0619107A
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    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/29Rim PSM or outrigger PSM; Preparation thereof

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、相互のマスク合わせを問題にしなく
てよいセルフアラインで位相シフト部を、容易な工程で
制御性良く製造する方法に関する。 【構成】透明基板1に、遮光部10と、光透過部12
と、位相シフト部11aとを備えた位相シフトマスクを
製造する場合に、遮光材料パターン10が形成された透
明基板1上にネガレジスト層11bを全面に形成し、透
明基板1の裏面から露光し、続いて現像し光透過部12
上にネガレジスト層11bを残し、次いでこのネガレジ
スト層11b更に現像を続けて幅をせばめて遮光部10
との間にサブスペース12aを形成することによって位
相シフト部11aを容易にかつ高精度で得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本出願の各発明は、位相シフトマ
スクの製造方法に関する。本出願の各発明は、各種パタ
ーン形成技術等に用いる位相シフトマスクの製造方法と
して利用することができ、例えば半導体装置製造プロセ
スにおいてレジストパターンを形成する場合のマスクな
どとして用いる位相シフトフォトマスクの製造方法とし
て利用することができる。
【0002】
【従来の技術】フォトマスクを利用して形成するもの、
例えば半導体装置等は、その加工寸法が年々微細化され
る傾向にある。このような背景で、微細化した半導体装
置を得るフォトリソグラフィーの技術において、その解
像度を更に向上させるため、マスクを透過する光に位相
差を与え、これにより光強度プロファイルを改善するい
わゆる位相シフト技術が脚光を浴びている。
【0003】従来の位相シフト技術については、特開昭
58−173744号公報や、MARC D.LEVE
NSON 他“Improving Resoluti
onin Photolithography wit
h a Phase−Shifting Mask”I
EEE TRANSACTIONS ON ELECT
RON DEVICES.Vol.ED−29 No.
12,DECEMBER 1982,P1828〜18
36、また、MARC D.LEVENSON 他“T
he Phase−Shifting MaskII:
Imaging Simulations and S
ubmicrometer Resist Expos
ures”同誌 Vol.ED−31,No.6,JU
NE1984,P753〜763に記載がある。
【0004】また、特公昭62−50811号には、透
明部と不透明部とで形成された所定のパターンを有し、
不透明部をはさむ両側の透明部の少なくとも一方に位相
部材を設け、該両側の透明部に位相差を生ずる構成とし
た位相シフトマスクが開示されている。
【0005】従来より知られている位相シフト技術につ
いて、図12を利用して説明すると、次のとおりであ
る。例えばライン・アンド・スペースのパターン形成を
行う場合、通常の従来のマスクは、図12(a)に示す
ように、石英基板等の透明基板1上に、Cr(クロム)
やその他金属、金属酸化物などの遮光性の材料を用いて
遮光部10を形成し、これによりライン・アンド・スペ
ースの繰り返しパターンを形成して、露光用マスクとし
ている。この露光用マスクを透過した光の強度分布は、
図12(a)に符号A1で示すように、理想的には遮光
部10のところではゼロで、他の部分(透過部12a,
12b)では透過する。1つの透過部12aについて考
えると、被露光材に与えられる透過光は、光の回折など
により、図12(a)にA2で示す如く、両側の裾に小
山状の極大をもつ光強度分布になる。透過部12bの方
の透過光A2′は、一点鎖線で示した。各透過部12
a,12bからの光を合わせると、A3に示すように光
強度分布はシャープさを失い、光の回折による像のぼけ
が生じ、結局、シャープな露光は達成できなくなる。こ
れに対し、上記繰り返しパターンの光の透過部12a,
12bの上に、1つおきに図12(b)に示すように位
相シフト部11a(シフターと称される。SiO2 やレ
ジストなどの材料が用いられる)を設けると、光の回折
による像のぼけが位相の反転によって打ち消され、シャ
ープな像が転写され、解像力や焦点裕度が改善される。
即ち、図12(b)に示す如く、一方の透過部12aに
位相シフト部11aが形成されると、それが例えば18
0°の位相シフトを与えるものであれば、該位相シフト
部11aを通った光は符号B1で示すように反転する。
それに隣合う透過部12bからの光は位相シフト部11
aを通らないので、かかる反転は生じない。被露光材に
与えられる光は、互いに反転した光が、その光強度分布
の裾において図にB2で示す位置で互いに打ち消し合
い、結局被露光材に与えられる光の分布は図12(b)
にB3で示すように、シャープな理想的な形状になる。
【0006】上記の場合、この効果を最も確実ならしめ
るには位相を180°反転させることが最も有利である
が、このためには、 (nは位相シフト部の屈折率、λは露光波長)なる膜厚
Dで膜形成した位相シフト部11aを設ける。
【0007】なお露光によりパターン形成する場合、縮
