JPH06189486A - 振動モータ用ホルダ - Google Patents
振動モータ用ホルダInfo
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- JPH06189486A JPH06189486A JP4353496A JP35349692A JPH06189486A JP H06189486 A JPH06189486 A JP H06189486A JP 4353496 A JP4353496 A JP 4353496A JP 35349692 A JP35349692 A JP 35349692A JP H06189486 A JPH06189486 A JP H06189486A
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- piece
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 円筒状の振動モータをプリント基板上に固定
する際に用いるホルダにおいて、ホルダによる振動モー
タの挟圧保持力が脱落、緩みを生ぜしめない程度に強力
でありながら、ホルダにモータを嵌着する際の作業性が
良好であり、しかもホルダをプリント基板に固定する作
業性、モータのリード線の煩雑な処理が不要な振動モー
タ用ホルダを提供する。 【構成】 略U字型に湾曲された金属板から成る振動モ
ータ保持用のホルダであって、該金属板の両端縁には略
L字型の脚片を突設すると共に、該金属板の一端縁及び
中間部適所には夫々該モータの両端面を保持するための
爪を屈曲形成し、前記脚片をプリント基板に形成した支
持孔内に挿入したあとで基板下面から突設した先端部を
折り曲げることにより該ホルダは該プリント基板に固定
される。
する際に用いるホルダにおいて、ホルダによる振動モー
タの挟圧保持力が脱落、緩みを生ぜしめない程度に強力
でありながら、ホルダにモータを嵌着する際の作業性が
良好であり、しかもホルダをプリント基板に固定する作
業性、モータのリード線の煩雑な処理が不要な振動モー
タ用ホルダを提供する。 【構成】 略U字型に湾曲された金属板から成る振動モ
ータ保持用のホルダであって、該金属板の両端縁には略
L字型の脚片を突設すると共に、該金属板の一端縁及び
中間部適所には夫々該モータの両端面を保持するための
爪を屈曲形成し、前記脚片をプリント基板に形成した支
持孔内に挿入したあとで基板下面から突設した先端部を
折り曲げることにより該ホルダは該プリント基板に固定
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動によって信号の着信
を携帯者に報知する為の振動モータを備えた受信器にに
おけるモータの支持構造に関し、特に振動モータ用のホ
ルダの改良に関する。
を携帯者に報知する為の振動モータを備えた受信器にに
おけるモータの支持構造に関し、特に振動モータ用のホ
ルダの改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来のページャ等の携帯用の受信機にあっ
ては、着信したことを携帯者に知らせる為に着信音を発
するように構成されているが、着信音は周囲の人間にも
聞こえ、騒々しい為に、携帯者の所在する環境によって
は着信音の発生を避けたい場合がある。また、難聴者は
着信音により着信を知ることが困難である。このような
ところから、着信音の代わりに受信機内部に備えた振動
モータの振動によって着信を報知する機能を備えた受信
機が開発されている。
ては、着信したことを携帯者に知らせる為に着信音を発
するように構成されているが、着信音は周囲の人間にも
聞こえ、騒々しい為に、携帯者の所在する環境によって
は着信音の発生を避けたい場合がある。また、難聴者は
着信音により着信を知ることが困難である。このような
ところから、着信音の代わりに受信機内部に備えた振動
モータの振動によって着信を報知する機能を備えた受信
機が開発されている。
【0003】上記受信機が備える振動モータは、受信機
筐体内のプリント基板上に固定され、モータが発する振
動を筐体に伝えるものである。図5は従来の円筒状の振
動モータ1の組み付け構造を示しており、この振動モー
タ1は円筒状本体の端面から突出した出力軸2に対して
厚肉円盤状のおもり3を固定したものであり、軸2はお
