JPH0618937A - 非線形抵抗素子 - Google Patents

非線形抵抗素子

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JPH0618937A
JPH0618937A JP17783392A JP17783392A JPH0618937A JP H0618937 A JPH0618937 A JP H0618937A JP 17783392 A JP17783392 A JP 17783392A JP 17783392 A JP17783392 A JP 17783392A JP H0618937 A JPH0618937 A JP H0618937A
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film
electrode
current
resistance
linear
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Kosaku Yoshida
耕作 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MIMダイオードにおける電流電圧特性に関
し、高電界領域での電流値の変化を少なくするために、
素子の抵抗を線形あるいは低非線形にすること。 【構成】 二種類の伝導現象を用いて低電界領域と高電
界領域の電流を制御する。ガラス基板上に第一の電極
2、絶縁膜3(SiN0 . 5 )、アモルファスシリコン
膜4、第二の電極12を順次形成する。この素子に電圧
を印加すると、低電界側では絶縁膜3によって電流は遮
蔽される。電界が大きくなると絶縁膜3にはトンネル電
流、プール・フレンケル電流、ショットキ電流等が流れ
るようになり、素子中を流れる電流は急激に上昇する。
さらに電界を加えると素子の抵抗はバルク抵抗によるオ
ートミック電流が支配的になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁掛けテレビ、コンピ
ュータ端末用にディスプレイ等に応用される大面積、大
容量のアクティブ型液晶表示装置のスイッチングに用い
るのに適した非線形抵抗素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】壁掛けテレビに代表される薄型液晶ディ
スプレイとして、アクティブ素子を一方のガラス基板上
に各画素のスイッチ素子としてアレイ化したアクティブ
マトリクス型液晶表示装置がある。このアクティブマト
リクス方式により液晶表示装置の表示品質の向上と大容
量化が可能となる。
【0003】アクティブ素子としての非線形抵抗素子は
薄膜トランジスタより構造が簡単であることから製造コ
ストの低下が期待されている。特に、シリコンリッチの
窒化シリコン膜は、非線形係数が9以上であり、しかも
シリコンと窒素の組成比を変化させるとによりI−V特
性を任意に制御することができることから、非線形抵抗
素子の材料に適したものである。
【0004】本来非線形抵抗素子における非線形な電流
は、一方の電極に電圧が印加されたときに印加電圧の増
加に対し非線形な抵抗を有する非線形抵抗膜を介して他
方の電極へ電子の流れが発生するとによる。窒化シリコ
ン膜における非線形抵抗特性は、プールーフレンケル
(Poole−Frenkel)型もしくは、ショット
キ(Schottky)型の電気伝導によるものであ
る。即ちクーロン力でトラップされた電子が熱励起され
伝導帯に飛び出していく。このときに発生する伝導帯中
の電子の流れが印加される電界の増加に対し非線形的に
増大する。これは、印加された電界によって伝導帯が低
下し、電子の飛び出し確率を指数的に増大させるためで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記非
線形抵抗素子は、Poole−Frenkel型もしく
は、Schottky型の出来電気伝導を用いているこ
とにより高電界下での電流値は〜V9 に比例する。ディ
スプレイ画面内に於いて電流電圧特性が僅かでも不均一
である場合、高電界領域での抵抗値が充分低いことか
ら、素子のON抵抗値に大きなばらつきを発生させる。
その結果液晶にかかる電圧にばらつきが発生し、ディス
プレイ表示上輝度ムラとして観察される。これは、前記
伝導型の薄膜のみを非線型抵抗素子として用いたことに
問題があった。
【0006】本発明は、高電界領域に於いて、オーミッ
ク抵抗に近い低非線形または線形抵抗特性を示すことに
より、僅かの特性変化に対しても輝度ムラの発生し難い
非線形抵抗素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、以下(1)〜(7)に示す非線形抵抗素子であ
