JPH0619096Y2 - インバータの電流及び過負荷検出装置 - Google Patents
インバータの電流及び過負荷検出装置Info
- Publication number
- JPH0619096Y2 JPH0619096Y2 JP8115288U JP8115288U JPH0619096Y2 JP H0619096 Y2 JPH0619096 Y2 JP H0619096Y2 JP 8115288 U JP8115288 U JP 8115288U JP 8115288 U JP8115288 U JP 8115288U JP H0619096 Y2 JPH0619096 Y2 JP H0619096Y2
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- JP
- Japan
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- circuit
- output
- signal
- integrator
- detection
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インバータの電流検出装置、特にトランジス
タ又はサイリスタ等を用いたインバータの出力電流検出
に好適な電流及び過負荷検出装置に関するものである。
タ又はサイリスタ等を用いたインバータの出力電流検出
に好適な電流及び過負荷検出装置に関するものである。
最近では、交流電動機等を負荷するインバータは、パワ
ートランジスタを利用したものが一般的である。この場
合、インバータは、パルス幅変調方式によるインバータ
が一般的であり、その電流制御特性は満足されるべき基
本条件の1つである。
ートランジスタを利用したものが一般的である。この場
合、インバータは、パルス幅変調方式によるインバータ
が一般的であり、その電流制御特性は満足されるべき基
本条件の1つである。
ところで、このような出力電流制御を達成するために
は、現実のインバータ出力電流を直流分も含めて何等か
の手段で検出する必要があり、このため従来は、出力側
に検出抵抗を設け、絶縁のためトランジスタや絶縁アン
プを用いる方式やホール素子を用いる方式等があった。
は、現実のインバータ出力電流を直流分も含めて何等か
の手段で検出する必要があり、このため従来は、出力側
に検出抵抗を設け、絶縁のためトランジスタや絶縁アン
プを用いる方式やホール素子を用いる方式等があった。
又、過負荷検出を行う際、従来は、三相電流を全波整流
し、コンパレータを用いるという方式をとっていた。
し、コンパレータを用いるという方式をとっていた。
従来のトランスを用いて絶縁を図る方式では、回路構成
が非常に複雑であり、部品点数も多く、又この回路のた
めの電源が別に必要である等、スペース的にも経済的に
も問題がある。また絶縁アンプを用いる場合も電源は別
に必要となる。またホール素子を用いる方式では、ホー
ル素子の温度安定性によりオフセットが生じるという問
題がある。更に過負荷検出においては従来方式は回路構
成が複雑であった。
が非常に複雑であり、部品点数も多く、又この回路のた
めの電源が別に必要である等、スペース的にも経済的に
も問題がある。また絶縁アンプを用いる場合も電源は別
に必要となる。またホール素子を用いる方式では、ホー
ル素子の温度安定性によりオフセットが生じるという問
題がある。更に過負荷検出においては従来方式は回路構
成が複雑であった。
従って本考案は以上の様な従来方式のもつ問題点を解消
し、インバータの出力電流を忠実に検出するとともに過
負荷検出も行う電流検出装置を提供することを目的とす
る。
し、インバータの出力電流を忠実に検出するとともに過
負荷検出も行う電流検出装置を提供することを目的とす
る。
本考案はこの目的を達成するため、インバータの出力側
負荷電流回路に挿入された検出抵抗を介して出力電流に
比例した出力信号を検出し、この信号をパルス幅変調し
た後、フォトカプラにより伝送し、この伝送された信号
をフィルタ回路に通して復調して出力電流を再現する。
この回路に必要な電源はインバータのトランジスタベー
ス駆動用電源を利用する。又過負荷検出にはフォトカプ
ラ2次側のパルス信号を用い入力抵抗、オペアンプ及び
コンデンサから成る積分器とコンパレータ及び前記パル
ス信号がローレベルの時は積分器をリセットするために
オン状態となり、またハイレベルの時は積分器をセット
するためにオフ状態となる電子スイッチから成る簡単な
過負荷検出負荷検出回路を付加したものである。
負荷電流回路に挿入された検出抵抗を介して出力電流に
比例した出力信号を検出し、この信号をパルス幅変調し
た後、フォトカプラにより伝送し、この伝送された信号
をフィルタ回路に通して復調して出力電流を再現する。
この回路に必要な電源はインバータのトランジスタベー
ス駆動用電源を利用する。又過負荷検出にはフォトカプ
ラ2次側のパルス信号を用い入力抵抗、オペアンプ及び
コンデンサから成る積分器とコンパレータ及び前記パル
ス信号がローレベルの時は積分器をリセットするために
オン状態となり、またハイレベルの時は積分器をセット
するためにオフ状態となる電子スイッチから成る簡単な
過負荷検出負荷検出回路を付加したものである。
上記手段により、絶縁はフォトカプラで実現されてお
り、絶縁電源も不要で、回路構成も簡単になり、部品点
数も減る。またオフセットも低減できると同時に簡単な
回路で過負荷検出も行える。
り、絶縁電源も不要で、回路構成も簡単になり、部品点
数も減る。またオフセットも低減できると同時に簡単な
回路で過負荷検出も行える。
以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の回路ブロック図で、トランジスタ・イ
ンバータの出力側の負荷電流路に挿入された検出抵抗1
を介して1段目のオペアンプ3で出力電流に比例した出
力信号を検出する。なお2はゲイン抵抗である。
ンバータの出力側の負荷電流路に挿入された検出抵抗1
を介して1段目のオペアンプ3で出力電流に比例した出
力信号を検出する。なお2はゲイン抵抗である。
この検出信号をコンパレータ4と三角波発生回路5から
成るパルス幅変調回路によってパルス幅変調し、この信
号をフォトカプラ6により伝送し、これにより絶縁が図
れる。なお7はプルアップ抵抗である。
成るパルス幅変調回路によってパルス幅変調し、この信
号をフォトカプラ6により伝送し、これにより絶縁が図
れる。なお7はプルアップ抵抗である。
伝送された信号はフィルタ回路8を通して復調された出
