JPH06189488A - 回転電機用ブラケット - Google Patents

回転電機用ブラケット

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JPH06189488A
JPH06189488A JP33481292A JP33481292A JPH06189488A JP H06189488 A JPH06189488 A JP H06189488A JP 33481292 A JP33481292 A JP 33481292A JP 33481292 A JP33481292 A JP 33481292A JP H06189488 A JPH06189488 A JP H06189488A
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JP
Japan
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bracket
steel plate
main body
electric machine
auxiliary plate
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JP33481292A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sano
博之 佐野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳物による不具合を解消でき、また、鋼板を
用いながらも強度を確保できて、鋼板による不具合も解
消することができる回転電機用ブラケットを提供する。 【構成】 ブラケット11は、鋼板を絞り加工によって
成形したブラケット本体12と、このブラケット本体1
2の内側の側面に固着した鋼板製の補助板13とから構
成する。補助板13には、切り曲げ加工により複数個の
リブ17を放射状に成形している。斯様なブラケット1
1によれば、鋳物で製作する場合の不具合を解消でき、
また、鋼板を用いながらも強度を確保できる。このと
き、用いる鋼板の板厚は特に厚くする必要がないから、
絞り加工や切り曲げ加工も無理なく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機のフレームの
端部に設けられる回転電機用ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転電機、例えば電動機にお
いては、フレームの端部にブラケットが設けられてい
る。而して、電動機の中で例えば中容量の電動機のブラ
ケットとしては、図17及び図18に示すように、鋳物
にて一体成形されるのが一般的である。この鋳物製のブ
ラケット1には、外周部に電動機の円筒状をなすフレー
ム2(図17の二点鎖線参照)と嵌合するフレーム嵌合
部3が形成され、中央部にロータの回転軸を支承するた
めのベアリングが嵌合されるベアリング嵌合部4が形成
されている。
【0003】また、小容量の電動機のブラケットとして
は、図19及び図20に示すように、鋼板を絞り加工す
ることにより一体成形されるのが一般的である。この鋼
板製のブラケット5にも、上記したブラケット1と同様
に、外周部に電動機の円筒状をなすフレーム6(図19
の二点鎖線参照)と嵌合するフレーム嵌合部7が形成さ
れ、中央部にロータの回転軸を支承するためのベアリン
グが嵌合されるベアリング嵌合部8が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋳物製
のブラケット1を製造する場合には、まず鋳造工程を行
い、その後、機械加工を行う必要があるため、リードタ
イムが長く、生産性が悪いものであった。また、鋳物製
のブラケット1は、板厚が厚いため、重量が大きく、電
動機全体の重量が大きくなり、しかも多量の材料を必要
としていた。さらに、鋳物は製造工程中に粉塵が発生す
るため、製造工場の環境が非常に悪く、防塵マスク等を
必要とする場合もあった。
【0005】一方、鋼板製のブラケット5の場合には、
板厚が比較的薄く、強度が弱いという事情がある。この
ため、中容量の電動機用となると、ロータを支持する強
度を確保するためには、板厚がかなり大きな鋼板を用い
る必要がある。ところが、板厚が大きな鋼板を用いた場
合には、プレスによる絞り加工や打ち抜き加工が困難と
なる不具合があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、鋼板を用いるこ
とで鋳物による不具合を解消でき、また、鋼板を用いな
がらも強度を確保できて、鋼板による不具合も解消する
ことができる回転電機用ブラケットを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
