JPH0373347B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0373347B2
JPH0373347B2 JP9036383A JP9036383A JPH0373347B2 JP H0373347 B2 JPH0373347 B2 JP H0373347B2 JP 9036383 A JP9036383 A JP 9036383A JP 9036383 A JP9036383 A JP 9036383A JP H0373347 B2 JPH0373347 B2 JP H0373347B2
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JP
Japan
Prior art keywords
color
coating
color coating
cured
film
Prior art date
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Expired
Application number
JP9036383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59216660A (ja
Inventor
Masami Ishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP9036383A priority Critical patent/JPS59216660A/ja
Publication of JPS59216660A publication Critical patent/JPS59216660A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は多色塗装法に関し、さらに詳しくは自
動車ボデーのツートーン塗装などの多色塗装法に
関する。 自動車ボデーのツートーン塗装は一般につぎの
ごとく行なわれている(たとえば特公昭58−
16944号公報参照)。 ボデー上に第1色目の塗膜を形成する。 第1色目の塗膜を焼付け完全硬化せしめる。 第1色目の塗膜上の第2色目の塗膜を施す部
分をサンデイングなどにより粗面化する。 第1色目の塗膜と第2色目の塗膜との境界部
(以下、見切り部という)にマスキングを施す。 第2色目の塗膜を形成する。 第2色目の塗膜を焼付けて完全硬化せしめ
る。 マスキングを除去する。 従来においては、前記のごとく第1色目の塗膜
の焼付け後粗面化している。これは第1色目の塗
膜と第2色目の塗膜との密着性を確保するためで
ある。 しかしこの粗面化作業は煩瑣であり、しかもつ
ぎのごとき問題がある。すなわち見切り部まで粗
面化すると第2色目の塗膜を施しても粗面が露出
しがちであるから、一般に見切り部は粗面化しな
いが、そうすると見切部において第1色目の塗膜
と第2色目の塗膜との間の密着性が低下する。そ
のため前記公報においては見切り部も一旦粗面化
したのち、さらに研磨して微細な粗面とし、見切
り部の塗膜の光沢、色調などを粗面化してない塗
膜と同等にすることによつて見切り部における塗
膜の密着性と美観を共に確保せんとしている。し
かしながら、この方法においては粗面化工程に加
えて研磨工程が加わるから一層煩瑣である。 本発明は前記の点に鑑みて、粗面化工程さらに
は研磨工程を要しない多色塗装法を提供するもの
である。 すなわち本発明は、自動車ボデー上に、アミノ
−アルキド樹脂系または熱硬化性アクリル樹脂系
の焼付け塗料を用いて第1色目の塗膜を形成し、
該塗膜がゲル分率80〜93%の半硬化の状態におい
て、そのうえの所望部位にアミノ−アルキド樹脂
系または熱硬化性アクリル樹脂系の焼付け塗料を
用いて第2色目の塗膜を形成し、ついで両塗膜を
完全硬化せしめることを特徴とする自動車ボデー
の多色塗装法に関する。 前記のように、本発明においてはゲル分率が80
〜93%の塗膜を半硬化の塗膜というが、完全硬化
の塗膜とはゲル分率が94%以上のものをいう。 本発明の特徴は第1色目の塗膜が前記定義の半
硬化の状態で何ら粗面化を行なうことなく第2色
目の塗膜を設ける点にある。 すなわち本発明においては、第1色目の塗膜を
完全硬化することなく前記半硬化の状態で止め、
そのうえに第2色目の塗膜を設けるときは、意外
にも第1色目の塗膜を完全硬化せしめ、ついで粗
面化したのち第2色目の塗膜を設けるばあいと同
等以上の塗膜の密着性が確保されることが見出さ
れた。しかも第1色目の塗膜が前記半硬化の状態
にあるときはマスキング作業などは何ら問題なく
行なうことができ、さらに第1色目の半硬化の塗
膜は第2色目の塗膜と一緒に完全硬化されるので
塗膜物性、外観などにおいて何ら問題がないこと
が見出された。 このように本発明においては従来の多色塗装法
における粗面化工程、さらには見切り部における
研磨工程を省略できるので作業性および生産性が
いちじるしく向上されている。 さらに本発明においては第1色目の塗膜を半硬
化状態で止めて第2色目の塗膜を設けるという構
成によつてつぎのごとき効果が奏される。 すなわち第1色目の塗膜の半硬化の状態、すな
わちゲル分率が80〜93%の状態は通常の自動車塗
装用焼付け塗料のばあい120℃×10分〜140℃×3
分程度の焼付け条件でえられる(完全硬化の塗膜
をうるには140℃±2℃×18分程度の焼付け条件
が必要である)。ところで自動車ボデーの塗装ラ
インにはボデーシーラー焼付用の炉が設置された
おり、その焼付け条件は前記半硬化の塗膜をうる
ばあいの焼付け条件と同等である。したがつて本
発明においては、ボデーシーラー焼付け炉の前に
簡易ブースを設置して第1色目の塗装を行ない、
つぎにボデーシーラー焼付け炉またはこれに相当
する簡易炉で第1色目の塗膜を半硬化の状態とす
ることができ、従来の多色塗装法において第1色
目の塗装および第2色目の塗装のためにそれぞれ
正規の塗装ブースおよび焼付炉を用意し、それぞ
れにおいて塗膜を完全硬化しているのにくらべ
て、設備面およびエネルギー面でいちじるしく省
力化できる。 本発明においては、電着塗装などの下地塗装を
施した被塗物上に第1色目の塗膜を形成する。こ
の第1色目の塗膜は通常中塗り塗膜および上塗り
塗膜からなるが、必要に応じて中塗り塗膜を省略
してもよく、上塗り塗膜のうえにさらにクリヤー
塗膜を設けてもよい。これらの塗膜の塗料として
は従来より自動車ボデーの焼付け塗料として一般
に用いられている熱硬化性アミノ−アルキド樹脂
塗料および熱硬化性アクリル樹脂塗料が用いられ
る。 つぎに前記第1色目の塗膜を焼付けて半硬化の
状態にする。前記のごとき焼付け塗料のばあいは
120〜140℃で10〜3分程度の焼付け条件が採用さ
れる。第1色目の塗膜の半硬化状態としてはゲル
分率が80〜93%の状態が好ましい。ゲル分率が93
%より高くなると第2色目の塗膜との密着性が低
下するため、粗面化が必要となる。ゲル分率が80
%より低くなるとマスキングなどに支障を来す。 前記半硬化の状態の第1色目の塗膜のうえの第
2色目の塗膜との見切り部にマスキングを施し、
以下従来法と同様に第2色目の塗膜を形成し、焼
付けて第1色目の塗膜と一緒に完全硬化せしめ、
ついでマスキングを除去して塗装が完了する。第
2色目の塗膜は通常上塗り塗膜からなり、必要に
応じてクリヤー塗膜を設けてもよい。第2色目の
塗膜の塗料としても従来より自動車ボデーの焼付
け塗料として一般に用いられている熱硬化性アミ
ノ−アルキド樹脂塗料および熱硬化性アクリル樹
脂塗料が用いられる。 前記においては、本発明を主にツートーン塗装
を例にとつて説明したが、本発明はかかる例に限
定されるものではなく、第2色目の塗膜のうえに
さらに第3色目の塗膜を設ける3色塗装およびそ
れ以上の多色塗装に適用されることはいうまでも
ない。 つぎに実施例および比較例をあげて本発明の方
法を説明する。 実施例 1 リン酸亜鉛化成処理を施した厚さ0.8mmのダル
鋼板上にポリブタジエン系電着塗料を電着塗装
し、170℃で20分間焼付けて厚さ20μmの電着塗
膜をえた。 前記電着塗膜のうえに自動車用中塗りサーフエ
ーサー、黒色のメラミン−アルキド樹脂系上塗り
塗料を塗布し、120℃で10分間焼付けて厚さ50μ
m(中塗り塗膜20μm、上塗り塗膜30μm)、ゲル
分率80%の第1色目の塗膜をえた。 つぎに前記第1色目の塗膜上の第2色目の塗膜
との見切り部にマスキングテープを貼着してマス
キングを施し、第1色目の塗膜の形成に用いたと
同じ上塗り塗料(ただし塗色は赤色)を塗布し、
140℃で18分間焼付けて厚さ30μmの第2色目の
塗膜をえた。最後にマスキングテープを除去して
ツートーン塗装された試験片をえた。 実施例2および比較例1〜2 実施例1において第1色目の塗膜の焼付け条件
およびゲル分率を第1表のごとく変えたほかは実
施例1と同様にしてツートーン塗装を行なつた。 なお比較例1においては第1色目の塗膜が柔か
すぎてマスキングテープを貼着した跡が塗膜上に
残り、外観品質の劣るものであつた。 前記実施例1〜2および比較例1〜2でえられ
た塗装試験片について、第1色目塗膜と第2色目
塗膜との間の初期密着性、耐水密着性(40℃の水
中に240時間放置)および促進耐候性試験
(SWOM試験)後の経時的密着性を調べた。結果
を第1表に併記する。
【表】 注 ○印:良好
×印:不良