る。 (1)絶縁性基板上に形成された第一の電極、前記第一
の電極を覆うように形成された非線形抵抗膜及び第二の
電極を順次積層させた非線形抵抗素子に於いて、前記非
線形抵抗膜の構造が、絶縁性薄膜及び低抵抗膜が順次堆
積された積層膜であることを特徴とする非線形抵抗素子 (2)絶縁性基板上に形成された第一の電極、前記第一
の電極を覆うように形成された非線形抵抗膜及び第二の
電極を順次積層させた非線形抵抗素子に於いて、前記非
線形抵抗膜の構造が、絶縁性薄膜、低抵抗膜及び前記絶
縁性薄膜が順次堆積された積層膜であることを特徴とす
る非線形抵抗素子 (3)絶縁性基板上に形成された第一の電極、前記第一
の電極を覆うように形成された非線形抵抗膜及び第二の
電極を順次積層させた非線形抵抗素子に於いて、前記非
線形抵抗膜の構造が、低抵抗膜、絶縁性薄膜及び低抵抗
膜が順次堆積された積層膜であるとを特徴とする非線形
抵抗素子 (4)絶縁性基板上に形成された島状の第一の電極と前
記島状の第一の電極を覆うように形成された非線形抵抗
膜上に島状電極との重なり面積がそれぞれ同一の分割さ
れた第二の電極が形成された構造を持つ非線形抵抗素子
に於いて、前記非線形抵抗膜が第一の電極上に絶縁膜及
び低抵抗膜が順次形成された構造であり、前記両電極と
重ならない非線形抵抗膜の部分が除去された構造を持つ
ことを特徴とする非線形抵抗素子 (5)絶縁性基板上に形成された島状の第一の電極と前
記島状の第一の電極を覆うように形成された非線形抵抗
膜上に島状電極との重なり面積がそれぞれ同一の分割さ
れた第二の電極が形成された構造を持つ非線形抵抗素子
に於いて前記非線形抵抗膜が第一の電極上に絶縁膜、抵
抗膜及び絶縁膜が順次形成された構造を持つことを特徴
とする非線形抵抗素子 (6)絶縁性基板上に形成された島状の第一の電極と前
記島状の第一の電極を覆うように形成された非線形抵抗
膜上に島状電極との重なり面積がそれぞれ同一の分割さ
れた第二の電極が形成された構造を持つ非線形抵抗素子
に於いて、前記非線形抵抗膜が第一の電極に接して低抵
抗膜、絶縁膜及び低抵抗膜が順次形成された構造であ
り、前記両電極と重ならない非線形抵抗膜の部分が除去
された構造を持つことを特徴とする非線形抵抗素子。 (7)前記(1)〜(6)に於いて、同様な非線形抵抗
膜を順次積層し、非線形抵抗膜を2個または2個以上直
列に形成したことを特徴とする非線形抵抗素子
【作用】低電界域で高非線形抵抗性を示し且つ高電界域
で低非線形抵抗性を示すような素子は、二種類の異なっ
た伝導現象を利用することによって解決される。絶縁性
薄膜は、通常電流は殆ど流れないが、膜厚が薄い場合、
また高電界を印加した場合には、オーミック電流のほか
にPoole−Frenkel電流、Schottky
電流またはトンネル電流等が流れるようになり、これら
は印加電圧に対し非線形な抵抗を示す。一方高電界領域
においてオーミック抵抗に近い特性を示すことは、2種
の薄膜を直列に接続した場合、一方の非線形伝導電流に
対して他方の伝導電流がオーミック電流であれば、オー
ミック抵抗が非線形抵抗を上回る時点において素子を流
れる電流はオーミック電流となる。
【0008】第一の発明における素子構造図及び高電界
印加時のバンド概略図の一例を図1,2に各々示す。本
素子に電圧を印加した場合、低電界側では絶縁膜によっ
て電流遮蔽される。電界を上昇させると前記絶縁膜はあ
る電圧値でトンネル電流、Poole−Frenkel
電流またはSchottky電流等が流れるようにな
り、素子中を流れる電流は急激に上昇する。さらに印加
電圧を上昇させた場合、素子の抵抗はバルク抵抗による
オーミック電流が支配的となり、総じて図3の曲線33
に示す電流電圧特性を与える。曲線31はオーミック抵
抗膜のみ、曲線32は非線形抵性窒化シリコン膜のみ、
曲線33は両抵抗膜を直列に接続したときの電流電圧特
性である。
【0009】低抵抗膜を絶縁膜で挟んだ構造の非線形抵
抗素子は、低電界における微小漏れ電流を抑制する効果
がある。これは、界面に存在する欠陥準位、不純物等を
原因としてホッピング伝導等により発生する低電界域で
の電流を絶縁膜遮蔽することによる。このためOFF領
域の電流値を充分低く抑えることができ、OFF抵抗値
の相違を原因とするディスプレイ表示上の閾値ムラが解
消できる。
【0010】絶縁膜を低抵抗膜で挟んだ構造の非線形抵
抗素子は、絶縁膜と金属との界面に発生する準位、結合
状態等の相違を原因とする電流電圧特性の非対象制を抑
制する。本相違は、薄膜形成順序及び直前のプロセス条
件等によって発生する。低抵抗膜は、金属の伝導帯及び
絶縁膜の障壁高さの中間の障壁高さを持つことにより、