小投影するものをレティクル、1対1投影するものをマ
スクと称したり、あるいは原盤に相当するものをレティ
クル、それを複製したものをマスクと称したりすること
があるが、本発明においては、このような種々の意味に
おけるマスクやレティクルを総称して、マスクと称する
ものである。
【0008】最近、上記のような位相シフト技術におい
て、解像力が良好で、かつセルフアラインで容易に位相
シフト膜を形成できる技術として、図13に示す方法が
提案されている(Nitayama et.al.,I
EDM Tech.Dig.,1989,3−3、ま
た、1990年春季応用物理学会予稿集28a−PD−
2)。
【0009】この技術は、基板1上のクロムをEBレジ
ストパターン20によりパターニングしてクロムパター
ン10bを得(図13(a))、次いでEBレジストパ
ターン20を適宜除去後、位相シフト材料を兼ねるフォ
トレジストとしてPMMAを、位相シフトマスクの露光
光として用いる光の透過光の位相が180°反転する厚
さに塗布して図13(b)のようにし、次いで同図に矢
印Pで示す如く基板1の裏面からの遠紫外線により露光
する。PMMA層を符号11′で示す。これによりクロ
ムパターン10bをPMMAに転写し現像してPMMA
パターン11″を有する図13(c)の構造を得る。そ
の後、クロムパターン10bをサイドエッチングにより
後退させて図13(d)に示すようなクロム遮光部10
cを得、これによりPMMAパターン11″のクロム遮
光部10cが存在していない部分を位相シフト部11と
して用いる位相シフトマスク構造を得るものである。図
中Wは位相シフト部11の幅である。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来技術によれ
ば、自己整合型の位相シフトマスクを比較的簡単に製作
できると言えるかもしれないが、位相シフト部11は、
クロムパターン10bをエッチングにより後退させるこ
とにより得るので、その幅Wは該後退を制御することに
より決定されるものであり、かかるエッチングによる後
退を良好に制御するのは困難である。また、工程は依然
としてかなり複雑である。
【0011】本発明は上記問題点を解決して、容易な工
程で、位相シフト部を制御性良く得ることができて、し
かも従来の位相シフト部が遮光部にかかるものと違って
サブスペースを介して遮光部とは独立に遮光材料パター
ン間に形成される新規なセルフアライン位相シフトマス
クの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【問題点を解決するための手段】本出願の請求項1の発
明は、透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相シフト
部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であって、遮
光材料パターンが形成された透明基板上にネガレジスト
層を全面に形成し、透明基板の裏面から露光、現像して
光透過部上にネガレジスト層を残し、次いで該ネガレジ
スト層をエッチバックして遮光部との間にサブスペース
を形成して、前記ネガレジスト層を位相シフト部とする
ことを特徴とする位相シフトマスクの製造方法である。
【0013】本出願の請求項2の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターンが形
成された透明基板上に位相シフト材料層及びネガレジス
ト層を全面に形成し、透明基板の裏面から露光、現像し
て光透過部上にネガレジスト層を残し、該ネガレジスト
層をマスクトして位相シフト材料層をエッチバックして
遮光部との間にサブスペースを形成して、前記位相シフ
ト材料層を位相シフト部とすることを特徴とする位相シ
フトマスクの製造方法である。
【0014】本出願の請求項3の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターンが形
成された透明基板上にネガレジスト層を全面に形成し、
透明基板の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレ
ジスト層を残し、次いで遮光部をエッチバックしてネガ
レジスト層との間にサブスペースを形成して、前記ネガ
レジスト層を位相シフト部とすることを特徴とする位相
シフトマスクの製造方法である。
【0015】本出願の請求項4の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターンが形
成された透明基板上に無機位相シフト材料層及びネガレ
ジスト層を全面に形成し、透明基板の裏面から露光、現
像して光透過部上にネガレジスト層を残し、該ネガレジ
スト層をマスクとして位相シフト材料層をエッチング
し、次いで遮光部をエッチバックして位相シフト材料層
との間にサブスペースを形成して、前記位相シフト材料
層を位相シフト部とすることを特徴とする位相シフトマ
スクの製造方法である。
【0016】本出願の請求項5の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターン及び
該遮光材料パターン間に位相シフト材料層が形成された
透明基板上にポジレジスト層を全面に形成し、透明基板
の裏面から露光、現像して遮光材料パターン上にポジレ
ジスト層を残し、次いで該ポジレジスト層をエッチバッ
クし、更に遮光材料層をエッチバックして位相シフト材