もりの中心から偏心した位置に固定されている為に、お
もりを偏心回転させることになり、この偏心回転によっ
て振動が発生する。この振動モータ1はホルダ5に保持
された状態でホルダごとプリント基板4上に固定され
る。
筐体内のプリント基板上に固定され、モータが発する振
動を筐体に伝えるものである。図5は従来の円筒状の振
動モータ1の組み付け構造を示しており、この振動モー
タ1は円筒状本体の端面から突出した出力軸2に対して
厚肉円盤状のおもり3を固定したものであり、軸2はお
もりの中心から偏心した位置に固定されている為に、お
もりを偏心回転させることになり、この偏心回転によっ
て振動が発生する。この振動モータ1はホルダ5に保持
された状態でホルダごとプリント基板4上に固定され
る。
【0004】このホルダ5は、金属薄板をプレス成型し
たものであり、略U字状の本体5aの長手方向両端下縁
からは夫々突片5b,5bが下方へ向けて突設されてい
る。この突片5bはプリント基板4に形成した支持孔4
a内に挿着されてからハンダ付けによって固定されてい
た。しかしながら、上記従来のホルダにあっては、略U
字形の本体内にモータ本体を嵌合した状態にあるとき
に、モータから発っせられる振動によって嵌合力が弱っ
たり、モータ自身が脱落したりする事態が生じ易いの
で、ホルダの挟圧保持力を脱落、緩みが生じない程度に
強く設定する必要がある一方で、モータをホルダに嵌着
する際の作業性が悪化しない程度に上記保持力を弱くす
る必要があるという二律背反の要請を満たす必要があ
る。このため、上記従来構造のホルダにあっては、この
2つの要請を満たし得る適度な挟圧保持力を確保する為
にホルダのプレス成形に際して多くの労力を費やしてい
るのが実態であった。また、ホルダの突片をプリント基
板の支持孔内に装着してからハンダ付けする必要がある
為、作業が煩雑なものとなり、この点の改善が望まれて
いた。また、振動モータのおもりがホルダから突出して
いる構造である為に、モータから延びるリード線がモー
タの出力軸やおもりに絡まることを防止する為にリード
線の配線処理が面倒であった。
たものであり、略U字状の本体5aの長手方向両端下縁
からは夫々突片5b,5bが下方へ向けて突設されてい
る。この突片5bはプリント基板4に形成した支持孔4
a内に挿着されてからハンダ付けによって固定されてい
た。しかしながら、上記従来のホルダにあっては、略U
字形の本体内にモータ本体を嵌合した状態にあるとき
に、モータから発っせられる振動によって嵌合力が弱っ
たり、モータ自身が脱落したりする事態が生じ易いの
で、ホルダの挟圧保持力を脱落、緩みが生じない程度に
強く設定する必要がある一方で、モータをホルダに嵌着
する際の作業性が悪化しない程度に上記保持力を弱くす
る必要があるという二律背反の要請を満たす必要があ
る。このため、上記従来構造のホルダにあっては、この
2つの要請を満たし得る適度な挟圧保持力を確保する為
にホルダのプレス成形に際して多くの労力を費やしてい
るのが実態であった。また、ホルダの突片をプリント基
板の支持孔内に装着してからハンダ付けする必要がある
為、作業が煩雑なものとなり、この点の改善が望まれて
いた。また、振動モータのおもりがホルダから突出して
いる構造である為に、モータから延びるリード線がモー
タの出力軸やおもりに絡まることを防止する為にリード
線の配線処理が面倒であった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、円筒状の振動モータをプリント基板上に固定する際
に用いるホルダにおいて、ホルダによる振動モータの挟
圧保持力が脱落、緩みを生ぜしめない程度に強力であり
ながら、ホルダにモータを嵌着する際の作業性が良好で
あり、しかもホルダをプリント基板に固定する作業性、
モータのリード線の煩雑な処理が不要な振動モータ用ホ
ルダを提供することを目的としている。
り、円筒状の振動モータをプリント基板上に固定する際
に用いるホルダにおいて、ホルダによる振動モータの挟
圧保持力が脱落、緩みを生ぜしめない程度に強力であり
ながら、ホルダにモータを嵌着する際の作業性が良好で
あり、しかもホルダをプリント基板に固定する作業性、
モータのリード線の煩雑な処理が不要な振動モータ用ホ
ルダを提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】上記目的を達成するため本発明は、略U