2段階の励起によって発生する電流には正または負に対
する電流値の差が少なくなり、対称性の良好な電流電圧
特性が得られる。
【0011】また、本発明における積層膜は、図4に示
すback−to−backに接続した非線形抵抗素子
を形成するとによってより対称な電流電圧特性を与える
ことができる。これは、正または負に対する電流の流れ
が界面の状態を考慮にいれても対称になるからである。
ここで、各々の電極の重ならない部分を除去してあるの
は、上部の電極間で横方向に流れる漏れ電流を抑制する
ためである。第一の電極上に絶縁膜、低抵抗膜を形成す
る非線形抵抗素子は、請求項4の素子と同数のプロセス
で対称性は非常に良好なものが得られる。また、第一の
電極上に絶縁膜、低抵抗膜、絶縁膜を順次積層させる構
造の非線形抵抗素子は第一の電極界面上に残留する不純
物の影響を受けにくい為に耐電圧性に優れており、しか
も電極の重なっていない部分を除去する必要もないため
に請求項2に記載の発明と同様なプロセス数で対称性に
優れた非線形抵抗素子を作成することができる。また、
第一の電極上に低抵抗膜、絶縁膜、低抵抗膜を順次形成
する非線形抵抗素子に於いては、低抵抗膜、絶縁膜の形
成に於いて、一度放電を停止し、異種の膜を形成するこ
とから直前の膜形成時に発生していたゴミ、異常成長等
の影響を受けずに次の膜を形成することができる。この
ためピンホール欠陥数を他の素子に較べて1/10〜1
/100に低減することができる。さらに、本積層膜を
繰り返し形成することによって直列に非線形抵抗素子を
形成するとができる。本構造にすることによって薄膜の
電界集中箇所を分散し、電圧破壊を防ぐことができ欠陥
発生率を低く抑えることができる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)1図は、第1の発明の一実施例の非線形抵
抗素子の断面図である。ガラス基板1上に第一の電極
2、絶縁膜3、アモルファスシリコン膜4及び第二の電
極12が順次形成されており、第一と第二の電極間に電
圧が印加されたときに電流は、絶縁膜−アモルファスシ
リコン膜で構成される非線形抵抗膜中を流れるように構
成されている。本実施例で用いる電極12は、スパッタ
法により厚さ300A°形成されている。また、絶縁膜
3及びアモルファスシリコン膜4はプラズマCVDを用
いて以下の方法にて形成されている。絶縁膜3は、非線
形抵抗性窒化シリコン膜であり、シランと窒素の流量比
(N2 /SiH4 )が5/1、基板加熱温度、ガス圧力
をそれぞれ320℃、100Paに設定し、500A°
形成した。一方アモルファスシリコン膜は、シランガス
(SiH4 )100SCCM、成膜時ガス圧力50P
a、基板加熱温度350℃、またパワー密度は0.02
W/cm2 として800A°形成した。このときの電流
電圧特性を図3に示す。なお、ダイオード接合面積は、
5x5μmとした。本実施例では、絶縁膜3に組成比
[N/Si]が0.5の窒化シリコン膜を用いた例であ
り、本非線形抵抗素子は、単層の非線形抵抗素子に比し
て非線形抵抗性が増大し、さらに高電界側で線形抵抗に
近い特性を示している。
【0013】また絶縁膜は、シリコンナイトライド(S
3 4 )を用いることができる。成膜条件は、プラズ
マCVD法により、シランガス(SiH4 )10SCC
M、窒素ガス(N2 )300SCCMを原料ガスとし
て、成膜時ガス圧力100Pa、基板加熱温度280
℃、またパワー密度は0.05W/cm2 として50A
°形成した。また同様にシリコンダイオキサイド(Si
2 )膜も用いることができる。成膜条件は、プラズマ
CVD法を用いてシランガス(SiH4 )と笑気ガス
(N2 O)を原料ガスとし、流量比(SiH4 /N
2 O)を1/2、希釈ガスとして水素ガスを200SC
CMを用いた。
【0014】(実施例2)図5は、図1におけるアモル
ファスシリコン膜に代わってn+ アモルファスシリコン
膜を3000A°形成した場合の電流電圧特性である。
前記n+ アモルファスシリコン膜はプラズマCVD法を
用いて以下の条件にて50A°形成した。シランガス
(SiH4 )フォスフィンガス(PH3 )の比(SiH
4 /PH3 )が、100/1、水素ガス(H2 )200
SCCMを原料ガスとして,成膜時ガス圧力50Pa基
板加熱温度280℃、またパワー密度は0.02W/c
2 とした。なお、電極及び絶縁膜形成法及び条件は実
施例1と同様である。
【0015】(実施例3)図6、図7は、それぞれ絶縁
性ガラス基板1上にクロム電極2を300A°、絶縁膜
5を50A°、n+ アモルファスシリコン膜6を400
0A°、前記絶縁膜5を50A°形成したときの非線形
