JP2001100429A - レジストのパターニング方法 - Google Patents

レジストのパターニング方法

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JP2001100429A
JP2001100429A JP27606399A JP27606399A JP2001100429A JP 2001100429 A JP2001100429 A JP 2001100429A JP 27606399 A JP27606399 A JP 27606399A JP 27606399 A JP27606399 A JP 27606399A JP 2001100429 A JP2001100429 A JP 2001100429A
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Koichiro Tsujita
好一郎 辻田
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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  • Materials For Photolithography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さらに微細な半導体集積回路のパターンを形
成することができるレジストのパターニング方法を得
る。 【解決手段】 下地層1上にレジストを形成する。次
に、レジストに対して選択的に露光を行い、露光部と未
露光部とを形成する。次に、レジストに対して現像液を
用いて現像処理を行う。現像処理では、まず、露光部に
おいてレジストを第1の速度で除去し、次に、未露光部
においてレジストを第1の速度よりも遅い第2の速度で
除去する。これによって、レジストパターン2を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路を
有するレジストのパターニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の製造技術の進歩によ
り、半導体集積回路の微細化が進んでいる。デバイスの
さらなる性能向上のために、近年では、レジストのパタ
ーンのラインの寸法(幅)、スペースの寸法(パターン
間の隙領域の幅)はそれぞれ0.10μm、0.30μ
m程度にパターニングすることが必要になってきてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しなしながら、レジス
トの従来のパターニングでは、上記の具体例程度に微細
なパターンを形成することは困難であるという問題点が
ある。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、さらに微細な半導体集積回路のパ
ターンを形成することができるレジストのパターニング
方法を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、(a)下地層上にレジストを形成する
ステップと、(b)前記レジストに対して選択的に露光
を行い、露光部と未露光部とを形成するステップと、
(c)前記露光部及び前記未露光部のうちの一方を第1
の領域とし、現像液に対する溶解速度が前記第1の領域
よりも低い他方を第2の領域として、前記ステップ
(b)の後に前記レジストに対して前記現像液を用いて
現像処理を行って、(c−1)前記第1の領域において
前記レジストをその厚さ方向に第1の速度で除去する工
程と、(c−2)前記工程(c−1)の後に、前記第2
の領域において前記第1の速度よりも遅い第2の速度で
除去する工程とを有するステップとを備える。
【0006】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記第2の領域は前記第1の領域によって同じ大
きさ形に区画して並べられた複数の第3の領域を含み、
前記複数の第3の領域は少なくとも当該第3の領域1つ
分空けて配置されている。
【0007】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記複数の第3の領域の各々は細長い配線形成用
である。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.まず、実施の形態
1について説明する。パターニングされたレジストの形
成方法について説明する。具体例として、図1及び図2
に示す寸法のレジストを形成する場合を説明する。図1
は半導体ウェハの一部断面図である。図2は図1に示す
構造を上から眺めた一部平面図である。
【0009】図1及び図2に示すように、レジストパタ
ーン2は下地層1上に形成されている。レジストパター
ン2のライン、レジストパターン2のスペース、高さの
所望寸法はそれぞれ0.10μm、0.30μm、0.
