JPH06189957A - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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JPH06189957A
JPH06189957A JP4347022A JP34702292A JPH06189957A JP H06189957 A JPH06189957 A JP H06189957A JP 4347022 A JP4347022 A JP 4347022A JP 34702292 A JP34702292 A JP 34702292A JP H06189957 A JPH06189957 A JP H06189957A
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JP
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ultrasonic
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endoscope
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tomographic image
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JP4347022A
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Hiroshi Ishii
広 石井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により、直視の超音波断層像と側
方の超音波断層像を識別することのできる超音波内視鏡
を得る。 【構成】 超音波プローブ10の先端を回転させること
により超音波発生部26からの超音波ビームをラジアル
方向に照射する。超音波反射部30には、挿入部2の挿
入軸に垂直な面と45゜をなす反射斜面27が設けられ
ており、この反射斜面27によりラジアル方向に照射さ
れた超音波発生部26からの超音波ビームの一部を反射
し、超音波ビームを先端部4の前方に照射するようにな
っている。また、前記超音波反射部30には、反射斜面
27の境界に対応する位置に、反射斜面27と異なる反
射率の識別部38を有する反射部カバー35が装着され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管腔内に挿入して、観
察物に超音波ビームを走査させ照射することにより観察
物の断層像を得る超音波内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡の鉗子チャンネルに、先端
部に超音波発生部を有するラジアル走査型の超音波プロ
ーブを挿通し、超音波プローブの先端部を内視鏡先端部
より突出させることにより、内視鏡画像と共に超音波断
層像を得ることのできる超音波内視鏡が開発されてき
た。
【0003】しかし、このような超音波プローブは、超
音波発生部を超音波プローブの挿入軸回りに回転させ、
回転方向、即ち、超音波プローブの径方向の超音波断層
像得るものであり、したがって、内視鏡画像により観察
している観察部位の超音波断層像を得るためには、超音
波プローブの先端部を、内視鏡先端部より大きく突出さ
せて、観察部位の所望の位置まで超音波プローブの先端
部を移動させなければならず、超音波プローブの先端部
の位置決めが困難であるばかりでなく、大きく突出させ
ることにより超音波プローブの先端部で体腔内壁を損傷
させる危険性があった。
【0004】そこで、本出願人においては、特願平3−
184745号で、内視鏡先端面に超音波プローブから
出射される超音波ビームを前方へ反射させる反射手段を
設けることにより、内視鏡画像内の一部分の超音波断層
像を得ることのできる超音波内視鏡を提案している。
【0005】また、この特願平3−184745号の超
音波内視鏡では、反射手段は走査周期の半分程度の超音
波ビームを反射するように構成しているので、直視(内
視鏡前方)及び側方(内視鏡円周方向)の超音波断層像
を同時に観察できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
3−184745号提案の直視及び側方の超音波断層像
を同時に観察できる超音波内視鏡においては、直視及び
側方の超音波断層像を同一モニタ上に表示されるため、
