JPH067371Y2 - 交流安定化電源 - Google Patents

交流安定化電源

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JPH067371Y2
JPH067371Y2 JP12117987U JP12117987U JPH067371Y2 JP H067371 Y2 JPH067371 Y2 JP H067371Y2 JP 12117987 U JP12117987 U JP 12117987U JP 12117987 U JP12117987 U JP 12117987U JP H067371 Y2 JPH067371 Y2 JP H067371Y2
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JP
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circuit
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power
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JP12117987U
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徳嘉 菊池
和祥 冨士
二三寿 梅都
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菊水電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は出力トランスを用いないで出力交流電圧レンジ
を切換える交流安定化電源に関する。
(従来の技術) 従来の交流電源は出力トランスを持っているため、出力
トランスの巻線の直列と並列を切換えるだけで出力電圧
が1倍か、2倍かを容易に選択出来た。しかしながら、
出力トランスが接続されているため、低い周波数の出力
を得るのは困難であり、直流は出力されなかった。ま
た、出力トランスの性能のため、高い周波数を出力する
のも困難であった。
又、出力特性の高帯域化のために入力トランスをつけ
て、出力トランスをなくす交流電源もあるが、それだけ
では、出力の電圧レンジ切換えが出来ず、2倍の電圧が
必要な場合、2第の直列運転が必要であった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、1台の交
流電源内部に2つの電力増幅器を設けることにより、出
力交流電圧レンジを1倍と2倍に切換えることができ、
しかも、出力交流電圧の安定度、歪率、応答速度を向上
し得る交流安定化電源を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段と作用) 本考案は上記目的を達成するために、入力電源交流電圧
が直流電圧に変換される交流−直流交換回路と、この交
流−直流変換回路からの直流電圧が電源として供給され
出力交流電力が負荷に供給される電力増幅器とよりなる
回路を2系統備え、前記2系統の電力増幅器がそれぞれ
定電圧回路に構成され、それぞれの電力増幅器により1
80°位相のずれた信号が増幅され、2系統の電力増幅
器の出力間より負荷へ交流電力が供給されるように構成
された第1の回路と、前記2系統の電力増幅器のうち一
方の電力増幅器が定電圧回路に構成されると共に他方の
電力増幅器が一方の電力増幅器と同じ電流が流れるよう
に定電流回路に構成され、両方の電力増幅器の結合点と
2系統の交流−直流変換回路のコモンの結合点の間より
負荷へ交流電力が供給されるように構成された第2の回
路と、前記第2の回路と第1の回路を切り換える手段と
を具備することを特徴とするもので、前記第1の回路と
第2の回路を切換えることによって、例えば200V系
あるいは100V系等の交流電源における出力電圧レン
ジの切換えができ、両レンジ共同−電力を取出すことが
できる。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
即ち、第1図は出力電圧2倍,電流1倍の動作回路を構
成した場合で、入力側に電源トランス1が設けられ、こ
のトランス1の1次巻線には入力商用電源2が接続され
る。前記トランス1の第1の2次巻線及び第2の2次巻
線には夫々交流−直流変換回路3,4の入力端が接続さ
れ、この交流−直流変換回路3,4の出力端は夫々対応
したA級またはB級(AB級)の電力増幅器(パワーア
ンプ)5,6の供給電源端に接続される。この電力増幅
器5の反転入力端には基準電源7が接続されると共に、
この基準電源7は位相反転回路8を介して電力増幅器6
の反転入力端に接続される。前記電力増幅器5,6の出
力端は夫々対応した電流検出抵抗9,10及び電圧帰還
回路11,12を介して負荷13に接続される。前記電
