JP2784319B2 - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

Info

Publication number
JP2784319B2
JP2784319B2 JP899394A JP899394A JP2784319B2 JP 2784319 B2 JP2784319 B2 JP 2784319B2 JP 899394 A JP899394 A JP 899394A JP 899394 A JP899394 A JP 899394A JP 2784319 B2 JP2784319 B2 JP 2784319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
lower tooth
lock
base member
arm member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP899394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07213364A (ja
Inventor
知徳 吉田
森幸 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKEDA BUTSUSAN KK
Original Assignee
IKEDA BUTSUSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IKEDA BUTSUSAN KK filed Critical IKEDA BUTSUSAN KK
Priority to JP899394A priority Critical patent/JP2784319B2/ja
Publication of JPH07213364A publication Critical patent/JPH07213364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2784319B2 publication Critical patent/JP2784319B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートバックを傾動調
整可能に支持するリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリクライニング装置としては、例
えば、特開昭61−199810号広報に開示されたよ
うなものがある。
【0003】すなわち、図示省略したシートバックに固
設したアーム部材にアッパツースが固着され、シートバ
ック側に設けたロアツースがアッパツースに係脱して、
シートバックを所望の位置に角度調整するように構成さ
れ、レリーズレバーを操作すると、カムプレートが、ロ
アツースを係合位置に押し上げるものである。
【0004】近年、安全性の面から、アッパツースとロ
アツースとの噛合強度をより高めることが求められてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリクライニング装置では、衝撃荷重等がアッ
パツース側からロアツースにかかった際に、ロアツース
の歯部のみが衝撃荷重を受け止める構成になっているた
め、アッパツースが変形する場合があり、変形しないよ
うに、噛み合い強度を高めるべく、アッパツースやロア
ツースの各歯幅を大きくしり、補強用の部品を追加する
と、装置全体が大型になるとともに、重量が増加し、ま
た、コストが嵩むという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、装置が大型にならないで、またそ
の重量が増加しないで、特別な部品を用いないで、コス
トを低減することができるようにしたリクライニング装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、シートバックを傾動
調整可能に支持するリクライニング装置において、シー
トクッションにベース部材(10)を固設し、シートバ
ックの基端部にアーム部材(20)を固設し、該アーム
部材(20)を前記ベース部材(10)に傾動可能に枢
支し、前記アーム部材(20)にアッパツース(30)
を固着し、前記ベース部材(10)に、前記アッパツー
ス(30)に係合して前記アーム部材(20)を傾動不
能に拘束するロック位置と、前記アッパツース(30)
から離脱するロック解除位置とに変位可能にロアツース
(40)を支持し、前記ベース部材(10)に、前記ロ
アツース(40)の歯部(42)が形成された上縁(4
1)とは反対側の下縁(43)を押し上げて前記ロアツ
ース(40)を前記ロック位置に変位させるとともに、
該ロック位置において、前記ロアツース(40)を介し
て前記アッパツース(30)からの衝撃荷重等を受け止
め可能なロックカム部材(50)を配設し、該ロックカ
ム部材(50)を介して前記ロアツース(40)を係合
操作するロック操作位置と、前記ロックカム部材(5
0)を介して前記ロアツース(40)を離脱操作するロ
ック解除操作位置とに揺可能なレリーズレバー(60)