モニタ上で直視の超音波断層像の表示領域と側方の超音
波断層像の表示領域の識別が困難であり、誤った診断を
行うおそれがある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成により、直視の超音波断層像と側方
の超音波断層像を識別することのできる超音波内視鏡を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波内視鏡
は、観察物に超音波ビームを走査させ照射し、該超音波
ビームのエコーにより前記観察物の断層像を得る超音波
プローブを挿入できる鉗子チャンネルを有する、管腔内
に挿入する挿入部を備え、前記挿入部先端部に、前記超
音波プローブが照射する前記超音波ビームの走査領域の
一部領域で、前記超音波ビームの進路を偏向させるビー
ム偏向手段を設けた超音波内視鏡であって、前記ビーム
偏向手段の境界の少なくとも一部に、前記ビーム偏向手
段と異なる偏向率の偏向手段を備えている。
【0009】
【作 用】前記ビーム偏向手段により、前記超音波プロ
ーブが照射する前記超音波ビームの走査領域の一部領域
で、前記超音波ビームの進路を偏向させて、少なくとも
2種類の断層像を得ると共に、前記ビーム偏向手段の境
界の少なくとも一部に設けられた前記偏向手段からの超
音波ビームのエコーにより、少なくとも2種類の断層像
を識別する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0011】図1及至図5は本発明の第1実施例に係わ
り、図1は超音波内視鏡の先端部の構成を示す構成図、
図2は超音波内視鏡を用いた超音波内視鏡システムの構
成を示す構成図、図3は超音波反射部及び反射部カバー
の形状を説明する斜視図、図4は体腔内への超音波内視
鏡の挿入状態を説明する説明図、図5は断層画像の表示
例を説明する説明図である。
【0012】図2に示すように、本第1実施例の超音波
内視鏡1は、後述する固体撮像素子等を内蔵した硬性の
先端部4を有する、体腔内に挿入される細長で可撓性の
挿入部2を備え、この挿入部2の先端側には前記先端部
4を所望の方向に湾曲させる湾曲部3が設けられてい
る。前記挿入部2の基端側には操作部5が設けられ、こ
の操作部5には前記先端部4に設けられた固体撮像素子
を制御したり前記先端部4先端面を洗浄するための送気
送水を制御する制御釦5aと、前記湾曲部3を湾曲させ
る湾曲操作ノブ5bと、前記挿入部2内を設けられた後
述する鉗子チャンネルに鉗子等の処置具を挿入するため
の挿入口5cが設けられている。また、前記操作部5に
はユニバーサルケーブル6が延設されており、このユニ
バーサルケーブル6を光源装置7及びカメラコントロー
ルユニット(以下、CCU)8に接続されるようになっ
ている。
【0013】このような超音波内視鏡1を用いた超音波
内視鏡システム1aでは、前記ユニバーサルケーブル6
を前記光源装置7及び前記CCU8に接続することによ
り、前記光源装置7からの照明光が前記ユニバーサルケ
ーブル6及び挿入部2内を挿通する図示しないライトガ
イド内を伝送し、前記先端部4の前方より図示しない観
察部位に照射される。戻り光が前記先端部4に設けられ
た固体撮像素子に結像されて前記CCU8により信号処
理され、観察像を内視鏡モニタ9に表示するようになっ
ている。また、前記挿入口5cからは超音波プローブ1
0が挿入され、超音波制御装置11により観察部位の超
音波断層像を得て、この超音波断層像を超音波モニタ1
2に表示するようになっている。
【0014】図1に示すように、前記先端部4の先端
は、挿入部2の外装を覆う樹脂34に連設して設けられ
た超音波反射部30により構成されており、この超音波
反射部30には、図示しないライトガイド内を伝送した
照明光を前方に照射する照明レンズ36と、照明光の戻
り光を入射する対物レンズ系21とが設けられ、この対
物レンズ系21により戻り光が固体撮像素子22の撮像
面に結像するようになっている。固体撮像素子22の後
方にはプリアンプ等を実装した電子部品部23が設けら
れ、固体撮像素子22を駆動したり撮像信号を増幅し信
号ケーブル24を介して前記CCU8に伝送するように
なっている。
【0015】鉗子チャンネル25は外周をチャンネルチ
ューブ33により覆われ、このチャンネルチューブ33
の先端は超音波反射部30に固着されたチャンネルパイ
プ31に固定されている。鉗子チャンネル25を挿通す
る超音波プローブ10は、先端側面に超音波発生部26
を備えており、超音波プローブ10の先端を回転させる