力電流が再現される。この回路の電源にはベースドライ
ブ用の電源1Eを利用する。
力電流が再現される。この回路の電源にはベースドライ
ブ用の電源1Eを利用する。
次に過負荷(オーバーロード以下O・Lと略す)検出回
路IIについて説明する。
路IIについて説明する。
まず、フォトカプラ6の2次側のPWM信号を積分器9
のリセット信号として用いる。即ちPWM信号がローレ
ベルの時は電子スイッチ92がオン状態となって積分器
9をリセットする。
のリセット信号として用いる。即ちPWM信号がローレ
ベルの時は電子スイッチ92がオン状態となって積分器
9をリセットする。
正常時は、PWM信号波形は第2図(A)に示すように
なっており、積分器9の出力は同図(B)の通りであ
る。
なっており、積分器9の出力は同図(B)の通りであ
る。
O・L時、即ちオペアンプ3の出力信号がPWM信号の
三角レベルを越えると、PWM信号の波形は第2図
(C)に示すようになり、積分器9出力は同図(D)の
ようになる。この出力がコンパレータ10の設定レベル
を超えると、第2図(E)のようなコンパレータ出力信
号、即ちO・L検出信号が得られる。ここでコンパレー
タレベルは可変抵抗11により設定する。
三角レベルを越えると、PWM信号の波形は第2図
(C)に示すようになり、積分器9出力は同図(D)の
ようになる。この出力がコンパレータ10の設定レベル
を超えると、第2図(E)のようなコンパレータ出力信
号、即ちO・L検出信号が得られる。ここでコンパレー
タレベルは可変抵抗11により設定する。
以上述べたように、本考案は、従来方式に比べ回路構成
が非常に簡単であり、部品点数も少なく、又、この回路
ではベースドライブ用電源を利用するため、特別に電源
を用意する必要もなく、スペース的にも経済的にも優れ
たものである。
が非常に簡単であり、部品点数も少なく、又、この回路
ではベースドライブ用電源を利用するため、特別に電源
を用意する必要もなく、スペース的にも経済的にも優れ
たものである。
又、使用部品の設定、補償等によりオフセットも低減で
きる。同時に過負荷検出も簡単な回路構成で行える。
きる。同時に過負荷検出も簡単な回路構成で行える。
第1図は本考案の電流検出装置の回路ブロック図、第2
図は過負荷(オーバーロード)検出タイミングチャート
である。 I……電源検出回路 II……過負荷検出回路 1……検出抵抗 2……ゲイン抵抗 3……オペアンプ 4……コンパレータ 5……三角波発生回路 6……フォトカプラ 7……プルアップ抵抗 8……フィルタ回路 9……積分器 10……コンパレータ 11……コンパレータレベル可変抵抗
図は過負荷(オーバーロード)検出タイミングチャート
である。 I……電源検出回路 II……過負荷検出回路 1……検出抵抗 2……ゲイン抵抗 3……オペアンプ 4……コンパレータ 5……三角波発生回路 6……フォトカプラ 7……プルアップ抵抗 8……フィルタ回路 9……積分器 10……コンパレータ 11……コンパレータレベル可変抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】インバータの出力側の負荷電流路に挿入さ
れた検出抵抗と、この検出抵抗の両端の電位差を増巾す
るオペアンプ回路及びその出力を入力端とするパルス幅
変調回路と、その出力信号を絶縁して伝送するフォトカ
プラと、このフォトカプラを介して伝送される信号を復
調するフィルタ回路から成るインバータ電流検出回路1
と、入力抵抗、オペアンプ及びコンデンサから成る積分
器、その出力信号を基準過負荷電圧と比較するコンパレ
ータ及び前記コンデンサと並列に接続され、フォトカプ
ラの2次側のパルス幅変調信号がローレベルの時は積分
器をリセットするためにオン状態となり、またハイレベ
ルの時は積分器をセットするためにオフ状態となる電子
スイッチとから成る過負荷検出回路IIを具備したことを
特徴とするインバータの電流及び過負荷検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115288U JPH0619096Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | インバータの電流及び過負荷検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115288U JPH0619096Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | インバータの電流及び過負荷検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH025076U JPH025076U (ja) | 1990-01-12 |
JPH0619096Y2 true JPH0619096Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31305949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8115288U Expired - Lifetime JPH0619096Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | インバータの電流及び過負荷検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619096Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007327823A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Denso Corp | 車載バッテリの電流測定方法および電流測定装置 |
JP5798328B2 (ja) * | 2011-02-01 | 2015-10-21 | セイコーインスツル株式会社 | スイッチングレギュレータ制御回路及びスイッチングレギュレータ |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP8115288U patent/JPH0619096Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH025076U (ja) | 1990-01-12 |
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