字型に湾曲された金属板から成る振動モータ保持用のホ
ルダであって、該金属板の両端縁には略L字型の脚片を
突設すると共に、該金属板の一端縁及び中間部適所には
夫々該モータの両端面を保持するための爪を屈曲形成
し、前記脚片をプリント基板に形成した支持孔内に挿入
したあとで基板下面から突設した先端部を折り曲げるこ
とにより該ホルダは該プリント基板に固定されること、
略U字型に湾曲された金属板から成る振動モータ保持用
の第1ホルダ片と、該第1のホルダ片の開口を閉止する
第2のホルダ片とから成り、該第1のホルダ片の開口縁
部に設けた被係止突起を該第2のホルダ片に設けた係止
片に向けて折り曲げることにより両ホルダ片を固定する
ことを特徴とする。
字型に湾曲された金属板から成る振動モータ保持用のホ
ルダであって、該金属板の両端縁には略L字型の脚片を
突設すると共に、該金属板の一端縁及び中間部適所には
夫々該モータの両端面を保持するための爪を屈曲形成
し、前記脚片をプリント基板に形成した支持孔内に挿入
したあとで基板下面から突設した先端部を折り曲げるこ
とにより該ホルダは該プリント基板に固定されること、
略U字型に湾曲された金属板から成る振動モータ保持用
の第1ホルダ片と、該第1のホルダ片の開口を閉止する
第2のホルダ片とから成り、該第1のホルダ片の開口縁
部に設けた被係止突起を該第2のホルダ片に設けた係止
片に向けて折り曲げることにより両ホルダ片を固定する
ことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図示した実施例を参照しつつ本発明を
詳細に説明する。図1(a)及び(b)は本発明の好適
な一実施例のホルダの展開図、及び成型後の形態を示す
図であり、このホルダ7は金属板を(a)の如く打ち抜
き成型したあとで、更に(b)のように略U字型(上部
が開口した円形を含む)の断面形状を有するように湾曲
した形状に成型したものである。(a)に示すように略
長方形を有した金属板8の4つの角部からはL字形の突
片である脚片9が夫々図示のごとき形態で一体的に突設
されている。この脚片9は後述するようにプリント基板
の支持孔内に挿入されるものである。
詳細に説明する。図1(a)及び(b)は本発明の好適
な一実施例のホルダの展開図、及び成型後の形態を示す
図であり、このホルダ7は金属板を(a)の如く打ち抜
き成型したあとで、更に(b)のように略U字型(上部
が開口した円形を含む)の断面形状を有するように湾曲
した形状に成型したものである。(a)に示すように略
長方形を有した金属板8の4つの角部からはL字形の突
片である脚片9が夫々図示のごとき形態で一体的に突設
されている。この脚片9は後述するようにプリント基板
の支持孔内に挿入されるものである。
【0008】また、金属板8の後端縁10aの略中央部
には所定の間隔をおいて押え爪11が突設され、更に各
押え爪11の前方適所には各爪11と対称型の形状を有
した爪12が板面をU字型に切り込むことによって形成
される。なお、爪11、12はU字形以外の形状、例え
ばV字、四角形等々であってもよい。爪11と12との
間の間隔はモータ本体の軸方向両端面を押え得る程度に
設定する。また、前方の爪12と金属板8の前端縁10
bとの間の距離Lは、少なくともモータ本体から突出し
た軸及びおもりの長さと同等に設定する。
には所定の間隔をおいて押え爪11が突設され、更に各
押え爪11の前方適所には各爪11と対称型の形状を有
した爪12が板面をU字型に切り込むことによって形成
される。なお、爪11、12はU字形以外の形状、例え
ばV字、四角形等々であってもよい。爪11と12との
間の間隔はモータ本体の軸方向両端面を押え得る程度に
設定する。また、前方の爪12と金属板8の前端縁10
bとの間の距離Lは、少なくともモータ本体から突出し
た軸及びおもりの長さと同等に設定する。
【0009】続いて、この金属板8を(b)のようにモ
ータの外形状に沿う様にU字状に湾曲した状態にプレス
加工し、更に各爪11、12を内側に90度屈曲させ
る。この時各脚片9は下側に位置しており、そのままプ
リント基板の支持孔内に装着可能な状態となっている。
ータの外形状に沿う様にU字状に湾曲した状態にプレス
加工し、更に各爪11、12を内側に90度屈曲させ
る。この時各脚片9は下側に位置しており、そのままプ