ことにより超音波発生部26からの超音波ビームをラジ
アル方向に照射するようになっている。前記超音波反射
部30には、挿入部2の挿入軸(長手方向の中心軸)に
垂直な面と、例えば、45゜をなす反射斜面27が設け
られており、この反射斜面27によりラジアル方向に照
射された超音波発生部26からの超音波ビームの一部を
反射し、超音波ビームを先端部4の前方に照射するよう
になっている。また、前記超音波反射部30には、反射
斜面27の境界に対応する位置に、反射斜面27と異な
る反射率の識別部38を有する反射部カバー35が装着
されている。
【0016】即ち、前記超音波反射部30の先端面で
は、図3に示すように、上半分の挿入軸に垂直な上部垂
直面30aに前記照明レンズ36を組み込む穴36bと
前記対物レンズ系21を組み込む穴21bが設けられ、
中央の反射斜面27は、前記上部垂直面30aとは、例
えば、45゜をなす平面であり、その下には、鉗子チャ
ンネル25を挿通する超音波プローブ10の先端が先端
部4より突出するように設けられた穴25bを含む前記
上部垂直面30aに平行な下部垂直面30bがある。
【0017】また、前記反射部カバー35は、前記超音
波反射部30の外周にきつく嵌合するようになってお
り、前記穴36b、穴21b及び穴25bに対応する位
置にそれぞれ穴36a、穴21a及び穴25aが設けら
れ、さらに、前記反射斜面27が直接先端部4の先端面
となるように反射斜面27を露出させるべく、反射斜面
27に対応する位置に貫通部35aが設けられ、この貫
通部35aの両端に前記識別部38が設けられている。
この識別部38は、組立時に反射斜面27と同一平面に
なり、反射斜面27の両端に位置するように加工されて
いる。
【0018】前記反射斜面27は、鏡面仕上げされてお
り、超音波ビームを反射する材質、例えば、ステンレ
ス、アルミニウム等の金属からなり、それに対して、前
記識別部38は、前記反射斜面27と異なり、超音波ビ
ームを吸収する材質、例えば、ポリエチレン、アクリル
あるいは軟性ゴム等のプラスチックで形成される。尚、
反射斜面27は、上部垂直面30aに対して45゜をな
す平面としたが、これに限らず、例えば、15゜、30
゜、60゜、75゜等任意の角度で構わない。
【0019】このように構成された超音波内視鏡1の作
用について説明する。図4に示すように、挿入部2が、
例えば、胃等にの臓器40内に挿通され、湾曲部3によ
り所望の角度に先端部4を向けた後、超音波プローブ1
0を先端部4より突出させ、超音波発生部26から発生
する超音波ビームが反射斜面27にて反射され、先端部
4の前方に照射されるように、超音波プローブ10の突
出量が調整される。超音波プローブ10の超音波発生部
26からの超音波ビームはラジアル方向に走査されるの
で、反射斜面27及び識別部38にあたらない部分で
は、直接被写体部Aに照射され、側視断層像が得られ
る。また、反射斜面27及び識別部38では、超音波ビ
ームが走査されているので、識別部38、反射斜面2
7、識別部38の順に超音波ビームが照射される。反射
斜面27では、超音波ビームが反射され、前方の被写体
物Bに照射されて直視断層像が得られ、一方、識別部3
8では、超音波ビームが吸収されるので、吸収像とな
る。
【0020】このように得られた断層像は、超音波制御
装置11により信号処理され、図5に示すような、断層
画像が超音波モニタ12に表示される。図5において、
Aは被写体部Aの側視断層画像、B1は被写体物Bの直
視断層画像、B2は識別部38の吸収画像であり、超音
波制御装置11による画像処理により超音波プローブ1
0の位置OとB2を結ぶ破線を超音波モニタ12に同時
表示している。
【0021】このように、本実施例によれば、側視断層
画像Aと直視断層画像B1の境界が、識別部38の吸収
画像B2、さらには、超音波プローブ10の位置OとB2
を結ぶ破線によって明確となるので、術者は診断におい
て、容易に側視断層画像Aと直視断層画像B1を識別す
ることができ、適切且つ迅速に診断することができる。
また、本実施例の超音波内視鏡は、従来の超音波内視鏡
と同等の部品点数で構成でき、したがって、簡単な構成
により組み立てることができるので、側視断層画像Aと
直視断層画像B1を識別することのできる超音波内視鏡
を効率的に製造することができる。
【0022】次に、第2実施例について説明する。
【0023】図6及至図8は本発明の第2実施例に係わ
り、図6は超音波内視鏡の先端部の構成を示す構成図、
図6は先端フード装着時の先端部の構成を示す構成図、