料層との間にサブスペースを形成して、前記位相シフト
材料層を位相シフト部とすることを特徴とする位相シフ
トマスクの製造方法である。
【0017】本出願の請求項6の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターン及び
該遮光材料パターン間に位相シフト材料層が形成された
透明基板上に下層材層、中間層及びポジレジスト層を順
次全面に形成し、透明基板の裏面から露光、現像して前
記遮光材料パターン間より広がった間隔のポジレジスト
を遮光材料の上部に残し、該ポジレジストをマスクとし
て中間層をエッチングし、続いて中間層をマスクとして
下層材層をエッチングし、更に中間層と下層材層をマス
クとして遮光材料層をエッチバックして前記位相シフト
材料層との間にサブスペースを形成して、前記位相シフ
ト材料層を位相シフト部とすることを特徴とする位相シ
フトマスクの製造方法である。
【0018】本出願の請求項7の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターンが形
成された透明基板上に無機位相シフト材料層及びネガレ
ジスト層を全面に形成し、透明基板の裏面から露光、現
像して光透過部上にネガレジスト層を残すに際して露光
をアンダー露光で行い現像をオーバー現像で行うことに
よって光透過部よりせばまったネガレジスト層を残し、
該ネガレジスト層をマスクとして位相シフト材料層をエ
ッチングして遮光部との間にサブスペースを形成して、
前記無機位相シフト材料層を位相シフト部とすることを
特徴とする位相シフトマスクの製造方法である。
【0019】本出願の請求項8の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターン及び
該遮光材料パターン間に位相シフト材料層が形成された
透明基板上にネガレジスト層を全面に形成し、透明基板
の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレジスト層
を残すに際して露光をアンダー露光で行い現像をオーバ
ー現像で行うことによって光透過部よりせばまったネガ
レジスト層を残し、該ネガレジスト層をマスクとして位
相シフト材料層をエッチングして遮光部との間にサブス
ペースを形成して、前記位相シフト材料層を位相シフト
部とすることを特徴とする位相シフトマスクの製造方法
である。
【0020】本出願の請求項9の発明は、透明基板に、
遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位相シ
フトマスクの製造方法であって、遮光材料パターンが形
成された透明基板上にポジレジスト層を全面に形成し、
透明基板の裏面から露光、現像して遮光部上にポジレジ
スト層を残し、次いで位相シフト材料を全面に析出し、
その後ポジレジスト層を剥離し、更に遮光材料または位
相シフト材料層のいずれかをエッチバックして両者の間
にサブスペースを形成して、前記位相シフト材料層を位
相シフト部とすることを特徴とする位相シフトマスクの
製造方法である。
【0021】本出願の請求項10の発明は、透明基板
に、遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位
相シフトマスクの製造方法であって、遮光材料パターン
が形成された透明基板上にポジレジスト層を全面に形成
し、透明基板の裏面から露光、現像して遮光部上にポジ
レジスト層を残し、次いで位相シフト材料を全面に析出
し、更にポジレジスト層をエッチバックし、その後該ポ
ジレジスト層をマスクとして遮光材料をエッチバックし
て前記光透過部上に析出した位相シフト材料層との間に
サブスペースを形成して、前記位相シフト材料層を位相
シフト部とすることを特徴とする位相シフトマスクの製
造方法である。
【0022】本出願の請求項11の発明は、透明基板
に、遮光部と、光透過部と、位相シフト部とを備えた位
相シフトマスクの製造方法であって、遮光材料パターン
が形成された透明基板上にポジレジスト層を全面に形成
し、透明基板の裏面から露光、現像して遮光部上にポジ
レジスト層を残し、次いで位相シフト材料を全面に析出
し、更にポジレジスト層を全面に形成し、透明基板の裏
面から露光、現像して前記遮光材料パターン間より広が
った間隔のポジレジスト層を遮光材料の上部に残し、該
上層ポジレジスト層をマスクとして下層ポジレジスト層
を露光、現像して下層ポジレジスト層をエッチバック
し、該下層ポジレジスト層をマスクとして遮光材料をエ
ッチバックして前記位相シフト材料層との間にサブスペ
ースを形成して、前記位相シフト材料層を位相シフト部
とすることを特徴とする位相シフトマスクの製造方法で
ある。
【0023】本出願の各発明において、位相シフト部と
は、光透過部が透過する露光光に対して互いに異なる位
相で露光光を透過するものをいう。遮光部とは、使用す
る露光光についてその光の透過を遮るものであり、光透
過部とは、使用する露光光を透過するものである。遮光
部、光透過部は、それぞれ光遮断性、及び光透過性が大
きいものが望ましいが、必ずしも完全ないしそれに近く
光を遮り、あるいは透過しなくても、必要なパターン形
成が可能な程度に光を遮断し、あるいは透過するもので
あればよい。位相シフト部も、光透過部と同様、光の透
過率が大きいことが望まれるが、必要な位相反転と露光
を行えるものであればよい。
【0024】遮光部の材料としては、クロムや、その他
