JPH0619017A - カセッテ - Google Patents

カセッテ

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JPH0619017A
JPH0619017A JP17419292A JP17419292A JPH0619017A JP H0619017 A JPH0619017 A JP H0619017A JP 17419292 A JP17419292 A JP 17419292A JP 17419292 A JP17419292 A JP 17419292A JP H0619017 A JPH0619017 A JP H0619017A
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状の画像記録媒体を収納する函体と、
この函体の一端の記録媒体出入れ用開口を閉じる揺動す
る蓋体とからなるカセッテにおいて、カセッテ利用装置
に装填されたときに画像記録媒体を確実かつ迅速に函体
から少し送り出せるようにし、かつ、そのための駆動手
段を不要とする。 【構成】 蓄積性蛍光体シート11を収めるカセッテ函体
12の開口12aと近い位置に、蓋体揺動軸Aとほぼ平行に
延びる引掛軸71を設ける。そして函体12内には、一端が
蓋体13の揺動軸Aから離れた位置に固定され、他端が函
体12に固定された屈曲可能な送出し部材70を、開口12a
と反対側の蓄積性蛍光体シート11の端部を間に挾むよう
に折り返し、蓋体13が開かれるとき上記引掛軸71に掛か
る状態に配置する。それにより、蓋体13の開動作で送出
し部材70の折返し部を開口12a側に移動させ、蓄積性蛍
光体シート11を開口12aから送り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線写真フイルムや蓄
積性蛍光体シート等のシート状画像記録媒体を収納する
カセッテに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人体等の放射線画像を記録す
る記録媒体としてX線写真フイルムが公知となってい
る。また同様の目的に使用される記録媒体として、例え
ば特開昭55−12429号、同56−11395号公
報等に示される蓄積性蛍光体シート、すなわち蓄積性蛍
光体の層を有するシートも公知となっている。上記の蓄
積性蛍光体とは、放射線(X線、α線、β線、γ線、紫
外線、電子線等)を照射するとそのエネルギーの一部を
蓄積し、その後可視光等の励起光の照射を受けると蓄積
しているエネルギーに応じて輝尽発光を示す蛍光体であ
る。
【0003】この蓄積性蛍光体シートに、例えば被写体
を透過した放射線を照射する等によりその被写体の放射
線画像を記録(撮影)した後、この蓄積性蛍光体シート
を励起光で2次元走査し、その際該シートから発せられ
る輝尽発光光を光電的に検出すれば、放射線画像情報を
示す電気的画像信号が得られる。
【0004】上述した蓄積性蛍光体シートやX線写真フ
イルムは、通常遮光性のカセッテあるいはマガジンに収
納して取り扱われる。カセッテは、蓄積性蛍光体シート
等のシート状画像記録媒体を1枚ずつ収納するものであ
り、通常は、一部に記録媒体を出し入れするための開口
が設けられた函体と、この函体に収納されたシート状画
像記録媒体に対してほぼ平行の揺動軸を介して該函体に
取り付けられ、この揺動軸の周りに揺動して上記開口を
開閉する蓋体とから構成される。このカセッテを用いて
放射線画像の撮影(記録)を行なう際、カセッテは例え
ば被写体を透過した放射線の照射を受ける位置に配さ
れ、それによりカセッテ内に収納された蓄積性蛍光体シ
ート等に放射線が照射されて、そこに放射線画像が撮影
される。
【0005】この種のカセッテが、例えば放射線画像撮
影がなされた蓄積性蛍光体シートから放射線画像情報を
読み取るための読取装置に装填された際には、収納され
ている記録媒体を取り出すために、画像記録媒体の一部
をカセッテ開口から飛び出させて、その先端部を例えば
ニップローラ等のシート搬送装置に送り込む必要があ
る。また、空のカセッテにシート状画像記録媒体を自動
的に収納する際、上記ニップローラ等のシート搬送装置
を用いて画像記録媒体をカセッテ内に送り込むようにす
ると、画像記録媒体がニップローラ等から離れた時点で
はその後端部がまだカセッテ開口から飛び出した状態に
あるから、該画像記録媒体を完全にカセッテ内に収める
ように少し送り込む必要がある。
【0006】このように画像記録媒体をカセッテ函体の
開口から少し飛び出させ、あるいは函体内に少し送り込
むために従来は、重力により画像記録媒体を自由落下さ
せる装置が多く用いられていた。また、カセッテの蓋体
が開かれた部分からカセッテ内に回転ローラを進入さ
せ、この回転ローラを画像記録媒体の表面に圧接させて
画像記録媒体を函体外に送り出し、あるいは函体内に送