絞り加工により成形され、外周部にフレーム嵌合部を有
すると共に中央部にベアリング嵌合部を有する鋼板製の
ブラケット本体と、切り曲げ加工により成形された複数
のリブを有し、前記ブラケット本体の側面に固着された
鋼板製の補助板とを具備する構成としたところに特徴を
有する。
【0008】本発明の第2の手段は、絞り加工により成
形され、外周部にフレーム嵌合部を有する鋼板製のブラ
ケット本体と、このブラケット本体の中央部に固着され
た鋼板製のベアリングハウジングと、切り曲げ加工によ
り成形された複数のリブを有し、前記ブラケット本体の
側面に固着された鋼板製の補助板とを具備する構成とし
たところに特徴を有する。
【0009】本発明の第3の手段は、絞り加工により成
形され、外周部にフレーム嵌合部を有すると共に中央部
にベアリング嵌合部を有する鋼板製のブラケット本体
と、このブラケット本体の側面に固着された鋼板製の補
助板とを具備し、これらブラケット本体及び補助板のう
ちの一方に切り曲げ加工により複数のリブを成形すると
共に、他方に切り曲げ加工により複数のよろい窓を成形
し、前記リブの成形に伴い形成される孔部と前記よろい
窓の開口部とを連通させるようにしたところに特徴を有
する。
【0010】本発明の第4の手段は、絞り加工により成
形され、外周部にフレーム嵌合部を有する鋼板製のブラ
ケット本体と、このブラケット本体の中央部に固着され
た鋼板製のベアリングハウジングと、前記ブラケット本
体の側面に固着された鋼板製の補助板とを具備し、前記
ブラケット本体及び補助板のうちの一方に切り曲げ加工
により複数のリブを成形すると共に、他方に切り曲げ加
工により複数のよろい窓を成形し、前記リブの成形に伴
い形成される孔部と前記よろい窓の開口部とを連通させ
るようにしたところに特徴を有する。
【0011】
【作用】第1の手段によれば、ブラケットを、鋼板製の
ブラケット本体と、鋼板製の補助板とを組み合わせて構
成しているから、ブラケットを鋳物で成形する場合の不
具合を解消でき、また、ブラケット全体を一枚の鋼板で
製作するものとは違い、鋼板を用いながらも強度を確保
することができる。このとき、鋼板の板厚は特に厚くす
る必要がないから、絞り加工や切り曲げ加工も無理なく
行うことができる。しかも、補助板には切り曲げ加工に
より複数のリブを形成するようにしているから、そのリ
ブにより補助板、ひいてはブラケットの剛性をアップで
きる。
【0012】第2の手段によれば、ブラケットを、鋼板
製のブラケット本体と、鋼板製のベアリングハウジング
と、鋼板製の補助板とを組み合わせて構成しているか
ら、ブラケットを鋳物で成形する場合の不具合を解消で
き、また、ブラケット全体を一枚の鋼板で製作するもの
とは違い、鋼板を用いながらも強度を確保することがで
きる。またこの場合も、鋼板の板厚は特に厚くする必要
がないから、絞り加工や切り曲げ加工も無理なく行うこ
とができ、しかも、補助板には切り曲げ加工により複数
のリブを形成するようにしているから、そのリブにより
補助板、ひいてはブラケットの剛性をアップできる。
【0013】第3の手段によれば、第1の手段と同様
に、ブラケットを、鋼板製のブラケット本体と、鋼板製
の補助板とを組み合わせて構成しているから、ブラケッ
トを鋳物で成形する場合の不具合を解消できると共に、
鋼板を用いながらも強度を確保することができる。ま
た、鋼板の板厚は特に厚くする必要がないから、絞り加
工や切り曲げ加工も無理なく行うことができる。
【0014】しかも、ブラケット本体及び補助板のうち
の一方にリブを成形すると共に、他方によろい窓を成形
し、そのリブの成形に伴い形成される孔部とよろい窓の
開口部とを連通させることにより、それら孔部と開口部
とを通して回転電機の内部と外部との通気性が確保でき
るようになる。
【0015】第4の手段によれば、第2の手段と同様
に、ブラケットを、鋼板製のブラケット本体と、鋼板製
のベアリングハウジングと、鋼板製の補助板とを組み合
わせて構成しているから、ブラケットを鋳物で成形する
場合の不具合を解消できると共に、鋼板を用いながらも
強度を確保することができる。また、鋼板の板厚は特に
厚くする必要がないから、その鋼板の絞り加工や切り曲
げ加工も無理なく行うことができる。
【0016】しかも、第3の手段と同様に、ブラケット
本体及び補助板のうちの一方にリブを成形すると共に、
他方によろい窓を成形し、そのリブの成形に伴い形成さ
れる孔部とよろい窓の開口部とを連通させることによ
り、それら孔部と開口部とを通して回転電機の内部と外
部との通気性が確保できるようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を回転電機としての電動機のブ
ラケットに適用した第1ないし第14実施例について説
明する。
【0018】まず、図1及び図2は本発明の第1実施例
を示す。この第1実施例のブラケット11は、全閉外扇
形の電動機に用いるものであり、鋼板製のブラケット本