45μmである。ラインの所望寸法とスペースの所望寸
法との和(ピッチ)は0.4μmである。
【0010】下地層1は、レジストパターン2の下に形
成されている層である。例えば、アルミ配線を形成する
場合ならば、下地層1はアルミ層であり、細長い配線形
成用のレジストパターン2をマスクとして下地層1をエ
ッチングすることによって、下地層1をアルミ配線にな
るようにパターニングする。
【0011】図1及び図2に示す構造を形成するための
方法を、図3〜図7を用いて説明する。図3,5,6
は、半導体ウェハの一部断面図である。図4は、露光し
ている状態において、図3に示す構造を上から眺めた一
部平面図である。
【0012】図7は、露光装置の一例であって、ステッ
パである。図7の露光装置は、照明SA、コンデンサレ
ンズSB、レチクルSC、投影レンズSD、ステージS
Eを含む。ステージSEには半導体ウェハWが載置され
ている。照明SAは、光源SA1、フライアイレンズS
A2、遮光板SA3を含む。動作について簡単に説明す
ると、照明SAは露光光を発する。照明SAが発した光
は、コンデンサレンズSB、レチクルSC、投影レンズ
SDを介してステージSE上の半導体ウェハWに照射さ
れる。このように、レチクルSCを介して半導体ウェハ
W上に形成されているレジストを露光する。これによっ
て、半導体ウェハW上に塗布されているレジストの表面
に、レチクルSCからのパターンP1が転写される。パ
ターンP1の焦点の位置は、投影レンズSDによって調
節することができる。
【0013】さて、レジストの形成方法について、ま
ず、下地層1上に厚さが0.50μmのポジ型のレジス
ト2aを塗布形成する。
【0014】次に、露光装置を用いて、半導体ウェハW
上に塗布されているレジスト2aの表面に、レチクルS
CからのパターンP1を転写する。これによって、レジ
スト2aに対して選択的に露光を行い、第1及び第2の
領域を形成する。実施の形態1では、第1の領域は露光
光が照射され、レチクルSCからのパターンP1の一部
である露光部R1である。未露光部R2はレジスト2a
のうち、露光光が照射されない領域であり、実施の形態
1における第2の領域である。未露光部R2はレジスト
2aのうち、露光光が照射されない領域である。未露光
部R2のピッチは所望寸法に等しい0.40μmに設定
されている。未露光部R2のラインの寸法は所望寸法の
0.10μmより大きくすればよく、ここでは、0.1
5μmに設定されている。複数の未露光部R2は露光部
R1によって同じ大きさ形に区画されている。レジスト
2aはポジ型なので、未露光部R2の後述の現像液に対
する溶解速度が露光部R1よりも低くなる。溶解速度
は、現像液がレジスト2aを単位時間に溶解させる量を
意味する。露光部R1及び未露光部R2の溶解速度は、
例えば図21のグラフによって決まる。露光量を調節す
ることによって、露光部R1及び未露光部R2の溶解速
度を設定する。
【0015】次に、レジスト2aに対して現像液を用い
て現像処理を行う。ここでは、半導体ウェハWを現像液
に185sec間(現像時間)だけ浸す。現像液は例え
ばTMAH(Tetra Methyl Anmonium Hydroxydo)を用
いればよい。これによって、レジスト2aのうち、未露
光部R2内の一部を所望寸法のレジストパターン2とし
て残す。
【0016】185secという現像時間は、現像液の
露光部R1及び未露光部R2の溶解速度、露光部R1の
寸法、及びレジストパターン2の所望寸法に基づいて予
め求められたものである。つまり、露光部R1の溶解速
度と寸法とによって露光部R1のレジスト2aを溶かす
のに必要な時間を求めることができる。未露光部R2内
の溶解速度と所望寸法とによって未露光部R2内のレジ
スト2aを溶かすのに必要な時間を求めることができ
る。これらの時間を足し合わせたものが現像時間にな
る。
【0017】まず、半導体ウェハWを現像液に浸すこと
によって、半導体ウェハWの現像を開始する。露光部R
1内の溶解速度は非常に速い第1の速度で(約0.1μ
m/sec程度)、現像を開始してから僅か5sec後
で、図5の構造のようになる。レジスト2aは厚さ方向
に除去され、レジスト2aのうち、露光部R1のうちの
ほとんどが除去される。この時点でのレジスト2aのラ
インの寸法は、未露光部R2より一回り大きい0.17
2μmである。図5の状態から、溶解速度は急激に小さ
くなり、溶解速度は0.2nm/sec(=0.000
2μm/sec)に近づく。レジスト2aの両側から溶