り込む装置も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の重力に頼
る装置においては、信頼性が低く、画像記録媒体の取出
しミスあるいは送込みミスが起こりやすくなっている。
一方、回転ローラを用いる装置においては、信頼性は高
い半面、駆動装置を要するためにコストが高くなりがち
であるという欠点がある。
【0008】また上記のいずれの装置を使用する場合
も、カセッテが装填され開蓋が完了してから画像記録媒
体の取出し動作が開始し、そしてカセッテに完全に画像
記録媒体が収納された後閉蓋されてからカセッテが引き
抜かれるようになるから、カセッテ装填から画像記録媒
体の送出しまでに要する時間、および画像記録媒体の収
納からカセッテ引抜きまでに要する時間が長くなりがち
であるという問題も認められる。
【0009】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、カセッテ利用装置に装填されたときに画
像記録媒体を確実かつ迅速に函体から少し送り出すこと
ができ、また函体に画像記録媒体が送り込まれたときそ
の画像記録媒体を確実かつ迅速に函体内に収納すること
ができ、しかもそのための駆動手段を必要としないカセ
ッテを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のカセ
ッテは、請求項1に記載の通り、前述したシート状の画
像記録媒体を収納し、一端側にこの記録媒体を出し入れ
するための開口が設けられた函体と、この函体に収納さ
れた画像記録媒体に対してほぼ平行の揺動軸を介して該
函体に取り付けられ、この揺動軸の周りに揺動して上記
開口を開閉する蓋体とからなるカセッテにおいて、函体
の開口に近い位置に、蓋体揺動軸とほぼ平行に延びる引
掛軸が形成されるとともに、一端が蓋体の揺動軸から離
れた位置に固定される一方他端が函体に固定され、函体
内に収納された画像記録媒体の上記開口と反対側の端部
を間に挾むように折り返され、かつ蓋体が開かれるとき
上記引掛軸に掛かるように配された屈曲可能な画像記録
媒体送出し部材が設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明による第2のカセッテは、請求
項2に記載の通り、上記第1のカセッテにさらに、屈曲
可能な画像記録媒体送出し部材の折返し部分を函体開口
と反対側に付勢する手段と、この画像記録媒体送出し部
材に取り付けられて画像記録媒体に吸着する手段とが設
けられてなるものである。
【0012】なおこれら第1および第2のカセッテにお
ける屈曲可能な画像記録媒体送出し部材は、例えば布、
合成樹脂フイルム、糸等から形成することができる。
【0013】また本発明による第3のカセッテは、請求
項3に記載の通り、上記と同様の函体と蓋体とからなる
カセッテにおいて、函体の開口に近い位置に、蓋体揺動
軸とほぼ平行に延びる引掛軸が形成されるとともに、一
端が蓋体の揺動軸から離れた位置に固定され、他端側
が、函体内に収納された画像記録媒体に離脱可能に吸着
し、蓋体が開かれるとき上記引掛軸に掛かるように配さ
れた弾性変形可能な画像記録媒体送出し部材が設けられ
たことを特徴とするものである。
【0014】また本発明による第4のカセッテは、請求
項4に記載の通り、上記と同様の函体と蓋体とからなる
カセッテにおいて、函体の開口に近い位置に、蓋体揺動
軸とほぼ平行に延びる引掛軸が形成されるとともに、一
端が蓋体の揺動軸から離れた位置に固定され、他端側
が、函体内に収納された画像記録媒体の上記開口と反対
側の端部に係止し、蓋体が開かれるとき上記引掛軸に掛
かるように配された弾性変形可能な画像記録媒体送出し
部材が設けられたことを特徴とするものである。
【0015】なおこれら第3および第4のカセッテにお
ける弾性変形可能な画像記録媒体送出し部材は、例えば
ステンレス薄板、りん青銅薄板、合成樹脂シート等から
形成することができる。
【0016】
【作用および発明の効果】上記構成の本発明の第1およ
び第2のカセッテが利用装置に装填された後、蓋体が開
かれると、引掛軸に掛かっている屈曲可能な画像記録媒
体送出し部材は、その一端側に引っ張られる。するとこ
の画像記録媒体送出し部材の折返し部分が函体一端側つ
まり開口側に移動するので、この折返し部分によって画
像記録媒体の端部が押され、該画像記録媒体の一部が開
口を通してカセッテ外に送り出される。
【0017】なお画像記録媒体送出し部材は上述の通り
布、合成樹脂フイルム等から形成されて屈曲可能である
ので、揺動角を変えつつ開く蓋体に対して、屈曲しなが
ら追随可能である。
【0018】また特に第2のカセッテに画像記録媒体が
一部収納された後、その蓋体が閉じられると、折返し部
分が函体開口と反対側に付勢されている屈曲可能な画像
記録媒体送出し部材は、閉蓋動作に従って自ずと原状態