体12と、鋼板製の補助板13とを組み合わせて構成し
ている。
【0019】このうちブラケット本体12は、鋼板を絞
り加工することによって、外周部に電動機の円筒状をな
すフレーム14(図1の二点鎖線参照)と嵌合するフレ
ーム嵌合部15を有すると共に、中央部に図示しないロ
ータの回転軸を支承するためのベアリングが嵌合される
凹状のベアリング嵌合部16を有するように成形されて
いる。
【0020】これに対し、補助板13は、環状をなす鋼
板を切り曲げ加工することによって、複数個、この場合
6個の矩形状のリブ17を放射状に有するように形成さ
れている。なお、補助板13には、各リブ17を成形す
ることに伴い矩形状の孔部18が形成されている。そし
て、この補助板13は、上記ブラケット本体12の内側
となる側面(図1中右側面)に、リブ17の先端がフレ
ーム14の内方へ向く状態で、例えばプロジェクション
溶接により固着されている。
【0021】なお、高精度のブラケット11が必要な場
合は、ブラケット本体12と補助板13とを固着した後
に、フレーム嵌合部15とベアリング嵌合部16とを切
削加工により同心状に仕上げると良い。
【0022】上記した第1実施例によれば、ブラケット
11を、鋼板製のブラケット本体12と、鋼板製の補助
板13とを組み合わせて構成しているから、ブラケット
を鋳物で製作する場合の不具合を解消することができ、
また、ブラケット全体を一枚の鋼板で製作するものとは
違い、鋼板を用いながらも強度を確保することができ
る。このとき、ブラケット本体12及び補助板13に用
いる鋼板の板厚は特に厚くする必要がないから、絞り加
工や切り曲げ加工も無理なく行うことができる。しか
も、補助板13には切り曲げ加工により複数のリブ17
を形成するようにしているから、そのリブ17により補
助板13、ひいてはブラケット11の剛性をアップでき
る。
【0023】図3は本発明の第2実施例を示したもので
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、鋼板製の補助板19には、上記補助板13と
同様に6個のリブ17が放射状に成形されていると共
に、中央部に短円筒部20が成形されている。
【0024】而して、斯様な補助板19は、リブ17の
先端が外側へ向く状態で短円筒部20を上記ブラケット
本体12におけるベアリング嵌合部16の外周面に嵌合
させ、ブラケット本体12の外側となる側面(図3中左
側面)に溶接により固着し、以てブラケット21を構成
している。
【0025】この第2実施例の場合には、補助板19の
短円筒部20をブラケット本体12におけるベアリング
嵌合部16の外周面に嵌合させる構成としているので、
ベアリング嵌合部16が補助板19の径方向の位置決め
に利用できる利点がある。また、補助板19のリブ17
が露出した状態となっているから、放熱効率を良くでき
る利点もある。
【0026】図4は本発明の第3実施例を示したもので
あり、第1実施例とは次の点が異なっている。すなわ
ち、第1実施例と同様な構成の補助板13を、リブ17
の先端がブラケット本体12の内側となる側面(図4中
右側面)に向く状態で、ブラケット本体12の内側とな
る側面にリブ17を介して溶接することにより固着し、
以てブラケット22を構成している。
【0027】図5及び図6は本発明の第4実施例を示し
たものであり、第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、この第4実施例のブラケット23は、防滴保
護形の電動機に用いるものであり、鋼板製のブラケット
本体24と、第1実施例と同様な構成の補助板13とを
組み合わせて構成している。
【0028】ブラケット本体24は、第1実施例のブラ
ケット本体12と同様に鋼板を絞り加工することによっ
て、外周部にフレーム嵌合部15を有すると共に、中央
部にベアリング嵌合部16を有するように成形され、さ
らに切り曲げ加工によって、多数個のよろい窓25を有
するように成形されている。よろい窓25は、外方へ張
り出す庇部26と、この庇部26の成形に伴って形成さ
れる開口部27とから構成されている。
【0029】而して、ブラケット23は、上記構成のブ
ラケット本体24の内側となる側面(図5中右側面)
に、補助板13を第1実施例と同様な向きとなるように
固着して構成している。この場合、ブラケット本体24
と補助板13とは、補助板13にリブ17の成形に伴っ
て形成された孔部18と、ブラケット本体24における
よろい窓25の開口部27とが一部連通するように組み
合わせている。
【0030】この第4実施例の場合には、補助板13の
孔部18とブラケット本体24の開口部27とが連通し
ていることにより、それら孔部18及び開口部27を通
して電動機の内部と外部とが連通する状態となるから、
通気性を確保することができる。
【0031】図7は本発明の第5実施例を示したもので