酸化クロム、もしくは高融点金属(W、Mo、Be等)
全般、及びその酸化物などを用いることができる。
【0025】光透過部は、遮光部や位相シフト部が形成
されていない透明な基板部分をそのまま用い、ここから
光を透過させるように構成することができる。しかし
て、本出願の各発明において、サブスペースも光透過部
と同様光を透過させるように構成される。
【0026】透明基板としては、石英、通常のガラス、
適宜各種成分を含有させたガラス、その他適宜のものを
用いることができる。
【0027】本出願の各発明において、一般に、位相シ
フト部は、基板等上に位相シフト部を構成する材料をパ
ターニングして得ることができる。位相シフト部の材料
としては、例えば一般に、各発明の特徴に反しない限
り、次のようなものを用いることができる。即ち、フォ
トレジストとして用いることができる各種有機物質を用
いることができ、例えばEB用レジスト(ネガまたはポ
ジレジスト)を用いて、EB描画装置におけるレジスト
機能を兼ねさせることができる。あるいは、SiO,S
iO2 ,シリコン窒化物を用いることができる。但し位
相シフト部は所望の位相シフトが達成されればよいので
あるから、各発明の特徴に反しなければ、基板上に形成
することなく、光透過部(基板)中の一部にパターン状
に屈折率を変えるような物質をドープすることによっ
て、位相シフトを起こさせるようにしてもよい。
【0028】
【作用】本出願の各発明によれば、位相シフト部は、位
相シフト材料層または遮光材料層をエッチバックして位
相シフト材料層と遮光部との間にサブスペースを形成し
て、前記位相シフト部とするので、該位相シフト部等の
幅等の形状制御は、エッチバック条件によって制御でき
る。よって、本出願の各発明によれば、制御性良く、か
つ従来より良く知られている容易な工程によって、位相
シフトマスクを形成することができる。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。但し
当然ではあるが、本発明は以下に述べる実施例により限
定されるものではない。
【0030】実施例−1 この実施例は、本出願の請求項1の発明を、微細化・集
積化した半導体装置を製造する際に用いる位相シフトマ
スクを製造する場合に、具体化したものである。本実施
例においては、遮光材料パターン10が形成された透明
基板1上にネガレジスト層11bを全面に形成し(図1
a参照)、透明基板1の裏面から矢印Pに示す如く露光
し、続いて現像して光透過部12上にネガレジスト層1
1bを残し(図1b参照)、次いでこのネガレジスト層
11bをエッチバックして細らせて図1cに示す如く遮
光部10との間にサブスペース12aを形成して、前記
細らせたネガレジスト層11bを位相シフト部11aと
する。更に詳しくは本実施例では、ネガレジスト層11
bのエッチバックによる後退は、そのまま現像を続ける
ことによって行ってもよく、または濃い現像液で現像を
行うことによってもよく、更にはプラズマエッチングに
よって行ってもよい。
【0031】実施例−2 この実施例は、本出願の請求項2の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、遮光材料パターン10
が形成された透明基板1上に位相シフト材料層11c及
びネガレジスト層11bを順次積層して全面に形成し
(図2a参照)、透明基板1の裏面から露光し、続いて
現像して光透過部12上にネガレジスト層11bを残し
(図2b参照)、このネガレジスト層11bをマスクと
して位相シフト材料層11cをエッチングし(図2c参
照)、更にオーバーエッチしてサブスペース12aを形
成して(図2d参照)からレジスト層11bを剥離する
か、またはレジスト層11bを剥離した後位相シフト材
料層11cをエッチバックして遮光部10との間にサブ
スペース12aを形成して、図2eに示すように前記位
相シフト材料層11cを位相シフト部11aとする。更
に詳しくは本実施例では、位相シフト材料はSOG(S
pin On Glass。塗布可能であり、加熱によ
りSiO2 化する含Si有機材料)、SiN(シリコン
ナイトライド)、SiO2 など有機、無機いずれの材料
であってもよい。位相シフト材料の膜厚は好ましい18
0°位相反転を達成するためλ/2(n−1)とする。
図2dの位相シフト材料層11cのオーバーエッチング
はプラズマエッチングによる等方性エッチングが望まし
い。また図2eのレジスト層11bを剥離した後の位相
シフト材料層11cのエッチバックはプラズマエッチン
グ、液体エッチングどちらの等方性エッチングであって
もよい。
【0032】実施例−3 この実施例は、本出願の請求項3の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、遮光材料パターン10
が形成された透明基板1上にネガレジスト層11bを全
面に形成し(図3a参照)、透明基板1の裏面から露光
し、続いて現像して光透過部12上にネガレジスト層1
1bを残し(図3b参照)、次いで遮光部10をエッチ
バックしてネガレジスト層11bとの間にサブスペース
12aを形成して、図3cの構造とし、前記ネガレジス
ト層11bを位相シフト部11aとする。更に詳しくは
ネガレジストとして米国シプレイ社のSAL−601を
厚さλ/2(n−1)に塗布する。また遮光材料として
はCrを使用し、そのエッチバックは等方性ウェットエ
ッチンで行うことが好ましい。
