JPH0618956Y2 - コンテナ・ロック装置 - Google Patents

コンテナ・ロック装置

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JPH0618956Y2
JPH0618956Y2 JP12208288U JP12208288U JPH0618956Y2 JP H0618956 Y2 JPH0618956 Y2 JP H0618956Y2 JP 12208288 U JP12208288 U JP 12208288U JP 12208288 U JP12208288 U JP 12208288U JP H0618956 Y2 JPH0618956 Y2 JP H0618956Y2
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JP
Japan
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fixing pin
anchor
lock lever
support
container
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JP12208288U
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JPH0243297U (ja
Inventor
政和 二瓶
Original Assignee
横浜車輌工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両上の支持体に設けた旋回可能なロック・
レバーにより、コンテナの下部に設けたアンカーの凹部
に係合し、支持体の壁部に設けた穴に挿入可能な固定ピ
ンを用いてロック・レバーを係止位置に保持する様なコ
ンテナ・ロック装置に関する。
〔従来の技術〕
鉄道コンテナをトラックで搬送する為に一般に使用され
ているこの種のコンテナ・ロック装置を第4図及び第5
図を用いて説明することにする。
第4図には、コンテナ40の下部にボルトで固定された
アンカー42が図示されている。このコンテナ・ロック
装置41は概ね、トラックの積載台上に固定された支持
体43と、左右対称に枢軸46、47に旋回可能に配設
された2枚のロック・レバー44、45と、これらのロ
ック・レバーを係止位置に固定する固定ピン48と、そ
の固定ピンを抜けないように保持する抜け止め機構とか
ら成っている。第4図ではロック・レバーは左半分しか
見えていないが、それに従って説明すると、コンテナ4
0をトラックの積載台に下ろす前はロック・レバー44
は2点鎖線で示した位置にある。コンテナ40を下ろす
とアンカー42の先端がロック・レバー44の作用突起
を押圧し、枢軸46周りにロック・レバー44を時計方
向に回転させる。それにより突起49がアンカー42の
凹部に係合する。その時のロック・レバー44の位置が
実線で示してある。この状態を保持するために支持体4
3の壁部中央に設けた穴を通して固定ピン48が挿入さ
れる。この時ロック・レバー44の作用突起に続く円弧
凹部が実線位置にきて、固定ピンに係合する。固定ピン
48が抜け落ちないようにするために抜け止め機構が設
けられているが、それは固定ピン48の二叉保持部にリ
ベットを介して止めレバー50が係止板51、52の裏
側に押し込められるように成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第4図及び第5図で説明した公知のコンテナ・ロック装
置は2枚のロック・レバー44、45を用いており、構
成部材の数も多い。またロック・レバーの係止力を円弧
凹部で受け止めているので変形し易い。更に固定ピン4
8の抜け止め機構が複雑で操作しにくい。即ち固定ピン
を抜こうとする場合には、止めレバー50の右端を先ず
右側の係止板52を越える位置まで持ち上げる。次にて
この原理で止めレバー50を手前に引いて固定ピンを幾
らか抜き、そこで左側の係止板51から外れるように固
定ピンと止めレバー50との一体物を抜き出さなければ
ならない。
本考案は、この様な従来技術の欠点を除き、構成部材の
数も少なくし、機能を確実にすると共に、固定ピンの操
作を簡単にした装置を創ることを課題とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この課題は、本考案によればアンカーを係止するため唯
一のロック・レバーが設けられ、支持体の片側でアンカ
ーが嵌め込まれる輪郭はアンカーの輪郭に相当してお
り、固定ピンが抜け止めディスクを有し、抜け止めディ
スクに設けた切込みの所で支持体に設けた案内板に沿っ
て固定ピンを挿入し、抜け止め位置に固定ピンを回動で
きるようにして解決される。
更に固定ピンを係止位置に固定するために、ロック・レ
バーにはその位置で支持体に設けた穴と一致する穴が設
けられるのがより好都合である。またこの係止位置が確
実に得られるようにするために、支持体には枢軸に対し
てロック・レバーの係合突起と反対側にストッパーを設
けるのが良い。更にまた抜け止めディスクに設ける切込
みは固定ピン操作用の把手の配向方向と同じ方向に延び
ていること、例えば案内板が水平方向に向けられ、固定
ピンの嵌め込み停止位置はそれと90°回動して把手が
垂直下方を向くようにすることが好ましい。
〔実施例〕
次に本考案を図面に示した実施例に基づいて詳細に説明
することにする。
第1図は本考案によるコンテナ・ロック装置1の正面図
であり、第2図は第1図の平面図であり、そして第3図
は第1図のIII-III断面図である。
ここには図示していないが、第4図と同様の構造をした
アンカーが嵌め込んでない時には、即ちコンテナが積載
されていない時には、唯一のロック・レバー2は第1図
の2点鎖線で示した位置にある。このロック・レバー2
は支持体3のロック・レバー挿入壁4、4の間に枢軸5
に支承されて旋回可能となっている。この位置でロック
・レバー2の作用突起6は、アンカーの形状に相当する
輪郭を有する支持体3の凹部形状の中に突き出ている。
枢軸5に対して作用突起6の反対側にロック・レバー2