リント基板の支持孔内に装着可能な状態となっている。
【0010】図2(a)及び(b)は振動モータ15を
プリント基板13上に組み付けた状態を示す縦断面図及
び底面図であり、U字型に湾曲した金属板の内側の爪1
1、12間に振動モータ15を装着して保持した状態で
脚片9を支持孔14内に差し入れ、その先端部を図示の
ようにねじることにより組付けを完了する。孔14はね
じる前の脚片9の長さ及び幅を僅かに越える長さ及び幅
を有する為、脚片9を挿入するのが容易である一方、挿
入後には脚片9の先端部を(b)のようにねじることに
より、脚片の抜け落ちを確実に防止する。
プリント基板13上に組み付けた状態を示す縦断面図及
び底面図であり、U字型に湾曲した金属板の内側の爪1
1、12間に振動モータ15を装着して保持した状態で
脚片9を支持孔14内に差し入れ、その先端部を図示の
ようにねじることにより組付けを完了する。孔14はね
じる前の脚片9の長さ及び幅を僅かに越える長さ及び幅
を有する為、脚片9を挿入するのが容易である一方、挿
入後には脚片9の先端部を(b)のようにねじることに
より、脚片の抜け落ちを確実に防止する。
【0011】なお、ホルダに対するモータの組み付け手
順としては、上記の他に、後側の爪11だけを折り曲げ
ずにおき、ホルダだけをプリント板に組み付けた後でU
字型の金属板内に爪11側から振動モータを差し込み、
モータの前端部が爪12に係止された時点で、爪11を
折り曲げてモータ後端を係止してもよい。更に、図1の
状態にある金属板8を予めU字型にプレスせず、或は少
しく湾曲癖を付けておくだけに止めておき、プリント基
板への組み付け時にモータをはさんでU字型に湾曲させ
つつ脚片9を支持孔14内に挿入し、その後ねじるよう
にしてもよい。この場合には、金属板8自体の開く方向
へのバネ力を利用して孔14からの脱落を防止すること
が容易となる。なお、爪11、12の双方又は12は、
モータ係止のために予め屈曲させておくことは勿論であ
る。
順としては、上記の他に、後側の爪11だけを折り曲げ
ずにおき、ホルダだけをプリント板に組み付けた後でU
字型の金属板内に爪11側から振動モータを差し込み、
モータの前端部が爪12に係止された時点で、爪11を
折り曲げてモータ後端を係止してもよい。更に、図1の
状態にある金属板8を予めU字型にプレスせず、或は少
しく湾曲癖を付けておくだけに止めておき、プリント基
板への組み付け時にモータをはさんでU字型に湾曲させ
つつ脚片9を支持孔14内に挿入し、その後ねじるよう
にしてもよい。この場合には、金属板8自体の開く方向
へのバネ力を利用して孔14からの脱落を防止すること
が容易となる。なお、爪11、12の双方又は12は、
モータ係止のために予め屈曲させておくことは勿論であ
る。
【0012】このように本発明の第1実施例では、脚片
をプリント基板の支持孔内に差し入れてからねじるだけ
で、十分な強度でホルダをプリント基板に固定できるの
で、ハンダによる接合等の煩雑な作業が不要となる。ま
た、保持したモータの脱落、緩み防止は金属板自体によ
る挟圧力と爪との協働によって実現される一方で、モー
タをホルダに組み付ける際にはホルダはモータの挿着が
容易な程度にバネ力を弱く設定、或はモータの径を越え
る広さに拡開しているため、ホルダによるモータの保持
が容易である。
をプリント基板の支持孔内に差し入れてからねじるだけ
で、十分な強度でホルダをプリント基板に固定できるの
で、ハンダによる接合等の煩雑な作業が不要となる。ま
た、保持したモータの脱落、緩み防止は金属板自体によ
る挟圧力と爪との協働によって実現される一方で、モー
タをホルダに組み付ける際にはホルダはモータの挿着が
容易な程度にバネ力を弱く設定、或はモータの径を越え
る広さに拡開しているため、ホルダによるモータの保持
が容易である。
【0013】なお、本発明では、モータ全体がホルダ内
に包囲収納されるため、モータ本体はホルダ内周により
挟圧保持される一方、モータ軸に偏心して固定されたお
もりはホルダ内壁に邪魔されずに回転できるように寸法
設定される。
に包囲収納されるため、モータ本体はホルダ内周により
挟圧保持される一方、モータ軸に偏心して固定されたお
もりはホルダ内壁に邪魔されずに回転できるように寸法
設定される。
【0014】次に、図3(a) (b) (c) 及び(d) は本発明
の第2実施例の構成を示す図であり、(a) (b) (c) はホ
