JPH03877Y2 - - Google Patents

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JPH03877Y2
JPH03877Y2 JP13141283U JP13141283U JPH03877Y2 JP H03877 Y2 JPH03877 Y2 JP H03877Y2 JP 13141283 U JP13141283 U JP 13141283U JP 13141283 U JP13141283 U JP 13141283U JP H03877 Y2 JPH03877 Y2 JP H03877Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パルス幅変調(PWM)方式インバ
ータの出力電流回路に関する。
インバータ装置の出力電流の検出には従来から
交流出力側に設けた変流器によつて検出し、検出
の応答性を高めるたには最低2個の変流器を用い
て各出力をV結線又はY結線して出力電流検出を
する。この変流器による検出は、負荷電流(出力
電流)が駆動モードであるのか回生モードである
のへを判定できず、単なる過電流による加速度制
限程度の用途に限られ、インバータの電流マイナ
ー制御などにおける出力電流極性弁別を要するも
のにはそのまま適用できず、この変流器による検
出にインバータ出力電圧と電流との位相弁別回路
を組合わせて構成することになり、結果的に回路
が複雑になるばかりでなく低周波域では極性弁別
の応答性が悪くなる欠点があつた。そして、イン
バータが零ヘルツから最高周波数までの可変周波
数のものでは、零ヘルツ近傍の超低周波では変流
器による電流検出が実質的に不可能になるし、可
能としても大形の変流器を必要とする。
本考案の目的は、比較的小形・低コストの回路
要素を使つて応答性良くしかも極性弁別機能を持
つて低周波域までの電流検出ができる検出回路を
提供するにある。
本考案は、インバータ主回路の直流電流波形を
正負極性を持たせて検出する電流検出器と、この
検出器の検出出力のピーク値を適当な時定数要素
と極性弁別要素を有して正負極性別に分離検出す
るピーク値検出回路と、分離検出したピーク値を
加算して正負極性を有する出力電流検出信号を得
る合成回路とを備えたことを特徴とする。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。順変換器1から得る直流電力をPWM方式電
圧形トランジスタインバータ2によつて交流電力
に変換し、この交流電力を誘導電動機3に供給し
て可変速運転するにおいて、インバータ2の可変
速制御系のマイナループに電流制御系を有してそ
の電流検出をするなどインバータ2の出力電流検
出のためにインバータ2の直流側電流で検出す
る。この電流検出回路を以下に詳細に説明する。
インバータ2の直流側にシヤント抵抗式(又は
ホール素子式)電流検出器4が設けられ、直流側
の電流波形が正負極性を有して検出される。電流
検出器4の検出波形は増幅器5で適当な電圧レベ
ルにされてインピーダンス変換される。増幅器5
の出力はピーク値検出回路6の入力にされ、増幅
器5を通したインバータ直流側検出電流のピーク
値が適当な時定数要素と極性弁別要素によつて正
負極性別に分離検出される。このピーク値検出回
路6は増幅器5からの入力を抵抗R1を通してダ
イオードD1,D2に印加し、ダイオードD1,D2
互いに逆方向に配置されて一方のダイオードD1
にはカソード側にコンデンサC1が接続され、他
方のダイオードD2にはアノード側にコンデンサ
C2が接続され、増幅器5の出力のうち正極性の
出力は抵抗R1→ダイオードD1→コンデンサC1
経路でその正極性ピーク値をコンデンサC1の充
電電圧として取出し、負極性の出力は抵抗R1
ダイオードD2→コンデンサC2の経路で負極性ピ
ーク値をコンデンサC2の充電電圧として取出す。
このとき、コンデンサC1,C2の充電には抵抗R1
との間で決まる時定数によつてスパイク電圧等の
雑音成分が取除かれ、ダイオードD1,D2によつ
て極性弁別がなされる。
ピーク値検出回路6の両コンデンサ出力は合成
回路7の入力にされ、両コンデンサのピーク値が
加算合成され、合成回路7の出力として正負極性
を有するインバータ出力電流検出信号が取出され
る。合成回路7はコンデンサC1,C2のの両電圧
を抵抗R2,R3で突合わせ、演算増幅器OAと帰還
抵抗R4によつて一定利得で増幅する加算器回路
に構成される。
こうした構成において、インバータ2のPWM
制御による直流側電流波形は、第2図Aに低周波
運転時の駆動時と回生時を、第2図Bに高周波運
転時の駆動時と回生時を示すようになる。即ち、
インバータ出力電流は第2図A,B共に同一電流
値であるが、一般のインバータ出力では電圧一周
波数比は一定値にあつて周波数が低下すると同じ
電流値にあつても周波数比で出力が減少する。
PWM制御方式の場合は直流電圧は常に一定であ
り、同じ出力電流値にあつても直流電流平均値は
周波数比に比例して減少するが、ピーク電流値は
出力電流(AC)値が同じであれば直流電流のピ
ーク値はほぼ一定値の関係となる。
従つて、直流側ピーク値を極性弁別も含めてピ
ーク値検出回路6の出力として取出し、駆動回生
をそのピーク値検出極性に対応づけて弁別でき、
しかもインバータ周波数に拘らず出力電流検出を
可能にする。合成回路7は駆動、回生に応じて出
力極性が正、負に変化し、駆動、回生の弁別を不
要にする出力電流検出には該合成回路7は不要に
なるしピーク値検出回路6のダイオードとコンデ
ンサの組合わせは1つの回路にされる。
なお、合成回路7の出力はインバータ周波数変
化に対して完全に一定した値とはならず、周波数
の低下に伴つて少し減少する。この減少分は実用
的にはあまり問題とならないが、周波数変化に対
して完全に直線性を得ようとするときには第1図
中に示すように合成回路7の出力に周波数係数信
号Fを乗算器8で掛算して補正することで実現さ
れる。
以上のとおり、本考案によれば、インバータ直流
側の正負電流ピーク値を加算した出力電流検出信
号からその極性で駆動回生の弁別をし、ピーク値
でで出力電流に比例する信号を得るため、電流検
出器とピーク値検出回路など比較的小型・低コス
トの回路によつて低周波から高周波までの広範囲
に渡つて応答性良く確実な電流検出ができるし、
駆動・回生の弁別も可能となる効果がある。ま
た、電流検出器としてホール素子式のものを用い
ればインバータ主回路と絶縁した検出ができる
し、直流側電流は3相交流の全波整流と同一波形
になつてそのまま自動制御系への良好な検出信号
として使用し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図A及び第2図Bは第1図におけるインバータ直
流側電流波形図である。 2……インバータ、3……誘導電動機、4……
電流検出器、5……増幅器、6……ピーク値検出
回路、7……合成回路、8……乗算器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パルス幅変調方式インバータにおいて、インバ
    ータの主回路直流側電流波形を正負極性を有して
    検出する電流検出器と、この検出器の検出出力の
    ピーク値をノイズ除去のための時定数要素とピー
    ク値の極性弁別要素とを有して正負極性別に分離
    検出するピーク値検出回路と、このピーク値検出
    回路で分離検出した検出値を加算して正負極性を
    有する出力電流検出信号を得る合成回路とを備え
    たことを特徴とするインバータの出力電流検出回
    路。
JP13141283U 1983-08-25 1983-08-25 インバ−タの出力電流検出回路 Granted JPS6042093U (ja)

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JPH07106069B2 (ja) * 1987-04-10 1995-11-13 三菱電機株式会社 インバータの主電流表示装置

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JPS6042093U (ja) 1985-03-25

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