JPH06190339A - 補修塗装方法 - Google Patents

補修塗装方法

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JPH06190339A
JPH06190339A JP34770492A JP34770492A JPH06190339A JP H06190339 A JPH06190339 A JP H06190339A JP 34770492 A JP34770492 A JP 34770492A JP 34770492 A JP34770492 A JP 34770492A JP H06190339 A JPH06190339 A JP H06190339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
repair
coating
color clear
clear
Prior art date
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Pending
Application number
JP34770492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Haramoto
茂樹 原本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH06190339A publication Critical patent/JPH06190339A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カラーベース上にカラークリヤを
塗布して形成された塗装面を補修する場合に、補修面と
本来の塗装面との境界部分の色調の違和感を無くするよ
うにした補修塗装方法を提供することを目的としてい
る。 【構成】 カラーベース上にカラークリヤを塗布して形
成された塗装面を補修する補修塗装方法において、補修
面を研磨し、この研磨された補修面のカラーベース上に
上記カラークリヤと実質的に同一のカラークリヤを塗布
し、この補修面とその外側部分との境界部及びその近傍
に上記カラークリヤより低濃度のカラークリヤを塗布す
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装面を補修して再塗
装する方法に関し、特に、カラーベース上にカラークリ
ヤを塗布して形成された塗装面を補修する補修塗装方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のボディー等には、独特
の光沢を有するマイカ塗装やメタリック塗装が施される
ことが多い。このような塗装方法の一つに、カラーベー
ス上に、マイカおよび/または金属顔料を含む光沢ベー
スを形成するようにしたものが知られている。
【0003】ところで、自動車等の製造ラインにおいて
塗装面が傷を受けたり、塗装に難か有った場合、さらに
は、事故等により塗装面が損傷した場合には、部分的に
補修塗装を行う必要がある。当然、このとき補修塗装
は、本来の塗装面と色調等が揃うようになされなければ
ならない。このようなマイカ塗装面あるいはメタリック
塗装面を本来の塗装面との差が目立たないように良好に
補修塗装する補修塗装方法が、特開平4−27475号
公報に開示されている。この公報に開示さた補修方法に
よれば、研磨されたカラーベースとその外側部分との境
界部へ、希釈されたカラーベース塗料のミストを吹き付
けることにより、極めて良好なカラーベースのキワボカ
シ効果を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、カラーベース上
にカラークリヤを重ねて塗布することにより、より深い
色調を出すようにした塗装方法が知られている。このカ
ラーベース及びカラークリヤを用いた塗装方法は、カラ
ーベース及びカラークリヤとの組合わせで色相を形成す
る塗装方法である。そのため、この塗装方法の補修塗装
においては、カラークリヤの膜厚により色調が変化する
ため、補修面と本来の塗装面との境界部における色調が
非常に目立つという問題が発生する。この際、上記の従
来の技術を適用することは不可能であり、この問題を解
決するため、カラーベースとカラークリヤを用いた塗装
面の新規な補修方法を開発する必要があった。
【0005】そこで、本発明は、カラーベース上にカラ
ークリヤを塗布して形成された塗装面を補修する場合
に、補修面と本来の塗装面との境界部分の色調の違和感
を無くするようにした補修塗装方法を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、カラーベース上にカラークリヤを塗布し
て形成された塗装面を補修する補修塗装方法において、
補修面を研磨し、この研磨された補修面のカラーベース
上に上記カラークリヤと実質的に同一のカラークリヤを
塗布し、この補修面とその外側部分との境界部及びその
近傍に上記カラークリヤより低濃度のカラークリヤを塗
布することを特徴としている。
【0007】このように構成された本発明においては、
研磨された補修面のカラーベース上に本来の塗装面のカ
ラークリヤと実質的に同一のカラークリヤを塗布し、こ
の補修面とその外側部分との境界部及びその近傍に上記
カラークリヤより低濃度のカラークリヤを塗布するよう
にしているため、補修面と本来の塗装面との境界部分の
色調の違和感を無くすることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
5を参照して説明する。図1乃至図5は、本発明の一実
施例による補修塗装方法を工程順に示したものである。
本実施例が対象とする補修面は、カラーベース上にカラ
ークリヤ塗料を塗布して形成された塗装面である。ま
た、本実施例は、中塗面までの研ぎ出しが必要とされる
塗装面を対象としている。なお、図1乃至図5におい
て、(1)に補修部の概略平面形状を、また(2)に概
略断面形状をそれぞれ示している。
【0009】図1に示すように、補修塗装の対象とされ
る塗装面は、電着面10、この電着面10上に形成され
た中塗面11、この中塗面11上に形成されたカラーベ
ース12、及びこのカラーベース12上に形成されたカ
ラークリヤ13から構成されている。本実施例は、赤系
の色相の塗装面に適用され、例えば、カラーベース12
には顔料濃度14%、カラークリヤ13には顔料濃度5
%の塗料がそれぞれ使用されている。
【0010】このように構成された塗装面の補修塗装を
行う場合には、先ず図1に示すように、電着面10上の
中塗面11まで、補修面の研ぎ出しを行う。この研ぎ出
し面は、図1の(1)における曲線Aの内側(図中右下
方)である。この研ぎ出しは、具体的には、#600〜