解されるので、溶解速度は実質的に倍の約0.4nm/
secである。よって、レジスト2aのラインの寸法が
未露光部R2と同じ寸法の0.15μmになるには(図
6)、図5の状態から55sec(=(0.172−
0.150)/0.0004)を要する。以上のように
して、露光部R1においてレジスト2aはその厚さ方向
に第1の速度(>0.2nm/sec)で除去され、そ
の後、0.2nm/sec程度の遅い第2の速度で幅方
向へとエッチングが進む。
【0018】引き続き、図6の状態からも、溶解速度は
約0.2nm/secである。よって、図6の状態か
ら、125sec(=(0.150−0.100)/
0.0004)だけ現像すれば、レジスト2aは所望寸
法のレジストパターン2として残る。以上のようにし
て、未露光部R2においても第1の速度よりも遅い第2
の速度(=0.2nm/sec)でレジスト2aを除去
する。
【0019】なお、レジストパターン2の高さの寸法に
ついては、185sec間で少なくとも0.037μm
(=185×0.0004)程度、等方的に除去される
ので、ほぼ所望寸法の0.45μmになる。また、レジ
ストパターン2のピッチの寸法については、隣り合うレ
ジストパターン2が同様に溶解するので、0.4μmの
ままである。
【0020】以上のようにして、未露光部R2より微細
な所望寸法のレジストパターン2を形成することができ
る。しかも、レジストパターン2が得られるまでは、レ
ジスト2aをその厚さ方向に第1の速度(>0.2nm
/sec)で迅速に溶解し、その後第2の速度でゆっく
りと溶解するので、未露光部R2に対して細かなパター
ニングを行うための時間設定に大きなマージンを許すこ
とができる。その後、所定の工程を経て、微細なレジス
トパターン2に基づいて形成された半導体集積回路を有
する半導体装置が完成する。
【0021】また、以上のように未露光部R2の寸法を
所望寸法より大きくすればよいわけである。しかし、単
に大きくすればよいというわけではなく、望ましい範囲
がある。これについて、シミュレーションを用いて検討
したので、下記に説明する。
【0022】まず、レチクルSCのパターンP1のライ
ンの寸法,スペースの寸法をそれぞれ所望寸法に等しい
0.10μm,0.30μmにして、シミュレーション
を行った。その結果を、図11に示す。図11の横軸は
後述のデフォーカス(単位μm)であり、レジストパタ
ーン2のラインの寸法であって、現像開始時点から60
sec後の寸法(単位μm)である。条件としては、露
光光の波長を248nm(KrF)、投影レンズSDの
開口数(レンズの大きさ)NA=sinθ1=0.55
になるように設定した。照明は通常照明(σ=0.8)
を用いた。sinθ2=NA/m、sinθ3=σ×s
inθ2である(m:倍率)。通常照明は遮光板SA3
の開口Hを図9に示す形状にしたものである。σは可干
渉性を示す度合いである。また、露光量(単位:mJ/
cm2)も10%づつ変えており、グラフの上の曲線ほ
ど露光量が小さい。デフォーカスは、焦点がレジスト2
a表面に位置した状態からのずれである。
【0023】ここで、レチクルSCのパターンP1のラ
インと同じ寸法(サイジングレベル)のレジストパター
ン2を形成する場合を考える。なお、ここでは、レジス
トパターン2のラインの寸法は、±0.02μmの誤差
で許容され、デフォーカスは±0.8μm内で変動する
とする。この場合、図11によると、デフォーカスの変
動に対してラインの寸法が0.1μm±0.02μmの
レジストパターン2を形成する露光量が存在しないの
で、この寸法のレジストパターン2を形成することがで
きない。
【0024】また、通常照明を変形照明に変えて、通常
照明の場合と同様にして、シミュレーションを行った。
変形照明は、図10の2/3輪帯、つまり、図9の通常
照明に、開口Hの2/3の半径の遮光円を同心円状に設
けたものである。シミュレーションの結果を図12に示
す。この場合も、デフォーカスの変動に対して誤差が±
0.02μmのサイジングレベルのレジストパターン2
を形成することができる露光量は存在しない。
【0025】次に、未露光部R2のラインの寸法を所望
寸法の0.10μmより大きい0.15μmにし、スペ
ースの寸法を0.25μmにし、上記と同様にして、シ
ミュレーションを行った。その結果を、図13及び図1
4に示す。図13は通常照明を用いた場合であり、図1
4は変形照明を用いた場合である。図13の場合も、デ
フォーカスの±0.8μmの変動に対して誤差が±0.