(蓋体が完全に閉じられているときの状態)に戻る。そ
こで、この画像記録媒体送出し部材に取り付けられた吸
着手段に吸着している画像記録媒体は、この送出し部材
とともに移動してカセッテ内に完全に引き込まれるよう
になる。
【0019】一方、上記構成の本発明の第3および第4
のカセッテが利用装置に装填された後、蓋体が開かれる
と、引掛軸に掛かっている弾性変形可能な画像記録媒体
送出し部材は、その一端側に引っ張られる。するとこの
画像記録媒体送出し部材の他端側が函体一端側つまり開
口側に移動するので、この他端側に吸着あるいは係止し
ている画像記録媒体が開口側に送られ、その一部が開口
を通してカセッテ外に送り出される。
【0020】また特に第3のカセッテに画像記録媒体が
一部収納された後、その蓋体が閉じられると、上記の場
合とは反対方向に揺動するこの蓋体によって画像記録媒
体送出し部材がその他端側に押し戻される。このように
して画像記録媒体送出し部材の他端側が開口と反対側に
移動するので、この他端側に吸着している画像記録媒体
がカセッテ内に引き込まれてそこに完全に収納される。
【0021】なお画像記録媒体送出し部材は上述の通り
ステンレス薄板、りん青銅薄板、合成樹脂シート等から
形成されて弾性変形可能であるので、揺動角を変えつつ
開きあるいは閉じる蓋体に対して、弾性変形しながら追
随可能である。
【0022】以上説明した通り本発明のカセッテは、そ
の開蓋動作を利用して画像記録媒体の送出しを行なうも
のであるから、開蓋と並行して画像記録媒体の送出しが
なされ得る。したがってカセッテ装填から画像記録媒体
の送り出しまでを、短時間に行なうことが可能となる。
また特に本発明の第2および第3のカセッテは、その閉
蓋動作を利用して画像記録媒体の引込みを行なうもので
あるから、閉蓋と並行して画像記録媒体の収納がなされ
得る。したがって画像記録媒体の収納からカセッテ引抜
きまでも短時間に行なうことが可能となる。
【0023】そして画像記録媒体の送出しおよび引込み
が上述のようにしてなされるから、これらの操作のため
の駆動手段は不要であり、よって本発明のカセッテを使
用すれば、画像記録媒体の送出しおよび引込みのために
カセッテ利用装置が大幅にコストアップすることを避け
られる。
【0024】さらに本発明のカセッテは、画像記録媒体
の送出しおよび引込みを重力に頼らずに行なうものであ
るから、これらの操作が確実になされるものとなる。
【0025】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例によるカ
セッテ10の側断面図である。また図2はその要部を示す
斜視図であり、図3はこの要部の平面形状を示してい
る。
【0026】このカセッテ10は一例として、前述の蓄積
性蛍光体シート11を収納するものであり、薄い函体12
と、この函体12に設けられた蓄積性蛍光体シート出入れ
用の開口12aを開閉する蓋体13とを有している。これら
函体12および蓋体13は例えば合成樹脂から形成されてい
る。そして蓋体13は、函体12内に収納された蓄積性蛍光
体シート11に対してほぼ平行の揺動軸Aの周りに揺動自
在にして函体12に取り付けられており、このように揺動
して開口12aを開閉する。なお、このように蓋体13を揺
動自在とするためには、例えば公知のヒンジ機構を用い
たり、あるいは蓋体13と函体12とを合成樹脂により一体
成形し、蓋体13を函体12に対してヒンジ線で折り曲げ可
能としておけばよい。
【0027】図2と図3はそれぞれ、この蓋体13が開口
12aを開いている状態(開蓋状態)および閉じている状
態(閉蓋状態)を示している。なお図3では、後述する
マニュアル操作により蓋ロックは解除されている。また
これら図2および図3は、カセッテ10の左端部のみを示
しているが、図示のものと同様の機構がカセッテ右端部
にも設けられている。
【0028】函体12内には、収納された蓄積性蛍光体シ
ート11に対して平行で、かつ蓋体13の揺動軸Aに対して
直角な方向(矢印B、C方向)に移動自在にして、スラ
イダ(移動体)14が保持されている。このスライダ14
は、函体12の内面に形成されたガイド部材15等により、
上記の方向のみに移動可能に案内される。またこのスラ
イダ14には、係合部としてのロック爪16が一体的に形成
されている。
【0029】そして函体12にはばね受け17が形成され、
このばね受け17とスライダ14との間には圧縮コイルばね
18が配設されている。それによりスライダ14は、カセッ
テ前端側(矢印B方向)に付勢されている。このように
付勢されたスライダ14は、他の外力を受けなければ、ガ
イド部材15に形成されたストッパ19に張出部14aが当接
する位置(ロック位置)に保持される。スライダ14には
さらに、上部がコイルばね18側に向かって次第に低くな
る斜面部とされた押圧部材20と、後述するマニュアルロ