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自動車ボデー上に、アミノ−アルキド樹脂系
    または熱硬化性アクリル樹脂系の焼付け塗料を用
    いて第1色目の塗膜を形成し、該塗膜がゲル分率
    80〜93%の半硬化の状態において、そのうえの所
    望部位にアミノ−アルキド樹脂系または熱硬化性
    アクリル樹脂系の焼付け塗料を用いて第2色目の
    塗膜を形成し、ついで両塗膜を完全硬化せしめる
    ことを特徴とする自動車ボデーの多色塗装法。
JP9036383A 1983-05-23 1983-05-23 多色塗装法 Granted JPS59216660A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9036383A JPS59216660A (ja) 1983-05-23 1983-05-23 多色塗装法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9036383A JPS59216660A (ja) 1983-05-23 1983-05-23 多色塗装法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59216660A JPS59216660A (ja) 1984-12-06
JPH0373347B2 true JPH0373347B2 (ja) 1991-11-21

Family

ID=13996451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9036383A Granted JPS59216660A (ja) 1983-05-23 1983-05-23 多色塗装法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59216660A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524743B2 (ja) * 1987-03-30 1996-08-14 本田技研工業株式会社 塗料の焼付乾燥方法
JPS6451171A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Toho Kaken Kk Painting method for multicolor pattern

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59216660A (ja) 1984-12-06

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