には、アンカーの凹部に係合する係合突起7が設けられ
ている。
第3図から分かるように支持体3には傾斜部材8が設け
られ、アンカーで支えられたコンテナがトラックの左右
方向に動かないように保証している。支持体3の片側、
即ち第1図の右側には、アンカーが係止位置に達した時
その凹部に係合するように形成した固定係合輪郭体9が
形状付けられている。本考案によるコンテナ・ロック装
置1は板金製となっているため、この固定係合輪郭体9
は丸棒で支持体3に溶接してある。勿論必要に応じてこ
のコンテナ・ロック装置1は鋳造品として製造すること
も出来る。
コンテナがトラックの積載台に下ろされる場合には、即
ちアンカーが支持体3の所定位置に嵌まり込む時、アン
カーの先端がロック・レバー2の作用突起6を押圧して
枢軸5の周りにロック・レバー2を時計方向に回動させ
る。それによって係合突起7がアンカーの凹部に係合す
る。係合位置を一定にするために支持体3にはストッパ
ー10が設けられている。
第1図で点線で示した位置にロック・レバー2が達する
と、アンカーが上方へ抜けないように、前記係合突起7
と固定係合輪郭体9とがアンカーの凹部にしっかりと係
止する。
この係止位置にロック・レバー2を確保拘束するため
に、ロック・レバー2には適当位置に穴11が設けられ
ている。同時にこの位置で固定ピン12を嵌め込みうる
ように支持体3の挿入壁4、4にも穴13、13が穿設
されている。固定ピン12は抜け止めディスク14と、
固定ピン操作用の把手15とを有している。抜け止めデ
ィスク14は切込み16を有し、固定ピン12を穴11
及び13、13を通して挿入する場合には抜け止めディ
スク14に設けた切込み16を案内板17に合わせ、そ
れに沿って挿通させる。案内板17の形状は第2図に明
瞭に表れているが、固定ピン12の挿通終端位置で固定
ピンが回動できるように、挿入壁4の近くで切欠きが設
けられている。自由状態での抜け止めのために、案内板
17は支持体3に水平方向に配設され、固定ピン操作用
把手15が垂直下方を向いて静止した時、抜け止めが確
保されるように切込み16は固定ピン操作用把手15の
延び方向と一致している。従って固定ピン12の停止位
置では案内板17と切込み16及び把手15とは90°
の角度を成している。
〔考案の効果〕
第4図及び第5図の示した従来技術ではロック・レバー
が2枚使われており、部品点数が多く、且つ抜け止め機
構が操作しにくい構造となっていたのであるが、この従
来技術に比べて本考案のように形成することによって一
方の係合を固定の係合輪郭体としているので、ロック・
レバーは1枚で済み、構造が簡単で機能確実にして、そ
の上抜け止め操作が容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるコンテナ・ロック装置の正面図で
あり、第2図はその平面図であり、第3図は第1図の線
III-IIIによる横断面図を示すものであり、第4図及び
第5図は従来技術に属する公知のコンテナ・ロック装置
の正面図及び平面図を示すものである。 図中参照番号 1……コンテナ・ロック装置 2……ロック・レバー 3……支持体、4……ロック・レバー挿入壁、5……枢
軸 6……ロック・レバーの作用突起 7……ロック・レバーの係合突起 8……傾斜部材、9……固定係合輪郭体、10……スト
ッパー 11……ロック・レバーに設けた穴 12……固定ピン 13……挿入壁4に設けた穴 14……抜け止めディスク 15……固定ピン操作用把手 16……切込み、17……案内板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両上の支持体に設けた旋回可能なロック
    ・レバーにより、コンテナの下部に設けたアンカーの凹
    部に係合し、支持体の壁部に設けた穴に挿入可能な固定
    ピンを用いてロック・レバーを係止位置に保持する様な
    コンテナ・ロック装置において、アンカーを係止するた
    め唯一のロック・レバー(2)が設けられ、支持体
    (3)の片側でアンカーの嵌め込まれる輪郭はアンカー
    の輪郭に相当しており、固定ピン(12)が抜け止めデ
    ィスク(14)を有し、抜け止めディスクに設けた切込
    み(16)の所で支持体に設けた案内板(17)に沿っ
    て固定ピン(12)を挿入し、抜け止め位置に固定ピン
    を回動できるようにしたことを特徴とするコンテナ・ロ
    ック装置。
JP12208288U 1988-09-20 1988-09-20 コンテナ・ロック装置 Expired - Lifetime JPH0618956Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12208288U JPH0618956Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 コンテナ・ロック装置

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JP12208288U JPH0618956Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 コンテナ・ロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0243297U JPH0243297U (ja) 1990-03-26
JPH0618956Y2 true JPH0618956Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31369675

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JP12208288U Expired - Lifetime JPH0618956Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 コンテナ・ロック装置

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