あり、この第5実施例のブラケット28は、第4実施例
におけるブラケット本体24と、第2実施例(図3参
照)における補助板19とを、第2実施例と同様に組み
合わせることによって構成している。この場合も、補助
板19における孔部18と、ブラケット本体24におけ
るよろい窓25の開口部27とが連通する構成となって
いる。
【0032】また、図8は本発明の第6実施例を示した
ものであり、この第6実施例のブラケット29は、第4
実施例におけるブラケット本体24と、第3実施例(図
4参照)における補助板13とを、第3実施例と同様に
組み合わせることによって構成している。この場合も、
補助板13における孔部18と、ブラケット本体24に
おけるよろい窓25の開口部27とが連通する構成とな
っている。
【0033】図9は本発明の第7実施例を示したもので
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、この第7実施例のブラケット30は、第1実
施例と同様に全閉外扇形の電動機に用いるものであり、
鋼板製のブラケット本体31と、鋼板製のベアリングハ
ウジング32と、第1実施例と同様な構成の補助板13
とを組み合わせて構成している。
【0034】このうちブラケット本体31は、鋼板を絞
り加工することによって、外周部にフレーム嵌合部33
を有すると共に、中央部に短円筒状の挿入筒部34を有
するように成形されている。また、ベアリングハウジン
グ32は、円筒状の鋼板から製作されたもので、図示し
ないベアリングを嵌合するために凹状に成形されてい
る。
【0035】而して、ブラケット30は、ブラケット本
体31の挿入筒部34にベアリングハウジング32を挿
入して溶接により固着し、また、ブラケット本体31の
内側となる側面(図9中右側面)に、補助板13を第1
実施例と同様な向きとなるように溶接により固着するこ
とによって構成している。
【0036】なお、斯様な実施例においても、高精度の
ブラケット30が必要な場合は、ブラケット本体31,
ベアリングハウジング32及び補助板13を固着した後
に、フレーム嵌合部33とベアリングハウジング32と
を切削加工により同心状に仕上げると良い。
【0037】図10は本発明の第8実施例を示したもの
であり、この第8実施例のブラケット35は、第7実施
例におけるブラケット本体31とベアリングハウジング
32とを組み合わせたものと、第2実施例(図3参照)
における補助板19とを第2実施例と同様に組み合わせ
ることによって構成している。
【0038】図11は本発明の第9実施例を示したもの
であり、この第9実施例のブラケット36は、第7実施
例におけるブラケット本体31とベアリングハウジング
32とを組み合わせたものと、第3実施例(図4参照)
における補助板13とを第3実施例と同様に組み合わせ
ることによって構成している。
【0039】図12は本発明の第10実施例を示したも
のである。この第10実施例のブラケット37は、前述
した第4実施例(図5及び図6参照)と同様に防滴保護
形の電動機に用いるものであり、鋼板製のブラケット本
体38と、第7実施例と同様な構成のベアリングハウジ
ング32と、第4実施例と同様な構成の補助板13とを
組み合わせて構成している。
【0040】ブラケット本体38は、第7実施例のブラ
ケット本体31と同様に鋼板を絞り加工することによっ
て、外周部にフレーム嵌合部33を有すると共に、中央
部に短円筒状の挿入筒部34を有するように成形され、
さらに切り曲げ加工によって、第4実施例と同様に多数
個のよろい窓25を有するように成形されている。よろ
い窓25は、外方へ張り出す庇部26と、この庇部26
の成形に伴って形成される開口部27とから構成されて
いる。
【0041】而して、ブラケット37は、ブラケット本
体38の挿入筒部34にベアリングハウジング32を挿
入して溶接により固着し、また、ブラケット本体38の
内側となる側面(図12中右側面)に、補助板13を第
4実施例と同様な向きとなるように溶接により固着する
ことによって構成している。この場合も、ブラケット本
体38と補助板13とは、第4実施例と同様に、補助板
13における孔部18と、ブラケット本体38における
よろい窓25の開口部27とが一部連通するように組み
合わせている。
【0042】図13は本発明の第11実施例を示したも
のであり、この第11実施例のブラケット39は、第1
0実施例におけるブラケット本体38とベアリングハウ
ジング32とを組み合わせたものと、第5実施例(図7
参照)における補助板19とを、第5実施例と同様に組
み合わせることによって構成している。この場合も、補
助板19における孔部18と、ブラケット本体38にお
けるよろい窓25の開口部27とが連通する構成となっ
ている。
【0043】図14は本発明の第12実施例を示したも
のであり、この第12実施例のブラケット40は、第1