を備え、前記レリーズレバー(60)に、前記ロアツー
ス(40)の歯幅の方向と平行な方向に突出して、前記
ロック操作位置において、前記ロアツース(40)の上
縁(41)の歯部(42)が形成された面とは反対側の
面に近接して、衝撃荷重等がかかった際に前記ロアツー
ス(40)の上縁(41)を介して前記アッパツース
(30)の変形を防止する変形防止用の凸部を形成した
ことを特徴とするリクライニング装置に存する。
【0008】
【作用】レリースレバーがロック解除操作位置に揺動す
ると、ロックカム部材(50)を介してロアツース(4
0)を離脱操作し、ロアツース(40)がアッパツース
(30)から離脱して、アーム部材(20)がベース部
材(10)に対して傾動可能になり、シートバックが傾
動調整可能になる。
【0009】レリーズレバー(60)がロック操作位置
に揺動すると、ロックカム部材(50)を介してロアツ
ース(40)がロック位置に変位して、アッパツース
(30)に係合する。それにより、アーム部材(20)
がベース部材(10)に対して傾動不能に拘束される。
このとき、ロックカム部材(50)は、ロアツース(4
0)の歯部(42)が形成された上縁(41)とは反対
側の下縁(43)を押し上げてロアツース(40)をロ
ック位置に変位させるとともに、ロック位置において、
ロアツース(40)を介して前記アッパツース(30)
からの衝撃荷重等を受け止め可能な状態になっている。
【0010】また、ロック操作位置において、レリーズ
レバー(60)の変形防止用の凸部(65)は、ロアツ
ース(40)の上縁(41)の歯部が形成された面とは
反対側の面に近接しており、衝撃荷重等がかかった際に
アッパツース(30)の下縁がロアツース(40)の上
縁(41)を介して変形防止用の凸部(65)に当接す
る。それにより、アッパツース(30)は、ロアツース
(40)により直接的に受け止められるとともに、変形
防止用の凸部(65)により間接的に受け止められ、ア
ッパツース(30)の変形を防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示している。図
1に示すように、本実施例にかかるリクライニング装置
10aは図示省略したシートバックを傾動調整可能に支
持するもので、シートクッションに固設されるべース部
材10と、図示省略したシートバックの基端部に固設さ
れ、べース部材10に傾動可能に枢軸15により枢支さ
れるアーム部材20とを備えている。アーム部材20
は、枢軸15に巻着したバネ部材16により前倒する方
向へ付勢されている。
【0012】アーム部材20にはアッパツース30が固
着されている。アッパツース30の下縁には歯部32が
刻設されている。べース部材10にはアッパツース30
に係脱してアーム部材20を介してシートバックを所望
の傾動角度に拘束するロック位置と、アッパツース30
から離脱するロック解除位置とに揺動可能にロアツース
40が枢支されている。ロアツース40はロック解除位
置に揺動する方向へ付勢されている。
【0013】ロアツース40の上縁41には、歯部32
に係合する歯部42が刻設され、ロアツース40の下縁
43には、ロック用突起44とロック解除用突起45と
が形成されている。
【0014】ベース部材10には円板形状のロックカム
部材50が枢軸55により回動可能に支持されている。
ロアツース40の下縁43に対向するロックカム部材5
0の周縁には、ロック用突起44を押し上げてロアツー
ス40をロック位置に揺動する押し上げ位置と、ロック
解除用突起45を引き下げてロアツース40をロック解
除位置に揺動するカム突起52が形勢されている。ま
た、カム突起52とは反対側のロックカム部材50の周
縁部にはピン部材53が植設されている。押し上げ位置
においては、ロアツース40の下縁43側からの押し上
げ反力がロックカム部材50の枢軸55に向かって作用
し、ロアツース40を介してアッパツース30からの衝
撃荷重等を十分に受け止め可能に設定されている。
【0015】ベース部材10には、ロックカム部材50
を介してロアツース40を係合操作するロック操作位置
と、ロックカム部材50を介してロアツース40を離脱
操作するロック解除操作位置とに枢軸15により揺可能
にレリーズレバー60が支持されている。レリーズレバ
ー60はロック位置に揺動する方向へばね部材18によ
り付勢されている。
【0016】レリーズレバー60には操作用の長溝62
が穿設され、操作用の長溝62には、ロックカム部材5
0を回動すべく操作用の長溝62の各端縁により押し引
き可能なように、ピン部材53が相対移動可能に嵌合し
ている。
【0017】レリーズレバー60には、平板状の素材を
アッパツース30の歯幅の方向と平行な方向に突出し
て、前記ロック操作位置において、ロアツース40の上
縁41の歯部42が形成された面とは反対側の面に近接
して、衝撃荷重等がかかった際にロアツース40を介し
てアッパツース30の下縁31に当接してアッパツース
30の変形を防止するための変形防止用の凸部65が形
成されている。ロアツース40、ロックカム部材50な
どの機能部品は、ベース部材10と支持ベース17との
間の隙間に配されている。
【0018】次に作用を説明する。レリースレバー60