【0033】実施例−4 この実施例は、本出願の請求項4の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、遮光材料パターン10
が形成された透明基板1上に位相シフト材料層11c及
びネガレジスト材料層11bを順次形成し(図4a参
照)、透明基板1の裏面から露光し、次いで現像して光
透過部12上にパターニングされたネガレジスト層11
bを残し(図4b参照)、このネガレジスト層11bを
マスクとして位相シフト材料層11cをエッチングし
(図4c参照)、次いで適宜手段により遮光材料層10
をエッチバックして位相シフト材料層11cとの間にサ
ブスペース12aを形成して、位相シフト材料層11c
を位相シフト部11aとする(図4d参照)。更に詳し
くは位相シフト材料としては好ましくはSiO2 、Si
N等の無機位相シフト材料を使用する。
【0034】実施例−5 この実施例は、本出願の請求項5の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、遮光材料パターン10
及びこの遮光材料パターン間の光遮光部12上に位相シ
フト材料層11cが形成された透明基板1上にポジレジ
スト層11dを全面に形成し(図5a参照)、透明基板
1の裏面から露光し、続いて現像して遮光材料パターン
10上にポジレジスト層11dを残し(図5b参照)、
次いでこのポジレジスト層11dをエッチバックし(図
5c参照)、更に遮光材料層10をエッチバックして位
相シフト材料層11cとの間にサブスペース12aを形
成し(図5d参照)、ポジレジスト層11dを剥離し、
前記位相シフト材料層11cを位相シフト部11aとす
る(図5e参照)。更に詳しくは、ポジレジストとして
は解像度がむしろ良好でなくて膜減りの大きいもの、例
えば東京応化(株)のOFPR800が好ましい。ポジ
レジストのエッチバックは現像工程に引続いて更に現像
を行うことが、ポジレジストの側部に多少光が当ってい
るので現像されてレジスト層の後退が中へ行くに従って
現像速度が遅くなるので、制御性が良好、即ち精度が良
好になるという利点がある。しかしながら、プラズマア
ッシャーによって等方性エッチングを行いポジレジスト
を後退させてもよい。また遮光材料層のエッチバックは
ドライエッチング、ウェットエッチングどちらでも行え
るが、前者の方が好ましい。
【0035】実施例−6 この実施例は、本出願の請求項6の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、遮光材料パターン10
及びこの遮光材料パターン間の光透過部12上に位相シ
フト材料層11cが形成された透明基板1上に下層材層
11e、中間層11f及びポジレジスト層11dを順次
積層して全面に形成し(図6a参照)、透明基板1の裏
面から矢印Pで示すように露光し(図6b参照)、続い
て現像して前記遮光材料パターン間より間隔が広がった
ポジレジスト11dを遮光材料10の上部に残し(図6
c)、このポジレジスト11dをマスクとして中間層1
1fを、続いて下層材層11eをエッチングし(図6d
参照)、更にこれらの層11f及び11eをマスクとし
て遮光材料層10をエッチバックして前記位相シフト材
料層11cとの間にサブスペース12aを形成し、下層
材層11eを剥離して前記位相シフト材料層11cを位
相シフト部11aとする。更に詳しくは、下層材料層と
しては厚さ2μmのPMMAを、中間層としては100
ÅのSOGを、ポジレジストとして0.5μmのOFP
R800を使用する。裏面から照射する光にはg線を使
用したが、このとき光の回折によって図6bに点線で示
したように露光が広がるが、この幅は下層材層、中間層
が厚いほど、また露光波長が長いほど広くなるので、各
層の種類も含めてこれらを適宜選択することによって制
御できる。また、中間層と下層材層のエッチングに際し
ては、SiO2 をパターニングしてSiO2 をマスクと
して下層材層をプラズマエッチングやRIEエッチング
すると同時にポジレジスト層も同時に除去できる。
【0036】実施例−7 この実施例は、本出願の請求項7の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、遮光材料パターン10
が形成された透明基板1上に無機位相シフト材料層11
c及びネガレジスト層11bを形成し(図7a参照)、
透明基板1の裏面から露光し、続いて現像して光透過部
12上にネガレジスト層11bを残すに際して露光をア
ンダー露光とし、現像をオーバー現像にして光透過部1
2よりもせばまったネガレジスト層11bを残し(図7
b参照)、このネガレジスト層11bをマスクとして位
相シフト材料層11cエッチングして遮光部10との間
にサブスペース12aを形成し(図7c参照)、ネガレ
ジスト層11bを剥離して図7dに示すように前記無機
位相シフト材料層11cを位相シフト部11aとする。
更に詳しくは、ネガレジストにはSAL−601を使用
し、露光をアンダーに、現像をオーバーに行うことによ
ってネガレジストの幅を調節することによってサブスペ
ースの幅を制御する。
【0037】実施例−8 この実施例は、本出願の請求項8の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、図1aに示す如き遮光
材料パターン10及びこの遮光材料パターン間の光透過
部12上に位相シフト材料層11cが形成された透明基
板1上にネガレジスト層11bを全面に形成し(図8b
参照)、透明基板1の裏面から露光し、続いて現像して