ック解除のための突起21とが一体的に形成されている。
また函体12には、スライダ14の内側において、マニュア
ルロック解除の状態を維持するための掛止部22が形成さ
れている。
【0030】次に蓋体13側の構造について説明する。こ
の蓋体13の内側には、スライダ14の上面に向かって突出
した被係合部としてのロック爪30、および同様に突出し
た被押圧突起37が固定されている。また蓋体13には、矢
印D、E方向つまり閉蓋状態下で矢印B、C方向と平行
となる方向に移動自在にして、マニュアル操作片31が組
み付けられている。このマニュアル操作片31は、側外方
に突出した突起32を有し、またこのマニュアル操作片31
には矢印K方向に弾力的に動き得る掛止片33が固定され
ている。またこのマニュアル操作片31の上面には断面波
形状とされた操作部34が形成され、この操作部34は蓋体
13に形成された開口35を通して外部に露出している。
【0031】なおマニュアル操作片31は保持部材39(図
2においては省略)によって上記のように移動自在に保
持されており、またそこに形成された2つの細長いガイ
ド溝31a内に、蓋体13に固定されたピン13bをそれぞれ
収容して、矢印D、E方向のみに移動可能とされてい
る。
【0032】またマニュアル操作片31は圧縮コイルばね
36により、矢印E方向に付勢されている。このように付
勢されたマニュアル操作片31は、その他の外力が作用し
なければ、その操作部34の円弧部が開口35に当接して、
所定のロック位置に保たれる。このロック位置は、蓋体
13が閉蓋状態にされると、該マニュアル操作片31の突起
32の後端面(図2中で奥方側の面)が、同じくロック位
置にあるスライダ14の突起21の前端面(図2中で手前側
の面)と微小間隔を置いて対面するようになる位置であ
る。
【0033】そして図1の(1) に示されるようにカセッ
テ10内には、その全幅に近い幅を有する画像記録媒体送
出し部材70が配されている。この送出し部材70は一例と
して、蓄積性蛍光体シート11に対して保護、緩衝効果を
有する不織布からなるものであり、自由に屈曲可能とな
っている。そしてこの送出し部材70の一端は蓋体13の先
端近くに固定される一方、他端は函体12の底面に固定さ
れ、中間部分は函体12内に収納された蓄積性蛍光体シー
ト11の開口12aと反対側の端部を挾むように折り返され
ている。なお送出し部材70の他端部は、図1の(1) 中矢
印aで示す先端から矢印bで示す部分までが函体12の底
面に貼着固定されている。また函体12の開口12aに近い
位置には、揺動軸Aと平行で、函体内部の全幅に亘って
延びる引掛軸71が形成されており、送出し部材70の一端
はこの引掛軸71の下側を通した上で、上述のように蓋体
13に固定されている。
【0034】次に上記構成のカセッテ10の作用につい
て、図4および図5を参照して説明する。図4は、この
カセッテ10の蓋ロック機構周りの側断面形状を、開蓋時
の4つの状態毎に示している。まず、函体12内に蓄積性
蛍光体シート11が収納されて蓋体13が閉じられると、図
4の(1) に示されるように蓋体13のロック爪30がスライ
ダ14のロック爪16に係合し、蓋体13はこの閉蓋状態を保
つようにロックされる。
【0035】内部に蓄積性蛍光体シート11を収納したカ
セッテ10は、前述のようにして放射線画像の撮影に供さ
れた後、図5に示される放射線画像情報読取装置40に装
填される。その際カセッテ10は、放射線画像情報読取装
置40のカセッテ挿入口40aに前端(開口12aが設けられ
ている端部)側から挿し込まれ、その姿勢のまま所定の
装填位置まで押し込まれる。なお放射線画像情報読取装
置40の内部には、このように押し込まれるカセッテ10の
左右側端部を案内するガイド部材(図示せず)が設けら
れている。
【0036】このようにカセッテ10が装填される際、放
射線画像情報読取装置40内においてこの装填方向と平行
に延びる状態に固定されているロック解除ピン41が函体
12に設けられたピン通過孔12b(図2参照)を通ってこ
の函体12内に進入し、スライダ14をばね18の付勢力に抗
して奥方に(図2の矢印C方向)に押し込む。そのた
め、図4の(2) に示されるように、このスライダ14のロ
ック爪16が蓋体13のロック爪30から離れ、蓋体13のロッ
ク状態が解除される。
【0037】カセッテ10がさらに押し込まれるとスライ
ダ14がさらに移動し、図4の(3) に示されるように、押
圧部材20の斜面部が蓋体13の被押圧突起37を押圧するの
で、カム作用によりこの被押圧突起37が上方に押し上げ
られ、蓋体13が揺動軸Aの周りに揺動して開口12aを開
く状態となる。カセッテ10が所定の装填位置まで押し込
まれると、図4の(4) に示されるように、カセッテ10の
前端部がストッパ42に当接し、カセッテ10はその位置に
保持される。