が枢軸15を中心にしてロック解除操作位置に揺動する
と、図2に示すように、レリーズレバー60の操作用の
長溝62の下端縁がピン部材53を引き上げて、ロック
カム部材50が時計方向へ回動し、ロックカム部材50
のカム突起52がロアツース40のロック解除用突起4
5を押し下げ、ロアツース40がロック解除位置に揺動
し、ロアツース40がアッパツース30から離脱して、
アーム部材20がベース部材10に対して傾動可能にな
り、図示省略したシートバックが傾動調整可能になる。
【0019】シートバックが所望の傾動位置になり、レ
リーズレバー60が枢軸15を中心にしてロック操作位
置に揺動すると、図3に示すように、レリーズレバー6
0の操作用の長溝62の上端縁がピン部材53を押し下
げて、ロックカム部材50が反時計方向へ回動し、ロッ
クカム部材50のカム突起52がロアツース40のロッ
ク用突起44を押し上げて、ロアツース40がロック位
置に変位して、アッパツース30に係合する。それによ
り、アーム部材20がベース部材10に対して傾動不能
に拘束される。
【0020】ロック操作位置においては、レリーズレバ
ー60の変形防止用の凸部65は、ロアツース40の上
縁41の歯部42が形成された面とは反対側の面に近接
しており、衝撃荷重等がかかった際にロアツースの上縁
41を介してアッパツース30の下縁31に変形防止用
の凸部65が当接するようになる。
【0021】また、ロックカム部材50のカム突起52
がロアツース40のロック用突起44を押し上げた際に
は、ロアツース40のロック用突起44側からの押し上
げ反力がロックカム部材50の枢軸55に向かって作用
し、ロアツース40を介したアッパツース30からの衝
撃荷重等を十分に受け止め可能に設定されている。
【0022】それにより、アッパツース30は、ロアツ
ース40により直接的に受け止められるとともに、変形
防止用の凸部65により間接的に受け止められ、アッパ
ツース30の変形を確実に防止することができる。
【0023】なお、前記実施例においては、レリーズレ
バー60がロックカム部材50を介してロアツース40
を間接的に係脱操作するものを示したが、図4に示すよ
うに、レリーズレバー70がロアツース80を直接的に
係脱操作するようにしてもよい。
【0024】すなわち、レリーズレバー70にカム孔7
2が穿設される一方、ロアツース80にカム孔72に相
対移動可能に嵌合するカムフォロア85が植設され、図
6に示す離脱操作位置から図5に示す係合操作位置にレ
リーズレバー70を揺動すると、カムフォロア85がカ
ム孔72内を相対移動し、レリーズレバー70が揺動し
てアッパツース30に係合するようになる。レリーズレ
バー70がアッパツース30に係合した際には、前後し
て、変形防止用の凸部75がロアツース80の上縁81
の歯部82が形成された面とは反対側の面に近接した状
態にあり、また、押えローラ74がロアツース80の下
縁83に沿って移動し、ロアツース80を係合した位置
に拘束するようになる。押えローラ74および変形防止
用の凸部75を設けたことにより、衝撃荷重等がかかっ
た際にアッパツース30の変形を一層防止することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明にかかるリクライニング装置によ
れば、ロアツースがアッパツースに係合したロック位置
において、ロックカム部材は、ロアツースを介して前記
アッパツースからの衝撃荷重等を受け止め可能な状態に
なっており、レリーズレバーの変形防止用の凸部は、ロ
アツースの上縁の歯部が形成された面とは反対側の面に
近接しており、衝撃荷重等がかかった際にアッパツース
の下縁がロアツースを介して変形防止用の凸部に当接す
るようにしたので、アッパツース側からの衝撃荷重等
は、ロアツースにより直接的に受け止められるととも
に、変形防止用の凸部により間接的に受け止められ、ア
ッパツースの変形を十分に防止することができ、アッパ
ツース等の板厚を上げる必要がなく、また、部品点数を
増やすことなく、装置全体を大型にないで、その重量も
増加することなく、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すリクライニング装置の
分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示すリクライニング装置の
作用説明である。
【図3】本発明の一実施例を示すリクライニング装置の
作用説明図である。
【図4】本発明の変形例を示すリクライニング装置の分
解斜視図である。
【図5】本発明の変形例を示すリクライニング装置の作
用説明である。
【図6】本発明の変形例を示すリクライニング装置の作
用説明図である。
【符号の説明】
10…べース部材 20…アーム部材 30…アッパツース 40,80…ロアツース 41…上縁 42…歯部 43…下縁 50…ロックカム部材 60,70…レリーズレバー 65,75…変形防止用の凸部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックを傾動調整可能に支持するリ