力増幅器5,6の非反転入力端は夫々対応した電圧帰還
回路11,12に接続され、この電圧帰還回路11,1
2の接続点には基準電源7が接続される。前記電力増幅
器5,6はフルブリッジアンプを構成する。
即ち、商用電源2からの入力交流電圧を交流−直流変換
回路3,4で所定の直流電圧+Vcc1,−Vcc1,
+Vcc2,−Vcc2に変換した後、電力増幅器5,
6に供給電源として加える。この各電力増幅器5,6は
定電圧動作し、夫々180°位相のずれた交流電圧信号
を増幅し、各電力増幅器5,6の出力間より負荷13へ
交流電力を供給する。この場合、電力増幅器5,6はフ
ルブリッジアンプを構成するため、負荷13に加えられ
る出力電圧は1つの電力増幅器の出力電圧の2倍とな
り、出力電流は1つの電力増幅器の出力電流と同一の1
倍となる。したがって、ひとつの電力増幅器の出力電圧
を100Vとすれば、出力電圧200Vの200Vレン
ジとなる。
第2図は第1図の電力増幅器5,6の具体例で、スイッ
チS1,S2,S3,S4,S5を黒丸側に接続し、出
力電圧200Vレンジの回路に切換えた場合である。即
ち、第1の電力増幅器5は定電圧アンプであり、出力端
14,15より負帰還をかけている。又、第2の電力増
幅器6も定電圧アンプであるが、基準電源7よりの基準
電圧を位相反転回路8で180°位相反転して印加して
いる。従って、例えば基準電圧がコモン点に対して負の
電位の時はトランジスタQ1とトランジスタQ4がオン
して実線のように電流が流れて抵抗負荷13が接続され
る出力端14,15にはN側を基準とすると、正の電圧
波形が出力される。
一方、基準電圧がコモン点に対して正の電位の時にはト
ランジスタQ2とQ3がオンして点線のように電流が流
れて出力端14,15にはN側を基準とすると負の電圧
波形が出力される。尚、トランジスタQ1〜Q4のオン
抵抗,電流検出抵抗その他各部配線のドロップ等を無視
した場合、出力電圧の最大ピーク値を2Vccとなる。
第3図は出力電圧1倍、電流2倍動作の回路を構成した
場合で、第1の電力増幅器5が定電圧動作をし、第2の
電力増幅器6が第1の電力増幅器5と同じ電流が流れる
様に定電流動作を行なう。2つの電力増幅器5,6の出
力端結合点と、2つの交流−直流変換回路3、4のコモ
ン結合点との間より負荷13へ交流電力を供給する構成
とする。この場合、負荷13へ加えられる出力電圧は電
力増幅器の1つ分であるが、出力電流は1つの電力増幅
器の2倍となる。したがって、ひとつの電力増幅器の出
力電圧を100Vとすれば、出力電圧100Vの100
Vレンジとなる。
第4図は第3図の電力増幅器の具体例を示し、スイッチ
S1〜S5を白丸側に接続し、出力電圧100Vレンジ
の回路に切換えた場合である。即ち、第1の電力増幅器
5は定電圧アンプであり、第2図と同様に動作する。一
方、第2の電力増幅器6は定電流アンプであり、第1の
電力増幅器5側の電流検出抵抗9の両端電圧を基準電圧
として第2の電力増幅器6側の電流検出抵抗10の両端
電圧で負帰還をかけ、両方の電流検出抵抗9,10の両
端電圧が等しくなるように電流を流す。この場合、電流
検出抵抗9,10の値を等しくおけば第1の電流増幅器
5及び第2の電流増幅器6の出力電流は同一となる。従
って、基準電源7の基準電圧がコモン点に対して負の電
位の時は、トランジスタQ1とQ3がオンして実線のよ
うに電流が流れて、出力端14,15には抵抗負荷時、
N側を基準とする正の電圧波形が出力される。一方、基
準電源7の基準電圧がコモン点に対して正の電位の時
は、トランジスタQ2とQ4がオンして点線のように電
流が流れて、出力端14,15にはN側を基準とする負
の電圧波形が出力される。尚、出力電圧の最大ピーク値
は各部の電圧ドロップを無視するとVccとなる。即
ち、第2図と比較すると、出力電圧は1/2倍、出力電
流は2倍となる。
第5図は出力電圧2倍動作の2台並列運転の回路を示
す。即ち、マスターが第1図と同じ動作をし、スレープ
側の第3の電力増幅器16が第1の電力増幅器5と同じ
電流が流れる様に定電流動作し、第4の電流増幅器17
が第2の電流増幅器6と同じ電流が流れる様に定電流動
作して2台の並列運転をする。
第6図は出力電圧1倍動作の2台並列運転の回路を示
す。即ち、第1の電流増幅器とと同じ電流が流れる様に
第2の電流増幅器6、第3の電流増幅器16,第4の電
流増幅器17が定電流動作をして、2台の並列運転をす
る。
尚、±Vcc1と±Vcc2とでは、必ず同じ電流が流
れるので、電圧の安定化のための検出は1系統のみから
行なって、安定化のためのPWM制御は、同一デューテ
ィーで両回路を制御すれば±Vcc1と±Vcc2は同
じ電圧になる。そのため制御回路が簡単になる。
又、入力にトランスをもっているため、入力電圧は自由
に選ぶことが出来る。
以上のように、入力側に電源(絶縁)トランスを用い、
交流−直流変換回路により適当な直流電圧に変換した
後、電力増幅器の供給電源とし、電力増幅器の出力より