光透過部12上にネガレジスト層11bを残すに際して
露光をアンダー露光とし現像をオーバー現像にして光透
過部12よりもせばまったネガレジスト層11bを残し
(図8c参照)、このネガレジスト層11bをマスクと
して位相シフト材料層11cをエッチングして遮光部1
0との間にサブスペース12aを形成し、ネガレジスト
層11bを剥離して、前記位相シフト材料層11cを位
相シフト部11aとする。
【0038】実施例−9 この実施例は、本出願の請求項9の発明を具体化したも
のである。本実施例においては、遮光材料パターン10
が形成された透明基板1上にポジレジスト層11dを全
面に形成し(図9a参照)、透明基板1の裏面から露光
し、続いて現像して遮光部10上にポジレジスト層11
dを残し(図9b参照)、次いで位相シフト材料層11
cを全面に析出し(図9c参照)、その後ポジレジスト
層11dを剥離して光透過部12上に位相シフト材料層
11cを残し(図9d参照)、更に遮光材料10をエッ
チングするか(図7e参照)、または位相シフト材料層
11cをエッチングするか(図9f参照)どちらかによ
って遮光材料10と位相シフト材料層11cとの間にサ
ブスペース12aを形成して、前記位相シフト材料層1
1cを位相シフト部11aとする。更に詳しくは、遮光
材料の厚さを一般に採用されている800Åにしてマス
ク精度を維持したまま、ポジレジストに東京応化(株)
のTSMR V3を使用して厚さ1μmに形成すること
によって、その後蒸着等によって位相シフト材料層を析
出した際に光透過部と遮光部上の位相シフト材料層の連
結が防止でき、ポジレジスト層のリフトオフによる位相
シフターの迅速、容易な形成が可能となる。
【0039】実施例−10 この実施例は、本出願の請求項10の発明を具体化した
ものである。本実施例においては、遮光材料パターン1
0が形成された透明基板1上にポジレジスト層11dを
全面に形成し(図10a参照)、透明基板1の裏面から
露光し、続いて現像して遮光部10上にポジレジスト層
10を残し(図10b参照)、次いで位相シフト材料1
1cを全面に析出し(図10c参照)、更にポジレジス
ト層11dをエッチバックし(図10d参照)、その後
このポジレジスト層11dをマスクとして遮光材料10
をエッチバックして先に光透過部12上に析出した位相
シフト材料層11cとの間にサブスペース12aを形成
し(図10e参照)、続いてポジレジスト層11dをリ
フトオフして図10fに示すように前記位相シフト材料
層11cを位相シフト部11aとする。更に詳しくは、
フォトレジスト層の後退は、現像をオーバーに行う、表
面から露光を行い続いて現像を行う、濃い現像液で現像
する、O2 プラズマで等方性エッチングを行う等の方法
を任意に選択して実行できるが、O2 プラズマによる等
方エッチングが次工程の遮光材料の等方性エッチング工
程と連続的に行えるから良好な方法といえる。そしてポ
ジレジスト層をマスクとして遮光材料をエッチバック後
ポジレジスト層をリフトオフによって除去するからサブ
スペース形成後の遮光部の膜減りが生じなくて充分な遮
光性が確保できるだけでなく遮光材料のエッチバック精
度も向上する。
【0040】実施例−11 この実施例は、本出願の請求項11の発明を具体化した
ものである。本実施例においては、遮光材料パターン1
0が形成された透明基板1上にポジレジスト層11dを
全面に形成して(図11a参照)、透明基板1の裏面か
ら露光し、続いて現像して遮光部10上にポジレジスト
層11dを残し(図11b参照)、次いで位相シフト材
料11cを全面に析出し(図11c参照)、更にその上
に別のポジレジスト層11d′を全面に形成し(図11
d参照)、透明基板1の裏面から露光し、続いて現像し
て前記遮光材料パターン10同志の間隔より広がって遮
光材料10の端面より後退したポジレジスト層11d′
を遮光材料10の上部に残し(図11e参照)、この上
層ポジレジスト層11d′をマスクとして下層ポジレジ
スト層11dを露光し、続いて現像して下層ポジレジス
ト層11dを後退させ(図11f参照)、この下層ポジ
レジスト層11dをマスクとして遮光材料10をエッチ
バックして光透過部12上の位相シフト材料層11cと
の間にサブスペース12aを形成し(図11g参照)、
その後ポジレジスト層11dを除去して図11hに示す
ように光透過部12上の位相シフト材料層11cを位相
シフト部11aとする。更に詳しくは、最初に塗布する
下層のポジレジストにはPMMAを使用し、透明基板の
裏面からディープ紫外光を露光し、現像して図11bの
構造を得る。上層のポジレジストとしては膜減りの大き
いOFPR−800が次工程の透明基板裏面からの露
光、現像により後退した上部ポジレジスト層を形成する
ために好都合である。そして、この裏面からの露光は長
波長の光、例えばg線を使用することによって図11d
に点線で示すように光の回折による効果のために、上部
ポジレジスト層を現像後大きく後退させることができ
る。また下層ポジレジスト層をエッチバックさせるため
の光源としてはディープ紫外光が好ましい。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、本出願の請求項1〜請求項
3の発明によれば、相互のマスク合わせ精度を問題にし
なくてよいセルフアラインで位相シフトマスクを簡単、
容易にかつ精度よく製造できる。更に、本出願の請求項
4〜請求項8の発明によれば、レジストマスクの使用に
より位相シフト部作成の際の遮光材料の膜減りが有効に