    クライニング装置において、 シートクッションにベース部材を固設し、 シートバックの基端部にアーム部材を固設し、該アーム
    部材を前記ベース部材に傾動可能に枢支し、 前記アーム部材にアッパツースを固着し、 前記ベース部材に、前記アッパツースに係合して前記ア
    ーム部材を傾動不能に拘束するロック位置と、前記アッ
    パツースから離脱するロック解除位置とに変位可能にロ
    アツースを支持し、 前記ベース部材に、前記ロアツースの歯部が形成された
    上縁とは反対側の下縁を押し上げて前記ロアツースを前
    記ロック位置に変位させるとともに、該ロック位置にお
    いて、前記ロアツースを介して前記アッパツースからの
    衝撃荷重等を受け止め可能なロックカム部材を配設し、 該ロックカム部材を介して前記ロアツースを係合操作す
    るロック操作位置と、前記ロックカム部材を介して前記
    ロアツースを離脱操作するロック解除操作位置とに揺動
    可能なレリーズレバーを備え、 前記レリーズレバーに、前記ロアツースの歯幅の方向と
    平行な方向に突出して、前記ロック操作位置において、
    前記ロアツースの上縁の歯部が形成された面とは反対側
    の面に近接して、衝撃荷重等がかかった際に前記ロアツ
    ースを介して前記アッパツースの変形を防止する変形防
    止用の凸部を形成したことを特徴とするリクライニング
    装置。
JP899394A 1994-01-31 1994-01-31 リクライニング装置 Expired - Lifetime JP2784319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP899394A JP2784319B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 リクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP899394A JP2784319B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 リクライニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07213364A JPH07213364A (ja) 1995-08-15
JP2784319B2 true JP2784319B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=11708216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP899394A Expired - Lifetime JP2784319B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 リクライニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2784319B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07213364A (ja) 1995-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3923322B2 (ja) 自動車座席用ヒンジ金具
JP2000190760A (ja) 車両シ―トのウォ―クイン装置
JPH11351236A (ja) 車両座席の可動継手機構とこの機構が装着された車両座席
US5224759A (en) Double lock recliner for automotive seat
JP2784319B2 (ja) リクライニング装置
JP2004330991A (ja) 車両用シート装置
JP3546471B2 (ja) シートバックのロック装置
JP4461594B2 (ja) シート装置
JPH1063192A (ja) 表示装置
EP0269348A2 (en) Tilt control mechanism
WO2007077980A1 (ja) チップアップ式自動車用シート
JP3463767B2 (ja) アームレストの支持構造
JP3581574B2 (ja) シートリクライニング装置
EP0415781A2 (en) Double lock recliner for automotive seat
EP0505593B1 (en) Seat reclining device
JPH0319783Y2 (ja)
JP4662436B2 (ja) シート
JPH0368307A (ja) リクライニングシートの傾斜角記憶装置
JPH048818Y2 (ja)
JPS6130536Y2 (ja)
JP3646327B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JPH0439713Y2 (ja)
JPH07354Y2 (ja) 車両用シートのディバイス構造
JPH059860Y2 (ja)
JP3111579B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置