0実施例におけるブラケット本体38とベアリングハウ
ジング32とを組み合わせたものと、第6実施例(図8
参照)における補助板13とを、第6実施例と同様に組
み合わせることによって構成している。この場合も、補
助板13における孔部18と、ブラケット本体38にお
けるよろい窓25の開口部27とが連通する構成となっ
ている。
【0044】また、図15は本発明の第13実施例を示
したものであり、前記第5実施例(図7参照)とは次の
点が異なっている。すなわち、この第13実施例のブラ
ケット41は、防滴保護形の電動機に用いるものであ
り、鋼板製のブラケット本体42と、鋼板製の補助板4
3とを組み合わせて構成している。
【0045】このうち、ブラケット本体42は、第5実
施例のブラケット本体24と同様に鋼板を絞り加工する
ことによって、外周部にフレーム嵌合部15を有すると
共に、中央部にベアリング嵌合部16を有するように成
形され、さらに切り曲げ加工によって、6個のリブ17
を放射状に有するように成形されている。また、補助板
43は、外周部に多数個のよろい窓25を有すると共
に、中央部にベアリング嵌合部16の外周面と嵌合する
短円筒部20を有するように成形されている。
【0046】而して、ブラケット41は、ブラケット本
体42と補助板43とを、第5実施例と同様な配置とな
るように組み合わせて固着することにより構成してい
る。この場合も、ブラケット本体42における孔部18
と、補助板43におけるよろい窓25の開口部27とが
連通する構成となっている。
【0047】そして、図16は本発明の第14実施例を
示したものであり、前記第11実施例(図13参照)と
は次の点が異なっている。すなわち、この第14実施例
のブラケット44は、防滴保護形の電動機に用いるもの
であり、鋼板製のブラケット本体45と、鋼板製のベア
リングハウジング32と、第13実施例における補助板
43とを組み合わせて構成している。
【0048】ブラケット本体45は、第11実施例のブ
ラケット本体38と同様に鋼板を絞り加工することによ
って、外周部にフレーム嵌合部33を有すると共に、中
央部に短円筒状の挿入筒部34を有するように成形さ
れ、さらに切り曲げ加工によって、6個のリブ17を放
射状に有するように成形されている。
【0049】而して、ブラケット44は、ブラケット本
体45と、ベアリングハウジング32と、補助板43と
を、第11実施例と同様な配置となるように固着するこ
とにより構成している。この場合も、ブラケット本体4
5における孔部18と、補助板43におけるよろい窓2
5の開口部27とが連通する構成となっている。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の回転電機用ブラケット
によれば、ブラケットを、鋼板製のブラケット本体と、
鋼板製の補助板とを組み合わせて構成したから、ブラケ
ットを鋳物で成形する場合の不具合を解消でき、また、
ブラケット全体を一枚の鋼板で製作するものとは違い、
鋼板を用いながらも強度を確保することができる。この
とき、鋼板の板厚は特に厚くする必要がないから、絞り
加工や切り曲げ加工も無理なく行うことができる。しか
も、補助板には切り曲げ加工により複数のリブを形成す
るようにしているから、そのリブにより補助板、ひいて
はブラケットの剛性をアップできる。
【0051】請求項2に記載の回転電機用ブラケットに
よれば、ブラケットを、鋼板製のブラケット本体と、鋼
板製のベアリングハウジングと、鋼板製の補助板とを組
み合わせて構成したから、請求項1のものと同様に、ブ
ラケットを鋳物で成形する場合の不具合を解消できると
共に、鋼板を用いながらも強度を確保することができ
る。またこの場合も、鋼板の板厚は特に厚くする必要が
ないから、絞り加工や切り曲げ加工も無理なく行うこと
ができ、しかも、補助板には切り曲げ加工により複数の
リブを形成するようにしているから、そのリブにより補
助板、ひいてはブラケットの剛性をアップできる。
【0052】請求項3に記載の回転電機用ブラケットに
よれば、請求項1に記載のものと同様に、ブラケット
を、鋼板製のブラケット本体と、鋼板製の補助板とを組
み合わせて構成していたから、ブラケットを鋳物で成形
する場合の不具合を解消できると共に、鋼板を用いなが
らも強度を確保することができる。また、鋼板の板厚は
特に厚くする必要がないから、絞り加工や切り曲げ加工
も無理なく行うことができる。
【0053】しかも、ブラケット本体及び補助板のうち
の一方にリブを成形すると共に、他方によろい窓を成形
し、そのリブの成形に伴い形成される孔部とよろい窓の
開口部とを連通させることにより、それら孔部と開口部
とを通して回転電機の内部と外部との通気性が確保でき
るようになる。
【0054】請求項4に記載の回転電機用ブラケットに
よれば、請求項2に記載のものと同様に、ブラケット
を、鋼板製のブラケット本体と、鋼板製のベアリングハ