ルダに対する振動モータの装着手順を示す斜視図、(d)
は(c) のX−X断面図、図4(a) (b) (c) はモータを装
着完了したときのホルダの状態を示す斜視図、一部拡大
図、及びY−Y断面図である。このホルダ16は断面形
状が略U字型(上部が開口した円形を含む)の金属板製
の第1のホルダ片17と、この第1のホルダ片17の上
部開口18に係合して第1のホルダ片17内の振動モー
タの脱落を防止する金属板製の第2のホルダ片19とを
有する。第1のホルダ片17は内部に収容しようとする
図示しない円筒形の振動モータの挿着が容易となるよう
にモータの径よりも大きめに構成したモータ保持部17
aと、モータ保持部17aの開口縁部に所定間隔をおい
て突設され外側へ向けて略水平状態に屈曲せしめられた
被係止突起17bと、モータ保持部17aの底部適所
(この実施例では軸方向両端開口底部)から下方へ向け
て突設したL字型の脚片17cとを有する。モータ保持
部17aの軸方向長さは、振動モータ全体を収納して覆
うに足る程度に設定する。第2のホルダ片19は、金属
板から成る長方形の枠体20であり、第1のホルダ片1
7の開口部18の幅を越える幅方向長と、該第1のホル
ダ片17の軸方向長さよりも僅かに短い長手方向寸法を
有するよう構成するとともに、内部空所の中央部には仕
切り20aが差し渡されている。仕切り20により画成
された各空所21、22の対向し合う縁部には第1のホ
ルダ片17の被係止突起17bと係合可能な係止突起2
3が形成されている。また、第2のホルダ片19は全体
として第1のホルダ片17の外周面形状に整合可能なよ
うに所定の湾曲を付与されている。
の第2実施例の構成を示す図であり、(a) (b) (c) はホ
ルダに対する振動モータの装着手順を示す斜視図、(d)
は(c) のX−X断面図、図4(a) (b) (c) はモータを装
着完了したときのホルダの状態を示す斜視図、一部拡大
図、及びY−Y断面図である。このホルダ16は断面形
状が略U字型(上部が開口した円形を含む)の金属板製
の第1のホルダ片17と、この第1のホルダ片17の上
部開口18に係合して第1のホルダ片17内の振動モー
タの脱落を防止する金属板製の第2のホルダ片19とを
有する。第1のホルダ片17は内部に収容しようとする
図示しない円筒形の振動モータの挿着が容易となるよう
にモータの径よりも大きめに構成したモータ保持部17
aと、モータ保持部17aの開口縁部に所定間隔をおい
て突設され外側へ向けて略水平状態に屈曲せしめられた
被係止突起17bと、モータ保持部17aの底部適所
(この実施例では軸方向両端開口底部)から下方へ向け
て突設したL字型の脚片17cとを有する。モータ保持
部17aの軸方向長さは、振動モータ全体を収納して覆
うに足る程度に設定する。第2のホルダ片19は、金属
板から成る長方形の枠体20であり、第1のホルダ片1
7の開口部18の幅を越える幅方向長と、該第1のホル
ダ片17の軸方向長さよりも僅かに短い長手方向寸法を
有するよう構成するとともに、内部空所の中央部には仕
切り20aが差し渡されている。仕切り20により画成
された各空所21、22の対向し合う縁部には第1のホ
ルダ片17の被係止突起17bと係合可能な係止突起2
3が形成されている。また、第2のホルダ片19は全体
として第1のホルダ片17の外周面形状に整合可能なよ
うに所定の湾曲を付与されている。
【0015】このホルダ16により図示しない円筒形の
振動モータを保持する場合には、第1のホルダ片17の
軸方向開口からモータを差し入れてから図3(a) (b)
(c) 、図4に示した如き手順で第2のホルダ片19を開
口18の縁部に係止することによりモータの脱落を防止
する。即ち、図示しない振動モータを収容した第1のホ
ルダ片17の開口18上に図3(b) のように被係止突起
17bと係止突起23との位置がずれるように第2のホ
ルダ片19を当てがい、続いて第2のホルダ片19を矢
印方向へスライドさせて図3(c) (d) に示すように係止
突起23が被係止突起17bの下側に入り込むようにセ
ットすればよい。更に、図4に示すように被係止突起1
7bを係止突起23諸共モータ保持部17aの外周面に
向けて折り曲げることにより、第2のホルダ片19を第
1のホルダ片17に係止固定してもよく、このとき、第
1のホルダ17は内径方向へ圧縮されるので第1のホル