【0038】以上説明のようにして、カセッテ10が放射
線画像情報読取装置40内の所定位置に装填されると、自
動的にロック解除と開蓋がなされる。なお、以上説明の
ようにカセッテ10を装填する力を利用してロック解除と
開蓋を行なう他、カセッテ10が所定位置に装填された後
にロック解除ピン41を駆動手段によって移動させてもよ
い。しかし上記実施例のようにすれば、ロック解除ピン
41の駆動手段が不要であり、またカセッテ装填終了時点
でロック解除と開蓋が完了するから、放射線画像情報読
取装置40の機構簡素化および操作の迅速化の上でより好
ましい。
【0039】なお本実施例のカセッテ10は、上述のよう
にしてなされる自動開蓋では、蓋体13が少しだけ開くよ
うに構成されている。そのようにすれば、この開蓋操作
のために大きなカセッテ装填力が必要となることはな
い。しかしこの場合は、蓄積性蛍光体シート取出しのた
めに蓋体13をさらに大きく開かせる操作が求められる。
【0040】そこで本例では、図4の(4) に示される通
り、放射線画像情報読取装置40にカセッテ左右方向(同
図の紙面に垂直な方向)に横移動するとともに、矢印F
方向に移動する開蓋部材43が設けられている。この開蓋
部材43は、少し開いている状態の蓋体13の内側に位置す
る所まで横移動し、次いで同図の破線表示位置まで移動
する。それにより蓋体13は、同図に破線で示す位置まで
大きく開くことになる。
【0041】なお蓋体13を上述のように大きく開かせる
ためには、この開蓋部材43を用いる他、蓋体13の上表面
に吸着するエアサクションカップを矢印F方向に移動さ
せる機構等を用いてもよい。カセッテ装填により蓋ロッ
ク解除だけが自動的になされるカセッテにおいては、蓋
体を大きく開かせるために上述のエアサクションカップ
を備える開蓋機構を使用せざるを得ない。それに対し
て、このカセッテ10のようにたとえ少しでも蓋体13の開
蓋が自動的になされれば、蓋体13を大きく開かせる開蓋
機構として種々のものが使用可能となり、その選択の幅
が拡大する。
【0042】以上説明のようにして、カセッテ10が放射
線画像情報読取装置40内の所定位置に装填されると、自
動的にロック解除と開蓋がなされる。そしてこのように
自動開蓋されたカセッテ10からは、自動的に蓄積性蛍光
体シート11が少量送り出される。以下、その点について
図1を参照して説明する。
【0043】前述のようにして蓋体13が大きく開かれる
と、図1の(2) に示されるように、送出し部材70が引掛
軸71に掛かってその一端側に(つまり蓋体13側に)引張
られるので、その折返し部分は函体開口12a側に移動す
る。そこでこの送出し部材70の折返し部分によって蓄積
性蛍光体シート11の端部が押され、該シート11の前端部
が函体12の開口12aから飛び出し、放射線画像情報読取
装置40のニップローラ45の間にくわえ込まれるようにな
る。
【0044】この蓄積性蛍光体シート11は、図5に示さ
れるガイド板46、47、48や上記ニップローラ45およびそ
の他のニップローラ49、50、51、52、53、54、55、56、
57等からなるシート搬送系により、消去部60を経て読取
部62に送られる。この読取部62における放射線画像情報
の読取処理は、例えば特開昭55−12429号公報等
により公知となっているものであるが、以下それについ
て簡単に説明する。蓄積性蛍光体シート11はニップロー
ラ55,56、57により励起光副走査のために図5中矢印H
方向に定速で搬送される。そして主走査用光学系63から
出射した励起光としてのレーザビーム64が、蓄積性蛍光
体シート11上を、上記矢印H方向とほぼ直角な方向に走
査(主走査)する。
【0045】このレーザビーム64の照射を受けた蓄積性
蛍光体シート11の部分からは、そこに蓄積記録されてい
る放射線画像情報に対応した光量の輝尽発光光が発せら
れ、この輝尽発光光は光ガイド65を介して光電子増倍管
等の光検出器66によって検出される。したがってこの光
検出器66からは、蓄積性蛍光体シート11に蓄積記録され
ている放射線画像情報を示す出力信号Sが得られる。こ
の信号Sを例えばCRT表示装置や光走査記録装置等の
画像再生装置に送って画像再生に供すれば、蓄積性蛍光
体シート11に記録されていた放射線画像が可視像として
再生される。
【0046】放射線画像情報の読取りが終了した蓄積性
蛍光体シート11は、上記ニップローラ49〜57がそれまで
とは逆方向に回転されることにより、読取部62から消去
部60に送られる。この消去部60を蓄積性蛍光体シート11
が通過する際複数の消去光源61が点灯され、それらから
発せられた消去光が蓄積性蛍光体シート11に照射され
る。放射線画像情報読取り後も蓄積性蛍光体シート11に
残存していた放射線エネルギーは、この消去光照射によ
り蓄積性蛍光体シート11から放出され、該シート11は新