抵抗層素子断面図及び電流電圧特性図である。低印加電
圧領域(<4V)における電流値が充分(<1
- 1 3 )低く抑えられている。ここで用いた各種薄膜
は、実施例1及び2で用いた薄膜と同じ製法である。
【0016】(実施例4)図8,9は、それぞれ第一の
電極2上にn+ 膜6を2500A°、アモルファスシリ
コン窒化膜3(a−SiN1 . 3 )を50A°、及び前
記n+ 膜6を2500A°順次形成したときの非線形抵
抗素子断面図及び電流電圧特性である。正及び負の印加
電圧に対してOFF及びON電流が等しくなっている。
なお、n+膜、アモルファスシリコン膜は、実施例1の
条件にて形成した。
【0017】(実施例5)図4及び10は、それぞれ絶
縁性基板1上にスパッタ法により形成したクロム電極
2、アモルファスシリコン膜4、絶縁膜5さらに第2の
電極12を形成した非線形抵抗素子の断面図及び電流電
圧特性図である。実施例4における素子と同数の工程に
より高度の対称性が得られる。ここで絶縁膜5及びアモ
ルファスシリコン膜4は、実施例1と同様な製法である
が、膜厚はそれぞれ50A°、400A°とした。最後
に上部の電極間をドライエッチング法にて非線形抵抗部
分を除去した。ドライエッチングは、酸素四弗化炭素の
比(O2 /CF4 )が1/9に、パワー密度が0.00
16w/cm2 、真空度が60mToorになるように
設定して行った。
【0018】また本構造の素子は、低抵抗膜と絶縁性薄
膜の積層順序を入れ換えても同様な効果が得られる。
【0019】(実施例6)図11及び12は、それぞ
れ、実施例3における積層膜をback−to−bac
kに接続した非線形抵抗素子の断面図と電流電圧特性図
である。低抵抗膜にはp+ アモルファスシリコン膜を各
々3000A°形成し、絶縁膜層には実施例1に用いた
SiO2 を50A°形成した。なおp+ アモルファスシ
リコン膜は、以下の条件にて形成した。シランガス(S
iH4 )、ジボランガス(B2 6 )比(SiH4 /B
2 6 )が100/1、水素ガス(H2 )200SCC
Mを原料ガスとして,成膜時ガス圧力50Pa基板加熱
温度280℃、またパワー密度は0.02W/cm2
した。図12より、正負バイアスに対する電流電圧特性
の対称性は非常に良好であり、さらに低電界域での漏れ
電流は充分低く抑えられている。
【0020】(実施例7)図13及び図14は、それぞ
れ第6の発明における非線形素子の1例である。クロム
電極2上にアモルファスシリコン膜4を400A°、シ
リコンダイオキサイド(SiO2 )膜5を40A°、前
記アモルファスシリコン膜4を400A°形成し、電極
非接合部分をドライエッチングしたものであり、本素子
の電流電圧特性である。本素子では、ピンホール欠陥数
を他の素子に較べて1/10〜1/100に低減するこ
とができた。成膜、エッチング条件は、実施例1及び6
に示す通りである。
【0021】(実施例8)図15及び図16は、それぞ
れ第1の発明における非線形抵抗膜を2個直列にした場
合のバンド図及び電流電圧特性図である。このとき、絶
縁膜の膜厚は、実施例1に同じであるが、アモルファス
シリコン膜の膜厚は、それぞれ400A°とした。さら
に、非線形抵抗膜の構造を2個直列にすることによって
素子の欠陥発生率は、図17に示すように1個の構造に
較べ1/100以下に抑えることが可能となり、さら
に、信頼性も1/400デューティ10000時間に相
当する加速試験においても電流電圧特性に変化はみられ
ない。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明によって高非線形抵抗を示
し,さらに高電界領域に於いては、オーミック抵抗近い
低非線形または線形抵抗特性を示すことにより、僅かの
特性変化に対しても輝度ムラの発生しない非線形抵抗素
子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の非線形抵抗素子断面構造図である。
【図2】請求項1の非線形抵抗素子に高電界を印加した
場合のバンド図である。
【図3】請求項1の電流電圧特性図である。
【図4】請求項1の非線形抵抗素子断面図である。
【図5】請求項1の非線形抵抗素子にn+ 膜を用いた場
合の電流電圧特性図である。
【図6】請求項2の非線形抵抗素子断面図である。
【図7】請求項2の電流電圧特性図である。
【図8】請求項3の非線形抵抗素子断面図である。
【図9】請求項4の電流電圧特性図である。
【図10】請求項5の電流電圧特性図である。
【図11】請求項5の素子断面構造図である。
【図12】請求項3の電流電圧特性図である。
【図13】請求項3の素子断面構造図である。
【図14】請求項4の電流電圧特性図である。