ダ片17内の振動モータも十分な挟圧力で保持されるこ
とになり、脱落、緩みがなくなる。
振動モータを保持する場合には、第1のホルダ片17の
軸方向開口からモータを差し入れてから図3(a) (b)
(c) 、図4に示した如き手順で第2のホルダ片19を開
口18の縁部に係止することによりモータの脱落を防止
する。即ち、図示しない振動モータを収容した第1のホ
ルダ片17の開口18上に図3(b) のように被係止突起
17bと係止突起23との位置がずれるように第2のホ
ルダ片19を当てがい、続いて第2のホルダ片19を矢
印方向へスライドさせて図3(c) (d) に示すように係止
突起23が被係止突起17bの下側に入り込むようにセ
ットすればよい。更に、図4に示すように被係止突起1
7bを係止突起23諸共モータ保持部17aの外周面に
向けて折り曲げることにより、第2のホルダ片19を第
1のホルダ片17に係止固定してもよく、このとき、第
1のホルダ17は内径方向へ圧縮されるので第1のホル
ダ片17内の振動モータも十分な挟圧力で保持されるこ
とになり、脱落、緩みがなくなる。
【0016】各係止突起23に所定の間隔をおいて突部
23aを設け、この突部23a間に被係止突起17bを
位置させることにより、ホルダ片の軸方向へのずれを防
止するのが好ましい(図4(b) 、(c) )。
23aを設け、この突部23a間に被係止突起17bを
位置させることにより、ホルダ片の軸方向へのずれを防
止するのが好ましい(図4(b) 、(c) )。
【0017】脚片17cは上記第1実施例と同様の構成
とし、図2(a) (b) に示した如くプリント基板に組み付
ける。このようにしてプリント基板上に実装した振動モ
ータはホルダによって包囲されているので、おもり部分
が露出することがなくモータのリード線が絡まることが
なく、リード線の処理が容易である。
とし、図2(a) (b) に示した如くプリント基板に組み付
ける。このようにしてプリント基板上に実装した振動モ
ータはホルダによって包囲されているので、おもり部分
が露出することがなくモータのリード線が絡まることが
なく、リード線の処理が容易である。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明した如く、円筒状の振
動モータをプリント基板上に固定する際に用いるホルダ
において、ホルダによる振動モータの挟圧保持力が脱
落、緩みを生ぜしめない程度に強力でありながら、ホル
ダにモータを嵌着する際の作業性を良好化し、しかもホ
ルダをプリント基板に固定する作業性、モータのリード
線の煩雑な処理を不要とすることができる。
動モータをプリント基板上に固定する際に用いるホルダ
において、ホルダによる振動モータの挟圧保持力が脱
落、緩みを生ぜしめない程度に強力でありながら、ホル
ダにモータを嵌着する際の作業性を良好化し、しかもホ
ルダをプリント基板に固定する作業性、モータのリード
線の煩雑な処理を不要とすることができる。
【図1】(a) 及び(b) は本発明の第1実施例のホルダの
展開図及びモータを保持する際の形状を示す図。
展開図及びモータを保持する際の形状を示す図。
【図2】(a) 及び(b) はモータを保持したホルダをプリ
ント基板に組み付けた状態を示す縦断面図及び底面図。
ント基板に組み付けた状態を示す縦断面図及び底面図。
【図3】(a) (b) (c) 及び(d) は本発明の第2実施例の
構成を示す図であり、(a) (b)(c) はホルダに対する振
動モータの装着手順を示す斜視図、(d) は(c) のX−X
断面図。
構成を示す図であり、(a) (b)(c) はホルダに対する振
動モータの装着手順を示す斜視図、(d) は(c) のX−X
断面図。
【図4】(a) (b) (c) はモータを装着完了したときのホ
ルダの状態を示す斜視図、一部拡大図、及びY−Y断面
図。
ルダの状態を示す斜視図、一部拡大図、及びY−Y断面
図。
【図5】従来例の説明図である。
7 ホルダ、8 金属板、9 脚片、10a,10b
端縁、11 爪、12爪、13 プリント基板、14
支持孔、15 振動モータ、16 ホルダ、17 第1
のホルダ片、17a モータ保持部、17b 被係止突
起、17c 脚片、18 上部開口、19 第2のホル
ダ片、23 係止突起、23a 突部、
端縁、11 爪、12爪、13 プリント基板、14