たに放射線画像撮影に使用され得る状態となる。
【0047】この消去処理を受けた蓄積性蛍光体シート
11は、先の場合とは逆方向つまり時計方向に回転してい
るニップローラ45により、カセッテ10内に搬入される。
なおこの際ニップローラ45は高速で回転され、蓄積性蛍
光体シート11を勢い良くカセッテ10内に放り込む。これ
に先立って、図4の(4) に示される開蓋部材43は同図中
の破線表示位置から実線表示位置に戻り、蓋体13の内側
から離れる位置まで横方向に(図中奥方側に)退出して
いる。そこで上記のように蓄積性蛍光体シート11がカセ
ッテ10内に放り込まれると、送出し部材70の折返し部分
がこの蓄積性蛍光体シート11によって押されるので、蓋
体13は送出し部材70に引張られて前述の小さな開蓋状態
に戻る。
【0048】蓋体13が上記の状態になったことが例えば
表示装置等によって知らされると、装置オペレータはカ
セッテ10をカセッテ挿入口40aから引き抜く。するとこ
の場合は、スライダ14および蓋体13の状態が図4の(4)
、(3) 、(2) 、(1) の順で変化し、閉蓋および蓋体13
のロックがなされる。
【0049】ただしこの際、スライダ14が図4の(1) に
示されるロック位置に復帰する前に、蓋体13が完全な閉
蓋位置まで戻り得ないことがある。そのときは図6に示
すように、蓋体13のロック爪30がスライダ14のロック爪
16の上に載ってしまって、それら両者が係合しなくな
る。そこで放射線画像情報読取装置40には、カセッテ10
に対して上方から弾力的に接触する1対の閉蓋用ローラ
68が設けられている。これらのローラ68は、カセッテ10
が引き抜かれる際に、蓋体13のロック爪30設置部分のほ
ぼ裏側に相当する上表面部分(図2中破線円Jで示す部
分)を押圧する位置に配されている。
【0050】このような閉蓋用ローラ68によって蓋体13
が下方に押されると、ロック爪30はロック爪16を下方に
押そうとする。そのとき両ロック爪30、16のテーパ面の
作用でロック爪16は矢印C方向に移動し、蓋体13が完全
に閉まったところで、ばね18の力によりロック爪16がロ
ック位置に戻り、ロック爪30と係合する。以上のように
して、カセッテ10が放射線画像情報読取装置40のカセッ
テ挿入口40aから完全に引き抜かれた際には、必ず両ロ
ック爪30、16が互いに係合して蓋体13がロック状態とな
る。
【0051】なおカセッテ10の蓋体13は、上述したよう
に放射線画像情報読取装置40に装填する際の他、例えば
収納する蓄積性蛍光体シート11の交換、点検等のため
に、マニュアル操作で開蓋されることもある。以下、そ
の操作について説明する。蓋体13が閉蓋状態となってい
るとき、そこに取り付けられている1対のマニュアル操
作片31の操作部34をオペレータが指等によって図2の矢
印D方向に押すと、該マニュアル操作片31の突起32が突
起21を介してスライダ14を同方向に移動させる。すると
スライダ14は図4の(2) の状態となって、蓋体13のロッ
クが解除される。
【0052】このようにマニュアル操作片31が押されて
ロック解除状態となると、このマニュアル操作片31に固
定されている掛止片33が弾力的に変形しつつ掛止部22を
乗り越えて、そこに掛止する。すると、それぞればね1
8、36によって付勢されているスライダ14、マニュアル
操作片31は、オペレータがマニュアル操作片31の操作部
34から手を離してもロック位置に戻らない。そこでオペ
レータは操作部34から手を離し、手操作で蓋体13を開か
せることができる。
【0053】上述のようにして蓋体13が開かれると、掛
止片33が掛止部22から外れるので、スライダ14、マニュ
アル操作片31はそれぞればね18、36の付勢力によりロッ
ク位置に戻る。そこで、例えば蓄積性蛍光体シート11の
交換等を済ませた後に、前述した図2の破線円J部分を
指で押すようにして蓋体13を閉じると、前記閉蓋用ロー
ラ68によって蓋体13が押される場合と同様にしてロック
爪30がロック爪16に係合し、蓋体13が閉蓋状態にロック
される。
【0054】次に図7を参照して、本発明の第2実施例
について説明する。なおこの図7において、既に説明し
たものと同等の要素については同番号を付してあり、そ
れらについての重複した説明は省略する(以下、同
様)。この第2実施例のカセッテ110 においては、同図
(1) に示されるように、送出し部材70の折返し部分内
に、その全幅以上に亘って延びる張架軸72が配されてい
る。この張架軸72の両端はそれぞれ引張りコイルばね73
の一端に、自由に回転可能な状態で保持されている。そ
してこれらの引張りコイルばね73の他端は、函体12に固
定されている。したがってこの送出し部材70は、函体開
口12aと反対側に付勢され、常時緊張した状態を保つ。
またこの送出し部材70には、閉蓋状態下でその一端と折
返し部分との間、しかもこの折返し部分に近い所に位置