【図15】請求項5のバンド図である。
【図16】請求項6の電流電圧特性図である。
【図17】請求項7の素子に関する欠陥発生率の時間依
存性図
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 第一の電極 3 窒化シリコン膜 SiN0 . 5 4 アモルファスシリコン膜 5 絶縁膜 6 n+ 型アモルファスシリコン膜 7 p+ 型アモルファスシリコン膜 8 請求項1の素子の欠陥発生率曲線 9 請求項3の素子の欠陥発生率曲線 12 第二の電極 31 オートミック抵抗膜の電流電圧特性 32 非線形抵抗性窒化シリコン膜の電流電圧特性 33 オーミック抵抗膜及び非線形抵抗性窒化シリコン
膜を直列に接続したときの電流電圧特性 34 1個の素子の信頼性曲線 35 2個の直列に接続した場合の信頼性曲線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に形成された第一の電極、
    前記第一の電極を覆うように形成された非線形抵抗膜及
    び第2の電極を順次積層させた非線形抵抗素子に於い
    て、前記非線形抵抗膜の構造が、絶縁性薄膜及び低抵抗
    膜の積層膜であることを特徴とする非線形抵抗素子。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板上に形成された第一の電極、
    前記第一の電極を覆うように形成された非線形抵抗膜及
    び第2の電極を順次積層させた非線形抵抗素子に於い
    て、前記非線形抵抗膜の構造が、絶縁性薄膜、低抵抗膜
    及び前記絶縁性薄膜が順次堆積された積層膜であること
    を特徴とする非線形抵抗素子。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板上に形成された第一の電極、
    前記第一の電極を覆うように形成された非線形抵抗膜及
    び第2の電極を順次積層させた非線形抵抗素子に於い
    て、前記非線形抵抗膜の構造が、低抵抗膜、絶縁性薄膜
    及び低抵抗膜が順次堆積された積層膜であることを特徴
    とする非線形抵抗素子。
  4. 【請求項4】 絶縁性基板上に形成された島状の第一の
    電極と前記島状の第一の電極を覆うように形成された非
    線形抵抗膜上に島状電極との重なり面積がそれぞれ同一
    の分割された第二の電極が形成された構造を持つ非線形
    抵抗素子に於いて、前記非線抵抗膜が第一の電極上に絶
    縁膜及び低抵抗膜が積層された構造であり、前記両電極
    と重ならない非線形抵抗膜の部分が除去された構造を持
    つことを特徴とする非線形抵抗素子。
  5. 【請求項5】 絶縁性基板上に形成された島状の第一の
    電極と前記島状の第一の電極を覆うように形成された非
    線形抵抗膜上に島状電極との重なり面積がそれぞれ同一
    の分割された第二の電極が形成された構造を持つ非線形
    抵抗素子に於いて、前記非線形抵抗膜が第一の電極上に
    絶縁膜、抵抗膜及び絶縁膜が順次形成された構造を持つ
    ことを特徴とする非線形抵抗素子。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上の形成された島状の第一の
    電極と前記島状の第一の電極を覆うように形成された非
    線形抵抗膜上に島状電極との重なり面積がそれぞれ同一
    の分割された第二の電極が形成された構造を持つ非線形
    抵抗素子に於いて、前記非線形抵抗膜が第一の電極に接
    して低抵抗膜、絶縁膜及び低抵抗膜が順次形成された構
    造であり、前記両電極と重ならない非線形抵抗膜の部分
    が除去された構造を持つことを特徴とする非線形抵抗素
    子。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6に於いて、同様な非線
    形抵抗を順次積層し、非線形抵抗膜を2個または2個以
    上直列に形成したことを特徴とする非線形抵抗素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011113A1 (ja) * 2007-07-18 2009-01-22 Panasonic Corporation 電流制限素子とそれを用いたメモリ装置およびその製造方法
WO2010032470A1 (ja) * 2008-09-19 2010-03-25 パナソニック株式会社 電流抑制素子、記憶素子、記憶装置および電流抑制素子の製造方法

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