02μmのサイジングレベルのレジストパターン2を形
成することができる露光量は存在しない。
【0026】しかし、図14の場合は、±0.8μm以
上の変動量で変動するデフォーカスに対しても、誤差が
±0.02μmのサイジングレベルのレジストパターン
2を形成することができる露光量が存在する(グラフL
1)。しかも、図14において、デフォーカスが変化し
ても、ラインの寸法がほぼ0.20μmで一定になる露
光量のあることが分かった(グラフL2)。図14で
は、ラインの寸法がサイジングレベル(ここでは、0.
15μm)より0.04μm大きい0.19μmで一定
になる。このように、ラインの寸法をスペース以下の寸
法、つまり、複数の未露光部R2(第3の領域)は少な
くとも未露光部R2の1つ分空けて配置されていれば、
デフォーカスのマージンを大きくすることができる。
【0027】また、ラインとスペースとを同じ寸法にす
ることについて、実験を行った。実験データを図15〜
図18に示す。この実験では、未露光部R2のラインの
寸法,スペースの寸法のどちらも0.30μmにした。
【0028】図15は露光量とレジストのラインの寸法
CDとの関係を示すグラフである。図15に示すよう
に、この実験では、露光量を様々に変えて行った。露光
量を変えても、現像を開始してから60sec後と12
0sec後との間で除去されるレジストの量はほぼ一定
になった。
【0029】図16はフォーカスとレジストのラインの
寸法CDとの関係を示すグラフである。図16に示すよ
うに、この実験では、フォーカスを様々に変えて行っ
た。フォーカスを変えても、現像を開始してから60s
ec後と120sec後との間で除去されるレジストの
量はほぼ一定になった。
【0030】以上のように、未露光部R2のラインとス
ペースとを同じ寸法にすれば、フォーカスや露光量に依
存することなく、現像を開始してからの時間経過に対す
るレジストの除去量はほぼ一定にできる。
【0031】図17及び図18は、この実験で得られた
レジストパターン2を情報から撮影したSEM写真を模
写したものであって、図17は現像を開始してから60
sec後、図18は現像を開始してから120sec後
のものである。SEMの機能を使って、寸法を測定した
ところ、レジストパターン2のラインの寸法は、現像を
開始してから60sec後では、0.192μmであ
り、120sec後では、0.121μmになった。
【0032】なお、以上の説明では、例えば細長い配線
形成用のレジストパターン2について説明したが、他の
形状のレジストパターン2に適用してもよい。例えば、
図19に示すような形状のレジストパターン2に適用し
てもよい。図19は半導体ウェハWを上から眺めた一部
平面図である。図19のレジストパターン2では、多角
形の多くのホールが設けられ、正方形のホールの底部に
は、下地層1が露出している。また、図19に示すレジ
ストパターン2を得るのに行った露光している状態を上
から眺めた一部平面図を図20に示す。図20の露光部
R1は、図19の多角形のホールに対応しており、多角
形である。
【0033】なお、図19及び図20の多角形のホール
や露光部R1は正方形である。これは、ラインスペース
パターンと同様に考えて、露光部R1の寸法と未露光部
R2の寸法とが等しいほど、最もデフォーカスのマージ
ンを大きくすることができるためである。図19では、
未露光部R2のピッチの寸法は0.4μmであり、未露
光部R2のスペースの寸法は、0.2μmである。この
現像の後、上記のラインスペースパターンの場合と同様
に現像を行うことによって、図19に示すように、未露
光部R2のラインの寸法が0.1μmのレジストパター
ン2を形成することがでる。
【0034】実施の形態2.未露光部R2内のレジスト
2aの一部を除去する分、従来と比較して、現像時間が
長くなる。そこで、実施の形態2では、未露光部R2内
の溶解速度を速くする。これによって、現像時間を従来
と同程度にする。
【0035】例えば、未露光部R2内の溶解速度を0.