支持孔、15 振動モータ、16 ホルダ、17 第1
のホルダ片、17a モータ保持部、17b 被係止突
起、17c 脚片、18 上部開口、19 第2のホル
ダ片、23 係止突起、23a 突部、
Claims (2)
- 【請求項1】 略U字型に湾曲された金属板から成る振
動モータ保持用のホルダであって、該金属板の両端縁に
は略L字型の脚片を突設すると共に、該金属板の一端縁
及び中間部適所には夫々該モータの両端面を保持するた
めの爪を屈曲形成し、前記脚片をプリント基板に形成し
た支持孔内に挿入したあとで基板下面から突設した先端
部を折り曲げることにより該ホルダは該プリント基板に
固定されることを特徴とする振動モータ用ホルダ。 - 【請求項2】 略U字型に湾曲された金属板から成る振
動モータ保持用の第1ホルダ片と、該第1のホルダ片の
開口を閉止する第2のホルダ片とから成り、該第1のホ
ルダ片の開口縁部に設けた被係止突起を該第2のホルダ
片に設けた係止片に向けて折り曲げることにより両ホル
ダ片を固定することを特徴とする振動モータ用ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4353496A JPH06189486A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 振動モータ用ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4353496A JPH06189486A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 振動モータ用ホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06189486A true JPH06189486A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18431237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4353496A Pending JPH06189486A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 振動モータ用ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06189486A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0720081U (ja) * | 1993-09-02 | 1995-04-07 | 松下電器産業株式会社 | 小型モータ |
CN1312826C (zh) * | 2002-06-11 | 2007-04-25 | 索尼爱立信移动通讯股份有限公司 | 具有振动器和可换外壳的电子装置 |
JP2008199590A (ja) * | 2008-01-15 | 2008-08-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 振動機保持装置およびこれを備えた無線機器 |
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JP2009213162A (ja) * | 1996-08-29 | 2009-09-17 | Panasonic Corp | 振動機保持装置およびこれを備えた無線機器 |
US7709983B2 (en) | 2007-05-24 | 2010-05-04 | Minebea Motor Manufacturing Corporation | Vibration motor holding structure and vibration motor |
JP2020108234A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | ミネベアミツミ株式会社 | 回転機器 |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP4353496A patent/JPH06189486A/ja active Pending
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