直接負荷へ電力を供給することによって電力交流電圧の
安定度,歪率,応答速度を向上することができる。
又、上記電源トランスの2次側交流電圧を比較的高電圧
に設定し、交流−直流変換回路にサイリスタ位相制御整
流平滑回路あるいは降圧形チョッパスイッチング電源回
路等を用いることにより整流回路の損失(整流器,スイ
ッチング素子等のオン電圧による損失)を小さくし、さ
らに交流−直流変換回路の直流出力電圧を、電力増幅器
の交流出力電圧に応じて出力電圧のピークに歪みを発生
させない程度の限界電圧に常に変化及び安定化させるこ
とにより電力増幅器の効率を向上させることができる。
又、2系統の交流−直流変換回路(各回路はプラス,マ
イナスの2出力を持つ)をサイリスタ位相制御整流平滑
回路あるいはチョッパスイッチング回路によって作る場
合、電圧安定化の為の出力電圧検出は1系統のみで行な
うことができる。
又、第1図,第3図の構成を持った交流安定化電源を複
数台数用意し、第5図,第6図のような構成を行なうこ
とにより、ワンコントロール並列運転を行なうことがで
きる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、1台の交流電源内部
に2つの電力増幅器を設けることにより、出力交流電圧
レンジを1倍と2倍に切換えることができ、しかも、出
力交流電圧の安定度,歪率,応答速度を向上できる交流
安定化電源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例で出力電圧200Vレンジの
例を示す回路図、第2図は第1図の電力増幅器の具体例
を示す回路図、第3図は本考案の一実施例で出力電圧1
00Vレンジの例を示す回路図、第4図は第3図の電力
増幅器の具体例を示す回路図、第5図は本考案に係る出
力電圧2倍動作の2台並列運転の例を示す回路図、第6
図は本考案に係る出力電圧1倍動作の2台並列運転の例
を示す回路図である。 1……入力電源トランス、2……商用電源、3,4……
交流−直流変換回路、5,6……電力増幅器、7……基
準電源、8……位相反転回路、9,10……電流検出抵
抗、11,12……電圧帰還回路、13……負荷.

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力交流電圧が直流電圧に変換される第1
    の交流−直流変換回路及び第2の交流−直流変換回路
    と、 前記第1の交流−直流変換回路の出力端が供給電源端に
    接続された第1の電力増幅器と、 前記第2の交流−直流変換回路の出力端が供給電源端に
    接続された第2の電力増幅器と、 前記第1の交流−直流変換回路のコモン端が第1の出力
    端に接続され又前記第2の交流−直流変換回路のコモン
    端が第2の出力端に接続され又前記第1の電力増幅器の
    出力端が第1の電圧帰還回路を介して前記第1の出力端
    に接続され又前記第2の電力増幅器の出力端が第2の電
    圧帰還回路を介して前記第2の出力端に接続され又前記
    第1の電力増幅器の非反転入力端が前記第1の電圧帰還
    回路に接続され又前記第2の電力増幅器の非反転入力端
    が前記第2の電圧帰還回路に接続され又前記第1の電力
    増幅器の反転入力端が基準電源を介して前記第1の電圧
    帰還回路及び前記第2の電圧帰還回路に接続されると共
    に位相反転回路を介して前記第2の電力増幅器の反転入
    力端に接続された第1の回路と、前記第1の交流−直流
    変換回路のコモン端が前記第1の出力端に接続され又前
    記第2の交流−直流変換回路のコモン端が前記第1の出
    力端に接続され又前記第1の電力増幅器の出力端が前記
    第2の電力増幅器の非反転入力端に接続ると共に前記第
    1の電力増幅器の出力端が前記第1の電圧帰還回路を介
    して前記第1の出力端に接続され又前記第1の電力増幅
    器の出力端が前記第2の出力端に接続され又前記第2の
    電力増幅器の出力端が前記第2の出力端に接続され又前
    記第1の電力増幅器の反転入力端が前記基準電源を介し
    て前記第1の電圧帰還回路に接続され又前記第2の電力
    増幅器の反転入力端が前記第2の電力増幅器の出力端に
    接続された第2の回路とを切り換えるスイッチと を具備することを特徴とする交流安定化電源。
JP12117987U 1987-08-07 1987-08-07 交流安定化電源 Expired - Lifetime JPH067371Y2 (ja)

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JPS6427706U JPS6427706U (ja) 1989-02-17
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