抑止されて遮光部の光透過が完全に防止され、位相シフ
ターの膜減りが生じなく、ドライエッチングを使用する
ためにエッチング精度が向上する。本出願の請求項9〜
請求項11の発明によれば、ポジレジストのリフトオフ
によって位相シフトマスクが作成されるので、遮光材料
のエッチング精度が向上し、膜減りが防止され、またフ
ォトマスク上で基板との選択比がとれない場合やエッチ
ングダメージが大きくなる場合に効果的である。即ち、
本出願の各発明に係る位相シフトマスクの製造方法によ
れば、遮光部とは独立に遮光材料パターン間に形成され
るセルフアライン位相シフトマスクを容易な工程で制御
性良く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図2】実施例−2の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図3】実施例−3の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図4】実施例−4の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図5】実施例−5の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図6】実施例−6の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図7】実施例−7の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図8】実施例−8の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図9】実施例−9の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【図10】実施例−10の各工程におけるマスクの断面
図である。
【図11】実施例−11の各工程におけるマスクの断面
図である。
【図12】位相シフトマスクの原理説明図である。
【図13】従来技術の各工程におけるマスクの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 透明基板 10 遮光部 11a 位相シフト部 11b ネガレジスト層 12 光透過部 12a サブスペース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターンが形成された透明基板上にネガレジス
    ト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレ
    ジスト層を残し、 次いで該ネガレジスト層をエッチバックして遮光部との
    間にサブスペースを形成して、前記ネガレジスト層を位
    相シフト部とすることを特徴とする位相シフトマスクの
    製造方法。
  2. 【請求項2】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターンが形成された透明基板上に位相シフト
    材料層及びネガレジスト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレ
    ジスト層を残し、 該ネガレジスト層をマスクトして位相シフト材料層をエ
    ッチバックして遮光部との間にサブスペースを形成し
    て、前記位相シフト材料層を位相シフト部とすることを
    特徴とする位相シフトマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターンが形成された透明基板上にネガレジス
    ト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレ
    ジスト層を残し、 次いで遮光部をエッチバックしてネガレジスト層との間
    にサブスペースを形成して、前記ネガレジスト層を位相
    シフト部とすることを特徴とする位相シフトマスクの製
    造方法。
  4. 【請求項4】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターンが形成された透明基板上に無機位相シ
    フト材料層及びネガレジスト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレ
    ジスト層を残し、 該ネガレジスト層をマスクとして位相シフト材料層をエ
    ッチングし、 次いで遮光部をエッチバックして位相シフト材料層との
    間にサブスペースを形成して、前記位相シフト材料層を
    位相シフト部とすることを特徴とする位相シフトマスク
    の製造方法。
  5. 【請求項5】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターン及び該遮光材料パターン間に位相シフ
    ト材料層が形成された透明基板上にポジレジスト層を全
    面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して遮光材料パターン上
    にポジレジスト層を残し、 次いで該ポジレジスト層をエッチバックし、 更に遮光材料層をエッチバックして位相シフト材料層と
    の間にサブスペースを形成して、前記位相シフト材料層
    を位相シフト部とすることを特徴とする位相シフトマス