する磁性体(永久磁石)74が固定されている。
【0055】なおこのカセッテ110 に収納される蓄積性
蛍光体シート11は、支持体に磁性体が混合されたり、あ
るいはその裏面(図中上側の面)に薄い磁性体が貼着さ
れる等により、上記磁性体74に吸着するものとなってい
る。
【0056】上記構成のカセッテ110 からの蓄積性蛍光
体シート11の取出しは、前記第1実施例のカセッテ10を
用いる場合と同様になされる。一方蓄積性蛍光体シート
11をこのカセッテ110 に収納する際、ニップローラ45は
比較的低速で回転される。してがって、このニップロー
ラ45でカセッテ110 内に向けて搬送された蓄積性蛍光体
シート11は、その後端部がニップローラ45から離れる
と、図7の(2) に示されるように、この後端部に近い部
分がカセッテ110 から飛び出した状態で停止する。この
状態になったとき蓄積性蛍光体シート11の前端部は、送
出し部材70の磁性体74に吸着する。
【0057】次いで、カセッテ開蓋操作後もずっと蓋体
13の内側に位置していた開蓋部材43が原位置に戻るよう
に降ろされると、送出し部材70はコイルばね73に引張ら
れて、その折返し部分が開口12aから離れる方向(図中
左方)に移動する。そこで、この送出し部材70に固定さ
れた磁性体74に吸着している蓄積性蛍光体シート11が同
方向に引張られて、閉蓋状態になると函体12内に完全に
収納される。
【0058】なお以上説明した第1および第2実施例に
おいては、送出し部材70が不織布から形成されている
が、この送出し部材70はその他、合成樹脂フイルムや糸
等から形成することもできる。
【0059】次に図8を参照して、本発明の第3実施例
について説明する。この第3実施例のカセッテ210 内に
は、例えばステンレス薄板、りん青銅薄板、合成樹脂シ
ート等からなる弾性変形可能な画像記録媒体送出し部材
80が配されている。この送出し部材80の一端は蓋体13に
固定され、その他端には磁性体74が固定されている。そ
してこの送出し部材80は、引掛軸71の下側を通る状態に
配置されている。
【0060】同図(1) に示す閉蓋状態時、第2実施例の
カセッテ110 に収納されたものと同様の蓄積性蛍光体シ
ート11は、間に送出し部材80を介して上記磁性体74に吸
着している。この状態から、同図(2) に示すように蓋体
13が開かれると、送出し部材80は引掛軸71に掛かって、
その一端側に、つまり蓋体13側に引張られる。それによ
り送出し部材80の他端の磁性体74が函体開口12a側に移
動し、そこに吸着している蓄積性蛍光体シート11が、ニ
ップローラ45にくわえ込まれる位置まで送り出される。
【0061】蓄積性蛍光体シート11をカセッテ210 内に
収納する際には、ニップローラ45から離れた蓄積性蛍光
体シート11が、間に送出し部材80を介して磁性体74に吸
着する。次いで蓋体13が閉じられると、送出し部材80が
その他端側に押されるので、磁性体74が函体開口12aか
ら遠去かる方向(図中左方)に移動する。それにより、
この磁性体74に吸着している蓄積性蛍光体シート11が函
体奥方側に移動し、閉蓋状態になると函体12内に完全に
収納される。
【0062】なお、カセッテ210 内に蓄積性蛍光体シー
ト11を収納する際、このシート11は送出し部材80の下表
面と擦れ合う。そこで、それによる蓄積性蛍光体シート
11の損傷を防止するために、送出し部材80の下表面には
樹脂等のコーティングを施しておくのが望ましい。
【0063】次に図9を参照して、本発明の第4実施例
について説明する。この第4実施例のカセッテ310 は第
3実施例のカセッテ210 と比べると、磁性体74が除か
れ、その代りに蓄積性蛍光体シート11と係合する手段と
して送出し部材80に折曲げ部80aが形成されている点が
異なる。このカセッテ310 において蓋体13が開かれる
と、この蓋体13側に引張られる送出し部材80の上記折曲
げ部80aが蓄積性蛍光体シート11の後端面を押し、それ
によりこのシート11がカセッテ外に飛び出すようにな
る。
【0064】上述した第4実施例のカセッテ310 および
第1実施例のカセッテ10は、函体12内で蓄積性蛍光体シ
ート11を吸着保持する手段を持たないので、函体開口12
aが下向きになる状態でカセッテ利用装置に装填するの
は困難である。それに対して第2実施例のカセッテ110
や第3実施例のカセッテ210 は、函体12内で蓄積性蛍光
体シート11を磁力で吸着保持できるので、上述のような
向きに装填することも可能である。
【0065】以上、蓄積性蛍光体シート11を収納するカ
セッテに本発明を適用した実施例について説明したが、
本発明はこの蓄積性蛍光体シート以外の画像記録媒体、
例えばX線写真フイルム等を収納するカセッテに対して
も同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカセッテを、閉蓋時と開