#800の耐水ペーパーを用いて補修面を均一に水研す
ることにより行われる。この補修面の研き出し工程の
後、曲線Aと曲線Bの間の範囲で、より粒子の細かい#
800〜#1200の耐水ペーパーを用いて水研し、補
修面とその外側部分との境界部を滑らかにし、後述する
低濃度カラークリヤとの密着性を向上させるようにして
いる。
【0011】次に、図2に示すように、研ぎ出し面より
もやや狭い範囲(曲線Cの内側)に亘って、補修面にカ
ラーベースを吹き付け、補修カラーベース20を形成す
る。その後、図3に示すように、上記補修カラーベース
20上(曲線Aの内側)に、カラークリヤを吹き付け、
補修カラークリヤ21を形成する。この補修カラークリ
ヤ21の形成には、上記の本来の塗装面のカラークリヤ
13と同一のカラークリヤを用いる。
【0012】次に、図4に示すように、補修面とその外
側部分との境界部(曲線Aの示す部分がそれに対応す
る)及びその近傍(曲線Dと曲線Eとの間の部分)に、
補修カラークリヤ21に使用されたカラークリヤより低
濃度のカラークリヤを吹き付け、補修低濃度カラークリ
ヤ22を形成する。この補修低濃度カラークリヤ22の
形成に使用される低濃度のカラークリヤは、本来の塗装
面のカラークリヤ13の形成に使用されるカラークリヤ
と透明カラークリヤをほぼ1:4の割合で混合したもの
である。この混合割合は、実験により得られたもので、
この割合でカラークリヤと透明カラークリヤを混合した
場合に、最も、補修面と本来の塗装面との境界部分の色
調の違和感が無くなることが確認された。
【0013】次に、図5に示すように、上記本来の塗装
面と補修面との境界部分のやや外側の部分(曲線Eで示
す)より内側の範囲で、ボカシ用シンナーを霧吹き程度
にスプレーし、ボカシ効果を得るよう処理する。最後
に、焼付乾燥処理を行い、塗装面の補修塗装を完了す
る。上記実施例は、中塗面11までの研ぎ出しが必要と
される塗装面を対象とするものであるが、電着面10ま
での研ぎ出しが必要とされる場合は、その電着面10の
研ぎ出し後、中塗面を補修塗装してから焼付乾燥処理
後、その塗布面の水研を行い、次いで、上記図1乃至図
5に示した補修作業を行うようにすればよい。
【0014】また、カラーベース12までの研り出しで
済むような場合には、その研ぎ出し後に、上記図3乃至
図5に示した補修作業を行うようにすればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の補修塗装
方法によれば、カラーベース上にカラークリヤを塗布し
て形成された塗装面を補修する場合に、研磨された補修
面のカラーベース上に本来の塗装面のカラークリヤと実
質的に同一のカラークリヤを塗布し、この補修面とその
外側部分との境界部及びその近傍に上記カラークリヤよ
り低濃度のカラークリヤを塗布するようにしているた
め、補修面と本来の塗装面との境界部分の色調の違和感
を無くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補修塗装方法の一実施例による補修塗
装の研ぎ出し工程を示す概略図
【図2】本発明の補修塗装方法の一実施例による補修塗
装のカラーベース吹き付け工程を示す概略図
【図3】本発明の補修塗装方法の一実施例による補修塗
装のカラークリヤ吹き付け工程を示す概略図
【図4】本発明の補修塗装方法の一実施例による補修塗
装の低濃度カラークリヤ吹き付け工程を示す概略図
【図5】本発明の補修塗装方法の一実施例による補修塗
装のボカシ用シンナーのスプレー工程を示す概略図
【符号の説明】
10 電着面 11 中塗面 12 カラーベース 13 カラークリヤ 20 補修カラーベース 21 補修カラークリヤ 22 補修低濃度カラークリヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーベース上にカラークリヤを塗布し
    て形成された塗装面を補修する補修塗装方法において、 補修面を研磨し、この研磨された補修面のカラーベース
    上に上記カラークリヤと実質的に同一のカラークリヤを
    塗布し、この補修面とその外側部分との境界部及びその
    近傍に上記カラークリヤより低濃度のカラークリヤを塗
    布することを特徴とする補修塗装方法。
JP34770492A 1992-12-28 1992-12-28 補修塗装方法 Pending JPH06190339A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34770492A JPH06190339A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 補修塗装方法

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JP34770492A JPH06190339A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 補修塗装方法

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JPH06190339A true JPH06190339A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18392019

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JP34770492A Pending JPH06190339A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 補修塗装方法

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JP (1) JPH06190339A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084726A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Nissan Motor Co Ltd 艶消し塗装の補修方法および艶消し塗料組成物
JP2019084711A (ja) * 2017-11-02 2019-06-06 スズキ株式会社 塗装補修品および塗装補修方法

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JP2007084726A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Nissan Motor Co Ltd 艶消し塗装の補修方法および艶消し塗料組成物
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