図7は先端フード装着時の断層画像の表示例を説明する
説明図である。
【0024】第2実施例は、第1実施例と殆ど同じであ
り、異なる点は先端部を構成であり、その他は第1実施
例と同じであるので、異なる点のみ説明する。
【0025】図6に示すように、第2実施例の超音波内
視鏡の先端部4aは、超音波反射支持部41及び反射部
カバー43とにより構成されている。反射部カバー43
は、対物レンズ系21及び照明レンズ36を含む面を底
面とした底のある円筒形を中心軸から2つ割りした形状
となっている。一方、超音波反射支持部41は、反射部
カバー43と同じ径の半円を底とした半円筒体の上部を
円周面に対して斜面に形成する。即ち、半円筒体の直径
方向の直線部から円周面に向けて、例えば、45゜に切
りとって傾斜面を形成し、この傾斜面に表面を鏡面仕上
げした金属平板42を嵌合したものである。尚、傾斜面
42の角度は第1実施例と同様に任意の角度に形成して
も良い。また、超音波反射支持部41の材質は、超音波
を吸収する材質であり、第1実施例の識別部38と同様
な材質である。
【0026】超音波反射部41を正面からみると、金属
平板42は超音波反射部41の肉厚部分41aにより取
り囲まれており、組立時に金属平板42と肉厚部分41
aの表面が同一平面になるように加工してある。尚、金
属平板42の材質は、第1実施例の反射斜面27と同様
に、超音波ビームを反射する材質、例えば、ステンレ
ス、アルミニウム等の金属である。また、超音波反射支
持部41の材質を金属平板42の材質と同一にし、肉厚
部分41aの表面にコーティング処理を施し肉厚部分4
1aの表面にのみ超音波吸収膜を形成するようにしても
良い。
【0027】第2実施例において、特に側方断層像を必
要としないときは、図7に示すように、超音波吸収材質
よりなる先端フード49を先端部4aに装着する。この
ようにすることにより、図8に示すように、超音波画像
は、側方への超音波ビームが吸収されCに示すようなマ
スクがかかった画像となり、直視断層画像B1だけが得
られる。
【0028】その他の構成、作用は第1実施例と同じで
ある。
【0029】このように構成された本実施例は、第1実
施例の効果に加え、超音波反射支持部41と反射部カバ
ー43とが嵌合することなく先端部4aが形成されるの
で、製造が容易にできる。また、形成された先端部4a
の先端面の下部に垂直面が形成されていないので、挿入
し易い。さらに、反射面を1枚の金属平板42で形成し
ているので、金属平板42の表面の鏡面仕上げが容易に
行うことができる。
【0030】また、先端フード49を先端部4aに装着
することにより、先端フード49の先端部4aからの突
出量が超音波プローブ10の突出量より大きいので、超
音波プローブ10を挿入、突出させたままでも、安全に
超音波内視鏡を体腔内に挿入でき、したがって、挿入し
ながら同一被写体の内視鏡像と超音波断層像とを同時に
得ることができ、適切な診断を行うことができる。
【0031】尚、上記各実施例では、固体撮像素子を備
えた電子式の超音波内視鏡としたが、イメージガイドに
より観察部位を接眼部より観察する通常の超音波内視鏡
に対して本実施例を適用できることはいうまでもない。
【0032】また、偏向手段としての第1実施例の識別
部及び第2実施例の超音波反射支持部の少なくとも肉厚
部分を超音波吸収材で形成するとしたが、これに限ら
ず、超音波ビームを拡散するように識別部及び肉厚部分
の表面を形成するようにしても良い。
【0033】ところで、送気送水機構として、図9に示
すように、操作部5には、還流ポンプ53が内蔵されて
おり、また、吸引用タンク57を取り付けるタンク脱着
口金56が設けられている。タンク脱着口金56は、鉗
子チャンネル25のチャンネルチューブ33につながる
吸引口金55と、先端部4の送気送水パイプ51に嵌合
され先端面に設けられた送気送水ノズル50に送気送水
チューブ52を介してつながる送気口金54とを備えて
いる。尚、タンク脱着口金56は、図10(a)に示す
ように、直径上に2カ所の係止部56aを有している。
また、送気口金54と吸引口金55とは、操作部5と一
体構造であり、タンク脱着口金56内部でそれぞれ送気
送水チューブ52とチャンネルチューブ33に接続され
ている。
【0034】吸引用タンク57には、タンク脱着口金5
6に着脱自在に取り付けられるように着脱口金60が設
けられている。また、吸引用タンク57上部には、送気
口金54と吸引口金55とに対応して通気メッシュ59
と吸引口58が設けられている。尚、通気メッシュ59
は、吸引物が通らずに空気だけが通るようになってい