蓋時の状態毎に示す側断面図
【図2】上記カセッテの要部を示す斜視図
【図3】上記カセッテの要部を示す一部破断平面図
【図4】上記カセッテが開蓋操作される際の要部の作動
状態を順を追って示す側断面図
【図5】上記カセッテが装填される放射線画像情報読取
装置の概略側面図
【図6】上記カセッテが閉蓋操作される際の要部の状態
を示す側断面図
【図7】本発明の第2実施例のカセッテを、閉蓋時と開
蓋時の状態毎に示す側断面図
【図8】本発明の第3実施例のカセッテを、閉蓋時と開
蓋時の状態毎に示す側断面図
【図9】本発明の第4実施例のカセッテを示す側断面図
【符号の説明】
10、110 、210 、310 カセッテ 11 蓄積性蛍光体シート 12 函体 12a 函体の開口 12b 函体のピン通過孔 13 蓋体 14 スライダ 15 ガイド部材 16 ロック爪(係合部) 18、36 圧縮コイルばね 19 ストッパ 20 押圧部材 21、32 突起 22 掛止部 30 ロック爪(被係合部) 31 マニュアル操作片 33 掛止片 37 被押圧突起 40 放射線画像情報読取装置 40a カセッテ挿入口 41 ロック解除ピン 43 開蓋部材 45 ニップローラ 70、80 画像記録媒体送出し部材 71 引掛軸 72 張架軸 73 引張りコイルばね 74 磁性体 80a 折曲げ部 A 蓋体の揺動軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の画像記録媒体を収納し、一端
    側にこの記録媒体を出し入れするための開口が設けられ
    た函体と、 この函体に収納された前記画像記録媒体に対してほぼ平
    行の揺動軸を介して該函体に取り付けられ、前記揺動軸
    の周りに揺動して前記開口を開閉する蓋体とからなるカ
    セッテにおいて、 前記函体の開口に近い位置に、前記揺動軸とほぼ平行に
    延びる引掛軸が形成されるとともに、 一端が前記蓋体の揺動軸から離れた位置に固定される一
    方他端が函体に固定され、函体内に収納された画像記録
    媒体の前記開口と反対側の端部を間に挾むように折り返
    され、かつ蓋体が開かれるとき前記引掛軸に掛かるよう
    に配された屈曲可能な画像記録媒体送出し部材が設けら
    れたことを特徴とするカセッテ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカセッテにおいて、前
    記屈曲可能な画像記録媒体送出し部材の折返し部分を函
    体開口と反対側に付勢する手段と、この画像記録媒体送
    出し部材に取り付けられて画像記録媒体に吸着する手段
    とが設けられたことを特徴とするカセッテ。
  3. 【請求項3】 シート状の画像記録媒体を収納し、一端
    側にこの記録媒体を出し入れするための開口が設けられ
    た函体と、 この函体に収納された前記画像記録媒体に対してほぼ平
    行の揺動軸を介して該函体に取り付けられ、前記揺動軸
    の周りに揺動して前記開口を開閉する蓋体とからなるカ
    セッテにおいて、 前記函体の開口に近い位置に、前記揺動軸とほぼ平行に
    延びる引掛軸が形成されるとともに、 一端が前記蓋体の揺動軸から離れた位置に固定され、他
    端側が、函体内に収納された画像記録媒体に離脱可能に
    吸着し、蓋体が開かれるとき前記引掛軸に掛かるように
    配された弾性変形可能な画像記録媒体送出し部材が設け
    られたことを特徴とするカセッテ。
  4. 【請求項4】 シート状の画像記録媒体を収納し、一端
    側にこの記録媒体を出し入れするための開口が設けられ
    た函体と、 この函体に収納された前記画像記録媒体に対してほぼ平
    行の揺動軸を介して該函体に取り付けられ、前記揺動軸
    の周りに揺動して前記開口を開閉する蓋体とからなるカ
    セッテにおいて、 前記函体の開口に近い位置に、前記揺動軸とほぼ平行に
    延びる引掛軸が形成されるとともに、 一端が前記蓋体の揺動軸から離れた位置に固定され、他
    端側が、函体内に収納された画像記録媒体の前記開口と
    反対側の端部に係止し、蓋体が開かれるとき前記引掛軸
    に掛かるように配された弾性変形可能な画像記録媒体送
    出し部材が設けられたことを特徴とするカセッテ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005114944A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Konica Minolta Medical & Graphic Inc カセッテ
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