0008μmに設定する。例えば現像を開始してから5
sec後のレジスト2aのラインの寸法が実施の形態1
と同様に0.172μmとすれば、55×0.0008
/0.0002=約14(sec)だけ現像時間を追加
することで、合計20秒足らずで0.1μm幅のレジス
トパターン2を得ることができる。あるいは、露光時間
が短く、現像を開始してから5sec後のレジスト2a
のラインの寸法が0.188μmであれば(0.188
−0.1)/(0.0008×2)=55(sec)だ
け現像時間を追加する。
【0036】次に、2種類のレジストの溶解速度特性曲
線を図21に示す。未露光部R2の溶解速度は、一方の
レジストが0.05nm/sec、他方が0.5nm/
secである。未露光部R2の溶解速度が0.2nm/
sec(一方のレジストの溶解速度特性曲線の変化点)
以上、1.5nm/sec(他方のレジストの溶解速度
特性曲線の変化点)以下であれば、本発明による現像時
間を従来による一般的な現像時間と同程度にすることが
できる。
【0037】図21の2種類のレジストはどちらもKr
Fである。KrFのレジストではPHS樹脂の水酸基の
一部を保護化している。保護化率を低減することによっ
て、溶解速度を速くすることができる。保護化率の低減
は、例えば、レジストに含めるPVP(Poly-Vinyl-phe
nol)とt−BOC(tertialy Butoxy Carbonyl)との
割合を調節すれば可能である。しかし、保護化率を低減
すると、露光部R1と未露光部R2との境界を溶解する
際に急峻さを決定する、溶解速度の変化率(傾きγ)が
一般的に低下する。図5でも、発明のレジストの方は傾
きγが滑らかになっている。この傾きγが極端に低下し
ないように、レジストに添加物(例えば、塩基性アミ
ン)を入れて調整できる。この2種類のレジストを用い
たときのシミュレーションの結果を図22及び図23に
示す。
【0038】図22及び図23の横軸は後述のデフォー
カス(単位μm)であり、縦軸はデフォーカスで得られ
るレジストパターン2のラインの寸法であって、現像を
開始した時点から60sec後の寸法(単位μm)であ
る。条件としては、露光光の波長を248nm(Kr
F)、投影レンズSDの開口数(レンズの大きさ)NA
=0.6になるように設定した。照明は通常照明(σ=
0.75)を用いた。レチクルSCのパターンP1のラ
インの寸法とスペースの寸法とをそれぞれ0.14μ
m,0.24μmにした。また、寸法精度の向上を図る
ためにレジスト2aの上面と下面とにTARC及びBA
RC(ARC:反射防止膜)を設けた。TARC、レジ
スト2a、BARCの厚さはそれぞれ430オングスト
ローム、7600オングストローム、800オングスト
ロームである。図22は本発明のレジストを用いた場
合、図23は従来のレジストを用いた場合である。露光
量も様々に変えてみた。グラフの上の曲線ほど、露光量
が小さい。
【0039】図23の従来のレジストの場合では、デフ
ォーカスの影響が最も少ないラインの寸法CD(ピポタ
ル寸法)は約0.15μmである。次に、現像を開始し
てから60秒後に、ラインの寸法CDが約0.10μm
になるように、露光量を設定した場合、デフォーカスが
変動すると、寸法CDも大きく変化する。
【0040】一方、図22の本発明のレジストの場合で
は、ピボタル寸法は約0.08μm〜約0.09μmで
ある。このように、本発明のレジストを用いれば、従来
と同じ現像時間で、しかも従来よりもデフォーカスのマ
ージンを広くして、約0.10μmの寸法のラインのレ
ジストパターン2を形成できる。
【0041】デフォーカスが変化しても、レジストの寸
法が変化しないようにするためには、従来では、露光部
R1内の溶解速度と未露光部R2内の溶解速度との差を
大きくすればよいと言われていた。しかし、図21から
検討すると、露光部R1と未露光部R2との境界を溶解
するときが最もレジストの除去量にバラツキが生じやす
い。したがって、傾きγが極めて高いと、溶解速度が露
光部のレベルから未露光部のレベル(図21の発明のレ
ジストでは300nm/secから0.4nm/se
c)へ移り変わる時間が非常に短くなり、上記のバラツ
キが小さくなる。よって、未露光部の溶解速度を高くし
たとしても、傾きγが高ければ、デフォーカスが変化し
ても、レジストの寸法が変化しないようにすることがで
きる。
【0042】変形例.なお、上記のレジスト2aは、ポ
ジ型であるが、これに代えて、ネガ型でもよい。レジス
トがネガ型の場合は、露光部(第2の領域)の現像液に
対する溶解速度が非露光部(第1の領域)よりも低くな
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ステッ
プ(b)において行われる選択的な露光において区別さ
れる露光領域/非露光領域の寸法よりも、より細かな寸
法でレジストをパターニングすることができる。しか
も、パターニングされたレジストが得られるまでは、レ
ジストを第1の速度で迅速に溶解し、その後第2の速度
でゆっくりと溶解するので、第2の領域に対して細かな
パターニングを行うための時間設定に大きなマージンを
許すことができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、例えば、