る。
【0035】着脱口金60には、図10(b)に示すよ
うに、係止部56aに対応した取付溝60aが設けられ
ており、係止部56aを取付溝60aに合わせて押し込
み、係止溝60bに沿って吸引用タンク57を90゜回
転させることによって、送気口金54と通気メッシュ5
9、吸引口金55と吸引口58が対応してしっかりと固
定するようになっている。
【0036】したがって、還流ポンプ53を駆動する
と、空気は、(チャンネルチューブ33)→(吸引口金
55及び吸引口58)→(吸引用タンク57内部)→
(通気メッシュ59及び送気口金54)→(還流ポンプ
53)→(送気送水ノズル50)という流れで還流す
る。つまり、チャンネルチューブ33より吸引が行わ
れ、吸引用タンク57内部に吸引物がたまり、通気メッ
シュ59によって空気だけが送気送水ノズル50より送
気され続ける。
【0037】このようにすることにより、送気だけを行
うときは、スコープはそのままで、吸引を行うときも吸
引用タンク57を1つ装着すれば良いので、操作部5の
操作性が非常に向上する。また、口金部も突出部が少な
いので、安全で洗浄し易いという効果がある。
【0038】また、送気送水機構の第1の変形例として
は、図11に示すように、吸引用タンク66の上部にタ
ンク蓋67を設け、送水用管69、送気口70及び後述
する送気用管72を備えている。送水用管69は吸引用
タンク66の底近くまで延びているが、送気口70はタ
ンク蓋67を貫通する穴である。
【0039】また、図12に示すように、送気用管72
は、ポンプ側口72aとノズル側口72bとをつなぎ、
タンク蓋67上でのポンプ側口72aとノズル側口72
bの位置は、送水用管69及び送気口70を90゜回転
させた位置であり、ポンプ側口72a及びノズル側口7
2b、送水用管69及び送気口70はそれぞれ直径上に
対で設けられている。図11に戻り、操作部5のタンク
着脱口65と吸引用タンク66の着脱口金71が組み合
わされ、回転自在となっている。
【0040】この第1の変形例では、まず、送気口金6
3、送水口金64をそれぞれ送気口70、送水用管69
に合わせたときには、還流ポンプ53を駆動させること
により吸気口金62より外気を取り込み、送気口金6
3、送気口70より吸引用タンク66内の圧力を高め
て、吸引用タンク66内の水を送水用管69より送気送
水チューブ52に送り、図示しないノズルより送水され
る。また、吸引用タンク66を90゜回転させて、送気
口金63、送水口金64をそれぞれポンプ側口72a、
ノズル側口72bに合わせたときには、送気口金63、
ポンプ側口72aよりノズル側口72b、送水口金64
をそのまま通り送気送水チューブ52へ送気されるの
で、図示しないノズルより送気される。
【0041】この第1の変形例によれば、吸引用タンク
66を装着するだけで、送気・送水ができ、操作性が向
上する。
【0042】図13は、送気口金63、送水口金64の
変形例を示し、送気送水チューブ52を口金76に差し
込み、テーパ管77で押さえ、さらに、その上から押さ
えネジ78をネジ込むことにより固定する。この口金7
6もまた、操作部本体より突出していないため、汚れに
くい構造となっている。
【0043】さらに、送気送水機構の第2の変形例で
は、図14に示すように、空気ボンベ84には圧搾空気
が封入され、レギュレータ82により流量が調整され
る。バルブ83は、送気チューブ86、送水用送気チュ
ーブ88のいずれかへ、外部のスイッチにより切り換え
可能である。空気ボンベ84、送水タンク85は、操作
部5に着脱可能であり、例えば、ユニバーサルケーブル
6側に取り付けられる。図15には、空気ボンベ84、
送水タンク85をユニバーサルケーブル6の反対側に取
り付けた例であり、これにより操作部5を握ったときに
邪魔にならない。
【0044】また、送気送水機構の第3の変形例では、
図16に示すように、ユニバーサルケーブル6と同じ側
から送水チューブ87、送水用送気チューブ88、吸気
チューブ90をまとめた集合チューブ91を延出させ、
図17に示すような空気ボンベ94、送水タンク95を
収納した収納容器93と接続する。収納容器93は、ベ
ルト92により術者の腰などに取り付けられる。
【0045】送気送水機構の第2及び第3の変形例で
は、ユニバーサルケーブル6内に、送水チューブ、送水
用送気チューブ、吸気チューブを設ける必要がないの
で、ユニバーサルケーブル6を細径化できると共に、ユ
ニバーサルケーブル6の先端に設けられた光源装置7に