ウジングと、鋼板製の補助板とを組み合わせて構成した
から、ブラケットを鋳物で成形する場合の不具合を解消
できると共に、鋼板を用いながらも強度を確保すること
ができる。また、鋼板の板厚は特に厚くする必要がない
から、その鋼板の絞り加工や切り曲げ加工も無理なく行
うことができる。
【0055】しかも、請求項3に記載のものと同様に、
ブラケット本体及び補助板のうちの一方にリブを成形す
ると共に、他方によろい窓を成形し、そのリブの成形に
伴い形成される孔部とよろい窓の開口部とを連通させる
ことにより、それら孔部と開口部とを通して回転電機の
内部と外部との通気性が確保できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断側面図
【図2】図1中矢印A方向から見た図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図6】図5中矢印B方向から見た図
【図7】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第8実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第9実施例を示す図1相当図
【図12】本発明の第10実施例を示す図1相当図
【図13】本発明の第11実施例を示す図1相当図
【図14】本発明の第12実施例を示す図1相当図
【図15】本発明の第13実施例を示す図1相当図
【図16】本発明の第14実施例を示す図1相当図
【図17】従来構成を示す図1相当図
【図18】図17中矢印B方向から見た図
【図19】異なる従来構成を示す図1相当図
【図20】図19中矢印B方向から見た図
【符号の説明】
11,21,22,23,28,29,30,35,3
6,37,39,40,41,44はブラケット、1
2,24,31,38,42,45はブラケット本体、
13,19,43は補助板、14はフレーム、15,3
3はフレーム嵌合部、16はベアリング嵌合部、17は
リブ、18は孔部、25はよろい窓、27は開口部であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の筒状をなすフレームの端部に
    設けられる回転電機用ブラケットにおいて、 絞り加工により成形され、外周部にフレーム嵌合部を有
    すると共に中央部にベアリング嵌合部を有する鋼板製の
    ブラケット本体と、切り曲げ加工により成形された複数
    のリブを有し、前記ブラケット本体の側面に固着された
    鋼板製の補助板とを具備して成ることを特徴とする回転
    電機用ブラケット。
  2. 【請求項2】 回転電機の筒状をなすフレームの端部に
    設けられる回転電機用ブラケットにおいて、 絞り加工により成形され、外周部にフレーム嵌合部を有
    する鋼板製のブラケット本体と、このブラケット本体の
    中央部に固着された鋼板製のベアリングハウジングと、
    切り曲げ加工により成形された複数のリブを有し、前記
    ブラケット本体の側面に固着された鋼板製の補助板とを
    具備して成ることを特徴とする回転電機用ブラケット。
  3. 【請求項3】 回転電機の筒状をなすフレームの端部に
    設けられる回転電機用ブラケットにおいて、 絞り加工により成形され、外周部にフレーム嵌合部を有
    すると共に中央部にベアリング嵌合部を有する鋼板製の
    ブラケット本体と、このブラケット本体の側面に固着さ
    れた鋼板製の補助板とを具備し、 これらブラケット本体及び補助板のうちの一方に切り曲
    げ加工により複数のリブを成形すると共に、他方に切り
    曲げ加工により複数のよろい窓を成形し、前記リブの成
    形に伴い形成される孔部と前記よろい窓の開口部とを連
    通させたことを特徴とする回転電機用ブラケット。
  4. 【請求項4】 回転電機の筒状をなすフレームの端部に
    設けられる回転電機用ブラケットにおいて、 絞り加工により成形され、外周部にフレーム嵌合部を有
    する鋼板製のブラケット本体と、このブラケット本体の
    中央部に固着された鋼板製のベアリングハウジングと、
    前記ブラケット本体の側面に固着された鋼板製の補助板
    とを具備し、 前記ブラケット本体及び補助板のうちの一方に切り曲げ
    加工により複数のリブを成形すると共に、他方に切り曲
    げ加工により複数のよろい窓を成形し、前記リブの成形
    に伴い形成される孔部と前記よろい窓の開口部とを連通
    させたことを特徴とする回転電機用ブラケット。
JP33481292A 1992-12-16 1992-12-16 回転電機用ブラケット Pending JPH06189488A (ja)

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