複数の第3の領域を当該第3の領域1つ分だけ空けて配
置すれば、フォーカスのマージンを大きくすることがで
きる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、細長い配
線形成用に適用することが、微細化、フォーカスのマー
ジン等のおいて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法を説明するための断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法を説明するための平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法を説明するための断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法を説明するための平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法を説明するための断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法を説明するための断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法で用いる露光装置を示す概念図である。
【図8】 本発明の実施の形態1のレジストのパターニ
ング方法を説明するための平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態1の説明のレジストのパ
ターニング方法を説明するために用いる通常照明を示す
平面図である。
【図10】 本発明の実施の形態1の説明のレジストの
パターニング方法を説明するために用いる変形照明を示
す平面図である。
【図11】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図12】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図13】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図14】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図15】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図16】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図17】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するための実験写真を模写した図であ
る。
【図18】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するための実験写真を模写した図であ
る。
【図19】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するための平面図である。
【図20】 本発明の実施の形態1のレジストのパター
ニング方法を説明するための平面図である。
【図21】 本発明の実施の形態2のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図22】 本発明の実施の形態2のレジストのパター
ニング方法を説明するためのグラフである。
【図23】 従来のレジストのパターニング方法を説明
するためのグラフである。
【符号の説明】
1 下地層、2 レジストパターン、2a レジスト、
R1 露光部、R2未露光部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)下地層上にレジストを形成するステ
    ップと、(b)前記レジストに対して選択的に露光を行
    い、露光部と未露光部とを形成するステップと、(c)
    前記露光部及び前記未露光部のうちの一方を第1の領域
    とし、現像液に対する溶解速度が前記第1の領域よりも
    低い他方を第2の領域として、前記ステップ(b)の後
    に前記レジストに対して前記現像液を用いて現像処理を
    行って、 (c−1)前記第1の領域において前記レジストをその
    厚さ方向に第1の速度で除去する工程と、 (c−2)前記工程(c−1)の後に、前記第2の領域
    において前記第1の速度よりも遅い第2の速度で除去す
    る工程と、を有するステップと、を備えるレジストのパ
    ターニング方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の領域は前記第1の領域によっ
    て同じ大きさ形に区画して並べられた複数の第3の領域
    を含み、前記複数の第3の領域は少なくとも当該第3の
    領域1つ分空けて配置されている請求項1記載のレジス
    トのパターニング方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の第3の領域の各々は細長い配
    線形成用である請求項2記載のレジストのパターニング
    方法。
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