接続されるスコープコネクタを簡素化できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波内
視鏡によれば、ビーム偏向手段により、超音波プローブ
が照射する超音波ビームの走査領域の一部領域で、前記
超音波ビームの進路を偏向させて、少なくとも2種類の
断層像を得ると共に、ビーム偏向手段の境界の少なくと
も一部に設けられた偏向手段からの異なる超音波ビーム
のエコーを得ることができるので、簡単な構成により、
直視の超音波断層像と側方の超音波断層像を識別するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る超音波内視鏡の先端部の構成
を示す構成図である。
【図2】第1実施例に係る超音波内視鏡を用いた超音波
内視鏡システムの構成を示す構成図である。
【図3】第1実施例に係る超音波反射部及び反射部カバ
ーの形状を説明する斜視図である。
【図4】第1実施例に係る体腔内への超音波内視鏡の挿
入状態を説明する説明図である。
【図5】第1実施例に係る断層画像の表示例を説明する
説明図である。
【図6】第2実施例に係る超音波内視鏡の先端部の構成
を示す構成図である。
【図7】第2実施例に係る先端フード装着時の先端部の
構成を示す構成図である。
【図8】第2実施例に係る先端フード装着時の断層画像
の表示例を説明する説明図である。
【図9】送気送水機構の構成を示す構成図である。
【図10】図9のタンク脱着口金及び着脱口金の構成を
示す構成図である。
【図11】送気送水機構の第1の変形例の構成を示す構
成図である。
【図12】図11の吸引用タンクの構成を示す構成図で
ある。
【図13】図11の送気口金及び送水口金の変形例の構
成を示す構成図である。
【図14】送気送水機構の第2の変形例の構成を示す構
成図である。
【図15】図14の空気ボンベ及び送水タンクの取付位
置を変更したときの構成を示す構成図である。
【図16】送気送水機構の第3の変形例の構成を示す構
成図である。
【図17】図16の収納容器の構成を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1…超音波内視鏡 4…先端部 10…超音波プローブ 25…鉗子チャンネル 26…超音波発生部 27…反射斜面 30…超音波反射部 35…反射部カバー 38…識別部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】しかし、このような超音波プローブは、超
音波発生部を超音波プローブの挿入軸回りに回転させ、
回転方向、即ち、超音波プローブの径方向の超音波断層
像を得るものであり、したがって、内視鏡画像により観
察している観察部位の超音波断層像を得るためには、超
音波プローブの先端部を、内視鏡先端部より大きく突出
させて、観察部位の所望の位置まで超音波プローブの先
端部を移動させなければならず、超音波プローブの先端
部の位置決めが困難であるばかりでなく、大きく突出さ
せることにより超音波プローブの先端部で体腔内壁を損
傷させる危険性があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】図6及至図8は本発明の第2実施例に係わ
り、図6は超音波内視鏡の先端部の構成を示す構成図、
図7は先端フード装着時の先端部の構成を示す構成図、
図8は先端フード装着時の断層画像の表示例を説明する
説明図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察物に超音波ビームを走査させ照射
    し、該超音波ビームのエコーにより前記観察物の断層像
    を得る超音波プローブを挿入できる鉗子チャンネルを有
    する、管腔内に挿入する挿入部を備え、 前記挿入部先端部に、前記超音波プローブが照射する前
    記超音波ビームの走査領域の一部領域で、前記超音波ビ
    ームの進路を偏向させるビーム偏向手段を設けた超音波
    内視鏡であって、 前記ビーム偏向手段の境界の少なくとも一部に、前記ビ
    ーム偏向手段と異なる偏向率の偏向手段を備えたことを
    特徴とする超音波内視鏡。
JP4347022A 1992-12-25 1992-12-25 超音波内視鏡 Withdrawn JPH06189957A (ja)

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Cited By (3)

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