    クの製造方法。
  6. 【請求項6】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターン及び該遮光材料パターン間に位相シフ
    ト材料層が形成された透明基板上に下層材層、中間層及
    びポジレジスト層を順次全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して前記遮光材料パター
    ン間より広がった間隔のポジレジストを遮光材料の上部
    に残し、 該ポジレジストをマスクとして中間層をエッチングし、 続いて中間層をマスクとして下層材層をエッチングし、 更に中間層と下層材層をマスクとして遮光材料層をエッ
    チバックして前記位相シフト材料層との間にサブスペー
    スを形成して、前記位相シフト材料層を位相シフト部と
    することを特徴とする位相シフトマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターンが形成された透明基板上に無機位相シ
    フト材料層及びネガレジスト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレ
    ジスト層を残すに際して露光をアンダー露光で行い現像
    をオーバー現像で行うことによって光透過部よりせばま
    ったネガレジスト層を残し、 該ネガレジスト層をマスクとして位相シフト材料層をエ
    ッチングして遮光部との間にサブスペースを形成して、
    前記無機位相シフト材料層を位相シフト部とすることを
    特徴とする位相シフトマスクの製造方法。
  8. 【請求項8】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターン及び該遮光材料パターン間に位相シフ
    ト材料層が形成された透明基板上にネガレジスト層を全
    面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して光透過部上にネガレ
    ジスト層を残すに際して露光をアンダー露光で行い現像
    をオーバー現像で行うことによって光透過部よりせばま
    ったネガレジスト層を残し、 該ネガレジスト層をマスクとして位相シフト材料層をエ
    ッチングして遮光部との間にサブスペースを形成して、
    前記位相シフト材料層を位相シフト部とすることを特徴
    とする位相シフトマスクの製造方法。
  9. 【請求項9】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位相
    シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であっ
    て、 遮光材料パターンが形成された透明基板上にポジレジス
    ト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して遮光部上にポジレジ
    スト層を残し、 次いで位相シフト材料を全面に析出し、 その後ポジレジスト層を剥離し、 更に遮光材料または位相シフト材料層のいずれかをエッ
    チバックして両者の間にサブスペースを形成して、前記
    位相シフト材料層を位相シフト部とすることを特徴とす
    る位相シフトマスクの製造方法。
  10. 【請求項10】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位
    相シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であ
    って、 遮光材料パターンが形成された透明基板上にポジレジス
    ト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して遮光部上にポジレジ
    スト層を残し、 次いで位相シフト材料を全面に析出し、 更にポジレジスト層をエッチバックし、 その後該ポジレジスト層をマスクとして遮光材料をエッ
    チバックして前記光透過部上に析出した位相シフト材料
    層との間にサブスペースを形成して、前記位相シフト材
    料層を位相シフト部とすることを特徴とする位相シフト
    マスクの製造方法。
  11. 【請求項11】透明基板に、遮光部と、光透過部と、位
    相シフト部とを備えた位相シフトマスクの製造方法であ
    って、 遮光材料パターンが形成された透明基板上にポジレジス
    ト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して遮光部上にポジレジ
    スト層を残し、 次いで位相シフト材料を全面に析出し、 更にポジレジスト層を全面に形成し、 透明基板の裏面から露光、現像して前記遮光材料パター
    ン間より広がった間隔のポジレジスト層を遮光材料の上
    部に残し、 該上層ポジレジスト層をマスクとして下層ポジレジスト
    層を露光、現像して下層ポジレジスト層をエッチバック
    し、 該下層ポジレジスト層をマスクとして遮光材料をエッチ
    バックして前記位相シフト材料層との間にサブスペース
    を形成して、前記位相シフト材料層を位相シフト部とす
    ることを特徴とする位相シフトマスクの製造方法。
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